JP2003146168A - エアバッグモジュールを備えたステアリングホイール - Google Patents

エアバッグモジュールを備えたステアリングホイール

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JP2003146168A
JP2003146168A JP2001348891A JP2001348891A JP2003146168A JP 2003146168 A JP2003146168 A JP 2003146168A JP 2001348891 A JP2001348891 A JP 2001348891A JP 2001348891 A JP2001348891 A JP 2001348891A JP 2003146168 A JP2003146168 A JP 2003146168A
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retainer
ring
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elastic ring
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Shinji Shindo
真次 進藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ホーン機構の部品点数を低
減し、コンパクトにしたエアバッグモジュールを備えた
ステアリングホイールを提供する。 【解決手段】 ステアリングホイール本体20とエアバ
ッグモジュールを備えたステアリングホイールであっ
て、エアバッグモジュールは、リテーナ14、バッグ、
モジュールカバー11、ホーン機構30を有し、ホーン
機構30は、接点31,32、リテーナ14に設けられ
た略円錐形のガイド部14f、ガイド部14fに摺動可
能に配設された弾性リング状部材33、弾性リング状部
材33に対向する位置に設けられたリブ22を備え、モ
ジュールカバー11側から付加される押圧力に応じた弾
性リング状部材33の拡開及び収縮により接点31,3
2が接触及び離間される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグモジュー
ルを備えたステアリングホイールに係り、特に、部品点
数を低減するとともに、ホーン機構の高さ方向の幅を小
さくして小型化を実現した、エアバッグモジュールを備
えたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステアリングホイール本体の
上方にエアバッグモジュールを配置し、このエアバッグ
モジュールを押動することにより、ホーンを吹鳴する構
成が知られている。
【0003】エアバッグモジュール100は、例えば図
6に示すように、リテーナ140とインフレータ150
とを連結し、インフレータ150のガス発生口をリテー
ナリング130を用いて被覆するバッグ120と、バッ
グ120とインフレータ150とを覆うように被覆した
モジュールカバー110とを備えている。
【0004】ホーン機構200は、図6及び図7に示す
ように、ホーンプレート210とコンタクトプレート2
20とを備えており、ホーンプレート210はリベット
231によりモジュールカバー110及びリテーナ14
0に取り付けられている。また、ホーンプレート210
とコンタクトプレート220との間には、ビス232,
コイルスプリング233,絶縁カラー234a及び23
4bが介在している。そして、エアバッグモジュール1
00を押動することにより、コイルスプリング233の
弾発力に抗してホーンプレート210とコンタクトプレ
ート220の接点210a,220aが接触し、ホーン
が吹鳴されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ホー
ン機構を構成するために、ホーンプレート210とコン
タクトプレート220を用いており、部品点数が増加す
るとともに、エアバッグモジュール100が大型化する
という問題があった。さらに、ホーンプレート210と
コンタクトプレート220との間にコイルスプリング2
33を用いていたため、コイルスプリング233の高さ
の分だけ、高さ方向にスペースが必要とされていた。
【0006】また、上記従来の構成において、コイルス
プリング233は、ビス232とは独立して別個に配設
されているため、ホーン機構にガタ付きが発生すること
があった。
【0007】本発明の目的は、ホーン機構の部品点数を
低減し、コンパクトにしたエアバッグモジュールを備え
たステアリングホイールを提供することにある。本発明
の他の目的は、ホーン機構のガタ付きが防止された、エ
アバッグモジュールを備えたステアリングホイールを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明の請
求項1に係るエアバッグモジュールを備えたステアリン
グホイールによれば、ステアリングホイール本体と、該
ステアリングホイール本体の略中央にエアバッグモジュ
ールを備えたステアリングホイールであって、前記エア
バッグモジュールは、インフレータを保持するリテーナ
と、該リテーナ上でインフレータを覆って配設されるバ
ッグと、該バッグを覆うモジュールカバーと、ホーン機
構と、を有し、前記ホーン機構は、前記リテーナとステ
アリングホイール本体に設けられた接点と、前記リテー
ナまたはステアリングホイール本体の一方に設けられた
略円錐形のガイド部と、該ガイド部に摺動可能に配設さ
れた弾性リング状部材と、前記リテーナまたはステアリ
ングホイール本体の他方側で前記弾性リング状部材に対
向する位置に設けられたリブと、を備え、前記モジュー
ルカバー側から付加される押圧力に応じた前記弾性リン
グ状部材の拡開及び収縮により、前記接点が接触及び離
間される、ことにより解決される。
【0009】このように、本発明のエアバッグモジュー
ルを備えたステアリングホイールによれば、ホーン機構
を構成するために、ホーンプレートやコンタクトプレー
トが使用されていないので、部品点数が削減されるとと
もに、ホーン機構を小型化することが可能となる。ホー
ン機構を小型化することにより、エアバッグモジュール
の小型化及び軽量化が実現される。
【0010】また、前記リテーナに、前記ガイド部に配
設された弾性リング状部材を前記ガイド部より外側で保
持する保持部を設けることにより、ガイド部に配設され
た弾性リング状部材の脱落が防止される。保持部は、前
記弾性リング状部材の外周縁に係合する爪部を備えてお
り、この爪部で弾性リング状部材を保持するものであ
る。
【0011】また、ホーン機構を構成する前記弾性リン
グ状部材を、前記ガイド部に密着して配設することによ
り、ガタ付きの発生を防止することが可能となる。さら
に、前記弾性リング状部材の穴部の周縁部をR状または
テーパー状に形成することにより、弾性リング状部材の
ガイド部での摺動をスムーズにすることができ、ホーン
機構の作動時の動作を滑らかなものとすることが可能と
なる。なお、弾性リング状部としては、例えばCリング
が用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配
置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範
囲内で種々改変することができるものである。
【0013】図1乃至図5は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1はステアリングホイールの斜視図、図2
はエアバッグモジュールの分解説明図、図3及び図4は
ホーン機構の動作を示す断面説明図、図5は弾性リング
状部材としてのCリングを示す斜視図である。
【0014】本例に係るステアリングホイールSは、図
1に示すように、ステアリングホイール本体20と、エ
アバッグモジュール10とから構成されている。エアバ
ッグモジュール10は、図2に示すように、モジュール
カバー11と、バッグ12と、バッグ12の中に挿入さ
れるリテーナリング13と、リテーナ14と、インフレ
ータ15と、ナット16やビス17等の固着具と、ホー
ン機構30とから構成されている。
【0015】本例のモジュールカバー11は、上面部1
1aと、この上面部11aの裏面側から延出した延出部
11bとから構成されている。延出部11bには、リテ
ーナ14が取り付けられるため、リテーナ14との取付
孔11cが設けられている。
【0016】本例のバッグ12は、袋体から構成され、
インフレータ15のガス発生口を装着する開口(図示せ
ず)を有し、この開口の内側外周にリテーナリング13
が配設され、このリテーナリング13を介してリテーナ
14と連結される。
【0017】リテーナリング13は、図2に示すよう
に、インフレータ15の本体15aを装着する穴13b
が形成された上面部13aと、この上面部13aから一
方向へ延出した連結ボルト13cとを備えている。連結
ボルト13cは、ナット16に螺合されるものであり、
この連結ボルト13cとナット16により、バッグ1
2,リテーナリング13,リテーナ14,インフレータ
15が連結されるように構成されている。
【0018】インフレータ15は、円筒形の本体15a
と、本体15aの上部外周側部でバッグ12内に配置さ
れた個所に複数形成されたガス噴出し口15bと、取り
付け部15cが形成されており、この取り付け部15c
において、バッグ12,リテーナリング13,リテーナ
14と連結されるように構成されている。
【0019】本例のリテーナ14は、次述するプラス接
点31、マイナス接点32、弾性リング状部材としての
Cリング33、ステアリングホイール本体20のリブ2
2とともに、本例のステアリングホイールSのホーン機
構30を構成するものである。リテーナ14は、ポリア
ミド(PA)等の樹脂から形成されている。
【0020】また、リテーナ14には、ホーン機構30
を構成するガイド部14fや、他の部材の配設部が形成
されている。なお、リテーナ14の材料として、樹脂に
強化材としてガラス繊維を添加したものを使用しても良
い。
【0021】リテーナ14は、バッグ配設面14aを備
え、バッグ配設面14aの中央には、インフレータ15
の本体15aを配置するための穴14bが形成されてい
る。また、この穴14bより外側の所定個所には、リテ
ーナリング13の連結ボルト13cを取り付ける連結孔
14cが4箇所形成されている。
【0022】また、リテーナ14の側部には、モジュー
ルカバー11の延出部11bと、リテーナ14とを、ビ
ス17やリベット等の固着具により連結するための連結
孔14dが設けられている。
【0023】さらに、リテーナ14には、延出部14e
が形成されている。延出部14eは、三方向に向けて延
出するように形成されており、裏面の先端側にはそれぞ
れプラス接点31が配設される。プラス接点31は、延
出部14eに熱カシメ等により固定される。プラス接点
31は、ハーネス34を介してプラス端子へ接続されて
いる。
【0024】また、延出部14eの裏面には、図3に示
すように、Cリング33が配設されるガイド部14f
と、Cリング33の保持部14gとが形成されている。
ガイド部14fは、延出部14eの裏側から、ステアリ
ングホイール本体20側に向けて突設されている。
【0025】ガイド部14fは、延出部14eの裏面か
ら突出して設けられた略円錐形の部材であり、先端側が
細く、根本側に向けて太くなるように形成されている。
そして、ガイド部14fの先端部からCリング33が挿
入され、このCリング33を根本側に向けて挿通できる
ように構成されている。
【0026】保持部14gは、ガイド部14fの周囲に
設けられ、保持部14g先端側には爪部14hが形成さ
れている。爪部14hは、ガイド部14fに配設された
Cリング33の外周縁に係合して、Cリング33が脱落
しないように保持するものである。
【0027】ガイド部14fの先端側は、Cリング33
を配設したときに、Cリング33と、保持部14gとの
間に所定の隙間ができるように形成されている。また、
ガイド部14fの根本側では、Cリング33が押し込ま
れたとき、リテーナ14に設けられたプラス接点31
と、ステアリングホイール本体20に設けられたマイナ
ス接点32が接触するまで、Cリング33をガイド部1
4fに押し込むことができるように、ガイド部14fと
保持部14gとの間に所定の隙間が確保されている。
【0028】リテーナ14は、延出部14eを介してス
テアリングホイール本体20に連結されている。リテー
ナ14とステアリングホイール本体20とは、ステアリ
ングホイール本体20の芯金スポーク部21と、リテー
ナ14のガイド部14fに、段付きボルト18を貫通し
て配設することにより組み付けられる。
【0029】段付きボルト18は、ステアリングホイー
ル本体20側から挿入され、段部でガイド部14fを支
持しながら、ガイド部14fに固定されて配設される。
また、段付きボルト18は、ステアリングホイール本体
20の芯金スポーク部21に対して、摺動可能に配設さ
れる。
【0030】リテーナ14に設けられたプラス接点31
に対向する位置には、マイナス接点32が配設される。
本例では、マイナス接点32はステアリングホイール本
体20の芯金スポーク部21上に設けられている。マイ
ナス接点32は、モジュールカバー11が押動されたと
きに、延出部14eに設けられたプラス接点31に整合
する位置に設けられる。
【0031】上記プラス接点31とマイナス接点32が
接触することにより、ホーンが吹鳴するように構成され
ている。なお、本例では、プラス接点31がリテーナ1
4側、マイナス接点32がステアリングホイール本体2
0側に配設された構成としているが、その逆であっても
良い。
【0032】プラス接点31とマイナス接点32は、モ
ジュールカバー11にかかる力に応じて、離接可能とな
るように構成されている。本例では、Cリング33の弾
性力を利用して、プラス接点31とマイナス接点32と
を離接可能としている。
【0033】Cリング33は、図5に示すように、切欠
部33aを有し、この切欠部33aが拡開することによ
り、穴部33bの大きさが変化するように構成されてい
る。本例のCリング33は、リテーナ14のガイド部1
4fに密着して配設されるように構成されている。
【0034】Cリング33は、弾性を有するリング部材
33cをケース33dに取り付けることにより形成され
ている。ケース33dは、摺動性が良く、且つ、ばね効
果のある樹脂等の材料から形成されている。なお、ケー
ス33dの材料として樹脂を用いる場合、好ましくは、
ポリアミド系樹脂であるナイロンや、ポリアセタール系
樹脂のコポリマーとして、例えばジュラコン(ポリプラ
スチックス株式会社製)や、ユピタール(三菱瓦斯化学
株式会社製)が使用される。
【0035】ケース33dは、C形の筐体として作成さ
れ、この筐体の周囲に、金属等からなるリング部材33
cを固定した構成とされる。なお、リング部材33cを
より確実に取り付けるために、リング部材33cの少な
くとも一方の端部を、ケース33dの内周側まで延出さ
せ、折り返して固定した構成としても良い。
【0036】また、ケース33dを別途使用するのでは
なく、樹脂材とリング部材33cとを一体成形すること
によりCリングを形成しても良い。或いは、ケース33
d自体に、充分なばね性が備えられている場合には、リ
ング部材33cを配設しない構成としても良い。
【0037】或いは、弾性リング状部材として、Cリン
グではなく、輪状のリングを用いても良い。この場合
は、弾性を確保するために、例えば、輪状ケース部材の
穴部の内周面に空気または液体が充填された袋体を配設
する。袋体に充填された空気または液体は、輪状ケース
の穴部にガイド部14fが入出することにより圧縮・膨
張し、プラス接点31とマイナス接点32とを離接可能
に付勢する。
【0038】Cリング33の穴部33bの周縁部33e
はR状またはテーパー状に形成されている。穴部33b
には、ホーンを吹鳴させるためにモジュールカバー11
に押圧力を加えたとき、モジュールカバー11と一緒に
押下されるリテーナ14のガイド部14fが入り込むも
のであるが、本例のように穴部33bの周縁部33eが
R状に形成されていることにより、ガイド部14fを穴
部33bにおいてスムーズに出入りさせることが可能と
なる。
【0039】Cリング33は、モジュールカバー11が
押動されたときに、図4に示すように、ステアリングホ
イール本体20に設けられたリブ22に当接して、ガイ
ド部24の根本側へ押し上げられる。
【0040】リブ22は、ステアリングホイール本体2
0の芯金スポーク部21において、Cリング33に対応
する位置に設けられている。リブ22は、Cリング33
に均等に力が加わるように、Cリング33に沿った円環
形状に形成されるか、或いは、Cリングに複数箇所で係
合可能な形状に形成される。
【0041】次に、本例のホーン機構30の動作につい
て説明する。ホーンを吹鳴させるときには、モジュール
カバー11を押圧する。モジュールカバー11にはリテ
ーナ14が接続されており、リテーナ14は、モジュー
ルカバー11の押圧によりステアリングホイール本体2
0側へ移動する。このとき、リテーナ14とともに、段
付きボルト18も下方へ移動する。
【0042】リテーナ14がステアリングホイール本体
20側へ移動しようとすると、ステアリングホイール本
体20に設けられたリブ22が、リテーナ14のガイド
部14fに配設されたCリング33を、上方へ向けて押
し上げる。
【0043】Cリング33は、図4に示すように、切欠
部33aを広げながら、ガイド部14fの根本側に移動
する。このようにして、リテーナ14がステアリングホ
イール本体20側へ移動し、リテーナ14の延出部14
eに配設されたプラス接点31と、ステアリングホイー
ル本体20の芯金スポーク部21に設けられたマイナス
接点32とが近づき、プラス接点31とマイナス接点3
2が接触してホーンが吹鳴される。
【0044】ホーンの吹鳴を停止するときには、モジュ
ールカバー11への押圧を解除する。そうすると、Cリ
ング33の弾性力により、Cリング33が元の形状に戻
ろうとする。
【0045】Cリング33が元の形状に戻ろうとする力
により、ガイド部14fの根本側にあるCリング33
が、穴部33bを収縮させながらガイド部14fの周面
において摺動し、ガイド部14fの先端部位置まで移動
して、リテーナ14は上方へ押し上げられる。これによ
り、リテーナ14に配設されたプラス接点31と、ステ
アリングホイール本体20に配設されたマイナス接点3
2とが離間され、ホーンの吹鳴が停止される。
【0046】なお、上記各実施例では、Cリング33が
リテーナ14側に配設された構成を示したが、Cリング
33がステアリングホイール本体20側に配設された構
成としても良い。この場合は、ステアリングホイール本
体20の芯金スポーク部21に、上方に向けて細くなる
形状の略円錐形のガイド部を形成し、リテーナ14側に
Cリングを下方側へ向けて押圧するリブを設けるように
する。
【0047】上記構成とすることにより、モジュールカ
バー11を押圧すると、リテーナ14に設けられたリブ
がCリング33を押し下げ、Cリング33がステアリン
グホイール本体20のガイド部において摺動しながら下
方へ移動し、リテーナ14がステアリングホイール本体
20に近づいて、リテーナ14の接点と、ステアリング
ホイール本体20の接点が接触される。
【0048】そして、モジュールカバー11の押圧力を
解除したときには、Cリング33が元の形状に戻ろうと
しながら、ガイド部において摺動しながら上方へ移動
し、Cリング33に押し上げられるようにして、リテー
ナ14及びモジュールカバー11が上方へ移動してステ
アリングホイール本体20と離間する。これによりホー
ンの吹鳴が停止される。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明のエアバッグモジ
ュールを備えたステアリングホイールは、ホーン機構を
構成するために、従来より用いられていたホーンプレー
トとコンタクトプレートなどの部材を必要としないた
め、部品点数を低減することができ、また、ホーン機構
の軽量化を図ることが可能となる。
【0050】また、ホーン機構のプラス接点とマイナス
接点が設けられた二つの部材を離接可能とするために、
従来用いられていたコイルスプリングを使用するのでは
なく、Cリングを利用して摺動方向を水平方向としてい
るので、ホーン機構の高さ方向の幅を、従来のように大
きく確保する必要がなく、ホーン機構を小型化すること
が可能となる。
【0051】また、Cリングはガイド部に密着して配設
されているので、Cリングとガイド部との間でのガタ付
きの発生を防止することが可能となる。
【0052】さらに、Cリングはガイド部に密着して配
設され、Cリングが水平方向に開閉するときの弾性力を
利用して、ホーン機構のプラス接点とマイナス接点を離
接可能な構成とされている。
【0053】これにより、リテーナとステアリングホイ
ールとの間に、上下方向に適度なテンションが付与され
るので、ホーン機構における上下方向のガタ付きを防止
することもできる。
【0054】また、Cリングの穴部の周縁部について、
R状またはテーパー状に形成することにより、Cリング
のガイド部での摺動をスムーズにすることができ、ホー
ン機構の作動時の動作を滑らかなものとすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアバッグモジュールを備えたス
テアリングホイールの斜視図である。
【図2】エアバッグモジュールの分解説明図である。
【図3】ホーン機構の動作を示す断面説明図である。
【図4】ホーン機構の動作を示す断面説明図である。
【図5】Cリングを示す斜視図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】 10 エアバッグモジュール 11 モジュールカバー 12 バッグ 13 リテーナリング 14 リテーナ 14a バッグ配設面 14b 穴 14c,14d 連結孔 14e 延出部 14f ガイド部 14g 保持部 14h 爪部 15 インフレータ 16 ナット 17 ビス 18 段付きボルト 20 ステアリングホイール本体 21 芯金スポーク部 22 リブ 30 ホーン機構 31 プラス接点 32 マイナス接点 33 Cリング 33a 切欠部 33b 穴部 33c リング部材 33d ケース 33e 周縁部 34 ハーネス S ステアリングホイール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体と、該ステア
    リングホイール本体の略中央にエアバッグモジュールを
    備えたステアリングホイールであって、 前記エアバッグモジュールは、インフレータを保持する
    リテーナと、該リテーナ上でインフレータを覆って配設
    されるバッグと、該バッグを覆うモジュールカバーと、
    ホーン機構と、を有し、 前記ホーン機構は、前記リテーナとステアリングホイー
    ル本体に設けられた接点と、前記リテーナまたはステア
    リングホイール本体の一方に設けられた略円錐形のガイ
    ド部と、該ガイド部に摺動可能に配設された弾性リング
    状部材と、前記リテーナまたはステアリングホイール本
    体の他方側で前記弾性リング状部材に対向する位置に設
    けられたリブと、を備え、 前記モジュールカバー側から付加される押圧力に応じた
    前記弾性リング状部材の拡開及び収縮により、前記接点
    が接触及び離間されることを特徴とするエアバッグモジ
    ュールを備えたステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記リテーナには、前記ガイド部に配設
    された弾性リング状部材を前記ガイド部より外側で保持
    する保持部が設けられたことを特徴とする請求項1記載
    のエアバッグモジュールを備えたステアリングホイー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記保持部は前記弾性リング状部材の外
    周縁に係合する爪部を備えたことを特徴とする請求項2
    記載のエアバッグモジュールを備えたステアリングホイ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記弾性リング状部材は前記ガイド部に
    密着して配設されたことを特徴とする請求項1記載のエ
    アバッグモジュールを備えたステアリングホイール。
  5. 【請求項5】 前記弾性リング状部材の穴部の周縁部は
    R状またはテーパー状に形成されたことを特徴とする請
    求項1乃至4いずれか記載のエアバッグモジュールを備
    えたステアリングホイール。
  6. 【請求項6】 前記弾性リング状部材はCリングである
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載のエアバ
    ッグモジュールを備えたステアリングホイール。
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