JP2002166627A - プリンタシステム、プリンタ、コンピュータ、及び記録媒体 - Google Patents

プリンタシステム、プリンタ、コンピュータ、及び記録媒体

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JP2002166627A
JP2002166627A JP2000366364A JP2000366364A JP2002166627A JP 2002166627 A JP2002166627 A JP 2002166627A JP 2000366364 A JP2000366364 A JP 2000366364A JP 2000366364 A JP2000366364 A JP 2000366364A JP 2002166627 A JP2002166627 A JP 2002166627A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出された各記録担体の残り乾燥時間をユー
ザに視認可能に表示することにより、乾燥時間を容易に
把握することが可能なプリンタシステム、プリンタ、コ
ンピュータ、及び該コンピュータの機能を実現するため
の記録媒体を提供する。 【解決手段】 記録担体Pへ印刷を行うために印刷ジョ
ブをプリンタ2へ出力し、プリンタ2は印刷ジョブの印
刷形式及びプリンタ2周辺の環境条件に基づいて各記録
担体Pに吐出されるインクの乾燥時間を算出する。そし
て、各記録担体P、P…に吐出されたインクが完全に乾
燥するまでに要する残り乾燥時間を逐次算出する。そし
て、プリンタ2の表示部24に各記録担体P、P…の残
り乾燥時間を視認可能に表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録担体に吐出し
たインクが乾燥するために必要とされる乾燥時間を算出
すると共に、排出された各記録担体の残り乾燥時間を視
認可能に表示するプリンタシステム、プリンタ、コンピ
ュータ、及び該コンピュータの機能を実現するための記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいてはOH
Pシートに印刷する場合、または印刷結果を布帛へ転写
するための転写用紙に印刷する場合等では、印刷条件ま
たは印刷時の環境条件によって記録担体に吐出したイン
クが乾燥するために必要とされる乾燥時間が長くなるこ
とがある。乾燥していない記録担体の上に、これに続い
て印刷される記録担体が積層された場合、後に印刷され
た記録担体が汚れ、また前のページに印刷された画像も
汚れてしまうという問題が生じる。
【0003】従来かかる問題を解消するものとして、例
えば、特開平11−348247号公報及び特開平8−
174968号公報には、用紙の種類、記録モード等の
印刷条件及び温度、湿度等の環境条件に基づいて乾燥時
間を算出し、該算出した乾燥時間に応じて印刷間隔を制
御するプリンタが開示されている。また、特開2000
−071574号公報には、特開平11−348247
号公報及び特開平8−174968号公報に開示された
プリンタの如く乾燥時間が経過してから次ページの印刷
を行うか、または、ユーザがプリンタの近くに待機して
おき印刷された記録担体を取り除くことによって連続印
刷を行うか、を択一的に選択することのできるプリンタ
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−348247号公報及び特開平8−174968
号公報に開示されたプリンタは乾燥時間が経過してから
用紙を逐次排出する構成としているので、印刷処理に非
常に時間がかかるという問題がある。また、特開200
0−071574号公報に開示されたプリンタは、ユー
ザが印刷された記録担体を取り除くことによって連続印
刷を実行するモードを選択することにより、印刷処理時
間を短縮することは可能であるが、乾燥せずに排出され
た記録担体があとどのくらいの時間で乾燥するかを判断
する目安となるものが無く、ユーザにとっては不便であ
り、ユーザは誤って乾燥していない記録担体を重ねてし
まい記録担体を汚してしまうという問題があった。
【0005】また、印刷枚数が増加するに伴い、ユーザ
は排出された記録担体のうちどの記録担体が既に乾燥し
ているか否かを判断することが困難となるという問題も
ある。
【0006】さらに、複数の印刷ジョブが蓄積されてい
る場合に、乾燥時間が非常に長くしかも印刷枚数が膨大
であるジョブが存在すると、その後に受け付けられたジ
ョブがなかなか印刷されないという問題が発生する。
【0007】また、プリンタとコンピュータがネットワ
ークにより接続されている場合には、できるだけコンピ
ュータにおいて多くの処理を実行させることによってプ
リンタの処理負担を軽減する必要がある。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは排出された各記録担体
の残り乾燥時間をユーザに視認可能に表示することによ
り、乾燥時間を容易に把握することが可能なプリンタシ
ステム、及びプリンタを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、印刷された複
数の記録担体の配置位置に対応した残り時間を視認可能
に表示することにより、多くの印刷枚数からなる印刷ジ
ョブであっても、ユーザが混乱することなく残り乾燥時
間を把握することが可能なプリンタシステム及びプリン
タを提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、乾燥までに多
くの時間を要する印刷ジョブを中断することにより、効
率的に印刷処理を実行することが可能なプリンタシステ
ム及びプリンタを提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、残り乾燥時間
をコンピュータへ出力することにより、コンピュータに
おいても残り乾燥時間を把握することが可能なプリンタ
システム及びプリンタを提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、プリンタから
出力される乾燥時間に基づいて、残り乾燥時間をコンピ
ュータ側において表示することにより、プリンタの処理
負担及びディスプレィ等の表示部が存在しないプリンタ
においても乾燥時間を容易に把握することが可能なコン
ピュータ及び該コンピュータの機能を実現するための記
録媒体を提供することにある。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、コンピュー
タ側において、印刷された複数の記録担体の配置位置に
対応した残り時間を視認可能に表示することにより、多
くの印刷枚数からなる印刷ジョブであっても、ユーザが
混乱することなく残り乾燥時間を把握でき、さらにプリ
ンタの処理負担及びディスプレィ等の表示部が存在しな
いプリンタにおいても乾燥時間を容易に把握することが
可能なコンピュータ及び該コンピュータの機能を実現す
るための記録媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るプリンタ
システムは、コンピュータからネットワークを介して接
続されたプリンタへ印刷ジョブを出力し、該プリンタは
前記印刷ジョブに基づいて一又は複数の記録担体へ印刷
を行い、さらに印刷される各記録担体に吐出されるイン
クの乾燥時間を算出するプリンタシステムにおいて、前
記プリンタは、時計手段と、該時計手段から出力される
時間及び前記乾燥時間に基づいて、各記録担体に吐出さ
れたインクが乾燥するまでの残り乾燥時間を算出する残
り乾燥時間算出手段と、該算出した各記録担体の残り乾
燥時間を表示する表示手段とを備えることを特徴とす
る。
【0015】第2発明に係るプリンタシステムは、第1
発明において、前記コンピュータは、前記プリンタへ出
力する印刷ジョブの総印刷時間を算出する手段と、算出
した総印刷時間を印刷ジョブの印刷枚数で除して平均印
刷時間を算出する手段と、該算出した平均印刷時間を前
記プリンタへ出力する手段とを備え、前記プリンタは、
前記算出した印刷ジョブについての各記録担体における
乾燥時間から平均乾燥時間を算出する手段と、前記出力
された平均印刷時間及び前記算出された平均乾燥時間に
基づいて、前記表示手段に表示する残り乾燥時間の表示
枠数を算出する表示枠数算出手段とを更に備え、前記表
示手段は、前記表示枠数算出手段により算出した表示枠
数分の表示枠を表示し、該表示した各表示枠に前記算出
した各記録担体の残り乾燥時間を表示するよう構成して
あることを特徴とする。
【0016】第3発明に係るプリンタシステムは、第2
発明において、前記プリンタは、前記算出された印刷ジ
ョブについての平均乾燥時間と該印刷ジョブの印刷枚数
との積が予め定められる閾値をこえる場合に、該印刷ジ
ョブを中断する手段を更に備えることを特徴とする。
【0017】第4発明に係るプリンタシステムは、第2
発明または第3発明において、前記プリンタは、前記残
り乾燥時間算出手段により算出した残り乾燥時間を前記
コンピュータへ出力する手段と、前記表示枠数算出手段
により算出した表示枠数を前記コンピュータへ出力する
手段とを更に備えることを特徴とする。
【0018】第5発明に係るプリンタは、ネットワーク
を介して接続されたコンピュータから出力された印刷ジ
ョブに基づいて一又は複数の記録担体へ印刷を行い、さ
らに印刷される各記録担体に吐出されるインクの乾燥時
間を算出するプリンタにおいて、時計手段と、該時計手
段から出力される時間及び前記乾燥時間に基づいて、各
記録担体に吐出されたインクが乾燥するまでの残り乾燥
時間を算出する残り乾燥時間算出手段と、該算出した各
記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手段とを備える
ことを特徴とする。
【0019】第6発明に係るプリンタは、ネットワーク
を介して接続されたコンピュータから出力された印刷ジ
ョブに基づいて一又は複数の記録担体へ印刷を行い、さ
らに印刷される各記録担体に吐出されるインクの乾燥時
間を算出するプリンタにおいて、前記コンピュータの時
計手段から出力される時間及び前記乾燥時間に基づい
て、各記録担体に吐出されたインクが乾燥するまでの残
り乾燥時間を算出する残り乾燥時間算出手段と、該算出
した各記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手段とを
備えることを特徴とする。
【0020】第7発明に係るプリンタは、第5発明また
は第6発明において、前記算出した印刷ジョブについて
の各記録担体における乾燥時間から平均乾燥時間を算出
する手段と、該算出した平均乾燥時間及び前記コンピュ
ータから出力される印刷ジョブについての平均印刷時間
に基づいて、前記表示手段に表示する残り乾燥時間の表
示枠数を算出する表示枠数算出手段とを更に備え、前記
表示手段は、前記表示枠数算出手段により算出した表示
枠数分の表示枠を表示し、該表示した各表示枠に前記算
出した各記録担体の残り乾燥時間を表示するよう構成し
てあることを特徴とする。
【0021】第8発明に係るプリンタは、第7発明にお
いて、前記算出された印刷ジョブについての平均乾燥時
間と該印刷ジョブの印刷枚数との積が予め定められる閾
値をこえる場合は、該印刷ジョブを中断する手段を更に
備えることを特徴とする。
【0022】第9発明に係るプリンタは、第7発明また
は第8発明において、前記残り乾燥時間算出手段により
算出した残り乾燥時間を前記コンピュータへ出力する手
段と、前記表示枠数算出手段により算出した表示枠数を
前記コンピュータへ出力する手段とを更に備えることを
特徴とする。
【0023】第10発明に係るコンピュータは、ネット
ワークを介して接続されたプリンタへ印刷ジョブを出力
し、また該印刷ジョブの総印刷時間を算出するコンピュ
ータにおいて、前記プリンタから出力され、前記印刷ジ
ョブの各記録担体に吐出されるインクの乾燥時間を受け
付ける手段と、時計手段と、該時計手段から出力される
時間及び前記受け付けた各記録担体における乾燥時間に
基づいて、各記録担体に吐出されたインクが乾燥するま
での残り乾燥時間を算出する残り乾燥時間算出手段と、
該算出した各記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手
段とを備えることを特徴とする。
【0024】第11発明に係るコンピュータは、第10
発明において、前記算出した総印刷時間を印刷ジョブの
印刷枚数で除して平均印刷時間を算出する手段と、前記
受け付けた印刷ジョブについての各記録担体における乾
燥時間から平均乾燥時間を算出する手段と、前記算出し
た平均印刷時間及び前記平均乾燥時間に基づいて、前記
表示手段に表示する残り乾燥時間の表示枠数を算出する
表示枠数算出手段とを更に備え、前記表示手段は、前記
表示枠数算出手段により算出した表示枠数分の表示枠を
表示し、該表示した各表示枠に前記算出した各記録担体
の残り乾燥時間を表示するよう構成してあることを特徴
とする。
【0025】第12発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体は、ネットワークを介して接続され
たプリンタへ印刷ジョブを出力し、また該印刷ジョブの
総印刷時間を算出するためのコンピュータプログラムが
記録されており、コンピュータでの読み取りが可能な記
録媒体において、前記コンピュータに、前記プリンタか
ら出力され、前記印刷ジョブの各記録担体に吐出される
インクの乾燥時間を受け付けさせるプログラムコード手
段と、前記コンピュータに、該コンピュータが備える時
計手段から出力される時間及び前記受け付けさせた各記
録担体における乾燥時間に基づいて、各記録担体に吐出
されたインクが乾燥するまでの残り乾燥時間を算出させ
るプログラムコード手段と、前記コンピュータに、前記
算出させた各記録担体の残り乾燥時間を表示させる表示
プログラムコード手段とを含むコンピュータプログラム
が記録されていることを特徴とする。
【0026】第13発明に係るコンピュータでの読み取
りが可能な記録媒体は、第12発明において、前記コン
ピュータに、前記算出させた総印刷時間を印刷ジョブの
印刷枚数で除して平均印刷時間を算出させるプログラム
コード手段と、前記受け付けさせた印刷ジョブについて
の各記録担体における乾燥時間から平均乾燥時間を算出
させるプログラムコード手段と、前記コンピュータに、
前記算出させた平均印刷時間及び前記平均乾燥時間に基
づいて、前記表示手段に表示させる残り乾燥時間の表示
枠数を算出させるプログラムコード手段とを更に含むコ
ンピュータプログラムが記録されており、前記表示プロ
グラムコード手段は、前記算出させた表示枠数分の表示
枠を表示させ、該表示させた各表示枠に前記算出させた
各記録担体の残り乾燥時間を表示させるよう構成してあ
ることを特徴とする。
【0027】第1発明、第5発明、及び第6発明にあっ
ては、コンピュータは、一又は複数の記録担体へ印刷を
行うために印刷ジョブをプリンタへ出力し、プリンタは
印刷ジョブの印刷形式及びプリンタ周辺の環境条件に基
づいて公知の方法により各記録担体に吐出されるインク
の乾燥時間を算出する。そして、プリンタにおいて、プ
リンタまたはコンピュータに備わる時計部から出力され
る時間及び算出した乾燥時間に基づいて、各記録担体に
吐出されたインクが完全に乾燥するまでに要する残り乾
燥時間を逐次算出する。そして、プリンタの表示部に各
記録担体の残り乾燥時間を視認可能に表示するようにし
たので、ユーザは印刷された各記録担体の残り乾燥時間
を容易に把握できることが可能となる。
【0028】第2発明及び第7発明にあっては、コンピ
ュータにおいて印刷ジョブの総印刷時間を算出し、さら
にその総印刷時間を該印刷ジョブにおける印刷枚数で除
すことにより平均印刷時間を算出する。そしてこの算出
した平均印刷時間をプリンタへ出力する。プリンタは算
出した印刷ジョブについての乾燥時間に基づいて、その
印刷ジョブにおける平均乾燥時間を算出する。そして、
平均乾燥時間を平均印刷時間で除すことにより表示部に
表示する残り乾燥時間の枠数を算出する。そして表示部
に、その枠数分の表示枠を表示すると共に、各表示枠に
その枠数分の残り乾燥時間を表示させるようにした。つ
まり、平均乾燥時間を平均印刷時間で除するということ
は、一枚の印刷された記録担体が乾燥する間に排出され
る記録担体数を算出することを意味し、ユーザは乾燥し
ていないその枚数分、すなわち枠数分を作業台上で乾燥
させる。従って、ユーザはその表示部に表示された指示
どおりに排出された記録担体を配置し、表示枠に表示さ
れる残り乾燥時間に従って乾燥した記録担体を取り除け
ば良く、印刷枚数の多いジョブにおいてもユーザは混乱
することなく記録担体を印刷することが可能となる。特
に、排出された記録担体の配置を表示部に表示された表
示枠に対応させるようにしているので、ユーザは視覚的
に複数の記録担体の乾燥状況を把握することができ、そ
の効果は大きいといえる。
【0029】第3発明及び第8発明にあっては、算出し
た印刷ジョブについての各記録担体の平均乾燥時間にそ
の印刷ジョブの印刷枚数を乗じてその印刷ジョブの総乾
燥時間を算出する。そして予め記録してある閾値とこの
値を比較し、総乾燥時間が閾値をこえる場合は、その印
刷ジョブを中断するようにしたので、処理時間の短い印
刷ジョブが長い間待たされることが無くなり、より効率
的な印刷処理が可能となる。
【0030】第4発明及び第9発明にあっては、プリン
タからコンピュータへ算出した残り乾燥時間及び表示枠
数を出力するようにしたので、印刷要求を行ったコンピ
ュータ側においても各記録担体の乾燥状況を把握でき、
プリンタとコンピュータが近くに配置されている場合に
有効である。また乾燥時間をカラー表示する(例えば色
彩、濃度を変化させる、アニメーション表示する)等、
コンピュータにおいてはプリンタの表示部と比較して様
々な表示が可能であるため、ユーザは更に容易に記録担
体の乾燥時間を把握することが可能となる。
【0031】第10発明及び第12発明にあっては、プ
リンタから出力される各記録担体の乾燥時間を受け付
け、時計部から出力される時間及び受け付けた乾燥時間
に基づいて残り乾燥時間を逐次算出する。そしてディス
プレィ等の表示部に各記録担体に対応する残り乾燥時間
を表示するようにした。すなわち、残り乾燥時間の算出
及び表示についてはコンピュータにおいて実行すること
としたので、プリンタの処理負担が軽減される。特に、
表示部を備えないプリンタ、記憶容量の小さいプリン
タ、処理能力の低いプリンタ等の低価格のプリンタにお
いてはその効果が大きい。また、上述したようにプリン
タとコンピュータが近くに配置されている場合に有効で
ある。
【0032】第11発明及び第13発明にあっては、コ
ンピュータは平均印刷時間を算出し、また受け付けた乾
燥時間に基づいて平均乾燥時間を算出する。そして上述
した処理手順によりコンピュータにおいて表示枠数を算
出し、その表示枠に残り乾燥時間を表示するようにした
ので、かかる複雑な処理をコンピュータ側において行わ
せるので更にプリンタの処理能力の低減を図ることが可
能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明にかかるプリンタシステムの構成を示す模
式図である。図において1はパーソナルコンピュータま
たはワークステーション等のコンピュータであり、コン
ピュータ1,1,…はネットワークNにより相互に接続
されており、さらにインクジェット式等のプリンタ2が
接続されている。なお、プリンタ2は複数用意しておい
ても良く、またコンピュータ1は1つであっても良い。
コンピュータ1から出力された印刷ジョブは、プリンタ
2へネットワークNを通じて出力され、記録担体Pに印
刷ジョブの画像データに対応したインクが吐出され印刷
処理が行われる。
【0034】プリンタ2には本発明の特徴である液晶デ
ィスプレィ等の表示部24が備えられ、記録担体Pに吐
出されたインクが乾燥する残り乾燥時間及びこれを表示
する表示枠が表示される。プリンタ2の表示部24に表
示される残り乾燥時間及び表示枠数の情報は、コンピュ
ータ1へ出力され、コンピュータ1の液晶ディスプレィ
またはCRT(Cathode-ray Tube)ディスプレィ等の表示
部14に表示することも可能である。
【0035】また、図に示すように、ユーザは表示部2
4の表示枠に対応して記録担体P1,P2,…を配置す
ることが可能である。この例では印刷枚数が6枚であ
り、表示部24の表示枠には記録担体P1〜P6に対応
したそれぞれの残り乾燥時間が表示されている。残り乾
燥時間はカウントダウン表示され、乾燥した場合は
「乾」等の乾燥マーク、または「0:00」等が表示さ
れる。また、乾燥しきっていない記録担体Pは残り乾燥
時間が「0:10」の如く表示され(つまり後10秒で
乾燥する)、さらに印刷中のものは「排」等の排出マー
クが表示される。これにより記録担体P1は既に乾燥し
ており、記録担体P2は残り乾燥時間が10秒、記録紙
P6は排出中であることが把握できる。
【0036】図2はコンピュータ1のハードウェア構成
を示すブロック図である。図において16はネットワー
クNのインターフェースである通信部である。ユーザが
キーボード等から入力した文字または画像は、ハードデ
ィスク等の記憶部15に記憶されたアプリケーションプ
ログラム15bにより文字、画像等のデータとして生成
され、この文字、画像等のデータは、プリンタドライバ
15aによりプリンタ2が解釈することができる印刷デ
ータに変換される。そして印刷データは、逐次RAM1
2に格納された後、一単位の印刷ジョブとしてCPU1
1の指示により通信部16を介してプリンタ2へ出力さ
れる。
【0037】この他、CPU11はプリンタドライバ1
5aにより、印刷ジョブについての総印刷時間を算出す
る。なお、総印刷時間は、印刷枚数、データ量、データ
の種類(画像か文字か)、印刷モード等の印刷条件によ
り決定される。また、CPU11はこの決定した総印刷
時間を印刷枚数で除すことにより平均印刷時間をも算出
し、総印刷時間及び平均印刷時間をプリンタ2へ出力す
る。この他、コンピュータ1は時間を出力する時計部1
7、及び上述した表示部14を備える。
【0038】図3はプリンタ2のハードウェア構成を示
すブロック図である。ネットワークNのインターフェー
スである通信部26を介してコンピュータ1から出力さ
れる印刷ジョブは、CPU21の指示により、一旦RA
M22に格納された後ハードディスク等の記憶部25の
印刷ジョブファイル25aに記憶される。また、コンピ
ュータ1から出力される印刷ジョブの総印刷時間及び平
均印刷時間も印刷ジョブファイル25aに記憶される。
なお、本実施の形態においては、総印刷時間及び平均印
刷時間をコンピュータ1におけるプリンタドライバ15
aにおいて算出することとしたが、プリンタ2において
これらを算出するようにしても良い。この場合、印刷ジ
ョブと共にプリンタ2へ出力される、印刷枚数等の印刷
条件を記憶部25に記憶した図示しないプリンタドライ
バにより解析し、印刷ジョブファイル25aに記憶する
ようにしても良い。さらに、総印刷時間をコンピュータ
1において算出し、平均印刷時間だけをプリンタ2にお
いて算出しても良いことはもちろんである。
【0039】また、CPU21はコンピュータ1から出
力される印刷ジョブを参照し、記録する用紙の種類、イ
ンクの種類、記録モード等を抽出して各記録担体Pのイ
ンク乾燥時間を算出する。なお、乾燥時間は温度・湿度
センサ28から出力されるプリンタ2周辺の温度及び湿
度をも考慮して乾燥時間を算出するようにしても良い。
また、CPU21は算出した各記録担体Pの乾燥時間の
総和を求め、さらに印刷枚数で除すことによって印刷ジ
ョブの平均乾燥時間を算出する。算出したこれら乾燥時
間及び平均乾燥時間は印刷ジョブファイル25aに記憶
される。
【0040】またCPU21は印刷ジョブファイル25
aに記憶した印刷ジョブの画像データを読み出して印刷
を行う印刷部29へ画像データを出力する。これによ
り、画像データに応じたインクが吐出され記録担体Pに
画像データが印刷される。ここで、記録担体Pの印刷が
開始された場合、これをトリガーとしてプリンタ2の時
計部27またはコンピュータ1の時計部17から出力さ
れる印刷開始時刻をRAM22に格納する。また、印刷
ジョブファイル25aに記憶したその記録担体Pに係る
乾燥時間を読み出し、定期的または連続的に乾燥時間か
ら、時計部27から出力される時刻から印刷開始時刻迄
の経過時間を減じて、残り乾燥時間を算出しRAM22
に格納するとともに印刷ジョブファイル25aに記憶す
る。そして、この格納した残り乾燥時間を表示部24に
表示する。なお、この残り乾燥時間の表示は定期的また
は連続的に更新される。そして、その記録担体Pの印刷
が終了した場合は、続いて次ページの記録担体Pについ
ての残り乾燥時間を算出し、同様に表示部24に表示す
る。
【0041】また、CPU21は印刷ジョブファイル2
5aに記憶した平均乾燥時間及び平均印刷時間を読み出
し、平均乾燥時間を平均印刷時間で除すことにより表示
部24に表示する残り乾燥時間の表示枠数を算出する。
そしてCPU21は算出した表示枠数分の表示枠を表示
部24に表示し、各表示枠に印刷ジョブファイル25a
に記憶されている残り乾燥時間を表示する。なお、表示
枠数は乾燥時間または印刷時間の誤差範囲を考慮して算
出した表示枠よりも多めの表示枠数を用意しておいても
良い。
【0042】さらに、CPU21は、印刷ジョブの各記
録担体Pに係る乾燥時間にその印刷ジョブの印刷枚数を
乗じて総乾燥時間を算出する。そして、算出した総乾燥
時間が所定の閾値をこえる場合、その長時間の印刷ジョ
ブの印刷処理は、他の印刷ジョブが処理されるまで中断
される。ユーザの操作により操作パネル等の入力部23
から、その長時間の印刷ジョブを処理すべき許可信号が
入力された場合は、CPU21は中断処理を解除して長
時間の印刷ジョブについて印刷処理を行う。また、その
長時間の印刷ジョブに係るユーザであることを認識する
ために、ユーザの識別子が記憶されたICカード、また
は磁気カード等をリードするカードリーダ210を設
け、ユーザを識別した場合にその長時間の印刷ジョブの
中断を解除するようにしても良い。
【0043】図4は印刷ジョブファイル25aのデータ
構造を示す説明図である。受け付けられた印刷ジョブ毎
に、各印刷時間等が記憶されている。各印刷時間フィー
ルドには各記録担体Pを印刷するのに要する時間が記憶
されており、さらにその印刷ジョブにおける平均印刷時
間及び総印刷時間が記憶される。乾燥時間フィールドに
はプリンタ2のCPU21において算出した各記録担体
Pの乾燥時間がそれぞれ記憶されており、さらにその印
刷ジョブにおける平均乾燥時間及び総乾燥時間が記憶さ
れている。
【0044】残り乾燥時間フィールドには乾燥時間から
記録担体Pの印刷が開始されてからの経過時間を減じた
時間が記憶される。このフィールドの記憶内容は時間の
経過に従って周期的または連続的に変化する。なお、印
刷ジョブ「1−1」の如く既に乾燥しているものについ
ては「0分00秒」と記憶される。また、まだ印刷処理
が始まっていない記録担体Pについては、時間が経過し
ていないので、残り乾燥時間フィールドには何も記憶さ
れていない。表示枠数フィールドは平均乾燥時間を平均
印刷時間で除した値に余裕値を加算した値が、印刷ジョ
ブ毎に統一して記憶されている。
【0045】状態フィールドには各記録担体Pの印刷状
態が記憶されている。既に乾燥しているものは「乾燥済
み」、すでに印刷処理は終え乾燥まちのものは「乾燥
中」と、印刷処理中のものは「印刷中」と、そして印刷
待ちのものは「待機中」とそれぞれ記憶される。また、
印刷ジョブ2の如く総乾燥時間が記憶部25に記憶して
いる閾値よりも大きい場合は、他のジョブが終了するか
または、ユーザの許可信号の入力があるまで、印刷処理
は中断され状態フィールドには「中断」と記憶される。
なお、印刷ジョブファイル25aの内容は、入力部23
を操作することにより閲覧することが可能である。
【0046】図5は表示部24に表示される乾燥状況の
イメージを示す説明図である。表示部24には図5
(a)に示すように、記憶した表示枠数に対応した表示
枠がCPU21により生成されて出力される。各表示枠
には印刷ジョブの各記録担体Pに対応した表示枠コード
が対応づけられており、表示枠コードに対応させて各記
録担体Pの残り乾燥時間を、印刷ジョブファイル25a
から読み出して表示枠内に表示する。図の例では印刷ジ
ョブ「1―1」は表示枠の「1」に残り乾燥時間が表示
され、印刷ジョブ「1−2」は表示枠の「2」に残り乾
燥時間が表示される。なお、乾燥時間だけでなく「乾燥
済み」等の状態を、状態フィールドから読み出して表示
するようにしても良い。
【0047】また、表示枠数が多い場合は、残り乾燥時
間に対応した濃淡図を各表示枠に表示するようにしても
良い。例えば、図5(b)に示すように乾燥の度合いに
応じて濃度を変化させて表示するようにすればよい。残
り乾燥時間はそれほど厳密な時間管理は不要であること
から、ユーザにとって直感的に乾燥状況を把握できる表
示方法が好ましい。また表示部24への表示はプリンタ
2において行うこととしたが、残り乾燥時間及び表示枠
数をコンピュータ1へ送信することによりコンピュータ
1の表示部14へ表示するようにしても良い。この場合
は多彩な表示方法が可能であるので、例えばアニメーシ
ョン処理により表示しても良い。なお、表示枠の行数、
列数の設定はユーザが任意に設定することが可能であ
る。
【0048】図6乃至図8は本発明に係るプリンタシス
テムの処理手順を示すフローチャートである。まずコン
ピュータ1は印刷ジョブを受け付け(ステップS6
1)、プリンタドライバ15aにより印刷ジョブの総印
刷時間を算出し(ステップS62)、この総印刷時間を
この印刷ジョブの印刷枚数で除すことによって平均印刷
時間を算出する(ステップS63)。そして印刷ジョ
ブ、算出した総印刷時間、及び平均印刷時間をプリンタ
2へ出力する(ステップS64)。なお、上述した如く
コンピュータ1から出力される印刷枚数、画像データ、
印刷形式等の印刷条件からプリンタ2側において総印刷
時間または平均印刷時間を算出しても良い。
【0049】プリンタ2は出力された印刷ジョブ、総印
刷時間、及び平均印刷時間等を印刷ジョブファイル25
aに記憶する(ステップS65)。CPU21は印刷ジ
ョブを参照し、記録する用紙の種類、インクの種類、記
録モード等を抽出して各記録担体Pのインク乾燥時間を
算出する(ステップS66)。なお、乾燥時間は温度・
湿度センサ28から出力されるプリンタ2周辺の温度及
び湿度をも考慮して乾燥時間を算出するようにしても良
い。また、CPU21は算出した各記録担体Pの乾燥時
間の総和を求め、さらに印刷枚数で除すことによって印
刷ジョブの平均乾燥時間を算出する(ステップS6
6)。算出したこれら乾燥時間及び平均乾燥時間は印刷
ジョブファイル25aに記憶される。
【0050】そして、平均乾燥時間を平均印刷時間で除
し、さらに誤差に応じて予め定められる余裕値を加えて
残り乾燥時間の表示枠数を算出する(ステップS6
7)。例えば平均乾燥時間が180秒、平均印刷時間が
30秒であれば、表示枠数は6+余裕値となる。なお余
裕値は適宜の値であればよい。余裕値を設けるのは上述
したように、印刷時間及び乾燥時間については各記録担
体P間の印刷条件、及び印刷時の環境条件変化等の要因
により変動するからである。
【0051】さらに、算出した表示枠数がその印刷ジョ
ブの印刷枚数よりも小さいか否かを判断する(ステップ
S68)。表示枠数が印刷枚数よりも小さい場合は(ス
テップS68でYES)、表示枠数を算出した表示枠数
に維持する(ステップS610)。一方、算出した表示
枠数がその印刷ジョブの印刷枚数より大きい場合は(ス
テップS68でNO)、表示枠数を印刷枚数分の表示枠
数へ変更する(ステップS69)。たとえば、平均乾燥
時間が180秒、平均印刷時間が30秒、表示枠数は8
である場合に、印刷ジョブの印刷枚数が20枚であれ
ば、表示枠数「8」を維持する。一方、印刷ジョブの印
刷枚数が2枚である場合は、表示枠を「8」も用意する
必要はないので表示枠を印刷枚数である「2」に変更す
る。このように処理することで、不要な表示枠が表示さ
れることによる視認性の低下を防止することが可能とな
る。
【0052】続いて、算出した表示枠数をコンピュータ
1へ出力する(ステップS611)。コンピュータ1は
表示部14に出力された表示枠数分の表示枠を表示する
(ステップS612)。そして、プリンタ2は平均乾燥
時間に印刷枚数を乗じ、この値が予め記憶した閾値より
も大きいか否かを判断する(ステップS71)。閾値よ
りも大きい場合(ステップS71でYES)、そのジョ
ブについての印刷処理を中断する(ステップS72)。
そして中断されたジョブについての印刷再開処理を示す
許可信号が入力されたか否かを判断する(ステップS7
3)。
【0053】許可信号が入力されていない場合は(ステ
ップS73でNO)、許可信号が入力されるまで印刷処
理を中断する。一方、許可信号が入力された場合は(ス
テップS73でYES)、印刷の中断を解除する(ステ
ップS711)。ここで、許可信号としては、例えば操
作パネル等の入力部23を操作することによりユーザが
印刷を要求した場合、カードリーダ210にその印刷ジ
ョブに係るユーザを識別するカードが挿入された場合、
入力部23からユーザが識別番号を入力した場合、コン
ピュータ1の入力部13から印刷再開の指示を入力した
場合、他の蓄積された印刷ジョブが全て処理された場
合、中断された印刷ジョブについての平均乾燥時間及び
印刷枚数の積算値が他の印刷ジョブの積算値よりも小さ
い場合、または中断されてから所定時間が経過された場
合等に、許可信号を入力して印刷中断の処理を解除する
ようにすればよい。
【0054】ステップS71において、算出した積算値
が閾値よりも小さい場合は(ステップS71でNO)、
CPU21は印刷部29において印刷が開始されたか否
かを判断する(ステップS74)。印刷処理が開始され
ていない場合は(ステップS74でNO)、印刷処理が
開始されるまで待機する。一方、印刷処理が開始された
場合は(ステップS74でYES)、印刷処理の開始を
トリガーとして印刷開始時刻を記憶する(ステップS7
5)。なお、印刷処理が開始された時刻はプリンタ2の
時計部27またはコンピュータ1の時計部17のいずれ
かから得るようにすればよい。そして乾燥時間から、時
計部27または時計部17から出力される現在時刻から
印刷開始時刻を減じた値を減じて、残りの乾燥時間を算
出する(ステップS81)。そして算出した残り乾燥時
間をコンピュータ1へ出力する(ステップS82)。コ
ンピュータ1の表示部14には図5の如く表示枠に残り
乾燥時間が表示される(ステップS84)。また、プリ
ンタ2の表示部24にも表示枠に残り乾燥時間が表示さ
れる(ステップS83)。
【0055】そして、表示枠数分の印刷が終了したか否
かを判断する(ステップS85)。まだ未処理の記録担
体Pが存在する場合は(ステップS85でNO)、ステ
ップS74へ移行し印刷処理が開始されたか否かを判断
する。以上の処理を各記録担体P,P…についておこな
い、表示部24に表示された表示枠に残り乾燥時間をカ
ウントダウン表示する。そして、全ての表示枠数分の印
刷が終了した場合は(ステップS85でYES)、各表
示枠に表示される残り乾燥時間が0となったか否か、す
なわち全ての記録担体Pが乾燥したか否かを判断する
(ステップS86)。全ての残り乾燥時間が0でない場
合は(ステップS86でNO)、ステップS81へ移行
し、残り乾燥時間の算出を継続する。一方、全ての残り
乾燥時間が0となった場合(ステップS86でYE
S)、表示部24を初期化し次のジョブの処理を開始す
る。
【0056】なお、残り乾燥時間の算出は以下の如く処
理しても良い。図9は残り算出時間の算出手順を示すフ
ローチャートである。まず、CPU21は印刷部29に
おいて印刷が開始されたか否かを判断する(ステップS
91)。印刷処理が開始されていない場合は(ステップ
S91でNO)、印刷処理が開始されるまで待機する。
一方、印刷処理が開始された場合は(ステップS91で
YES)、時計部27または時計部17のタイマを作動
させる(ステップS92)。そして、一定時間(例えば
5秒)経過したか否かを判断する(ステップS93)。
一定時間経過していない場合は(ステップS93でN
O)、一定時間が経過するまで待機する。一方、一定時
間を経過している場合は(ステップS93でYES)、
乾燥時間から一定時間分の時間(5秒)を減算して残り
乾燥時間を算出する(ステップS94)。これを上述し
たように繰り返して行い、残り乾燥時間を一定時間毎に
減算して表示するようにしても良い。残り乾燥時間の算
出は以上の算出処理に限定されず、他の算出処理を適用
しても良い。
【0057】実施の形態2 実施の形態2は、プリンタ2側で実行した処理をコンピ
ュータ1側で処理した場合について説明する。図10乃
至図12は実施の形態2に係るプリンタシステムの処理
手順を示すフローチャートである。ステップS61乃至
ステップS65の処理は実施の形態1と同様であるので
省略する。
【0058】プリンタ2のCPU21は出力された印刷
ジョブを参照し、記録する用紙の種類、インクの種類、
記録モード等を抽出して各記録担体Pのインク乾燥時間
を算出する(ステップS101)。なお、乾燥時間は温
度・湿度センサ28から出力されるプリンタ2周辺の温
度及び湿度をも考慮して乾燥時間を算出するようにして
も良い。そして算出した各記録担体Pについて乾燥時間
をコンピュータ1へ出力する(ステップS102)。コ
ンピュータ1のCPU11は出力された各記録担体Pの
乾燥時間の総和を求め、さらに印刷枚数で除すことによ
って印刷ジョブの平均乾燥時間を算出する(ステップS
103)。出力された乾燥時間及び算出した平均乾燥時
間は記憶部15に記憶される。
【0059】続いて、平均乾燥時間を平均印刷時間で除
し、さらに誤差に応じて予め定められる余裕値を加えて
残り乾燥時間の表示枠数を算出する(ステップS10
4)。なお余裕値は適宜の値であればよく、記憶部15
にその値が記憶されている。
【0060】さらに、算出した表示枠数がその印刷ジョ
ブの印刷枚数よりも小さいか否かを判断する(ステップ
S111)。表示枠数が印刷枚数よりも小さい場合は
(ステップS111でYES)、表示枠数を算出した表
示枠数に維持する(ステップS113)。一方、算出し
た表示枠数がその印刷ジョブの印刷枚数より大きい場合
は(ステップS111でNO)、表示枠数を印刷枚数分
の表示枠数へ変更する(ステップS112)。
【0061】続いて、算出した表示枠数をプリンタ2へ
出力する(ステップS114)。プリンタ2は表示部2
4に出力された表示枠数分の表示枠を表示する(ステッ
プS115)。そして、コンピュータ1は平均乾燥時間
に印刷枚数を乗じ、この値が予め記憶した閾値よりも大
きいか否かを判断する(ステップS116)。閾値より
も大きい場合(ステップS116でYES)、そのジョ
ブについての印刷処理を中断する(ステップS11
7)。中断されたジョブについての印刷再開処理を示す
許可信号が入力されたか否かを判断する(ステップS1
18)。
【0062】許可信号が入力されていない場合は(ステ
ップS118でNO)、許可信号が入力されるまで印刷
処理を中断する。一方、許可信号が入力された場合は
(ステップS118でYES)、印刷の中断を解除する
(ステップS119)。
【0063】ステップS116において、算出した積算
値が閾値よりも小さい場合は(ステップS116でN
O)、プリンタ2の印刷部29において印刷が開始され
たか否かを判断する(ステップS121)。印刷処理が
開始されていない場合は(ステップS121でNO)、
印刷処理が開始されるまで待機する。一方、印刷処理が
開始された場合は(ステップS121でYES)、印刷
処理が開始された時刻を記憶する(ステップS12
2)。そして乾燥時間から、時計部27から出力される
現在時刻から印刷開始時刻を減じた値を減じて、残りの
乾燥時間を算出する(ステップS123)。そして算出
した残り乾燥時間をプリンタ2へ出力する(ステップS
124)。プリンタ2の表示部24には図5の如く表示
枠に残り乾燥時間が表示される(ステップS125)。
また、コンピュータ1の表示部14にも表示枠に残り乾
燥時間が表示される(ステップS126)。
【0064】そして、表示枠数分の印刷が終了したか否
かを判断する(ステップS127)。まだ未処理の記録
担体Pが存在する場合は(ステップS127でNO)、
ステップS121へ移行し印刷処理が開始されたか否か
を判断する。以上の処理を各記録担体P,P…について
おこない、表示部14に表示された表示枠に残り乾燥時
間をカウントダウン表示する。そして、全ての表示枠数
分の印刷が終了した場合は(ステップS127でYE
S)、各表示枠に表示される残り乾燥時間が0となった
か否か、すなわち全ての記録担体Pが乾燥したか否かを
判断する(ステップS128)。全ての残り乾燥時間が
0でない場合は(ステップS128でNO)、ステップ
S123へ移行し、残り乾燥時間の算出を継続する。一
方、全ての残り乾燥時間が0となった場合(ステップS
128でYES)、表示部14及びプリンタ2の表示部
24を初期化し次のジョブの処理を開始する。
【0065】本実施の形態2は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様である
ので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0066】実施の形態3 図13は実施の形態3に係るプリンタシステムを実施す
るためのハードウェア構成を示す模式図である。実施の
形態3に係るコンピュータ1を実行させるためのコンピ
ュータプログラムは、本実施の形態2のようにコンピュ
ータ1にプレインストールして提供することも、またC
D−ROM、MO等の可搬型記録媒体で提供することも
可能である。さらに、コンピュータプログラムを回線経
由で搬送波として伝搬させて提供することも可能であ
る。以下に、その内容を説明する。
【0067】図13に示すコンピュータ1に、乾燥時間
を受け付けさせ、残り乾燥時間を算出させ、平均印刷時
間を算出させ、平均乾燥時間を算出させ、表示枠数を算
出させ、算出させた表示枠数分の表示枠を表示させ、該
表示させた各表示枠に前記算出させた各記録担体Pの残
り乾燥時間を表示させるプログラムが記録された記録媒
体1a(CD−ROM、MO又はDVD−ROM等)が
コンピュータ1の記憶部15にインストールされてい
る。かかるプログラムはコンピュータ1のRAM12に
ロードして実行される。これにより、上述のような本発
明のコンピュータ1として機能する。
【0068】本実施の形態3は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1及び実施の形
態2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番
号を付してその詳細な説明を省略する。
【0069】
【発明の効果】以上の詳述した如く、第1発明、第5発
明、及び第6発明にあっては、コンピュータは、一又は
複数の記録担体へ印刷を行うために印刷ジョブをプリン
タへ出力し、プリンタは印刷ジョブの印刷形式及びプリ
ンタ周辺の環境条件に基づいて公知の方法により各記録
担体に吐出されるインクの乾燥時間を算出する。そし
て、プリンタにおいて、プリンタまたはコンピュータに
備わる時計部から出力される時間及び算出した乾燥時間
に基づいて、各記録担体に吐出されたインクが完全に乾
燥するまでに要する残り乾燥時間を逐次算出する。そし
て、プリンタの表示部に各記録担体の残り乾燥時間を視
認可能に表示するようにしたので、ユーザは印刷された
各記録担体の残り乾燥時間を容易に把握できることが可
能となる。
【0070】第2発明及び第7発明にあっては、コンピ
ュータにおいて印刷ジョブの総印刷時間を算出し、さら
にその総印刷時間を該印刷ジョブにおける印刷枚数で除
すことにより平均印刷時間を算出する。そしてこの算出
した平均印刷時間をプリンタへ出力する。プリンタは算
出した印刷ジョブについての乾燥時間に基づいて、その
印刷ジョブにおける平均乾燥時間を算出する。そして、
平均乾燥時間を平均印刷時間で除すことにより表示部に
表示する残り乾燥時間の枠数を算出する。そして表示部
に、その枠数分の表示枠を表示すると共に、各表示枠に
その枠数分の残り乾燥時間を表示させるようにした。つ
まり、平均乾燥時間を平均印刷時間で除するということ
は、一枚の印刷された記録担体が乾燥する間に排出され
る記録担体数を算出することを意味し、ユーザは乾燥し
ていないその枚数分、すなわち枠数分を作業台上で乾燥
させる。従って、ユーザはその表示部に表示された指示
どおりに排出された記録担体を配置し、表示枠に表示さ
れる残り乾燥時間に従って乾燥した記録担体を取り除け
ば良く、印刷枚数の多いジョブにおいてもユーザは混乱
することなく記録担体を印刷することが可能となる。特
に、排出された記録担体の配置を表示部に表示された表
示枠に対応させるようにしているので、ユーザは視覚的
に複数の記録担体の乾燥状況を把握することができその
効果は大きいといえる。
【0071】第3発明及び第8発明にあっては、算出し
た印刷ジョブについての各記録担体の平均乾燥時間にそ
の印刷ジョブの印刷枚数を乗じてその印刷ジョブの総乾
燥時間を算出する。そして予め記憶してある閾値とこの
値を比較し、総乾燥時間が閾値をこえる場合は、その印
刷ジョブを中断するようにしたので、処理時間の短い印
刷ジョブが長い間待たされることが無くなり、より効率
的な印刷処理が可能となる。
【0072】第4発明及び第9発明にあっては、プリン
タからコンピュータへ算出した残り乾燥時間及び表示枠
を出力するようにしたので、印刷要求を行ったコンピュ
ータ側においても各記録担体の乾燥状況を把握でき、プ
リンタとコンピュータが近くに配置されている場合に有
効である。また乾燥時間をカラー表示する(例えば色
彩、濃度を変化させる、アニメーション表示する)等、
コンピュータにおいてはプリンタの表示部と比較して様
々な表示が可能であるため、ユーザは更に容易に記録担
体の乾燥時間を把握することが可能となる。
【0073】第10発明及び第12発明にあっては、プ
リンタから出力される各記録担体の乾燥時間を受け付
け、時計部から出力される時間及び受け付けた乾燥時間
に基づいて残り乾燥時間を逐次算出する。そしてディス
プレィ等の表示部に各記録担体に対応する残り乾燥時間
を表示するようにした。すなわち、残り乾燥時間の算出
及び表示についてはコンピュータにおいて実行すること
としたので、プリンタの処理負担が軽減される。特に、
表示部を備えないプリンタ、記憶容量の小さいプリン
タ、処理能力の低いプリンタ等の低価格のプリンタにお
いてはその効果が大きい。また、上述したようにプリン
タとコンピュータが近くに配置されている場合に有効で
ある。
【0074】第11発明及び第13発明にあっては、コ
ンピュータは平均印刷時間を算出し、また受け付けた乾
燥時間に基づいて平均乾燥時間を算出する。そして上述
した処理手順によりコンピュータにおいて表示枠数を算
出し、その表示枠に残り乾燥時間を表示するようにした
ので、かかる複雑な処理をコンピュータ側において行わ
せるので更にプリンタの処理能力の低減を図ることが可
能となる等、本発明は優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプリンタシステムの構成を示す
模式図である。
【図2】コンピュータのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】プリンタのハードウェア構成を示すブロック図
である。
【図4】印刷ジョブファイルのデータ構造を示す説明図
である。
【図5】表示部に表示される乾燥状況のイメージを示す
説明図である。
【図6】本発明に係るプリンタシステムの処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】本発明に係るプリンタシステムの処理手順を示
すフローチャートである。
【図8】本発明に係るプリンタシステムの処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】残り算出時間の算出手順を示すフローチャート
である。
【図10】実施の形態2に係るプリンタシステムの処理
手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態2に係るプリンタシステムの処理
手順を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態2に係るプリンタシステムの処理
手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態3に係るプリンタシステムを実施
するためのハードウェア構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 1a 記録媒体 14 表示部 17 時計部 2 プリンタ 23 入力部 24 表示部 25a 印刷ジョブファイル 27 時計部 N ネットワーク P 記録担体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータからネットワークを介して
    接続されたプリンタへ印刷ジョブを出力し、該プリンタ
    は前記印刷ジョブに基づいて一又は複数の記録担体へ印
    刷を行い、さらに印刷される各記録担体に吐出されるイ
    ンクの乾燥時間を算出するプリンタシステムにおいて、 前記プリンタは、 時計手段と、 該時計手段から出力される時間及び前記乾燥時間に基づ
    いて、各記録担体に吐出されたインクが乾燥するまでの
    残り乾燥時間を算出する残り乾燥時間算出手段と、 該算出した各記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とするプリンタシステム。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータは、 前記プリンタへ出力する印刷ジョブの総印刷時間を算出
    する手段と、 算出した総印刷時間を印刷ジョブの印刷枚数で除して平
    均印刷時間を算出する手段と、 該算出した平均印刷時間を前記プリンタへ出力する手段
    とを備え、 前記プリンタは、 前記算出した印刷ジョブについての各記録担体における
    乾燥時間から平均乾燥時間を算出する手段と、 前記出力された平均印刷時間及び前記算出された平均乾
    燥時間に基づいて、前記表示手段に表示する残り乾燥時
    間の表示枠数を算出する表示枠数算出手段とを更に備
    え、 前記表示手段は、 前記表示枠数算出手段により算出した表示枠数分の表示
    枠を表示し、該表示した各表示枠に前記算出した各記録
    担体の残り乾燥時間を表示するよう構成してあることを
    特徴とする請求項1に記載のプリンタシステム。
  3. 【請求項3】 前記プリンタは、 前記算出された印刷ジョブについての平均乾燥時間と該
    印刷ジョブの印刷枚数との積が予め定められる閾値をこ
    える場合に、該印刷ジョブを中断する手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 前記プリンタは、 前記残り乾燥時間算出手段により算出した残り乾燥時間
    を前記コンピュータへ出力する手段と、 前記表示枠数算出手段により算出した表示枠数を前記コ
    ンピュータへ出力する手段とを更に備えることを特徴と
    する請求項2または3に記載のプリンタシステム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して接続されたコンピ
    ュータから出力された印刷ジョブに基づいて一又は複数
    の記録担体へ印刷を行い、さらに印刷される各記録担体
    に吐出されるインクの乾燥時間を算出するプリンタにお
    いて、 時計手段と、 該時計手段から出力される時間及び前記乾燥時間に基づ
    いて、各記録担体に吐出されたインクが乾燥するまでの
    残り乾燥時間を算出する残り乾燥時間算出手段と、 該算出した各記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して接続されたコンピ
    ュータから出力された印刷ジョブに基づいて一又は複数
    の記録担体へ印刷を行い、さらに印刷される各記録担体
    に吐出されるインクの乾燥時間を算出するプリンタにお
    いて、 前記コンピュータの時計手段から出力される時間及び前
    記乾燥時間に基づいて、各記録担体に吐出されたインク
    が乾燥するまでの残り乾燥時間を算出する残り乾燥時間
    算出手段と、 該算出した各記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記算出した印刷ジョブについての各記
    録担体における乾燥時間から平均乾燥時間を算出する手
    段と、 該算出した平均乾燥時間及び前記コンピュータから出力
    される印刷ジョブについての平均印刷時間に基づいて、
    前記表示手段に表示する残り乾燥時間の表示枠数を算出
    する表示枠数算出手段とを更に備え、 前記表示手段は、 前記表示枠数算出手段により算出した表示枠数分の表示
    枠を表示し、該表示した各表示枠に前記算出した各記録
    担体の残り乾燥時間を表示するよう構成してあることを
    特徴とする請求項5または6に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記算出された印刷ジョブについての平
    均乾燥時間と該印刷ジョブの印刷枚数との積が予め定め
    られる閾値をこえる場合は、該印刷ジョブを中断する手
    段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載のプリ
    ンタ。
  9. 【請求項9】 前記残り乾燥時間算出手段により算出し
    た残り乾燥時間を前記コンピュータへ出力する手段と、 前記表示枠数算出手段により算出した表示枠数を前記コ
    ンピュータへ出力する手段とを更に備えることを特徴と
    する請求項7または8に記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して接続されたプリ
    ンタへ印刷ジョブを出力し、また該印刷ジョブの総印刷
    時間を算出するコンピュータにおいて、 前記プリンタから出力され、前記印刷ジョブの各記録担
    体に吐出されるインクの乾燥時間を受け付ける手段と、 時計手段と、 該時計手段から出力される時間及び前記受け付けた各記
    録担体における乾燥時間に基づいて、各記録担体に吐出
    されたインクが乾燥するまでの残り乾燥時間を算出する
    残り乾燥時間算出手段と、 該算出した各記録担体の残り乾燥時間を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とするコンピュータ。
  11. 【請求項11】 前記算出した総印刷時間を印刷ジョブ
    の印刷枚数で除して平均印刷時間を算出する手段と、 前記受け付けた印刷ジョブについての各記録担体におけ
    る乾燥時間から平均乾燥時間を算出する手段と、 前記
    算出した平均印刷時間及び前記平均乾燥時間に基づい
    て、前記表示手段に表示する残り乾燥時間の表示枠数を
    算出する表示枠数算出手段とを更に備え、 前記表示手段は、 前記表示枠数算出手段により算出した表示枠数分の表示
    枠を表示し、該表示した各表示枠に前記算出した各記録
    担体の残り乾燥時間を表示するよう構成してあることを
    特徴とする請求項10に記載のコンピュータ。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して接続されたプリ
    ンタへ印刷ジョブを出力し、また該印刷ジョブの総印刷
    時間を算出するためのコンピュータプログラムが記録さ
    れており、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体
    において、 前記コンピュータに、前記プリンタから出力され、前記
    印刷ジョブの各記録担体に吐出されるインクの乾燥時間
    を受け付けさせるプログラムコード手段と、 前記コンピュータに、該コンピュータが備える時計手段
    から出力される時間及び前記受け付けさせた各記録担体
    における乾燥時間に基づいて、各記録担体に吐出された
    インクが乾燥するまでの残り乾燥時間を算出させるプロ
    グラムコード手段と、 前記コンピュータに、前記算出させた各記録担体の残り
    乾燥時間を表示させる表示プログラムコード手段とを含
    むコンピュータプログラムが記録されていることを特徴
    とするコンピュータでの読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記コンピュータに、前記算出させた
    総印刷時間を印刷ジョブの印刷枚数で除して平均印刷時
    間を算出させるプログラムコード手段と、 前記受け付けさせた印刷ジョブについての各記録担体に
    おける乾燥時間から平均乾燥時間を算出させるプログラ
    ムコード手段と、 前記コンピュータに、前記算出させた平均印刷時間及び
    前記平均乾燥時間に基づいて、前記表示手段に表示させ
    る残り乾燥時間の表示枠数を算出させるプログラムコー
    ド手段とを更に含むコンピュータプログラムが記録され
    ており、 前記表示プログラムコード手段は、 前記算出させた表示枠数分の表示枠を表示させ、該表示
    させた各表示枠に前記算出させた各記録担体の残り乾燥
    時間を表示させるよう構成してあることを特徴とする請
    求項12に記載のコンピュータでの読み取り可能な記録
    媒体。
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