JP2002164669A - 電子機器の取付構造 - Google Patents

電子機器の取付構造

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JP2002164669A
JP2002164669A JP2000357849A JP2000357849A JP2002164669A JP 2002164669 A JP2002164669 A JP 2002164669A JP 2000357849 A JP2000357849 A JP 2000357849A JP 2000357849 A JP2000357849 A JP 2000357849A JP 2002164669 A JP2002164669 A JP 2002164669A
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Kenji Kamoi
健司 鴨居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基盤の限られたスペースに第2の電子機器の
筐体を無駄のないレイアウト配置で取付ける。 【解決手段】 筐体31が第1の電子機器の筐体9と同様
に縦長矩形箱状で形成されるので、奥行きの短い弁当箱
形状のものよりも基盤7に対する取付面積が少なくな
る。その上、筐体9の一方の上下側面と、筐体31の一方
の上下側面34,34を揃えた状態で並べて配置できるの
で、筐体31が縦長矩形形状であることと相俟って、基盤
7の限られたスペースに筐体31を無駄のないレイアウト
配置で取付けることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、矩形箱状をなす第
1の電子機器の筐体を取付けた基盤の取付面上に、別の
第2の電子機器の筐体を取付ける電子機器の取付構造に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図5は、例えば工場に
おける製造過程の自動化を行なうためのFA(FactoryA
utomation)用装置や工作機の外観を概略的にあらわし
たものである。同図において、1は工作機本体、2は板
状の制御盤であり、制御盤2は工作機本体1の上部にあ
るケーシング3内に収容される。またケーシング3の前
面(正面)一側には、操作パネルや表示器を備えた操作制
御部4が設けられる。工作器本体1の下部は、開閉自在
な扉5を有する基台6が設けられており、この基台6の
内部に板状の基盤7が収容される。基盤7の垂直面であ
る取付面8には、インバータやAC(交流)サーボモー
タのドライバなどの各種駆動系の電子機器の外郭すなわ
ち筐体(第1の電子機器の筐体)9が複数並設される。
これらの各筐体9は、取付面8上に配置する際のレイア
ウト性を向上させるために、一般的に正面から見ていず
れも矩形縦長箱状で、しかも少なくとも一辺の長さ(高
さ)H1が同一になるように規格化されている。
【0003】一方、図6は上記駆動系の電子機器用に考
慮されたノイズフィルタの外観図である。このノイズフ
ィルタは周知のように、各筐体9やこれに接続するAC
モータ(図示せず)などから発生するノイズを低減する
ために設けられるものである。図6において、11はノイ
ズフィルタの外郭すなわち筐体(第2の電子機器の筐
体)であり、この筐体11の内部には、図示しないがコン
デンサやチョークコイルなどを組み合わせてなるノイズ
除去回路が収容される。そして筐体11の両側部には、ノ
イズ除去回路の入力端子13と出力端子14が各々並設され
ており、電源ラインに連結する各リード線15の先端に接
続した圧着端子16を、止め具であるねじ17により入力端
子13に取付け固定すると共に、前記駆動系の電子機器に
連結する各リード線18の先端に接続した圧着端子19を、
止め具であるねじ20により出力端子14に取付け固定する
構造となっている。
【0004】ところで、上記図6に示すノイズフィルタ
の筐体11は、底面すなわち被取付面22を基準として前後
方向の奥行きD2が、被取付面22の上下方向にある高さ
H2や左右方向にある幅W2よりも短く形成される、い
わゆる弁当箱形状を有しているのに対して、前記予め規
格化された各筐体9は、底面すなわち被取付面10を基準
とした奥行きD1が、被取付面10の少なくとも左右方向
にある幅W1のみならず、場合によっては上下方向にあ
る高さH1よりも長く形成される、いわゆる縦長箱形状
を有している。さらにノイズフィルタの筐体11は、特性
(電流容量)が大きくなるに従って、高さH2,幅W2
および奥行きD2の各寸法が大きくなるのに対し、イン
バータやドライバなどの各筐体9は、一般的に特性が変
っても高さH1や奥行きD1は一定で、幅W1だけが容
量に応じて変化する。したがって、このような形状を有
するノイズフィルタの筐体11を、すでに筐体9を取付け
た基盤7の空いているスペースに横に向けて取付けよう
とすると、特にメンテナンス時などにおいて、隣接する
電子機器筐体9が邪魔になって、前記リード線15,18や
圧着端子16,19を筐体11の側部から抜き差しできない。
したがって、現状は工作機本体1の外面側部にノイズフ
ィルタの筐体11を設けざるを得ない状態となっている。
【0005】こうした不具合を回避するために、同一出
願人は特開平9‐130187号公報において、前記ノ
イズフィルタの筐体11をいわゆる縦長箱状に形成し、そ
の一側面に入力端子13と出力端子14を並べて設けたもの
を提案している。こうした形状の筐体11は、弁当箱形状
のものよりも基盤7に対する取付面積が少ない分、リー
ド線15,18や圧着端子16,19の抜き差しに余裕を持たせ
ることができる。しかし、他の規格化された電子機器筐
体9に対し、ノイズフィルタの筐体11はその形状が様々
に異なっており、筐体9を取付けた基盤7の取付面8上
に、この筐体9とは別の機能を内蔵するノイズフィルタ
の筐体11を取付けると、どうしても無駄なデッドスペー
スが生じてしまう。特に、近年は工作機本体1ひいては
基盤7の小型化も要求されており、基盤7の限られたス
ペースに、インバータやドライバなどの各筐体9の他
に、例えばノイズフィルタなどの筐体11を無駄のないレ
イアウト配置で支障なく取付けられることが、不可欠な
課題となっている。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、基盤の限られたスペースに第2の電子
機器の筐体を無駄のないレイアウト配置で取付けること
が可能な電子機器の取付構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電子機器の取付構造は、縦長矩形箱状をなす第1の電子
機器の筐体を予め取付けた基盤の取付面上に、前記第1
の電子機器とは別の機能を内蔵する第2の電子機器の筐
体を取付ける電子機器の取付構造であって、前記第2の
電子機器の筐体は縦長矩形箱状に形成され、前記第1の
電子機器の筐体の一方の側面間の長さに対し、前記第2
の電子機器の筐体の一方の側面間の長さを同じ寸法に形
成したものである。
【0008】第2の電子機器の筐体が第1の電子機器の
筐体と同様に縦長矩形箱状、すなわち基盤の取付面に対
向する底面から前面に至る前後方向の奥行きが、少なく
とも一方の側面に直交する他方の側面間の長さよりも長
い寸法に形成されるので、奥行きの短い弁当箱形状のも
のよりも基盤に対する取付面積が少なくなる。その上、
第1の電子機器の筐体の一方の側面と、第2の電子機器
の筐体の一方の各側面をそれぞれ揃えた状態で、第2の
電子機器の筐体を第1の電子機器の筐体に並べて配置で
きるので、第2の電子機器の筐体が縦長矩形形状である
ことと相俟って、基盤の限られたスペースに第2の電子
機器の筐体を無駄のないレイアウト配置で取付けること
が可能になる。
【0009】また、請求項2記載の電子機器の取付構造
は、前記請求項1において、前記第2の電子機器が前記
第1の電子機器の入力側に接続するノイズフィルタであ
ることを特徴とする。
【0010】したがってこの場合は、第1の電子機器側
から発生するノイズを、第2の電子機器であるノイズフ
ィルタによって効果的に除去することができる。
【0011】また、請求項3記載の電子機器の取付構造
は、前記請求項1または2において、前記第2の電子機
器の筐体の前面に入力端子と出力端子をそれぞれ備えた
ものである。
【0012】この場合、基盤の正面側から見たときに、
第2の電子機器の入力端子と出力端子が手前に位置する
ことになり、第1の電子機器の筐体に近接して第2の電
子機器の筐体を取付けた場合でも、これらの入力端子や
出力端子に接続する連結具を、第1の電子機器の筐体に
より邪魔されずに支障なく抜き差しできる。
【0013】また、請求項4記載の電子機器の取付構造
は、前記請求項3において、前記入力端子と前記出力端
子を前記第2の電子機器の筐体前面の両側に離してそれ
ぞれ配設し、その間に前方に突出する区画部を形成した
ものである。
【0014】この場合、入力端子と出力端子が第2の電
子機器の筐体前面の両側に離れた位置にあるので、入出
力を間違えて別の端子に接続するなどの誤作業を防止す
ることができる。また、前方に突出した区画部が入力端
子と出力端子との間にあるので、入力側と出力側の配線
も区画部によって明確に分離され、第2の電子機器の筐
体周辺の配線引き回しが容易になる。
【0015】また、請求項5記載の電子機器の取付構造
は、前記請求項3または4において、接地用のグランド
端子を前記入力端子または前記出力端子と並設しないよ
うに構成している。
【0016】この場合、入力端子や出力端子とグランド
端子が一列に並ばないため、複数の入力端子や出力端子
を第2の電子機器の筐体の他方の側面間に並設した場合
でも、この他方の側面間の距離をグランド端子のために
わざわざ増やす必要がない。よって、第2の電子機器の
筐体の他方の側面間を必要最小限の距離に止めることが
でき、グランド端子を有する構造でありながら、第2の
電子機器の薄型化を達成できる。
【0017】また、請求項6記載の電子機器の取付構造
は、前記請求項5において、前記グランド端子を前記入
力端子および前記出力端子と同じ前記第2の電子機器の
筐体前面に設けたものである。
【0018】入力端子や出力端子に接続する連結具の作
業が、グランド端子に接続する連結具の作業と同じ方向
で行なえる。したがって、各端子に対する接続作業の効
率向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の電子機器の取付構造
について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、前
記図5および図6と同一箇所には同一符号を付し、その
共通する部分の説明は重複するため省略する。
【0020】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
であり、取付構造を示す図1および第2の電子機器をあ
らわす図2において、31は基盤7の平坦な取付面8上に
取付けられる第2の電子機器の筐体であって、この実施
例では従来例と同じノイズフィルタを対象としている。
筐体31の内部には、周知のようにコンデンサやチョーク
コイルなどを組み合わせてなるノイズ除去回路51(図2
参照)が収容される。筐体31は、前記基盤7の取付面8
に対向し当接する被取付面32を底面に形成すると共に、
この被取付面32とは反対側に前面すなわちフロント面33
を形成し、その間に一対の第1の側面である上下側面34
と第2の側面である左右側面35をそれぞれ形成した、い
わゆる縦長矩形箱状を有する。なお実際には、各外面32
〜35の縁に湾曲状の面取りを形成したものや、後述する
区画部36をフロント面33から前方に突出させたものも、
ここでいう矩形箱状として許容する。そして、被取付面
32からフロント面33ひいては区画部36の前面に至る前後
方向の奥行きD3が、被取付面32の少なくとも左右方向
(短手方向)にある左右側面35,35間の幅W3のみなら
ず、場合によっては上下方向(長手方向)にある上下側
面34,34間の高さH3よりも長く形成される。特に本実
施例における筐体31の高さH3は、第1の電子機器であ
る筐体9の上下方向の側面間の高さH1と同じ寸法に形
成される。また、筐体31の奥行きD3も、筐体9の前後
方向の奥行きD1と同じか、あるいはそれよりも短い寸
法に形成される。
【0021】37は被取付面32と面一に形成された取付部
で、これは筐体31の上下側面34よりフランジ状に延設さ
れる。取付部37は筐体31を取付面8に確実に取付けるた
めのものであって、取付部37に形成したU字状溝38に止
め具であるネジ(図示せず)を挿通し、これを取付面8
のネジ孔(図示せず)に螺着することで、取付部37がネ
ジの頭部と取付面8との間に挟持され、筐体31が略垂直
な取付面8に取付け固定される。なお、上方の取付部37
にあるU字状溝38に代わって丸穴を形成し、ここにねじ
を挿通するようにしてもよい。このようにすると、ネジ
の仮止め状態において、筐体31が落下することを防止で
きる。
【0022】本実施例では、容量(例えば出力電流)の
異なるノイズフィルタが用意されていて、そのなかの一
つを基盤7の取付面8に取付けるようになっている。そ
の際、各々の筐体31の外径寸法は、少なくとも一方の側
面である上下側面34,34間の高さH3が同じ寸法に形成
され、容量に応じて他方の側面である左右側面35,35間
の幅W3が異なる寸法に形成される。すなわち、筐体31
の高さH3はどの容量のものでも同じ寸法を有する。こ
うすると、どの容量のノイズフィルタを取付面8に取付
ける場合でも、筐体9の近傍に筐体31を並設したとき
に、筐体9と筐体31の上下方向の高さH1,H3が一定
に揃い、基盤7の限られたスペースに筐体31を無駄のな
いレイアウト配置で取付けることができる。
【0023】筐体31のフロント面33には、ノイズフィル
タの入力端子13と出力端子14を各々左右方向に並設した
端子台41,42が取付けられる。この端子台41,42は実際
には同一部品で、フロント面33の上下方向両側の離れた
位置に各々設けられている。また、端子台41,42の間に
は、フロント面33より前方に突出する区画部36が形成さ
れる。区画部36の前面は、端子台41,42の上端部よりも
高い位置に形成され、その左右方向両側には一対のネジ
穴43が形成される。このネジ穴43は、例えば端子台41,
42のカバー(図示せず)を取付けるために設けられてい
る。
【0024】44は入力端子13に近傍にあるグランド端
子、45は力端子14の近傍にあるグランド端子で、これら
の接地用のグランド端子44,45は、いずれも入力端子13
や出力端子14の左右方向に並設しないフロント面33上に
配置される。入力端子13,出力端子14およびグランド端
子44,45には、いずれも連結具である同一形状のねじ46
が螺着されており、これらの各端子13,14,44,45への
リード線取付け作業は、筐体31の取付面8への取付作業
を含めて、いずれも同じドライバーなどの工具で、同じ
方向から行なえるようになっている。なお、48は筐体31
内に空気の流通路を形成するための風穴、49は区画部36
を含む筐体31の左右側面35に形成された凹部で、この凹
部49は筐体31の強度を維持するためのものである。
【0025】次に、電気的な構成を図3に基づき説明す
ると、53は三相電源52からの電源ラインに連結するリー
ド線である。このリード線53の先端には、筐体31の入力
端子13に接続可能な接続具としての圧着端子(図示せ
ず)が設けられる。また、54は筐体9ひいては駆動系の
電子機器に連結するリード線であり、このリード線54の
先端には、筐体31の出力端子14に接続可能な別の接続具
としての圧着端子(図示せず)が設けられる。そして回
路的には、三相電源52と、インバータやACサーボモー
タのドライバなどの第1の電子機器筐体9との間に、所
望の減衰特性を有するノイズ除去回路51が接続される。
なお、ノイズフィルタ以外の構成は従来例と共通してい
る。
【0026】そして、第1の各電子機器の筐体9を複数
並設した基盤7の取付面8上に、第2の電子機器である
ノイズフィルタを実装するには、この取付面8の空いて
いるスペースを利用して、筐体31を取付ける。具体的に
は、第1の各電子機器筐体9の上下側面と、筐体31の上
下側面34をいずれも揃えるようにして、筐体31の被取付
面32を取付面8に当接し、取付部37に形成したU字状溝
38を利用して、図示しないネジにより筐体31を取付面8
上に取付ける。こうすると、筐体31は、第1の電子機器
の各筐体9と上下方向が揃った状態で並べられるため、
あたかも第1の電子機器の筐体9と同様に規格化された
ユニットとして、限られたスペースの取付面8上でコン
パクトにレイアウト配置できる。
【0027】筐体31と外部との電気的な接続は、圧着端
子付きのリード線53を筐体31の入力端子13に接続すると
ともに、圧着端子付きのリード線54を筐体31の出力端子
14に接続する。この場合、筐体31を第1の電子機器筐体
9のごく近傍に並設しても、入力端子13および出力端子
14が筐体31のフロント面33にあるために、リード線53,
54を接続する作業が楽であり、しかも、これらの入力端
子13や出力端子14が筐体31の前方に突出している分、リ
ード線53,54や圧着端子の抜き差しに余裕を持たせるこ
とができる。
【0028】さらに、工作機本体1のメンテナンスの際
にも、扉5を開けたときに、入力端子13および出力端子
14が筐体31のフロント面33にあるために、リード線53,
54や圧着端子の抜き差しが容易であり、使い勝手がよ
い。なお、ここでは圧着端子付きのリード線53,54を示
したが、金属板などの連結具でも良く、また圧着端子の
代わりに別の例えばコネクタ端子などの各種接続端子を
用いてもよい。
【0029】以上のように本実施例によれば、縦長矩形
箱状をなす第1の電子機器の筐体9を予め取付けた基盤
7の取付面8に、第1の電子機器とは別の機能を内蔵す
る第2の電子機器の筐体31を取付ける電子機器の取付け
構造であって、筐体31は縦長矩形箱状に形成され、筐体
9の一方の側面間の長さすなわち高さH1に対し、筐体
31の一方の側面(上下側面34,34)間の長さすなわち高
さH3を同じ寸法に形成している。
【0030】このようにすると、筐体31が筐体9と同様
に縦長矩形箱状、すなわち基盤7の取付面8に対向する
底面(被取付面32)からフロント面33に至る前後方向の
奥行きD3が、少なくとも他方の側面である左右側面3
5,35間の長さ(幅W3)よりも長い寸法に形成される
ので、奥行きの短い弁当箱形状のものよりも基盤7に対
する取付面積が少なくなる。その上、筐体9の一方の上
下側面と、筐体31の一方の上下側面34,34を揃えた状態
で、筐体31を筐体9に並べて配置できるので、前記筐体
31が縦長矩形形状であることと相俟って、基盤7の限ら
れたスペースに筐体31を無駄のないレイアウト配置で取
付けることが可能になる。
【0031】なおこの場合は、筐体31の数について特に
限定しない。また第2の電子機器は、ノイズフィルタ以
外であっても第1の電子機器とは異なる各種機能を有す
るものであれば適用可能である。同様に、第1の電子機
器はインバータやACモータのドライバに限定されな
い。
【0032】特に、本実施例における第2の電子機器
は、特に第1の電子機器であるインバータやACサーボ
モータのドライバの入力側に接続するノイズフィルタを
対象としている。この場合、第1の電子機器側から発生
するノイズを、第2の電子機器であるノイズフィルタに
よって効果的に除去することができる。また、第1の電
子機器の筐体9もその入力端子や出力端子がフロント面
に設けられているので、ノイズフィルタの出力側の配線
を最短で接続できる。
【0033】これらの構成において、本実施例では筐体
31の前面であるフロント面33に、入力端子13と出力端子
14をそれぞれ備えている。この場合、基盤7の正面側か
ら見たときに、筐体31の入力端子13と出力端子14が最も
手前に位置することになり、第1の電子機器の筐体9に
近接して筐体31を取付けた場合でも、これらの入力端子
13や出力端子14に接続する連結具(ねじ46)を、筐体9
により邪魔されずに支障なく抜き差しできる。
【0034】また、このような構成においては、入力端
子13と出力端子14を第2の電子機器の筐体31前面の両側
に離してそれぞれ配設し、その間に前方に突出する区画
部36を形成するのが好ましい。こうすると、入力端子13
と出力端子14が第2の電子機器の筐体31前面の両側に離
れた位置にあるので、入出力を間違えて別の端子に接続
するなどの誤作業を防止することができる。また、前方
に突出した区画部36が入力端子13と出力端子14との間に
あるので、入力側と出力側の配線も区画部36によって明
確に分離され、第2の電子機器の筐体31周辺の配線引き
回しが容易になる。
【0035】さらに、接地用のグランド端子44,45を入
力端子13または出力端子14と並設しないようにすること
によって、複数の入力端子13や出力端子14を第2の電子
機器の筐体31の他方の側面間に並設した場合でも、この
他方の側面間の距離(幅W3)をグランド端子44,45の
ためにわざわざ増やす必要がない。よって、第2の電子
機器の筐体31の他方の側面間を必要最小限の距離に止め
ることができ、グランド端子44,45を有する構造であり
ながら、第2の電子機器の薄型化を達成できる。
【0036】また本実施例では、グランド端子44,45を
入力端子13および出力端子14と同じ筐体31のフロント面
33に設けている。このようにすると、入力端子13や出力
端子14に接続する連結具(ネジ46)の作業が、グランド
端子44,45に接続する連結具(ネジ46)の作業と同じ方
向で行なえる。したがって、各端子13,14,44,45に対
する接続作業の効率向上を図ることができる。
【0037】なお、上記実施例では、フロント面33から
前方に区画部36を突出させたものを示したが、図4に示
すように、区画部36を設けない形状の筐体31としてもよ
い。この場合、入力端子13や出力端子14の前方を覆うカ
バー61は、これらの入力端子13や出力端子14に接続する
リード線(図示せず)を引出す側とは反対側の一側面を
も覆うように、断面をL字形に形成するのが好ましい。
このようにすると、区画部36を形成しなくても、カバー
61により入力端子13や出力端子14に異物などが侵入しな
くなる。また、区画部36がない場合には、筐体31の左右
側面35が略矩形形状となるため、この左右側面35の外周
縁に沿ってロ字状の凹部49を形成することで、筐体31の
強度を一層増すことができる。
【0038】以上、本発明の電子機器の取付構造につい
て前記実施例に基づき説明してきたが、本発明は前記実
施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能
である。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載される電子機器
の取付構造によれば、基盤の限られたスペースに第2の
電子機器の筐体を無駄のないレイアウト配置で取付ける
ことが可能になる。
【0040】また、請求項2に記載される電子機器の取
付構造によれば、第1の電子機器側から発生するノイズ
を効果的に除去できる。
【0041】また、請求項3に記載される電子機器の取
付構造によれば、入力端子や出力端子に接続する連結具
を、第2の電子機器の筐体により邪魔されずに支障なく
抜き差しできる。
【0042】また、請求項4に記載される電子機器の取
付構造によれば、誤作業を防止することができるととも
に、第2の電子機器の筐体周辺の配線引き回しを容易に
できる。
【0043】また、請求項5に記載される電子機器の取
付構造によれば、グランド端子を有する構造でありなが
ら、第2の電子機器の薄型化を達成できる。
【0044】また、請求項6に記載される電子機器の取
付構造によれば、各端子に対する接続作業の効率向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における端子台の取付構造を
示す正面図である。
【図2】同上第2の電子機器の側面図である。
【図3】同上回路図である。
【図4】変形例を示す第2の電子機器の側面図である。
【図5】従来例を示す工作機の外観をあらわした概略正
面図である。
【図6】従来例を示すノイズフィルタの斜視図である。
【符号の説明】
7 基盤 9 第1の電子機器の筐体 13 入力端子 14 出力端子 31 第2の電子機器の筐体 36 区画部 44,45 グランド端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長矩形箱状をなす第1の電子機器の筐
    体を予め取付けた基盤の取付面上に、前記第1の電子機
    器とは別の機能を内蔵する第2の電子機器の筐体を取付
    ける電子機器の取付構造であって、前記第2の電子機器
    の筐体は縦長矩形箱状に形成され、前記第1の電子機器
    の筐体の一方の側面間の長さに対し、前記第2の電子機
    器の筐体の一方の側面間の長さを同じ寸法に形成したこ
    とを特徴とする電子機器の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第2の電子機器は、前記第1の電子
    機器の入力側に接続するノイズフィルタであることを特
    徴とする請求項1記載の電子機器の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記第2の電子機器の筐体前面に入力端
    子と出力端子をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項
    1または2記載の電子機器の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記入力端子と前記出力端子を前記第2
    の電子機器の筐体前面の両側に離してそれぞれ配設し、
    その間に前方に突出する区画部を形成したことを特徴と
    する請求項3記載の電子機器の取付構造。
  5. 【請求項5】 接地用のグランド端子を前記入力端子ま
    たは前記出力端子と並設しないように構成したことを特
    徴とする請求項3または4記載の電子機器の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記グランド端子を前記入力端子および
    前記出力端子と同じ前記第2の電子機器の筐体前面に設
    けたことを特徴とする請求項5記載の電子機器の取付構
    造。
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