JP2001282482A - データ処理装置、および、該データの処理方法 - Google Patents

データ処理装置、および、該データの処理方法

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JP2001282482A
JP2001282482A JP2000100008A JP2000100008A JP2001282482A JP 2001282482 A JP2001282482 A JP 2001282482A JP 2000100008 A JP2000100008 A JP 2000100008A JP 2000100008 A JP2000100008 A JP 2000100008A JP 2001282482 A JP2001282482 A JP 2001282482A
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Toshiya Mihashi
俊哉 三橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送時間を短縮化して処理の高速化を
図り、印刷処理等の作業効率を向上させること。 【解決手段】 中間状態の印刷情報の生成に際して、圧
縮方式の決定に必要な判別情報を収集し、収集した判別
情報に基づいて、所望とする圧縮方式を選択し、記憶さ
れたビットマップデータに対して、選択した圧縮方式を
用いて圧縮処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンタ等
の印刷制御装置の分野において、アプリケーションから
の描画コマンドに対応して印刷処理を行うデータ処理装
置、および、該データ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷データ処理システムにおける
印刷処理(具体的には、プリンタドライバの処理)にお
いては、その構成から分類して2つのタイプのものが存
在する。
【0003】1つ目のタイプは、明示的に中間的なスプ
ールファイルを生成する2パス方式のプリンタドライバ
であり、もう1つのタイプは、中間的なスプールファイ
ルを生成せず処理するタイプのプリンタドライバであ
る。
【0004】2パス方式とは、1パス目がスプールファ
イル生成工程であり、2パス目がレングリング工程もし
くはPDLデータヘの変換工程である。2パス方式で
は、アプリケーションからの描画コマンドに対応して、
まず中間的なスプールファイルを生成するので、アプリ
ケーションが印刷のために占有する時間が見た目上、短
くて済むというメリットがあるため、現在最も一般的に
利用されているものである。中間的なスプールファイル
を生成せず処理するタイプのプリンタドライバ203
は、後述する図3で示される構成をとる。
【0005】いずれの場合においても、図3に示すグラ
フィックエンジン202は、基本OS(オペレーティン
グシステム)が提供する仕組みを用いるため、このグラ
フィックエンジン202が扱うことができない形式の描
画オブジェクトを使うためには、ExtEscape関
数と呼ばれるグラフィックエンジン202をスルーする
仕組みを利用して、後段のプリンタドライバ203にデ
ータを渡している。
【0006】また、プリンタドライバ203を分類する
際に別の観点としてレンダリング処理の位置に着目する
と、ホスト側でレンダリングしてプリンタ100にイメ
ージデータを送るタイプと、ホスト側ではPDLコード
に変換するのみでプリンタ100にはPDLデータを送
り、プリンタ100側でレンダリングを行うタイプの2
つのタイプの印刷処理が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したホスト側でレ
ンダリングしてプリンタ100にイメージデータを送る
タイプのドライバでは、展開された印刷イメージをプリ
ンタ100に送出する際に何らかのデータ圧縮処理を施
されるのが一般的であるが、その際に用いられる圧縮処
理は固定であるか、可変であったとしても実際に展開し
たデータを何種類かの圧縮方式で圧縮を試みて、圧縮率
が最も高いものを選択するという試行錯誤的な方法で決
定されていた。このため、最適な圧縮方式を決定するの
に時間を要し、印刷処理速度の低下を招く要因となって
いた。
【0008】具体的には、図1の矢印aで示す部分であ
り、デスプーラ305がレンダラ306でレンダリング
したイメージデータは、デバイス依存のビットマップで
あり、このイメージデータはグラフィックエンジン20
2では扱うことができたい形式の描画オブジェクトであ
るため、ESCAPE関数と呼ばれるグラフィックエン
ジン200をスルーする仕組みを利用して、後段のプリ
ンタドライバ203にデータを渡している。
【0009】図1の矢印aで示すデータの流れを効率化
するためには、流れるデータ量を圧縮によって極力小さ
くすることが課題となっている。
【0010】そこで、本発明の目的は、レンダリング前
の段階のスプールファイル生成に際して、最適な圧縮を
行うための圧縮方式を選択することによって、データ転
送時間を短縮化して処理の高速化を図り、印刷処理等の
作業効率を向上させることが可能なデータ処理装置、お
よび、該データ処理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷すべきデ
ータを一時的にスプールし、少なくとも1ページ分の描
画データがスプールされた後で印刷データを生成するデ
ータ処理を行う装置であって、スプールされる少なくと
も1ページ分の描画データの内容をチェックして、描画
データの特性情報を収集するチェック手段と、前記スプ
ールされた描画データに基づいて生成される印刷データ
を圧縮する複数の圧縮処理手段と、前記チェック手段に
より取得される描画データの特性情報に基づいて、適す
る圧縮処理手段を選択する選択手段とを具え、前記チェ
ック手段による特性情報の収集を、印刷データの生成処
理開始前に行うことによって、データ処理装置を構成す
る。
【0012】ここで、所定の命令に基づいて前記印刷デ
ータの印刷処理を行う際に、該データを特定の印刷形態
に依存しない中間状態の印刷情報として生成する生成手
段と、前記中間状態の印刷情報の生成に際して、該印刷
情報の圧縮を行うための圧縮処理方式の決定に必要な判
別情報の収集を行う収集手段と、前記収集した判別情報
に基づいて、所望とする圧縮処理方式を選択する選択手
段と、前記中間状態の印刷情報をビットマップイメージ
に展開してビットマップデータを作成する描画手段と、
前記描画されたビットマップデータを一時的に記憶する
記憶手段と、前記記憶されたビットマップデータに、前
記選択した圧縮処理方式に基づいて圧縮処理を行って圧
縮データを作成する圧縮手段と、前記作成された圧縮デ
ータを前記印刷装置へ転送する転送手段とを具えてもよ
い。
【0013】前記生成手段は、基本となるオペレーティ
ングシステムに含まれるグラフィックスシステムからプ
リンタドライバに対して渡される描画オブジェクト情報
を、一旦独自の中間ファイルとしてスプールする中間フ
ァイル生成手段と、該中間ファイルを記憶する記憶手段
とを有し、前記選択手段は、前記中間ファイルの生成に
際して、展開後の印刷イメージに関する論理的な判別情
報から最適な圧縮処理方式を選択するプレチェック手段
を有してもよい。
【0014】前記生成手段は、前記中間状態の印刷情報
から、PDLデータを生成するPDLデータ生成手段を
有し、前記転送手段は、前記圧縮処理方式の決定に必要
な判別情報を、前記生成されたPDLデータの新規命令
として前記印刷装置に転送する判別情報転送手段を有
し、前記印刷装置は、前記新規命令として転送された前
記判別情報に基づいて、圧縮処理方式を切り替えて印刷
処理を行う手段を有してもよい。
【0015】前記判別情報は、印刷処理される描画オブ
ジェクトの種別が、文字、グラフィックス、モノクロイ
メージ、カラーイメージに分類された情報であり、該分
類された情報に基づいて、データ圧縮に適した圧縮処理
方式を決定してもよい。
【0016】本発明は、印刷すべきデータを一時的にス
プールし、少なくとも1ページ分の描画データがスプー
ルされた後で印刷データを生成するデータ処理の方法で
あって、スプールされる少なくとも1ページ分の描画デ
ータの内容をチェックして、描画データの特性情報を収
集するチェック工程と、前記スプールされた描画データ
に基づいて生成される印刷データを圧縮するための複数
の圧縮処理方式の中から、前記取得される描画データの
特性情報に基づいて、適する圧縮処理方式を選択する選
択工程とを具え、前記チェック工程による特性情報の収
集を、印刷データの生成処理開始前に行うことによっ
て、データ処理方法を提供する。本発明は、コンピュー
タによって、印刷すべきデータを一時的にスプールし、
少なくとも1ページ分の描画データがスプールされた後
で印刷データを生成するための制御プログラムを記録し
た媒体であって、該制御プログラムはコンピュータに、
スプールされる少なくとも1ページ分の描画データの内
容をチェックして、描画データの特性情報を収集させ、
前記スプールされた描画データに基づいて生成される印
刷データを圧縮するための複数の圧縮処理方式の中か
ら、前記取得される描画データの特性情報に基づいて、
適する圧縮処理方式を選択させ、前記特性情報の収集
を、印刷データの生成処理開始前に行わせることによっ
て、データ処理プログラムを記録した媒体を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0018】(概要)まず、本発明の概要について説明
する。本発明は、ホスト側レンダラにおいて展開した印
刷イメージをプリンタドライバ経由でプリンタに送出す
る系において、スプールファイル生成段階で収集した印
刷情報(プレチェック情報)を利用し、レンダリング後
のドキュメントの内容に最適な圧縮形式を判定し、判定
した最適な圧縮形式を用いて圧縮を行い、プリンタヘの
データ送出量をグラフィックエンジンの前段の時点で最
小限に抑え込み、システム全体としての効率化を図る。
【0019】このように、本発明は、レンダリング結果
を見て圧縮形式を切り換えるという従来方式とは異な
り、より上流側の情報を利用して最適な圧縮形式を判断
するという点がポイントである。
【0020】具体的には、図1に示すように、基本OS
に含まれるグラフィックシステムからプリンタドライバ
に対して渡される各描画オブジェクトの情報を一旦独自
の中間ファイルとしてスプールする中間ファイル生成手
段としてのスプーラ302と、そのファイルのスプール
手段(記憶手段)としてのスプールファイル303と、
その中間状態の印刷情報を生成する過程において展開後
の印刷イメージに関する論理的な情報の中から最適な圧
縮方式をプレチェック情報として事前に判断するプレチ
ェック手段(スプーラ302内のソフトウェア)と、独
自の中間ファイルのデータから、PDLデータを生成す
るPDLデータ生成手段と、独自の中間ファイルのデー
タをホスト側のレンダラ306を用いてイメージに展開
するためのレンダリング手段と、プリンタコントローラ
に対して前記プレチェック手段によるプレチェック情報
を伝達するための情報伝達手段と、ホスト側で生成され
たPDLデータおよびイメージデータを印刷装置として
のプリンタ100に送出するためのデータ送出手段との
各手段によって構成される。
【0021】(具体例)以下、具体例を挙げて説明す
る。
【0022】本例では、データ処理装置として、印刷デ
ータ処理システムを例に挙げて説明する。
【0023】<システム構成>まず、本システムが適用
される印刷制御装置の全体構成を、図1〜図8に基づい
て説明する。
【0024】図4は、プリンタ100とホストコンピュ
ータ200とが接続された本システムの構成例を示す。
【0025】CPU1は、ROM3のプログラム用RO
Mあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログ
ラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等
を含む)等が混在した文書処理を実行するものであり、
システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御
する。
【0026】ROM3あるいは外部メモリ11には、C
PU1の制御プログラムであるオペレーティングシステ
ム(以下、OSという)、上記文書処理の際に使用する
フォントデータやその他の各種データ等が記憶されてい
る。
【0027】2は、RAMであり、CPU1の主メモ
リ、ワークメモリ等として機能する。5は、キーボード
コントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)9
やマウス(図示せず)等のポインティングデバイスから
の入力を制御する。
【0028】6は、CRTコントローラ(CRTC)で
あり、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御
する。7は、ディスクコントローラ(DKC)であり、
ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォント
データ、ユーザファイル、編集ファイル、印刷データ生
成処理プログラム(以下、プリンタドライバという)等
を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録
商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセ
スを制御する。
【0029】8は、プリンタコントローラ(PRTC)
であり、所定の双方向性インタフェース(インタフェー
ス)15を介してプリンタ100に接続され、通信制御
処理を実行する。
【0030】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSIWYG(例えば、ホストコンピュータ側のCRT
10上でアプリケーションにより図形を作成し、その図
形をプリンタ100側で印刷するという機能)を可能と
している。
【0031】また、CPU1は、CRT10上のマウス
カーソル(図示せず)等で指示されたコマンドに基づい
て登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処
理を実行する。ユーザは、印刷を実行する際、印刷の設
定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷
モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理
方法の設定を行う。
【0032】図1、図3は、図4に示した本印刷システ
ムを構成する印刷データ処理装置の構成における印刷デ
ータの流れを説明するブロック図である。これらのシス
テムでは、プリンタ等の印刷装置が直接接続されている
か、あるいはネットワーク経由で接続されているホスト
コンピュータまたは専用のプリントサーバーにおける一
般的な印刷データ生成処理の構成を示したものである。
【0033】次に、図3のシステム構成について説明す
る。
【0034】図3のシステムにおいて、アプリケーショ
ン201、グラフィック・エンジン202、プリンタド
ライバ203、およびシステムスプーラ204は、CD
−ROMやハードディスク等の外部メモリ11に保存さ
れたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそ
のモジュールを利用するモジュールによってRAM2に
ロードされ実行されるプログラムモジュールである。
【0035】また、アプリケーション201およびプリ
ンタドライバ203は、FDやCD−ROM、あるいは
ネットワーク(図示せず)を経由してハードディスク等
の外部メモリ11に追加することが可能となっている。
外部メモリ11に保存されているアプリケーション20
1はRAM2にロードされて実行されるが、このアプリ
ケーション201からプリンタ100に対して印刷を行
う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっ
ているグラフィックエンジン202を利用して出力(描
画)を行う。
【0036】グラフィックエンジン202は印刷装置毎
に用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモ
リからRAM2にロードし、アプリケーション201の
出力をプリンタドライバ203を用いてプリンタの制御
コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンド
は、OSによってRAM2にロードされたシステムスプ
ーラ204を経てインタフェース15経由でプリンタ1
00へ出力される仕組みとなっている。
【0037】次に、図1のシステム構成について説明す
る。
【0038】図1の印刷データ処理装置は、図3に示し
た印刷データ処理装置を拡張したものであり、グラフィ
ックエンジン202からプリンタドライバ203へ印刷
命令を送る際に、一旦中間コードからなるスプールファ
イル303を生成する構成をとる。
【0039】すなわち、図3に示した印刷データ処理装
置では、アプリケーション201が印刷処理から開放さ
れるのはプリンタドライバ203がグラフィックエンジ
ン202からの全ての印刷命令をプリンタ100の制御
コマンドヘ変換し終った時点であるのに対し、図1に示
す印刷データ処理装置では、スプーラ302がすべての
印刷命令を中間コードデータに変換し、スプールファイ
ル303に出力した時点である。
【0040】図1の構成は、アプリケーションソフトウ
ェアの解放時間(RTA:Return to App
lication)という観点で、図3の構成に比べて
有利な上、スプールファイル303を生成する過程にお
いて、ぺージ内の描画情報の分析を行うことや、生成さ
れたスプールファイル303の内容に対してデータを加
工することが可能であり、これにより、アプリケーショ
ン201からの印刷データに対して、最適な動作モード
の自動選択や、拡大縮小や、複数ぺ一ジを1ぺ一ジに縮
小して印刷する、いわゆるN−up印刷等の一般的なア
プリケーションが持たない付加的な印刷機能を実現する
ことができる。
【0041】これらの目的のために、図3に示す印刷デ
ータ処理装置に対し、図1に示す印刷データ処理装置の
ように、中間コードデータでスプールするようシステム
の拡張がなされてきている。
【0042】なお、最適な動作モードの自動選択や印刷
データの加工を行うためには、通常のプリンタドライバ
203が提供するウインドウから設定を行い、プリンタ
ドライバ203がその設定内容をRAM2上あるいは外
部メモリ11上に保管し、その値をスプールファイルマ
ネージャ304やデスプーラ305が参照し処理を実現
する。
【0043】以下、図1のシステム構成についてさらに
詳細に説明する。
【0044】図1に示す印刷データ処理装置では、グラ
フィックエンジン202からの印刷命令をディスパッチ
ャ301が受け取る。グラフィックエンジン202は、
Microsoft製のWindowsアーキテクチャ
においては、GDI(Graphic Device
Interface)と呼ばれているモジュールであ
る。ディスパッチャ301がグラフィック・エンジン2
02から受け取った印刷命令がアプリケーション201
からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令
の場合には、ディスパッチャ301は外部メモリ11に
格納されているスプーラ302をRAMにロードし、プ
リンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命
令を送付する。
【0045】スプーラ302は、受け取った印刷命令を
中問コードに変換してスプールファイル303に出力す
る。スプールファイル303は1つのファイルで構成さ
れているのでなく、いくつかのファイルの総称である。
【0046】本発明では、スプーラ302で中間状態の
印刷情報(中間コード)を生成する過程において、展開
後の印刷イメージに関する論理的な情報から最適な圧縮
方式を事前に判断する解析処理を行う。この解析処理
は、それぞれの描画オブジェクトについて、図7に示す
ような情報を収集することによって行われる。
【0047】例えば、1ぺ一ジにおいて、テキスト、グ
ラフィックス、イメージの各描画オブジェクトが一度で
も出現すれば、各描画オブジェクトの0bjFlagと
いうフラグがONにセットされる。
【0048】また、モノクロイメージであれば、イメー
ジの階調情報が1としてセツトされる。このようにし
て、ぺージ毎の描画オブジェクトの情報を収集し、展開
後の印刷イメージがどのような質になるかを大まかに把
握することによって、その印刷イメージに適した圧縮形
式を選択する。
【0049】従来は、展開後の印刷イメージに実際に圧
縮処理をかけてみるとか、一部のみをサンプリングして
圧縮してその結果を判断材料として最適な圧縮方式を決
定していたが、本発明では、レンダリング工程より上流
の工程において、圧縮方式を決定してしまう点が特徴と
なっている。
【0050】図7に示した判別情報の収集結果は、別の
スプールファイルとして、スプールファイル303に保
存される。
【0051】また、プリンタドライバ203に対して設
定されている印刷データに関する加工設定情報を、スプ
ーラ302はプリンタドライバ203から取得し、スプ
ールファイル303に保存する。
【0052】なお、スプールファイル303は、外部メ
モリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に
生成することも可能である。
【0053】さらに、スプーラ302は外部メモリ11
に格納されているスプール・ファイルマネージャ304
をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ3
04に対してスプールファイル303の生成状況を通知
する。
【0054】その後、スプールファイルマネージャ30
4は、スプールファイル303に保存された印刷データ
に関する加工設定情報の内容に従い、再度グラフィック
エンジン202を利用して印刷を行えると判断した際に
は、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305
をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、ス
プールファイル303に記述された中間コードの印刷処
理を行うように指示する。
【0055】デスプーラ305は、スプールファイル3
03に含まれる中間コードをスプールファイル303に
含まれる加工設定情報の内容に従って処理し、必要に応
じてデスプーラ305内に持つレンダラ306によって
中間コードを高速に印刷イメージに展開し、プレチェッ
クで求めた最適な圧縮方式の解析結果の情報に基づき印
刷イメージを圧縮する。
【0056】中間コードを印刷イメージに展開するかど
うかの判断は、スプーラ302において行われた解析処
理の結果のファイルをデスプーラ305内の最適化判断
処理部が読み出し、設定されている加工設定情報などの
情報と合わせて総合的に判断してもよいし、ユーザーが
プリンタドライバのUIから明示的に指定してもよい。
また、この判断はページ単位で行ってよいし、各描画オ
ブジェクト単位で行ってもよい。
【0057】いずれにせよ、デスプーラ305は、スプ
ールファイル303から中間コードを読み出し、グラフ
ィックエンジン202のAPI(Applicatio
nProgramming Interface)に適
合するような形に変換し、再度グラフィックエンジン2
02経由で出力を行う。
【0058】ディスパッチャ301がグラフィックエン
ジン202から受け取った印刷命令がデスプーラ305
からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令
の場合には、ディスパッチャ301はスプーラ302で
はなく、プリンタドライバ203に処理を切り替え、プ
リンタドライバ203はプリンタ制御コマンドを生成
し、システムスプーラ204経由でプリンタ100に出
力がなされる。
【0059】(デスプールモジュール)図2は、デスプ
ールモジュールとGDIとの関係を示す。
【0060】このモジュール機能について説明する。圧
縮方式切替え部21において、最適な圧縮方式を示すプ
レチェック情報20に基づいて、例えば圧縮方式A〜C
の中から最適な圧縮方式に相当する1つを選択する。そ
して、その選択した圧縮方式をレンダラ306に記憶さ
れているビットマップデータに適用して、圧縮処理を実
行し、プリンタドライバ203の方へデータを送出す
る。図5は、図4に示したホストコンピュータ200上
のRAM2のメモリマップの1例を示す。
【0061】本例における一連の印刷データ生成処理プ
ログラムを含む印刷関連モジュール504、アプリケー
ション501、関連データ503,OS505,BIO
S(Basic Input Output Syst
em)506がホストコンピュータ200上のRAM2
ヘロードされ、実行可能となった状態のメモリマップを
示している。なお、502は空きメモリである。
【0062】図6は、本システムにおいて、読み出し可
能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメ
モリマップ30を示す。
【0063】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報、作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0064】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0065】後述する本発明に係る図9,図10,図1
1,図12に示す処理が外部からインストールされるプ
ログラムによって、ホストコンピュータにより遂行され
ていてもよい。そして、その場合、DVDやフラッシュ
メモリ等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介
して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出
力装置に供給される場合でも、本発明は適用されるもの
である。
【0066】以上が本システムにおける、印刷データ処
理装置の基本的な構成である。
【0067】次に、本発明に係る主要部の構成について
説明する。
【0068】まず、基本OSに含まれるグラフィックシ
ステムからプリンタドライバに対して渡される各描画オ
ブジェクトの情報を一旦独自の中間ファイルとしてスプ
ールする中間ファイル生成手段およびそのファイルのス
プール手段(記憶手段)は、本例では、図1のスプーラ
302およびスプールファイル303に相当する。
【0069】また、中間状態の印刷情報(中間ファイ
ル)を生成する過程において展開後の印刷イメージに関
する論理的な情報から最適な圧縮方式を事前に判断する
プレチエック手段は、図1のスプーラ302内の処理と
して存在し、本例ではソフトウェアによって構成されて
いる。
【0070】このプレチェック手段で得られた情報によ
って、圧縮手段を切り換える。圧縮手段としては、文
字、グラフィックス、モノクロイメージ、カラーイメー
ジのそれぞれに適した既知のアルゴリズムの圧縮手段が
用意される。
【0071】例えば、グラフィックス処理であれば、P
ackBits圧縮方式が適用され、カラーイメージに
対してはJPEG圧縮方式が適用される。
【0072】また、PDLタイプの印刷装置では、プレ
チェック手段で得られたプレチェック情報20を利用
し、印刷装置内で圧縮処理を行う場合の判断材料として
利用することも可能である。
【0073】プレチェック情報20をプリンタコントロ
ーラに伝達するための判定情報伝達手段は、プレチェッ
ク手段であるところのスプーラ302内の処理によって
生成されたプレチェック情報20がスプールファイル3
03の一部として存在するので、プリンタドライバ20
3がそのファイルより情報を読み出し、PDLの新規命
令として、圧縮処理に関する判定結果を印刷装置側に伝
達する。
【0074】印刷装置側では、その判定情報を参照する
ことによって、圧縮手段を切り換えることで従来のよう
な試行錯誤的な圧縮手段決定処理を省けるので、より高
速な印刷処理が可能となる。
【0075】なお、ホスト側で生成されたPDLデータ
およびイメージデータを印刷装置に送出するためのデー
タ送出手段としては、図1のシステムスプーラ204お
よび図4のPRTC8がそれに相当するものである。
【0076】(最適な圧縮方式の判断処理)次に、中間
状態の印刷情報を生成する過程において収集した展開後
の印刷イメージに関する論理的な情報より、最適な圧縮
方式を判断する仕組みについて説明する。
【0077】図1のスプーラ302において、各中間状
態の印刷情報を生成する際に、図7に示すような最適な
圧縮処理の決定に必要な判別情報40の収集を行い、印
刷情報の内容と併せて記録される。
【0078】図7に示す判別情報40は、印刷ジョブに
関する全般的な情報と、各ページ毎の描画内容に関する
情報に大別される。
【0079】前者は、印刷日時、印刷者、印刷すべきフ
ァイルのファイル名、そのファイルの作成日および更新
日、印刷を行ったアプリケーションソフトの名称および
そのバージョン番号、印刷時のプリンタドライバのUI
の設定(ドライバ動作状態)、印刷ジョブの総ページ数
などを記録する。
【0080】また、各ページ毎の描画内容に関する情報
としては、テキスト、グラフィックス、イメージという
3つの大きな描画オブジェクトに分類し、それぞれにつ
いて判別に必要とされる情報を収集する。
【0081】例えば、テキストについては、そのぺージ
内での文字サイズの最大ポイント数を収集し記録する。
また、イメージについては、カラーかモノクロかを判別
するための階調情報などを収集する。収集したこれらの
判別情報を元に最適な圧縮方式の決定を行う。
【0082】本例では、1つの判別手法として、収集し
た情報のうち、各描画オブジェクトのObjFlagの
みを使い、その情報を図8のテーブル50に当てはめ
て、適当な圧縮方式を決定するものとする。
【0083】<システム動作>以下、本システムの印刷
処理を、図9〜図12に基づいて説明する。
【0084】(印刷データ生成処理)図9は、本発明に
おける印刷データ生成処理の一連の流れを示すフローチ
ャートである。図9の処理は、図1におけるスプーラ3
02の処理を示すものである。
【0085】まず、処理の開始により、各種初期化が行
われ印刷処理が開始されると、ステップS1では、グラ
フィックエンジン202より印刷情報が渡される。そし
て、その印刷情報の内容を特定のPDLに依存しない中
間的な印刷情報とし、ファイルとしてスプールする。
【0086】ステップS2では、各描画オブジェクトに
関する判別情報40(図7参照)の収集も併せて行う。
【0087】なお、本発明におけるステップS2、ステ
ップS3における最適な圧縮手段判定のための処理内容
は、別途、後述する図10として示す。
【0088】ステップS3では、1ページ分の処理が完
了したか否かをチェックし、完了していなければ、ステ
ップS1、ステップS2の処理をぺージ内のデータについ
て全て行う。1ぺージ分の処理が完了すれば、ステップ
S4に進む。
【0089】ステップS4では、1ページ分の処理が完
了した時点で、判別結果をファイルとしてスプールす
る。
【0090】ステップS5では、スプーラ302がスル
ープする1ぺージ分の情報は完了しているので、この時
点で、別プロセスとして動作するデスプーラを起動す
る。
【0091】この時点で、既にデスプーラ305が起動
していたら、ステップS6では何もしない。なお、デス
プーラ305は、別プロセスとして別の時系列で動作す
るため、デスプーラ305の処理については、後述する
図2、図11を用いて説明する。
【0092】ステップS6では、全ページ分の処理が完
了したか否かをチェックする。完了していない場合は、
ステップS1からの処理を再び繰り返す。
【0093】全てのページの処理が完了すると、本処理
は終了する。
【0094】(判別情報の収集処理)次に、圧縮方式判
定のための情報収集処理の流れを、図10に基づいて説
明する。図10は、図9のステップS1、ステップS2の
処理におけるPolygonの場合の処理を示す。
【0095】各種初期化が行われ印刷処理が開始される
と、ステップS11では、グラフィックエンジン202
より渡される印刷情報がテキストか否かをチェックす
る。
【0096】テキストならステップS14に進み、テキ
ストのObjFlagをONにセットする。
【0097】テキストでないならば、ステップS12に
進み、グラフィックか否かをチェックする。
【0098】グラフィックスとしては、例えばPo1y
gonの描画や矩形の描画などである。グラフィックス
関連の描画オブジェクトであった場合、ステップS15
に進み、ObjFlagをONにセットする。
【0099】テキストでもグラフィックスでもない場合
は、ステップS13に進み、ここでの描画オブジェクト
はイメージと判断され、イメージ用のObjFlagが
ONにセットされる。
【0100】また、ステップS16では、イメージが、
カラーまたはグレーか、単純なモノクロイメージかの区
別を調べ、階調/カラーの情報をセットする。
【0101】そして、それぞれの描画オブジェクトのO
bjFlagをセットし終えたら、ステップS17にお
いて、各オブジェクトの実態を中間ファイル化する処理
を行う。
【0102】(デスプーラの処理)次に、デスプーラ3
05の処理の流れを、図2および図11に基づいて説明
する。図11の処理フローは、図1におけるデスプーラ
305の処理を示す。
【0103】各種初期化が行われデスプール処理が開始
されると、ステップS21では、プリンタドライバ20
3のUI(User Interface)によって指
定された動作モードに基づいて、処理の切り換えを行
う。
【0104】プリンタ100側でレンダリングを行うP
DLプリンタドライバの場合は“P”が、ホスト側でレ
ンダリングを行う場合は“H”がセットされ、その情報
を読み出す。
【0105】プリンタ側(PDL)で処理すべきぺージ
の場合は、ステップS22へ進み、ホスト側で処理すべ
きぺージの場合は、ステップS25の処理へと進む。
【0106】ステップS22では、描画データや各種描
画属性の内容をスプールしたファイルを開き、先頭から
内容を読み出す。
【0107】ステップS23では、スプールされている
中間状態の印刷情報の形態から、グラフィックエンジン
202が提供しているAPIの形に変換処理を行い、グ
ラフィックエンジン202の機能を使って再度印刷処理
を行う。
【0108】ステップS24では、1ぺージ分の印刷情
報を再生したか否かのチェックを行い、必要に応じて、
ステップS22、ステップS23の処理を繰り返す。
【0109】一方、ホスト側でレンダリングを行う設定
の場合は、ステップS25に進み、Polygonの点
列情報などを含む各種描画データや各種描画属性の内容
をスプールしたファイルを開き、先頭から内容を読み出
す。
【0110】ステップS26では、スプールされている
中間状態の印刷情報の形態から、レンダラ306が提供
しているAPIの形に変換処理を行い、各印刷情報を印
刷イメージとなるようにレンダリング処理を行う。
【0111】ステップS27では、図2に示すように、
圧縮形式切替え部21において、プレチェック情報20
に基づいて、A〜Cの圧縮形式の中から、圧縮形式の選
択を行う。そして、レンダリング結果は印刷イメージと
なるが、プレチェック情報20によって決定された圧縮
形式によってその印刷イメージの圧縮を行う。
【0112】この圧縮イメージデータをグラフィックエ
ンジン202が提供しているAPIの形に変換するわけ
だが、圧縮イメージは、印刷装置側で伸張されるもので
あって、デバイス依存のビットマップイメージとなって
いるため、このような形式の描画オブジェクトを扱うA
PIは通常提供されていない。
【0113】したがって、グラフィックエンジン202
の機能をスプール機能を使って、デバイス依存の圧縮イ
メージを後段のプリンタドライバ203ヘ渡すことにな
る。
【0114】図8のテーブル50は、その仕組みを模式
的に示したものである。図8は、Microsoftの
Windowsアーキテクチャを1例にとって示したも
のであり、グラフィックエンジンとしてGDIを用いて
いる。また、そのGDIをスルする機能として、ESC
APE関数というものを利用している。
【0115】ここで再び、図11のフローチャートの説
明に戻り、ステップS29において、1ページ分の情報
について処理が完了したか否かをチェックする。
【0116】ステップS30では、全ページ分の処理が
済んだか否かをチェックし、未処理のぺージデータがあ
る場合は、ステップS21からの処理を再度繰り返す。
全てのぺージの処理が完了すると、本処理は終了する。
【0117】本処理の流れにおいて、グラフィックエン
ジン202のAPIコールによって描画処理を行ってい
るが、この処理は、また別のプロセスとして処理が実行
される。具体的には、グラフィックエンジン202がプ
リンタドライバ203を動的にリンクして印刷処理を実
行することになる。
【0118】(プリンタドライバの処理)次に、プリン
タドライバ203の処理を、図12に基づいて説明す
る。
【0119】図12は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける印刷データ処理手順の1例を示す。図12の処理フ
ローは、図1のプリンタドライバ203の処理を示す。
【0120】ステップS41では、プリンタドライバ2
03は、グラフィックエンジン202を介したアプリケ
ーション201からの描画命令を受け付ける。
【0121】ステップS42では、各々の描画命令(例
えば、線の描画等)に対応したプリンタ制御(描画)コ
マンドデータを変換生成する。
【0122】ステップS43では、RAM2または外部
メモリ11等ヘシステムスプーラ204によりスプール
される。
【0123】ステップS44では、アプリケーション2
01およびグラフィックエンジン202による描画処理
が終了したかどうかを判定し、Noならば、ステップS
41へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0124】一方、ステップ44で、描画処理が終了し
たと判定された場合は、ステップS45に進む。
【0125】ステップS45では、システムスプーラ2
04によりスプールされていたプリンタ制御コマンドデ
ータがプリンタ100に対して送信され、処理を終了す
る。
【0126】なお、プリンタドライバ203によって実
行される本プリンタ制御コマンド生成手法(以下、ベク
タグラフィックス印刷モード)の特徴は、線等といった
ベクタグラフィックスに対応した幾何学的な表現がなさ
れるプリンタ制御(描画)コマンドをプリンタ100へ
送信するので、プリンタ100内の描画処理系およびプ
ログラムによって、印刷イメージの生成(ラスタライ
ズ)が行われることになる。
【0127】この場合には、プリンタ100における印
刷処理に要する時間は、オブジェクトの種類とその数量
によって決定される。
【0128】以上、図9,図10,図11,図12を用
いて、本発明に係る印刷処理の流れを説明した。
【0129】[その他の例]本例では、単に描画オブジ
ェクトの有無の情報であるObjFlagのみを使って
最適な圧縮方式の判定を行ったが、プレチェック処理で
収集した情報で色の情報や2値化処理の種別などの情報
を使って、より精度高く最適な圧縮方式を決定すること
も可能である。
【0130】また、プレチェック処理で収集した情報に
基づいて判定した結果は、ホスト側のレンダリング工程
後のイメージデータ圧縮工程で利用しているが、PDL
プリンタにおいては、判定した結果をプリンタ側に伝達
し、PDLコントローラ内で行われるレングリング工程
の後のイメージデータ圧縮工程で利用するよう構成する
ことも可能である。
【0131】なお、上記例では、データ処理システムを
構成するデータ処理装置として印刷制御装置を例に挙げ
たが、これに限定されるものではなく、他の例えば表示
装置等にも適用できるものである。印刷制御装置として
は、上記プリンタに限るものではなく、他の記録方式と
して、例えば複写機やインクジェットプリンタにも適用
可能である。
【0132】また、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器(例えば、PDA(個人情報管理)機器のよう
な小型の画像処理機器、複写機、ファクシミリ装置)か
らなる装置に適用してもよい。
【0133】また、本発明は、システム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そ
のシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、本発明の効果を享受するこ
とが可能となる。
【0134】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0135】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモ
リカード)、ROM(マスクROM、フラッシュEEP
ROMなど)などを用いることができる。
【0136】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0137】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ポー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間状態の印刷情報の生成に際して、圧縮方式の決定に
必要な判別情報を収集し、収集した判別情報に基づい
て、所望とする圧縮方式を選択し、記憶されたビットマ
ップデータに対して、選択した圧縮方式を用いて圧縮処
理を行うようにしたので、従来のようにレンダリング後
のイメージを直接見て適切な圧縮形式を選択するのでは
なく、スプールファイル生成段階で収集した印刷に関す
る判別情報(すなわち、より上流側の情報)によって最
適な圧縮方式を判断して切り替えを行うことができ、こ
れにより、圧縮方式の選択処理および切り替え処理を軽
減することができ、処理の効率化を図ることができる。
【0139】また、本発明によれば、判別情報に基づい
て最適な圧縮方式を選択するような処理の結果として、
最も小さなデータになるように選択できるので、データ
転送に要する時間を軽減でき、これにより、印刷処理等
の高速化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である、印刷データ処理装
置における印刷データの流れを説明するブロック図であ
る。
【図2】デスプールモジュールとGDIとの関係を示す
ブロック図である。
【図3】印刷データ処理装置における印刷データの流れ
を説明するブロック図である。
【図4】印刷データ処理装置を適用可能なホストコンピ
ュータ側の基本構成を示すブロック図である。
【図5】ホストコンピュータ上のRAMのメモリマップ
の1例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷シ
ステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格
納する記憶媒体のメモリマップを示す説明図である。
【図7】プレチェック処理にて収集する情報の1例を示
す説明図である。
【図8】圧縮方式決定のためのテーブルを示す図であ
る。
【図9】本発明に係る印刷制御装置におけるスプール側
の印刷データ生成処理の1例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明に係る印刷制御装置における中間ファ
イル生成処理の1例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る印刷制御装置におけるデスプー
ル側の印刷データ生成処理の1例を示すフローチャート
である。
【図12】本発明に係る印刷制御装置における印刷デー
タ生成処理の1例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 10 CRT 11 外部メモリ 15 インタフェース 20 プレチェック情報 21 圧縮形式切替え部 22〜24 圧縮方式 40 判別情報 100 プリンタ 200 ホストコンピュータ 201 アプリケーション 202 グラフィックエンジン 203 プリンタドライバ 204 システムスプーラ 302 スプーラ 303 スプールファイル 304 スプールファイルマネージャ 305 デスプーラ 306 レンダラ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべきデータを一時的にスプール
    し、少なくとも1ページ分の描画データがスプールされ
    た後で印刷データを生成するデータ処理装置であって、 スプールされる少なくとも1ページ分の描画データの内
    容をチェックして、描画データの特性情報を収集するチ
    ェック手段と、 前記スプールされた描画データに基づいて生成される印
    刷データを圧縮する複数の圧縮処理手段と、 前記チェック手段により取得される描画データの特性情
    報に基づいて、適する圧縮処理手段を選択する選択手段
    とを具え、 前記チェック手段による特性情報の収集は、印刷データ
    の生成処理開始前に行われることを特徴とするデータ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 所定の命令に基づいて前記印刷データの
    印刷処理を行う際に、該データを特定の印刷形態に依存
    しない中間状態の印刷情報として生成する生成手段と、 前記中間状態の印刷情報の生成に際して、該印刷情報の
    圧縮を行うための圧縮処理方式の決定に必要な判別情報
    の収集を行う収集手段と、 前記収集した判別情報に基づいて、所望とする圧縮処理
    方式を選択する選択手段と、 前記中間状態の印刷情報をビットマップイメージに展開
    してビットマップデータを作成する描画手段と、 前記描画されたビットマップデータを一時的に記憶する
    記憶手段と、 前記記憶されたビットマップデータに、前記選択した圧
    縮処理方式に基づいて圧縮処理を行って圧縮データを作
    成する圧縮手段と、 前記作成された圧縮データを前記印刷装置へ転送する転
    送手段とを具えたことを特徴とする請求項1記載のデー
    タ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、 基本となるオペレーティングシステムに含まれるグラフ
    ィックスシステムからプリンタドライバに対して渡され
    る描画オブジェクト情報を、一旦独自の中間ファイルと
    してスプールする中間ファイル生成手段と、 該中間ファイルを記憶する記憶手段とを有し、 前記選択手段は、 前記中間ファイルの生成に際して、展開後の印刷イメー
    ジに関する論理的な判別情報から最適な圧縮処理方式を
    選択するプレチェック手段を有することを特徴とする請
    求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記中間状態の印刷情
    報から、PDLデータを生成するPDLデータ生成手段
    を有し、 前記転送手段は、前記圧縮処理方式の決定に必要な判別
    情報を、前記生成されたPDLデータの新規命令として
    前記印刷装置に転送する判別情報転送手段を有し、 前記印刷装置は、前記新規命令として転送された前記判
    別情報に基づいて、圧縮処理方式を切り替えて印刷処理
    を行う手段を有することを特徴とする請求項2又は3記
    載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判別情報は、 印刷処理される描画オブジェクトの種別が、文字、グラ
    フィックス、モノクロイメージ、カラーイメージに分類
    された情報であり、 該分類された情報に基づいて、データ圧縮に適した圧縮
    処理方式を決定することを特徴とする請求項2ないし4
    のいずれかに記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 印刷すべきデータを一時的にスプール
    し、少なくとも1ページ分の描画データがスプールされ
    た後で印刷データを生成するデータ処理の方法であっ
    て、 スプールされる少なくとも1ページ分の描画データの内
    容をチェックして、描画データの特性情報を収集するチ
    ェック工程と、 前記スプールされた描画データに基づいて生成される印
    刷データを圧縮するための複数の圧縮処理方式の中か
    ら、前記取得される描画データの特性情報に基づいて、
    適する圧縮処理方式を選択する選択工程とを具え、 前記チェック工程による特性情報の収集は、印刷データ
    の生成処理開始前に行われることを特徴とするデータ処
    理方法。
  7. 【請求項7】 所定の命令に基づいて前記印刷データの
    印刷処理を行う際に、該データを特定の印刷形態に依存
    しない中間状態の印刷情報として生成する生成工程と、 前記中間状態の印刷情報の生成に際して、該印刷情報の
    圧縮を行うための圧縮処理方式の決定に必要な判別情報
    の収集を行う収集工程と、 前記収集した判別情報に基づいて、所望とする圧縮処理
    方式を選択する選択工程と、 前記中間状態の印刷情報をビットマップイメージに展開
    してビットマップデータを作成し、該データを一時的に
    記憶する工程と、 前記記憶されたビットマップデータに、前記選択した圧
    縮処理方式に基づいて圧縮処理を行って圧縮データを作
    成する圧縮工程と、 前記作成した圧縮データを前記印刷装置へ転送する転送
    工程とを具えたことを特徴とする請求項6記載のデータ
    処理方法。
  8. 【請求項8】 前記生成工程は、 基本となるオペレーティングシステムに含まれるグラフ
    ィックスシステムからプリンタドライバに対して渡され
    る描画オブジェクト情報を、一旦独自の中間ファイルと
    してスプールする中間ファイル生成工程と、 該中間ファイルを記憶手段に記憶する工程とを有し、 前記選択工程は、 前記中間ファイルの生成に際して、展開後の印刷イメー
    ジに関する論理的な判別情報から最適な圧縮処理方式を
    選択するプレチェック工程を有することを特徴とする請
    求項7記載のデータ処理方法。
  9. 【請求項9】 前記生成工程によって、前記中間状態の
    印刷情報から、PDLデータを生成し、 前記転送工程によって、前記圧縮処理方式の決定に必要
    な判別情報を、前記生成されたPDLデータの新規命令
    として前記印刷装置に転送し、 前記印刷装置は、前記新規命令として転送された前記判
    別情報に基づいて、圧縮処理方式を切り替えて印刷処理
    を行うことを特徴とする請求項7又は8記載のデータ処
    理方法。
  10. 【請求項10】 前記判別情報は、 印刷処理される描画オブジェクトの種別が、文字、グラ
    フィックス、モノクロイメージ、カラーイメージに分類
    された情報であり、 該分類された情報に基づいて、データ圧縮に適した圧縮
    処理方式を決定することを特徴とする請求項7ないし9
    のいずれかに記載のデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータによって、印刷すべきデ
    ータを一時的にスプールし、少なくとも1ページ分の描
    画データがスプールされた後で印刷データを生成するた
    めの制御プログラムを記録した媒体であって、 該制御プログラムはコンピュータに、 スプールされる少なくとも1ページ分の描画データの内
    容をチェックして、描画データの特性情報を収集させ、 前記スプールされた描画データに基づいて生成される印
    刷データを圧縮するための複数の圧縮処理方式の中か
    ら、前記取得される描画データの特性情報に基づいて、
    適する圧縮処理方式を選択させ、 前記特性情報の収集は、印刷データの生成処理開始前に
    行わせることを特徴とするデータ処理プログラムを記録
    した媒体。
  12. 【請求項12】 所定の命令に基づいて前記印刷データ
    の印刷処理を行う際に、該データを特定の印刷形態に依
    存しない中間状態の印刷情報として生成させ、 前記中間状態の印刷情報の生成に際して、該印刷情報の
    圧縮をさせるための圧縮処理方式の決定に必要な判別情
    報の収集を行なわせ、 前記収集させた判別情報に基づいて、所望とする圧縮処
    理方式を選択させ、 前記中間状態の印刷情報をビットマップイメージに展開
    してビットマップデータを作成させて、該データを一時
    的に記憶させ、 前記記憶させたビットマップデータに、前記選択させた
    圧縮処理方式に基づいて圧縮処理を行なわせて圧縮デー
    タを作成させ、 前記作成させた圧縮データを前記印刷装置へ転送させる
    ことを特徴とする請求項11記載のデータ処理プログラ
    ムを記録した媒体。
  13. 【請求項13】 前記中間状態の印刷情報を生成させる
    に際しては、 基本となるオペレーティングシステムに含まれるグラフ
    ィックスシステムからプリンタドライバに対して渡され
    る描画オブジェクト情報を、一旦独自の中間ファイルと
    してスプールさせ、 該中間ファイルを記憶手段に記憶させ、 前記中間ファイルの生成に際しては、 展開後の印刷イメージに関する論理的な判別情報から最
    適な圧縮処理方式を選択させることを特徴とする請求項
    12記載のデータ処理プログラムを記録した媒体。
  14. 【請求項14】 前記中間状態の印刷情報を生成させる
    に際しては、前記中間状態の印刷情報から、PDLデー
    タを生成させ、 前記圧縮データを前記出力装置へ転送させるに際して
    は、 前記圧縮処理方式の決定に必要な判別情報を、前記生成
    されたPDLデータの新規命令として前記印刷装置に転
    送させ、 前記印刷装置において、前記新規命令として転送させた
    前記判別情報に基づいて、圧縮処理方式を切り替えて印
    刷処理を行なわせることを特徴とする請求項12又は1
    3記載のデータ処理プログラムを記録した媒体。
  15. 【請求項15】 前記判別情報は、 印刷処理される描画オブジェクトの種別が、文字、グラ
    フィックス、モノクロイメージ、カラーイメージに分類
    された情報であり、 該分類された情報に基づいて、データ圧縮に適した圧縮
    処理方式を決定させることを特徴とする請求項12ない
    し14のいずれかに記載の印刷処理制御プログラムを記
    録した媒体。
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