JP2002163947A - スイッチ - Google Patents
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Abstract
いスイッチを提供する。 【解決手段】端子板31から延長された接点保持片31
dに固定接点41が設けられ、端子板32に対して回動
自在な開閉素子43に可動接点42が設けられる。固定
接点41は蒲鉾状であって接点保持片31dの延長方向
に長手方向が一致し、固定接点42は正面形状が丸状に
形成される。
Description
に配置された開閉素子に可動接点を設けたスイッチに関
するものである。
ッチと称する形式のスイッチでは、図8に示すように、
一端部に可動接点42を設けた開閉素子43を端子板3
2に設けた支持片32dに対して回動自在に配置し、開
閉素子43の回動に伴って可動接点42を固定接点41
に離接させるものが提供されている。固定接点41は別
の端子板31から延長された接点保持片31dに設けら
れる。この構成では、開閉素子43の一端を支持片32
dに当接させて回動支点としているから、開閉素子43
の回動中心が必ずしも一定ではなく、固定接点41と可
動接点42との接触状態が変動する可能性がある。
互いの対向面の正面形状が長方形状であって、かつそれ
ぞれ幅方向の中央部が両端部よりも突出する形状(いわ
ゆる蒲鉾状)に形成し、さらに固定接点41の長手方向
と可動接点42の長手方向とが互いに交差するように配
置する構成が考えられている。この種の接点の構成はク
ロスバー接点と呼ばれている。クロスバー接点を採用す
ると、開閉素子43の回動支点にずれが生じて可動接点
42の中心と固定接点41の中心とがずれたとしても、
可動接点42の固定接点41に対する接触状態にはほと
んど変化がなく、安定した接触状態が得られるものであ
る。
バー接点では、可動接点42と固定接点41との開閉を
繰り返すと、接点の長手方向の中間部が消耗して凹所が
形成され、固定接点41と可動接点42とが噛み合った
状態になって、可動接点42を固定接点41から引き離
せなくなる(ロッキングを生じる)可能性がある。
あり、その目的は、開閉を繰り返しても互いに噛み合う
可能性の少ないスイッチを提供することにある。
内の定位置に固定された接点保持片と、器体内で接点保
持片の一部に対向し接点保持片との距離が可変となるよ
うに回動自在に配置された開閉素子と、接点保持片に設
けた固定接点と、開閉素子に設けられ開閉素子の回動に
伴って固定接点と離接する可動接点とを備え、固定接点
と可動接点との一方の接点は他方の接点との対向面の正
面形状が長方形状であって幅方向の中央部が両端部より
も突出する凸曲面であり、前記他方の接点は前記一方の
接点との対向面の正面形状が丸状であることを特徴とす
る。
て、前記丸状の接点において前記長方形状の接点に接触
する部位の寸法は前記長方形状の接点の長手方向の寸法
より大きいことを特徴とする。
2の発明において、前記固定接点が長方形状であり、前
記可動接点が丸状であることを特徴とする。
3の発明において、前記長方形状の接点の長手方向が、
前記開閉素子の回動時における可動接点の中心の軌跡を
含む面内に含まれるものである。
単極単投型のスイッチを例示するが、本発明の技術思想
は他の構成のスイッチにも適用可能である。
(図2の上面)が開口した直方体状の合成樹脂成形品の
ボディ10と、矩形枠状に形成されボディ10の前面側
に結合される合成樹脂成形品のカバー20とにより構成
される器体1を備える。ボディ10の幅方向における両
外側面にはボディ10の長手方向に離間して各一対の組
立突起11が突設され、カバー20の後端縁からは組立
舌片21が後方に延設され、組立舌片21に設けた組立
孔21aに組立突起11が係合することによってボディ
10とカバー20とが結合される。
た電線挿入孔12を通して器体1に挿入される電線を接
続する2個の端子装置30a,30bと、端子装置30
a,30bの間の電路を開閉する接点装置40とが収納
される。一方、カバー20の中央部の開口窓22には合
成樹脂成形品の反転ハンドル50がカバー20に対して
揺動自在に枢支された形で装着され、この反転ハンドル
50の揺動に伴って接点装置40が開閉される。反転ハ
ンドル50の前面側にはカバー20の前面に重複する合
成樹脂成形品の操作ハンドル60が着脱可能に結合さ
れ、操作ハンドル60を操作部として揺動させることに
より、反転ハンドル50が揺動して接点装置40が開閉
されるようにしてある。
a,30bおよび接点装置40を位置決めするための保
持リブ13および保持溝14がそれぞれ複数形成されて
いる。端子装置30a,30bはボディ10の長手方向
の両端部内に配置され、接点装置40はボディ10の長
手方向の中央部内に配置される。
板により形成された端子板31,32と、各端子板3
1,32ごとに2個ずつ設けた鎖錠ばね33と、各端子
板31,32ごとに2個ずつ設けた鎖錠ばね33に当接
する合成樹脂成形品の解除釦34とを備える。各端子板
31,32は、それぞれボディ10の長手方向の両端部
付近でボディ10の幅方向の両内側面に設けた保持溝1
4に両側部が挿入保持される主片31a,32aと、主
片31a,32aに対向する当接片31b,32bと、
主片31a,32aと当接片31b,32bとの前端縁
間を連続一体に連結するようにボディ10の開口面に沿
って延長された連結片31c,32cとを備える。当接
片31b,32bはボディ10の長手方向の中央部付近
でボディ10の幅方向の両内側面に形成された保持リブ
13に当接し、保持リブ13と保持溝14との間で端子
板31,32がボディ10に保持される。
片31b,32bとの間に収納される。端子板31には
連結片31cから延長されて先端部に固定接点41を備
える接点保持片31dがボディ10の長手方向の中央部
に向かって斜め後向き(図4の下向き)に延設される。
また、端子板32には当接片32bの後端縁からボディ
10の長手方向の中央部に向かってボディ10の後面に
沿う形で支持片32dが延設され、支持片32dの先端
部には前面開放された断面V字状の支点用溝32eが支
持片32dの延長方向に直交する形で形成される。
S字状に曲成して接触片33aを形成し、他端部をJ字
状に曲成して鎖錠片33bを形成し、接触片33aと鎖
錠片33bとの間を接続片33cにより連続一体に連結
した形状に形成される。また、接触片33aおよび鎖錠
片33bは接続片33cに対して厚み方向の同じ側に突
出する。鎖錠ばね33を端子板31,32の主片31
a,32aと当接片31b,32bとの間に装着するに
際しては、接続片33cを当接片31b,32bに当接
させる形で接触片33aおよび鎖錠片33bを主片31
a,32aに対向させる。ここに、接触片33aおよび
鎖錠片33bの先端部は、先端側ほど接続片33cから
離れる向きに傾斜し、かつ互いに略平行になるように延
長されている。また、接触片33aおよび鎖錠片33b
の先端部は、先端側ほど連結片31c,32cとの距離
を小さくするように配置される。
32の主片31a,32aと接触片33aおよび鎖錠片
33bとの間に対応する部位に形成され、電線挿入孔1
2を通して器体1に電線を挿入すると、電線の先端部が
主片31a,32aと接触片33aおよび鎖錠片33b
との間に挟持され、電線が主片31a,32aに接触し
て端子装置30a,30bと電線とが電気的に接続され
るとともに、鎖錠片33bの先端縁が電線に食い込むこ
とによって電線が器体1から抜けないように機械的に保
持される。とくに、鎖錠片33bは電線挿入孔12を通
して電線を挿入する向きにおいて主片31a,31bと
の距離を小さくするように傾斜しているから、電線を引
き抜く向きの力に対して鎖錠片33bが撓みにくく、電
線の引き抜きを確実に阻止することになる。ここに、電
線は絶縁被覆電線であって器体1に挿入する部位は芯線
が露出するように絶縁被覆が除去される。したがって、
主片31a,32aと鎖錠ばね33との間に電線が挟持
されるとは実際には芯線が挟持されることを意味する。
る部位に操作孔15が貫設される。解除釦34は各端子
装置30a,30bに設けた2個ずつの鎖錠ばね33の
間に配置され、両鎖錠ばね33の鎖錠片33bの後面側
にそれぞれ当接する2個の押し片34aが側面から突出
する形状を有する。操作孔15はマイナスドライバの先
端部のような工具が挿入可能となる形状を有し、工具を
操作孔15に挿入して解除釦34を前方に押圧すると、
鎖錠片33bが押し片34aから押圧力を受けることに
より主片31a,32aから離れる向きに撓むようにし
てある。したがって、上述のようにして端子装置30
a,30bに電線を接続した状態で操作孔15に工具を
挿入して解除釦34を押圧すれば、鎖錠片33bが電線
から離れるように撓んで電線の機械的保持が解除され、
電線を器体1から引き抜くことが可能になる。ここに、
解除釦34には2個の押し片34aが設けられ、各端子
装置30a,30bに設けた2個の鎖錠ばね33の鎖錠
片33bを同時に押圧するから、各端子装置30a,3
0bに2本の電線を接続しているときには1個の解除釦
34を押圧すれば2本の電線の機械的保持を同時に解除
することができる。
dに対して枢支された板状の開閉素子43を備え、開閉
素子43には端子板31の接点保持片31dに設けた固
定接点41に離接する可動接点42が設けられる。開閉
素子43の後端縁は支持片32dに設けた支点用溝32
eに挿入され、支点用溝32eを中心として開閉素子4
3が回動可能になっている。ボディ10の長手方向の中
央部であってボディ10の後部には開閉素子43の側縁
に突設された突片43aが挿入されるV字状の回動規制
溝16が形成され、回動規制溝16によって開閉素子4
3の回動範囲が規制される。開閉素子43と反転ハンド
ル50との間にはコイルスプリングからなる反転ばね4
4が保持されており、開閉素子43の前端部には反転ば
ね44の一端部内に挿入されるばね座片43bが突設さ
れる。
の後面側に設けた筒部(図示せず)に挿入される。器体
1の幅方向における反転ハンドル50の両側面には支点
突起51が突設され、各支点突起51は前端部が先細り
となる形状に形成されている。カバー20の長手方向の
中央部であって幅方向の両側部には開口窓22の周縁か
ら前方に突出する一対の軸受突片23が突設され、両軸
受突起23の対向面には反転ハンドル50の支点突起5
1が挿入される軸受凹所24が形成される。軸受凹所2
4は少なくとも前端部において支点突起51を揺動可能
に枢支する。反転ハンドル50の長手方向の一端部には
後述する位置表示灯71からの光を透過させるための透
孔52が貫設され、さらに反転ハンドル50の長手方向
の両端面には操作ハンドル60を反転ハンドル50に結
合するための結合爪53がそれぞれ突設される。
1は可動接点42との対向面の正面形状が長方形状であ
って、かつ幅方向の中央部が両端部に対して突出する凸
曲面となるように形成されている。つまり、いわゆる蒲
鉾状に形成されている。また、固定接点41の長手方向
は接点保持片31dの延長方向に一致させてある。一
方、可動接点42は固定接点41との対向面が丸状に形
成されている。可動接点42における固定接点41との
接触部位の寸法は、固定接点41の長手方向の寸法より
大きくするのが望ましい。つまり、このような寸法関係
に設定しておけば、固定接点41が消耗したとしても可
動接点42が固定接点41に噛み合う可能性が少なくな
り、可動接点42が固定接点41から分離できなくなる
ロッキングの発生を防止することができる。また、固定
接点41の長手方向が接点保持片31dの延長方向に一
致しているから、開閉素子43の回動に伴う可動接点4
2の中心の軌跡を含む面内に固定接点41の長手方向が
一致することになる。つまり、開閉素子43の回動に伴
って可動接点42が固定接点41に対して摺接する方向
と固定接点41の長手方向とが一致しているから、可動
接点42が消耗したとしても可動接点42に形成される
凹所は固定接点41の長手方向にならって形成され、固
定接点41と可動接点42とがロッキングする可能性が
少なくなる。
2との形状は逆にしてもよいが、一般に可動接点42の
体積は固定接点41よりも小さいから、開閉素子43に
結合されている可動接点42を丸状とすることによって
可動接点42を開閉素子43にかしめる部分の断面積が
大きくなり、固定接点41との熱バランスが良好になっ
て、可動接点42が固定接点41に比較して高温になる
のを防止することができ、結果的に可動接点42が固定
接点41に比較して著しく消耗するのを防止することが
できる。
カバー20の両端部側縁に沿ってカバー20の前面から
突出する当てリブ25がそれぞれ突設され、各当てリブ
25の外側面には各一対の取付爪26が突設される。こ
こでは詳しく説明しないが、取付爪26は配線器具用の
取付枠に設けた取付孔に係合することによって器体1を
取付枠に保持させるために設けてあり、壁面などの施工
面に器体1の一部を埋め込む形で施工する際に、施工面
に固定される取付枠への器体1の結合作業が容易になっ
ている。また、当てリブ25は器体1を取付枠に取り付
けたときに取付枠の裏面側に当接することになる。操作
ハンドル60は両当てリブ25の間に配置され、操作ハ
ンドル60は揺動時において当てリブ25に干渉しない
ように形成される。このように当てリブ25をカバー2
0に突設し当てリブ25に取付爪26を設けたことによ
って、当てリブ25を設けない場合に比較すると操作ハ
ンドル60を後方に位置させることが可能になり、施工
状態においてカバー20と操作ハンドル60との間に形
成される隙間が外部から見えにくくなる。
反転ハンドル50の前面を覆い、操作ハンドル60の後
面には反転ハンドル50に設けた結合爪53に係合する
結合脚61が突設される。結合脚61の先端部(後端
部)には結合爪53の後面に係合する脚爪61aが形成
され、操作ハンドル60の後面に突設した押さえ突起6
2と脚爪61aとの間で反転ハンドル50が保持され、
結果的に操作ハンドル60が反転ハンドル50に固定さ
れることになる。さらに、操作ハンドル60の長手方向
の一端部には位置表示灯71からの光を外部に取り出す
ように導光するためのプリズム63が固着される。
合成樹脂成形品からなる回路基板70が保持される。回
路基板70にはネオンランプからなる位置表示灯71お
よび位置表示灯71の限流用の抵抗72が実装される。
また、回路基板70の後面であって反転ハンドル50の
長手方向の一端部に対応する部位には接点73が設けら
れている。回路基板70の中央部には円形に開口した圧
入孔74が形成され、反転ハンドル50に設けた筒部が
圧入孔74に圧入されることによって、反転ハンドル5
0に回路基板70が固定されるようにしてある。この状
態において位置表示灯71は反転ハンドル50の透孔5
2を通してプリズム63に対向するように配置される。
回路基板70に実装した回路(位置表示灯71と抵抗7
2との直列回路)の一端は接点73に接続され、他端は
反転ハンドル50の筒部を通して反転ばね44に接触す
る。つまり、回路基板70に実装した回路の上記他端は
反転ばね44を介して開閉素子43に電気的に接続され
ることになる。また、接点73は反転ハンドル50の揺
動に伴って一方の端子板31に離接するように配置され
る。すなわち、反転ハンドル70が揺動することによっ
て、接点73が離接する一方の端子装置30aと開閉素
子43に電気的に接続されている他方の端子装置30b
との間に、回路基板70に実装された回路が挿入される
状態と、回路が切り離された状態とを選択することにな
る。両端子装置30a,30bの間に回路が挿入される
状態で固定接点41から可動接点42が離れるようにし
ておけば、接点装置40の開極時に位置表示灯71に通
電され、位置表示灯71が点灯することになる。したが
って、スイッチを照明器具の点灯・消灯を指示する目的
で用いると、照明器具の消灯時において位置表示灯71
が点灯し、暗がりでもスイッチの場所を容易に見つける
ことができるようになる。この構成では、固定接点41
に可動接点42が接触した状態では接点73が端子板3
1から離れ、回路基板70に実装した回路には通電され
ない。
に説明すれば、図4のように操作ハンドル60の右端部
が左端部よりも後方(図の下方)に位置するときには可
動接点42が固定接点41に接触するようにしているも
のとして、このとき接点73が左側の端子板31から離
れるように接点73を設けておく。この状態では反転ば
ね44は中間部が両端部よりも左側に膨らんだ状態にな
り、反転ばね44によって可動接点42が固定接点41
に押圧されて接点圧が付与される。一方、この状態から
操作ハンドル60の左端部を後方に押すと、反転ばね4
4の前端部が右側に移動することにより反転ばね44は
圧縮された後に急速に伸長して中間部が両端部よりも右
側に膨らんだ状態になり、このとき開閉素子43を右側
に倒して可動接点42を固定接点41から引き離す。つ
まり、反転ばね44のばね力は反転ハンドル50を左回
りに回転させる向きに作用し、接点73を端子板31に
接触させる接触圧が生じることになる。つまり、固定接
点41と可動接点42とが離れている状態で、回路基板
70に実装された回路に通電され、位置表示灯71が点
灯するのである。
bに用いる端子板31,32は、電線の芯線が撚り線で
ある場合にも対応可能となるように構成してある。具体
的には、端子板31,32の主片31a,32aにおい
て鎖錠ばね33の鎖錠片33bの先端部付近において、
鎖錠片33bが接触可能な部位であって電線挿入孔12
を通して器体1に導入された電線が接触する部位の両側
に一対の案内突部38を突設してある。両案内突部38
は主片31a,32aの幅方向に並ぶように配置され、
案内突部38において互いに近い端部は球面の一部とな
る(いわゆるSR形状)に形成してある。したがって、
電線挿入孔12から芯線が撚り線である電線を導入した
場合に、電線がばらばらに広がろうとしても案内突部3
8に乗り上げる形になって鎖錠片33bと案内突部38
との間に電線が確実に挟持され、しかも案内突部38が
SR形状であることによって電線はできるだけ両案内突
部38の間を通るように誘導されることになる。要する
に、電線が撚り線であってもばらばらに広がる可能性を
低減することができる。さらに、案内突部38の位置が
鎖錠片33bの先端部付近であることによって、電線が
案内突部38に乗り上げた状態でも鎖錠片33bから比
較的大きい接触圧を電線に作用させることができ、電線
の電気的な接続を確実に確保することができる。
したが、本発明の技術思想は以下に示す単極双投型のス
イッチ(いわゆる3路スイッチ)においても適用可能で
ある。3路スイッチでは、図5ないし図7に示すよう
に、3個の端子装置30b,30c,30dを用いる。
端子装置30bは上述した単極単投スイッチと同構成で
あって、単極単投スイッチに用いた端子装置30aに代
えて2個の端子装置30c,30dを用いる。各端子装
置30c,30dはそれぞれ端子板45,46を備え、
各端子板45,46には、器体1に設けた電線挿入孔1
2を通して器体1に導入された電線が接触する主片45
a,46aと、それぞれボディ10に設けた保持リブ1
3に当接する当接片45b,46bと、主片45a,4
6aと当接片45b,46bとの間を連結する連結片4
5c,46cと、連結片45c,46cから連続一体に
延長され先端部にそれぞれ固定接点41a,41bを設
けた接点保持片45d,46dとが設けられる。両端子
装置30c,30dの接点保持片45d,46dの先端
部は互いに対向するように配置され、固定接点41a,
41bは対向する。また開閉素子43は厚み方向の両面
に可動接点42a,42bを備え、開閉素子43の回動
に伴って各固定接点41a,41bに各可動接点42
a,42bが選択的に接触するようにしてある。つま
り、固定接点41aに可動接点42aが接触している間
は可動接点42bは固定接点41bから離れ、固定接点
41bに可動接点42bが接触している間は可動接点4
2aは固定接点41aから離れる。
手方向における同じ側(図7における左側)に配置され
ており、各端子板45,46にはそれぞれ1個ずつの鎖
錠ばね33が収納される。ただし、両端子板45,46
の鎖錠ばね33の間に1つの解除釦34が配置される。
さらに、各端子板45,46の連結片45c,46cに
は導電性の金属板からなる接触子47がかしめ固定され
る。各接触子47は回路基板70に弾接するように弾性
が付与されており、反転ハンドル50の揺動にかかわら
ず接触子47がつねに回路基板70に弾接するようにし
てある。回路基板70には位置表示灯71と抵抗(図示
せず)との直列回路が実装され、この直列回路の各一端
にそれぞれ接触子47が接触する。この種の3路スイッ
チは階段灯の点灯・消灯に用いられることが多く、階上
と階下とにそれぞれ3路スイッチを配置して階段灯の点
灯・消灯とを階上と階下とのいずれにおいても操作可能
とすることができる。したがって、両固定接点31a,
31bの間に位置表示灯71と抵抗との直列回路を挿入
しておけば、階段灯の消灯時に位置表示灯71を点灯さ
せることができる。この種の回路の接続関係は周知であ
るから説明を省略する。また、3路スイッチの他の構成
は単極単投型のスイッチと同様である。
例では単極単投型のスイッチ(いわゆる片切り型のスイ
ッチ)と3路スイッチとを例示したが、本発明の技術思
想はこれらのスイッチへの適用に限定されるものではな
く、たとえば2極単投型のスイッチやいわゆる4路型の
スイッチ(4端子のうちの2端子と残りの2端子とを一
対一に接続する2つの接続関係が選択可能なスイッチ)
に適用することも可能である。
定された接点保持片と、器体内で接点保持片の一部に対
向し接点保持片との距離が可変となるように回動自在に
配置された開閉素子と、接点保持片に設けた固定接点
と、開閉素子に設けられ開閉素子の回動に伴って固定接
点と離接する可動接点とを備え、固定接点と可動接点と
の一方の接点は他方の接点との対向面の正面形状が長方
形状であって幅方向の中央部が両端部よりも突出する凸
曲面であり、前記他方の接点は前記一方の接点との対向
面の正面形状が丸状であることを特徴とするものであ
り、可動接点と固定接点との一方を蒲鉾状としながらも
他方を丸状に形成したことによって、蒲鉾状の接点が消
耗しても丸状の接点が噛み合う可能性が少なくなり、結
果的に従来構成に比較するとロッキングの可能性を低減
することができる。つまり、接点の消耗時にも良好な接
触状態を保つことができる。
て、前記丸状の接点において前記長方形状の接点に接触
する部位の寸法は前記長方形状の接点の長手方向の寸法
より大きいことを特徴とするものであり、丸状の接点が
相手側の接点に接触する部位の寸法を相手側の接点の長
手方向の寸法以上に設定したことによって、丸状の接点
が相手側の接点に噛み合う可能性をより低減することが
でき、ロッキングの可能性を低減することができる。
2の発明において、前記固定接点が長方形状であり、前
記可動接点が丸状であることを特徴とするものであり、
一般に可動接点は固定接点よりも体積が小さく熱容量の
小さいことが多いから、可動接点を開閉素子にかしめ固
定している部位の断面積が蒲鉾状の接点に比較すると大
きくなって可動接点から開閉素子に放熱されやすくな
り、結果的に固定接点と可動接点との間の熱バランスが
従来構成よりも良好になる。その結果、固定接点と可動
接点とに大きな温度差が生じることがなく、一方のみが
極端に消耗するのを防止することができ、このことによ
ってもロッキングの可能性が低減される。
3の発明において、前記長方形状の接点の長手方向が、
前記開閉素子の回動時における可動接点の中心の軌跡を
含む面内に含まれるものであり、開閉素子の回動によっ
て接点の開閉時には蒲鉾状の接点の長手方向に沿って丸
状の接点が摺接するから、丸状の接点が消耗したとして
も摺接方向にならう溝が形成されることになり、結果的
に、接点が消耗してもロッキングを生じることなく接点
を開閉させることが可能になる。
斜視図、(b)は要部分解正面図である。
図、(c)は側面図である。
図、(c)は側面図である。
解斜視図、(b)は要部分解正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 器体内の定位置に固定された接点保持片
と、器体内で接点保持片の一部に対向し接点保持片との
距離が可変となるように回動自在に配置された開閉素子
と、接点保持片に設けた固定接点と、開閉素子に設けら
れ開閉素子の回動に伴って固定接点と離接する可動接点
とを備え、固定接点と可動接点との一方の接点は他方の
接点との対向面の正面形状が長方形状であって幅方向の
中央部が両端部よりも突出する凸曲面であり、前記他方
の接点は前記一方の接点との対向面の正面形状が丸状で
あることを特徴とするスイッチ。 - 【請求項2】 前記丸状の接点において前記長方形状の
接点に接触する部位の寸法は前記長方形状の接点の長手
方向の寸法より大きいことを特徴とする請求項1記載の
スイッチ。 - 【請求項3】 前記固定接点が長方形状であり、前記可
動接点が丸状であることを特徴とする請求項1または請
求項2記載のスイッチ。 - 【請求項4】 前記長方形状の接点の長手方向が、前記
開閉素子の回動時における可動接点の中心の軌跡を含む
面内に含まれることを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれか1項に記載のスイッチ。
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