JP2002165241A - ホテルインターネットシステム - Google Patents

ホテルインターネットシステム

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JP2002165241A
JP2002165241A JP2000357452A JP2000357452A JP2002165241A JP 2002165241 A JP2002165241 A JP 2002165241A JP 2000357452 A JP2000357452 A JP 2000357452A JP 2000357452 A JP2000357452 A JP 2000357452A JP 2002165241 A JP2002165241 A JP 2002165241A
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internet
hotel
extension
line
terminal
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JP2000357452A
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English (en)
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Koji Sasaki
耕司 佐々木
Takashi Yugawa
隆司 湯川
Junichi Shigeta
順一 繁田
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Data Kk J
J Data Co Ltd
Original Assignee
Data Kk J
J Data Co Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、かつ、既存の設備を最大限利用
しながら、ホテルの客室内における快適なインターネッ
ト利用環境を実現することを課題とする。 【解決手段】 客室2と内線電話交換機30間を接続す
る内線回線6aは、分岐されて一方を端末用回線60と
している。また、アクセスサーバ40と内線電話交換機
30間には複数の内線回線6cが接続され、さらに、ア
クセスサーバ40は専用線8を介してインターネット5
に接続されている。利用客は端末用回線60に端末20
を接続することによって、アクセスサーバ40に接続す
ることが可能であり、アクセスサーバ40の備える認証
手段によって認証されることにより、インターネット5
に接続可能となる。また、インターネット接続中は、ア
クセスサーバ40の備える課金手段によって積算時間が
計算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルの客室に低
コストのインターネット接続環境を提供するシステムの
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】モバイル端末や、携帯電話を利用するこ
とにより、時間や場所に制約を受けることなくインター
ネットを利用することが可能である。このようなモバイ
ル端末の利用者は急増しており、モバイル端末を利用し
たインターネット接続は、オフィス内や家庭内の固定端
末を利用したインターネット接続と合わせて、情報交
換、情報収集を行うための有効な手段となっている。
【0003】このようなモバイル端末の利用者にとって
は、宿泊中のホテルにおけるインターネットの利用環境
は重要な関心ごとである。たとえば、ビジネスマンであ
れば、1日の営業結果を上司に報告するためメール送信
する、本社の営業データベースに接続して翌日訪問する
顧客情報を得る、など、宿泊中のホテルにおいて需要な
作業を行う必要があるからである。
【0004】また、ビジネスマンに限らず、メール交換
やホームページの参照などを日常行っている者にとって
も、滞在中のホテルにおいて手軽に利用できるインター
ネット接続サービスが望まれている。
【0005】このような場面において、従来では、たと
えばノートパソコンに携帯電話を接続してインターネッ
トに接続するといった方法や、ノートパソコンを客室の
内線回線に接続しダイヤルアップする方法をとること
で、インターネットを利用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話を利用したインターネット接続は、利用料金が高いと
いう問題がある。また、通信料金に見合った回線速度が
得られないという問題もある。
【0007】また、客室の内線回線を利用してダイヤル
アップ接続する方法は、ホテルの外線回線を利用してイ
ンターネット接続する方法であるため、余分な通話手数
料がかかることになる。
【0008】また、いずれの場合であっても、宿泊客自
身がインターネット接続会社(プロバイダ)と契約をし
ていることが前提となるため、利用者が制限されるとい
う問題もある。さらに、日本国内に利用可能なアクセス
ポイントを持たない海外からの訪問客は、実質利用する
ことができない。
【0009】このような問題の解決策として、ホテル内
にLANを配備し、インターネットに専用線接続すると
いう形態も実施されている。しかし、ホテル内にLAN
を敷設する工事は容易ではなく、全客室にわたってLA
Nを装備する作業は多大なコストを必要とするため、費
用対効果の側面から最良の方式とはいえない。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、低コ
ストで、かつ、既存の設備を最大限利用したシステムを
構築することにより、ホテルの客室内における快適なイ
ンターネット利用環境を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、ホテルの利用客にインターネッ
トの利用サービスを提供するシステムであって、前記ホ
テル内に、各客室の端末とインターネットとの接続を制
御するサーバを配置したことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載のホテ
ルインターネットシステムであって、前記サーバは、前
記端末からのダイヤルアップ接続のアクセスポイントと
して機能することを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項2に記載のホテ
ルインターネットシステムであって、前記端末が、前記
サーバに対してダイヤルアップ接続する回線は、前記ホ
テルの電話用内線回線と共用されることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項3に記載のホテ
ルインターネットシステムであって、前記サーバは、前
記内線回線を複数収容する内線インタフェースと、前記
内線回線を介してアクセスする利用客の認証を行う認証
手段と、インターネットとの接続インタフェースとを備
え、前記認証手段は、認証された利用客の内線回線を前
記インターネットとの接続インタフェースに接続する手
段を含むことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項4に記載のホテ
ルインターネットシステムであって、さらに、前記利用
客のチェックイン時に、当該利用客がチェックアウトす
るまでの間有効なインターネット利用IDを発行する手
段を備え、前記サーバは、さらに、前記利用客のチェッ
クイン時間およびチェックアウト時間を管理する情報を
含む顧客データベースを備え、前記認証手段は、前記利
用客のチェックイン時からチェックアウト時までの間、
前記インターネット利用IDを有効なものとして認証す
る手段を含むことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項3ないし請求項
5のいずれかに記載のホテルインターネットシステムで
あって、前記各客室の内線回線は、分岐されて、一方の
分岐回線に内線電話が接続され、他方の分岐回線は前記
端末接続用とされており、前記サーバは、インターネッ
ト接続中の利用客に対して、前記内線回線を介した通話
を確保するため、前記端末とインターネットとの接続を
切断する手段を含むことを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項2ないし請求項
6のいずれかに記載のホテルインターネットシステムで
あって、前記サーバは、さらに、前記端末のダイヤルア
ップ接続に対して時間単位の課金を行う課金手段を備え
ることを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
7のいずれかに記載のホテルインターネットシステムで
あって、前記システムを能動化するプログラムは前記サ
ーバ内に記憶されていることを特徴とする。
【0019】なお、上記のホテルには、いわゆるビジネ
スホテルの他、観光ホテルや旅館等の一般的な宿泊施設
が含まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0021】<1.システム全体構成>図1は、本実施
形態にかかるホテルインターネットシステムの全体構成
図である。ホテル9は、宿泊の受付業務や案内業務を行
うフロント1、および、複数の客室2,2,・・・を備
えている。
【0022】フロント1においては、宿泊客のチェック
インおよびチェックアウト手続きが行われる他、本実施
形態にかかるインターネットシステムの利用客に対して
は、インターネットの利用手続きも行われる。
【0023】フロント1には、フロントPC(パーソナ
ルコンピュータ)10と内線電話11とが配置されてお
り、フロントPC10上で動作する所定のソフトウェア
を実行することにより、宿泊客のチェックイン手続き
や、チェックアウト手続きを行えるようになっている。
【0024】客室2,2,・・・には、それぞれ内線電
話21,21,・・・が設置されている。各内線電話2
1は内線回線6aを介して内線電話交換機30に接続さ
れている。内線電話21に接続される内線回線6aは客
室ごとに敷設されており、それぞれの回線6aは、分岐
装置62において、電話用回線61と端末用回線60に
2分岐されている。そして、電話用回線61が内線電話
21に接続され、端末用回線60は、利用客の持参する
ノートパソコンなどの端末20に接続可能に、その端部
のモジュラージャック(図示せぬ)を客室内の所定位置
に配置するようにしている。
【0025】このように、内線電話交換機30には、内
線回線6a,6a,・・・を介して各客室の内線電話2
1,21,・・・が接続されている。さらに、利用客が
端末20を端末用回線60の端部(モジュラージャッ
ク)に接続することにより、内線電話21と端末20の
双方を内線回線6aに接続することが可能であり、接続
された内線電話21と端末20のうち、いずれかの機器
が択一的に内線電話交換機30との通信の確立を可能と
している。
【0026】また、前述したフロント1の内線電話11
は、内線回線6bを介して内線電話交換機30に接続さ
れている。このようにして、フロント1は、各客室2,
2,・・・と内線電話を利用した通話を可能としてい
る。これら内線電話11,21は、所定の操作を行うこ
とにより、内線電話交換機30に接続された外線回線
(図示せず)を介して、外線通話を可能としている。
【0027】そして、本実施形態のインターネットシス
テムを備えるホテル9は、その建物内に、アクセスサー
バ40を設置している。アクセスサーバ40は、内線回
線6cを介して内線電話交換機30に接続されている。
図1においては、内線回線6cは簡単のため、1本の回
線として図示しているが、実際には内線回線6cは、複
数の回線が用意されている。本実施形態においては、1
2本の内線回線6cが内線電話交換機30とアクセスサ
ーバ40間に引かれている。
【0028】また、前述したフロントPC10とアクセ
スサーバ40は、同一のLAN7に接続されており、後
述するように、フロント1からアクセスサーバ40の管
理を行うことが可能となっている。
【0029】以上の如く、内線回線6cを介して内線回
線交換機30に接続されるとともに、LAN7を介して
フロントPC10に接続されたアクセスサーバ40に
は、さらに、専用線8が接続されており、専用線8経由
でインターネット5に接続可能となっている。
【0030】<2.アクセスサーバの構成>次に、アク
セスサーバ40の構成について説明する。図2は、アク
セスサーバ40のブロック構成図である。
【0031】アクセスサーバ40は、通信インタフェー
スとして内線インタフェース41、LANインタフェー
ス42、専用線インタフェース48を備えている。
【0032】内線インタフェース41には、複数(本実
施形態では12本)の内線回線6cが接続され、内線回
線6cの他端は内線電話交換機30に収容されている。
【0033】LANインタフェース42は、LAN7に
接続されており、専用線インタフェース48はデジタル
専用線8を介してインターネット5に接続されている。
【0034】また、アクセスサーバ40ではWWWサー
バ43が稼動しており、フロントPC10が備えるブラ
ウザを起動させることによって、WWWサーバ43にア
クセスすることが可能である。
【0035】また、アクセスサーバ40の備えるディス
クには、顧客データベース45および課金データベース
47が蓄積されている。これら顧客データベース45お
よび課金データベース47は、WWWサーバ43上で動
作するアプリケーションによって参照および操作可能と
しており、フロントPC10のブラウザから、顧客デー
タベース45および課金データベース47にアクセスす
ることを可能としている。
【0036】つまり、フロント1においては、宿泊客の
到着時や出発時に、フロントPC10において起動され
たブラウザを利用して、WWWサーバ43にアクセスす
ることにより、宿泊客のチェックイン時間や、チェック
アウト時間などを入力操作することができる。入力され
た情報は顧客データベース45に登録される。
【0037】また、WWWサーバ43上で動作するアプ
リケーションは、インターネットシステムを利用する宿
泊客(利用客)に対して付与する利用ID番号やパスワ
ードを発行する手段も備えており、フロント1におい
て、ブラウザから所定の操作を行うことにより、インタ
ーネットシステムの利用者の登録作業を行うことが可能
である。さらに、発行された利用ID番号等が顧客デー
タベース45や課金データベース47に登録される。な
お、フロントPC10において発行された利用ID等
は、フロントPC10に接続されたプリンタから出力可
能としており、利用客に対して利用ID等の記載された
用紙を手渡すようにしている。
【0038】認証手段44は、端末20を用いてアクセ
スサーバ40に対する接続を実行している利用客を認証
する手段である。具体的には、顧客データベース45に
登録されている利用ID番号などを照合することにより
認証が行われる。なお、顧客データベース45を参照す
ることにより、宿泊客(利用客)のチェックイン時間お
よびチェックアウト時間を確認することが可能であり、
利用IDはチェックインからチェックアウトまでの時間
帯のみ有効としている。
【0039】課金手段46は、認証手段44によって認
証された利用客が内線回線6cを介してアクセスサーバ
40に接続している時間(つまり、専用回線8を介して
インターネット利用可能となっている時間)を積算する
手段である。
【0040】<3.処理の流れ>次に、上述したホテル
インターネットシステムにおけるインターネット接続の
一連の処理の流れについて説明する。
【0041】まず、宿泊客がチェックインをする際に、
フロントは宿泊客に対してインターネットシステムの利
用の有無を確認する。そして、宿泊客がインターネット
システムを利用するのであれば、フロントPC10のブ
ラウザを操作してWWWサーバ43にアクセスし利用客
の登録作業を行う。これによって、利用ID番号、パス
ワード等が発行され、顧客データベース45および課金
データベース47に登録される。さらにフロントは、プ
リンタから利用ID番号等の情報が記載された用紙を出
力し、利用客に手渡す。
【0042】次に、利用客は、客室2において、持参し
た端末20(ノートパソコン等)の所定のポートに端末
用回線60のモジュラージャックを接続する。なお、端
末20がモデムを内蔵したノートパソコンであれば、そ
のままノートパソコンの背面等に設けられた回線ポート
にモジュラージャックを差し込むだけで接続操作は完了
する。もちろん、端末20とモデムが別体であってもよ
い。また、フロントにおいてモデム内蔵のノートパソコ
ンを貸し出すようにしてもよい。
【0043】このように本実施形態では、内線回線を利
用したダイヤルアップ接続方式を採用しているので、モ
デムが標準装備となっている最近のノートパソコンを利
用して簡単に接続作業を行うことが可能である。
【0044】次に、利用客は、所定のソフトウェアを起
動し、チェックイン時にフロント1で受け取った用紙に
記載された利用ID番号、パスワードや、電話番号(実
際にはアクセスサーバ40の内線番号となる)を入力す
ることによって、アクセスサーバ40に対してダイヤル
アップ接続を行う。
【0045】内線回線交換機30では、発信のあった客
室の内線回線6aが内線回線6cに接続され、端末20
はアクセスサーバ40に接続される。
【0046】そして、アクセスサーバ40の認証手段4
4は、端末20から送信された利用客の利用ID番号、
パスワードなどの照合を行う。具体的には、顧客データ
ベース45を参照することにより、利用ID番号および
パスワードの有効性のチェックを行うのである。ここ
で、利用IDが有効であった場合には、認証手段44は
端末20の内線回線6cを専用線インタフェース48に
接続する。これによって、端末20は、アクセスサーバ
40を介してインターネットに接続されるのである。
【0047】また、認証手段44による認証が行われた
時点で、課金手段46により接続時間の積算が行われ
る。そして、積算された接続時間に関するデータは、課
金データベース47に書き込まれる。つまり、利用客が
チェックインからチェックアウトまでに行ったインター
ネット接続の積算時間が課金データベース47に書き込
まれ、チェックアウト時においてインターネット接続料
金の徴収を可能としているのである。
【0048】このように、本実施形態においては、内線
回線6cと専用線インタフェース48との接続または切
断を基準に時間単位の課金を行うので、課金処理が容易
に行えるのである。
【0049】さらに、上述した処理により更新される顧
客データベース45および課金データベース47は、W
WWサーバ43上で稼動するアプリケーションによりア
クセス可能となっているので、フロント1では、フロン
トPC10のブラウザを利用することにより、顧客デー
タベース45および課金データベース47に容易にアク
セスすることが可能である。
【0050】つまり、フロント1では、ブラウザを起動
することにより、宿泊客(利用客)によるインターネッ
トの接続状況や、課金情報をリアルタイムに確認するこ
とができるのである。このように、本実施形態のシステ
ムでは、WWWサーバ43上で動作するアプリケーショ
ンにより、各データベースの管理、更新を行うととも
に、利用客の接続状況を管理することを可能としている
ので、フロントPC10側には特別なアプリケーション
を必要とせず、メンテナンス性にも優れた構成としてい
る。
【0051】以上の構成および処理によって、利用客は
客室2からインターネット接続をすることが可能となる
が、本実施形態によれば、インターネットの接続に外線
回線を利用しないため、利用客は、電話料金を気にする
ことなく、インターネット接続を利用することが可能と
なる。
【0052】この際、専用線8の利用料金として、利用
客は上述した課金処理により課金された料金を支払うこ
ととなるが、専用線8を複数の宿泊客が共有する構成で
あるため、利用客に対するコスト負担を低く抑えること
が可能である。
【0053】また、フロント1においてチェックイン時
にインターネットの利用IDやパスワードを発行するの
で、利用客がプロバイダとの接続契約をしていることは
条件とならない。したがって、海外からの宿泊客など、
日本にアクセスポイントを持たない利用客であっても、
低料金でインターネットの接続サービスを受けることが
可能となるのである。
【0054】また、本実施形態によれば、ホテル9の既
存の内線回線6aを利用することにより低コストでシス
テムを構築することが可能となる。つまり、複数階にあ
るそれぞれの客室にLANを敷設するなどといった大掛
かりな工事は必要なく、内線電話交換機30とアクセス
サーバ40間の内線回線6cを増設することで、各客室
とアクセスサーバ40間のネットワーク環境を整備する
ことが可能となるのである。また、短い工期でシステム
を構築することができるので、ホテルの通常業務への支
障が最小限に抑えられ、導入を容易にしている。
【0055】また、内線回線を利用しているので、内線
回線が既に引かれている部屋であれば、どの部屋でもイ
ンターネットを利用することが可能となる。たとえば、
宴会場や事務室などにおいても同様にインターネット接
続が可能である。
【0056】<4.付加機能>本実施形態にかかるホテ
ルインターネットシステムは、既存の内線電話回線を利
用することで、設備投資を最小限にしながら、各客室2
にインターネット接続環境を提供するようにしている。
つまり、各客室2に引かれている内線回線6aは従来通
り1本のままであり、端末と内線電話を択一的に利用す
るようにしているのである。
【0057】そこで、本実施形態のホテルインターネッ
トシステムは、利用客が端末20を用いてデータ通信を
している際に、当該利用客に対して外線等から電話が入
った場合には、アクセスサーバ40側でデータ通信中の
回線を切断する機能を付加機能として備えている。
【0058】このような機能を備えることで、緊急の連
絡時などにおいては、早急に利用客との通話を確保でき
るようにしている。なお、回線の切断制御は、フロント
PC10のブラウザ上から実行可能とすればよい。
【0059】また、上述した実施形態では、アクセスサ
ーバ40と内線電話交換機30との間を接続している内
線回線6cは12本としているが、この内線回線の数
は、ホテルの客数、インターネットの利用状況に応じて
適宜追加することが可能である。
【0060】また、最近では、既存のメタリックケーブ
ルを利用した高速通信サービスが普及し始めているが、
本実施形態のインターネットシステムは、各客室2の内
線回線をそのまま利用しているので、これらの高速通信
サービスを併用することも可能である。たとえば、VI
Pルームにおいては、高速アクセスサービスを提供する
ようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、ホテルの利用客にインターネットの利用サービスを
提供するシステムであって、ホテル内に、各客室の端末
とインターネットとの接続を制御するサーバを配置した
ので、ホテル独自のインターネット接続サービスを利用
客に提供することが可能となる。また、プロバイダへの
接続IDを保有していない利用客や、日本にアクセスポ
イントを持たない外国人なども自由にインターネットを
利用することが可能となる。
【0062】請求項2の発明では、ホテル内に配置され
たサーバは、端末からのダイヤルアップ接続のアクセス
ポイントとして機能するので、モデムを内蔵したノート
パソコン等を用いることで、利用者は容易にインターネ
ットとの接続環境を整えることが可能となる。
【0063】請求項3の発明では、客室の端末がサーバ
に対してダイヤルアップ接続する回線は、ホテルの電話
用内線回線と共用されるので、設備投資を最小限に抑え
ることにより、低料金のインターネット接続サービスを
提供することが可能となる。
【0064】請求項4の発明では、ホテル内に配置され
たサーバは、認証された利用客の内線回線をインターネ
ットとの接続インタフェースに接続する手段を含むの
で、利用客のインターネット利用を管理することが可能
である。
【0065】請求項5の発明では、ホテルインターネッ
トシステムは、さらに、利用客のチェックイン時に、利
用客がチェックアウトするまでの間有効なインターネッ
ト利用IDを発行する手段を備え、サーバは、さらに、
利用客のチェックイン時間およびチェックアウト時間を
管理する情報を含む顧客データベースを備え、認証手段
は利用客のチェックイン時からチェックアウト時までの
間、インターネット利用IDを有効なものとして認証す
る手段を含むので、ホテルの利用客単位でインターネッ
トの利用状況を管理することが可能となる。
【0066】請求項6の発明では、各客室の内線回線
は、分岐されて、一方の分岐回線に内線電話が接続さ
れ、他方の分岐回線に前記端末が接続されており、サー
バは、インターネット接続中の利用客に対して、前記内
線回線を介した通話を確保するため、前記端末とインタ
ーネットとの接続を切断する手段を含むので、既存の設
備を利用した低コストな構成を実現しながら、緊急時の
通話も確保することが可能となる。
【0067】請求項7の発明では、さらに、端末のダイ
ヤルアップ接続に対して時間単位の課金を行う課金手段
を備えるので、従量制の料金体系として本システムを運
用することが可能となる。
【0068】請求項8の発明では、システムを能動化す
るプログラムは前記サーバ内に記憶されているので、他
の管理端末などには特別のプログラムは必要とせず、メ
ンテナンス性に優れた構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるホテルインターネットシス
テムの全体構成図である。
【図2】アクセスサーバのブロック構成図である。
【符号の説明】
5 インターネット 6a,6b,6c 内線回線 7 LAN 8 専用線 10 フロントPC 20 端末 21 内線電話 30 内線電話交換機 40 アクセスサーバ 60 端末用回線 61 電話用回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 15/28 H04L 11/00 310Z (72)発明者 繁田 順一 京都市下京区中堂寺粟田町1番地京都リサ ーチパーク 株式会社ジェイデータ内 Fターム(参考) 5K025 BB10 DD09 EE03 EE12 EE18 FF17 GG29 HH17 JJ02 5K033 AA08 AA09 BA02 CB01 CC01 DA01 DA06 DB12 DB18 EC01 EC02 5K049 BB04 BB12 BB19 5K051 BB02 DD03 FF07 FF16 5K101 KK02 MM02 PP03 RR05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホテルの利用客にインターネットの利用
    サービスを提供するシステムであって、 前記ホテル内に、各客室の端末とインターネットとの接
    続を制御するサーバを配置したことを特徴とするホテル
    インターネットシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のホテルインターネット
    システムであって、 前記サーバは、前記端末からのダイヤルアップ接続のア
    クセスポイントとして機能することを特徴とするホテル
    インターネットシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のホテルインターネット
    システムであって、 前記端末が、前記サーバに対してダイヤルアップ接続す
    る回線は、前記ホテルの電話用内線回線と共用されるこ
    とを特徴とするホテルインターネットシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のホテルインターネット
    システムであって、 前記サーバは、 前記内線回線を複数収容する内線インタフェースと、 前記内線回線を介してアクセスする利用客の認証を行う
    認証手段と、 インターネットとの接続インタフェースと、を備え、 前記認証手段は、 認証された利用客の内線回線を前記インターネットとの
    接続インタフェースに接続する手段、を含むことを特徴
    とするホテルインターネットシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のホテルインターネット
    システムであって、さらに、 前記利用客のチェックイン時に、当該利用客がチェック
    アウトするまでの間有効なインターネット利用IDを発
    行する手段、を備え、 前記サーバは、さらに、 前記利用客のチェックイン時間およびチェックアウト時
    間を管理する情報を含む顧客データベース、を備え、 前記認証手段は、 前記利用客のチェックイン時からチェックアウト時まで
    の間、前記インターネット利用IDを有効なものとして
    認証する手段、を含むことを特徴とするホテルインター
    ネットシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載のホテルインターネットシステムであって、 前記各客室の内線回線は、分岐されて、一方の分岐回線
    に内線電話が接続され、他方の分岐回線は前記端末接続
    用とされており、 前記サーバは、 インターネット接続中の利用客に対して、前記内線回線
    を介した通話を確保するため、前記端末とインターネッ
    トとの接続を切断する手段、を含むことを特徴とするホ
    テルインターネットシステム。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれかに記
    載のホテルインターネットシステムであって、 前記サーバは、さらに、 前記端末のダイヤルアップ接続に対して時間単位の課金
    を行う課金手段、を備えることを特徴とするホテルイン
    ターネットシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載のホテルインターネットシステムであって、 前記システムを能動化するプログラムは前記サーバ内に
    記憶されていることを特徴とするホテルインターネット
    システム。
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