JP2010089596A - 車両用ニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加に頼ることなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに固定することができる車両用ニーエアバッグ装置を得る。
【解決手段】助手席用ニーエアバッグ装置10は、インフレータ70と乗員野膝高さで膨張展開されるニーエアバッグ86とこれらを収容するモジュールケース64とを備えたエアバッグモジュール40と、モジュールケース64との間に樹脂製グラブドアインナ26を挟んで配置されたブラケット100と、ブラケット100とモジュールケース64とを締結することでエアバッグモジュール40をグラブドアインナ26に固定させるボルト106及びウェルドナット102と、ブラケット100に一体に設けられボルト106を挿通させると共にモジュールケース64に当接されたカラー部108とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ニーエアバッグ装置に関する。
乗員の膝を保護するためのニーエアバッグ装置を、グラブボックスを開閉するグラブドアに搭載したグラブドア付けニーエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−356137号公報 特開2007−161090号公報
ところで、ニーエアバッグ装置を締結によって樹脂製のグラブドアに固定する場合、樹脂部分に過大な締結荷重を作用させないための工夫が必要となり、部品点数が多くなることが懸念される。
本発明は、上記事実を考慮して、部品点数の増加に頼ることなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに固定することができる車両用ニーエアバッグ装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用ニーエアバッグ装置は、作動することによりガスを発生するガス発生手段と、折り畳み状態で格納されると共に着座状態の乗員の膝の高さに配置されかつ前記ガス発生手段から供給されたガスによって乗員の膝側へ向けて膨張展開するニーエアバッグと、前記ガス発生手段及びニーエアバッグを収容するモジュールケースと、を含んで構成されたエアバッグモジュールと、前記モジュールケースとの間に樹脂製パネルを挟んで配置されたブラケットと、前記ブラケットと前記モジュールケースとを締結することで、前記エアバッグモジュールを前記樹脂製パネルに固定させる締結手段と、前記ブラケットに一体に設けられ、前記締結手段のおねじ部材を挿通させると共に前記モジュールケースに当接されたカラー部と、を備えている。
請求項1記載の車両用ニーエアバッグ装置では、エアバッグモジュールとブラケットとの間に樹脂製パネルを挟み込んだ状態で、締結手段によってモジュールケースとブラケットとに締結荷重を作用させることで、エアバッグモジュールが樹脂製パネルに固定されている。この状態で、ブラケットに設けられたカラー部が締結手段のおねじ部材を挿通させた状態でモジュールケースに当接しているので、樹脂製パネルにおけるエアバッグモジュールの締結固定部位に過度の締結荷重が作用することが防止される。
ここで、本車両用ニーエアバッグ装置では、カラー部がブラケットに一体に形成されているので、例えば別部材のカラー部材をモジュールケースとブラケットとの間に配置する構成と比較して、部品点数が削減される。すなわち、部品点数を増すことなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに良好に固定することができる。
このように、請求項1記載の車両用ニーエアバッグ装置では、部品点数の増加に頼ることなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに固定することができる。
請求項2記載の発明に係る車両用ニーエアバッグ装置は、作動することによりガスを発生するガス発生手段と、折り畳み状態で格納されると共に着座状態の乗員の膝の高さに配置されかつ前記ガス発生手段から供給されたガスによって乗員の膝側へ向けて膨張展開するニーエアバッグと、前記ガス発生手段及びニーエアバッグを収容するモジュールケースと、前記モジュールケースに固定された取付片とを含んで構成されたエアバッグモジュールと、前記取付片との間に樹脂製パネルを挟んで配置されたブラケットと、前記取付片とブラケットとを締結することで、前記エアバッグモジュールを前記樹脂製パネルに固定させる締結手段と、前記ブラケット及び前記取付片の少なくとも一方に一体に設けられ、前記締結手段のおねじ部材を挿通させると共に該ブラケットと取付片との間で締結荷重を支持するカラー部と、を備えている。
請求項2記載の車両用ニーエアバッグ装置では、エアバッグモジュールの取付片とブラケットとの間に樹脂製パネルを挟み込んだ状態で、締結手段によって取付片とブラケットとに締結荷重を作用させることで、エアバッグモジュールが樹脂製パネルに固定されている。この状態で、ブラケット及び取付片の少なくとも一方に設けられたカラー部が締結手段のおねじ部材を挿通させた状態で締結手段の締結荷重を支持しているので、樹脂製パネルに過度の締結荷重が作用することが防止される。
ここで、本車両用ニーエアバッグ装置では、カラー部がブラケット及び取付片の少なくとも一方に一体に形成されているので、例えば別部材のカラーを取付片とブラケットとの間に配置する構成と比較して、部品点数が削減される。すなわち、部品点数を増すことなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに良好に固定することができる。
このように、請求項2記載の車両用ニーエアバッグ装置では、部品点数の増加に頼ることなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに固定することができる。
請求項3記載の発明に係る車両用ニーエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記ブラケットは、複数の前記締結手段によって前記エアバッグモジュールを複数箇所において前記樹脂製パネルに固定させるようになっており、かつ複数の前記カラー部が一体に形成されている。
請求項3記載の車両用ニーエアバッグ装置では、モジュールケース又は取付片とブラケットとは、複数の締結手段にて締結されている。このブラケットには、複数の締結手段に対応して複数のカラー部が一体に形成されているので、例えば締結部位毎にカラー部時のブラケットを用いる構成と比較しても部品点数の削減が図られる。
請求項4記載の発明に係る車両用ニーエアバッグ装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記カラー部は、前記締結手段による締結前に前記樹脂製パネルに保持され、かつ前記おねじ部材が螺合されるめねじ部材を兼ねている。
請求項4記載の車両用ニーエアバッグ装置では、カラー部は、例えばインサート成形、圧入、タッピング等によって予め樹脂製パネルに保持されており、かつ、めねじ部材を兼ねて締結手段を構成している。このめねじ部材におねじ部材を螺合させることで、樹脂製パネルにエアバッグモジュールが固定される。このため、樹脂製パネルにエアバッグモジュールを組み付ける際の部品取り扱いが容易である。
請求項5記載の発明に係る車両用ニーエアバッグ装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記樹脂製パネルは、インストルメントパネルに設けられたグラブドアを構成している。
請求項5記載の車両用ニーエアバッグ装置では、樹脂製パネルがインストルメントパネルに設けられたグラブドアを構成しているため、グラブドアからニーエアバッグが膨張展開されることになる。このため、折り畳み状態のニーエアバッグを格納するための専用のスペースをインストルメントパネル内に確保する必要がない。
以上説明したように本発明に係る車両用ニーエアバッグ装置は、部品点数の増加に頼ることなく、エアバッグモジュールを樹脂製パネルに固定することができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車両用ニーエアバッグ装置としてのグラブドア内蔵型の助手席用ニーエアバッグ装置10について、図1〜図7に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ助手席用ニーエアバッグ装置10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向を示している。先ず、助手席用ニーエアバッグ装置10の概略全体構成を説明し、次いで、本発明に要部であるエアバッグモジュール40のグラブドア20への取付構造について説明することとする。
(助手席用ニーエアバッグ装置の概略全体構成)
図7には、グラブドア内蔵型の助手席用ニーエアバッグ装置10が搭載されたインストルメントパネル11の外観正面図が示されている。また、図6には、グラブドア20と助手席Spへの着座乗員Pとの位置関係を車両側方から見て示す概略縦断面図が示されている。さらに、図5には、グラブドア内蔵型のニーエアバッグ装置の要部拡大側断面図(図7の5−5線に沿った拡大断面図)が示されている。
図6及び図7に示される如く、インストルメントパネル11における助手席側で乗員の膝と略対向する位置(より正確には、インストルメントパネル11の下部を構成するインストルメントパネルロア12の上部)には、小物等を入れるためのグラブボックス14が配設されている。図6に示される如く、グラブボックス14は、ボックス状に形成された樹脂製のグラブボックス本体16と、このグラブボックス本体16の車室側(車両後方)に向けて開口する開口部18を開口端側で開閉するためのグラブドア20とを含んで構成されている。
図5及び図6に示される如く、助手席用ニーエアバッグ装置10は、グラブドア20にエアバッグモジュール40を内蔵して構成されている。図1及び図5に示される如く、グラブドア20は、車室内側に配置されて意匠面を形成する矩形パネル状のグラブドアアウタ24と、このグラブドアアウタ24の車両前方側に配置されてグラブドアアウタ24に被嵌される矩形枠状のグラブドアインナ26とを備えている。グラブドアアウタ24、グラブドアインナ26は、それぞれ樹脂製とされており、射出成形等によって所定の形状に形成されている。
グラブドアアウタ24は、略矩形パネル状に形成された基材28と、この基材28の車室内側の面を覆う表皮30との二層構造として構成されている。基材28及び表皮30は共に樹脂製とされているが、表皮30の方が基材28よりも軟質な樹脂材料で構成されている。グラブドアアウタ24における基材28の下縁側両サイドからは、左右一対のストッパ32が立設されている。各ストッパ32は、基材28の一般部28Aから面直角方向(車両前方側)へ向けて延出されており、グラブドア20が開口部18の開度を最大とする全開位置にする場合に先端部がグラブボックス本体16の壁面に干渉されることで、グラブドア20を全開位置に保持する役目を果たす構成である。
さらに、ストッパ32の内側には、側面視で略L字状に形成されたヒンジ34(図5参照)が設けられている。ヒンジ34の一端部はグラブボックス本体16にビス等で固定されており、グラブドア20が開閉される際には、図5に示す回転中心Q回りにグラブドア20が回転するようになっている。
また、図5に示される如く、グラブドアアウタ24の一般部28Aにおける車室外向きの面(グラブドアインナ26側の面)には、後述するエアバッグドアリテーナ42を介して所定値以上のバッグ膨張圧が作用することで破断される略「日」の字状のティア部36が設定されている。ティア部36は、一般部28Aの車両上下方向中間部に車幅方向に沿って延在する横方向中央ティア部36Aと、横方向中央ティア部36Aの両端部から車両上下方向へ延びる左右一対の縦方向ティア部36Bと、これらの縦方向ティア部36Bの先端部同士を繋ぐ横方向上下ティア部36Cとによって構成されている。
一方、グラブドアインナ26は、グラブドアアウタ24の基材28の一般部28Aと対向する矩形枠状の底壁部26Aと、この底壁部26Aの車幅方向の両側部に一体に形成された左右一対の側壁部26Bと、これら左右一対の側壁部26Bのグラブドアアウタ24側の端部から幅方向外側へ向けて張り出された左右一対の張り出し部26Cと、を含んで構成されている。張り出し部26Cの下縁側には、グラブドアアウタ24のストッパ32と対向する位置に切欠38が形成されている。この切欠38内にストッパ32が挿入されている。
上記構成のグラブドアアウタ24とグラブドアインナ26とは、両者の少なくとも一方に形成された縦方向、横方向のリブ39(図5参照)を介して相互に接合されている。具体的には、リブ39の先端部にて、振動溶着されているが、締結具による締結を利用しても良いし、振動溶着と締結とを併用しても良く、グラブドアアウタ24とグラブドアインナ26とを一体化できる構成であれば良い。このグラブドアアウタ24の基材28とグラブドアインナ26の底壁部26Aとの間には、後述する如くエアバッグモジュール40を内蔵するための空間Rが形成されている。すなわち、グラブドア20は、中空構造体として構成されている。
また、図1及び図5に示される如く、上述したグラブドアアウタ24とグラブドアインナ26との間には、略矩形平板状に形成された樹脂製のエアバッグドアリテーナ42が配設されている。エアバッグドアリテーナ42は、矩形平板状の基部44と、この基部44の外周部近傍から立設された矩形枠状の縦壁部46と、を備えている。縦壁部46の上部及び下部には、各々矩形状の開口として構成された複数の係止孔48が所定の間隔で形成されている。なお、基部44の外周部近傍部位と縦壁部46との間には、両者に跨るように配置されかつ側面視で直角三角形状に形成された補強用のリブ50が複数個立設されている。
さらに、エアバッグドアリテーナ42の基部44の中央部(縦壁部46で囲まれた部分)には、左右一対の縦溝52Aとこれらの縦溝52A同士を繋ぐ横溝52Bとから成る正面視でH形状の溝(ティア部)52が形成されている。この溝52により、上下一対のエアバッグドア54が形成されている。なお、各エアバッグドア54の横溝52B側のコーナー部54Aは、円弧状に形成されている。また、各エアバッグドア54の回転中心側には、側面視で略V字状に形成された弛み部56(図5参照)が形成されている。エアバッグドア54が展開する際には、この弛み部56が伸長されることで、エアバッグドア54が円滑に展開するようになっている。
図5に示される如く、前述したグラブドアインナ26の底壁部26Aにおける中央開口部58の周縁部には、エアバッグドアリテーナ42側へ延出する環状のリブ60が一体に形成されている。リブ60における上下の壁部は、グラブドア20の組付状態においては、エアバッグドアリテーナ42の縦壁部46の上下の壁部の外側に略平行に配置されている。この状態でリブ60における上下の壁部の各先端部は、エアバッグドアリテーナ42の基部44に溶着(振動溶着)されている。これにより、エアバッグドアリテーナ42の基部44は、グラブドアアウタ24の基材28の一般部28Aとグラブドアインナ26のリブ60とに挟持された状態で固定されている。
そして、図1及び図5に示される如く、グラブドアインナ26の中央開口部58には、エアバッグモジュール40が装着されている。エアバッグモジュール40は、金属製のモジュールケース64を備えている。モジュールケース64は、底が浅い箱体形状を成している。モジュールケース64の底壁部64Aの中央下部には、車両前方側から等脚台形状に打ち出されることにより車両後方側へ膨出されたインフレータ固定部66が設けられている(図1参照)。インフレータ固定部66の縦断面形状は山型とされている(図5参照)。
このインフレータ固定部66における車両上方側の傾斜部66Aには、左右一対のボルト挿通孔68が形成されている。これらのボルト挿通孔68内へインフレータ70の軸方向中間部から半径方向外側へ突出された一対のスタッドボルト72(図5参照)が挿入されて裏面側からナット74が螺合されている。これにより、インフレータ70は、モジュールケース64のインフレータ固定部66の傾斜部66Aに締結固定されている。
また、図1及び図2に示される如く、モジュールケース64の両側部には、それぞれ複数(この実施形態では2つずつで計4つ)の取付片78がそれぞれ固定的に取り付けられている。各取付片78は、金属製とされており、モジュールケース64の側壁64Bに固定された固定部78Aと、固定部78Aから幅方向外向きに延設された取付座部78Bとを有し、平面視で略「L」字状を成している。取付片78における略車両前後方向を向く取付座部78Bの略中央部には、板厚方向(車両前後方向)に貫通するねじ挿通孔76が形成されている。
モジュールケース64すなわちエアバッグモジュール40は、これら取付片78において、後述する如く、グラブドアインナ26の底壁部26Aにおける中央開口部58に対する幅方向両側部分に、締結によって固定されるようになっている。この実施形態では、モジュールケース64単体、又は取付片78が設けられているモジュールケース64が、本発明におけるモジュールケースに相当する。
また、モジュールケース64の上部及び下部には、長尺状の係止金具82が取り付けられている。係止金具82の一辺(エアバッグドアリテーナ42側)には、側面視でL字状の係止片84が一体に形成されている。係止片84は、エアバッグドアリテーナ42の縦壁部46に形成された前述した係止孔48に対応して複数個設けられている。そして、各係止孔48に各係止片84を挿入し係止させることにより、エアバッグドアリテーナ42がモジュールケース64に取り付けられている。
図5に示される如く、モジュールケース64内には、ガス発生手段としてのインフレータ70と、このインフレータ70から噴出されたガスによって膨張するニーエアバッグ86とが組み付けられている。インフレータ70は、モジュールケース64に納まる外径の円柱状に形成されている。また、インフレータ70の軸方向の一端部には、ガス噴出部88が同軸上に形成されている。さらに、ガス噴出部88は、その外径がインフレータ70の外径よりも小径とされており、その周壁部には複数のガス噴出孔(図示省略)が形成されている。
一方、ニーエアバッグ86は、折り畳み状態でモジュールケース64内に収納されている。より具体的には、平面展開状態のニーエアバッグ86の上部及び下部をそれぞれ蛇腹折りして中央部に寄せていくことにより、モジュールケース64に収納可能な大きさに折り畳まれている。そして、ニーエアバッグ86の中央部(高さ方向中間部)に上記インフレータ70が挿入されて、インフレータ70から突出されたスタッドボルト72がニーエアバッグ86を貫通し、前述した要領でモジュールケース64のインフレータ固定部66に固定されている。したがって、ニーエアバッグ86はインフレータ70とインフレータ固定部66との間に挟持された状態で組み付けられている。また、助手席用ニーエアバッグ装置10の車両への組付状態で、ニーエアバッグ86のインフレータ70がガス流入部87(図4参照)とされている。
さらに、グラブドアインナ26の中央開口部58は、エアバッグモジュール40の組付後に矩形平板状に形成された樹脂製の裏面カバー92によって閉塞されている。裏面カバー92の四辺からは、グラブドアインナ26側へ向けて複数の脚部94が一体に形成されている。各脚部94の先端部には爪が形成されている。これに対応して、グラブドアインナ26の底壁部26Aにおける中央開口部58の外周部には複数の矩形状の差込み孔96が形成されている。そして、この差込み孔96内へ脚部94を挿入させ、弾性的に係合させることにより、裏面カバー92がグラブドアインナ26の車両前方側の面に取り付けられている。この実施形態では、裏面カバー92は、上記した取付片78によるエアバッグモジュール40の締結部分をも前方から覆う構成とされている。
以上説明した助手席用ニーエアバッグ装置10は、図4に示される如く作動するようになっている。ここで、図4に示すX線矢視部は乗員の「脛上部」であり、脛上部Xは、膝頭(膝関節)Yの直ぐ下あたりの部位のことである。
(グラブドアへのエアバッグモジュールの固定構造)
図1及び図2に示される如く、助手席用ニーエアバッグ装置10は、エアバッグモジュール40を樹脂製パネルとしてのグラブドアインナ26に締結により固定するためのブラケット100を備えている。ブラケット100は、グラブドアインナ26の底壁部26Aにおける中央開口部58に対する車幅方向両側部分でかつ車両後方(グラブドアアウタ24側)に、各1つ設けられている。各ブラケット100は、金属製とされ、車両上下方向に長手の略矩形板状を成している。
また、各ブラケット100の後面における上下に離間した2箇所には、前面側から後述するボルト106を螺合可能に、それぞれ締結手段を構成するウェルドナット102が固着されている。各ウェルドナット102は、モジュールケース64の車幅方向の各側部における挿通孔76の位置に対応して設けられている。これにより、助手席用ニーエアバッグ装置10では、取付片78の挿通孔76、グラブドアインナ26の透孔104に挿通された締結手段のおねじ部材としてのボルト106がウェルドナット102に螺合されることで、モジュールケース64すなわちエアバッグモジュール40がグラブドアインナ26に締結により固定されている。
そして、助手席用ニーエアバッグ装置10は、ウェルドナット102と同軸的でかつ該ウェルドナット102とは反対向きに突出するようにブラケット100に一体に形成されたカラー部108を備えている。カラー部108は、図2に示される如く、ブラケット100からの突出高が底壁部26Aの板厚と略一致(無負荷状態の底壁部26Aの厚みと同等又は僅かに小と)されている。各カラー部108は、グラブドアインナ26の透孔104内に挿入され、ウェルドナット102にボルト106を所定量だけ螺合させた状態で、先端が取付片78に当接されるようになっている。
したがって、助手席用ニーエアバッグ装置10では、取付片78とカラー部108とがメタルタッチした状態で、上記の通りエアバッグモジュール40がグラブドアインナ26にガタつかないように締結固定される構成である。換言すれば、助手席用ニーエアバッグ装置10では、ウェルドナット102へのボルト106の螺合による締結荷重が作用する取付片78とブラケット100との間で、該締結荷重(の大部分)をカラー部108が支持する構成と捉えることができる。
また、ブラケット100は、ボルト106のウェルドナット102への螺合前に予めグラブドアインナ26に固定される構成とされている。この実施形態では、図3に示される如く、ブラケット100に形成された透孔110を通じてグラブドアインナ26のねじ孔112に螺合されたビス114によって、ブラケット100がグラブドアインナ26に保持(仮保持と捉えても良い)される構成である。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の助手席用ニーエアバッグ装置10が適用された車両が前面衝突すると、図示しない衝突検知手段によってその状態が検知され、検知信号がエアバッグECUへ出力される。エアバッグECUでエアバッグ作動と判定されると、運転席側の各種エアバッグ装置が作動する他、助手席Spへの乗員Pの着座(例えば、着座センサ又はバックセルセンサのON)を条件に助手席用ニーエアバッグ装置10も作動する。すなわち、グラブドア20に内蔵されたエアバッグモジュール40のインフレータ70のスクイブに所定電流が通電されてインフレータ70が作動される。これにより、インフレータ70からガスが発生し、当該ガスは折り畳み状態でグラブドア20内に格納されているニーエアバッグ86内へ供給され、これを膨張させる。
折り畳み状態のニーエアバッグ86が膨張し、エアバッグドアリテーナ42を介してティア部36に作用するバッグ膨張圧が所定値に達すると、ティア部36が破断(開裂)し、一対のエアバッグドア54が上下に展開される。これにより、ニーエアバッグ86は、乗員の膝とグラブドア20(インストルメントパネル11)との間の隙間に膨張展開される。その結果、乗員の膝がニーエアバッグ86によって拘束されて保護される。
ニーエアバッグ86が膨張展開される際の反力は、各係止片84とエアバッグドアリテーナ42の縦壁部46における各係止孔48の縁部との係合によって主に支持され、その一部がブラケット100と底壁部26Aとの係合によっても支持される。
以上説明した助手席用ニーエアバッグ装置10を構成するに当たっては、グラブドア20にエアバッグモジュール40を組み付ける。すなわち、グラブドアインナ26にモジュールケース64の取付片78を締結により固定する。具体的には、各透孔104にカラー部108が挿入された状態で、透孔110を通じてねじ孔112にビス114を螺合させることで、グラブドアインナ26の底壁部26Aにおける裏面(グラブドアアウタ24設置)側にブラケット100を保持させる。
そして、モジュールケース64の各取付片78の挿通孔76の位置をカラー部108の孔の位置に合わせ、取付片78に対する車両前方側から挿通孔76、カラー部108にボルト106を通し、該ボルト106をウェルドナット102に対し所定の螺合量又はトルクで螺合させる。これにより、モジュールケース64にインフレータ70、ニーエアバッグ86を収容して構成されたエアバッグモジュール40が、グラブドア20に固定的に取り付けられる。
この状態では、カラー部108が取付片78に直接的に当接している(メタルタッチしている)。換言すれば、取付片78(ボルト106の頭部)とブラケット100(ウェルドナット102)との間で、底壁部26Aを板厚方向に貫通したカラー部108が締結荷重を主に支持している。このため、助手席用ニーエアバッグ装置10では、樹脂製のグラブドアインナ26の底壁部26Aに対し過度の締結荷重が作用することが防止又は効果的に抑制される。したがって、底壁部26Aの変形(クリープ変形等)が防止され、グラブドア20に対するエアバッグモジュール40の締結固定状態が弛むことが防止又は効果的に抑制される。
ここで、助手席用ニーエアバッグ装置10では、ブラケット100にカラー部108が一体に形成されているため、上記の通り底壁部26Aに過度の締結荷重を作用させないための構成が、部品点数を増すことなく実現される。
例えば、図11に示される比較例では、カラー部108を有しない平板状のブラケット500に、取付片78側からグラブドアインナ26の段付の透孔504に挿入された金属製のフランジ付カラー502の先端を当接させることで、これらのメタルタッチにより底壁部26Aに過度の締結荷重を作用させないようになっている。この場合、底壁部26Aに保持されるブラケット500の他に、該ブラケット500と取付片78とにメタルタッチされる複数のフランジ付カラー502を用いる必要があり、部品点数が多くなってしまう。また、複数のフランジ付カラー502を透孔504に挿入し、これが脱落しないようにモジュールケース64の取付片78を位置合わせしてから、ボルト106をウェルドナット102に螺合することになるため、組み付け作業が煩雑である。これら部品点数の増加、工程の煩雑化等は、助手席用ニーエアバッグ装置10の製造コストの増加の原因となる。
これに対して助手席用ニーエアバッグ装置10では、ブラケット100にカラー部108が一体に形成されているので、上記比較例に係る構成と比較して、部品点数の削減を図りながら、底壁部26Aに可動の締結荷重を作用させることなくグラブドアインナ26にエアバッグモジュール40を固定することができる。
特に、助手席用ニーエアバッグ装置10では、1つのブラケット100に複数のカラー部108が一体化されているため、部品削減効果が大きい。しかも、これらカラー部108がボルト106、ウェルドナット102による締結前にブラケット100を介してグラブドアインナ26に保持されるため、上記比較例の如きフランジ付カラー502の脱落の恐れがなく、グラブドアインナ26に対するエアバッグモジュール40の組付作業性が良好(作業が容易)である。
このように、本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置10では、部品点数の増加に頼ることなく、エアバッグモジュール40をグラブドアインナ26に固定することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記した第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品、部分については、上記した第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
図8(A)には、本発明の第2の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置120の要部が断面図にて示されている。この図に示される如く、助手席用ニーエアバッグ装置120は、カラー部108が一体に形成されたブラケット100に代えて、フランジ付ナット122を備える点で、第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置10とは異なる。
フランジ付ナット122は、略円筒状のナット部122Aの軸線方向一端からフランジ部122Bが径方向外向きに一体に張り出して形成されている。このフランジ付ナット122は、ナット部122Aに螺合されるボルト106とで、グラブドアインナ26にエアバッグモジュール40を締結する構成とされている。すなわち、フランジ付ナット122は、ボルト106と同じ数(この実施形態では4つ)だけ設けられている。この実施形態では、フランジ部122Bが本発明におけるブラケットに相当し、ナット部122Aがめねじ部材を兼ねるカラー部に相当する。
そして、各フランジ付ナット122は、グラブドアインナ26を射出成形するための金型にセットされ、該グラブドアインナ26にインサート成形により一体化されている。また、図8(B)に示される如く、フランジ付ナット122のフランジ部122Bは、非円形状(この実施形態では、多角形である略正方形)とされている。これにより、ボルト106のナット部122Aへの螺合の際に大きなトルクが作用しても、フランジ付ナット122がグラブドアインナ26に対しボルト106と共回りしてしまうことが防止される構成である。助手席用ニーエアバッグ装置120の他の構成は、図示しない部分を含め、助手席用ニーエアバッグ装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置120によっても、基本的に第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。なお、助手席用ニーエアバッグ装置120では、ニーエアバッグ86が膨張展開される際の反力は、各係止片84とエアバッグドアリテーナ42の縦壁部46における各係止孔48の縁部との係合によって主に支持され、その一部がフランジ部122Bと底壁部26Aとの係合によっても支持される。
なお、第2の実施形態では、フランジ付ナット122がインサート成形によってグラブドアインナ26に一体化される例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フランジ付ナット122を圧入によってグラブドアインナ26に一体化する構成としても良い。また、フランジ付ナット122に代えて、図9に示される如く真似字部材を兼ねるカラー部としてのナット部125Aの外周におねじ部125Bが形成されたフランジ付ナット125を、グラブドアインナ26の各透孔104にねじ込む(タッピングによりインサートする)構成とすることもできる。なお、フランジ付ナット125のブラケットとしてのフランジ部125Cは、外縁が円形状とされる。
(第3の実施形態)
図10には、本発明の第3の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置130が図2に対応する断面図にて示されている。この図に示される如く、助手席用ニーエアバッグ装置130は、カラー部108が取付片78に一体に形成されている点で、カラー部108がブラケット100に一体に形成された助手席用ニーエアバッグ装置10とは異なる。
すなわち、助手席用ニーエアバッグ装置130では、ビス114によってブラケット100が保持されたグラブドアインナ26に対し、取付片78に形成されたカラー部108を対応する透孔104に入り込ませて位置決めした状態で、ボルト106をウェルドナット102に螺合させることで、エアバッグモジュール40をグラブドアインナ26に固定する構成とされている。このグラブドアインナ26に対するエアバッグモジュール40の締結固定状態では、カラー部108がブラケット100に直接的に当接(メタルタッチ)される構成である。助手席用ニーエアバッグ装置130の他の構成は、図示しない部分を含め、助手席用ニーエアバッグ装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置130によっても、基本的に第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
なお、第3の実施形態では、カラー部108が取付片78に一体に形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、カラー部108の一部がブラケット100に一体に形成されると共に他の一部が取付片78に一体に形成され、これら分割されたカラー部108が互いにメタルタッチする構成としても良い。
また、上記した各実施形態では、助手席用ニーエアバッグ装置10が作動される例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、プリクラッシュセンサ等の衝突予知手段を車両に搭載させて、衝突予知手段によって衝突することが予知された場合に助手席用ニーエアバッグ装置10を作動させる構成としても良い。
さらに、上記した各実施形態では、インストルメントパネル11の助手席側に設けられるグラブボックス14のグラブドア20に(グラブドア内蔵型の)エアバッグモジュール40を内蔵させて助手席用ニーエアバッグ装置10を構成した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、インストルメントパネル11におけるグラブドア20以外の部位に車両用ニーエアバッグ装置を設けても良い。さらにまた、本実施形態に係るグラブドア内蔵型の助手席用ニーエアバッグ装置10といった場合の「内蔵」の語について補足すると、ニーエアバッグ装置の主要な構成要素のすべてがグラブドア20の内部に配設されていることには限られず、少なくともニーエアバッグ86がグラブドア20の内部に配設されていれば「内蔵」に含まれる。したがって、前述したようにインフレータ70とニーエアバッグ86とをホース等の連通手段で連通した上で、インフレータ70をグラブボックス本体16側に設けたり、インストルメントパネル11側に設けたり、インパネリインフォースメント等のボディーに設けたり、エアコンユニット等の設備機器に設けたりしても良い。
本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置を構成するグラブドア及びエアバッグモジュールを示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置の要部を拡大して示す平断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置の要部の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置の作動状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置の非作動状態を示す側断面図(図7の5−5線に沿った拡大断面図)である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置と着座乗員との位置関係を車両側方から見て示す概略縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置を車室側から見た背面図である。 本発明の第2の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置を構成するフランジ付ナットを示す図であって、(A)はグラブドアインナに一体化された状態を示す平断面図、(B)は単体形状を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置を構成するフランジ付ナットの変形例を示す平断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る助手席用ニーエアバッグ装置の要部を拡大して示す平断面図である。 本発明の実施形態との比較例に係る助手席用ニーエアバッグ装置の平断面図である。
符号の説明
10 助手席用ニーエアバッグ装置(車両用ニーエアバッグ装置)
11 インストルメントパネル
14 グラブボックス
20 グラブドア
26 グラブドアインナ(樹脂製パネル)
40 エアバッグモジュール
64 モジュールケース
70 インフレータ(ガス発生手段)
78 取付片(モジュールケース)
86 ニーエアバッグ
100 ブラケット
102 ウェルドナット(締結手段)
106 ボルト(締結手段)
108 カラー部
120・130 助手席用ニーエアバッグ装置
122 フランジ付ナット(ブラケット、カラー部、めねじ部材、締結手段)
122A ナット部(カラー部、めねじ部材、締結手段)
122B フランジ部(ブラケット)
125 フランジ付ナット(ブラケット、カラー部、めねじ部材、締結手段)
125A ナット部(カラー部、めねじ部材、締結手段)
125C フランジ部(ブラケット)

Claims (5)

  1. 作動することによりガスを発生するガス発生手段と、折り畳み状態で格納されると共に着座状態の乗員の膝の高さに配置されかつ前記ガス発生手段から供給されたガスによって乗員の膝側へ向けて膨張展開するニーエアバッグと、前記ガス発生手段及びニーエアバッグを収容するモジュールケースと、を含んで構成されたエアバッグモジュールと、
    前記モジュールケースとの間に樹脂製パネルを挟んで配置されたブラケットと、
    前記ブラケットと前記モジュールケースとを締結することで、前記エアバッグモジュールを前記樹脂製パネルに固定させる締結手段と、
    前記ブラケットに一体に設けられ、前記締結手段のおねじ部材を挿通させると共に前記モジュールケースに当接されたカラー部と、
    を備えた車両用ニーエアバッグ装置。
  2. 作動することによりガスを発生するガス発生手段と、折り畳み状態で格納されると共に着座状態の乗員の膝の高さに配置されかつ前記ガス発生手段から供給されたガスによって乗員の膝側へ向けて膨張展開するニーエアバッグと、前記ガス発生手段及びニーエアバッグを収容するモジュールケースと、前記モジュールケースに固定された取付片とを含んで構成されたエアバッグモジュールと、
    前記取付片との間に樹脂製パネルを挟んで配置されたブラケットと、
    前記取付片とブラケットとを締結することで、前記エアバッグモジュールを前記樹脂製パネルに固定させる締結手段と、
    前記ブラケット及び前記取付片の少なくとも一方に一体に設けられ、前記締結手段のおねじ部材を挿通させると共に該ブラケットと取付片との間で締結荷重を支持するカラー部と、
    を備えた車両用ニーエアバッグ装置。
  3. 前記ブラケットは、複数の前記締結手段によって前記エアバッグモジュールを複数箇所において前記樹脂製パネルに固定させるようになっており、かつ複数の前記カラー部が一体に形成されている請求項1又は請求項2記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  4. 前記カラー部は、前記締結手段による締結前に前記樹脂製パネルに保持され、かつ前記おねじ部材が螺合されるめねじ部材を兼ねている請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  5. 前記樹脂製パネルは、インストルメントパネルに設けられたグラブドアを構成している請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用ニーエアバッグ装置。
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