JPH11203064A - 画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体

Info

Publication number
JPH11203064A
JPH11203064A JP10007506A JP750698A JPH11203064A JP H11203064 A JPH11203064 A JP H11203064A JP 10007506 A JP10007506 A JP 10007506A JP 750698 A JP750698 A JP 750698A JP H11203064 A JPH11203064 A JP H11203064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image processing
transfer
processing apparatus
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10007506A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yoshitomi
厚 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10007506A priority Critical patent/JPH11203064A/ja
Publication of JPH11203064A publication Critical patent/JPH11203064A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト−プリンタ間の転送レートに応じてプ
リレンダリング処理を動的に行え高速印刷を可能とする
画像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 画像データを生成する手段と、生成され
た画像データを外部装置へ転送する手段と、転送手段の
転送速度を検出する検出手段と、検出結果に基づいて画
像データを予め生成するか否かを判断する判断手段を有
する画像処理装置により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷処理装置およ
びその制御方法およびプログラム記憶媒体、特にレンダ
リングした印刷データを印刷装置に転送する方式を用い
る印刷処理装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタドライバ等の情報処理装
置においては、ホスト側で印刷データのビットマップを
作成する処理(以下レンダリング処理)を行い、レンダ
リングしたデータをプリンタへと転送するものが知られ
ている。
【0003】こうしたプリンタ装置には、例えばページ
プリンタのように1ページの印刷を開始したら、途中で
印刷を停止できないものがある。このような場合、オー
バーランを防ぐために、プリンタ側での印刷処理にホス
ト側でのデータの処理が遅れないようにホスト側からプ
リンタ側へデータを転送しなければならない。そのため
にホスト側で予めすべてのデータをレンダリングしてお
き、そのデータを順次プリンタに転送するものや、ホス
ト側でのレンダリングにかかる時間を予測して、必要な
分だけ予めレンダリング処理(以下プリレンダリング処
理)を行い、転送しながらレンダリング処理を行うよう
なものがある。
【0004】また、プリンタドライバではPDL(ペー
ジ記述言語)を作成し、プリンタ側で受信したPDLを
ビットイメージデータに展開し、印刷処理を行うものも
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にホスト
ープリンタ間の転送レートは、プリンタインタフェース
の速度に依存しているため、さまざまなホストでまちま
ちの値になる。そのため、転送レートが遅いホストの場
合にレンダリングにかかる時間を予測しただけでは転送
が間に合わなくなることがある。そうした場合、よりた
くさんのプリレンダリング処理を行うことで転送が間に
合うようにすることができるが、印刷には通常スプーラ
等によるバッファリング処理を用いるため、たくさんプ
リレンダリングすればよけいに大量のデータを格納でき
るスプーラが必要になり、コストの増大や処理に時間が
かかりファーストプリントアウトが遅くなるなどの問題
点がある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
のであり、ホストープリンタ間の転送レートに応じてプ
リレンダリング処理を行うことで高速に印刷処理を行う
装置及びその方法及びプログラム記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の印刷処理装置は少なくとも以下に示す構成を備え
る。すなわち、外部装置と接続された画像処理装置であ
って、画像データを生成する生成手段と、前記生成手段
で生成された画像データを外部装置へ転送する転送手段
と、前記転送手段における転送速度を検出する検出手段
と、前記検出手段の検出結果に基づいて、画像データを
予め生成するか否かを判断する判断手段とを有している
ことを特徴とするものである。
【0008】また、外部装置と接続された画像処理装置
を制御する方法であって、画像データを生成させる生成
工程と、前記生成工程で生成された画像データを外部装
置へ転送させる転送工程と、前記転送工程における転送
速度を検出させる検出工程と、前記検出工程の検出結果
に基づいて、画像データを予め生成するか否かを判断さ
せる判断工程とを含むものである。
【0009】また、外部装置と接続された画像処理装置
を制御するプログラムが格納された記憶媒体であって、
画像データを生成させる生成工程と、前記生成工程で生
成された画像データを外部装置へ転送させる転送工程
と、前記転送工程における転送速度を検出させる検出工
程と、前記検出工程の検出結果に基づいて、画像データ
を予め生成するか否かを判断させる判断工程とを含むコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格
納したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、図面に従っ
て本発明に係る実施例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施の印刷処理システムを説明
するのに好適なプリントシステムのシステム構成図の一
例である。
【0012】図1において、101は、画像処理装置で
あるクライアントコンピュータであり、アプリケーショ
ンプログラム等の各種のプログラムを実行可能で、印刷
データをプリンタに対応するプリンタ言語に変換する機
能を有するプリンタドライバを搭載している。なお、プ
リンタドライバは複数のプリンタ言語をサポートするも
のとする。
【0013】102は印刷装置であるプリンタであり、
インタフェースを介してクライアントコンピュータ10
1と接続されており、クライアントコンピュータから送
信されるビットマップデータを、1ページ毎に印刷す
る。103はネットワークであり、複数のクライアント
コンピュータと接続している。
【0014】図2は、本発明の画像処理装置の一例であ
るクライアントコンピュータ101の概略構成を示すブ
ロック図である。
【0015】CPU200は、外部記憶手段であるHD
(ハードディスク)205に格納されているアプリケー
ションプログラム、プリンタドライバプログラム、OS
やプリンタ制御プログラム等を実行し、記憶手段である
RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイ
ル等を一時的に格納する制御を行う。
【0016】ROM201には、基本I/Oプログラム
等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデー
タ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。
202はRAMであり、CPU200の主メモリ、ワー
クエリア等として機能する。
【0017】203はFD(フロッピーディスク)ドラ
イブであり、図5に示すようにFDドライブ203を通
じてFD204に記憶されたプログラム等を本コンピュ
ータシステムにロードすることができる。204はFD
であり、本実施例で説明するプリンタ制御プログラムお
よび関連データを格納しており、その記憶されている内
容の構成を図4に示す。図4において、400はFD2
04のデータ内容であり、401はデータの情報を示す
ボリューム情報であり、402はディレクトリ情報、4
03は本実施例で説明するプリンタ制御プログラム、4
04はその関連データである。
【0018】403のプリンタ制御プログラムは、図9
に示されるプリンタ制御手順のフローチャートに基づい
てプログラムコード化されたものである。
【0019】205は外部記憶手段であるHD(ハード
ディスク)であり、アプリケーションプログラム、プリ
ンタドライバプログラム、OS、プリンタ制御プログラ
ム、関連プログラム等を格納している。206は指示入
力手段であるキーボードであり、ユーザがクライアント
コンピュータに対して、デバイスの制御コマンドの命令
等を入力指示するものである。207は表示手段である
ディスプレイであり、キーボード206から入力したコ
マンドや、プリンタの状態等の情報を表示したりするも
のである。208はシステムバスであり、クライアント
コンピュータ内のデータの流れを司るものである。
【0020】図3は、本プリンタ制御プログラムがRA
M202にロードされ実行可能となった状態のメモリマ
ップを表すものである。
【0021】本実施例では、FD204からプリンタ制
御プログラム及び関連データを直接RAM202にロー
ドして実行させる例を示すが、この以外にも、FD20
4からプリンタ制御プログラムを動作させる度に、HD
205からRAM202にロードするようにしてもよ
い。また、本プリンタ制御プログラムを記録する媒体
は、FD以外にCD−ROM、CD−R、ICメモリー
カード、DVD等であっても良い。更に、本プリンタ制
御プログラムをROM201に記録しておき、これをメ
モリマッップの一部となすように構成し、直接CPU2
00で実行することも可能である。
【0022】301は基本I/Oプログラムであり、本
制御装置の電源がONされたときに、HD205からO
SがRAM202に読み込まれ、OSの動作を開始させ
るIPL(イニシャルプログラムローティング)機能等
を有しているプログラムが入っている領域である。30
2はOSであり、303にはプリンタ制御プログラム、
304には関連データがそれぞれ展開され、305には
CPU200が本プリンタ制御プログラムを実行するワ
ークエリアがとられている。
【0023】図6は、本実施例におけるプリンタ105
の概略構成を示すブロック図である。本実施例では、プ
リンタとして、レーザビームプリンタ(LBP)を使用
しているが、これに限られるものではなく、他の方式の
プリンタでもよいことは言うまでもない。
【0024】601はCPUであり、プリンタ装置全体
を制御する。602はROM/RAMであり、CPU601を
制御する制御プログラムや定数データ、送受信データを
一時記憶するバッファを含んでいる。603は記憶部で
あり、例えば、ハードディスクのような、送受信するデ
ータやCPU601で実行する制御プログラム、データ
を記憶する。
【0025】604は表示部であり、ROM / RAM602
に一時記憶されているデータや、記憶部603に記憶さ
れているデータの内容、および操作状況などを表示す
る。605はプリンタ印字部であり、ROM/RAM602に
記憶されているプログラムに基づいてCPU601で生
成したビットマップデータを印字出力する。606はイ
ンタフェースであり、このインタフェースを介してクラ
イアントコンピュータ等の外部装置と印字データやジョ
ブ情報等のデータ情報の通信を行う。607は通信回路
であり、インタフェース606と外部装置をつなぐもの
である。
【0026】図7は、本発明を適用した画像処理装置の
データ処理の流れを示したブロック図である。まず、ア
プリケーションから出力を受けた印刷データ作成手段7
01は、中間形式の中間データを作成し、それをスプー
ラ702に出力し、スプールファイル703として記憶
する。スプーラファイル703に記憶されている中間デ
ータは、スプーラ702を経由して、レンダリング手段
707に出力される。レンダリング手段707は受け取
った中間データをビットマップデータにレンダリング処
理をしながらイメージ展開し、インタフェースコントロ
ーラ708にビットマップデータを転送する。インタフ
ェースコントローラ708は、プリンタ102にビット
マップデータを出力転送する。プリンタ102は、ビッ
トマップデータを印刷出力する。
【0027】ここで、レンダリング手段707で中間デ
ータをビットマップ展開し、インタフェースコントロー
ラ708でプリンタ102に出力するのに必要な時間
が、プリンタ102で印刷するのに必要な時間よりも大
きいと印刷処理にビットマップデータの受信が間に合わ
ないというプリントオーバーランが生じる。この不具合
を防止するために以下の処理を行う。
【0028】転送レート計測手段704は、インタフェ
ースコントローラ708を用いてホストープリンタ間の
転送レートを計測し、プリレンダリング決定手段705
に転送レートを通知する。この場合、任意のサイズのデ
ータをプリンタ102に転送し、その転送にかかる時間
を計測することによって転送レートを求めるのが普通で
ある。
【0029】印刷データ作成手段701は、スプーラ7
02に印刷データ(中間データ)を送る前に、プリレン
ダリング決定手段705を用いてプリレンダリングが必
要かどうか判断し、必要に応じてプリレンダリング手段
706を用いてプリレンダリング処理を行った上でスプ
ーラ702にデータを出力する。プリレンダリング処理
とは、中間データを予めビットマップデータに展開する
処理である。よって、プリレンダリング処理を行ってス
プーラ702に送られたデータは、ビットマップデータ
である。
【0030】この場合、プリレンダリング決定手段70
5は、基本的には予測レンダリング時間と予測転送時間
を足したものがプリンタ側の処理時間より長かった場合
にプリレンダリング処理が必要だと判断する。ここで、
予測レンダリング時間は、中間形式のデータの各要素に
おける予測レンダリング時間を積算することでプリレン
ダリング決定手段によって求められる。
【0031】ここで一般には、レンダリング時間を予測
する領域に含まれる描画オブジェクト(文字・図形・イ
メージデータ等)の個数、及び、各描画オブジェクトの
属性(文字の大きさ、修飾属性、図形の形状・大きさ)
によって、当該領域のレンダリング時間は予測される。
これらの時間予測は、例えばROM201等において、
各オブジェクトの時間情報が格納されており、各領域に
展開すべきオブジェクトについて累積を行い、予測を行
うのである。例えば、文字サイズ100ポまでは、時間
ファクタが“1”、サークルは20cmまでは、時間フ
ァクタ“1”、シャドウは時間ファクタが“2”、塗り
つぶしは“2”等である。従って、文字サイズ10ポと
シャドウ付きの文字とサークル(10cm)が描画され
る場合、時間ファクタは1+2+1=4となる。
【0032】例えば、文字を描画する場合は、文字の大
きさと文字修飾の指定によってその文字の展開速度(レ
ンダリング時間)は決定し、円を描画する場合は、円の
大きさと線の太さによって円の展開速度(レンダリング
時間)は決定される。
【0033】このように、当該領域に含まれるすべての
描画オブジェクトのレンダリング時間の総和が、当該領
域の予測レンダリング時間となる。
【0034】図8は、本実施例を用いたデータ処理の模
式図を示したもので、301から306までは1ページ
を分割したバンドを示す。この場合、データの複雑さは
バンド803、804、802、801、805、80
6の順とし、それぞれのレンダリングに係る時間をTr
803Tr804Tr802Tr801Tr805Tr
806とする。また、各バンドの転送時間をTt801
〜Tt806とする。
【0035】ここで、プリンタ側で1バンドの処理にか
かる時間をTpとする。ホスト側(クライアントコンピ
ュータ101側)において各バンドについてのレンダリ
ング時間と転送時間がこのTp以下であればデータを遅
れることなくプリンタ102に送ることができる。な
お、プリンタ側で1バンドの処理にかかる時間Tpはホ
スト側で認識しているものとする。
【0036】しかし、例えばTr803と転送時間Tt
803を加算した値がTp以上になった場合、プリンタ
側の処理にホスト側の処理が間に合わなくなり、このド
キュメントを正しく印刷することができなくなってしま
う。この場合、バンド803をプリレンダリングするこ
とでTr803をほぼ0とすることができ、プリンタ側
の処理に間に合わせることが可能となる。
【0037】ただし、プリンタ側の処理に対して遅れな
いようにするために、すべてのバンドをプリレンダリン
グしてしまうと、スプールファイル703のサイズが大
きくなるため、印刷処理全体としてのスループットを低
下させることになる。
【0038】なお、通常プリンタにデータを転送する場
合、レンダリングしたバンドを圧縮することで転送時間
を短縮するのが普通である。そのため各バンドの転送時
間を正確に求めるためにはそのバンドの転送時の圧縮率
がわからなければならない。
【0039】しかし、プリレンダリング処理の判断を行
う段階では、転送データがまだ生成されていないため、
圧縮率についてその時点で求めることは困難である。そ
のため本実施例においては、まず、ホストープリンタ間
の転送レートをあるファクタとして予測転送時間を求
め、それをレンダリングの見積もり時間と加算する。そ
して、その値を予め定められた閾値と比較することによ
ってプリレンダリングするかどうかを決定するというっ
た方法を用いている。
【0040】この処理を図9のフローチャートを用いて
説明する。このフローチャートの制御はROM201に
格納されたプログラムに基づいてCPU200が制御す
るものである。前述したように該プログラムは外部記憶
手段からインストールされてもよい。
【0041】まず、画像処理装置101の電源が入れら
れると、ステップS901で接続されているプリンタ1
02に仮のデータを転送する。仮のデータとは、排紙コ
マンドを含まない擬似データであり、ホストからプリン
タへの転送時間を計測するためだけに用いられる。本実
施例では、例えば4Kbyteの擬似データを送信している
とする。
【0042】仮のデータが転送されるとステップS90
2において転送レート計測手段にあるタイマが作動し、
計測をはじめる。画像処理装置101から4Kbyteの擬
似データの送信が終わった時点でタイマを止め、送信に
かかった時間を計測し、計測された時間を4で割って、
1Kbyte送信するのにかかった平均時間を求める。
【0043】次にステップS903において、アプリケ
ーションから印刷要求があるかをCPU200が判断す
る。印刷要求が来るまでは以後の処理は行わない。印刷
要求が来るとステップS904に処理が進み、印刷デー
タ作成手段によってアプリケーションが出力したデータ
に基づいて第1バンドの中間データを作成する。
【0044】続いてステップS905においてプリレン
ダリング決定手段705はステップS904で作成され
たバンドがプリレンダリングが必要か判断する。この判
断は前述したように、予測レンダリング時間と予測転送
時間との和が、プリンタでの印刷処理時間を超えるかを
判断することにより可能である。
【0045】予測転送時間は、具体的には以下のように
予測する。例えば、用紙サイズA4で解像度300dp
iのモノクロデータを印刷出力する場合は、全体として
1Mbyte=1000Kbyteのデータ量になる。ここで1ペ
ージを4つのバンドにわけて処理をする場合は、1つの
バンドについてビットマップデータで250Kbyteかか
る。このデータを圧縮してプリンタに送信することにな
る。しかしながら中間データのままでは圧縮率が正確に
求めることができない。よって、描画オブジェクトの数
と大きさによってビットマップデータの圧縮率を予測す
るのである。描画オブジェクトの数や大きさが小さけれ
ば圧縮率はいいので、20分の1くらい、つまり12.5Kb
yteくらいになるので、ステップS902で求めた1Kby
te当たりの転送時間に12.5を掛け合わせて1バンド分の
予測転送時間を求める。また、描画オブジェクトの数や
大きさが大きい場合は、イメージデータがほとんどの場
合は圧縮率が悪く、5分の1くらいである。その場合
は、1Kbyte当たりの転送時間に50を掛け合わせて1バ
ンド分の予測転送時間を求める。予測レンダリング時間
は、前述したように時間ファクタで求めたが、予測展開
時間と合わせて、時間ファクタから係数をかけて時間と
して算出し、プリレンダリングが必要かの判断をしても
よい。
【0046】ステップS905で、プリレンダリング処
理が必要と判断されたバンドは、ステップS906に処
理を進め、プリレンダリング処理を行いビットマップデ
ータに展開し、ステップS907で該ビットマップデー
タをスプールファイル703に格納する。もしステップ
S905においてプリレンダリング処理が必要ないと判
断された場合は、ステップS907に処理を進めスプー
ルファイル703に中間データのまま格納する。
【0047】次にステップS908において、処理中の
バンドがページの最後のバンドであるかを判断する。も
しページの途中のバンドであるのならステップS904
に処理を戻し、前述した処理を最終バンドまで行う。ス
テップS908において処理中のバンドが最終バンドで
あると判断された場合は、ステップS909に処理を進
め、レンダリング手段707がスプールファイル703
に格納されているデータを読み出し、レンダリング処理
を行う。ここで、レンダリング処理は1つのバンド毎に
行われ、スプールファイル703に格納されているバン
ドが中間データであればレンダリング処理を行いビット
マップデータに展開しインタフェースコントローラ70
8にビットマップデータを転送し、スプールファイル7
03に格納されているバンドがプリレンダリング手段7
06によってすでにビットマップデータに展開されてい
ればそのままインタフェースコントローラ708にビッ
トマップデータを転送する。
【0048】次にステップS910で、インタフェース
コントローラ708はレンダリング手段707から受け
たビットマップデータをプリンタ102に転送し、すべ
てのビットマップデータを転送し終えた時点で処理は終
了する。
【0049】上記説明したように、本発明の画像処理装
置は機能する。以下に構成要件をまとめる。
【0050】本第1の発明は、外部装置(実施例ではプ
リンタ102)と接続された画像処理装置(画像処理装
置101)であって、画像データを生成する生成手段
(レンダリング手段707もしくはプリレンダリング手
段706)と、前記生成手段で生成された画像データを
外部装置へ転送する転送手段(インタフェースコントロ
ーラ708)と、前記転送手段における転送速度を検出
する検出手段(転送レート計測手段)と、前記検出手段
の検出結果に基づいて、画像データを予め生成するか否
かを判断する判断手段(プリレンダリング決定手段70
5)とを有していることを特徴とする画像処理装置であ
る。
【0051】また、本発明の別の発明は、バンド毎に画
像データに展開するのに必要な展開時間を予測する展開
予測手段(プリレンダリング決定手段705の一部の機
能)を更に有している。
【0052】上記のような構成の画像処理装置を提供す
ることによって、ホストープリンタ間の転送レートに応
じて、動的に印刷データをプリレンダリング処理できる
ので、高速に印刷処理できるという効果が得られる。
【0053】また、画像処理装置のスプールファイルの
サイズを小さくできるので、ハードディスクの容量が小
さい場合でも印刷を行うことができるという効果が得ら
れる。
【0054】(第2実施例)プリンレンダリング決定手
段704において、通常転送レートより予測転送時間が
計算されることになるが、この計算に用いられる係数を
ユーザが変更可能とする。
【0055】ここで、この係数は印刷の対象ドキュメン
トの圧縮率と相関がある。すなわち、通常圧縮率の高い
データのみを印刷するようなユーザの場合は、予めこの
係数を小さく設定しておけば、計算により求められる予
測転送時間が短くなる。それによりプリレンダリング決
定手段で判断するプリレンダリング処理が必要なバンド
の数を減らすことが可能になる。その結果、スプールデ
ータ量が減り、高速に印刷を実現できる。ユーザはこの
係数を入力指示手段であるキーボード206から入力す
る。
【0056】また、この係数の設定については、ユーザ
にドキュメントの種類を指定してもらう等のユーザイン
タフェースを提供することで、より使いやすさを向上す
ることができる。例えば、図10のようにプリンタドラ
イバのプロパティの画面からGUI(グラフィカルユー
ザインタフェース)を立ち上げて、ユーザにドキュメン
トの種類を指定してもらうことにより、係数を設定す
る。この画面で、印刷目的を「文書/表」や「クイック
文書」にユーザがキーボード206や図示省略したマウ
ス等のポインティングデバイスから設定すると、印刷デ
ータは文字や空白などが多いため圧縮率が高いと予測さ
れるので、GUIが転送レートの予測転送時間を求める
ための係数を小さく設定する。また、図10の画面でユ
ーザが印刷目的を「グラフィックス」に設定した場合
は、図形やイメージが多いため圧縮率は低いと予測され
るので、GUIが転送レートの予測転送時間を求めるた
めの係数を大きく設定する。
【0057】このように構成することにより、ユーザは
ドキュメントの種類を視覚的に指定いするだけで、予測
転送時間をより詳細に設定できるので、オーバーランの
生じる可能性を激減させ、また高速に印刷できるという
優れた効果がえられる。
【0058】(第3実施例)上記実施例では、印刷装置
が画像処理装置にローカルに接続されている場合を説明
したが、本第3実施例ではネットワークプリンタとして
使用される場合を説明する。
【0059】図1においてネットワーク103上に接続
されているクライアント(クライアント101以外)か
ら印刷要求があるときは、該クライアントからクライア
ント101に対し印刷データを転送する。ここでネット
ワーク上で転送される印刷データは中間形式のデータで
ある。つまり、プリンタを従属していないクライアント
(クライアント101以外)は、印刷データ作成手段7
01で作成した中間データをレンダリングせずにインタ
フェースコントローラ708からクライアント101に
転送するのである。続いて中間データを受信したクライ
アント101が、プリレンダリング決定手段705によ
りバンド毎にプリレンダリングが必要か否かを判断し、
必要に応じてプリレンダリング手段706を用いてプリ
レンダリングを行い、印刷処理を行うのである。
【0060】このようにシステムを構成することによ
り、ネットワーク上の転送データはビットマップデータ
でなく中間形式のデータであるのでデータ量が少なく、
ネットワークの負荷を減らすことができ、またネットワ
ーク上のクライアントも中間形式のデータを作成するだ
けでよいので処理が少なく高速に出力できるという効果
が得られる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ホス
トープリンタ間の転送レートに応じてバンド毎に動的に
プリレンダリング処理を行うことで高速に印刷処理を行
う装置及びその方法及びプログラム記憶媒体を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムのシステム構成図であ
る。
【図2】図1におけるクライアントコンピュータの概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図2におけるRAMに、図4に示すFDからプ
ログラムを展開したときのメモリマップである。
【図4】図2におけるFD内部のデータを表すメモリマ
ップである。
【図5】図1におけるクライアントコンピュータと図2
におけるFDとの関係を表した図である。
【図6】図1におけるプリンタの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明を適用した画像処理装置のデータ処理の
流れを制御するモジュールの構成を説明するブロック図
である。
【図8】本発明を適用した印刷データの模式図である。
【図9】本発明の画像処理装置の制御処理を説明するフ
ローチャート図である。
【図10】画像処理装置における印刷目的をユーザに設
定させるグラフィカルユーザインタフェースの画面図で
ある。
【符号の説明】
101 クライアント 102 プリンタ 103 ネットワーク 200 CPU 201 ROM 202 RAM 203 FDドライブ 204 FD 205 HD 206 キーボード 207 ディスプレイ 208 システムバス 209 I/F(インタフェース) 601 CPU 602 ROM/RAM 603 記憶部 604 表示部 605 プリンタ印字部 606 I/F(インタフェース) 607 通信回線 701 印刷データ作成手段 702 スプーラ 703 スプールファイル 704 転送レート計測手段 705 プリレンダリング決定手段 706 プリレンダリング手段 707 レンダリング手段 708 インタフェースコントローラ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置と接続された画像処理装置であ
    って、画像データを生成する生成手段と、前記生成手段
    で生成された画像データを外部装置へ転送する転送手段
    と、前記転送手段における転送速度を検出する検出手段
    と、前記検出手段の検出結果に基づいて、画像データを
    予め生成するか否かを判断する判断手段とを有している
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記外部装置は、印刷装置であることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、複数のバンドに分けら
    れた画像データのうち、どのバンドを予め画像データに
    展開するかを判断することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 バンド毎に画像データに展開するのに必
    要な展開時間を予測する展開予測手段を更に有し、前記
    判断手段は、前記展開予測手段によって予測された展開
    時間と前記検出手段の検出結果に基づいて予め画像デー
    タに展開するバンドを判断することを特徴とする請求項
    3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、排紙コマンドを含まな
    い擬似データを転送することにより転送速度を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記転送手段は、画像データを圧縮して
    外部装置へ転送することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 値を指示入力する指示手段を更に有し、
    前記検出手段は、該入力された値に基づいて転送速度を
    検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 画像データの種類を表示する表示手段を
    更に有し、前記指示手段は、前記表示手段に表示された
    画像データの種類を指示させることにより、画像データ
    の種類に対応した値を入力することを特徴とする請求項
    7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 外部装置と接続された画像処理装置を制
    御する方法であって、画像データを生成させる生成工程
    と、前記生成工程で生成された画像データを外部装置へ
    転送させる転送工程と、前記転送工程における転送速度
    を検出させる検出工程と、前記検出工程の検出結果に基
    づいて、画像データを予め生成するか否かを判断させる
    判断工程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記外部装置は、印刷装置であること
    を特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記判断工程は、複数のバンドに分け
    られた画像データのうち、どのバンドを予め画像データ
    に展開するかを判断させることを特徴とする請求項9記
    載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 バンド毎に画像データに展開するのに
    必要な展開時間を予測させる展開予測工程を更に含み、
    前記判断工程は、前記展開予測工程によって予測された
    展開時間と前記検出工程の検出結果に基づいて予め画像
    データに展開するバンドを判断させることを特徴とする
    請求項11記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記検出工程は、排紙コマンドを含ま
    ない擬似データを転送することにより転送速度を検出さ
    せることを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記転送工程は、画像データを圧縮し
    て外部装置へ転送させることを特徴とする請求項9記載
    の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 値を指示入力させる指示工程を更に含
    み、前記検出工程は、該入力された値に基づいて転送速
    度を検出させることを特徴とする請求項9記載の画像処
    理方法。
  16. 【請求項16】 画像データの種類を表示手段に表示さ
    せる表示工程を更に含み、前記指示工程は、前記表示手
    段に表示された画像データの種類を指示させることによ
    り、画像データの種類に対応した値を入力させることを
    特徴とする請求項15記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 外部装置と接続された画像処理装置を
    制御するプログラムが格納された記憶媒体であって、画
    像データを生成させる生成工程と、前記生成工程で生成
    された画像データを外部装置へ転送させる転送工程と、
    前記転送工程における転送速度を検出させる検出工程
    と、前記検出工程の検出結果に基づいて、画像データを
    予め生成するか否かを判断させる判断工程とを含むこと
    を特徴とするプログラムが格納された記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記外部装置は、印刷装置であること
    を特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記判断工程は、複数のバンドに分け
    られた画像データのうち、どのバンドを予め画像データ
    に展開するかを判断させることを特徴とする請求項17
    記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 バンド毎に画像データに展開するのに
    必要な展開時間を予測させる展開予測工程を更に含み、
    前記判断工程は、前記展開予測工程によって予測された
    展開時間と前記検出工程の検出結果に基づいて予め画像
    データに展開するバンドを判断させることを特徴とする
    請求項19記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記検出工程は、排紙コマンドを含ま
    ない擬似データを転送することにより転送速度を検出さ
    せることを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記転送工程は、画像データを圧縮し
    て外部装置へ転送させることを特徴とする請求項17記
    載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 値を指示入力させる指示工程を更に含
    み、前記検出工程は、該入力された値に基づいて転送速
    度を検出させることを特徴とする請求項17記載の記憶
    媒体。
  24. 【請求項24】 画像データの種類を表示手段に表示さ
    せる表示工程を更に含み、前記指示工程は、前記表示手
    段に表示された画像データの種類を指示させることによ
    り、画像データの種類に対応した値を入力させることを
    特徴とする請求項23記載の記憶媒体。
JP10007506A 1998-01-19 1998-01-19 画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体 Withdrawn JPH11203064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10007506A JPH11203064A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10007506A JPH11203064A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203064A true JPH11203064A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11667683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10007506A Withdrawn JPH11203064A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11203064A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100871852B1 (ko) 2005-12-29 2008-12-03 삼성전자주식회사 고속 인쇄 방법 및 장치
JP2020098549A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 コニカミノルタ株式会社 印刷システム、情報処理装置及びデータ処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100871852B1 (ko) 2005-12-29 2008-12-03 삼성전자주식회사 고속 인쇄 방법 및 장치
CN100444102C (zh) * 2005-12-29 2008-12-17 三星电子株式会社 高速打印方法和设备
US7973956B2 (en) 2005-12-29 2011-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. High speed printing method and apparatus
JP2020098549A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 コニカミノルタ株式会社 印刷システム、情報処理装置及びデータ処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6454213B2 (ja) 画像出力システム、画像処理装置、画像出力装置、これらにおける方法及びプログラム
US7253914B2 (en) Print data processing apparatus, print control method, and print control program
JP2002041261A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH10333846A (ja) 出力制御方法及び装置
JP2000083161A (ja) 画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム
JP3854786B2 (ja) 印刷制御装置および方法
JP2012236344A (ja) 印刷装置、印刷装置のデータ処理方法及びプログラム
JP6447564B2 (ja) 画像形成装置、プログラム及び情報処理システム
JPH08230285A (ja) 情報処理システム、該システムの印刷装置及び方法
US7973956B2 (en) High speed printing method and apparatus
US20230102837A1 (en) Non-transitory computer-readable medium storing support program
JPH09325867A (ja) 印刷制御方法及び印刷システム
US8374902B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP2006171861A (ja) 情報処理装置、印刷方法、記録媒体およびプログラム
JPH11203064A (ja) 画像処理装置および方法およびプログラム記憶媒体
JP2001043052A (ja) ホスト装置、プリンタ及びプリンタシステム
JP5623029B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラム
JP3814371B2 (ja) 情報処理装置及びその方法
US11886945B2 (en) Non-transitory computer-readable medium storing support program
US9256814B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and computer-readable storage device
US11494135B2 (en) Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and storage medium
US6281985B1 (en) Print control apparatus, print control method, and memory medium
JP2002370409A (ja) 印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2001347708A (ja) 画像出力装置、画像出力方法、及び記憶媒体
JP2001282482A (ja) データ処理装置、および、該データの処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405