JPH11129557A - 印刷方法と印刷装置 - Google Patents

印刷方法と印刷装置

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JPH11129557A
JPH11129557A JP9315789A JP31578997A JPH11129557A JP H11129557 A JPH11129557 A JP H11129557A JP 9315789 A JP9315789 A JP 9315789A JP 31578997 A JP31578997 A JP 31578997A JP H11129557 A JPH11129557 A JP H11129557A
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JP
Japan
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data
time
block
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Application number
JP9315789A
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English (en)
Inventor
Shinsei Yokoyama
信征 横山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 データ量情報取得部4は、アプリケーシ
ョン1から文字の量や図形の量に相当する情報を受け取
る。データ展開時間計算部6は、データ量情報からデー
タ展開に要する時間を計算する。データ転送時間計算部
7は、展開されたデータをプリンタ3に転送する時間を
計算する。これらは印刷データをブロック毎に転送する
場合にブロック単位で実行される。印刷時間計算部8
は、並行処理されるデータ展開とデータ転送を加味して
印刷時間を計算し、表示部13に表示する。 【効果】 実際にプリンタに転送されるブロック単位で
データ展開時間を計算し、これにデータ転送時間を加味
するため、比較的正確に全印刷時間を予測して表示でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに印刷を
させる場合の印刷時間を予めユーザに表示する機能を持
つ印刷方法と印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等を用いてプリンタに印刷をさせる場合に、ユーザ
は印刷にどの程度の時間がかかるかを知ろうとする。ユ
ーザは通常、1ページあたりの平均的な印刷時間を認識
しておき、ページ数を考慮するとこの程度の印刷時間が
かかると予測して印刷を実行する。一方、印刷システム
側では、コンピュータやプリンタ等のディスプレイ上に
「現在全体の何パーセントについてデータを転送しまし
た。」といったコメントを表示し、ユーザに印刷終了時
刻を予測させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の予測方法には極めて誤差が多い。特に、印刷画像が文
字情報のみの場合と、図形情報を含む場合やカラー情報
を含む場合とでは、印刷時間が大幅に相違する。こうし
た画像の内容を考慮してユーザが正確に印刷時間を予測
するのは困難である。また、プリンタ側でも、画像デー
タが実際に入力されないと印刷時間を正確に計算するこ
とは難しい。印刷前に全てのデータを詳細に解析すれば
演算処理により印刷時間を正確に予測することが可能で
あるが、そのための処理が複雑になり、また印刷時間を
求めるための演算処理時間が長くなるし、演算処理のた
めの負荷も大きくなるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉印刷対象となるデータを複数のブロックに分
割して、ブロック毎にプリンタに転送するための形式に
展開し、その展開後のデータをブロック毎にインタフェ
ースを通じてプリンタに転送する場合において、上記ブ
ロック毎に、そのブロック中に含まれるデータ量に相当
する情報を取得し、印刷条件と上記データ量情報からデ
ータ展開時間とデータ転送時間とを計算し、ブロック毎
にデータ展開が終了した後にデータ転送を実行する処理
を繰り返すとき、最初のブロックのデータ展開を開始す
るときから最後のブロックのデータ転送を終了するとき
までの時間を、上記印刷対象となるデータの印刷時間と
して印刷終了前に表示することを特徴とする印刷方法。
【0005】〈構成2〉印刷対象となるデータを複数の
ブロックに分割して、ブロック毎にプリンタに転送する
ための形式に展開し、その展開後のデータをブロック毎
にインタフェースを通じてプリンタに転送するものにお
いて、上記ブロック毎に、そのブロック中に含まれるデ
ータ量に相当する情報を取得するデータ量情報取得部
と、印刷条件と上記データ量情報からデータ展開時間を
計算するデータ展開時間計算部と、印刷条件と上記デー
タ量情報からデータ転送時間を計算するデータ転送時間
計算部と、最初のブロックのデータ展開を開始するとき
から最後のブロックのデータ転送を終了するときまでの
時間を計算する印刷時間計算部と、この印刷時間計算部
の出力を表示する表示部と、印刷終了まで、時間の経過
とともに、表示部に表示された残り印刷時間を更新する
減算タイマとを備えたことを特徴とする印刷装置。
【0006】〈構成3〉構成1に記載の方法において、
データ量情報を文字情報量と図形情報量とに区分して、
それぞれのデータ展開時間を求めて集計することを特徴
とする印刷方法。
【0007】〈構成4〉構成1に記載の方法において、
データ展開時間の総量とデータ転送時間の総量とを比較
して、データ展開時間の総量の方が大きいときは、デー
タ展開時間の総量に最終ブロックのデータ転送時間を加
算したものを印刷時間とすることを特徴とする印刷方
法。
【0008】〈構成5〉構成1に記載の方法において、
データ展開時間の総量とデータ転送時間の総量とを比較
して、データ転送時間の総量の方が大きいときは、最初
のブロックのデータ展開時間にデータ転送時間の総量を
加算したものを印刷時間とすることを特徴とする印刷方
法。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明による印刷装置の具体例を示
すブロック図である。この装置は、パーソナルコンピュ
ータ等の上位装置とプリンタ3とによって構成される。
上位装置側には、アプリケーション1とプリンタドライ
バ2のみを図示した。上位装置内では、アプリケーショ
ン1が、文字や図形データを利用して、各種の文書を作
成する。この文書をプリンタ3に印刷させるために、プ
リンタドライバ2が動作をする。本発明の印刷装置の主
要部は、このプリンタドライバ2に含まれる。プリンタ
ドライバ2の処理した結果はインタフェース15を通じ
てプリンタ3に転送され、印刷が実行される。
【0010】プリンタドライバ2には、データ量情報取
得部4、印刷条件取得部5、データ展開時間計算部6、
データ転送時間計算部7、印刷時間計算部8、文字デー
タ処理部9、図形データ処理部10、圧縮部11、翻訳
部12、表示部13及び減算タイマ14が設けられてい
る。アプリケーション1が作成した文書は、文字データ
処理部9と図形データ処理部10によって、印刷のため
の処理が実行される。文字データ処理部9は、文字デー
タについて文字コードをビットマップに変換する。図形
データ処理部10は、図形データのファイル形式等を考
慮し必要に応じて所定の処理を加えて、文字データと同
様の形式のビットマップに変換する。
【0011】圧縮部11は、文字データ処理部9や図形
データ処理部10の出力を受け入れて転送のための圧縮
処理を行う部分である。翻訳部12は、入力データを、
プリンタ3が印刷を実行するために上位装置から受け入
れるプリンタコードに変換する部分である。このプリン
タコードがインタフェース15を通じてプリンタ3に転
送され、プリンタ3はその内容に従って印刷を実行す
る。以上は、プリンタドライバの一般的な機能である。
【0012】このプリンタドライバは、こうした一般的
機能の他に、アプリケーション1から受け入れた文書の
データ内容を解析し、印刷時間を計算する機能を備え
る。データ量情報取得部4は、アプリケーション1から
受け入れた文字データや図形データのデータ量を求める
部分である。データ量の求め方には様々な態様がある
が、ここでは例えば印刷ページ中に占める文字データの
面積と図形データの面積をデータ量情報として取り扱
う。これらの情報はアプリケーション1から取得する印
刷対象文書のレイアウト情報等によって容易に取得でき
る。
【0013】印刷条件取得部5は、後で説明するよう
に、文字データ処理部9や図形データ処理部10、圧縮
部11、翻訳部12等がデータを処理し展開するための
時間や圧縮率等に関する情報を取得し、これをデータ展
開時間計算部6に供給する部分である。また、この印刷
条件取得部5は、インタフェースを介してデータをプリ
ンタ3に転送する場合の転送速度等の情報も取得し、デ
ータ展開時間計算部6に供給する。データ展開時間計算
部6は、データ量情報取得部4や印刷条件取得部5の出
力を受け入れて、文字データと図形データについて、そ
のデータ展開時間を計算する部分である。
【0014】また、データ転送時間計算部7は、プリン
タドライバ2からプリンタ3に対しデータを転送するた
めに必要な時間を計算する部分である。データ展開時間
とデータ転送時間の計算は、後で説明するように、デー
タを分割したブロック単位で実行される。印刷時間計算
部8は、こうして得られた結果を基にして、後で説明す
るような要領で印刷時間を計算し、その結果を出力する
部分である。表示部13は、印刷時間計算部8の計算し
た時間を表示する。
【0015】従って、計算直後は印刷対象となる全ての
データについての合計印刷時間が表示部13に表示され
ることになる。その後、時間の経過と共に残り印刷時間
が減少するから、減算タイマ14がその計算を行い、常
に表示部13にその残り印刷時間を表示するように制御
する。表示部13は、具体的にはディスプレイ上に設け
られた残り時間表示のためのウインドウにより構成でき
る。
【0016】以下、この装置の具体的な動作を実際の印
刷例を用いて説明する。図2に、印刷対象となる具体的
なページデータの例説明図を示す。この図に示すもの
は、例えば1ページ分の文書の内容を示す。1ページ分
の文書をプリンタに印刷する場合には、その文書を構成
するデータをいくつかのブロックに分割して、そのブロ
ック単位で処理をしプリンタに転送する。ここでは、例
えば6個のブロックに分割している。なお、例えばA4
版の用紙をブロック単位に分割する場合には、副走査方
向に見て等分割されるように分割を行う。図に示す枠
は、それぞれ、文書を6等分したときの各分割部分のデ
ータの内容を表示している。
【0017】図の1ブロック目には、例えば文字データ
のみが含まれている。2ブロック目と3ブロック目に
は、それぞれ大きさの異なる図形データのみが含まれて
いる。4ブロック目には文字データのみが含まれ、5ブ
ロック目にはデータが存在しない。6ブロック目には文
字データと図形データとが混在している。図示しない文
書の属性情報中には、どのデータが用紙中のどの領域に
配置されて印刷されるかといったレイアウト情報が含ま
れている。このレイアウト情報に基づいて、各データの
面積が求められる。これをデータ量情報とする。なお、
図では、以下の説明をわかりやすくするため、面積の単
位をそれぞれ平方センチメートルとして説明している。
しかしながら、ビットマップデータの場合には、例えば
ピクセル単位等で面積を計算し、以後の計算に使用する
ようにして差し支えない。
【0018】図3には、印刷条件解析処理動作フローチ
ャートを示す。まず、図1に示したデータ量情報取得部
4と印刷条件取得部5の動作を説明する。図3のステッ
プS1において、アプリケーションの作成した書類中に
含まれる図形の総面積を計算する。図2に示すものが対
象の場合、2ブロック目、3ブロック目及び6ブロック
目に、それぞれ図形が存在する。図形の各辺の長さが明
らかになっているから、これらの積によって総面積が2
9平方センチメートルという結果になる。次に、同様の
要領でステップS2において、書類中に含まれる文字列
の総面積を計算する。
【0019】次のステップS3では、6ブロック目に含
まれる図形の総面積と文字列の総面積を計算する。これ
は、後で印刷時間を計算する場合に加味される基礎デー
タとなる。上記のような計算は、ブロック単位で行われ
ているから、その過程で、1個のブロック分についての
計算結果を保存すればよい。次のステップS4では、印
刷条件の設定を行う。これは、プリンタドライバが元々
保持している情報である。また、例えばインタフェース
の転送速度等の情報は、必要に応じて、オペレーション
システム(OS)から取得すればよい。ここでは、単位
面積当たりの図形処理時間、単位面積当たりの文字列処
理時間、図形データの圧縮率、文字データの圧縮率、イ
ンタフェースのデータ転送速度等が印刷条件として設定
される。
【0020】単位面積当たりの図形や文字列の処理時間
を設定するのは、ステップS1やステップS2で求めた
図形や文字列の総面積との積によって図形や文字列の合
計処理時間を計算して予測するためである。圧縮率を求
めるのは、転送の際のデータ量を計算するためである。
インタフェースのデータ転送速度を求めるのは、データ
がプリンタに転送される時間が印刷時間に含まれるから
である。
【0021】図4には、印刷時間計算動作フローチャー
トを示す。図4のステップS1は、図1に示すデータ展
開時間計算部6の実行する内容である。ここでは、図3
のステップS1で求めた図形の総面積S1.ALLと単
位面積当たりの図形処理時間Aの積によって、図形の展
開時間を求める。更に、図3のステップS2において求
めた文字列の総面積S2.ALLとステップS4で求め
た文字列の処理時間Bの積によって、文字列の展開時間
を求める。これらの合計がデータ展開時間となる。具体
的に計算をすると、図4ステップS1に示すように83
秒となる。
【0022】次に、ステップS2において、インタフェ
ース転送時間の計算を行う。これは、図1に示すデータ
転送時間計算部7において実行される。ここでは、図3
のステップS1で求めた図形の総面積と図形データ圧縮
率Xの積を求める。また、図3ステップS2で求めた文
字列の総面積と文字列データ圧縮率Yの積を求める。そ
して、これらの合計をインタフェースのデータ転送速度
により除算する。こうすれば、実際に得られたデータ全
てをインタフェースを通じて転送する場合に必要な時間
が求められる。具体的には、その転送時間は41.5秒
というように求められる。
【0023】以上の結果、全てのデータを展開するため
には83秒、全てのデータをインタフェースを通じて転
送するためには41.5秒が必要になるという結果が得
られる。ここで、データ展開とデータ転送は、ブロック
単位で実行される。即ち、1ブロックのデータ展開が終
了すると、その後インタフェースを通じてそのブロック
のデータが転送される。この間に次のブロックのデータ
展開が進められている。そして、次のブロックのデータ
展開が終了すると、再びそのデータ転送が実行される。
こうした手順を踏むため、単純にデータ展開を時間とイ
ンタフェース転送時間とを加算したのでは、印刷時間を
求められない。そこで、ステップS3において、データ
展開時間とインタフェース転送時間との比較を行う。
【0024】この例では、データ展開時間がインタフェ
ース転送時間よりも大きい場合についての説明をしてい
る。データ展開時間が十分に長く、全てのブロックにつ
いて、データ展開が終了後、直ちにデータ転送が実行さ
れるものとする。この場合には、実際のデータ展開時間
の合計と、最後のブロックのデータ転送時間の合計が印
刷時間となる。全てのデータの展開処理が終了しても、
最後のブロックについてのデータ転送は、その直後から
開始されるからである。
【0025】そこで、ステップS4とステップS5にお
いて、この計算を行う。即ち、ステップS4では、最終
ブロックのデータ転送時間を計算する。これは図2に示
した6ブロック目のデータ転送時間を計算するもので、
6ブロック目の文字や図形の面積に圧縮率をそれぞれ掛
け合わせ、データ転送速度で割った結果を求める。この
結果は6.5秒となる。
【0026】次に、ステップS5において、印刷時間を
計算する。ここでは印刷に要する時間がデータ展開時間
の総量+6ブロック目のデータ転送時間となる。具体的
には83秒と6.5秒との和になり、印刷に要する時間
は89.5秒となる。この結果が図1に示す表示部13
に表示される。その後、データの展開処理等が開始され
ると、減算タイマ14が時間を計算し、表示部13から
経過時間を差し引く。これによって、残りの印刷時間が
刻々と表示されることになる。
【0027】上記の処理においては、実際に印刷対象と
なるデータを、ブロック毎に分割して、各ブロックに含
まれる文字や図形のデータ量から、データ展開時間やデ
ータ転送時間を計算している。データ展開時間の計算に
図形の面積を使用するのは、ビットマップデータ等、図
形を構成する画像データの面積が実際の展開処理やその
他の圧縮処理等に必要な処理時間とほぼ比例するからで
ある。また、文字を印刷する領域にほぼ同一の大きさの
文字が使用されていれば、文字を表示する部分の面積か
ら、その中に含まれる文字数等も計算できる。1文字当
たりの文字データ処理に要する時間は予めわかっている
から、これによって単位面積当たりの文字データの処理
時間を求めることができる。文字の面積を使用するの
は、このためである。
【0028】こうして、極めて空白や罫線等が多い特殊
な場合を除き、図形データや文字データについての処理
時間を、図形や文字の表示される面積から比較的正確に
推定できる。こうした点を考慮し、上記のような印刷時
間の計算を行っている。なお、上記の例の場合、データ
展開時間がインタフェース転送時間よりも長いという前
提で計算を行っている。その他の場合は別の具体例で説
明をする。
【0029】図5には、上記の例における、各ブロック
毎の処理時間の説明図を示す。この図を用いて、各ブロ
ックのデータ展開時間と転送時間とを比較してみる。1
ブロック目は、図に示すように、中に含まれる文字列の
面積とその処理時間を考慮し、展開時間が13秒という
結果が得られている。また、転送時間は、圧縮率やイン
タフェースのデータ転送速度を考慮し、6.5秒という
結果が得られている。2ブロック目は展開時間が18
秒、転送時間が9秒、3ブロック目は展開時間が32
秒、転送時間が16秒、4ブロック目は展開時間が7
秒、転送時間が3.5秒、5ブロック目はデータがない
からいずれも0秒、6ブロック目は展開時間が13秒、
転送時間が5秒となっている。これらの処理手順を次の
図を用いて説明する。
【0030】図6は、具体例1のタイムチャートを示
す。図5に示した展開時間と転送時間の関係をタイムチ
ャートに描くと、この図に示すようになる。即ち、1ブ
ロック目の展開を13秒で行い、その転送をその後の
6.5秒で行う。1ブロック目の展開が終了した後、2
ブロック目の展開を18秒で行い、その終了後に2ブロ
ック目の転送を9秒で行う。同様にして、3ブロック
目、4ブロック目、5ブロック目の展開がそれぞれ終了
すると、その直後に各ブロックのデータ転送が続けて実
行される。
【0031】図4で示した動作は、この図に示す通り
で、全てのデータの展開処理が終了した時刻t1の後、
6ブロック目の転送が6.5秒間実行される。従って、
データ展開処理開始からこの処理が終了する時刻t2ま
での時間が全体の印刷時間となる。
【0032】ところが、6ブロック目の展開処理終了後
の時刻t1に、直前のブロックの転送が終了していない
場合がある。こうした場合には、6ブロック目のデータ
転送は直前のブロックのデータ転送終了後となる。
【0033】図7には、こうしたケースを表す具体例1
の変形例タイムチャートを示す。この図に示すように、
この例では、3ブロック目の展開がT3時間で行われ、
その展開が時刻T4′に終了している。その後、3ブロ
ック目の転送が時刻S3′に開始される。これは、S3
時間だけ実行される。この転送が終了した時刻S4′で
は、既に6ブロック目の展開は、図に示す時刻t1に終
了している。なお、6ブロック目の展開はT5時間で行
われ、その展開が時刻t1に終了したものとする。そこ
で、第4ブロックと第6ブロックの転送は、時刻S4′
以後になる。
【0034】即ち、展開が終了した時刻t1を経過し
て、T時間後に転送が終了する。このケースでは、これ
を考慮した計算が必要になる。この計算は、例えば各ブ
ロックの展開処理終了時刻と直前のブロックのデータ転
送処理終了時刻とを毎回比較するようにする。各ブロッ
クの展開終了時刻が直前のブロックの転送終了時刻より
も後であれば、図6に示した要領で印刷時間を予測すれ
ばよい。展開終了時刻が直前のブロックの転送終了時刻
以前であれば、その都度転送終了時刻より次のブロック
の転送が開始するという計算を行う。そして、次のブロ
ックの転送終了時刻と次の次のブロックの展開終了時刻
とを再び比較する。この場合にも、展開終了時刻が直前
のブロックの転送終了時刻以前であれば、同様の処理を
繰り返す。
【0035】こうして、あるブロックのデータ転送終了
時刻と次のブロックの展開終了時刻とを比較しながら、
その遅い方を求めて、図4で実行した処理かあるいはこ
の図7で説明した例外処理かを行えばよい。
【0036】図8には、別の計算例を示す印刷時間計算
動作フローチャートを示す。ここでは、一般的にみて、
データ転送時間がデータ展開処理時間以上かかる場合の
例を示す。図8のステップS1では、データ展開時間の
計算を行う。これは図4のステップS1と全く同様の処
理である。また、図8のステップS2では、インタフェ
ース転送時間の計算を行う。この計算方法自体は、図4
のステップS2で示したものと変わるところはない。た
だし、転送速度が、図4の場合は1秒間に10キロバイ
トなのに対し、図8の場合には1秒間に5キロバイトと
2分の1になっている。
【0037】次のステップS3においては、データ展開
時間がインタフェース転送時間よりも大きいかどうかを
判断する。この例では、データ展開時間とインタフェー
ス転送時間とがたまたま全て等しい場合の処理を説明す
る。次のステップS4において、印刷時間の計算では、
1ブロック目のデータ展開時間にデータ転送時間の総量
を加えている。その結果、1ブロック目のデータ展開時
間が13秒で、データ転送時間の総量が83秒であるか
ら、合計96秒という結果を得ている。
【0038】図9には、具体的に各ブロック毎の処理時
間を示す説明図を図示した。これは、図5と同様の形式
で記載したもので、データ転送速度を2分の1にした場
合の例である。この図と図10を参照しながら、図8の
ステップS4に示す処理の内容を説明する。この例で
は、各ブロック毎にそのデータ展開時間と転送時間とが
等しくなっている。この図8の処理は、ほぼ全てのブロ
ックについて、そのデータ展開時間がデータ転送時間以
上の場合に適用できる。
【0039】図10には、具体例2のタイムチャートを
示す。この図に示すように、時刻t1に1ブロック目の
データ展開が終了し、その後、データの転送がブロック
毎に順に実行される。データ転送時間がデータ展開時間
よりも一般的に長いという場合には、データ展開が終了
した時刻t2には、まだ何ブロック分かのデータ転送が
終了していないことが多い。そこで、このケースでは、
1ブロック目のデータ展開時間である13秒に、全ての
データ転送時間である83秒を加えて、合計印刷時間を
求めるように計算している。このように、一律にデータ
展開時間あるいはデータ転送時間のほうが長いとわかっ
ているような場合には、図4に示す具体例1の方法ある
いは図8に示す具体例2の方法のいずれかを使用して、
簡単に印刷終了時刻を求めることができる。
【0040】図11には、具体例2の例外処理タイムチ
ャートを示す。この例では、2ブロック目のデータ転送
を終了した後、3ブロック目のデータ転送を開始するま
でに、転送待ち時間TWが生じている。従って、3ブロ
ック目のデータ転送は、3ブロック目のデータ展開を終
了した時刻から開始される。その後は、各ブロックのデ
ータ展開が終了したとき、まだ直前のブロックのデータ
転送が終了していないから、図10に示した具体例2の
要領で印刷時間の計算がされる。
【0041】この場合にも、図7を用いて説明したのと
同様に、直前のブロックの転送処理終了時刻と今回のブ
ロックの展開処理終了時刻とを比較しながら、転送処理
終了時刻の方が遅い場合にはその時刻から次のブロック
の転送処理が開始されるものとし、逆の場合には展開処
理終了時刻からそのブロックの転送が開始されるという
計算を行って、最終的な転送終了時刻を求める。図7の
例外処理も図11の例外処理も、この手順で最終的な印
刷時刻を求めれば、容易に正確な印刷時間を求めること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した本発明の印刷装置及び印刷
方法によれば、アプリケーションから取得したデータ量
からデータの展開時間やデータの転送時間を計算し、こ
れらを加味して印刷時間を求めるので、比較的簡単にし
かも正確に印刷時間を予測できる。これを表示しながら
印刷を行えば、文字データや図形データ等、様々な内容
の文書を印刷するユーザの便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷装置のブロック図である。
【図2】印刷対象となるページデータの例説明図であ
る。
【図3】印刷条件解析処理動作フローチャートである。
【図4】印刷時間計算動作フローチャートである。
【図5】各ブロック毎の処理時間説明図である。
【図6】具体例1のタイムチャートである。
【図7】具体例1の例外処理タイムチャートである。
【図8】印刷時間計算動作フローチャートである。
【図9】各ブロック毎の処理時間説明図である。
【図10】具体例2のタイムチャートである。
【図11】具体例2の例外処理タイムチャートである。
【符号の説明】
1 アプリケーション 2 プリンタドライバ 3 プリンタ 4 データ量情報取得部 5 印刷条件取得部 6 データ展開時間計算部 7 データ転送時間計算部 8 印刷時間計算部 13 表示部 14 減算タイマ 15 インタフェース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷対象となるデータを複数のブロック
    に分割して、ブロック毎にプリンタに転送するための形
    式に展開し、その展開後のデータをブロック毎にインタ
    フェースを通じてプリンタに転送する場合において、 前記ブロック毎に、そのブロック中に含まれるデータ量
    に相当する情報を取得し、 印刷条件と前記データ量情報からデータ展開時間とデー
    タ転送時間とを計算し、 ブロック毎にデータ展開が終了した後にデータ転送を実
    行する処理を繰り返すとき、最初のブロックのデータ展
    開を開始するときから最後のブロックのデータ転送を終
    了するときまでの時間を、前記印刷対象となるデータの
    印刷時間として印刷終了前に表示することを特徴とする
    印刷方法。
  2. 【請求項2】 印刷対象となるデータを複数のブロック
    に分割して、ブロック毎にプリンタに転送するための形
    式に展開し、その展開後のデータをブロック毎にインタ
    フェースを通じてプリンタに転送するものにおいて、 前記ブロック毎に、そのブロック中に含まれるデータ量
    に相当する情報を取得するデータ量情報取得部と、 印刷条件と前記データ量情報からデータ展開時間を計算
    するデータ展開時間計算部と、 印刷条件と前記データ量情報からデータ転送時間を計算
    するデータ転送時間計算部と、 最初のブロックのデータ展開を開始するときから最後の
    ブロックのデータ転送を終了するときまでの時間を計算
    する印刷時間計算部と、 この印刷時間計算部の出力を表示する表示部と、 印刷終了まで、時間の経過とともに、表示部に表示され
    た残り印刷時間を更新する減算タイマとを備えたことを
    特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、 データ量情報を文字情報量と図形情報量とに区分して、
    それぞれのデータ展開時間を求めて集計することを特徴
    とする印刷方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、 データ展開時間の総量とデータ転送時間の総量とを比較
    して、データ展開時間の総量の方が大きいときは、デー
    タ展開時間の総量に最終ブロックのデータ転送時間を加
    算したものを印刷時間とすることを特徴とする印刷方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、 データ展開時間の総量とデータ転送時間の総量とを比較
    して、データ転送時間の総量の方が大きいときは、最初
    のブロックのデータ展開時間にデータ転送時間の総量を
    加算したものを印刷時間とすることを特徴とする印刷方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001075697A (ja) * 1999-06-29 2001-03-23 Xerox Corp 印刷システムのナビゲーションおよび制御のためのユーザインタフェース
US8081330B2 (en) 2005-04-08 2011-12-20 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Data outputting apparatus, and recording medium in which data outputting program is recorded
JP2016170587A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置、画像形成システムおよびプログラム

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