JP2002162828A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002162828A
JP2002162828A JP2001043454A JP2001043454A JP2002162828A JP 2002162828 A JP2002162828 A JP 2002162828A JP 2001043454 A JP2001043454 A JP 2001043454A JP 2001043454 A JP2001043454 A JP 2001043454A JP 2002162828 A JP2002162828 A JP 2002162828A
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developing
roller
toner
shaft
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Yukio Ota
幸雄 太田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した印刷品質の現像装置を提供する。 【解決手段】 現像ローラ7の軸20を、感光体ドラム
3に近づく方向及び感光体ドラム3から離れる方向に移
動自在とすると共に、感光体ドラム3に接触する方向へ
の押圧力を現像ローラ7に与える一方、現像ローラ7側
から押圧力が与えられると該押圧力を吸収するトナー搬
送ローラ6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
電子写真法を適用したプリンタ等に用いられる静電潜像
担持体上の静電潜像を現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機や電子写真法を適
用したプリンタ等においては、現像剤であるトナーを静
電潜像担持体へ搬送して現像を行う現像装置が内蔵され
ている。この現像装置にはトナーカートリッジが装着さ
れ、トナーカートリッジ下部に設けられた開閉シャッタ
が回転することによりトナーカートリッジからトナーが
現像装置内に落下するようになっている。
【0003】現像装置は、内部にトナー搬送用のトナー
搬送ローラと、一方で該トナー搬送ローラと接触してい
ると共に、他方で静電潜像担持体、すなわち感光体ドラ
ムに接触し、トナー搬送ローラによって搬送されたトナ
ーを感光体ドラムに送る現像ローラとを備えている。上
記感光体ドラム、トナー搬送ローラおよび現像ローラの
各回転軸は、それぞれ装置のフレームの固定した位置に
回転可能に設けられている。
【0004】そして現像ローラとトナー搬送ローラとの
間でトナー搬送ローラに一定のニップ量を確保し、感光
体ドラムと現像ローラとの間で現像ローラに一定のニッ
プ量を確保しながら、上記トナー搬送ローラと、現像ロ
ーラと、感光体ドラムとは回転している。なお一般的に
トナー搬送ローラは発泡ゴム製であり、現像ローラはゴ
ム製である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の現像装置に
おいては、現像ローラはゴム製であるので、高精度の加
工が困難であり、加工時にローラの直径、あるいは同心
度(基準軸心からの各断面の輪郭までの最大距離と最小
距離との差の1/2)などにばらつきがでやすい。従っ
て、例えば現像ローラが規定よりも大きく形成され、感
光体ドラムと現像ローラとの間で現像ローラのニップ量
が増加した場合、感光体ドラムと現像ローラとの間でト
ナーが大きな力で圧縮されることになる。その結果、ト
ナーが劣化してしまう場合があった。そしてその場合、
印刷画像の品質が悪くなってしまうという問題点があっ
た。
【0006】他方、現像ローラが規定よりも小さく形成
され、感光体ドラムと現像ローラとの間で現像ローラの
ニップ量が規定量よりも減少した場合、感光体ドラムに
現像ローラからトナーが所定量送られず、現像不良とな
ってしまう場合があった。そしてその場合にも、印刷画
像の品質が悪くなったり、白く抜けてしまうという問題
点があった。
【0007】また上記同心度のばらつきに感光体ドラム
と現像ローラの軸間距離の寸法誤差等が加わると、さら
に印刷画像の品質に影響を及ぼす。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、トナー担持体から感光体へトナーを供給す
る現像装置において、上記トナー担持体を上記感光体に
近づく方向及び該感光体から離れる方向に移動自在とす
ると共に、上記感光体に接近する方向へ所定の押圧力を
上記トナー担持体に与える押圧手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0009】上記構成によれば、例えばトナー担持体が
規定よりも大きく形成された場合、トナー担持体は感光
体から離れる方向に移動することができるので、トナー
担持体は感光体に対してニップ量を過大に大きくするこ
とがない。またトナー担持体が感光体から離れることに
より、押圧手段にトナー担持体からの押圧力が与えられ
るが、押圧手段はこのトナー担持体から与えられる押圧
力を吸収することができる。これにより、感光体とトナ
ー担持体との間のトナー担持体のニップ量は規定量を保
持する。
【0010】他方、トナー担持体が規定よりも小さく形
成され、感光体とトナー担持体との間でトナー担持体の
ニップ量が規定量よりも減少した場合、あるいはトナー
担持体が規定の大きさで形成された場合、トナー担持体
の位置が感光体から離れる方向に移動しようとしても、
押圧手段からの押圧力がトナー担持体に与えられ、感光
体から離れる方向に移動することを防止する。従って、
感光体とトナー担持体との間のトナー担持体のニップ量
は規定量を保持する。
【0011】トナー担持体を現像ローラとし、押圧手段
を、一部が現像ローラに接触した状態で設けられた弾性
力を備えたトナー搬送ローラとすることができる。また
押圧手段を、現像ローラの回転軸の両端部にそれぞれ設
けられた第1の磁石と、第1の磁石と同極性であって、
現像ローラを挟んで感光体と反対側で、第1の磁石に対
向した位置に、該第1の磁石とは所定距離離れた状態で
固着されて設けられた第2の磁石とから構成してもよ
い。さらに、押圧手段を現像ローラまたはトナー搬送ロ
ーラを押圧するスプリングとしてもよい。
【0012】また本発明は、現像ローラの回転軸に回転
動力を伝達する回転動力伝達手段を、上記現像ローラの
上記回転軸とは異なる回転軸に取り付けると共に、上記
現像ローラの上記回転軸の中心と上記回転動力伝達手段
の上記回転軸の中心とがほぼ一致するように上記現像ロ
ーラの上記回転軸と上記回転動力伝達手段の回転軸とを
配置し、上記回転動力伝達手段の上記回転軸と上記現像
ローラの上記回転軸とを連結して、上記回転動力伝達手
段の駆動力を上記現像ローラの上記回転軸に伝える連結
手段を設けた構成を有する。
【0013】上記構成によれば、現像ローラの回転軸に
は上記回転動力伝達手段から最終的に動力が伝達される
ので、現像ローラへの回転動力伝達による現像ローラへ
の負荷の影響が小さくできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。なお各図面に共通する要素には
同一の符号を付す。
【0015】第1の実施の形態 図1は第1の実施の形態のトナー搬送ローラと現像ロー
ラと感光体ドラムとを示す分解斜視図、図2は第1の実
施の形態の現像装置の構成を示す説明図、図3は第1の
実施の形態の現像装置の一部を示す側面図、図4は第1
の実施の形態の現像ローラを示す断面図、図5は第1の
実施の形態の従動側カップリング部と軸とを示す側面図
である。
【0016】図1、図2、図3において、電子写真複写
機や電子写真法を適用した図示せぬプリンタ内に着脱自
在に設けられている現像装置1にはトナーカートリッジ
2が着脱自在に取り付けられるようになっている。次に
上記現像装置1の構成について説明する。
【0017】現像装置1はフレーム10で覆われ、トナ
ーカートリッジ2から図示しないトナーが滞留するトナ
ーホッパ5を介し、図示しない攪拌バー、及び押圧手段
であるトナー搬送ローラ6により搬送され、マイナス
(−)に帯電されたトナーを感光体ドラム3に搬送して
静電潜像に付着させるトナー担持体としての現像ローラ
7と、該現像ローラ7に一端が接触し、上記現像ローラ
7上のトナーを均一に薄層化する現像ブレード8が設け
られている。なお、上記現像ローラ7は感光体ドラム3
に接触しており、トナー搬送ローラ6は現像ローラ7に
接触している。また上記トナー搬送ローラ6は発泡ゴム
製であり、現像ローラ7はゴム製となっている。
【0018】トナー画像を担持する静電潜像担持体であ
る剛性の感光体ドラム3はフレーム10の内部に設けら
れ、感光体ドラム3の周囲には現像ローラ7のほかに感
光体ドラム3表面に静電荷を与える帯電ローラ4と、転
写後の感光体ドラム3表面に残留した残留トナーを除去
する図示しないクリーニングブレードが設けられてい
る。
【0019】現像装置1が設けられるプリンタには、上
記帯電ローラ4と現像ローラ7との間であって感光体ド
ラム3に対向した位置に、露光を行い、感光体ドラム3
上に静電潜像を形成するLEDヘッド11が設けられて
いると共に、感光体ドラム3に一定の力で押し付けら
れ、感光体ドラム3表面に形成されたトナー画像を、図
示しないフィードローラにより搬送されてきた図示しな
い印刷媒体に転写する転写ローラ12とが設けられてい
る。また現像装置1よりも印刷媒体搬送方向下流側には
転写されたトナーを印刷媒体に定着する図示しない定着
器が設けられており、この定着器にはヒートローラが内
蔵されている。なお、トナー搬送ローラ6が取り付けら
れている回転軸である軸18の中心は、感光体ドラム3
が取り付けられている回転軸である軸19の中心と現像
ローラ7が取り付けられている回転軸である軸20の中
心とを結んだ直線上の近傍に位置している。
【0020】次に各ローラへの動力伝達系について説明
する。図1、図3において、感光体ドラム3の軸19に
は感光体ドラムギヤ13が固着されている。この感光体
ドラムギヤ13は、軸23に取り付けられた、回転動力
伝達手段である二段ギヤ14の大ギヤ14aと噛み合っ
ている。また二段ギヤ14の小ギヤ14bはアイドルギ
ヤ16と噛み合っている。なお、アイドルギヤ16は、
現像装置1の後述する左側のサイドフレームに形成され
たポスト15に回転自在に取り付けられて支持されてい
る。またアイドルギヤ16はトナー搬送ローラ6と同軸
上に設けられたトナー搬送ローラギヤ17と噛み合って
いる。そしてトナー搬送ローラ6が取り付けられている
軸18、及び感光体ドラム3が取り付けられている軸1
9は、現像装置1の左右のサイドフレーム21a、21
b(図4)に回転可能な状態で、位置が固定されて軸支
されている。
【0021】次に二段ギヤ14と現像ローラ7との連結
構造について説明する。図1、図4において、現像ロー
ラ7が取り付けられている軸20の段付部には、現像ロ
ーラ7の側面に一方の側面が接触した状態で従動側カッ
プリング部22が取り付けられている。そしてこの従動
側カップリング部22には、現像ローラ7と接触してい
る側とは反対側の側面に十字型突起21が複数形成され
ている。なお、図5に示すように、それぞれの十字型突
起21の各側壁の位置が、現像ローラ7の軸20の中心
からの放射線上で一致するように、十字型突起21は従
動側カップリング部22に形成されている。
【0022】二段ギヤ14の軸23は中空になってお
り、その内径は現像ローラ7の軸20の軸径よりも大き
くなっている。これにより、軸23の内側に軸20が入
り込んでいる。そして大ギヤ14aの、小ギヤ14b側
とは反対側の側面に隣接した位置には軸受け26が軸2
3に取り付けられて設けられている。一方小ギヤ14b
の、大ギヤ14a側とは反対側の側面に隣接した位置に
は軸受け27が軸23に取り付けられて設けられてい
る。更に、上記軸受け26と従動側カップリング部22
との間に、駆動側カップリング部24が軸23に取り付
けられて設けられている。そしてこの駆動側カップリン
グ部24には、上記従動側カップリング部22に形成さ
れた複数の十字型突起21にそれぞれ対向するように十
字型溝25が複数形成されている。
【0023】なお、駆動側カップリング部24において
も、従動側カップリング部22と同様に、それぞれの十
字型溝25の各側壁の位置が、二段ギヤ14の軸23の
中心からの放射線上で一致するように、駆動側カップリ
ング部24には十字型溝25が形成されている。また上
記軸受け27の外側には現像ローラ7用の軸受け28が
軸20の端部20aに取り付けられている。なお、図4
に示すように、軸受け28は軸20の反対側の端部20
aにも取り付けられている。そしてトナー搬送ローラ6
は現像ローラ7との間に所望のニップ量を確保してい
る。なお、上記従動側カップリング部22と、駆動側カ
ップリング部24とにより連結手段が構成されている。
【0024】次に二段ギヤ14と現像ローラ7との連結
方法について説明する。現像ローラ7の軸20が二段ギ
ヤ14の軸23の内側に挿入されることにより、従動側
カップリング部22の十字型突起21は駆動側カップリ
ング部24の十字溝25に対して、わずかなガタを持っ
て嵌合する。そして軸受け27に二段ギヤ14の軸23
の端部を挿入することで二段ギヤ14の軸23は、軸受
け26と軸受け27とで軸支される。なお、軸受け26
は現像装置1の左右のサイドフレーム21a、21bと
一体に形成された上側中間フレーム21cと下側中間フ
レーム21dとで挟まれて、位置が固定されて軸支され
る。また軸受け27の一部は左側のサイドフレーム21
aにはめ込まれ、これにより軸受け27は左側のサイド
フレーム21aで位置が固定されて軸支される。
【0025】感光体ドラムギヤ13から二段ギア14に
伝達される回転動力は、小ギヤ14bを介してアイドル
ギヤ16へ伝達される経路と二段ギヤ14から軸23を
介して駆動側カップリング部24へ伝達され、さらに従
動側カップリング部22へ伝達される経路に分岐して伝
達され、従動側カップリング部22へ伝達されるトルク
は感光体ドラムギヤ13から二段ギヤ14に伝達される
トルクに較べて小さくなる。
【0026】現像ローラ7は駆動側カップリング部24
および従動側カップリング部22の経路を介して回転動
力が伝達され、現像ローラ7を直接介してそれから先に
回転動力伝達系は設けられていない。その意味で現像ロ
ーラ7は回転動力伝達系の終端に位置することになる。
即ち、現像ローラ7へは現像ローラ7を回転させるため
だけの回転動力が伝達されればよく、回転動力の伝達に
伴って現像ローラ7に掛かる負荷が軽減され、感光体ド
ラム3と現像ローラ7との接触に及ぼす影響力を小さく
することができる。二段ギヤ14と現像ローラ7とのカ
ップリングには後述するオルダム・カップリングを使用
してもよい。
【0027】現像ローラ7の軸20は軸受け28に軸支
され、軸受け28はそれぞれ左側のサイドフレーム21
aと右側のサイドフレーム21bに形成された図示せぬ
案内溝内に摺動自在に係合している。これにより、軸受
け28は左側のサイドフレーム21aと右側のサイドフ
レーム21bとにより支持されている。なお、軸受け2
8は、軸受け28の中心、すなわち現像ローラ7の軸2
0の中心と、感光体ドラム3の軸19の中心とを結んだ
直線(図3に示す直線L)方向に所望量移動可能となる
ように左側のサイドフレーム21aと右側のサイドフレ
ーム21bにはめ込まれている。なお、この所望量は感
光体ドラム3と現像ローラ7の直径や同心度等の寸法誤
差、あるいは感光体ドラム3と現像ローラ7の軸間距離
の寸法誤差等を吸収することができるだけの量である。
これにより、現像ローラ7は感光体ドラム3に対してわ
ずかに平行移動することができる。
【0028】なお感光体ドラム3の軸方向の長さは現像
ローラ7の軸方向の長さ及びトナー搬送ローラ6の軸方
向の長さに比べて最も長く、現像ローラ7の軸方向の長
さは感光体ドラム3の軸方向の長さよりもわずかに短
く、またトナー搬送ローラ6の軸方向の長さは現像ロー
ラ7の軸方向の長さよりもわずかに短くなるように、感
光体ドラム3、現像ローラ7、トナー搬送ローラ6が形
成されている。
【0029】次に上記構成における現像装置1の動作に
ついて説明する。図1、図2において、プリンタ本体側
の図示せぬ動力系から、感光体ドラムギヤ13に対して
動力が伝達されると、感光体ドラムギヤ13は矢印A方
向に回転し、それにより感光体ドラムが矢印A方向に回
転する。また感光体ドラムギヤ13と噛み合っている二
段ギヤ14の大ギヤ14aは矢印B方向に回転し、また
二段ギヤ14の小ギヤ14bと噛み合っているアイドル
ギヤ16は矢印A方向に回転する。そしてアイドルギヤ
16と噛み合っているトナー搬送ローラギヤ17は矢印
B方向に回転し、これによりトナー搬送ローラ6が矢印
B方向に回転する。また現像ローラ7は駆動側カップリ
ング部24と従動側カップリング部22との嵌合を介し
て矢印B方向に回転する。なお、このローラの回転時に
は、現像ローラ7にはトナー搬送ローラ5の発泡ゴムの
弾性力が軸方向の長さのほぼ全域に渡って掛かり、現像
ローラ7は感光体ドラム3に対して押圧された状態で回
転する。
【0030】現像ローラ7が感光体ドラム3に対してわ
ずかに平行に移動することが可能となる構造となってい
るので、現像装置1を構成する部品の寸法精度に影響さ
れることなく現像ローラ7と感光体ドラム3は動作を行
うことができる。
【0031】例えば現像ローラ7が規定のものよりも大
きく形成された場合、現像ローラ7は感光体ドラム3か
ら離れる方向に移動することができるので、現像ローラ
7は感光体ドラム3に対してニップ量を大きくすること
がない。また現像ローラ7が感光体ドラム3から離れる
ことにより、トナー搬送ローラ6に現像ローラ7からの
押圧力が与えられるが、このトナー搬送ローラ6は弾性
力を備えているので、トナー搬送ローラ6は変形し、現
像ローラ7から与えられる押圧力を吸収することができ
る。これにより、感光体ドラム3と現像ローラ7の間の
現像ローラ7のニップ量は規定量を保持することができ
る。その結果、現像ローラ7は感光体ドラム3の外周面
に安定した接触量を保持することができる。
【0032】他方、現像ローラ7が規定のものよりも小
さく形成され、感光体ドラム3と現像ローラ7との間で
現像ローラ7のニップ量が減少した場合、あるいは現像
ローラ7が規定の大きさで形成された場合、トナー搬送
ローラ6の軸18の中心18a(図3)は、感光体ドラ
ム3の軸19の中心と現像ローラ7の軸20の中心とを
結んだ直線L(図3)の延長線上の近傍に位置してお
り、現像ローラ7の軸20が移動可能になっているの
で、トナー搬送ローラ6からの弾性力が現像ローラ7に
大きくかかり、現像ローラ7を感光体ドラム3に対して
圧接させる。従って、感光体ドラム3と現像ローラ7と
の間の現像ローラ7のニップ量は規定量を保持すること
ができる。その結果、現像ローラ7は感光体ドラム3の
外周面に安定した接触量で接触することができる。
【0033】なお、現像ローラ7が移動しても、現像ロ
ーラ7と二段ギヤ14とは異なる軸に取り付けられてい
るので、二段ギヤ14は移動せず、その結果、感光体ド
ラムギヤ13及びアイドルギヤ16との噛み合いに影響
を及ぼさない。また上述のように現像ローラ7の軸20
は回転動力伝達系の終端に位置しているので、二段ギヤ
14から現像ローラ7の軸20への回転動力の伝達に伴
って現像ローラ7に掛かる負荷が軽減され、感光体ドラ
ム3と現像ローラ7との接触に及ぼす影響力を小さくす
ることができる。従ってこれによっても現像ローラ7は
トナー搬送ローラ6の弾性力によって感光体ドラム3の
外周面に対する安定した押圧力を受け、感光体ドラム3
の外周面に安定して接触しながら回転することができ
る。
【0034】以上第1の実施の形態においては、現像ロ
ーラ7が規定のものよりも大きく形成された場合であっ
ても、感光体ドラム3と現像ローラとの間の現像ローラ
7のニップ量は規定量を保持することができる。その結
果、現像ローラ7は感光体ドラム3の外周面に安定した
接触量を保持することができ、トナーに悪影響を与える
ことがなくなる。従って、安定した印刷品質を保持する
ことができる。また感光体ドラム3と現像ローラ7との
間の圧力を低くすることが可能となることで、現像装置
1の負荷を軽減することができ、ひいてはプリンタの負
荷を軽減することができる。
【0035】他方、現像ローラ7が規定のものよりも小
さく形成され、感光体ドラム3と現像ローラ7との間で
現像ローラ7のニップ量が減少した場合、あるいは現像
ローラ7が規定の大きさで形成された場合であっても、
感光体ドラム3と現像ローラ7との間の現像ローラ7の
ニップ量は規定量を保持することができる。その結果、
現像ローラ7は感光体ドラム3の外周面に安定した接触
量で接触することができ、トナーに悪影響を与えること
がなくなる。従って、安定した印刷品質を保持すること
ができる。
【0036】また第1の実施の形態においては、以下の
効果を奏する。現像装置を規定された寿命まで使用した
場合、現像ローラ7の表面には擦り傷が付いたり、表面
層の電気的特性が変化することがあるが、しかしながら
極端にまで磨耗することはない。第1の実施の形態にお
いては、現像ローラ7は感光体ドラム3に接近する方向
へ移動可能になっているので、寿命まで使用し再研磨し
てローラ径が多少細くなった現像ローラ7でも現像ロー
ラ7の表面が感光体ドラム3の表面に接触する状態で回
転が可能になる。したがって第1の実施の形態によれ
ば、寿命まで使用した現像ローラの表面を再研磨して現
像装置に再度組み込んで再使用可能になり、部品のリサ
イクルを実現できる。
【0037】第2の実施の形態 次に第2の実施の形態を説明する。図6は第2の実施の
形態としての他のオルダム・カップリングの構成を示す
斜視図である。図6において、現像ローラ7の軸20の
段付部側面には従動側カップリング部81が固着され、
軸20には駆動側カップリング部82および中継部材8
3が取付けられている。駆動側カップリング部82はこ
こでは図示しない上述した二段ギヤの軸に固着され、二
段ギヤとともに回転する。従動側カップリング部81お
よび駆動側カップリング部82にはそれぞれ対向する側
に溝筋81a、82aが形成されている。
【0038】中継部材83はリング形状をしており、そ
の中心部に形成されている孔83aは現像ローラ7の軸
20の径よりも大きく形成され、中継部材83はラジア
ル方向に所望量移動可能となっている。中継部材83の
両側面部には、孔83aの中心に対して互いに対向した
一対の凸筋83b、83cが形成されている。凸筋83
bは駆動側カップリング部82の溝筋82aと係合し、
凸筋83cは従動側カップリング部81の溝筋81aと
係合するようになっている。
【0039】以上のような構成においても、図1に示す
カップリング部と同様の効果を奏する。
【0040】第3の実施の形態 次に第3の実施の形態を説明する。図7は第3の実施の
形態の現像装置の構成を示す説明図、図8は第3の実施
の形態の現像ローラと感光体ドラムを示す分解斜視図、
図9は第3の実施の形態の永久磁石と軸受けを示す平面
図である。なお、図8において、二段ギヤ14は省略し
てある。
【0041】本第3の実施の形態の現像装置9において
は、図7に示すように、トナー搬送ローラ6が取り付け
られている軸18の中心は感光体ドラム3が取り付けら
れている軸19の中心と現像ローラ7が取り付けられて
いる軸20の中心とを結んだ直線Lの延長線上から離れ
て位置している。これにより、第1の実施の形態に比べ
てトナー搬送ローラ6から現像ローラ7へ及ぼす弾性に
よる押圧力が弱くなる。なお、各ローラへの動力伝達系
は上記第1の実施の形態と同様である。
【0042】図8において、現像ローラ7の軸20の端
部20aは、現像ローラ7を挟んで左右一対に設けられ
た軸受け29に形成された穴29bに挿入され、これに
より軸20は軸受け29により支持される。軸受け29
は、軸20の両端部が支持されている左右のサイドフレ
ーム21にそれぞれ形成された左右一対の案内溝30内
に摺動自在に係合している。そしてこの案内溝30によ
り、軸受け29は、感光体ドラム3の軸19の中心と現
像ローラ7の軸20の中心とを結ぶ方向に移動可能とな
っている。従って、第1の実施の形態と同様に、現像ロ
ーラ7は感光体ドラム3に対して平行移動することがで
きる。
【0043】図8、図9において、軸受け29の、感光
体ドラム3から離れた側の端部29aには、第1の磁石
である板状の永久磁石31が固着してある。一方案内溝
30の端部30aには、永久磁石31に対向して、永久
磁石31と同極性が対面するようにして第2の磁石であ
る永久磁石32が固着されている。なお、永久磁石31
と永久磁石32との間には間隙33が形成されている。
この間隙33の距離は、現像ローラ7等の構成部品の寸
法を設計上の寸法として、感光体ドラム3、現像ローラ
7等の実部品の直径や同心度等の寸法誤差累積を吸収で
きる距離となっている。上記永久磁石31と永久磁石3
2とにより押圧手段が構成される。その他の構成は上記
第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0044】次に上記構成における現像装置9の動作に
ついて説明する。第3の実施の形態の感光体ドラム3、
トナー供給ローラ6、現像ローラ7の回転動作は上記第
1の実施の形態と同様である。本第3の実施の形態にお
いては、永久磁石31と永久磁石32において、同極同
士が対向しているので、永久磁石31と永久磁石32と
は反発し、この反発磁力により現像ローラ7は感光体ド
ラム3へ押圧される。従って、第1の実施の形態に比べ
てトナー搬送ローラ6から現像ローラ7への弾性による
押圧力が弱くなっても、永久磁石31と永久磁石32に
よる押圧力により現像ローラ7を感光体ドラム3に対し
て安定して押圧させることができる。
【0045】以上第3の実施の形態においては、上記第
1の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、磁石の磁
力(反発力)はわずかな間隙の距離変化に追従して大き
く変化するので、現像ローラ7が感光体ドラム3から離
れる方向に移動したときに、現像ローラ7から感光体ド
ラム3への押圧力を大きくすることができる。従って、
第1の実施の形態に比べてトナー搬送ローラ6から現像
ローラ7への押圧力が弱くなっても、現像ローラ7を感
光体ドラム3に対して安定して押圧させることができ、
第1の実施の形態と同様に、安定した印刷品質の現像装
置9を実現することができる。
【0046】なお、上記第1の実施の形態と第3の実施
の形態とを組み合わせても、同様の効果を奏することが
できる。
【0047】第4の実施の形態 次に第4の実施の形態を説明する。図10は第4の実施
の形態を示す側面図である。第4の実施の形態は、現像
ブレードで現像ローラ7を感光体ドラム3に押圧させた
ものである。
【0048】図10において、現像ブレード8は弾性部
材から構成され、現像ブレード8を支持するブレード支
持部材55は現像ローラ8に平行に左右のサイドフレー
ム21a、21bに取付けられている。現像ローラ7は
上記第1の実施の形態と同様に感光体ドラム3に対して
接近または離隔する方向に僅かに平行移動できるが、バ
ースプリング46a、46bは取付けられていない。そ
の他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0049】以上の構成を有する第4の実施の形態にお
いて、現像ブレード8は、現像ローラ7の外周面上にト
ナーの薄層を形成しながら、その押圧力により現像ロー
ラ7を感光体ドラム3側へ押圧する。したがってこの第
4の実施の形態においても上記第1の実施の形態と同様
の効果を奏することができるとともに、上記第3の実施
の形態に較べて特別に押圧手段を取付ける必要がない。
また現像ブレード8で押圧することにより、現像ローラ
7から感光体ドラム3への押圧を現像ローラ7の軸方向
の全体に渡ってほぼ均一に行うので、感光体ドラム3と
現像ローラ7との接触が安定する。
【0050】第5の実施の形態 次に第5の実施の形態を説明する。図11は第5の実施
の形態を示す側面図である。上記第1の実施の形態は現
像ローラを押圧する手段としてトナー搬送ローラを利用
したが、第5の実施の形態は、回転動力伝達時の圧力を
利用して現像ローラ7を感光体ドラム3に押圧させるも
のである。
【0051】図11において、感光体ドラム3の両側に
感光体ドラムギヤ13a、13bが設けられている。ま
た現像ローラ7の一方の軸20aには二段ギヤ14が取
付けられると共に、中継部材71aが取付けられてい
る。また現像ローラ7の反対側の軸20aにはアイドル
ギヤ72と中継ギヤ71bが取付けられている。アイド
ルギヤ72の径は二段ギヤ14の大ギヤ14aの径と同
じで、感光体ドラムギヤ13bと噛み合っている。現像
ローラ7の両側の軸20a、20bは図示しない両側の
サイドフレームに回転可能に、かつ現像ローラ7が感光
体ドラム3に接近または離隔する方向に若干移動可能に
設けられている。
【0052】中継部材71a、71bはそれぞれリング
部71cと円周方向に突出したアーム部71dから構成
されている。二段ギヤ14の大ギヤ14aの内側面(現
像ローラ7側)、現像ローラ7の両側面およびアイドル
ギヤ72の内側面(現像ローラ7側)には、それぞれ一
直線の溝を形成するように回転中心に対して対称に、一
対の突出壁73a、73b、73c、73dが形成され
ている。各突出壁73a、73b、73c、73dの突
出高さは、中継部材71a、71bの軸方向の厚さより
短い寸法となっている。中継部材71aのアーム部71
dは突出壁73a、73bにそれぞれ軸方向に摺動可能
に係合し、中継部材71bのアーム部71dは突出壁7
3c、73dにそれぞれ軸方向に摺動可能に係合する。
これによりオルダム・カップリングが構成される。
【0053】感光体ドラム3が矢印A方向に回転する
と、二段ギヤ14およびアイドルギヤ72、中継部材7
1a、71bおよび突出壁73a、73b、73c、7
3dにより現像ローラ7が矢印B方向に回転する。この
とき動力伝達時の圧力により現像ローラ7は感光体ドラ
ム3方向へ押圧される。そしてほぼ同等の圧力が現像ロ
ーラ7の両端部に作用するので、現像ローラ7は感光体
ドラム3と平行状態を保ちながら感光体ドラム3に押圧
する。したがって安定した接触状態で感光体ドラム3と
現像ローラ7が回転でき、その結果として印刷画像の良
好な現像装置を得ることができる。
【0054】第6の実施の形態 次に第6の実施の形態について説明する。上記第1の実
施の形態と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略
する。図12は第6の実施の形態の現像装置の構成を示
す説明図、図13は第6の実施の形態の現像装置の一部
を示す側面図、図14は第6の実施の形態の現像装置の
構成を示す説明図、図15は第6の実施の形態の現像ロ
ーラを示す斜視図、図16は第6の実施の形態の現像ロ
ーラを示す断面図である。
【0055】第6の実施の形態の現像装置40における
現像ローラ7とトナー搬送ローラ6の感光体ドラム3に
対する配置は、図12に示すように、第1の実施の形態
とほぼ同様になっている。
【0056】図13、図14において、感光体ドラム3
の軸19には感光体ドラムギヤ13が固着され、感光体
ドラムギヤ13は、回転動力伝達手段である二段ギヤ1
4の大ギヤ14aと噛み合っている。二段ギヤ14の小
ギヤ14bはアイドルギヤ16と噛み合っている。アイ
ドルギヤ16は、現像装置1の左側のサイドフレーム2
1aに形成されたポスト15に回転自在に支持され、ア
イドルギヤ16に対して二段ギヤ14の反対側に設けら
れたアイドルギヤ41aと噛み合っている。
【0057】アイドルギヤ41a、41bはそれぞれ軸
42の両端部に取付けられ、アイドルギヤ16はその一
方と噛み合っている。軸42は現像装置40のサイドフ
レーム21a、21bに軸支されている。アイドルギヤ
41a、41bはそれぞれアイドルギヤ42a、42b
と噛み合い、アイドルギヤ42a、42bはそれぞれサ
イドフレーム21a、21bに軸支されたポスト43
a、43bに回転可能に取付けられている。
【0058】トナー搬送ローラ6の軸18には、トナー
搬送ローラギヤ17a、17bとともにアーム44a、
44bの一端部が回転自在に取付けられている。アーム
44a、44bの他端部はポスト43a、43bに回転
自在に取付けられている。トナー搬送ローラギヤ17
a、17bはアイドルギヤ42a、42bとそれぞれ噛
み合っている。ポスト43a、43bがサイドフレーム
21a、21bに軸支されていることにより、トナー搬
送ローラギヤ17a、17bはアイドルギヤ42a、4
2bの周りを公転可能となっている。
【0059】アイドルギヤ41bには中継ギヤ45が噛
み合っている。中継ギヤ45は感光体ドラム3の表面か
ら残量トナーを図示しないクリーニングブレードにより
掻き落として得られる廃トナーを搬送するための搬送系
に動力を伝達するギヤで、この中継ギヤ45はさらにト
ナーカートリッジに内蔵されるトナー攪拌用ギヤ46と
噛み合う。なお図13に示すギヤ47はプリンタ本体側
に設けられる駆動ギヤである。
【0060】次に二段ギヤと現像ローラの連結構造につ
いて説明する。図15、図16において、第1の実施の
形態と同様に、現像ローラ7が取り付けられている軸2
0の段付部には、従動側カップリング部22が取り付け
られ、従動側カップリング部22には、現像ローラ7と
接触している側とは反対側の側面に十字型突起21が複
数形成されている。それぞれの十字型突起21の各側壁
の位置が、現像ローラ7の軸20の中心からの放射線上
で一致するように、十字型突起21が従動側カップリン
グ部22に形成されている。
【0061】二段ギヤ14、軸23および駆動側カップ
リング部24の構造も第1の実施の形態と同様になって
いる。即ち、軸23は中空になっており、その内径は現
像ローラ7の軸20の軸径よりも大きく、軸23の内側
に軸20が入り込んでいる。そして二段ギヤ14の大ギ
ヤ14aの、小ギヤ14b側とは反対側の側面に隣接し
た位置には軸受け26が軸23に取り付けられて設けら
れている。一方小ギヤ14bの、大ギヤ14a側とは反
対側の側面に隣接した位置には軸受け27が軸23に取
り付けられて設けられている。更に、上記軸受け26と
従動側カップリング部22との間に、駆動側カップリン
グ部24が軸23に取り付けられて設けられている。そ
してこの駆動側カップリング部24には、上記従動側カ
ップリング部22に形成された複数の十字型突起21に
それぞれ対向するように十字型溝25が複数形成されて
いる。
【0062】そして駆動側カップリング部24において
も、従動側カップリング部22と同様に、それぞれの十
字型溝25の各側壁の位置が、二段ギヤ14の軸23の
中心からの放射線上で一致するように、駆動側カップリ
ング部24には十字型溝25が形成されている。また上
記軸受け27の外側には現像ローラ7用の軸受け28a
が軸20の端部20aに取り付けられている。トナー搬
送ローラ6は現像ローラ7との間に所望のニップ量を確
保している。従動側カップリング部22と、駆動側カッ
プリング部24とにより連結手段が構成される。
【0063】図15に示すように、現像ローラ7の軸2
0の両端部には軸受け28a、28bが取り付けられて
いる。軸受け28a、28bにはそれぞれバースプリン
グ46a、46bの一端部が押し付けられている。バー
スプリング46a、46bは支持突起47a、47bに
それぞれ取付けられ、軸受け28a、28bをそれぞれ
感光体ドラム3方向へ付勢している。
【0064】図17は第6の実施の形態のトナー搬送ロ
ーラを示す斜視図である。図17において、トナー搬送
ローラ6は現像ローラ7に接近または離隔する方向に移
動可能になっている。ポスト43a、43bにはそれぞ
れトーションスプリング48a、48bが取付けられて
いる。トーションスプリング48a、48bの一端部は
アーム44a、44bに掛けられ、他端部はサイドフレ
ーム21a、21bに形成されたストッパ49a、49
bに係合している。トーションスプリング48a、48
bはトナー搬送ローラ6を現像ローラ7方向へ付勢す
る。
【0065】次に二段ギヤ14と現像ローラ7との連結
方法について説明する。現像ローラ7の軸20が二段ギ
ヤ14の軸23の内側に挿入されることにより、従動側
カップリング部22の十字型突起21は駆動側カップリ
ング部24の十字溝25に対して、わずかなガタを持っ
て嵌合する。そして軸受け27に二段ギヤ14の軸23
の端部を挿入することで二段ギヤ14の軸23は、軸受
け26と軸受け27とで軸支される。なお、軸受け26
は現像装置1の左右のサイドフレーム21a、21bと
一体に形成された上側中間フレーム21cと下側中間フ
レーム21dとで挟まれて、位置が固定されて軸支され
る。
【0066】また軸受け27の一部は左側のサイドフレ
ーム21aにはめ込まれ、これにより軸受け27は左側
のサイドフレーム21aで位置が固定されて軸支され、
軸受け28a、28bはそれぞれ左側のサイドフレーム
21aと右側のサイドフレーム21bに形成された図示
せぬ案内溝内に摺動自在に係合している。これにより、
軸受け28a、28bは左側のサイドフレーム21aと
右側のサイドフレーム21bとにより支持されている。
なお軸受け28a、28bは、軸受け28a、28bの
中心、すなわち現像ローラ7の軸20の中心と、感光体
ドラム3の軸19の中心とを結んだ直線(図13に示す
直線L)方向に所望量移動可能となるように左側のサイ
ドフレーム21aと右側のサイドフレーム21bにはめ
込まれている。なお、この所望量は感光体ドラム3と現
像ローラ7の直径や同心度等の寸法誤差を吸収すること
ができるだけの量である。これにより、現像ローラ7は
感光体ドラム3に対してわずかに平行移動することがで
きる。
【0067】次に第6の実施の形態の動作を説明する。
図13に示すギヤ47を介してプリンタ本体側から感光
体ドラムギヤ13に回転駆動力が伝達される。これによ
り感光体ドラムギヤ13および感光体ドラムが矢印A方
向に回転する。また感光体ドラムギヤ13と噛み合って
いる二段ギヤ14の大ギヤ14aは矢印B方向に回転
し、また二段ギヤ14の小ギヤ14bと噛み合っている
アイドルギヤ16は矢印A方向に回転する。そしてアイ
ドルギヤ16と噛み合っているアイドルギヤ41a、4
1bおよびアイドルギヤ42a、42bを介してトナー
搬送ローラギヤ17a、17bが矢印B方向に回転し、
これによりトナー搬送ローラ6が矢印B方向に回転す
る。またアイドルギヤ41a、41bを介して中継ギヤ
45およびギヤ46がそれぞれ回転する。
【0068】現像ローラ7は駆動側カップリング部24
と従動側カップリング部22との嵌合を介して矢印B方
向に回転する。現像ローラ7の回転時には、現像ローラ
7の外周面はバースプリング46a、46bの付勢力に
より感光体ドラム3の外周面に押圧された状態となって
いる。
【0069】またトナー搬送ローラギヤ17a、17b
は、アイドルギヤ42a、42bを通して現像ローラ7
の略反対側から回転動力を伝達される。このときトナー
搬送ローラ6はトーションスプリング48a、48bの
付勢力により現像ローラ7の外周面に押圧されながら回
転する。トーションスプリング48a、48bはトナー
搬送ローラ6の両側に設けられているので、トナー搬送
ローラ6の現像ローラ7への押圧を左右均等に安定して
行うことができる。
【0070】以上のように第6の実施の形態において
は、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏する。また
第6の実施の形態においては、現像ローラ7のみでな
く、トナー搬送ローラ6も回転動力伝達系の終端に位置
している。したがって回転動力の伝達に伴って現像ロー
ラ7に掛かる負荷が軽減されるとともに、トナー搬送ロ
ーラ6に掛かる負荷を軽減することもできる。
【0071】またトナー搬送ローラ6に回転動力を伝達
するアイドルギヤ42a、42bの回転時にトナー搬送
ローラ6の両端部に働く力がトナー搬送ローラ6を現像
ローラ7に押圧する方向に働くので、トナー搬送ローラ
6の現像ローラ7への接触が僅かな付勢力で、左右均等
に、安定して行える。トナー搬送ローラ6は現像ローラ
7に対して互いに逆回転するので、両ローラ6、7間の
負荷が大きいと印刷画像上にジッターとして画像乱れが
発生することがあるが、第6の実施の形態ではトナー搬
送ローラ6と現像ローラ7との間の負荷を小さくするこ
とができるので、画像乱れのない良好な印刷画像を得る
ことができる。
【0072】第7の実施の形態 図18は第7の実施の形態の現像装置を示す斜視図であ
る。図18において、第7の実施の形態の現像装置50
においては、感光体ドラム3、現像ローラ7およびトナ
ー搬送ローラ6との相互の位置関係は上記第6の実施の
形態と同様である。図示してはいないが、現像ローラ7
の軸20には第6の実施の形態と同様の二段ギヤ14が
取付けられ、駆動側カップリング部24が従動側カップ
リング部22と係合する構成になっている。二段ギヤ1
4の小ギヤは図示しないアイドルギヤを介してアイドル
ギヤ14aと噛み合っている。
【0073】現像ローラ7の軸20とトナー搬送ローラ
6の軸18との間にはリンク51a、51bが取付けら
れている。リンク51aは従動側カップリング部22の
外径とトナー搬送ローラ6の軸18とに回転可能に係合
し、リンク51bも同様に現像ローラ7の軸20とトナ
ー搬送ローラ6の軸18とに回転可能に係合している。
これによりトナー搬送ローラ6は現像ローラ7と平行な
状態に、即ち、所望のニップ量を維持した状態で保持さ
れる。その他の構成は上記第6の実施の形態と同様であ
るが、第7の実施の形態においては図17に示すトナー
搬送ローラ6を押圧するためのトーションスプリング4
8a、48bは設けられていない。
【0074】次に第7の実施の形態の動作を説明する。
図18において、第6の実施の形態と同様に、プリンタ
本体側から感光体ドラムギヤ13に回転駆動力が伝達さ
れると、感光体ドラムギヤ13および感光体ドラムが矢
印A方向に回転する。感光体ドラムギヤ13の回転によ
り図示しない二段ギヤおよびアイドルギヤを介してアイ
ドルギヤ41a、41bが回転し、さらにアイドルギヤ
42a、42bを介してトナー搬送ローラギヤ17a、
17bが矢印B方向に回転する。これによりトナー搬送
ローラ6が矢印B方向に回転する。またアイドルギヤ4
1a、41bを介して中継ギヤ45が回転する。
【0075】このとき現像ローラ7は、その形成された
径の大きさにより感光体ドラム3の外周面に対してより
接近したり離れたりするが、現像ローラ7が移動する場
合でもトナー搬送ローラ6と現像ローラ7とのニップ量
は変化することはない。
【0076】以上のように第7の実施の形態によれば、
上記第6の実施の形態と同様の効果を奏するほかに、ト
ナー搬送ローラ6と現像ローラ7とのニップ量が常に一
定に維持されるので、さらに印刷画像の品質の向上が期
待できる。なお第3の実施の形態において、現像ローラ
7およびトナー搬送ローラ6を感光体ドラム3側へ押圧
する手段として図17に示すトーションスプリング48
a、48bだけを用いるようにしてもよいし、あるいは
トーションスプリング48a、48bと図15に示すバ
ースプリング48a、48bの両方を用いてもよい。
【0077】第8の実施の形態 次に第8の実施の形態を説明する。図19は第8の実施
の形態を示す側面図である。図19において、現像ロー
ラ7の軸20とトナー搬送ローラ6の軸18との間には
リンク51a、51bが取付けられている。また現像ロ
ーラ7の軸20に係合している二段ギヤ14の小ギヤ1
4bがアイドルギヤ16aと噛み合っている。アイドル
ギヤ16a、16bは現像ローラ7の両側に設けられ、
それぞれアイドルギヤ41a、41bと噛み合ってい
る。
【0078】アイドルギヤ16a、16bはそれぞれポ
スト15a、15bに回転可能に取付けられ、ポスト1
5a、15bはそれぞれ図示しないサイドフレームに固
着されている。ポスト15a、15bとトナー搬送ロー
ラ6の軸18との間にはそれぞれリンク52a、52b
が取付けられている。したがってトナー搬送ローラ6は
リンク52a、52bによりポスト15a、15bを中
心に回転可能に支持される。トナー搬送ローラギヤ17
aはアイドルギヤ16a、16bと噛み合っている。な
お現像ローラ7は図15に示すバースプリング46a、
46bにより感光体ドラム3の外周面に接触している。
【0079】以上のように構成した第8の実施の形態に
おいても上記第7の実施の形態と同様の効果を奏するこ
とができる。この実施の形態においては、上記第7の実
施の形態に較べてギヤの数を少なくすることができる。
【0080】第9の実施の形態 次に第9の実施の形態について説明する。上記第6の実
施の形態と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略
する。図20は第9の実施の形態の現像装置の一部を示
す側面図である。
【0081】図20において、本第9の実施の形態の現
像装置35においては、現像ローラ7に一端部8aが接
触している現像ブレード8の他端部8bがブレード支持
手段であるブレード支持ブラケット34に取り付けられ
ており、このブレード支持ブラケット34により現像ブ
レード8は支持されている。このブレード支持ブラケッ
ト34は、両端部にアーム部34aがそれぞれ形成され
ており、コの字形状となっている。そしてこのアーム部
34aにはそれぞれ穴が形成されており、この穴に現像
ローラ7の軸20が回転自在に入り込んでいる。
【0082】ブレード支持ブラケット34の両端部の上
面には、位置規制ブラケット34bがそれぞれ設けられ
ている。そして位置規制ブラケット34bにはそれぞれ
U字溝34cが形成されており、このU字溝34cには
それぞれ、現像装置35の図示せぬ左右のサイドフレー
ムに設けられたポスト36が入り込んでいる。なお、こ
のポスト36は、現像ローラ7の軸20の中心を通り、
且つ感光体ドラム3の軸19の中心と現像ローラ7の軸
20の中心とを結んだ線に対して垂直な線上の近傍に位
置するように配置されている。
【0083】その他の構成は上記第1の実施の形態ある
いは第6の実施の形態と同様であるので説明は省略す
る。
【0084】次に上記構成における第9実施の形態の現
像装置35の動作について説明する。なお、ここでは現
像ブレード8の動作について説明する。上記実施の形態
において示した、現像ブレード以外の押圧手段により、
現像ローラ7の軸20が感光体ドラム3に接近する方向
または離隔する方向に移動すると、軸20と共に、現像
ブレード8が取り付けられているブレード支持ブラケッ
ト34がポスト36を中心に移動する。従って、現像ロ
ーラ7の軸20が移動しても、現像ブレード8の一端部
8aは現像ローラ7に接触した状態であり続ける。
【0085】また、現像ブレード8は現像ローラ7と一
体に動作するので、現像ブレード8は現像ローラ7が移
動したときの負荷にはならない。従って、感光体ドラム
3の軸19の中心と現像ローラ7の軸20の中心とを結
んだ線方向の現像ローラ7の移動も滑らかに行われる。
その他の動作は上記第1の実施の形態と同様であるので
説明は省略する。
【0086】以上第9の実施の形態においては、現像ロ
ーラ7が感光体ドラム3に接近する方向または離隔する
方向に移動しても、現像ローラ7に対する現像ブレード
8の接点に影響を及ぼさない。その結果、安定した印刷
品質の現像装置35を実現することができる。
【0087】第10の実施の形態 次に第10の実施の形態を説明する。図21は第10の
実施の形態の現像装置の一部を示す側面図である。第1
0の実施の形態は、現像ブレードを支持する支持部材を
現像ローラの軸で回転可能に支持し、該支持部材の回転
をトナー搬送ローラの軸で規制するようにしたものであ
る。
【0088】図21において、第10の実施の形態の現
像装置60においては、現像ローラ7に一端部8aが接
触している現像ブレード8の他端部8bがブレード支持
手段であるブレード支持ブラケット61に取り付けられ
ており、このブレード支持ブラケット61により現像ブ
レード8は支持されている。このブレード支持ブラケッ
ト61は、両端部にアーム部61aがそれぞれ形成され
ており、コの字形状となっている。
【0089】アーム部61aにはそれぞれ2箇所に穴が
形成されており、この2箇所の穴に現像ローラ7の軸2
0に設けられた従動側カップリング部22とトナー搬送
ローラ6の軸18が回転自在に入り込んでいる。またア
イドルローラ16a、16bのポスト15a、15bと
トナー搬送ローラ6の軸18との間にはそれぞれリンク
52a、52bが取付けられている。なお現像ローラ7
へのトナー搬送ローラ6の押圧構造によっては、アーム
部61aとトナー搬送ローラ6の軸18との係合部を小
判孔形状にしてもよい。その他の構成は上記第8の実施
の形態と同様である。
【0090】以上のように第10の実施の形態において
は、上記各実施の形態に示した押圧手段により、現像ロ
ーラ7の軸20が感光体ドラム3に接近する方向または
離隔する方向に移動すると、軸20と共に、現像ブレー
ド8が取り付けられているブレード支持ブラケット61
も移動する。従って、現像ローラ7の軸20が移動して
も、現像ブレード8は現像ローラ7に接触した状態であ
り続ける。
【0091】現像ブレード8により現像ローラ7を押圧
しても、現像ブレード8の押圧力はアーム部61aを介
して現像ローラ7の軸20で受けるので、現像ブレード
8の押圧力が現像ローラ7の感光体ドラム3への押圧に
影響を与えることはない。したがって所望の押圧力で現
像ローラ7を感光体ドラム3へ押圧させることができ
る。またアーム部61aに現像ローラ7の軸20とトナ
ー搬送ローラ6の軸18が取付けられているので、現像
ローラ7とトナー搬送ローラ6との圧接を一定に維持す
るのと上述の現像ブレード8の押圧による影響の削除を
一つの部材で実現することができる。
【0092】第11の実施の形態 次に第11の実施の形態を説明する。第11の実施の形
態はトナーの漏れを防止する封止部材からの反発力を現
像ローラ自体で受けるようにしたものである。図22は
第11の実施の形態の要部を示す斜視図、図23は第1
1の実施の形態の要部を示す側面図である。
【0093】図22、図23において、第11の実施の
形態の現像装置71においては、現像ローラ7の軸20
には従動側カップリング部22が取付けられ、その従動
側カップリング部22の外周とトナー搬送ローラ6の軸
18との間にリンク51が取付けられている。リンク5
1は現像ローラ7およびトナー搬送ローラ6の両側に設
けられている。現像ローラ7はトナー搬送ローラ6より
長く形成されており、現像ローラ7の端部とトナー搬送
ローラ6の軸18との間(リンク51とトナー搬送ロー
ラ6の端部との間)に庇状板72が配設されている。
【0094】庇状板72はリンク51に一体に形成され
ており、現像ローラ7の両側に設けられ、現像ローラ7
の軸を中心に同心円を為す弧状形状となっている。庇状
板72と現像ローラ7の間には、図23に示すように、
封止部材73が現像ローラ7に密着するように配設され
ている。封止部材73はトナー漏れを防止するための部
材で、弾性体で形成されており、庇状板72に貼り付け
られ、圧縮した状態で配設されている。また現像ローラ
7の下側には、トナー漏れを防止する部材として現像ロ
ーラ7の全長に渡ってシールシート74が圧接して設け
られている。また現像ローラ7の上部には現像ブレード
8が配設されている。
【0095】以上のように、上記構成の第11の実施の
形態においては、上記各実施の形態に示した押圧手段に
より、現像ローラ7の軸20が感光体ドラム3に接近す
る方向または離隔する方向に移動する。封止部材73
は、圧縮した状態で現像ローラ7と庇状板72の間に配
設されているので、その反発力により現像ローラ7を図
示しない感光体ドラム方向に押圧する。
【0096】しかしながら封止部材73の押圧力は現像
ローラ7の軸20を介してリンク51が受けるので、封
止部材73による現像ローラ7への押圧力が感光体ドラ
ムに対する押圧力にはならず、現像ローラ7と感光体ド
ラムとの接触状態に影響を与えることはない。したがっ
て所望の押圧力で現像ローラ7を感光体ドラム3へ押圧
させることができる。即ち、第11の実施の形態によれ
ば、トナーの漏れを防止するための封止部材73を有す
る装置においても、安定した印刷品質の現像装置を実現
することができる。
【0097】また上記各実施の形態では、現像ローラと
感光体ドラムが接触している装置において説明したが、
本発明はこれに限らず現像ローラと感光体ドラムが接触
していない装置においても適用可能である。
【0098】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、現像ローラの回転軸を、感光体ドラムに近づく方向
及び該感光体ドラムから離れる方向に移動自在とすると
共に、上記感光体ドラムに接触する方向への押圧力を上
記現像ローラに与える一方、上記現像ローラ側から押圧
力が与えられると該押圧力を吸収する押圧手段を設けた
ことにより、感光体ドラムと現像ローラとの間の現像ロ
ーラのニップ量は規定量を保持することができる。その
結果、現像ローラは感光体ドラムの外周面に安定した接
触量を保持することができ、トナーに悪影響を与えるこ
とがなくなる。従って、安定した印刷品質を保持するこ
とができる。また感光体ドラムと現像ローラとの間の圧
力を低くすることが可能となることで、現像装置の負荷
を軽減することができ、ひいてはプリンタの負荷を軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のトナー搬送ローラと現像ロ
ーラと感光体ドラムとを示す分解斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の現像装置の構成を示す説明
図である。
【図3】第1の実施の形態の現像装置の一部を示す側面
図である。
【図4】第1の実施の形態の現像ローラを示す断面図で
ある。
【図5】第1の実施の形態の従動側カップリング部と軸
とを示す側面図である。
【図6】第2の実施の形態のオルダム・カップリングの
構成を示す斜視図である。
【図7】第3の実施の形態の現像装置の構成を示す説明
図である。
【図8】第3の実施の形態の現像ローラと感光体ドラム
を示す分解斜視図である。
【図9】第3の実施の形態の永久磁石と軸受けを示す平
面図である。
【図10】第4の実施の形態を示す側面図である。
【図11】第5の実施の形態を示す側面図である。
【図12】第6の実施の形態の現像装置の構成を示す説
明図である。
【図13】第6の実施の形態の現像装置の一部を示す側
面図である。
【図14】第6の実施の形態の現像装置の構成を示す説
明図である。
【図15】第6の実施の形態の現像ローラを示す斜視図
である。
【図16】第6の実施の形態の現像ローラを示す断面図
である。
【図17】第6の実施の形態のトナー搬送ローラを示す
斜視図である。
【図18】第7の実施の形態の現像装置を示す斜視図で
ある。
【図19】第8の実施の形態を示す側面図である。
【図20】第9の実施の形態の現像装置の一部を示す側
面図である。
【図21】第10の実施の形態の現像装置の一部を示す
側面図である。
【図22】第11の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図23】第11の実施の形態の要部を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1、9、35、40、60、71 現像装置 3 感光体ドラム 6 トナー搬送ローラ 7 現像ローラ 8 現像ブレード 14 二段ギヤ 22、81 従動側カップリング部 24、82 駆動側カップリング部 31、32 永久磁石 34、61 ブレード支持ブラケット 46a、46b バースプリング 51a、51b リンク 73 封止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 E 13/06 13/06 F16D 3/04 F16D 3/04 A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー担持体から感光体へトナーを供給
    する現像装置において、 上記トナー担持体を上記感光体に近づく方向及び該感光
    体から離れる方向に移動自在とすると共に、 上記感光体に接近する方向へ所定の押圧力を上記トナー
    担持体に与える押圧手段を設けたことを特徴とする現像
    装置。
  2. 【請求項2】 上記トナー担持体は現像ローラであり、
    上記押圧手段は、一部が上記現像ローラに接触した状態
    で設けられた弾性力を備えたトナー搬送ローラである請
    求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 上記トナー担持体は現像ローラであり、 上記押圧手段は、上記現像ローラの回転軸の両端部にそ
    れぞれ設けられた第1の磁石と、 上記第1の磁石と同極性であって、上記現像ローラを挟
    んで上記感光体と反対側で、上記第1の磁石に対向した
    位置に、該第1の磁石とは所定距離離れた状態で固着さ
    れて設けられた第2の磁石とから構成される請求項1記
    載の現像装置。
  4. 【請求項4】 上記トナー担持体は現像ローラであり、
    該現像ローラと同方向に移動可能なトナー搬送ローラを
    有し、 上記押圧手段は上記現像ローラまたは上記トナー搬送ロ
    ーラを押圧するスプリングである請求項1記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 上記トナー搬送ローラの回転軸と上記現
    像ローラの回転軸は互いに所定距離に固定されている請
    求項4記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 上記押圧手段は、上記現像ローラの表面
    に付着するトナーの層厚を規制する現像ブレードである
    請求項1記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 上記現像ローラの回転軸に回転動力を伝
    達する回転動力伝達手段を、上記現像ローラの上記回転
    軸とは異なる回転軸に取り付けると共に、上記現像ロー
    ラの上記回転軸の中心と上記回転動力伝達手段の上記回
    転軸の中心とがほぼ一致するように上記現像ローラの上
    記回転軸と上記回転動力伝達手段の回転軸とを配置し、 上記回転動力伝達手段の上記回転軸と上記現像ローラの
    上記回転軸とを連結して、上記回転動力伝達手段の駆動
    力を上記現像ローラの上記回転軸に伝える連結手段を設
    けた請求項2、3、4または6記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 上記回転動力伝達手段は上記押圧手段で
    ある請求項7記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 上記現像ローラ上のトナーを均一に薄層
    化する現像ブレードを支持する現像ブレード支持手段を
    備え、該現像ブレード支持手段の一部を上記現像ローラ
    の上記回転軸に取り付け、上記現像ブレード支持手段を
    上記現像ローラの上記回転軸により支持したことを特徴
    とする請求項2、3、4または5記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 上記現像ブレード支持手段は、上記現
    像ローラにトナーを搬送するトナー搬送ローラをも支持
    する請求項9記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 上記現像ローラの端部に圧接して配設
    され、トナーの漏れを防止する弾性体からなる封止部材
    と、 上記現像ローラの回転軸と上記現像ローラにトナーを搬
    送するトナー搬送ローラの回転軸を連結するリンク部材
    とを有し、 上記封止部材による上記現像ローラへの押圧を上記リン
    ク部材で受ける請求項4、5または6記載の現像装置。
  12. 【請求項12】 感光体に現像ローラが接触した状態で
    上記感光体と上記現像ローラがそれぞれ回転し、トナー
    を上記現像ローラから上記感光体へと供給する現像装置
    において、 上記現像ローラの回転軸に回転動力を伝達する回転動力
    伝達手段を、上記現像ローラの上記回転軸とは異なる回
    転軸に取り付け、 上記回転動力伝達手段の上記回転軸と上記現像ローラの
    上記回転軸とを連結して、上記回転動力伝達手段の駆動
    力を上記現像ローラの上記回転軸に伝える連結手段を設
    けたことを特徴とする現像装置。
  13. 【請求項13】 上記現像ローラの上記回転軸の中心と
    上記回転動力伝達手段の上記回転軸の中心とがほぼ一致
    するように上記現像ローラの上記回転軸と上記回転動力
    伝達手段の回転軸とを配置した請求項12記載の現像装
    置。
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