JP2002164434A - 不要輻射解析方法および不要輻射解析装置 - Google Patents

不要輻射解析方法および不要輻射解析装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速解析しつつも、電源及びグランドの抵
抗、容量、インダクタンスによるデカップリングの影響
を電源電流計算に反映することで、シミュレーション上
においてLSIの不要輻射を現実的な時間で評価するこ
とのできる不要輻射解析方法および装置を提供する。 【解決手段】 LSIの不要輻射量を解析する方法であ
って、当該LSIチップの回路情報から電源電流に流れ
る等価電源電流情報を算出する等価電源電流情報算出工
程と、前記LSIチップに電流を供給する電源の電源情
報、前記半導体チップのパッケージのもつパッケージ情
報および前記半導体チップの特性を測定する測定系のも
つ測定系情報のうちの少なくとも1つの情報を解析制御
情報として考慮し、前記回路情報に前記解析制御情報を
反映させた総合情報を等価回路として見積もる見積もり
工程と、前記見積もり工程で見積もられた総合情報に従
い、解析を実行する総合情報解析工程とを含むことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不要輻射(EM
I:Electromagnetic Interference)解析方法および不
要輻射解析装置に係り、特に、大規模でかつ高速駆動の
LSI(大規模半導体集積回路)に対して高速かつ高精度
のEMI解析を行い、電磁輻射を解析する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LSIは、コンピュータはもちろんのこ
と、携帯電話等の通信機器、一般家庭製品や玩具、自動
車まで利用範囲が拡大している。しかし、その一方で、
これらの製品から生じる不要輻射がテレビ・ラジオ等の
受信装置の電波障害や他システムの誤動作の原因として
問題になっている。これらの問題に対して、フィルタリ
ングやシールディングといった製品全体としての対策も
施されているが、部品点数増大・コスト増大・製品上対
策の難しさ等の観点より、LSIパッケージとしてのノ
イズ抑制が強く要請されている。
【0003】このような状況下、各製品においてLSI
はキーデバイスとして位置付けられおり、製品の競争力
確保のために、LSIの大規模化・高速化が要求されて
いる。製品サイクルが短くなる中で、これらの要求に答
えるためにはLSI設計の自動化が必須であり、現状の
設計自動化技術導入の条件として同期設計を採用する必
要が高まっている。基準クロックに同期して全回路が動
作し、大規模かつ高速駆動のLSIの場合には、その瞬
時電流は非常に大きくなってしまうことになり、不要輻
射の増大を引起すことになる。
【0004】本発明は、LSIの大規模化・高速化を維
持しつつも不要輻射を低減するために不可欠であるEM
I評価が可能なEMI解析手法に関するものである。L
SIが他へ被害を与えるノイズを大別すると、放射ノイ
ズと伝導ノイズがある。LSIからの直接的な放射ノイ
ズとしてLSIの内部配線から放射されるノイズもある
が、内部配線はアンテナとしては大きくない。もちろ
ん、LSIの動作周波数向上に伴い、LSIから直接的
に放射されるノイズが将来的に問題となるとは思われる
が、現時点においてはLSI内部の放射ノイズは問題に
なるレベルではない。
【0005】これに対して、伝導のノイズは、LSI内
のワイヤ、リードフレーム、パッケージやプリント基板
上配線など直接的な接続を通じてプリント基板上の他の
デバイスへ影響を与えるとともに、これらの接続経路を
発信源すなわちアンテナとしてノイズを放射する。この
接続経路よりなるアンテナはLSI内部の配線と比べる
と非常に大きく、不要輻射を考える上で支配的な要素で
ある。
【0006】LSIからの伝導ノイズの経路として、電
源と信号があるが、近傍の電磁界を考える場合、電源の
電流の変化が電源線をアンテナとして輻射されるノイズ
が支配的であると考えられる。また、信号においては信
号の変化時に生じるリンギング・オーバーシュートが問
題となる場合もあるが、LSI内部電源レベルの変動が
信号波形として伝導することが問題となる場合が多い。
電源・信号どちらの経路を伝導し放射されるノイズも、
電源電流の変化と強く相関があると考えられる。そして
この電源に加え、パッケージも問題となることが多い。
また、近年LSIにおけるEMIノイズが重要な問題と
なってきたため、IEC(国際電機標準委員会)において
LSIのEMIノイズについて実測方法の標準化がなさ
れようとしており、マグネティックプローブ法やVDE法
といった解析方法が提案されている。
【0007】これにより、LSIベンダは同一の土俵に
乗り、顧客に自社のLSIのEMIノイズ性能をアピー
ルすることができ、また顧客もEMIノイズの観点での
絶対的なLSIの比較が出来るようになる。また、この
標準実測方法が普及すれば、おのずとLSIのEMIノ
イズ基準が確定していくものと思われる。
【0008】しかしながら、従来は測定系(測定装置お
よび測定するためのプリント基板)の考慮がなされてい
なかったため、LSIの開発段階において、前記の基準
を満たしているかどうかを判断することが出来なかっ
た。
【0009】簡単なインバータ回路を用いてCMOS回
路の電源電流を説明する。インバータ回路への入力電圧
が変化する場合に、CMOS回路の主な電源電流である
負荷容量充放電電流が流れる。そして、これに加え貫通
電流が加算して流れることになる。このようなCMOS
回路を設計するにあたり、自動設計ツールを用いる上で
の制約により同期化しているが、同期化したことにより
LSI全体の回路が同時に動作するため、基準クロック
に同期して電源のピーク電流が発生する。しかも、高速
化、すなわち周期を短縮するためには、短時間に充放電
できるようにトランジスタを大きくするが、その結果と
してピーク電流が増大する。当然、LSIが大規模化す
ることによってもLSI全体の電源電流は増大する。こ
のようにして、電源のピーク電流が増大し、電源電流が
急峻な変化をするようになってきているが、この急峻な
変化が高調波成分を増大させてしまい、不要輻射の増大
を招いている。
【0010】不要輻射の主要因とも言える電源電流の変
化について高精度のシミュレーションを行うことが、L
SIにおける不要輻射の評価として有効であると考えら
れる。ところで従来は、以下に示すようにトランジスタ
レベルで電流解析を行う電流シミュレーション手法が用
いられていた。
【0011】図46は、トランジスタレベルの電流解析
手法を用いた従来のEMI解析方法の処理フローを示し
た図である。この方法では、解析対象となるLSIのレ
イアウト情報から、レイアウトパラメータ抽出(以下、
LPEとする)処理を行い、スイッチレベルネットリス
トについて回路シミュレーション、電流源モデリング処
理、電源配線LPE処理、過渡解析シミュレーション、
FFT処理の各ステップを行うように構成されている。
【0012】以下、各ステップについて図46を参照し
ながら説明する。ステップ4603ではEMI解析対象
となる半導体集積回路のレイアウトデータ4601と、
トランジスタ素子や各種配線寄生素子(抵抗、容量
等)、各素子のパラメータ値、及びそれら抽出結果の出
力形式を定義したLPEルール4602が入力され、そ
のLPEルール4602に基づきレイアウトデータ46
01における各素子のパラメータを算出し、ネットリス
ト4604が生成される。尚、本ステップでは電源(及
びグランド)配線の寄生素子については、抽出対象にし
ない。
【0013】ステップ4606では前記ステップ460
3より生成されたネットリスト4604と解析対象回路
において所望の論理的動作を再現させるためのテストパ
ターン4605が入力され、内部回路の動作状態に応じ
た負荷容量充放電電流や貫通電流等を算出し、各トラン
ジスタ毎の電流波形情報4607が生成される。尚、本
ステップの最初の処理では電源(及びグランド)電位を
変動の無い理想電位と仮定して処理を行う。
【0014】ステップ4608では前記ステップ460
6より生成されたトランジスタ毎の電流波形情報460
7が入力され、それぞれを以降のステップ4612で適
用できる形式にモデリングし、電流源素子モデル情報4
609が生成される。尚、以降のステップ4612の処
理負荷軽減のためにも、複数個のトランジスタで構成さ
れる機能回路ブロック毎に電流源素子としてモデリング
する手法が一般的である。
【0015】ステップ4610は前記ステップ4603
に対して、抽出対象がEMI解析対象となるトランジス
タ素子や各種配線寄生素子から、電源及びグランド配線
の寄生素子(抵抗、デカップリング容量等)に代わる点
が異なるのみであるため説明を省略する。尚、本ステッ
プにより電源(及びグランド)配線ネットリスト461
1が生成される。
【0016】ステップ4612では前記ステップ460
8より生成された電流源素子モデル情報4609と前記
ステップ4610より生成された電源(及びグランド)
配線ネットリスト4611とワイヤやリードフレームの
インピーダンス(抵抗、容量、インダクタンス)461
6が入力され、SPICEに代表される過渡解析シミュ
レータを使用した解析により、解析対象回路の電源電圧
変動を算出した電源電圧降下結果4617が生成され
る。
【0017】この後、前記ステップ4606の再処理を
行う。その際に、前記ステップ4606の最初の処理で
は電源(及びグランド)電位を変動の無い理想電位と仮
定したのに対して、ここでは前記ステップ4612より
生成された電源電圧降下結果4617が入力され、電源
電圧変動を考慮に入れた各トランジスタ毎の電流波形情
報4607が再度生成される。同様に前記ステップ46
08、4612の再処理が行われる。
【0018】この前記ステップ4606、4608、4
612のループ処理を複数回繰り返すことで、電源電圧
変動をより高精度に再現させた電流波形結果4613が
生成される。ステップ4614では前記ステップ461
2より生成された電流波形結果4613が入力され、高
速フーリエ変換(以下、FFTとする)を施すことによ
り、周波数スペクトラム解析を行なうことが可能とな
り、EMI解析結果4615を得ることが出来る。
【0019】この従来例では、LPE処理4603、電
源配線LPE処理4610及び電流源モデリング処理4
608の合わせ込みによって検証精度は大きく左右する
ものの、一定レベルの解析精度が期待できる。しかし、
このようなトランジスタレベルの電流解析にはSPIC
Eに代表される過渡解析シミュレータを使用するため、
EMI解析対象回路規模に制限があり処理時間も長大と
なる。半導体集積回路の大規模化が進んでいる近年、ト
ランジスタレベルよりも抽象度が高く、高速解析が可能
なEMI解析方法の確立が望まれている。
【0020】そこで、高速化の可能なEMI電流解析方
法として、ゲートレベルのEMI電流解析方法が提案さ
れている。たとえばその1つとして、アイ・エス・ピー
・デー&99第16ページ乃至第21ページ(EMI−
NOISE ANALYSIS UNDER ASIC
DESIGNS ENVIRONMENT’ISPD
&99)に掲載されたエイシック(ASIC)デザイン
環境におけるEMI−ノイズ解析がある。この技術で
は、テストベクタを用いたゲートレベルシミュレーショ
ン結果からイベントを取得、電流波形推定を行いFFT
を行って周波数解析を行うようにしている。すなわち、
図47に示すようにベリログネットリスト(Veril
og Netlist)4701と、テストベクタ47
02とから論理シミュレーション4703を行い、これ
によって算出されたイベントデータ4704と、トグル
時の波形情報4706とから、波形推定ステップ470
5を実行し、この波形推定ステップから得られた推定電
流波形4707を、FFT処理し周波数特性を得るよう
にしている。この方法では従来のトランジスタレベルの
EMI解析に比べて、高速化をはかることができる。
【0021】しかしながら一般的には論理シミュレータ
においては電源・グランドを変動の無い理想電位として
扱うため、電源及びグランドの抵抗、容量、インダクタ
ンスによるデカップリングの影響を電源電流計算に反映
することができない。もし、デカップリングの影響を考
慮するならば、抵抗、容量、インダクタンスといった寄
生素子を含む電源及びグランドのネットワークと論理シ
ミュレーションにより求めた各素子の電流値を過渡解析
する必要があり、処理に要する時間が激増する。
【0022】しかも、チップの大規模化と素子数の増加
により電源線のネットワークが大規模化しており、処理
時間増大は不要輻射解析上大きな障害となりつつある。
処理時間短縮のため、これら電源線の抵抗・容量に対す
るリダクション手段も提案もされているが、電源線が格
子構造となるようなゲートアレイに限定される。
【0023】また、電源電流値をFFTすることでEM
I解析したとしても、FFT特性を設計者が判断するも
のとなっている。この手段では原因個所の特定に非常に
時間がかかってしまうか、または不可能であり、また解
析情報として、それを直接修正に反映させるものとして
は、不充分であるという問題もある。
【0024】また、パッケージや測定系についても、イ
ンダクタンスを含むため、処理時間増大を招き、不要輻
射解析上無視し得ない問題となっている。
【0025】このように、従来のLSIの不要輻射解析
方法は、電源及びグランドひいては測定系の抵抗、容
量、インダクタンスの考慮と高速処理の両立という観
点、不要輻射解析結果の設計への迅速な反映という観点
において十分とは言えないものであった。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】このように、トランジ
スタレベルの電流解析手法を用いた従来例では、一定レ
ベルの解析精度が期待できるものの、トランジスタレベ
ルの電流解析にはSPICEに代表される過渡解析シミ
ュレータを使用するため、解析対象回路規模に制限があ
り処理時間も長大となる。半導体集積回路の大規模化が
進んでいる近年、トランジスタレベルよりも抽象度が高
く、高速解析が可能であるゲートレベルの電流解析手法
を利用したEMI解析方法の確立が望まれる。
【0027】一方、ゲートレベル電流解析手法も提案さ
れているが、電源及びグランド、さらには測定系を変動
の無い理想電位で扱えばデカップリング効果を考慮でき
ず、またデカップリングを考慮するために寄生素子を含
む電源及びグランドネットワークを過渡解析すれば解析
時間が増大するという問題があった。特にこの測定装置
および測定するためのプリント基板を含めた測定系の問
題は、従来は考慮がなされていなかったため、LSIの開
発段階において、前記の基準を満たしているかどうかを
判断することが出来ないという問題があった。
【0028】また、EMI解析したとしても、その主た
る原因がどの回路にあるのかが不明であり、EMI改善
のためにどの回路を修正することが有効であるのかが分
からないという問題もある。
【0029】そこで、高速解析しつつも、電源及びグラ
ンドの抵抗、容量、インダクタンスによるデカップリン
グの影響を電源電流計算に反映することで、シミュレー
ション上においてLSIの不要輻射を現実的な時間で評
価することのできる不要輻射解析方法および装置を提供
すべく、本発明者らは、周波数帯毎に、FFT解析離散
幅を割り当て、モデル化する工程と、前記モデル化する
工程によって算出された電流変化情報を高速フーリエ変
換処理する工程とを含む不要輻射解析方法を提案してい
る(特許願2000−63783)。また、ディジタル
シミュレーションにおける論理変化ごとの推定電流波形
を、底辺をトランジション時間の関数で表現した三角波
とし、高速処理を図る方法も提案されている(特願平1
1−196190)。この方法では、デカップリング容
量のFFT結果への影響を表現することができず、表現
するとすれば、三角形の底辺を広げるしかないため、そ
れでは正確に表現することができず、その効果を出すこ
とができないという問題があった。
【0030】また、ディジタルシミュレーションに同期
してアナログ部の解析を行うミックスシミュレーション
方式も提案されている(特願平4−54215)。この
方法ではアナログ部への反映を考慮しているが、電源ネ
ットリストの影響を考慮していないためEMIノイズ解
析という観点からは正確さにかけるという問題があっ
た。また、同期計算であるため、ディジタル部の論理変
化に伴う電流変化は本来論理変化以前から発生している
にもかかわらず、論理変化以降に電流を計算する必要が
あり、正確に電源電流を反映することができないという
問題があった。また、前述したように、LSIチップの
回路情報のみならず、パッケージに起因するEMIも無
視することができない程度に大きく、さらには測定系に
よるEMIを考慮しないと実測値と異なるという問題が
あった。本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、高
速解析しつつも、電源及びグランドの抵抗、容量、イン
ダクタンスによるデカップリングの影響を電源電流計算
に反映することで、シミュレーション上においてLSI
の不要輻射を現実的な時間で評価することのできる不要
輻射解析方法および装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の第1では、LS
Iの不要輻射量を解析する方法において、当該LSIチ
ップの回路情報から電源電流に流れる等価電源電流情報
を算出する工程と、前記LSIチップに電流を供給する
電源の電源情報、前記半導体チップのパッケージのもつ
パッケージ情報および前記半導体チップの特性を測定す
る測定系のもつ測定系情報のうちの少なくとも1つの情
報を解析制御情報として考慮し、前記回路情報に前記解
析制御情報を反省させた総合情報を等価回路として見積
もる見積もり工程と、前記見積もり工程で見積もられた
総合情報に従い、解析を実行する総合情報解析工程とを
含むことを特徴とする。
【0032】上記構成によれば、電源、パッケージに起
因する不要輻射を、高速かつ少メモリで高精度に解析
し、また測定系をモデル化することで、標準化されよう
としている測定装置を用いたLSIの測定結果と、相関
を取ることが可能となる。
【0033】本発明の第2では、請求項1に記載の不要
輻射解析方法において、前記見積もり工程は、前記回路
情報に前記解析制御情報を付加して総インピーダンスを
算出し、これを総合情報として総合情報解析工程に出力
する工程であることを特徴とする。
【0034】本発明の第3では、請求項1または2に記
載の不要輻射解析方法において、前記解析制御情報は、
前記LSIチップに電流を供給する電源の電源情報と、
前記半導体チップのパッケージのもつパッケージ情報お
よび前記半導体チップの特性を測定する測定系のもつ測
定系情報のうちの少なくとも1つとを含むことを特徴と
する。
【0035】本発明の第4では、請求項1または2に記
載の不要輻射解析方法において、前記解析制御情報は、
前記LSIチップに電流を供給する電源の電源情報と、
前記半導体チップのパッケージのもつパッケージ情報
と、前記半導体チップの特性を測定する測定系のもつ測
定系情報とを含むことを特徴とする。
【0036】本発明の第5では、1乃至4のいずれかに
記載の不要輻射解析方法において、前記総合情報解析工
程は、前記総合情報に前記等価電源電流情報を付加して
シミュレーションするシミュレーション工程であること
を特徴とする。
【0037】本発明の第6では、請求項1乃至5のいず
れかに記載の不要輻射解析方法において、前記総合情報
解析工程は、前記総合情報を反映して前記等価電源電流
情報を補正した補正等価電源電流情報を求める工程とそ
の周波数スペクトルを計算する周波数スペクトル計算工
程を含むことを特徴とする。
【0038】本発明の第7では、請求項1乃至6のいず
れかに記載の不要輻射解析方法において、前記等価電源
電流情報算出工程は、周波数スペクトルを計算する周波
数スペクトル計算工程を含むことを特徴とする。
【0039】本発明の第8では、請求項1乃至4および
7のいずれかに記載の不要輻射解析方法において、前記
総合情報解析工程は、前記総合情報から前記等価電源電
流情報を補正すべき補正関数を求め、前記等価電源電流
情報をこの補正関数で演算する工程であることを特徴と
する。
【0040】本発明の第9では、請求項1乃至8のいず
れかに記載の不要輻射解析方法において、前記等価電源
電流情報算出工程は、信号変化の発生時に生成され、発
生対象である前記LSIチップの各セルのインスタンス
名、その信号名、発生時刻、遷移情報を含む各イベント
情報と、前記見積もり工程で見積もられた前記総合情報
を考慮して瞬間的な電流量を算出する工程と、前記瞬間
的な電流量をあらかじめ決定された規則に従ってモデル
化するモデル化工程とを含むことを特徴とする。
【0041】本発明の第10では、請求項9に記載の不
要輻射解析方法において、前記モデル化工程は、将棋型
の電流波形を累積する工程であることを特徴とする。
【0042】本発明の第11では、請求項5に記載の不
要輻射解析方法において、前記シミュレーション工程
は、等価電源電流情報算出工程と同期する工程を含むこ
とを特徴とする。
【0043】本発明の第12では、請求項5に記載の不
要輻射解析方法において、前記シミュレーション工程
は、等価電源電流情報への情報追加タイミングに同期し
て繰り返し実行する工程を含むことを特徴とする。
【0044】本発明の第13では、請求項5に記載の不
要輻射解析方法において、前記シミュレーション工程
は、等価電源電流情報をあらかじめ定めた間隔で読み込
む工程を含むことを特徴とする。
【0045】本発明の第14では、請求項6に記載の不
要輻射解析方法において、前記周波数スペクトル計算工
程は、補正等価電源電流情報をあらかじめ定めた間隔で
畳み込む畳込み工程を含むことを特徴とする。
【0046】本発明の15は、請求項13に記載の不要
輻射解析方法において、前記畳込み工程は、あらかじめ
定めた間隔ごとの補正等価電源電流情報を時系列で平均
化もしくは最大化することを特徴とする。
【0047】本発明の16は、請求項1乃至15のいず
れかに記載の不要輻射解析方法において、前記等価電源
電流情報算出工程は、あらかじめ算出された前記回路情
報の各部分の等価電源電流情報であるライブラリ情報の
累積を計算するライブラリ累積工程であることを特徴と
する。
【0048】本発明の17は、請求項16に記載の不要
輻射解析方法において、前記ライブラリ情報は、前記回
路情報の各部分の入力信号情報もしくは出力信号情報も
しくは出力容量のいずれかの関数もしくはテーブルであ
ることを特徴とする。
【0049】本発明の18は、請求項16に記載の不要
輻射解析方法において、前記ライブラリ情報は前記回路
情報をクロックに同期するクロック同期部とクロックに
同期しないクロック非同期部に1つ以上分割した部分の
情報であることを特徴とする。
【0050】本発明の19は、請求項17に記載の不要
輻射解析方法において、前記クロック同期部はフリップ
フロップもしくはクロックバッファもしくは同期メモリ
であることを特徴とする。
【0051】本発明の20は、請求項16に記載の不要
輻射解析方法において、前記ライブラリ累積工程は前記
回路情報より回路情報のどの部分がライブラリに対応し
ているかを類推する工程を含むことを特徴とする。
【0052】本発明の21は、請求項1乃至16のいず
れかに記載の不要輻射解析方法において、前記等価電源
電流情報算出工程は、前記回路情報の部分回路情報に基
づき、高速な等価電源電流情報算出方法と高精度な等価
電源電流情報算出方法を選択する算出方法決定工程を含
むことを特徴とする。
【0053】本発明の22は、請求項1乃至16、21
のいずれかに記載の不要輻射解析方法において、前記等
価電源電流情報算出工程は、既に解析された等価電源電
流情報との前記回路情報の差分に基づき前記差分のみの
電源電流情報を算出する差分電源電流算出工程を含むこ
とを特徴とする。
【0054】本発明の23は、請求項1乃至16、21
または22のいずれかに記載の不要輻射解析方法におい
て、更に前記総合情報解析工程で得られた結果を解析情
報として表示する解析情報表示工程とを具備したことを
特徴とする。
【0055】本発明の24は、請求項1乃至16、21
乃至23のいずれかに記載の不要輻射解析方法におい
て、更に前記総合情報解析工程で得られた結果に基づい
て、不要輻射を低減するように回路情報を最適化する最
適化工程とを含むことを特徴とする。
【0056】本発明の25は、請求項24に記載の不要
輻射解析方法において、更に前記最適化工程で得られた
回路情報を最適化情報として表示する最適化情報表示工
程とを含むことを特徴とする。
【0057】本発明の第26は、LSIの不要輻射量を
解析する不要輻射解析装置であって、当該LSIチップ
の回路情報から電源電流に流れる等価電源電流情報を算
出する等価電源電流情報算出手段と、前記LSIチップ
に電流を供給する電源の電源情報、前記半導体チップの
パッケージのもつパッケージ情報および前記半導体チッ
プの特性を測定する測定系のもつ測定系情報のうちの少
なくとも1つの情報を解析制御情報として考慮し、前記
回路情報に前記解析制御情報を反映させた総合情報を等
価回路として見積もる見積もり手段と、前記見積もり手
段で見積もられた総合情報に従い、解析を実行する総合
情報解析手段とを含むことを特徴とする。
【0058】本発明の第27は、請求項26に記載の不
要輻射解析装置において、前記見積もり手段は、前記回
路情報に前記解析制御情報を付加して総インピーダンス
を算出し、これを総合情報として総合情報解析手段に出
力するように構成されていることを特徴とする。
【0059】本発明の第28は、請求項26または27
に記載の不要輻射解析装置において、前記総合情報解析
手段は、前記総合情報に前記等価電源電流情報を付加し
てシミュレーションするシミュレーション手段であるこ
とを特徴とする。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る不要輻射解析
方法の実施形態について説明する。 実施形態1 図1は、本発明に係る不要輻射解析方法を実施するため
の不要輻射解析装置の全体構成を示す概念図である。こ
の不要輻射解析装置は、当該LSIチップの回路情報1
01に、前記LSIチップに電流を供給する電源の電源
情報、前記半導体チップのパッケージのもつパッケージ
情報および前記半導体チップの特性を測定する測定系の
もつ測定系情報のうちの少なくとも1つの情報を解析制
御情報として付加し、前記回路情報に前記解析制御情報
を加えた総合情報を等価回路としておおまかに見積も
り、これを考慮したシミュレーションを行うようにした
ことを特徴とするものである。
【0061】ここでは、さらにディジタルシミュレーシ
ョンにおける論理変化ごとの推定電流波形を、底辺をト
ランジション時間の関数、側面をデカップリング容量の
関数で表現し、シミュレーションを行うようにしたもの
で、高精度で信頼性の高い不要輻射解析を高速で実行す
ることが可能となる。
【0062】この不要輻射解析装置は、当該LSIチッ
プの回路情報101に、前記LSIチップに電流を供給
する電源の電源情報、前記半導体チップのパッケージの
もつパッケージ情報および前記半導体チップの特性を測
定する測定系のもつ測定系情報のうちの少なくとも1つ
の情報を解析制御情報として付加し、前記回路情報に前
記解析制御情報を加えた総合情報を等価回路として見積
もる、解析制御入力部102と、前記解析制御入力部で
見積もられた総合情報に従い、シミュレーションを実行
する不要輻射シミュレーション部103と、前記不要輻
射シミュレーション部103で得られた解析情報を表示
する解析情報表示部104と、前記不要輻射シミュレー
ション部103で得られた解析情報と、最適化制御入力
部105からの最適化基準に基づいて不要輻射を最適化
する不要輻射最適化部106と、不要輻射最適化部10
6の情報に基づいて、最適化情報を表示する最適化情報
表示部107とを具備したことを特徴とする。
【0063】またこの解析制御入力部102は、図2に
示すように、前記LSIチップに電流を供給する電源の
電源情報、前記半導体チップのパッケージのもつパッケ
ージ情報および前記半導体チップの特性を測定する測定
系のもつ測定系情報のうちの少なくとも1つの情報を解
析制御情報として付加し、前記回路情報に前記解析制御
情報を加えた総合情報を等価回路として見積もる等価回
路見積もり手段1021と、前記等価回路見積もり手段
1021で、電源/パッケージ/測定系に起因する総合
情報の等価回路情報として電源/パッケージ/測定系R
LC情報1022を得、この電源/パッケージ/測定系
RLC情報1022と、回路情報を備えたネットリスト
1023と、電流推定モデル1024とから、電源/パ
ッケージ/測定系を考慮した電源電流の計算を行うとと
もにそのFFT処理を行い、電源電流を起因とするEM
Iノイズの周波数スペクトルの推定結果を算出する電源
/パッケージ/測定系考慮電流FFT結果推定手段10
25とを具備し、電源、パッケージおよび測定系を考慮
したFFT結果としての周波数スペクトルである電源/
パッケージ/測定系考慮FFT結果1026を出力する
ように構成されている。
【0064】このネットリストの一例を図3に示す。こ
れはインバータ回路を示すもので、このネットリスト情
報は、1つ以上の回路素子と配線と外部端子の接続情報
と各回路素子が駆動した時の電流の情報から構成されて
いる。この例では、立ち上がり時4mA、立下り時6m
A流れるバッファBUF1、BUF2、BUF3、BU
F4、BUF5と、外部入力端子A、外部出力端子Y
1、Y2、Y3とそれぞれを接続する配線から構成され
ている。図3は図10に示すような電源/パッケージ/
測定系非考慮電流を計算するために用いる電源を理想電
源としたときのLSIチップの回路情報であり、図4は
電源/パッケージ/測定系非考慮電流を等価電源電流
に、前記回路情報と電源/パッケージ/測定系RLC情
報を等価インピーダンスにモデル化した結果を示す。
【0065】また、ここでシミュレーションを行おうと
しているLSI装置のパッケージおよび測定系を含めた
等価回路は図4に示すように、パッケージ部Pと、電源
回路部Sと測定系Mとから構成されている。なおこの等
価回路ではパッケージ部、電源回路部、測定系は独立し
て形成されているが、必ずしもパッケージ部、電源回路
部、測定系が独立している必要は無い。
【0066】このように測定系をモデル化することで、
標準化されようとしているLSIの測定系(測定装置)
の測定結果と相関をとることができる。
【0067】本発明により最終的に得られるFFT結果
である周波数スペクトルを図5に示す。縦軸はノイズ
(dBmA)横軸は周波数(Hz)である。
【0068】そして図7はディジタルシミュレーション
における論理変化ごとの推定電流波形を図7(a)〜
(d)に示すように台付き三角形状の将棋型波として、
表現したもので、デカップリング容量が小さいときの推
定電源電流は図7(c)に示すように鋭角となり、デカ
ップリング容量が大きいときの推定電源電流は図7
(d)に示すように鈍角となる。
【0069】これに対し、図6(a)〜(d)に示すよ
うに三角形波として、表現する方法がある。この場合電
流量を三角形の底辺をトランジション時間の関数で表現
しているため、デカップリング容量を考慮するためには
底辺を調整するしかないが、底辺を広げると、本来デカ
ップリング容量で低減される周波数の高い領域のノイズ
だけでなく、周波数の低域のノイズまで低減される結果
となってしまい、実測と合わないということになる。
【0070】これに対して、図7は、電源/パッケージ
/測定装置非考慮電流推定手段を論理シミュレータを用
いて実現する際に最適なモデリングであり、これを用い
ることにより、等価電源電流回路を実際に近い形で実現
することができる。
【0071】この方法では、底辺をトランジション時間
の関数、側面をデカップリング容量の関数として表現す
ることができ、デカップリング容量の周波数スペクトル
(FFT結果)への影響を正確に表現することが可能と
なる。
【0072】このようなモデルを使用して、電源/パッ
ケージ/測定装置非考慮電流推定手段により算出された
電源/パッケージ/測定装置非考慮の電流情報を図8に
示す。この電流情報は各時刻と電源電流値の情報からな
り、図10で示すような電源電流をデータで持たせた場
合の情報である。この電源電流情報を等価電源電流に変
換する方法の一例を図9に示す。LSIチップの端子に
D/Aコンバータ901を接続し、前記電源/パッケー
ジ/測定装置非考慮電流推定手段をディジタル電流算出
回路901としてD/Aコンバータ901に接続するこ
とで等価電源電流を得ることができる。図8で示すよう
な情報がディジタル電流値算出回路(すなわち論理シミ
ュレータで構成された電源/パッケージ/測定装置非考
慮電流推定手段)で計算された後、それを等価電源電流
に変換する際に、図9に示したようなD/Aコンバータ
を使うことにより、図9に示す回路をトランジスタレベ
ルシミュレータでスムーズにシミュレーションを行うこ
とができる。
【0073】また、等価電源電流回路とインピーダンス
回路を組み合わせてトランジスタレベルシミュレーショ
ンを行えば、電源/パッケージ/測定装置非考慮電流推
定手段で計算された電源電流を補正して、電源/パッケ
ージ/測定装置考慮の電流を推定することができ、それ
をFFTすることで、図5に示すような周波数スペクト
ルを得ることができる。
【0074】次に、図11に示した等価回路と図12に
示したブロック図とを用いて、解析制御入力部102を
実施する場合について説明する。ここでは、電源/パッ
ケージ/測定系非考慮電流推定手段としてゲートレベル
で電流計算を行う工程と、その結果を反映して電源/パ
ッケージ/測定系考慮FFT推定手段としてトランジス
タレベルの計算を行う工程を同期させて実行する。すな
わち、セル、ブロックあるいはLSIに関する推定電流
をゲートレベルで計算しつつ、その計算と同期しながら
この計算値を電源ネットと組み合わせてシミュレーショ
ンすることにより、電源ネットの影響を考慮した電流計
算結果を得るようにしたものである。
【0075】図1に示した解析制御入力部102は、図
11に等価回路、図12にブロック図を示すように、同
期読み出しにより、電源/パッケージ/測定系非考慮電
流推定手段1011から得られた電源/パッケージ/測
定系非考慮電流結果1012と、前述の前記LSIチッ
プに電流を供給する電源の電源情報、前記半導体チップ
のパッケージのもつパッケージ情報および前記半導体チ
ップの特性を測定する測定系のもつ測定系情報のうちの
少なくとも1つの情報を解析制御情報として付加し、前
記回路情報に前記解析制御情報を加えた電源/パッケー
ジ/測定系RLC情報1022を等価回路として見積も
る等価回路見積もり手段1021と、前記等価回路見積
もり手段1021で得られた等価回路に基づいて、電源
/パッケージ/測定系に起因する電源/パッケージ/測
定系RLC情報1022としての総合インピーダンスと
ネットリスト1023とから、FFT処理などの方法で
周波数解析を行い推定結果を算出する電源/パッケージ
/測定系考慮FFT推定手段1025とを具備し、電
源、パッケージおよび測定系を考慮したFFT結果10
26を出力するように構成されている。
【0076】次にこの電源/パッケージ/測定系非考慮
電流推定手段および電源/パッケージ/測定系考慮電流
推定手段の動作を示すフローチャートを図13および図
14に示す。
【0077】まず、電源/パッケージ/測定系非考慮電
流推定手段1011における電流推定は、図13に示す
ように、ネットリスト1023および回路入力情報10
10を入力するステップ1301と、この入力された情
報 を読み込むステップ1302と、読み込まれた回路
入力情報を1行づつ取り出すステップ1303と、電源
/パッケージ/測定系考慮電流推定手段からフラグが送
られてきたかどうかを判断するためにフラグをみるステ
ップ1304と、フラグがあるかどうかを判断するステ
ップ1305で、フラグが送られてきている場合もしく
は取り出された回路入力情報が最初の行である場合は、
ネットリストに取り出された回路入力情報を与えた際の
電源電流を計算し、ファイル書き込みを行うステップ1
306とからなり、全ての回路入力情報について処理終
了しているか否かを判断し(ステップ1307)、終了
している場合は終了とする。
【0078】ここで、回路入力情報とは、ネットリスト
の外部入力端子に印加する入力値を時系列に示したもの
で、シミュレーション時刻とその際の各外部入力端子に
印加する論理信号値を1行に収め、それをシミュレーシ
ョン終了時刻まで記載したものである。
【0079】判断ステップ1307で回路入力情報の全
ての行を処理終了していない場合は再び回路入力情報取
り出しステップ1303に戻り、同様のステップを繰り
返す。
【0080】更にまた電源/パッケージ/測定系考慮電
流推定手段からフラグが送られてきていない場合は、再
びフラグが送られてきたかどうかをみる。
【0081】また、電源/パッケージ/測定系考慮電流
推定手段における電流推定は、図14に示すように、電
源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段における推
定結果の情報追加を監視するステップ1401と、監視
ステップで情報追加があったか否かを判断し(ステップ
1402)、追加があったと判断された場合は、追加電
流情報を読み込む(ステップ1403)。
【0082】そして、電源/パッケージ/測定系のRL
Cから定まる回路の追加電流情報のシミュレーション時
刻までの電流シミュレーションを行い、追加電流情報の
電流を印加する(ステップ1404)とともに、電源/
パッケージ/測定系考慮電流推定手段1011にフラグ
を送る(ステップ1405)。
【0083】そしてフラグの送付が終了したかどうかを
判断し(ステップ1406)、終了した場合は、電流情
報をFFT処理し(ステップ1407)、出力情報を書
き出す(ステップ1408)。
【0084】そしてフラグの送付が終了していない場合
は、電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段にお
ける推定結果の情報追加を監視する監視ステップ140
1に戻り、再度後続ステップを繰り返す。
【0085】実施形態2 次に本発明の第2の実施形態について説明する。ここで
は、電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段とし
てのゲートレベルの電流計算結果を後処理でトランジス
タレベルの計算に反映させる方式をとる。すなわち、セ
ル、ブロックあるいはLSIに関する推定電流をゲート
レベルで計算した後で、この計算値を電源ネットと組み
合わせてシミュレーションすることにより、電源ネット
の影響を考慮した電流計算結果を得るようにしたもので
ある。
【0086】図15にゲートレベルの電流計算結果を後
処理でトランジスタレベルの計算に反映させる動作方式
について説明する。ここでは図12で説明した同期読み
出し動作における同期のために必要であった、電源/パ
ッケージ/測定系考慮電流推定手段から電源/パッケー
ジ/測定系非考慮電流推定手段へのフラグ伝播というス
テップをなくしただけで、他については図12のステッ
プと同様である。
【0087】ここで電源/パッケージ/測定系非考慮電
流推定手段1011の推定動作を図16に示す。ここで
は回路入力情報1010を入力情報として読み込み(ス
テップ1601)、該当する回路入力情報を1行づつ取
り出し(ステップ1602)、この取り出した回路入力
情報をネットリスト1023に付加し、この時の電源電
流を計算しファイル書き込みを行う(ステップ160
3)。そして全ての回路入力情報について処理終了した
か否かを判断し(判断ステップ1604)、終了してい
ると判断されると推定動作を終了する。
【0088】一方判断ステップ1604で終了していな
いと判断されると、再び回路入力情報を1行づつ取り出
すステップ1602に戻り、再び上記動作を繰り返す。
次に電源/パッケージ/測定系考慮電流推定手段102
5の推定動作を図17に示す。まずシミュレーション時
刻を初期化し(ステップ1701)、回路入力情報10
10を入力情報として読み込み(ステップ1702)、
該当する回路入力情報を、電源/パッケージ/測定系の
RLC情報に加えて電流情報を計算し(ステップ170
3)、前記電流情報をFFT処理する(ステップ170
4)。そしてこのようにして得られたFFT結果を出力
情報として書き出し(ステップ1705)、表示装置に
出力する。
【0089】かかる構成によれば、電源ネットのFFT
結果への影響を時系列的にも正確に表現することができ
る。またこのような非同期読み出しの場合は同期読み出
しに比べ、フラグを送らないため、フラグを送るという
処理をカットすることができ、これにより高速処理が可
能となる。
【0090】実施形態3 次に本発明の第3の実施形態について説明する。ここで
は、電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段とし
てのゲートレベルの電流計算結果を非同期でトランジス
タレベルの計算に反映させる方式をとる。すなわち、セ
ル、ブロックあるいはLSIに関する信号変化を記憶
し、この信号変化を固定間隔で読み込み、推定電流をD
/A変換などにより電流源として表すと共に、電源ネッ
トと組み合わせてシミュレーションすることで電源ネッ
トの影響を考慮した電流計算結果を得るようにしたもの
である。
【0091】図15にゲートレベルの電流計算結果を非
同期で読み出す非同期読み出し動作を示すが、これは前
記実施形態2において説明した後処理でトランジスタレ
ベルの計算に反映させる動作方式と全く同様である。ま
た、ここで電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手
段1011の推定動作についても実施形態2で説明した
図16に示す動作とまったく同様である。
【0092】次に電源/パッケージ/測定系考慮電流推
定手段1025の推定動作を図18に示す。まずシミュ
レーション時刻を0に初期化し(ステップ1801)、
当該シミュレーション時刻における回路入力情報101
1を入力情報として読み込み(ステップ1802:なお
ここでは回路情報がシミュレーション時刻と一致してい
なければ読み飛ばす)、該当する回路入力情報を、電源
/パッケージ/測定系のRLC情報に加える(ステップ
1803)。
【0093】そしてシミュレーション単位時間の電流シ
ミュレーションを行い、電流値を得た後、シミュレーシ
ョン時刻を1進める(ステップ1804)。シミュレー
ション対象期間が終了したか否かを判断し(ステップ1
805)、終了した場合は、電流情報をFFT処理し
(ステップ1806)。そしてこのようにして得られた
FFT結果を出力情報として書き出し(ステップ180
7)、表示装置に出力する。
【0094】判断ステップ1805で終了していない場
合は、再度シミュレーション時刻の電流情報読み込みス
テップ1802に戻り、再度以下のフローの実行を繰り
返す。
【0095】かかる構成によれば、電源ネットのFFT
結果への影響を正確に表現することができる。またこの
ように工程間隔で読み込むことで電源/パッケージ/測
定系考慮FFT推定手段としてのアナログ部の処理速度
に律速されることなく、電源/パッケージ/測定系非考
慮電流推定手段としてのディジタル部を計算することが
可能となる。
【0096】実施形態4 次に本発明の第4の実施形態について説明する。ここで
は、ゲートレベルの平均あるいは最大電流計算結果をト
ランジスタレベルの計算に反映させる方式をとる。すな
わち、電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段と
して、セル、ブロックあるいはLSIに関する推定電流
をゲートレベルで計算し、この計算値を各サイクルごと
に平均化あるいは最大値計算したものを電流源として電
源ネットと組み合わせてシミュレーションすることによ
り、電源ネットの影響を考慮した電流計算結果を得るよ
うにしたものである。
【0097】図19に電源/パッケージ/測定系非考慮
電流推定手段としてのゲートレベルの電流計算結果を後
処理で電源/パッケージ/測定系考慮FFT推定手段と
してのトランジスタレベルの計算に反映させる動作方式
について説明する。ここでは実施形態1において図12
で説明したものと同様であるが、図19にブロック図を
示すように、電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定
手段(図示せず)から得られた測定系非考慮電源電流結
果1902の各サイクルごとの電流値を1サイクルに畳
込むように平均化あるいは最大値計算したものを等価電
流源とし、前記回路情報に前述の前記LSIチップに電
流を供給する電源の電源情報、前記半導体チップのパッ
ケージのもつパッケージ情報および前記半導体チップの
特性を測定する測定系のもつ測定系情報のうちの少なく
とも1つの情報を解析制御情報として付加したRLC情
報1901を前記等価電流源に付加してシミュレーショ
ンするとともに、FFT処理を行い推定結果を算出する
情報推定手段とを具備し、電源、パッケージおよび測定
系を考慮したFFT結果1904を出力するように構成
されている。
【0098】ここで電源/パッケージ/測定系考慮電流
推定手段1903の推定動作を図20に示す。ここでは
電源/パッケージ/測定系非考慮電流結果と電源/パッ
ケージ/測定系RLC情報を入力情報として読み込み
(ステップ2001)、この入力電流情報を図21に一
例を示すように、あらかじめ定められた時間間隔で分割
し(ステップ2002)、分割した時間を基準にした相
対時間で全分割電流情報の平均値又は最大値を計算する
(ステップ2003)。図22は図21に示す電流情報
を平均化した平均化電流を示す。図21および図22は
縦軸を電流値、横軸を時間とした。そしてこのようにし
て計算のなされた電流情報に前記電源/パッケージ/測
定系RLC情報を反映させた補正電流情報をFFT処理
し(ステップ2004)、計算されたFFT結果を出力
情報として書き出しを行う(ステップ2005)。
【0099】かかる構成によれば、電源ネットのFFT
結果への影響を正確に表現することができる。また一定
間隔ごとの平均化又は最大値処理を行うことにより、高
速にノイズの影響を見積もることができる。
【0100】実施形態5 次に本発明の第5の実施形態について説明する。ここで
は、ゲートレベルの電流計算結果から対象周波数帯以外
の変化を除去し、トランジスタレベルの計算に反映させ
る方式をとる。すなわち、電源/パッケージ/測定系非
考慮電流推定手段として、セル、ブロックあるいはLS
Iに関する推定電流をゲートレベルで計算し、この計算
値をFFTし、その結果から対象外の周波数帯を除外し
た後逆FFTしたものを電流源として電源ネットと組み
合わせてシミュレーションすることにより、電源ネット
の影響を考慮した電流計算結果を得るようにしたもので
ある。
【0101】本発明は実施形態4のブロック図19と同
じ構成を用いる。電源/パッケージ/測定系非考慮電流
推定手段(図示せず)から得られた測定系非考慮電源電
流結果1902をFFTし、その結果から対象外の周波
数帯を除外した後逆FFTしたものを等価電流源とし、
前記回路情報に前述の前記LSIチップに電流を供給す
る電源の電源情報、前記半導体チップのパッケージのも
つパッケージ情報および前記半導体チップの特性を測定
する測定系のもつ測定系情報のうちの少なくとも1つの
情報を解析制御情報として付加したRLC情報1901
を前記等価電流源に付加してシミュレーションするとと
もに、FFT処理を行い推定結果を算出する情報推定手
段とを具備し、電源、パッケージおよび測定系を考慮し
たFFT結果1904を出力するように構成されてい
る。
【0102】ここで電源/パッケージ/測定系考慮FF
T電流推定手段1903の推定動作を図24に示す。こ
こでは電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段
(図示せず)から得られた推定電流を入力するとともに
FFT処理し(ステップ2401)、この入力情報か
ら、対象外の周波数帯を除外し(ステップ2402)、
あらかじめ定められた時間範囲の周波数帯域成分以外を
除外する処理を行い、これを逆FFT処理し、電流波形
を算出する(ステップ2403)。
【0103】この後、電源/パッケージ/測定系のRL
C回路にこの電流波形をもつ電流を与えた際の測定装置
における周波数応答を計算し(ステップ2404)、電
源、パッケージおよび測定系を考慮した電流値を出力情
報として出力する(ステップ2405)。
【0104】かかる構成によれば、電源ネットのFFT
結果への影響を正確に表現することができる。またFF
Tおよび逆FFTを行うことにより、電流源の情報を削
減しトランジスタレベルシミュレーションを短時間で終
わらせることが出来る。またイベントドリブンタイプで
あって効果的である。さらにブロックあるいは複数のF
FT結果からの解析も可能である。
【0105】なお、ステップ2402は省略してもよ
く、省略した場合にも逆FFTにより推定電流の情報を
圧縮できるという効果は残る。
【0106】実施形態6 次に本発明の第6の実施形態について説明する。前記第
1乃至第5の実施形態では、回路情報から等価電源電流
情報を求め、解析制御情報および回路情報の総インピー
ダンスと組み合わせてシミュレーションを行なうように
したが、この方法では、電源、パッケージおよび測定系
の等価回路から総インピーダンスを算出し、この総イン
ピーダンスによって前記等価電源電流情報を補正すべき
関数を求め、前記等価電源電流情報の周波数スペクトル
をこの関数で演算し補正することにより、電源、パッケ
ージおよび測定系を考慮した電源電流情報の周波数スペ
クトルを求めるようにしたことを特徴とする。
【0107】ここでは、電源/パッケージ/測定系非考
慮電流推定手段としてのゲートレベルのFFT計算結果
を、電源/パッケージ/測定系RLC情報から得られた
関数で演算させる方式をとる。すなわち、セル、ブロッ
クあるいはLSIに関する推定電流をゲートレベルで計
算し、この計算値をFFTし、電源/パッケージ/測定
系の測定装置における周波数応答を計算し、応答結果を
電源/パッケージ/測定系非考慮電流結果に乗算処理す
ることで電源ネットの影響を考慮した電流計算結果を得
るようにしたものである。
【0108】図23に電源/パッケージ/測定系非考慮
電流推定手段としてのゲートレベルのFFT計算結果
を、電源/パッケージ/測定系RLC情報から得られた
関数で演算させる動作方式について説明する。ここでは
実施形態1において図12で説明したものと同様である
が、図23にブロック図を示すように、電源/パッケー
ジ/測定系非考慮電流FFT結果2302として、電源
/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段(図示せず)
から得られた推定電流をFFT処理したものを用意す
る。そしてこれと前述の前記LSIチップに電流を供給
する電源の電源情報、前記半導体チップのパッケージの
もつパッケージ情報および前記半導体チップの特性を測
定する測定系のもつ測定系情報のうちの少なくとも1つ
の情報からなる電源/パッケージ/測定系RLC情報2
301とから、電源、パッケージおよび測定系を考慮し
たFFT結果2304を出力するように構成されてい
る。
【0109】この電源/パッケージ/測定系考慮FFT
電流推定手段2303の推定動作を図26に示す。ここ
では電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段(図
示せず)から得られた推定電流をFFT処理したもの
と、電源/パッケージ/測定系RLC情報を入力情報と
して(ステップ2601)、この電源/パッケージ/測
定系RLC情報から、電源/パッケージ/測定系部分に
おける周波数応答を計算し(ステップ2602)、前記
電源/パッケージ/測定系非考慮電流のFFT結果に上
記周波数応答結果を乗算し(ステップ2603)、この
電流値を出力情報として出力する(ステップ260
4)。
【0110】この時の周波数応答結果を図27に示す。
かかる構成によれば、電源/パッケージ/測定系の影響
を周波数スペクトルに反映させることができ、高速かつ
高精度の計算が可能となる。このように、FFT電源ネ
ットのFFT結果への影響を正確に表現することができ
る。また周波数ごとの応答結果を乗算処理しているた
め、より高速処理が可能であり、またメモリ容量が少な
くてもよいという特徴を持つ。
【0111】実施形態7 この例では実施形態6における電源/パッケージ/測定
系考慮FFT電流推定手段2303の推定動作の変形例
を示す。前記実施形態6では電源/パッケージ/測定系
の測定装置における周波数応答を計算し、応答結果を電
源/パッケージ/測定系非考慮電流結果に乗算処理した
が、この例では、電源/パッケージ/測定系非考慮電流
結果のFFT結果について各周波数ごとの電源/パッケ
ージ/測定系の測定装置における周波数応答を計算し、
応答結果を累積処理することを特徴とするものである。
【0112】この電源/パッケージ/測定系考慮FFT
電流推定手段2303の推定動作を図25に示す。ここ
では電源/パッケージ/測定系非考慮電流推定手段(図
示せず)から得られた推定電流をFFT処理したFFT
結果と、電源/パッケージ/測定系RLC情報を入力情
報として(ステップ2501)、このFFT結果から、
各周波数ごとの電流値(ノイズレベル)を選択し(ステ
ップ2502)、電源/パッケージ/測定系のRLC回
路に前記周波数をもつ電流値の振幅をもつ電流を与えた
際の測定装置における周波数周波数応答を計算し(ステ
ップ2503)、応答結果を累積処理する処理(ステッ
プ2504)を行い、全ての周波数について処理終了で
あるか否かを判断し(ステップ2505)、終了である
場合は、周波数応答の累積結果である電源、パッケージ
および測定系を考慮した周波数スペクトラムを出力情報
として出力する(ステップ2506)。
【0113】かかる構成によれば、電源ネットのFFT
結果への影響を正確に表現することができる。また周波
数ごとの応答結果を累積処理しているため、より高精度
に表現することが可能となる。
【0114】実施形態8 この例は、解析処理方法に特徴を有するものである。す
なわち電源波形結果をライブラリとしてもち、回路全体
のFFT特性を算出するものである。
【0115】この装置は、あらかじめ、入出力条件、周
波数、配線容量、スリューなどをパラメータとしたセル
もしくはブロックの電流解析を行いこの結果を格納した
FFTライブラリを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0116】図28に本発明の一実施形態に関わる不要
輻射解析方法に用いられる装置構成を示す。同図に示す
不要輻射解析装置は、入出力条件、周波数、配線容量、
スリューなどをパラメータとしたセルもしくはブロック
の電流解析を行いこの結果を格納した電流波形ライブラ
リ2801と、ネットリスト2802と、回路入力情報
2803と、電流FFT推定手段2804とからなり、
FFT結果2805を出力するようにしたものである。
【0117】電流FFT推定手段2804は、図29に
示すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ス
テップ2901でネットリスト3002に記憶されたネ
ットリスト情報と、回路入力情報3003とを読みこ
む。
【0118】ついで、ステップ2902で各セルに対応
するライブラリより、回路規模、負荷容量、波形なま
り、回路入力情報を推定する。そしてさらにステップ2
903で各セルに対応するライブラリより、回路規模、
負荷容量、波形なまり、回路入力情報に対応した各電流
波形を呼び出し、これらを足しあわせて、電源電流結果
を計算する。
【0119】こののち、ステップ2904で、FFTを
行い、ステップ2905で出力情報の書き出しを行う。
【0120】すなわち、この例では、LSI全体のFF
T解析結果を計算する際には、全ての素子のFFT解析
結果を計算するのではなく、FFTライブラリから各電
流波形を足しあわせることで、演算量を大幅に削減しな
がら、FFT結果を得ることが出来る。
【0121】以上の方法により、ライブラリから対応す
る電源電流波形を取り出しFFT推定を行うことによ
り、電流計算やFFTを省略することができ、高速化を
はかることができる。この方法は第1乃至第7の実施の
形態と組み合わせることで、さらに高速かつ少メモリで
FFT結果を得、高速でLSI全体のノイズを影響を見
積もることが可能となる。
【0122】実施形態9 この例は、FFT結果をライブラリに持ち、回路全体の
FFT特性を算出するものである。
【0123】すなわち、あらかじめ、入出力条件、周波
数、配線容量、スリューなどをパラメータとしたセルも
しくはブロックの電流解析を行いこの結果を格納したF
FTライブラリを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0124】図30に本発明の一実施形態に関わる不要
輻射解析方法に用いられる装置構成を示す。同図に示す
不要輻射解析装置は、入出力条件、周波数、配線容量、
スリューなどをパラメータとしたセルもしくはブロック
の電流解析を行いこの結果を格納したFFTライブラリ
3001と、ネットリスト3002と、回路入力情報3
003と、電流FFT推定手段3004とからなり、F
FT結果3005を出力するようにしたものである。
【0125】電流FFT推定手段3004は、図31に
示すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ス
テップ3101でネットリスト3102に記憶されたネ
ットリスト情報と、回路入力情報3103とを読みこ
む。
【0126】ついで、ステップ3102で各セルに対応
するライブラリより、回路規模、負荷容量、波形なま
り、回路入力情報を推定する。そしてさらにステップ3
103で各セルに対応するライブラリより、回路規模、
負荷容量、波形なまり、回路入力情報更に対応したFFT
結果を計算し、積算する。こののち、ステップ3104
で、出力情報の書き出しを行う。
【0127】すなわち、この例では、LSI全体のFF
T解析結果を計算する際には、全ての素子のFFT解析
結果を計算するのではなく、FFTライブラリから各周
波数の電流成分を足しあわせることで、演算量を大幅に
削減しながら、FFT結果を得ることが出来る。
【0128】以上の方法により、ライブラリから取り出
しFFT推定を行うことにより、電流計算やFFTを省
略することができ、高速化をはかることができる。この
方法は第1乃至第7の実施の形態と組み合わせること
で、さらに高速かつ少メモリでFFT結果を得、高速で
LSI全体のノイズを影響を見積もることが可能とな
る。
【0129】なお、この方法においては、あらかじめ入
出力条件、周波数、配線容量、スリューなどをパラメー
タとするセルもしくはブロックのFFT解析結果をライ
ブラリとしてもつようにしたが、静的解析あるいは動的
解析でFFTデータを作成するようにしてもよい。(特
願平11−196190、特願平11−200847)
【0130】またさらに推定しようとする範囲のFFT
結果に絞ることでデータ量を削減することも可能であ
る。
【0131】実施形態10 この例は、機能レベルの解析方法に関するものである。
すなわち、あらかじめ、入出力条件、周波数、配線容
量、スリュー、構成などをパラメータとしたクロックバ
ッファ、メモリ、FF,IOのFFT解析結果をライブ
ラリとしてもち、機能記述から主要構成部分のみ仮に論
理合成し、FFT結果を推定するようにしたことを特徴
とするものである。
【0132】図32にこの不要輻射解析方法に用いられ
る装置構成を示す。同図に示す不要輻射解析装置は、入
出力条件、周波数、配線容量、スリュー、構成などをパ
ラメータとしたクロックバッファ、メモリ、FF,IO
のFFT解析結果を格納した機能記述用ライブラリ32
01と、機能記述3202を具備した機能記述部と、回
路入力情報3203と、機能記述FFT推定手段320
4とからなり、機能記述FFT結果3205を出力する
ようにしたものである。
【0133】機能記述FFT推定手段3204は、図3
3に示すようなフローチャートで解析を実行する。ま
ず、ステップ3301で機能記述部に記憶された機能記
述3202と、回路入力情報3203とを読みこむ。
【0134】ついで、ステップ3302で機能記述から
図34に示すようなクロックツリーメモリ、フリップフ
ロップ、入出力バッファなどの機能的グループ分けを行
う。そしてステップ3303で各グループに対応するラ
イブラリより、回路規模、負荷容量、波形なまり、回路
入力情報を推定する。そしてさらにステップ3304で
各グループに対応するライブラリより、回路規模、負荷
容量、波形なまり、回路入力情報更に対応したFFT結果
を計算し、積算する。こののち、ステップ3305で、
出力情報の書き出しを行う。
【0135】すなわち、この例では、LSI全体のFF
T解析結果を計算する際には、全ての素子のFFT解析
結果を計算するのではなく、機能レベルでグループ分け
し、推定することにより、高速でLSI全体のノイズの
影響を見積もることが出来る。
【0136】実施形態11 この例は、ダイナミック解析とスタティック解析とのよ
い点を利用したハイブリッド解析方法に関するものであ
る。すなわち、あらかじめ推定手法を選択し、最適なF
FT結果推定を行うようにしたものである。図35にこ
の不要輻射解析方法に用いられる装置構成を示す。同図
に示す不要輻射解析装置は、入出力条件、周波数、配線
容量、スリュー、構成、必要とする精度などに応じてネ
ットリスト3501から推定手法を選択する推定手法選
択手段3502と、選択された推定方法を組み合わせ
て、FFT結果を推定する電源電流FFT結果推定手段
3503とからなり、FFT結果3504を出力するよ
うにしたものである。
【0137】推定手法選択手段3502は、図36に示
すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ステ
ップ3601で入力情報を読みこむ。
【0138】ついで、ステップ3602で各インスタン
スの消費電力を推定する。そしてステップ3603で消
費電力の高いインスタンスに高精度推定手法を用い、そ
れ以外を高速推定手法を適用するようにして、推定手法
を選択する。
【0139】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。
【0140】実施形態12 最初のステップで概略解析した後、ピークの大きい部分
をダイナミック解析を用いて詳細に解析するようにする
ことにより、高速でLSI全体のノイズの影響を見積も
ることが出来る。(図37)
【0141】推定手法選択手段3502は、図37に示
すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ステ
ップ3701で入力情報を読みこむ。
【0142】ついで、ステップ3702で各インスタン
スのピーク電流を推定する。そしてステップ3703で
ピークの高いインスタンスに高精度推定手法を用い、そ
れ以外を高速推定手法を適用するようにして、推定手法
を選択する。
【0143】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。
【0144】実施形態13 なお、最初のステップで消費電力量、FF/CLK集中
から各ブロック毎に解析方法を選択するという方法をと
るようにしてもよい。(図38)
【0145】推定手法選択手段3502は、図38に示
すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ステ
ップ3801で入力情報を読みこむ。
【0146】ついで、ステップ3802で各インスタン
スの消費電力を推定する。そしてステップ3803で各
ブロックグループ毎に消費電力の総和を計算し、ステッ
プ3804にピークの高いグループに高精度推定手法を
用い、それ以外を高速推定手法を適用するようにして、
推定手法を選択する。
【0147】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。 実施形態14 また、グループ毎のピーク電流の総和を計算し、ピーク
の高いグループに高精度推定手法を、それ以外に高速推
定手法を適用する手法をとるようにしてもよい。(図3
9)
【0148】推定手法選択手段3502は、図39に示
すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ステ
ップ3901で入力情報を読みこむ。
【0149】ついで、ステップ3902で各インスタン
スのピーク電流を推定する。そしてステップ3903で
各グループ毎にピーク電流の総和を計算し、ステップ3
904にピークの高いグループに高精度推定手法を用
い、それ以外を高速推定手法を適用するようにして、推
定手法を選択する。
【0150】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。
【0151】実施形態15 グループ毎のフリップフロック・クロックバッファの個
数を計算し、個数の多いグループに高精度推定手法を、
それ以外に高速推定手法を適用する手法をとるようにし
てもよい。
【0152】推定手法選択手段3502は、図40に示
すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ステ
ップ4001で入力情報を読みこむ。
【0153】ついで、ステップ4002で、グループ毎
のフリップフロック・クロックバッファの個数を計算
し、各インスタンスの消費電力を推定する。そしてステ
ップ4003で個数の多いグループに高精度推定手法を
用い、それ以外を高速推定手法を適用するようにして、
推定手法を選択する。
【0154】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。
【0155】実施形態16 この例も、ダイナミック解析とスタティック解析とのよ
い点を利用したハイブリッド解析方法に関するものであ
る。すなわち、解析精度に応じて判断することにより、
あらかじめ推定手法を選択し、最適なFFT結果推定を
行うようにしたものである。図41にこの不要輻射解析
方法に用いられる装置構成を示す。同図に示す不要輻射
解析装置は、入出力条件、周波数、配線容量、スリュ
ー、構成、必要とする精度などに応じてネットリスト4
101と回路入力情報4102とから推定手法を選択す
る推定手法選択手段4103と、選択された推定方法を
組み合わせて、FFT結果を推定する電源電流FFT結
果推定手段4104とからなり、FFT結果4105を
出力するようにしたものである。
【0156】推定手法選択手段4102は、図42に示
すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ステ
ップ4201で入力情報を読みこむ。
【0157】ついで、ステップ4202で各インスタン
スの消費電力またはピーク電流を推定する。そしてステ
ップ4203で各インスタンスの変化回数を推定する。
そしてステップ4204で消費電力またはピーク電流と
変化回数とを積算し、この積算値の高いインスタンスに
高精度推定手法を用い、それ以外を高速推定手法を適用
するようにして、推定手法を選択する。
【0158】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。
【0159】実施形態17 また、高速推定手法で周波数スペクトルを計算し、ピー
クの高い個所に高精度推定手法を再適用するようにして
もよい。すなわち図43にそのフローチャートを示すよ
うに、推定手法選択手段4102は、解析を実行する。
まず、ステップ4301で入力情報を読みこむ。
【0160】ついで、ステップ4302で高速推定手法
で周波数スペクトル(FFT結果)を計算する。そして
ステップ4303でピークの高い個所に高精度推定手法
を再適用し、推定手法を選択する。
【0161】このようにして、高速かつ高精度処理を行
うことが可能となる。
【0162】実施形態18 次にインクリメント計算を用いた不要輻射解析方法につ
いて説明する。修正時には再計算が必要であり、非常に
時間がかかるという問題があり、本実施形態では、これ
を解決するためになされたもので差分のみを演算するこ
とにより、高速化を図るようにしたことを特徴とする。
図44にこの不要輻射解析方法に用いられる装置構成を
示す。同図に示す不要輻射解析装置は、電源/パッケー
ジ/測定系のRLC情報4401と電源パッケージ非考
慮のFFTにより得られた周波数スペクトル4405
と、入出力条件、周波数、配線容量、スリュー、構成、
必要とする精度などに応じてネットリスト4402およ
び変更点を示す変更点情報4403とを、電源パッケー
ジ考慮FFT再推定手段4404で、FFT結果を推定
し、FFT結果4406を出力するようにしたものであ
る。
【0163】再推定手法選択手段4404は、図45に
示すようなフローチャートで解析を実行する。まず、ス
テップ4501で入力情報を読みこむ。
【0164】ついで、ステップ4502で変更箇所が電
源であるかどうかを判断し、電源である場合は、電源考
慮FFT解析を実行する(ステップ4504)。電源で
ない場合は、変更箇所のみ電源非考慮FFT解析により
置き換え(ステップ4503)、ついで電源考慮FFT
解析を実行する(ステップ4504)。
【0165】このようにして、高速処理を行うことが可
能となる。
【0166】
【発明の効果】本発明は、不要輻射の主要因とも言える
電源電流の解析において、当該LSIチップの回路情報
から理想電源において電源電流に流れる等価電源電流情
報を算出する工程と、前記等価電源電流情報に、前記L
SIチップに電流を供給する電源の電源情報、前記半導
体チップのパッケージのもつパッケージ情報および前記
半導体チップの特性を測定する測定系のもつ測定系情報
のうちの少なくとも1つの情報を解析制御情報として考
慮し、前記回路情報に前記解析制御情報を反映させたた
総合情報を等価回路として見積もる見積もり工程と、前
記見積もり工程で見積もられた総合情報に従い、シミュ
レーションを実行するシミュレーション工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0167】上記構成によれば、電源/パッケージ/測
定系に起因する不要輻射を、高速かつ少メモリで高精度
に解析することが出来る。
【0168】そして電源及びグランドの抵抗、容量、イ
ンダクタンスによるデカップリングの影響を、ハイブリ
ッド解析を、電源電流計算に反映することにより高速性
と高精度化を両立させ、シミュレーション上においてL
SIの不要輻射を現実的な時間で評価することを可能に
する。さらには、EMI発生個所の特定を支援すること
による効率的なEMI対策をも可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における不要輻射解
析方法を実現するための構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における不要輻射解
析方法を実現するためのフローチャート図
【図3】第1の実施の形態における不要輻射解析方法で
用いられるネットリストの一例を示す図
【図4】第1の実施の形態における不要輻射解析方法で
用いられる電源/パッケージ/測定系RLC情報を示す
等価回路図
【図5】第1の実施の形態における不要輻射解析方法で
得られた周波数スペクトルの一例
【図6】推定電源電流モデルの波形モデルを示す図
【図7】本発明の第1の実施形態の電源/パッケージ/
測定装置非考慮電流推定手段を論理シミュレータを用い
て実現する際に用いられる最適なモデリングです波形モ
デルを示す図
【図8】本発明の第1の実施形態でもちいられるデータ
の一例を示す図
【図9】本発明の第1の実施形態で等価電源電流の算出
方法を示す説明図
【図10】本発明の第1の実施形態でもちいられるズ8の
データに対応した周波数スペクトルデータの一例を示す
【図11】第1の実施の形態における不要輻射解析方法
で用いられる電源/パッケージ/測定系RLC情報を示
す等価回路図
【図12】本発明の第1の実施の形態における詳細周波
数記憶手段のデータ例を示す図
【図13】本発明の第1の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系非考慮推定手段の推定方法を示すフロ
ーチャート図
【図14】本発明の第1の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系考慮推定手段の推定方法を示すフロー
チャート図
【図15】本発明の第2の実施の形態における同期読み
出し方法を示すフローチャート図
【図16】本発明の第2の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系非考慮推定手段の推定方法を示すフロ
ーチャート図
【図17】本発明の第2の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系考慮推定手段の推定方法を示すフロー
チャート図
【図18】本発明の第3の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系考慮推定手段の推定方法を示すフロー
チャート図
【図19】本発明の第4の実施の形態におけるFFT解
析のフローチャート図
【図20】本発明の第4の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系考慮推定手段の推定方法を示すフロー
チャート図
【図21】本発明の第4の実施の形態における電流情報
を示す図
【図22】本発明の第4の実施の形態における平均化電
流情報を示す図
【図23】本発明の第5の実施の形態におけるFFT解
析のフローチャート図
【図24】本発明の第5の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系考慮推定手段の推定方法を示すフロー
チャート図
【図25】本発明の第7の実施の形態における周波数応
答結果を示す図
【図26】本発明の第6の実施の形態における電源/パ
ッケージ/測定系考慮推定手段の推定方法を示すフロー
チャート図
【図27】本発明の第6の実施の形態における周波数応
答結果を示す図
【図28】本発明の第8の実施の形態における不要輻射
解析方法を実現するための構成を示すブロック図
【図29】本発明の第8の実施の形態におけるFFT推
定手段の推定方法を示すフローチャート図
【図30】本発明の第9の実施の形態における不要輻射
解析方法を実現するための構成を示すブロック図
【図31】本発明の第9の実施の形態におけるFFT推
定手段の推定方法を示すフローチャート図
【図32】本発明の第10の実施の形態における不要輻
射解析方法を実現するための構成を示すブロック図
【図33】本発明の第10の実施の形態におけるFFT
推定手段の推定方法を示すフローチャート図
【図34】本発明の第10の実施の形態における機能記
述の一例を示す図
【図35】本発明の第11の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すブロック図
【図36】本発明の第11の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図37】本発明の第12の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図38】本発明の第13の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図39】本発明の第14の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図40】本発明の第15の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図41】本発明の第16の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を実行するための装置ブロ
ック図
【図42】本発明の第16の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図43】本発明の第17の実施の形態におけるハイブ
リッド解析を用いた推定方法を示すフローチャート図
【図44】本発明の第18の実施の形態におけるインク
リメンタル解析を用いた推定方法を実行するための装置
を示すブロック図
【図45】本発明の第18の実施の形態におけるインク
リメンタル解析を用いた推定方法を示すフローチャート
【図46】従来例の不要輻射解析方法を実現するための
概念構成を示すブロック図
【図47】従来例のトランジスタレベルの不要輻射解析
方法を実現するための概念構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 回路情報 102 解析制御入力部 103 不要輻射シミュレーション部 104 解析情報表示部 105 最適化制御入力部 106 不要輻射最適化部 107 最適化情報表示部
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月31日(2001.7.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】本発明の15は、請求項14に記載の不要
輻射解析方法において、前記畳込み工程は、あらかじめ
定めた間隔ごとの補正等価電源電流情報を時系列で平均
化もしくは最大化することを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】本発明の19は、請求項18に記載の不要
輻射解析方法において、前記クロック同期部はフリップ
フロップもしくはクロックバッファもしくは同期メモリ
であることを特徴とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 達夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社 (72)発明者 溝川 卓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社 (72)発明者 辻川 洋行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社 Fターム(参考) 2G032 AA00 AB20 AC08 AD01 AD03 AD04 AE07 AE08 AE09 AE10 AL00 5B046 AA08 BA04 JA10 KA06 5F064 BB07 BB12 BB19 BB26 EE43 EE45 EE52 EE54 HH09 HH10 HH12 HH13 HH14

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LSIの不要輻射量を解析する方法であっ
    て、 当該LSIチップの回路情報から電源電流に流れる等価
    電源電流情報を算出する等価電源電流情報算出工程と、 前記LSIチップに電流を供給する電源の電源情報、前
    記半導体チップのパッケージのもつパッケージ情報およ
    び前記半導体チップの特性を測定する測定系のもつ測定
    系情報のうちの少なくとも1つの情報を解析制御情報と
    して考慮し、前記回路情報に前記解析制御情報を反映さ
    せた総合情報を等価回路として見積もる見積もり工程
    と、 前記見積もり工程で見積もられた総合情報に従い、解析
    を実行する総合情報解析工程とを含むことを特徴とする
    不要輻射解析方法。
  2. 【請求項2】前記見積もり工程は、前記回路情報に前記
    解析制御情報を付加して総インピーダンスを算出し、こ
    れを総合情報として総合情報解析工程に出力する工程で
    あることを特徴とする請求項1に記載の不要輻射解析方
    法。
  3. 【請求項3】前記解析制御情報は、前記LSIチップに
    電流を供給する電源の電源情報と、前記半導体チップの
    パッケージのもつパッケージ情報および前記半導体チッ
    プの特性を測定する測定系のもつ測定系情報のうちの少
    なくとも1つとを含むことを特徴とする請求項1または
    2に記載の不要輻射解析方法。
  4. 【請求項4】前記解析制御情報は、前記LSIチップに
    電流を供給する電源の電源情報と、前記半導体チップの
    パッケージのもつパッケージ情報と、前記半導体チップ
    の特性を測定する測定系のもつ測定系情報とを含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の不要輻射解析方
    法。
  5. 【請求項5】前記総合情報解析工程は、前記総合情報に
    前記等価電源電流情報を付加してシミュレーションする
    シミュレーション工程であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の不要輻射解析方法。
  6. 【請求項6】前記総合情報解析工程は、前記総合情報を
    反映して前記等価電源電流情報を補正した補正等価電源
    電流情報を求める工程とその周波数スペクトルを計算す
    る周波数スペクトル計算工程を含むことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の不要輻射解析方法。
  7. 【請求項7】前記等価電源電流情報算出工程は、周波数
    スペクトルを計算する周波数スペクトル計算工程を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の不
    要輻射解析方法
  8. 【請求項8】前記総合情報解析工程は、前記総合情報か
    ら前記等価電源電流情報を補正すべき補正関数を求め、
    前記等価電源電流情報をこの補正関数で演算する工程で
    あることを特徴とする請求項1乃至4および7のいずれ
    かに記載の不要輻射解析方法。
  9. 【請求項9】前記等価電源電流情報算出工程は、 信号変化の発生時に生成され、発生対象である前記LS
    Iチップの各セルのインスタンス名、その信号名、発生
    時刻、遷移情報を含む各イベント情報と、前記見積もり
    工程で見積もられた前記総合情報を考慮して瞬間的な電
    流量を算出する工程と、 前記瞬間的な電流量をあらかじめ決定された規則に従っ
    てモデル化するモデル化工程とを含むことを特徴とする
    請求項1乃至8のいずれかに記載の不要輻射解析方法。
  10. 【請求項10】前記モデル化工程は、将棋型の電流波形
    を累積する工程であることを特徴とする請求項9に記載
    の不要輻射解析方法。
  11. 【請求項11】前記シミュレーション工程は、等価電源
    電流情報算出工程と同期する工程を含むことを特徴とす
    る請求項5に記載の不要輻射解析方法。
  12. 【請求項12】前記シミュレーション工程は、等価電源
    電流情報への情報追加タイミングに同期して繰り返し実
    行する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の不
    要輻射解析方法。
  13. 【請求項13】前記シミュレーション工程は、等価電源
    電流情報をあらかじめ定めた間隔で読み込む工程を含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の不要輻射解析方法。
  14. 【請求項14】前記周波数スペクトル計算工程は、補正
    等価電源電流情報をあらかじめ定めた間隔で畳み込む畳
    込み工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の不要
    輻射解析方法。
  15. 【請求項15】前記畳込み工程は、あらかじめ定めた間
    隔ごとの補正等価電源電流情報を時系列で平均化もしく
    は最大化することを特徴とする請求項13に記載の不要
    輻射解析方法。
  16. 【請求項16】前記等価電源電流情報算出工程は、あら
    かじめ算出された前記回路情報の各部分の等価電源電流
    情報であるライブラリ情報の累積を計算するライブラリ
    累積工程であることを特徴とする請求項1乃至15のい
    ずれかに記載の不要輻射解析方法
  17. 【請求項17】前記ライブラリ情報は、前記回路情報の
    各部分の入力信号情報もしくは出力信号情報もしくは出
    力容量のいずれかの関数もしくはテーブルであることを
    特徴とする請求項16に記載の不要輻射解析方法
  18. 【請求項18】前記ライブラリ情報は前記回路情報をク
    ロックに同期するクロック同期部とクロックに同期しな
    いクロック非同期部に1つ以上分割した部分の情報であ
    ることを特徴とする請求項16に記載の不要輻射解析方
  19. 【請求項19】前記クロック同期部はフリップフロップ
    もしくはクロックバッファもしくは同期メモリであるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の不要輻射解析方法
  20. 【請求項20】前記ライブラリ累積工程は前記回路情報
    より回路情報のどの部分がライブラリに対応しているか
    を類推する工程を含むことを特徴とする請求項16に記
    載の不要輻射解析方法
  21. 【請求項21】前記等価電源電流情報算出工程は、前記
    回路情報の部分回路情報に基づき、高速な等価電源電流
    情報算出方法と高精度な等価電源電流情報算出方法を選
    択する算出方法決定工程を含むことを特徴とする請求項
    1乃至16に記載の不要輻射解析方法
  22. 【請求項22】前記等価電源電流情報算出工程は、既に
    解析された等価電源電流情報との前記回路情報の差分に
    基づき前記差分のみの電源電流情報を算出する差分電源
    電流算出工程を含むことを特徴とする請求項1乃至1
    6、21のいずれかに記載の不要輻射解析方法
  23. 【請求項23】更に前記総合情報解析工程で得られた結
    果を解析情報として表示する解析情報表示工程とを具備
    したことを特徴とする請求項1乃至16、21または2
    2のいずれかに記載の不要輻射解析方法。
  24. 【請求項24】更に前記総合情報解析工程で得られた結
    果に基づいて、不要輻射を低減するように回路情報を最
    適化する最適化工程とを含むことを特徴とする請求項1
    乃至16、21乃至23のいずれかに記載の不要輻射解
    析方法。
  25. 【請求項25】更に前記最適化工程で得られた回路情報
    を最適化情報として表示する最適化情報表示工程とを含
    むことを特徴とする請求項24に記載の不要輻射解析方
    法。
  26. 【請求項26】LSIの不要輻射量を解析する不要輻射
    解析装置であって、 当該LSIチップの回路情報から電源電流に流れる等価
    電源電流情報を算出する等価電源電流情報算出手段と、 前記LSIチップに電流を供給する電源の電源情報、前
    記半導体チップのパッケージのもつパッケージ情報およ
    び前記半導体チップの特性を測定する測定系のもつ測定
    系情報のうちの少なくとも1つの情報を解析制御情報と
    して考慮し、前記回路情報に前記解析制御情報を反映さ
    せた総合情報を等価回路として見積もる見積もり手段
    と、 前記見積もり手段で見積もられた総合情報に従い、解析
    を実行する総合情報解析手段とを含むことを特徴とする
    不要輻射解析装置。
  27. 【請求項27】前記見積もり手段は、前記回路情報に前
    記解析制御情報を付加して総インピーダンスを算出し、
    これを総合情報として総合情報解析手段に出力するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項26に記載の
    不要輻射解析装置。
  28. 【請求項28】前記総合情報解析手段は、前記総合情報
    に前記等価電源電流情報を付加してシミュレーションす
    るシミュレーション手段であることを特徴とする請求項
    26または27に記載の不要輻射解析装置。
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