JP2002168314A - オートテンショナの取付構造 - Google Patents

オートテンショナの取付構造

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JP2002168314A JP2000367627A JP2000367627A JP2002168314A JP 2002168314 A JP2002168314 A JP 2002168314A JP 2000367627 A JP2000367627 A JP 2000367627A JP 2000367627 A JP2000367627 A JP 2000367627A JP 2002168314 A JP2002168314 A JP 2002168314A
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雅和 山▲崎▼
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関本体に特別に取付座を突出形成する必要
がなく補機ユニットブロックの設計の自由度が大きく、
補機類とともに組付け作業が容易となるオートテンショ
ナの取付構造を供する。 【解決手段】 機関本体に着脱自在に装着される補機ユ
ニットブロック20に補機類21,24,27,28,32が設けら
れる内燃機関において、オートテンショナ29が前記補機
ユニットブロック20に取り付けられるオートテンショナ
の取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の補機が統合
的に纏めて設けられる補機ユニットブロックを備える内
燃機関におけるオートテンショナの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】補機ユニットブロックを備える内燃機関
に関しては、同じ出願人に係る先の出願(特願2000
−255393号)がある。同出願に係る内燃機関01を
図14に図示する。
【0003】内燃機関01は、6気筒Vバンク型の4サイ
クル内燃機関であり、クランク軸02を左右水平方向に指
向させてフロント側の3気筒が前傾し、リヤ側の3気筒
が後傾してV型を形成している。
【0004】シリンダブロック03自体が3気筒ごと並ん
だフロント側シリンダ03Fとリヤ側シリンダ03Rが前後
V型に形成されており、該フロント側シリンダ03Fとリ
ヤ側シリンダ03Rにそれぞれシリンダヘッド04F,04R
及びシリンダヘッドカバー05F,05Rが順次重ね合わさ
れて一体に締結されている。
【0005】シリンダブロック03の右側面には動弁系に
クランク軸から動力を伝達するタイミングチェーンが配
設され、チェーンカバー06が被せられる。したがってチ
ェーンカバー06を避けて機関本体であるシリンダブロッ
ク03の前面右側に補機ユニットブロックを介してコンプ
レッサやACジェネレータ等の補機類が取り付けられ
る。
【0006】クランク軸02の端部に嵌着されたドライブ
プーリ02a、前後のシリンダヘッドカバー05F,05R間
に配置されたパワーステアリング用油圧ポンプの回転軸
07に嵌着されたドリブンプーリ07a、前記補機類を駆動
するドリブンプーリ等に、1本の無端ベルト08が掛け渡
されている。この補機ベルト08に適当なテンションを加
えるオートテンショナ09はシリンダブロック03に取り付
けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このオートテンショナ
09もチェーンカバー06を避けてチェーンカバー06の前方
に設けられており、そのためシリンダブロック03の右側
壁の一部が前方に突出してオートテンショナ09を取り付
ける取付座が特別に形成されている。
【0008】したがって補機ユニットブロックもこの取
付座を避けて形成しなければならず形状が規制され設計
の自由度が制限される。オートテンショナ09は、補機ユ
ニットブロックに取り付けられる補機類とともにユニッ
ト化されないので、組付け作業が面倒となる。
【0009】本発明は、斯かる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、機関本体に特別に取付座を突
出形成する必要がなく補機ユニットブロックの設計の自
由度が大きく、補機類とともに組付け作業が容易となる
オートテンショナの取付構造を供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本請求項1記載の発明は、機関本体に
着脱自在に装着される補機ユニットブロックに補機類が
設けられる内燃機関において、オートテンショナが前記
補機ユニットブロックに取り付けられるオートテンショ
ナの取付構造とした。
【0011】オートテンショナが補機ユニットブロック
に取り付けられるので、機関本体に特別に取付座を突出
形成する必要がなく、そのため補機ユニットブロックの
設計の自由度が大きい。オートテンショナは、補機ユニ
ットブロックに取り付けられる他の補機類とともにユニ
ット化されるので、組付け作業が容易となる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のオ
ートテンショナの取付構造において、前記オートテンシ
ョナが、前記補機ユニットブロックの機関本体に装着さ
れる当接締付け面と前記補機ユニットブロックとに設け
られる他の補機との間に形成した取付座に取り付けられ
ることを特徴とする。
【0013】オートテンショナは、機関本体と他の補機
との間のスペースを利用して取り付けられることになる
ので、スペース効率がよくコンパクト化を図ることがで
きる。またオートテンショナの取付座によって、同部分
の剛性を高め他の補機の剛性又は取付け剛性を向上させ
ることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載のオ
ートテンショナの取付構造において、前記他の補機は前
記補機ユニットブロックに筒状のオイルフィルタケース
が一体に形成されたオイルフィルタであることを特徴と
する。
【0015】補機ユニットブロックに筒状のオイルフィ
ルタケースが一体に形成されているので、オートテンシ
ョナの取付け剛性を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図13に基づき説明する。図1および
図2に図示されるように、内燃機関1は、頭上カム軸型
水冷式直列4気筒4ストロークサイクル内燃機関であ
り、該内燃機関1は、そのクランク軸8の軸方向が自動
車の車巾方向に指向した状態で、自動車に搭載され、該
内燃機関1の車体右側(図2では左側)に補機の駆動系
が配置されている。
【0017】また、内燃機関1の機関本体2は、シリン
ダブロック3、シリンダヘッド4、ヘッドカバー5、ロ
アブロック6、およびオイルパン7でもって構成され、
シリンダブロック3の上端にシリンダブロック3および
シリンダヘッド4が順次重ねられて一体に結合されると
ともに、シリンダブロック3の下端にロアブロック6が
一体に結合され、該ロアブロック6の下端にオイルパン
7が一体に結合され、シリンダブロック3とロアブロッ
ク6との合せ面上にクランク軸8が図示されない主軸受
を介して回転自在に支持されている。
【0018】さらに、シリンダブロック3には、前記ク
ランク軸8方向すなわち車巾方向に4個の図示されない
シリンダボアが形成され、該シリンダボアにピストン
(図示されず)が摺動自在に嵌装され、該ピストンと前
記クランク軸8とは図示されないコンロッドでもって連
結されており、ピストンの往復昇降でもってクランク軸
8が回転駆動されるようになっている。
【0019】さらにまた、内燃機関1を車体前方から見
た図2に図示されるように、シリンダブロック3の前面
(図1では右側)には、吸気マニホールド等からなる吸
気装置9が配置され、シリンダブロック3の後面(図1
で左側)には、排気マニホールド等からなる排気装置10
が配置されている。なお、明細書中の前後左右は、自動
車の前後左右を意味している。
【0020】そして、前記吸気装置9の吸気弁(図示さ
れず)および排気装置10の排気弁(図示されず)を開閉
駆動するカム軸(図示されず)は、クランク軸8と平行
な方向に指向してシリンダヘッド4に回転自在に枢支さ
れ、前記カム軸の右端(図1では手前側、図2では左
側)に嵌着された図示されないドリブンスプロケット
と、前記クランク軸8の右側に設けられたドライブスプ
ロケットとに図示されないタイミングチェーンが架渡さ
れ、これらは機関本体2に着脱自在に取付けられるタイ
ミングチェーンカバー11によって密閉されており、前記
吸気弁および排気弁は、クランク軸8の回転に伴なって
回転駆動されるカム軸によって通常の4ストロークサイ
クル内燃機関と同様に開閉駆動されるようになってい
る。
【0021】また、シリンダヘッド4の右側前方(図1
で手前側右側、図2で手前側左側)に位置して補機の1
種である油圧式パワーステアリング用油圧ポンプ12がブ
ラケット13を介してシリンダヘッド4に一体に装着さ
れ、ロアブロック6の右側前方のブラケット15に補機の
1種である空調用コンプレッサ14が装着され、これら油
圧式パワーステアリング用油圧ポンプ12、空調用コンプ
レッサ14の回転軸にそれぞれドリブンプーリ16、ドリブ
ンプーリ17が嵌着され、前記クランク軸8の右端にドラ
イブプーリ18が嵌着されている。
【0022】さらに、油圧式パワーステアリング用油圧
ポンプ12と空調用コンプレッサ14との中間に位置して、
補機ユニットブロック20が後で詳細に説明されるよう
に、シリンダブロック3に着脱自在に一体に装着され、
該補機ユニットブロック20は、アルミニウム合金製で、
冷却水ポンプ21のポンプハウジング22とオイルフィルタ
ー24の筒状フィルターケース25とよりなり、両ポンプハ
ウジング22および筒状フィルターケース25はダイキャス
ト等により一体鋳造されている。
【0023】さらにまた、補機ユニットブロック20に
は、前記オイルフィルター24で濾過された潤滑油を冷却
するためのオイルクーラ27が着脱自在に装着されるとと
もに、該補機ユニットブロック20にサーモスタット28と
オートテンショナ29とがそれぞれ着脱自在に装着されて
おり、前記サーモスタット28は、冷却水温が所定水温以
下の暖機運転時には、機関本体2より排出された冷却水
をバイパス通路およびバイパス管75(図2参照)を介し
て機関本体2に還流させ、冷却水温が所定水温以上の暖
機完了運転時には、機関本体2より排出された冷却水を
図示されないラジエータやオイルクーラ27の冷却水通路
を介して機関本体2に還流させるようになっている。
【0024】また、前記補機ユニットブロック20のポン
プハウジング22に対向する筒状フィルターケース25の外
側面には、上方支持腕30が一体に突設されるとともに、
補機ユニットブロック20の筒状フィルターケース25に対
向するポンプハウジング22の外側面に、左右1対の下方
支持腕31が一体に突設されており、該上方支持腕30、下
方支持腕31に交流発電機32のブラケット33、ブラケット
34が当てがわれた状態でこれら上方支持腕30、ブラケッ
ト33と、下方支持腕31、ブラケット34とをそれぞれ貫通
するボルト35、ボルト36でもって交流発電機32は補機ユ
ニットブロック20に着脱自在に装着されるようになって
いる。
【0025】さらに、前記冷却水ポンプ21のポンプボデ
ィー23に回転自在に枢支された図示されないインペラと
一体の回転軸にドリブンプーリ37が一体に嵌着されると
ともに、交流発電機32の回転軸にドリブンプーリ38が一
体に嵌着され、オートテンショナ29にアイドラプーリ39
が設けられ、前記クランク軸8と一体のドライブプーリ
18と、ドリブンプーリ17、ドリブンプーリ37、ドリブン
プーリ38、ドリブンプーリ16、アイドラプーリ39とに無
端ベルト40が架渡されており、クランク軸8が回転する
と、油圧式パワーステアリング用油圧ポンプ12、空調用
コンプレッサ14、、冷却水ポンプ21、交流発電機32が一
斉に回転駆動されるようになっている。
【0026】次に、前記補機ユニットブロック20の具体
的構造をさらに詳細に説明する。
【0027】図3は、補機ユニットブロック20から冷却
水ポンプ21のポンプボディー23と、オイルフィルター24
のフィルターエレメント26およびフィルターキャップ41
と、オイルクーラ27と、サーモスタット28と、オートテ
ンショナ29と、交流発電機32とを取外した分解斜視図で
図4は補機ユニットブロック20の要部を図示した概略斜
視図であり、冷却水ポンプ21の回転軸方向は、車巾方向
に指向したクランク軸8の軸方向と平行しており、シリ
ンダブロック3に対する補機ユニットブロック20の当接
締付け部42の下方(図3、図7参照)に冷却水ポンプ21
のポンプハウジング22が配置され、該当接締付け部42よ
り斜前上方に指向してオイルフィルター24の筒状フィル
ターケース25が一体に形成され、図5に図示されるよう
に、該ポンプハウジング22側の左右一対の下方支持腕31
を相互に結合する連結リブ99と筒状フィルターケース25
とは補強リブ44で一体に連結されている。
【0028】また、補機ユニットブロック20の右側に位
置した冷却水ポンプ21のポンプハウジング22には(図3
で左側)、ポンプボディー23との間で冷却水吐出通路45
を構成するための当接締付け壁部46が形成され、しかも
補機ユニットブロック20の左側に位置してオイルクーラ
27に対するオイルクーラ当接締付け壁部48(図4、図8
参照)が形成されるとともに、該オイルクーラ当接締付
け壁部48の下方に位置してサーモスタット28に対するサ
ーモスタット当接締付け壁部50が形成され、図8に図示
されるように、オイルクーラ当接締付け壁部48とサーモ
スタット当接締付け壁部50とを結合する補強リブ52が一
体に形成されており、これら当接締付け壁部46、オイル
クーラ当接締付け壁部48、サーモスタット当接締付け壁
部50および補強リブ52でもって冷却水ポンプ21のポンプ
ハウジング22とオイルフィルター24の筒状フィルターケ
ース25とが強固に結合されている。
【0029】さらに、図6に図示されるように、シリン
ダブロック3に対する補機ユニットブロック20の当接締
付け部42の端面に形成された当接締付け面43には、前記
冷却水吐出通路45に連通する冷却水吐出口53が形成され
るとともに、ロアブロック6とオイルパン7とで密閉さ
れた図示されないクランク室内のオイルポンプ(図示さ
れず)のオイルの吐出通路に連通するオイル流入口54
が、冷却水吐出口53の下方に位置して形成され、該オイ
ル流入口54は、図12に図示されるように、補機ユニッ
トブロック20内に形成されたオイル流入通路55を介して
筒状フィルターケース25内の筒状空間56に連通されてい
る。なおオイル流入通路55は図5に図示されるように、
筒状フィルターケース25内の筒状空間56の中心よりも右
側(図5では左側)に位置している。
【0030】さらにまた、図5に図示されるように、補
機ユニットブロック20内では、オイル流入通路55と平行
かつオイル流入通路55より左側(図5では右側)で筒状
空間56の中心に位置してオイル流出通路57が形成され、
図9および図10に図示されるように、該オイル流出通
路57は直角に分岐したオイル連通路58を介して図8に図
示のオイル流出口59に連通されており、前記オイルポン
プから吐出されたオイルは、オイル流入口54からオイル
流入通路55を介して筒状空間56に流入し、フィルターエ
レメント26にて濾過されて、該フィルターエレメント26
内のオイル導入孔60(図3参照)からオイル流出通路5
7、オイル連通路58(図9、図10参照)を介してオイ
ル流出口59(図5、図8参照)に導かれるようになって
いる。
【0031】しかも、オイルクーラ27内にて、冷却水に
より冷却されたオイルは、オイルクーラ当接締付け面49
のオイル流入口61に導かれ、該オイル流入口61は、図
4、図11に図示されるようにオイル連通通路62および
オイル流入通路63を介してシリンダブロック3のオイル
ギャラリー65に供給されるようになっている。
【0032】そして、オイル流出通路57の下部延長部57
aは、図9に図示されるように、シリンダブロック3の
連通路66を介してクランク室67に連通されており、フィ
ルターエレメント26が筒状フィルターケース25内に装着
された場合には、オイル流出通路57と下部延長部57aと
は、フィルターエレメント26の下部突片26aでもって遮
断され、フィルターエレメント26が筒状フィルターケー
ス25内から取出された場合には、オイル流出通路57と下
部延長部57aとは連通されて、筒状フィルターケース25
内のオイルはクランク室67内に排出されてオイルパン7
上に溜まるようになっている。
【0033】また、冷却水ポンプ21の冷却水吐出通路45
は、前述したようにシリンダブロック3への当接締付け
面43にて冷却水吐出口53に連通されるとともに、図6、
図11に図示されるように冷却水連通路68を介してオイ
ルクーラ当接締付け壁部48のオイルクーラ当接締付け面
49にてオイルクーラ27への冷却水出口69に連通され、オ
イルクーラ27にてオイルと熱交換した冷却水を受入れる
冷却水受入口70は、冷却水連通路71とこれと直交する冷
却水連通路72とを介して冷却水吸入通路73に連通され、
該冷却水吸入通路73の一端は冷却水ポンプ21の吸入口に
接続されるとともに該冷却水吸入通路73の他端はサーモ
スタット28のサーモスタット開口74に接続されている。
【0034】さらに、サーモスタット28には、シリンダ
ブロック3およびシリンダヘッド4の冷却水ジャケット
(図示されず)を通過した冷却水をそのまま冷却水ポン
プ21にもどすバイパス管75(図2参照)が接続されると
ともに、図示されたラジエータの冷却水出口に接続され
るホース(図示されず)を受入れる接続ジョイン76が設
けられている。
【0035】その次に、シリンダブロック3に対して補
機ユニットブロック20が当接締付けられる構造について
説明する。
【0036】シリンダブロック3に補機ユニットブロッ
ク20が当接締付けられる当接締付け面43には、図6に図
示されるように、オイル口64を挟んで上下に締付けボル
ト孔77、締付けボルト孔78が設けられるとともに、冷却
水吐出口53の斜外側上方に位置した角部に締付けボルト
孔79が設けられ、さらに、当接締付け面43より外れて、
締付けボルト孔79と略同じ高さで反対側に締付けボルト
孔80が設けられ、該締付けボルト孔80と略同じ巾位置で
下端近くに締付けボルト孔81が設けられ、該締付けボル
ト孔81と略同じ高さでオイル流入口54の下方に位置して
締付けボルト孔82が設けられており、これら6個の締付
けボルト孔77、締付けボルト孔78、締付けボルト孔79、
締付けボルト孔80、締付けボルト孔81、締付けボルト孔
82をそれぞれ貫通する6本の図示されないボルトがシリ
ンダブロック3のネジ孔に螺合締付けられることによ
り、補機ユニットブロック20がシリンダブロック3に一
体に結合されるようになっている。
【0037】また、締付けボルト孔80を囲む締付けボス
部83から締付けボルト孔77に向って補強リブ86が形成さ
れるとともに、該締付けボス部83から締付けボルト孔79
に向って補強リブ87が形成され、締付けボルト孔81を囲
む締付けボス部84から締付けボルト孔78に向って補強リ
ブ88が形成されるとともに、該締付けボス部84から締付
けボルト孔82を囲む締付けボス部85に向って補強リブ89
が形成され、該締付けボス部85からオイル流入口54に向
って補強リブ90が形成されている。
【0038】さらに、オイルクーラ27が設けられている
側には、図4、図5、図8に図示されるように、筒状フ
ィルターケース25の左側中央部に筒状フィルターケース
25の長手方向に沿った補強リブ91が筒状フィルターケー
ス25からオイルクーラ当接締付け壁部48に向って形成さ
れるとともに、補強リブ91から上方支持腕30に向って補
強リブ92が形成され、図4、図8に図示されるようにサ
ーモスタット当接締付け壁部50から下方支持腕31に向っ
て補強リブ93が形成されている。
【0039】最後にオートテンショナ29のテンショナ当
接締付け部94について説明する。
【0040】図10に図示されるように、オイルフィル
ター24の筒状フィルターケース25とシリンダブロック3
への当接締付け面43との間で補強リブ87の上方に取付座
であるテンショナ当接締付け部94が形成されている。
【0041】テンショナ当接締付け部94は、図3及び図
7に示すように右側側面がテンショナ当接締付け面95を
形成しており、その中央にネジ孔94aが形成されてい
る。またテンショナ当接締付け面95の周辺の筒状フィル
ターケース25に隣接した部分に取付けボス部98がテンシ
ョナ当接締付け面95より突出して形成されており、同取
付けボス部98の右側端面を当接締付け面としてネジ孔98
aが形成されている。
【0042】図3に図示されるように、テンショナ当接
締付け部94に取り付けられるオートテンショナ29は、取
付け支持腕101aを突出形成する円筒状固定部101と内蔵
されたコイルバネを介して固定部101に対して回動自在
な円筒状の回動部102とから構成されるテンショナ本体
と、回動部102の一部が径方向に延出した腕部102aの端
部に軸支された前記アイドラプーリ39とを備える。
【0043】斯かるオートテンショナ29は、テンショナ
本体の固定部101の端面101bがテンショナ当接締付け部
94のテンショナ当接締付け面95に当接され、同時に取付
け支持腕101aが取付けボス部98の当接締付け面に当接
され、テンショナ本体の中央心部を貫通したボルト103
がテンショナ当接締付け面95の中央のネジ孔94aに螺合
締結され、取付け支持腕101aを貫通したボルト104が取
付けボス部98のネジ孔98aに螺合緊締され、以上2ヵ所
でボルト103,104によりオートテンショナ29はテンショ
ナ当接締付け部94に固着される。
【0044】なおテンショナ当接締付け部94の上端部94
bと筒状フィルターケース25の上部とが連結壁94cで連
結されているので(図7及び図8参照)、オートテンシ
ョナ29とオイルフィルター24の取付け剛性が向上してい
る。また取付けボス部98と筒状フィルターケース25は、
リブ25aで連結されているので(図7参照)、取付け支
持腕101aの取付け剛性も向上している。
【0045】こうして取り付けられたオートテンショナ
29のテンショナ本体内のコイルバネはアイドラプーリ39
が無端ベルト40に張力を付与する方向(図1において反
時計方向)に、同アイドラプーリ39を旋回付勢する。
【0046】以上のようにオートテンショナ29は補機ユ
ニットブロック20に取り付けられるので、機関本体2に
特別に取付座を突出形成する必要がなく、そのため補機
ユニットブロック20の設計の自由度が大きい。オートテ
ンショナ29は、補機ユニットブロック20に取り付けられ
る他のオイルクーラ27、サーモスタット28および交流発
電機32とともにユニット化されるので、組付け作業が容
易となる。
【0047】そしてオートテンショナ29を補機ユニット
ブロック20の機関本体2側部分に取付けることで、同テ
ンショナ当接締付け部94部分の剛性を高め隣接するオイ
ルフィルター24の筒状フィルターケース25の剛性を向上
させることができる。
【0048】またオートテンショナ29は、機関本体2と
オイルフィルター24との間のスペースを利用して取り付
けられることになるので、スペース効率がよくコンパク
トに配置された内燃機関1全体の小型化を図ることがで
きる。
【0049】なお補機ユニットブロック20において、オ
ートテンショナ29が取り付けられるテンショナ当接締付
け部94の下方に近接してオイルクーラ当接締付け壁部48
が形成されて、同オイルクーラ当接締付け壁部48にオイ
ルクーラ27がオートテンショナ29とは反対側の左側から
取り付けられるので、互いに近接した取付け部分の剛性
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の補機ユニットブロックを備えた内燃
機関の右側面図である。
【図2】図1に図示の内燃機関の正面図である。
【図3】図1に図示の補機ユニットブロックの分解斜視
図である。
【図4】図3に図示の補機ユニットブロックの概略斜視
図である。
【図5】図3に図示の補機ユニットブロックの正面図で
ある。
【図6】図3に図示の補機ユニットブロックの背面図で
ある。
【図7】図3に図示の補機ユニットブロックの右側面図
である。
【図8】図3に図示の補機ユニットブロックの左側面図
である。
【図9】図5のIX-IX線に沿って裁断された縦断面図で
ある。
【図10】図5のX-X線に沿って裁断された縦断面図で
ある。
【図11】図6のXI-XI線に沿って裁断された縦断面図
である。
【図12】図6のXII-XII線に沿って裁断された縦断面
図である。
【図13】図8のXIII-XIII線に沿って裁断された縦断
面図である。
【図14】先行例に係る内燃機関の側面図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…機関本体、3…シリンダブロック、4
…シリンダヘッド、5…ヘッドカバー、6…ロアブロッ
ク、7…オイルパン、8…クランク軸、9…吸気装置、10
…排気装置、11…タイミングチェーンカバー、12…油圧
式パワーステアリング用油圧ポンプ、13…ブラケット、
14…空調用コンプレッサ、15…ブラケット、16…ドリブ
ンプーリ、17…ドリブンプーリ、18…ドライブプーリ、
20…補機ユニットブロック、21…冷却水ポンプ、22…ポ
ンプハウジング、23…ポンプボディー、24…オイルフィ
ルター、25…筒状フィルターケース、26…フィルターエ
レメント、27…オイルクーラ、28…サーモスタット、29
…オートテンショナ、30…上方支持腕、31…下方支持
腕、32…交流発電機、33…ブラケット、34…ブラケッ
ト、35…ボルト、36…ボルト、37…ドリブンプーリ、38
…ドリブンプーリ、39…アイドラプーリ、40…無端ベル
ト、41…フィルターキャップ、42…当接締付け部、43…
当接締付け面、44…補強リブ、45…冷却水吐出通路、46
…当接締付け壁部、47…当接締付け面、48…オイルクー
ラ当接締付け壁部、49…オイルクーラ当接締付け面、50
…サーモスタット当接締付け壁部、51…サーモスタット
当接締付け面、52…補強リブ、53…冷却水吐出口、54…
オイル流入口、55…オイル流入通路、56…筒状空間、57
…オイル流出通路、58…オイル連通路、59…オイル流出
口、60…オイル導入孔、61…オイル流入口、62…オイル
連通通路、63…オイル流入通路、64…オイル口、65…オ
イルギャラリー、66…連通路、67…クランク室、68…冷
却水連通路、69…冷却水出口、70…冷却水受入口、71…
冷却水連通路、72…冷却水連通路、73…冷却水吸入通
路、74…サーモスタット開口、75…バイパス管、76…接
続ジョイン、77,78,79,80,81,82…締付けボルト
孔、83,84,85…締付けボス部、86,87,88,89,90,
91,92,93…補強リブ、94…テンショナ当接締付け部、
95…テンショナ当接締付け面、98…取付けボス部、99…
連結リブ。101…固定部、102…回動部、103,104…ボル
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 賢治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J049 AA08 BB06 BB15 BC03 BH20 CA03 4D064 BM11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関本体に着脱自在に装着される補機ユ
    ニットブロックに補機類が設けられる内燃機関におい
    て、 オートテンショナが前記補機ユニットブロックに取り付
    けられることを特徴とするオートテンショナの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記オートテンショナは、前記補機ユニ
    ットブロックの機関本体に装着される当接締付け面と前
    記補機ユニットブロックに設けられる他の補機との間に
    形成した取付座に取り付けられることを特徴とする請求
    項1記載のオートテンショナの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記他の補機は前記補機ユニットブロッ
    クに筒状のオイルフィルタケースが一体に形成されたオ
    イルフィルタであることを特徴とする請求項2記載のオ
    ートテンショナの取付構造。
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