JP2002166813A - エアバッグモジュールを備えたステアリングホイール - Google Patents

エアバッグモジュールを備えたステアリングホイール

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JP2002166813A
JP2002166813A JP2000366406A JP2000366406A JP2002166813A JP 2002166813 A JP2002166813 A JP 2002166813A JP 2000366406 A JP2000366406 A JP 2000366406A JP 2000366406 A JP2000366406 A JP 2000366406A JP 2002166813 A JP2002166813 A JP 2002166813A
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JP2000366406A
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Shinji Shindo
真次 進藤
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TS Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型化されたホーン機構が設けられたエアバ
ッグモジュールを備えたステアリングホイールを提供す
る。 【解決手段】 ホーン機構20は、ホーンプレート21
とコンタクトプレート22と、ホーンプレート21とコ
ンタクトプレート22に設けられた接点21,22c
と、ホーンプレート21とコンタクトプレート22の間
に位置するCリング23と、Cリング23に挿通される
とともにホーンプレート21とコンタクトプレート22
との間に介在する摺動部材24とを備え、摺動部材24
はCリング23との間で摺動可能に配設され、ホーンプ
レート21側から付加される押圧力に応じてCリング2
3の切欠部を拡開させながら接点21c,22cを互い
に接触させるとともに、押圧力が解除されることにより
Cリング23の切欠部を元に戻しながら接点21,22
cを互いに離間させるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグモジュー
ルを備えたステアリングホイールに係り、特に、ホーン
機構の高さ方向の幅を小さくすることにより、小型化を
実現したエアバッグモジュールを備えたステアリングホ
イールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステアリングホイール本体の
上方にエアバッグモジュールを配置し、このエアバッグ
モジュールを押動することにより、ホーンを吹鳴する構
成が知られている。
【0003】例えば、ホーン機構を備えたエアバッグモ
ジュールをステアリングホイールに配設した構成が知ら
れている。エアバッグモジュール100は、図12に示
すように、リテーナ140とインフレータ150とを連
結し、インフレータ150のガス発生口をリテーナリン
グ130を用いて被覆するバッグ120と、バッグ12
0とインフレータ150とを覆うように被覆したモジュ
ールカバー110とを備えている。
【0004】ホーン機構200は、図12及び図13に
示すように、ホーンプレート210とコンタクトプレー
ト220とを備えており、ホーンプレート210はリベ
ット231によりモジュールカバー110及びリテーナ
140に取り付けられている。また、ホーンプレート2
10とコンタクトプレート220との間には、ビス23
2,コイルスプリング233,絶縁カラー234a及び
234bが介在している。そして、エアバッグモジュー
ル100を押動することにより、コイルスプリング23
3の弾発力に抗してホーンプレート210とコンタクト
プレート220の接点210a,220aが接触し、ホ
ーンが吹鳴されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ホー
ン機構を構成するために、ホーンプレート210とコン
タクトプレート220との間に、コイルスプリング23
3を用いていたため、コイルスプリング233の高さの
分だけ、高さ方向にスペースが必要とされており、エア
バッグモジュール100が大型化するという問題があっ
た。
【0006】また、上記従来の構成において、コイルス
プリング233は、ビス232とは独立して別個に配設
されているため、ホーン機構にガタ付きが発生すること
があった。
【0007】本発明の目的は、小型化されたホーン機構
が設けられたエアバッグモジュールを備えたステアリン
グホイールを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、ホーン機構における
ガタ付きを防止することが可能なエアバッグモジュール
を備えたステアリングホイールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明の請
求項1に係るステアリングホイールによれば、インフレ
ータを保持するリテーナと、該リテーナ上でインフレー
タを覆って配設されるバッグと、該バッグを覆うモジュ
ールカバーと、ホーン機構と、を有するエアバッグモジ
ュールを備えたステアリングホイールであって、前記ホ
ーン機構は、ホーンプレートとコンタクトプレートと、
該ホーンプレートとコンタクトプレートに設けられた接
点と、前記ホーンプレートとコンタクトプレートの間に
位置するCリングと、該Cリングに挿通されるとともに
前記ホーンプレートとコンタクトプレートとの間に介在
する摺動部材とを備え、前記摺動部材は前記Cリングと
の間で摺動可能に配設され、前記ホーンプレート側から
付加される押圧力に応じて前記Cリングの切欠部を拡開
させながら前記接点を互いに接触させるとともに、前記
押圧力が解除されることにより前記Cリングの切欠部を
元に戻しながら前記接点を互いに離間させる、ことによ
り解決される。
【0010】以上のように、本発明のエアバッグモジュ
ールを備えたステアリングホイールは、ホーン機構を構
成するホーンプレートとコンタクトプレートとの間に弾
発力を与える手段として、従来のように、ホーンプレー
トとコンタクトプレートを連結するビス部材の周囲にコ
イルスプリングを配設するのではなく、Cリングと摺動
部材を用いて、ホーンプレートとコンタクトプレートと
の間に弾発力を与えている。すなわち、Cリングに摺動
部材を摺動させて、Cリングの切欠部を拡開させたり、
拡開されたCリングを元の形状に戻すことにより、Cリ
ングの形状が変化するときに発生する弾発力を利用し
て、ホーンプレートとコンタクトプレートとの間に弾発
力を与えている。
【0011】このように、従来用いられていたコイルス
プリングに比して高さ方向の幅が小さいCリングを使用
しているので、ホーン機構の高さ方向の幅を確保する必
要する必要がなく、ホーン機構を小型化することが可能
となる。
【0012】なお、前記摺動部材の前記Cリングとの係
合部は、前記ホーンプレートとコンタクトプレートの少
なくとも一方へ向けて拡開して形成されており、摺動部
材の端面をホーンプレートまたはコンタクトプレートに
係合させることができる。また、摺動部材がホーンプレ
ートに押されたとき、摺動部材は、細い部分から先にC
リングの穴部に押し込まれるので、Cリングにおける摺
動部材の動きをスムーズなものとすることが可能とな
る。
【0013】また、押圧力が解除されたときには、Cリ
ングが元の形状に戻ろうとするが、このとき、摺動部材
が細い部分から挿入されて、太くなった部分でCリング
に係合しているので、Cリングが元の形状に戻ろうとす
る力により、摺動部材はCリングから押し出される。摺
動部材が押し出されることにより、摺動部材に係合する
ホーンプレートが上方へ押し上げられ、ホーンプレート
の接点とコンタクトプレートの接点が離間される。
【0014】また、Cリングは摺動部材に密着して配設
される。したがって、Cリングと摺動部材との間のガタ
付きが防止される。また、Cリングは摺動部材に密着し
て配設され、摺動部材に対して、上下方向に適度なテン
ションを与えるように構成されているので、ホーンプレ
ートとコンタクトプレートにおける上下方向のガタ付き
を防止することもできる。このため、ホーンを吹鳴させ
るために、モジュールカバーに押圧力を与えてホーンプ
レートをコンタクトプレート側へ移動させるときや、押
圧力を解除してホーンプレートとコンタクトプレートを
離接させるときにおいても、Cリングと摺動部材が離間
したりずれたりすることなく、ホーン機構が作動する時
のガタつきを防止することが可能となる。
【0015】また、Cリングの穴部の周縁部について、
R状またはテーパー状に形成することにより、Cリング
での摺動部材の動きをスムーズにすることができ、ホー
ン機構の作動時の動作を滑らかなものとすることが可能
となる。
【0016】なお、摺動部材は、例えば、一方の端部に
設けられた頭部と、前記コンタクトプレートまたはホー
ンプレートに摺動可能とされるプレート係合部と、前記
Cリングが取着されるCリング配設部と、該Cリング配
設部から前記ホーンプレートとコンタクトプレートの少
なくとも一方へ向けて拡開して形成されたCリングとの
係合部と、他方の端部に設けられた係止部とを備えた構
成とされる。
【0017】或いは、摺動部材は、前記コンタクトプレ
ート側から挿入され前記コンタクトプレートと前記ホー
ンプレートを貫通する連結部材と、前記ホーンプレート
側から前記ボルト部材の先端部に螺合される固着部材
と、前記ボルト部材に取着されるガイド部材と、を備
え、前記ガイド部材は、前記ホーンプレートまたはコン
タクトプレートの少なくとも一方に向けて拡開して形成
された本体と、該本体を貫通し前記連結部材が挿通され
る挿通孔と、前記本体から立設され前記連結部材の先端
部を被覆する円筒形の立設部とを備えた構成とされる。
【0018】このとき、前記コンタクトプレートまたは
ホーンプレートの少なくとも一方には、前記連結部材が
挿通される貫通孔が設けられ、該貫通孔には前記連結部
材を摺動可能に支持するカラー部材が配設された構成と
すると、ボルト部材とナット部材が導電性のある部材か
ら形成されているとき、ボルト部材とナット部材との導
通を防止するとともに、ボルト部材の前記貫通孔におけ
る摺動動作を滑らかなものとすることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のステアリングホイールS
は、インフレータ15を保持するリテーナ14と、リテ
ーナ14上でインフレータ15を覆って配設されるバッ
グ12と、バッグ12を覆うモジュールカバー11と、
ホーン機構20と、を有するエアバッグモジュール10
を備えている。
【0020】本例のホーン機構20は、ホーンプレート
21とコンタクトプレート22と、ホーンプレート21
とコンタクトプレート22に設けられた接点21c,2
2cと、ホーンプレート21とコンタクトプレート22
の間に位置するCリング23と、Cリング23に挿通さ
れるとともにホーンプレート21とコンタクトプレート
22との間に介在する摺動部材24,29とを備えてい
る。
【0021】摺動部材24,29はCリング23との間
で摺動可能に配設され、ホーンプレート21側から付加
される押圧力に応じてCリング23の切欠部23aを拡
開させながら接点21c,22cを互いに接触させると
ともに、押圧力が解除されることによりCリング23の
切欠部23aを元に戻しながら接点21c,22cを互
いに離間させるように構成されている。
【0022】このように、本例のホーン機構20では、
ホーンプレート21とコンタクトプレート22との間に
弾発力を与えるために、従来のように、ホーンプレート
21とコンタクトプレート22を連結するビス部材の周
囲にコイルスプリングを配設するのではなく、コイルス
プリングに比して高さ方向の幅が小さいCリング23と
摺動部材24を用いているため、ホーン機構20の高さ
方向の幅を確保する必要する必要がなく、ホーン機構2
0を小型化することが可能となる。
【0023】なお、摺動部材24,29のCリング23
との係合部は、ホーンプレート21とコンタクトプレー
ト22の少なくとも一方へ向けて拡開して形成されてい
る。本例では、Cリングとの係合部は、ホーンプレート
21へ向けて拡開して形成されている。摺動部材24,
29がホーンプレート21に押されたときには、最も細
くなっている部分からCリング23の穴部23bに押し
込まれるので、Cリング23における摺動部材24,2
9の動きをスムーズなものとすることが可能となる。
【0024】また、押圧力が解除されたときには、Cリ
ング23が元の形状に戻ろうとする。このとき、摺動部
材24,29がホーンプレート21へ向けて拡開した形
状に形成されているので、摺動部材24,29はCリン
グ23の穴部23bから押し出される。摺動部材24,
29が押し出されることにより、摺動部材24,29に
係合するホーンプレート21が上方へ押し上げられ、ホ
ーンプレート21の接点21cとコンタクトプレート2
2の接点22cが離間される。
【0025】Cリング23は摺動部材24,29に密着
して配設される。したがって、Cリング23と摺動部材
との間のガタ付きが防止される。また、Cリングは摺動
部材に密着して配設され、摺動部材に対して、上下方向
に適度なテンションを与えるように構成されているの
で、ホーンプレートとコンタクトプレートにおける上下
方向のガタ付きを防止することもできる。このため、ホ
ーンを吹鳴させるために、モジュールカバー11に押圧
力を与えてホーンプレート21をコンタクトプレート2
2側へ移動させるときや、押圧力を解除してホーンプレ
ート21とコンタクトプレート22を離接させるときに
おいても、Cリング23と摺動部材24が離間したりず
れたりすることなく、ホーン機構20が作動する時のガ
タつきを防止することが可能となる。
【0026】また、Cリング23の穴部23bの周縁部
23eはR状またはテーパー状に形成されているので、
Cリング23での摺動部材24,29の動きをスムーズ
にすることができ、ホーン機構20の作動時の動作を滑
らかなものとすることが可能となる。
【0027】摺動部材24として、例えば、一方の端部
に設けられた頭部24aと、コンタクトプレート22に
摺動可能とされるプレート係合部24bと、Cリング2
3が取着されるCリング配設部24cと、Cリング配設
部24cからコンタクトプレート22とホーンプレート
21の少なくとも一方へ向けて拡開して形成されたCリ
ングとの係合部24dと、他方の端部に設けられた係止
部としての爪部24eとを備えた構成とされる。
【0028】或いは、摺動部材29として、コンタクト
プレート22側から挿入されコンタクトプレート22と
ホーンプレート21を貫通する連結部材としてのボルト
部材27と、ホーンプレート21側からボルト部材27
の先端部に螺合される固着部材としてのナット部材25
と、ボルト部材27に取着されるガイド部材26とを組
み付けて形成された構成とされる。
【0029】本例のガイド部材26は、ホーンプレート
21に向けて拡開して形成された本体26aと、本体2
6aを貫通しボルト部材27が挿通される挿通孔26c
と、本体26aから立設されボルト部材27の先端部を
被覆する円筒形の立設部26bとを備えた構成とされ
る。
【0030】なお、上記構成において、コンタクトプレ
ート22に設けられたボルト部材27の貫通孔22e
に、ボルト部材27を摺動可能に支持するカラー部材2
8が配設された構成とすることにより、ボルト部材27
とナット部材25が導電性のある部材から形成されてい
るとき、このカラー28により、ボルト部材27とナッ
ト部材25との導通を防止するとともに、ボルト部材2
7の貫通孔22eにおける摺動動作を滑らかなものとす
ることが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0032】図1乃至図6は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1はエアバッグモジュールが配設されたス
テアリングホイールの斜視図、図2はCリングを示す斜
視図、図3はエアバッグモジュールの分解説明図、図4
は摺動部材の拡大図、図5及び図6はホーン機構の動作
を示す説明図である。
【0033】本例に係るステアリングホイールSは、エ
アバッグモジュール10を備えている。エアバッグモジ
ュール10は、モジュールカバー11と、バッグ12
と、バッグ12の中に挿入されるリテーナリング13
と、リテーナ14と、インフレータ15と、ナット等の
固着具16と、ホーン機構20とから構成されている。
【0034】本例のモジュールカバー11は、図2で示
すように、開裂する上面部11aと、この上面部11a
の裏面側から延出した延出部11bとから構成されてい
る。延出部11bには、次述するホーンプレート21が
取り付けられるため、ホーンプレート21との取付孔1
1cが設けられている。
【0035】本例のバッグ12は、袋体から構成され、
インフレータ15のガス発生口を装着する開口(図示せ
ず)を有し、この開口の内側外周にリテーナリング13
が配設され、このリテーナリング13を介してリテーナ
14と連結される。
【0036】リテーナリング13は、図2に示すよう
に、インフレータ15の本体15aを装着する穴13b
が形成された上面部13aと、この上面部13aから一
方向へ延出した連結ボルト13cとを備えている。連結
ボルト13cは、ナット16に螺合されるものであり、
この連結ボルト13cとナット16により、バッグ1
2,リテーナリング13,リテーナ14及びインフレー
タ15が連結されるように構成されている。
【0037】本例のリテーナ14は、図2で示すよう
に、バッグ配設面14aを備え、バッグ配設面14aの
中央には、インフレータ15の本体15aを配置するた
めの穴14bが形成されている。また、この穴14bよ
り外側の所定個所には、リテーナリング13の連結ボル
ト13cを取り付ける連結孔14cが4箇所形成されて
いる。
【0038】また、リテーナ14の側部には、ホーン機
構20のホーンプレート21と、モジュールカバー11
の延出部11bと、リテーナ14とを、ビス・リベット
等の固着具により連結するための連結孔14dが設けら
れている。
【0039】本例のインフレータ15は、円筒形の本体
15aと、本体15aの上部外周側部でバッグ12内に
配置された個所に複数形成されたガス噴出し口15b
と、取り付け部15cが形成されており、この取り付け
部15cにおいて、バッグ12,リテーナリング13,
リテーナ14と連結されるように構成されている。
【0040】本例のホーン機構20は、ホーンプレート
21と、コンタクトプレート22とを備え、ホーンプレ
ート21とコンタクトプレート22との間には、Cリン
グ23と、Cリング23の穴部23bに摺動可能な摺動
部材24が配設されている。
【0041】ホーンプレート21は、図2に示すよう
に、モジュールカバー11の延出部11bの外周形状に
合わせて、延出部11bの外周をとりまわすように形成
されたコ字状の係合部21aと、係合部21aに形成さ
れた張り出し部21bと、張り出し部21bに設けられ
た接点21cとを主要構成要素としている。
【0042】ホーンプレート21には、モジュールカバ
ー11の延出部11bに設けられた取付孔11cに整合
する位置に、取付孔21dが形成されており、この取付
孔21dにビス30を取り付けることにより、モジュー
ルカバー11及びリテーナ14に固定される。
【0043】コンタクトプレート22は、上記ホーンプ
レート21と同様形状をしたロ字状の連結部22aと、
ホーンプレート21との係合部22bと、この係合部2
2bに、ホーンプレート21の接点21cと整合する位
置に形成された接点22cとを主要構成要素としてい
る。また、コンタクトプレート22には、ステアリング
ホイールSへの取付部22dが形成されている。
【0044】ホーンプレート21とコンタクトプレート
22との間には、Cリング23と、摺動部材24とが配
設される。Cリング23は、図3に示すように、切欠部
23aを有し、この切欠部23aが拡開することによ
り、穴部23bの大きさが変化するように構成されてい
る。本例のCリング23は、金属製のリング部材23c
をケース23dに取り付けることにより形成されてい
る。
【0045】ケース23dは、摺動性が良く、且つ、ば
ね効果のある樹脂等の材料から形成されている。なお、
ケース23dの材料として樹脂を用いる場合、好ましく
は、ポリアミド系樹脂であるナイロンや、ポリアセター
ル系樹脂のコポリマーとして、例えばジュラコン(ポリ
プラスチックス株式会社製)や、ユピタール(三菱瓦斯
化学株式会社製)が使用される。
【0046】ケース23dは、C形の筐体として作成さ
れ、この筐体の周囲に、金属製のリング23cを固定し
た構成とされる。なお、ケース23dを別途使用するの
ではなく、樹脂材と金属製のリング部材23cとを一体
成形することによりCリングを形成しても良い。また、
ケース23d自体に、充分なばね性が備えられている場
合には、金属製のリング部材23cを配設しない構成と
しても良い。
【0047】なお、Cリング23の穴部23bの周縁部
23eはR状またはテーパー状に形成されている。穴部
23bには、次述するように、ホーンを吹鳴させるため
にモジュールカバー11に押圧力を加えたとき、モジュ
ールカバー11に連結されたホーンプレート21に押さ
れて、摺動部材24のガイド部材24bが入り込むもの
であるが、本例のように穴部23bの周縁部23eがR
状に形成されていることにより、ガイド部材24bを穴
部23bにおいてスムーズに出入りさせることが可能と
なる。
【0048】摺動部材24は、図3及び図4に示すよう
に、単一部材として形成されている。摺動部材24は、
摺動部材24の一方の端部に設けられた頭部24aと、
コンタクトプレート22の摺動部材貫通孔22eに摺動
可能に係合されるプレート係合部24bと、Cリング2
3が取り付けられるCリング配設部としてのくびれ部2
4cと、このくびれ部24cからホーンプレート側に向
けて拡開するCリングとの係合部29dと、ホーンプレ
ート21の摺動部材貫通孔21eに係止される爪部24
eと、を備えた構成とされる。
【0049】摺動部材24は、コンタクトプレート22
側からホーンプレート21側へ向けて挿入される。摺動
部材24は、コンタクトプレート22側では、頭部24
aがコンタクトプレート22の摺動部材貫通孔22eに
おいて抜け止めされることにより係止される。
【0050】また、ホーンプレート21側では、摺動部
材24の爪部24eがホーンプレート21の摺動部材貫
通孔21eに係止される。なお、本例では、爪部24e
がホーンプレート21の摺動部材貫通孔21eに係止さ
れたとき、爪部24eに切り込みを入れて、爪部24e
の先端部を拡開させ、爪部24eをより確実に係止させ
た構成としている。
【0051】このようにして、ホーンプレート21とコ
ンタクトプレート22との間に、摺動部材24が配設さ
れる。このように配設された摺動部材24のくびれ部2
4cに、Cリング23が配設される。Cリング23は、
切欠部23aを拡開させて、くびれ部24cに取り付け
られる。
【0052】摺動部材24において、Cリング23との
係合部24dは、図4に示すように、Cリング配設部と
してのくびれ部24cから、ホーンプレート21とコン
タクトプレート22の両方へ向けて拡開するように構成
されている。
【0053】なお、くびれ部24cが、プレート係合部
24bに隣接している場合は、Cリング23との係合部
24dは、ホーンプレート21へ向けて拡開された略円
錐形状に形成される。
【0054】本例のように、単一部材として形成された
摺動部材24を使用したとき、Cリング23及び摺動部
材24は次のように作動する。通常は、図5に示すよう
にホーンプレート21とコンタクトプレート22とが離
間した状態となっている。そして、ホーンを吹鳴させる
ときには、図6に示すように、ホーンプレート21とコ
ンタクトプレート22とが接触するように、モジュール
カバー11を押圧する。モジュールカバー11にはホー
ンプレート21が固定されており、ホーンプレート21
は、モジュールカバー11の押圧によりコンタクトプレ
ート22側へ移動する。
【0055】ホーンプレート21がコンタクトプレート
22側へ移動しようとすると、摺動部材24のCリング
との係合部24dが、Cリング23の切欠部23aを広
げながら穴部23bに押し込まれ、穴部23bに入り込
みながら、摺動部材24がコンタクトプレート22側へ
移動する。
【0056】このとき、摺動部材24のプレート係合部
24bは、コンタクトプレート22の摺動部材貫通孔2
2eに摺動可能に構成されているので、摺動部材24
は、摺動部材貫通孔22eと摺動しながら下方へ移動す
る。
【0057】このようにして、摺動部材24が下方に移
動すると、ホーンプレート21がコンタクトプレート2
2に近づき、ホーンプレート21の接点21cとコンタ
クトプレート22の接点22cが接触してホーンが吹鳴
される。
【0058】ホーンの吹鳴を停止するときには、モジュ
ールカバー11への押圧を解除する。そうすると、Cリ
ング23の弾性力により、Cリング23がもとの形状に
戻ろうとする。このように、Cリング23がもとの形状
に戻ろうとする力により、摺動部材24のCリングとの
係合部24dが、Cリングの開口部26bから押し出さ
れて上方へ移動する。上方へ移した摺動部材24はホー
ンプレート21を押し上げ、これによりホーンプレート
21はもとの位置に戻る。
【0059】ホーンプレート21が上方へ移動すること
により、ホーンプレート21の接点21cとコンタクト
プレート22の接点22cとが離間して、ホーンの吹鳴
が停止される。
【0060】次に、摺動部材の他の例について説明す
る。図7乃至図11に示す摺動部材29は、固着部材と
してのナット25と、ガイド部材26と、連結部材とし
てのボルト部材27と、カラー28と、から構成されて
おり、これらを組み付けることにより、ホーンプレート
21とコンタクトプレート22を連結するように構成さ
れている。
【0061】ガイド部材26は樹脂製であり、図8に示
すように、円錐形の本体26aと、本体26aの底面部
26eから突出する円筒部26bとから構成されてい
る。また、本体26aを貫通して貫通孔26cが形成さ
れている。
【0062】ガイド部材26の本体26aは、ホーンを
吹鳴させるためにモジュールカバー11を押圧したと
き、モジュールカバー11に連結されたホーンプレート
21に押されて、Cリング23の穴部23bに入り込む
ように構成されている。
【0063】また、ホーンの吹鳴を停止させるために、
モジュールカバー11の押圧を解除したとき、Cリング
23がもとの形状に戻ろうとする力により、Cリング2
3の穴部23bから押し出されて、ホーンプレート21
を押し上げて、上方に戻すように構成されている。
【0064】このため、本体26aは、ホーンプレート
21との係合部を有する形状に形成され、さらに、ホー
ンプレート21に押されたときにはスムーズにCリング
23の穴部23bに入り込み、押圧が解除されたときに
は、ホーンプレート21を押し上げるために、穴部23
bから押し出される形状に形成される。
【0065】本例では、本体26aは、コンタクトプレ
ート22からホーンプレート21側に向けて拡開した略
円錐形に形成される。このような形状に形成されること
により、円錐形の底面部26eにおいてホーンプレート
21と係合させることができる。
【0066】本例では、本体26aの最も細くなってい
る部分に、Cリング23が係合されている。Cリング2
3の穴部23bは、本体26aの最も細い部分にテンシ
ョンをもって配設されるように構成されている。
【0067】このように、Cリング23をガイド部材2
6の本体26aに密着させて配設することにより、次述
するようにガイド部材26をCリング23において摺動
させたときに、Cリング23とガイド部材26とが離れ
たり、ずれたりすることがなく、Cリング23とガイド
部材26との間での上下方向及び水平方向のガタ付きを
防止することが可能となる。
【0068】また、本体26aが上記したような円錐形
に形成されているので、ガイド部材26がホーンプレー
ト21に押されたとき、ガイド部材26は、円錐形の最
も細い部分からCリング23の穴部23bに押し込まれ
る。したがって、ホーンプレート21から押圧力が付与
されたとき、ガイド部材26はCリング23の穴部23
bへスムーズに入り込む。
【0069】このようにして、ホーンプレート21から
の押圧力により、ガイド部材2が押圧され、Cリング2
3の穴部23bにガイド部材26が入り込む。そして、
ホーンプレート21からの押圧力が解除されたときに
は、Cリング23の穴部23bにおいて本体26aから
の押圧力がなくなることにより、Cリング23の穴部2
3bにもとの大きさに戻ろうとする力が働く。この力に
より、ガイド部材26がCリング23の穴部23bから
押し出される。そして、押し出されたガイド部材26に
より、ホーンプレート21が上方へ押し上げられる。
【0070】なお、本例では、ガイド部材26の本体2
6aを、円錐形とした例を示したが、これに限らず、C
リング23の穴部23bへ入出可能な形状であれば、ど
のような形状であっても良い。例えば、本体26aの中
途部分にくびれ部を設け、このくびれ部から、ホーンプ
レート21及びコンタクトプレート22へ向けて拡開さ
れた形状に形成しても良い。この場合、Cリング23
は、くびれ部に配設される。
【0071】ガイド部材26の本体26aに設けられた
貫通孔26cにはねじ部が形成され、次述するボルト部
材27を螺合可能に形成されている。なお、貫通孔26
cにねじ部を設けない構成としても良い。或いは、円筒
部26bの内周にのみねじ部を設け、ボルト部材27の
先端部と円筒部26bのみを螺合させて、ガイド部材2
6とボルト部材27とを螺合連結するように構成しても
良い。
【0072】ガイド部材26の円筒部26bの周囲には
ねじ部26dが形成され、ナット25を螺合可能に形成
されている。すなわち、円筒部26bは、ボルト部材2
7とナット25が導電性の材料で形成されている場合、
ボルト部材27とナット25の導通を防止するように構
成されている。
【0073】ボルト部材27は、頭部27aと、頭部2
7aから膨出する係合部27bと、係合部27bから突
出する軸部27cとから構成されている。ボルト部材2
7は、コンタクトプレート22の係合部22bに設けら
れた摺動部材貫通孔22eと、ホーンプレート21の張
り出し部21bに設けられた摺動部材貫通孔21eを貫
通して配設されるように構成されている。
【0074】頭部27aは、コンタクトプレート22の
摺動部材貫通孔22eよりも大きく形成され、摺動部材
貫通孔22eにおいて抜け止めされるように構成されて
いる。
【0075】係合部27bは、頭部27aから膨出して
形成され、コンタクトプレート22の摺動部材貫通孔2
2eに摺動可能に係合するように構成されている。ま
た、軸部27cは、ガイド部材26の貫通孔26cに螺
合可能であり、且つ、ガイド部材26の貫通孔26cに
挿通されたとき、ガイド部材26の円筒部26bの範囲
内に先端部が位置する長さに形成されている。なお、本
例では、連結部材としてボルト部材27を用いた構成を
示したが、これに限らず、ホーンプレート21とコンタ
クトプレート22を連結可能な部材であれば、例えばビ
ス等の、他の形状の部材を使用しても良いものとする。
【0076】カラー28は合成樹脂から形成されてお
り、コンタクトプレート22の摺動部材貫通孔22eに
配設される。カラー28は、鍔部28aと、鍔部28a
から立設する立設部28bを備えており、摺動部材貫通
孔22eにおいてボルト部材27を支持するとともに、
ボルト部材27とナット25の導通を防止するように構
成されている。
【0077】上記ナット25,ガイド部材26,ボルト
部材27,カラー28は、図9に示すように、カラー2
8が取り付けられた摺動部材貫通孔22eにボルト部材
27が挿入され、ボルト部材27の軸部27cにガイド
部材26が取り付けられ、さらに、ホーンプレート21
の連結孔取付孔22eから突出されたガイド部材26の
円筒部26bにボルト部材27の先端部が位置され、円
筒部26bにナット25が取り付けられることにより組
み付けられる。
【0078】さらに、ガイド部材26にCリング23が
取り付けられる。Cリング23は、切欠部23aを拡開
させて、ガイド部材26に取り付けられる。なお、この
ようにCリング23を後からガイド部材26に取り付け
るのではなく、ガイド部材26をボルト部材27の軸部
27cに取り付けるとき、Cリング23も一緒に取り付
ける構成としても良い。
【0079】次に、ホーンを吹鳴させるときのCリング
23及び摺動部材29の動作について説明する。通常
は、ホーンプレート21の接点21cとコンタクトプレ
ート22の接点22cとは、図10に示すように離間し
た状態となっている。
【0080】ホーンを吹鳴させるときには、図11に示
すように、モジュールカバー11を押圧する。モジュー
ルカバー11にはホーンプレート21が固定されている
ので、ホーンプレート21は、モジュールカバー11の
押圧によりコンタクトプレート22側へ移動する。
【0081】ホーンプレート21がコンタクトプレート
22側へ移動しようとすると、ホーンプレート21に押
されてガイド部材26がコンタクトプレート22側へ移
動する。このとき、ガイド部材26の本体26aが、C
リング23の切欠部23aを拡開させながら、Cリング
23の穴部23bに押し込まれ、このように穴部23b
に入り込みながらガイド部材26がコンタクトプレート
22側へ移動する。
【0082】ガイド部材26に連結されたボルト部材2
7は、コンタクトプレート22の摺動部材貫通孔22e
において摺動可能とされているので、ガイド部材26が
移動するのに合わせて下方へ移動する。
【0083】このようにして、摺動部材24が下方に移
動すると、ホーンプレート21がコンタクトプレート2
2に近づき、ホーンプレート21の接点21cとコンタ
クトプレート22の接点22cが接触してホーンが吹鳴
される。
【0084】ホーンの吹鳴を停止するときには、モジュ
ールカバー11への押圧を解除する。そうすると、Cリ
ング23の弾性力により、Cリングがもとの形状に戻ろ
うとする。このように、Cリングがもとの形状に戻ろう
とする力により、ガイド部材26がCリング23の穴部
23bから押し出されて、ガイド部材26が、開口部2
6bから抜け出して上方へ移動する。上方へ移動したガ
イド部材26はホーンプレート21を押し上げ、これに
よりホーンプレート21はもとの位置に戻る。
【0085】ホーンプレート21が上方へ移動すること
により、ホーンプレート21の接点21cとコンタクト
プレート22の接点22cとが離間して、ホーンの吹鳴
が停止される。
【0086】なお、上記各実施例では、摺動部材につい
て、コンタクトプレート側で摺動可能とされた構成を示
したが、ホーンプレート側で摺動可能にした構成として
も良い。
【0087】上記のように、摺動部材について、ホーン
プレート側で摺動可能とした場合は、摺動部材がCリン
グと摺動する部分については、上記各実施例とは逆の形
状、すなわち、ホーンプレート側からコンタクトプレー
ト側に拡開する円錐形とすると良い。
【0088】この場合、モジュールカバーを押圧する
と、ホーンプレートがCリングを押し下げ、Cリングが
摺動部材に摺動して拡開されながら下方へ移動し、ホー
ンプレートがコンタクトプレート側に近づいて、ホーン
プレートの接点と、コンタクトプレートの接点が接触さ
れる。
【0089】そして、モジュールカバーの押圧力を解除
したときには、Cリングが元の形状に戻ろうとしなが
ら、摺動部材に摺動しながら上方へ移動し、Cリングに
押し上げられるようにして、ホーンプレートが上方へ移
動してコンタクトプレートと離間する。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明のエアバッグモジ
ュールを備えたステアリングホイールは、ホーン機構を
構成するホーンプレートとコンタクトプレートとの間に
弾発力を与える手段として、従来のように、ホーンプレ
ートとコンタクトプレートを連結するビス部材の周囲に
コイルスプリングを配設するのではなく、Cリングと摺
動部材を用いて、ホーンプレートとコンタクトプレート
との間に弾発力を与えている。すなわち、Cリングに摺
動部材を摺動させて、Cリングの切欠部を拡開させた
り、拡開されたCリングを元の形状に戻すことにより、
Cリングの形状が変化するときに発生する弾発力を利用
して、ホーンプレートとコンタクトプレートとの間に弾
発力を与えている。
【0091】このように、従来用いられていたコイルス
プリングに比して高さ方向の幅が小さいCリングを使用
しているので、ホーン機構の高さ方向の幅を確保する必
要する必要がなく、ホーン機構を小型化することが可能
となる。
【0092】なお、前記摺動部材の前記Cリングとの係
合部は、前記ホーンプレートとコンタクトプレートの少
なくとも一方へ向けて拡開して形成されており、摺動部
材の端面をホーンプレートまたはコンタクトプレートに
係合させることができる。また、摺動部材がホーンプレ
ートに押されたとき、摺動部材は、細い部分から先にC
リングの穴部に押し込まれるので、Cリングにおける摺
動部材の動きをスムーズなものとすることが可能とな
る。
【0093】また、押圧力が解除されたときには、Cリ
ングが元の形状に戻ろうとするが、このとき、摺動部材
が円錐形に形成されているので、摺動部材はCリングか
ら押し出される。摺動部材が押し出されることにより、
摺動部材に係合するホーンプレートが上方へ押し上げら
れ、ホーンプレートの接点とコンタクトプレートの接点
が離間される。
【0094】また、Cリングは摺動部材に密着して配設
される。したがって、Cリングと摺動部材との間のガタ
付きが防止される。また、Cリングは摺動部材に密着し
て配設され、摺動部材に対して、上下方向に適度なテン
ションを与えるように構成されているので、ホーンプレ
ートとコンタクトプレートにおける上下方向のガタ付き
を防止することもできる。このため、ホーンを吹鳴させ
るために、モジュールカバーに押圧力を与えてホーンプ
レートをコンタクトプレート側へ移動させるときや、押
圧力を解除してホーンプレートとコンタクトプレートを
離接させるときにおいても、Cリングと摺動部材が離間
したりずれたりすることなく、ホーン機構が作動する時
のガタつきを防止することが可能となる。
【0095】また、Cリングの穴部の周縁部について、
R状またはテーパー状に形成することにより、Cリング
での摺動部材の動きをスムーズにすることができ、ホー
ン機構の作動時の動作を滑らかなものとすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアバッグモジュールが配設され
たステアリングホイールの斜視図である。
【図2】Cリングを示す斜視図である。
【図3】エアバッグモジュールの分解説明図である。
【図4】摺動部材の拡大図である。
【図5】ホーン機構の動作を示す説明図である。
【図6】ホーン機構の動作を示す説明図である。
【図7】他の構成の摺動部材が使用されたエアバッグモ
ジュールの分解説明図である。
【図8】図7の摺動部材の分解説明図である。
【図9】図7の摺動部材の拡大図である。
【図10】図7に示す摺動部材を用いたホーン機構の動
作を示す説明図である。
【図11】図7に示す摺動部材を用いたホーン機構の動
作を示す説明図である。
【図12】従来例を示す説明図である。
【図13】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 エアバッグモジュール 11 モジュールカバー 11a 上面部 11b 延出部 11c 取付孔 12 バッグ 13 リテーナリング 14 リテーナ 15 インフレータ 20 ホーン機構 21 ホーンプレート 21a 係合部 21b 張り出し部 21c 接点 21d 取付孔 21e 摺動部材貫通孔 22 コンタクトプレート 22a 連結部 22b 係合部 22c 接点 22d 取付部 22e 摺動部材貫通孔 23 Cリング 23a 切欠部 23b 穴部 23c リング部材 23d 樹脂製のケース 23e 周縁部 24,29 摺動部材 24a 頭部 24b 係合部 24c くびれ部 24d Cリングとの係合部 24e 爪部 25 ナット 26 ガイド部材 26a 本体 26b 円筒部 26c 貫通孔 26d ねじ部 26e 底面部 27 ボルト部材 27a 頭部 27b 係合部 27c 軸部 28 カラー 28a 鍔部 28b 立設部 S ステアリングホイール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インフレータを保持するリテーナと、該
    リテーナ上でインフレータを覆って配設されるバッグ
    と、該バッグを覆うモジュールカバーと、ホーン機構
    と、を有するエアバッグモジュールを備えたステアリン
    グホイールであって、 前記ホーン機構は、ホーンプレートとコンタクトプレー
    トと、該ホーンプレートとコンタクトプレートに設けら
    れた接点と、前記ホーンプレートとコンタクトプレート
    の間に位置するCリングと、該Cリングに挿通されると
    ともに前記ホーンプレートとコンタクトプレートとの間
    に介在する摺動部材とを備え、 前記摺動部材は前記Cリングとの間で摺動可能に配設さ
    れ、前記ホーンプレート側から付加される押圧力に応じ
    て前記Cリングの切欠部を拡開させながら前記接点を互
    いに接触させるとともに、前記押圧力が解除されること
    により前記Cリングの切欠部を元に戻しながら前記接点
    を互いに離間させることを特徴とするエアバッグモジュ
    ールを備えたステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記摺動部材の前記Cリングとの係合部
    は、前記ホーンプレートとコンタクトプレートの少なく
    とも一方へ向けて拡開して形成されたことを特徴とする
    請求項1記載のエアバッグモジュールを備えたステアリ
    ングホイール。
  3. 【請求項3】 前記Cリングは前記摺動部材に密着して
    配設されたことを特徴とする請求項1または2記載のエ
    アバッグモジュールを備えたステアリングホイール。
  4. 【請求項4】 前記Cリングの穴部の周縁部はR状また
    はテーパー状に形成されたことを特徴とする請求項1乃
    至3いずれか記載のエアバッグモジュールを備えたステ
    アリングホイール。
  5. 【請求項5】 前記摺動部材は、一方の端部に設けられ
    た頭部と、前記コンタクトプレートまたはホーンプレー
    トに摺動可能とされるプレート係合部と、前記Cリング
    が取着されるCリング配設部と、該Cリング配設部から
    前記ホーンプレートとコンタクトプレートの少なくとも
    一方へ向けて拡開して形成されたCリングとの係合部
    と、他方の端部に設けられた係止部と、を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のエアバッグモジュールを備え
    たステアリングホイール。
  6. 【請求項6】 前記摺動部材は、前記コンタクトプレー
    ト側から挿入され前記コンタクトプレートと前記ホーン
    プレートを貫通する連結部材と、 前記ホーンプレート側から前記ボルト部材の先端部に螺
    合される固着部材と、 前記ボルト部材に取着されるガイド部材と、を備え、 前記ガイド部材は、前記ホーンプレートまたはコンタク
    トプレートの少なくとも一方に向けて拡開して形成され
    た本体と、該本体を貫通し前記連結部材が挿通される挿
    通孔と、前記本体から立設され前記連結部材の先端部を
    被覆する円筒形の立設部とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のエアバッグモジュールを備えたステアリン
    グホイール。
  7. 【請求項7】 前記コンタクトプレートまたはホーンプ
    レートの少なくとも一方には、前記連結部材が挿通され
    る貫通孔が設けられ、該貫通孔には前記連結部材を摺動
    可能に支持するカラー部材が配設されたことを特徴とす
    る請求項3記載のエアバッグモジュールを備えたステア
    リングホイール。
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