JP2004319394A - 速結端子装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作部61を指で押し上げるように操作すれば、軸部62aを支点にして解除釦60が回動する。解除釦60が回動すると押動部63,63でそれぞれ対向する端子板41の受け部44cを押圧し、電線に食い込んでいる鎖錠部44aを電線から離すように鎖錠片44を撓ませて電線の引き抜きが可能となる。故に、器体1を持った手の指(親指)で器体1の側面に露出する操作部61を押操作して電線101に食い込んでいる鎖錠部44を電線101から離すことができ、一方の手で器体1の保持と解除釦60の操作を同時に行い、他方の手で電線を引き抜くことができるため、従来の速結端子装置に比較して電線101の取り外し作業が容易に行える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチやコンセントのような配線器具の器体に収納されて電線を接続する速結端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スイッチやコンセントのような配線器具において、器体に設けた電線挿入孔を通して器体に導入された電線を接続するために速結端子が広く用いられている。この種の速結端子としては、図23に示すように、器体200に収納され電線挿入孔201を通して器体200に導入された電線101に接触する端子板202と、端子板202との間で電線を挟持する鎖錠ばね203とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。鎖錠ばね203は板ばねであって、鎖錠ばね203に設けた接触片203aおよび鎖錠片203bと端子板202との間に電線101を挟持することによって電線101を保持するように形成されている。つまり、器体200に設けた電線挿入孔201を通して電線101を器体200に導入すると、電線101が接触片203aおよび鎖錠片203bを端子板202から引き離す向きに撓ませ、接触片203aおよび鎖錠片203bに生じるばね力によって電線101が端子板202と鎖錠片203bとの間に挟持されるように構成されている。ここに、電線101が端子板202と接触片203aおよび鎖錠片203bとの間に挟持された状態では、接触片203aおよび鎖錠片203bの端縁が電線101に弾接し、電線101の一部に鎖錠片203bが食い込むことによって電線101の抜け止めがなされる。このように、電線101を電線挿入孔201に挿入するだけで端子板202に電線101が接触した状態で保持されるから、端子ねじを用いて電線101を接続する構造に比較すると電線101の結線作業が容易になる。
【0003】
ところで、図24に示すように器体200の後壁には操作孔204が貫設され、この操作孔204の奥側における器体200の内部に解除釦205が収納配置される。図23に示すように、解除釦205は鎖錠ばね203の横に配置され、鎖錠ばね203の鎖錠片203bの後面側に当接する押し片(図示せず)が側面から突出する形状を有する。操作孔204はマイナスドライバの先端部のような工具210が挿入可能となる形状を有し、工具210を操作孔204に挿入して解除釦205を前方に押圧すると、鎖錠片203bが押し片から押圧力を受けることにより電線101から離れる向きに撓むようにしてある。したがって、電線101を接続した状態で操作孔204に工具を挿入して解除釦205を押圧すれば、鎖錠片203bが電線101から離れるように撓んで電線101の機械的保持が解除され、電線101を器体200から引き抜くことが可能になる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−185905号公報(段落0014、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例において速結端子に接続された電線101を外す場合、図24に示すように一方の手で配線器具の器体200を持ち、他方の手に持った工具210を操作孔204に挿入して解除釦205を操作した状態では両手が塞がれてしまうために電線101を電線挿入孔201から引き抜くことが困難であった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、電線の取り外し作業が容易に行える速結端子装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、配線器具の器体に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する端子板と、ばね力を利用して該端子板との間で前記電線を狭持するとともに鎖錠部が該電線に食い込んで抜け止めする接続手段と、該接続手段による抜け止め状態を解除する解除手段とを備え、該解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に前記操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して前記接続手段の電線に食い込んだ前記鎖錠部を該電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを具備することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記軸部に対して該軸部の軸方向にずらした位置に前記押動部が配置されたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記操作部が回動する際に前記軸部を支持する支持部を具備し、該支持部と前記軸部が前記操作部の回動方向と平行な同一平面上に配置されたことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記支持部と前記軸部とが同心円上に配置されたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記器体に複数の接続手段並びに複数の解除手段が設けられ、これら複数の解除手段が合成樹脂成型品により一体に形成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記鎖錠部が押し動かされる方向に沿った同一平面上において前記押動部と前記操作部を連結する連結部を具備することを特徴とする。
【0013】
請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記軸部が摺動自在に載置される軸受け台が前記器体に設けられ、該軸受け台を逃がす逃がし部が前記解除手段の軸部近傍に設けられたことを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記操作部が回動する際に前記軸部を支持する支持部を具備し、前記軸部が摺動自在に載置される軸受け台と、先端に前記支持部が摺接する曲面を有した固定リブとが前記器体に設けられたことを特徴とする。
【0015】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記鎖錠部が電線に食い込まない位置で前記解除手段を保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記保持手段は、前記解除手段若しくは前記器体に設けられる突起と、前記解除手段若しくは前記器体に設けられて該突起に係合する係合部とからなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る速結端子装置をコンセントの端子部に適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、配線器具はコンセントに限定されるものではなく、例えばスイッチなどのコンセント以外の配線器具にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。
【0018】
(実施形態1)
図1〜図3に示すように、器体1は耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂を用いて前面が開放された直方体状に形成されたボディ10と、同じく耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂を用いて後面が開放された直方体状に形成されたカバー20とを結合することにより形成される。
【0019】
ボディ10は長手方向の中間部に設けた一対の仕切壁12により内部空間が2分されている。また、図5に示すようにカバー20内にも仕切壁20aが形成され、ボディ10とカバー20とを結合するとボディ10の一対の仕切壁12の間にカバー20の仕切壁20aが嵌合されることによって器体1の内部空間が独立した2室に分割される。
【0020】
ボディ10内において仕切壁12を介して形成された各収納室13には、プラグの栓刃を受ける刃受31がそれぞれ収納される。各刃受31は、図7に示すように互いに対向する先端部にて栓刃を挟持する一対の刃受ばね32と、両刃受ばね32の一方の側面同士を連続一体に結合するコ字状の連結片34と、連結片34より突出し両刃受ばね32の前記側面に対向する刃受ばね33とを備える。また、連結片34には円筒形の4つの突起34aが列設されており、各一対の突起34aにそれぞれ後述する端子板41がかしめ固定される。
【0021】
端子部40は、端子板41並びに解除釦60で構成される。端子板41は、図8(a)に示すように略L字形の主片42と、主片42の幅細の一端側から後方(図8(b)における下方、以下同じ)へ垂下された接触片43と、主片42の幅太の他端側から後方へ垂下された略J字形の鎖錠片44と、鎖錠片44の側端縁から側方へ突出する固定片45とを有し、弾性を有する帯状の金属板を加工して接触片43の先端部と鎖錠片44の先端部が交差するように折り曲げて一体に形成される。接触片43にはほぼ平坦な面を有して電線に弾接する接触部43aと、電線の挿入方向に沿った接触部43aの両側において電線を押圧する一対の押圧部43b,43cが設けられている。また、接触片43に対して内側に位置する鎖錠片44には、電線を接触部43aの方へ押圧するとともに電線の一部に食い込んで抜け止めする鎖錠部44aと、鎖錠部44aよりも接触片43に近づく向きに突出する受け部44cとが先端に並設され、鎖錠部44aよりも後方の部位に電線(接触片43)から離れる向きに凸となる曲げ部44bが設けられている。なお、図8(c)に示すように鎖錠部44aが接触片43に対向するとともに受け部44cが接触片43と対向しないように接触片43の幅寸法が鎖錠片44の幅寸法のおよそ半分に設定されている。さらに、固定片45には刃受31の連結片34に列設されている一対の突起34aが挿通される挿通孔45aが貫設されており、これら一対の挿通孔45aに挿通した突起34aをかしめることで刃受31の連結片34に固定片45が固定される。そして、一対の刃受ばね32とそれぞれ隣り合うように連結片34に固定された一対の端子板41と刃受31からなる刃受ブロック30がボディ10の各収納室13に収納される。
【0022】
ボディ10の各収納室13の底壁には接触片43と鎖錠片44の間に電線を導入することができるように一対の電線挿入孔11が貫設されている。図10に示すように、この電線挿入孔11を通して接触片43と鎖錠片44の間に電線101を挿入すると、鎖錠片44の鎖錠部44aが電線101に食い込むことによって電線101が抜け止めされるとともに鎖錠片44のばね力によって電線101が接触片43の接触部43aに弾接し、さらに電線101は一対の押圧部43b,43cによって鎖錠片44の方へ押圧され、鎖錠部44aと一対の押圧部43b,43cの押圧力が均衡して電線101が狭持される。但し、主片42に近い方の押圧部43cは電線101と当接する面を面取りして接触面積を増やしている。
【0023】
ところで、端子板41とともに端子部40を構成する解除釦60が各収納室13に配設される。この解除釦60は合成樹脂成型品からなり、図1及び図9に示すように棒状の操作部61の両端部からそれぞれ同一の方向に一対の連結部64,64が突出し、各連結部64,64の先端部分が架橋部66により連結されて全体が略ロ字型に形成されている。また、架橋部66の両端部からは連結部64,64と反対方向に一対の押動部63,63が突設され、架橋部66の中央部からは押動部63と略平行に腕部62が突設されるとともに腕部62の突出方向に略直交し且つ連結部64と反対の方向へ支持部65が突設されている。さらに腕部62の先端には、後述するようにボディ10に設けられた軸受け台14に摺動自在に載置される円柱状の軸部62aが、その軸方向が架橋部66の長手方向と平行となるように設けられている。そして、後述するようにカバー20に設けられた固定リブ28に支持部65が当接することで軸受け台14に載置された状態で回動自在に軸部62aが支持される。ここで、支持部65における軸部62aと反対側の側面65aは円柱面に形成されており、固定リブ28の先端には支持部65の側面65aに摺接する曲面(円柱面)28aが形成されている。
【0024】
一方、ボディ10の長手方向の両側面には各収納室13と通じる縦溝15が各一対ずつ並設されており、解除釦60は縦溝15を通して連結部64並びに操作部61がボディ10の外に露出され、一対の押動部63,63が端子板41の鎖錠片44における受け部44cと対向し(図11参照)、収納室13内に設けられた軸受け台14に軸部62aを載置するとともに支持部65をカバー20の固定リブ28の先端に当接することにより、軸部62aを支点に器体1の前後方向(図1における上下方向)に沿って回動自在に各収納室13,13に配設される(図3参照)。ここで本実施形態においては、図13に示すように腕部62の後面側に軸受け台14を逃がすための逃がし部62bが凹設されており、図15(b)に示すように逃がし部62bを設けない場合に比較して、図15(a)に示すように逃がし部62bを設けることで軸部62aと軸受け台14とが摺接する範囲(軸部62a及び軸受け台14の周方向の長さ寸法)を拡げることができて軸部62aの回動を安定させることができる。
【0025】
而して、端子部40に接続された電線を引き抜くには、縦溝15,15を通して器体1の側面に露出している操作部61を指で押し上げるように操作すればよい。すなわち、図14(b)に示すように操作部61を前方(図14における上方)へ押し上げるように操作すれば、軸部62aを支点にして解除釦60が回動し、押動部63,63でそれぞれ対向する端子板41の受け部44cを押圧することにより、電線に食い込んでいる鎖錠部44aを電線から離すように鎖錠片44を撓ませて電線の引き抜きが可能となる。
【0026】
従来の速結端子装置では工具を使って解除釦を操作しながら電線を引き抜かなければならないため、一方の手で配線器具の器体を持ち、他方の手に持った工具を操作孔に挿入して解除釦を操作した状態では両手が塞がれてしまうために電線を電線挿入孔から引き抜くことが困難であった。これに対して本実施形態では、器体1を持った手の指(例えば、親指)で器体1の側面に露出する解除釦60の操作部61を操作して解除釦60を回動させると電線に食い込んでいる鎖錠部44aを電線から離すことができ、一方の手で器体1の保持と解除釦60の操作を同時に行い、他方の手で電線を引き抜くことができるため、従来の速結端子装置に比較して電線の取り外し作業が容易に行える。しかも、解除釦60はてこの原理を使って押動部63により鎖錠部44aを押し動かしているため、例えば、器体1に対して解除釦を平行移動させることで鎖錠部44aを押し動かす構造に比べて操作部61にかかる荷重が低減できるという利点がある。なお、本実施形態では、解除釦60を、鎖錠部44aが押し動かされる方向(器体1の長手方向)に沿った同一平面上において押動部63と操作部61を連結部64で連結する構造としているから、操作部61を操作して鎖錠部44aを押し動かすときに押動部63にかかる荷重を連結部64で受けることができて解除釦60の強度が向上できるという利点もある。そして、電線を引き抜いた後に操作部61の操作を止めれば、撓められていた鎖錠片44の復元力が押動部63にはたらいて解除釦60が反操作方向に回動して元の位置に自動的に復帰するため、操作部61を元の位置に復帰させる手間が要らず何度でも電線を抜き差しすることができる。
【0027】
ここで本実施形態の解除釦60は、軸部62aに対して軸部62aの軸方向(図9(a)における上下方向)にずらした位置に押動部63,63が配置されているため、軸部62aと押動部63との距離を大きく取ることができ、解除釦60の回動に伴ってボディ10の軸受け台14や軸部62aに削れかすが生じてもそのような削れかすが端子板41に付着しにくくなり、端子板41に上記削れかすが付着して接触不良を起こすといった不具合が防止できる。
【0028】
また本実施形態では、解除釦60の支持部65と軸部62aとが操作部61の回動方向と平行な同一平面上に配置されているため、軸部62aを支点とする操作部の61の回動方向を安定させることができる。さらに、図14(a)に示すように軸部62aの外周面(円柱面)と支持部65の側面65aとが軸部62aの軸を中心とする同心円上に配置されるようにしているため、軸部62aを安定して支持することができ、しかも、カバー20に設けた固定リブ28の曲面28aに支持部65の側面65aを摺接させることで軸部62aを軸受け台14に確実に枢支させることができるものである。
【0029】
ところで、カバー20の前壁には一つのプラグに設けた一対の栓刃を挿入することができる差込部24が1口分形成されている。差込部24は各刃受31の刃受ばね32,33に対応する部位にそれぞれ開口する挿入口25よりなり、各挿入口25は平板状の平型栓刃が差し込まれる平型栓刃挿入口25aと、丸ピン状のピン型栓刃が差し込まれるピン型栓刃挿入口25bとを連通させた形状に形成されている。つまり、平型栓刃挿入口25aは矩形状であって、長手方向の中間部の一側縁に円状のピン型栓刃挿入口25bが連通した形状になっている。また、平型栓刃挿入口25aの中心間の距離よりも、ピン型栓刃挿入口25bの中心間の距離の方が広くなっている。平型栓刃挿入口25aに挿入される平型栓刃は刃受ばね32の側面と刃受ばね33との間で挟持され、ピン型栓刃挿入口25bに挿入されるピン型栓刃は一対の刃受ばね32の間で挟持される。
【0030】
次に、ボディ10とカバー20を結合して器体1を組み立てる構造について説明する。本実施形態においては、ボディ10とカバー20との双方に設けた嵌合部6,7に組立部材50を凹凸嵌合することでボディ10とカバー20とを結合して器体1を組み立てるようになっている。
【0031】
ボディ10の長手方向に対向する両側面には、図4に示すように一対の縦溝15に挟まれた中央部に角柱状の嵌合部6が突設されている。一方、カバー20の長手方向の両側面には、図5に示すように一対の嵌合部7がそれぞれ突設されている。ここで、カバー20に突設されている嵌合部7は、図5(d)に示すように四隅のうちの一つに切り欠き7aが形成されている。
【0032】
組立部材50は弾性を有する合成樹脂成型品からなり、図6に示すようにカバー20の嵌合部7,7と各々嵌合する一対の嵌合孔51,51が長手方向に並設された短冊状の主片52と、ボディ10の嵌合部6と嵌合する嵌合孔53aが設けられて主片52の後端縁中央より後方へ突設された逆凸字状の凸片53とを有し、器体1と対向する主片52の背面側において嵌合孔51,51の隅と重なる両角部からは先端に係止爪54aを有する係止突片54が背方へ突設されている。また、主片52の表面における前方両端部には、埋込型の配線器具を造営面に埋込配設するための取付枠、又は配線器具の取付構造を有したフラッシプレート(以下、単に「プレート」という)が具備する係合孔と係合して器体1を取付枠又はプレート枠に取り付けるための一対の取付部(取付爪)55が突設されている。
【0033】
一方、カバー20の長手方向の両側面には、嵌合部7の切り欠き7aに連通する凹溝27と、凹溝27の奥側に設けられて組立部材50の係止突片54に設けた係止爪54aが係止する被係止部26とが長手方向両端部近傍の背面側に形成されている(図5(c)参照)。
【0034】
而して、ボディ10とカバー20とを結合して器体1を組み立てるには、ボディ10とカバー20を開口面側で突き合わせた状態で係止突片54を凹溝27に挿入するように組立部材50を器体1の長手方向に対向する両側面の方へ押しつければ、組立部材50の嵌合孔53a,51にボディ10及びカバー20の各嵌合部6,7がそれぞれ嵌合してボディ10とカバー20とが結合されると同時に、係止突片54の先端に設けた係止爪54aがカバー20の被係止部26に係止することによって、組立部材50の嵌合部6,7からの脱落が防止できる。
【0035】
なお本実施形態では、ボディ10の収納室13に送り配線用を含めて2つの端子部40を並設し、ボディ10の両側面でそれぞれ隣り合う2つの端子部40について一つの解除釦60を共通に用いているが、図17に示すように、個々の端子部40で独立して操作される解除釦60,60を設けても構わない。この場合の解除釦60,60は、図16に示すように本実施形態における解除釦60を軸部62aの軸方向に直交する面で2つに分割して互いに鏡像の関係となるような形状に形成すればよい。但し、このように各端子部40毎に解除釦60を設けるよりも、隣り合う2つの端子部40を構成する2つの解除釦60,60を本実施形態のように合成樹脂成型品で一体に形成する方が部品点数の削減によるコストダウンが図れるという利点がある。
【0036】
(実施形態2)
実施形態1における速結端子装置(端子部40)では、電線挿入孔11から挿入された電線の先端部で端子板41の鎖錠片44を撓ませる必要があるが、電線が径の細い単線やより線の場合では電線の強度が鎖錠片44のばね力に負けて座屈してしまい接続できないことがある。
【0037】
そこで本実施形態は、鎖錠部44aが電線に食い込まない位置で解除釦60を保持する保持手段を備えることにより、接触片43と鎖錠片44との隙間を予め拡げておいて径の細い単線やより線などの強度が比較的弱い電線が座屈せずに挿入できるようにしている。なお、これ以外の構成は実施形態1と共通であるから、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明は省略する。
【0038】
本実施形態における保持手段は、図18に示すように支持部65の側面65aに突設された突起67と、固定リブ28の先端縁からなる係合部28bとで構成されている。この突起67は、図19に示すように支持部65の先端に近い方の斜面の傾斜角度(側面65aに対する傾斜角度)が相対的に小さくしてあるのに対し、支持部65の基端に近い方の斜面の傾斜角度(側面65aに対する傾斜角度)が相対的に大きくしてある。
【0039】
すなわち、電線を接続していない状態で操作部61を操作すると固定リブ28の係合部28bと支持部65の側面65aが摺接しながら解除釦60が回動し、傾斜角度の小さい先端側の斜面をスムーズに通過した後に傾斜角度の大きい基端側の斜面を過ぎて突起67を乗り越えると、突起67の基端側に係合部28bが係合して解除釦60が保持されることになる。この保持状態では解除釦60の押動部63が鎖錠部44aを押し動かして鎖錠片44を撓ませているため、鎖錠部44aと接触片43との間の隙間が広くなっている。
【0040】
そして、この保持状態においては鎖錠部44aと接触片43との間の隙間が広くなっているから径の細い単線やより線からなる電線であっても、鎖錠片44と接触片43との間に座屈することなく簡単に挿入することができ、電線を挿入した後に操作部61を反対向きに操作して係合部28bに再び突起67を乗り越えさせることにより、鎖錠部44aが電線に食い込んで抜け止めされることになる。なお、端子部40から電線を外す場合も解除釦60を保持状態とすることで電線を容易に引き抜くことができる。
【0041】
このように本実施形態では、電線を端子板41に接続した後に鎖錠部44aを食い込ませて抜け止めすることができるから、電線を電線挿入孔11に挿入する際の挿入力を弱くして電線の接続作業が容易に行えるものである。
【0042】
(実施形態3)
本実施形態は、端子部40を構成する解除釦60の構造に特徴があり、他の構造については基本的に実施形態1又は2と共通である。よって、実施形態1又は2と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明は省略する。また、本実施形態における解除釦60も基本的な機能は実施形態1又は2と共通であるから、形状が異なっても同一の機能を有する部位については同一の符号を付すこととする。
【0043】
本実施形態における解除釦60は合成樹脂成型品からなり、図20に示すように棒状の操作部61と、半円板状の軸部62aを有する本体部62と、操作部61の中央から突出して本体部62と連結する連結部64と、本体部62より軸部62aと反対側に突出する略扇形の支持部65と、本体部62の両側面より突出する略三角柱状の押動部63,63とが一体に形成されている。そして、図21に示すようにボディ10に設けられた軸受け台14に軸部62aが載置され、収納室13に収納される端子板41の主片42に支持部65が当接することで軸部62aが回動自在に支持される。
【0044】
而して、縦溝15,15を通して器体1の側面に露出している操作部61を指で押し上げるように操作すれば、軸部62aを支点にして解除釦60が回動し、押動部63,63でそれぞれ対向する端子板41の受け部44cを押圧することにより、電線に食い込んでいる鎖錠部44aを電線から離すように鎖錠片44を撓ませて電線の引き抜きが可能となる。
【0045】
ここで、本実施形態も実施形態2と同様に、鎖錠部44aが電線に食い込まない位置で解除釦60を保持する保持手段を備えている。保持手段は、軸部62aの周面に突設された突起67と、軸受け台14の端部から前方へ突設された突壁14aとで構成されている。この突起67は、図20に示すように支持部65から遠い方の斜面の傾斜角度が相対的に小さくしてあるのに対し、支持部65に近い方の斜面の傾斜角度が相対的に大きくしてある。
【0046】
すなわち、図21(a)及び図22(a)に示すように電線を接続していない状態で操作部61を操作すると軸部62aが軸受け台14に摺接しながら解除釦60が回動し、突壁14aが傾斜角度の小さい斜面を通過した後に突起67が突壁14aに係合して解除釦60が保持されることになる(図21(b)及び図22(b)参照)。この保持状態では解除釦60の押動部63が鎖錠部44aを押し動かして鎖錠片44を撓ませているため、鎖錠部44aと接触片43との間の隙間が広くなっており、電線の挿入及び引き抜きが容易に行えるものである。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明は、配線器具の器体に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する端子板と、ばね力を利用して該端子板との間で前記電線を狭持するとともに鎖錠部が該電線に食い込んで抜け止めする接続手段と、該接続手段による抜け止め状態を解除する解除手段とを備え、該解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に前記操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して前記接続手段の電線に食い込んだ前記鎖錠部を該電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを具備することを特徴とし、器体を持った一方の手で操作部を操作すれば、電線に食い込んでいる鎖錠部が押動部によって押し動かされて抜け止め状態が解除され、他方の手で電線挿入孔から電線を引き抜くことができ、従来に比較して電線の取り外し作業が容易に行える。しかも、解除手段はてこの原理を使って押動部により鎖錠部を押し動かしているため、例えば、器体に対して解除手段を平行移動させることで鎖錠部を押し動かす構造に比べて操作部にかかる荷重が低減できる。
【0048】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記軸部に対して該軸部の軸方向にずらした位置に前記押動部が配置されたことを特徴とし、軸部と押動部とを離すことで軸部から端子板までの距離を大きくとることができ、軸部の回動によって生じた削れかすが端子板に付着して接触不良を起こすといった不具合の発生が防止できる。
【0049】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記操作部が回動する際に前記軸部を支持する支持部を具備し、該支持部と前記軸部が前記操作部の回動方向と平行な同一平面上に配置されたことを特徴とし、軸部を支点とする操作部の回動を安定させることができる。
【0050】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記支持部と前記軸部とが同心円上に配置されたことを特徴とし、軸部を安定して支持することができる。
【0051】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記器体に複数の接続手段並びに複数の解除手段が設けられ、これら複数の解除手段が合成樹脂成型品により一体に形成されたことを特徴とし、部品点数の削減によるコストダウンが図れる。
【0052】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記鎖錠部が押し動かされる方向に沿った同一平面上において前記押動部と前記操作部を連結する連結部を具備することを特徴とし、鎖錠部を押し動かすときに押動部にかかる荷重を連結部で受けることにより解除手段の強度が向上できる。
【0053】
請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記軸部が摺動自在に載置される軸受け台が前記器体に設けられ、該軸受け台を逃がす逃がし部が前記解除手段の軸部近傍に設けられたことを特徴とし、逃がし部を設けることで軸部と軸受け台とが摺接する範囲を拡げることができて軸部の回動が安定する。
【0054】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記解除手段は、前記操作部が回動する際に前記軸部を支持する支持部を具備し、前記軸部が摺動自在に載置される軸受け台と、先端に前記支持部が摺接する曲面を有した固定リブとが前記器体に設けられたことを特徴とし、器体に設けられた固定リブに支持部を摺接させることで軸部を軸受け台に確実に枢支させることができる。
【0055】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記鎖錠部が電線に食い込まない位置で前記解除手段を保持する保持手段を備えたことを特徴とし、電線を端子板に接続した後に鎖錠部を食い込ませて抜け止めすることができるから、電線を電線挿入孔に挿入する際の挿入力を弱くして接続作業が容易に行える。
【0056】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記保持手段は、前記解除手段若しくは前記器体に設けられる突起と、前記解除手段若しくは前記器体に設けられて該突起に係合する係合部とからなることを特徴とし、保持手段の構造が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコンセントを示す分解斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上におけるボディを示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は(a)のA−A線断面矢視図、(d)は背面図、(e)は右側面図である。
【図5】同上におけるカバーを示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。
【図6】同上における組立部材を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)右側面図である。
【図7】同上における刃受を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図である。
【図8】同上における端子板を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図である。
【図9】同上における解除釦を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面矢視図、(c)は下面図、(d)は右側面図である。
【図10】同上の端子板に電線が接続された状態を示す要部断面図である。
【図11】同上の端子板と解除釦との配置関係を示す斜視図である。
【図12】同上における解除釦の斜視図である。
【図13】同上における解除釦を後方から見た斜視図である。
【図14】(a)(b)は同上の解除釦の動作説明図である。
【図15】(a)は同上における要部を示す断面図、(b)は同上の比較例の要部を示す断面図である。
【図16】同上における解除釦の他の形態を示す斜視図である。
【図17】同上の他の形態の解除釦をボディに収納した状態を示す一部省略した斜視図である。
【図18】(a)(b)は実施形態2における解除釦の動作説明図である。
【図19】同上における解除釦及びボディの要部を示す平面図である。
【図20】実施形態3における解除釦の斜視図である。
【図21】(a)(b)は同上における解除釦の動作説明図である。
【図22】(a)(b)は同上における解除釦の動作説明図である。
【図23】従来例の要部を示す断面図である。
【図24】同上における電線を引き抜く場合の操作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 器体
10 ボディ
20 カバー
40 端子部
41 端子板
44 鎖錠部
60 解除釦
61 操作部
62a 軸部
63 押動部
Claims (10)
- 配線器具の器体に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する端子板と、ばね力を利用して該端子板との間で前記電線を狭持するとともに鎖錠部が該電線に食い込んで抜け止めする接続手段と、該接続手段による抜け止め状態を解除する解除手段とを備え、該解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に前記操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して前記接続手段の電線に食い込んだ前記鎖錠部を該電線から引き離す向きに押し動かす押動部とを具備することを特徴とする速結端子装置。
- 前記解除手段は、前記軸部に対して該軸部の軸方向にずらした位置に前記押動部が配置されたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記解除手段は、前記操作部が回動する際に前記軸部を支持する支持部を具備し、該支持部と前記軸部が前記操作部の回動方向と平行な同一平面上に配置されたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記支持部と前記軸部とが同心円上に配置されたことを特徴とする請求項3記載の速結端子装置。
- 前記器体に複数の接続手段並びに複数の解除手段が設けられ、これら複数の解除手段が合成樹脂成型品により一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記解除手段は、前記鎖錠部が押し動かされる方向に沿った同一平面上において前記押動部と前記操作部を連結する連結部を具備することを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記軸部が摺動自在に載置される軸受け台が前記器体に設けられ、該軸受け台を逃がす逃がし部が前記解除手段の軸部近傍に設けられたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記解除手段は、前記操作部が回動する際に前記軸部を支持する支持部を具備し、前記軸部が摺動自在に載置される軸受け台と、先端に前記支持部が摺接する曲面を有した固定リブとが前記器体に設けられたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記鎖錠部が電線に食い込まない位置で前記解除手段を保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
- 前記保持手段は、前記解除手段若しくは前記器体に設けられる突起と、前記解除手段若しくは前記器体に設けられて該突起に係合する係合部とからなることを特徴とする請求項9記載の速結端子装置。
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