JP2010271598A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境条件による画像品質の低下を抑制する。
【解決手段】静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に当接して前記静電潜像に現像剤を現像する現像剤担持体とを有する画像形成装置において、前記現像剤担持体の周囲の温度および湿度を計測する温度湿度計測手段と、前記現像剤担持体の前記像担持体への押圧力を変化させる押圧力切替手段と、前記温度湿度計測手段で計測した温度および湿度に応じて前記押圧力切替手段で前記押圧力を変化させる押圧力制御手段とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式のプリンタや複写機などの画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、帯電装置により均一の帯電された感光体ドラムの表面を露光装置で露光して静電潜像を形成し、感光体ドラムに当接する現像装置の現像ローラにより静電潜像を現像して感光体ドラム上にトナー像を形成した後、そのトナー像を記録媒体に転写し、定着させるようにしている。一方、トナー像の転写後、感光体ドラム上に残留した転写残トナーをクリーニングブレードで除去するようにしている。
このような画像形成装置において、センサで検知した温度に基づいて感光体ドラムに現像ローラを当接離間させるタイミングを変更して感光体ドラム上の転写残トナーのクリーニング不良を防止するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−154562号公報(段落「0056」〜段落「0061」、図6)
しかしながら、上述した従来の技術においては、像担持体としての感光体ドラムと現像剤担持体としての現像ローラとのニップ量は一定であり、高温高湿環境では現像ローラが吸湿して電気的な抵抗が小さくなることによりトナーに帯電した電荷がリークし、低温低湿環境では現像ローラの電気的な抵抗が大きくなることによりトナーに帯電した電荷が逃げ難くなるため、現像ローラのトナー電位が不安定になり、温湿度等の環境条件によってはカブリ、汚れといった画像品質の低下が発生してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、環境条件による画像品質の低下を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に当接して前記静電潜像に現像剤を現像する現像剤担持体とを有する画像形成装置において、前記現像剤担持体の周囲の温度および湿度を計測する温度湿度計測手段と、前記現像剤担持体の前記像担持体への押圧力を変化させる押圧力切替手段と、前記温度湿度計測手段で計測した温度および湿度に応じて前記押圧力切替手段で前記押圧力を変化させる押圧力制御手段とを設けたことを特徴とする。
このようにした本発明は、環境条件の変化による画像品質の低下を抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における現像ローラ押圧力切替部の構成図 第1の実施例における画像形成装置の概略構成図 第1の実施例における画像形成装置のイメージドラムの構成図 第1の実施例における画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図 第1の実施例における現像ローラ押圧力切替部の構成図 第1の実施例における画像形成ユニットの平面図 第1の実施例における環境とトナー電位の関係を示すグラフ 第1の実施例におけるニップ量とトナー電位の関係を示すグラフ 第1の実施例におけるニップ量設定処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるニップ量設定処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるニップ量設定テーブルの説明図 第2の実施例における画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図 第2の実施例における印刷画像密度とトナー電位の関係を示すグラフ 第2の実施例におけるニップ量設定処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図2は第1の実施例における画像形成装置の概略構成図である。本実施例では、画像形成装置を、電子写真方式を用いたカラープリンタとして説明する。
図2において、画像形成装置内には、複数のイメージドラム1が設けられ、本実施例では、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色の現像剤としてのトナー毎に上流からイメージドラムID−K、ID−Y、ID−M、ID−Cの順に略等間隔に配設されている。このイメージドラム1は、像担持体に画像を形成するものであり、各イメージドラム1は同一の構造を有している。なお、イメージドラム1の構成は後述する。
転写ベルトユニット2は、転写ローラ等の転写部材108、転写手段としての転写ベルト4、その転写ベルト4を駆動させるための搬送ローラ5aおよび5bにより構成され、イメージドラム1に現像されたトナー像を記録媒体3上に転写する。
転写クリーニング装置6は、転写ベルト4上に付着したトナーを掻き落して清掃するものである。
また、給紙トレイ8には、記録媒体3が収容され、その記録媒体3はホッピングローラ9や搬送ローラ10により給紙トレイ8から搬送されて転写ベルト4上を通過する。
さらに、ヒートローラおよびバックアップローラで構成された定着装置7で記録媒体3上に転写されたトナーを定着させた後、その記録媒体3は排出ローラ11により画像形成装置から外部へ排出される。
図3は第1の実施例における画像形成装置のイメージドラムの構成図である。
図3において、イメージドラム1は、像担持体としての感光体ドラム101、帯電部材としての帯電ローラ102、露光装置103、現像部材または現像剤担持体としての現像ローラ104、供給部材としての供給ローラ105、トナー規制部材106、クリーニング装置107、転写部材108、帯電ローラ用電源201、現像ローラ用電源202、供給ローラ用電源203、および現像ローラ押圧力切替部410で構成されている。
この感光体ドラム101、帯電ローラ102、露光装置103、現像ローラ104、供給ローラ105、トナー規制部材106、およびクリーニング装置107を含めた部材を総称して画像形成ユニット110とする。
また、帯電ローラ用電源201、現像ローラ用電源202、および供給ローラ用電源203を含めた電源を総称して電源ユニット204とする。
感光体ドラム101は、有機系感光体であり、導電性支持体およびその表面の光導電層によって構成され、導電性支持体はアルミニウムの金属パイプであり、光導電層は電荷発生層および電荷輸送層を積層したものである。
帯電ローラ102は、金属シャフトおよび半導電性ゴム層によって構成され、感光体ドラム101と接触するように配置されている。この帯電ローラ102は、感光体ドラム101の表面を一様かつ均一に帯電させる。
露光装置103は、LED(Light Emitting Diode)素子、LED駆動素子、およびレンズアレイから構成され、LED素子が発した光を照射して帯電ローラ102で帯電させられた感光体ドラム101の表面を露光し、その表面に静電潜像を形成する。
現像ローラ104は、金属シャフトおよび半導電性ウレタンゴム材等によって構成され、感光体ドラム101と接触するように配置されている。この現像ローラ104はトナーを担持し、そのトナーで感光体ドラム101の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する。
供給ローラ105は、金属シャフトおよび発泡性のシリコンゴム材等によって構成され、現像ローラ104と接触するように配置されている。この供給ローラ105は、トナーを帯電させ現像ローラ104に供給する。
トナー規制部材106は、ステンレス等の板状部材で構成され、先端部が僅かに現像ローラ104に当接するように配置されている。このトナー規制部材106は、現像ローラ104の表面に接触して供給ローラ105から供給されたトナーを薄層化する。
クリーニング装置107は、ポリウレタンゴム等のゴム状弾性部材で構成され、感光体ドラム101の回転方向に対向する方向に向けて、感光体ドラム101の外周面に当接するように配置されている。このクリーニング装置107は、記録媒体3に転写されず、感光体ドラム101の表面に残留しているトナーを掻き落として清掃する。
転写部材108は、発泡性の弾性ゴム材で構成され、記録媒体3を搬送するための搬送路を挟んで感光体ドラム101に対向して配置されている。この転写部材108は、搬送された記録媒体3に感光体ドラム101の表面の現像トナーを転写する。
ここで、現像ローラ押圧力切替部410の構成を図1および図6に基づいて説明する。図6は第1の実施例における画像形成ユニットの平面図であり、現像ローラ押圧力切替部410は、現像ローラ104および供給ローラ105の両端部に設けられ、それぞれ同様の構造を有している。図1は、第1の実施例における現像ローラ押圧力切替部の構成図であり、現像ローラ104および供給ローラ105の両端部に設けられた現像ローラ押圧力切替部410の概略側面図である。
押圧力切替手段としての現像ローラ押圧力切替部410は、現像ローラ104、供給ローラ105、ユニット401、バネ402、リストアップバー403、ギア404および405で構成されている。
現像剤担持体支持部材としてのユニット401は現像ローラ104および供給ローラ105を回転可能に支持し、またユニット401にはリストアップバー403が固着されている。
リストアップバー403は、図中矢印a1、b1が示す方向に摺動(移動)可能に構成され、弾性部材としてのバネ402の先端部に設けられた突起部406が当接して矢印b1が示す方向に付勢され、ユニット401で支持された現像ローラ104を感光体ドラム101に押し付けている。
また、リストアップバー403は、ギア404に噛合するラックが形成され、そのギア404に噛合するギア405が図示しない駆動手段としての現像ローラ押圧力駆動部411により回転させられることにより図中矢印a1、b1が示す方向に摺動するようになっている。
したがって、現像ローラ押圧力駆動部411により現像ローラ104の感光体ドラム101への押圧力を調整して現像ローラ104と感光体ドラムとのニップ量を調整、すなわち押圧力を強くしてニップ量を増加させ、一方押圧力を弱くしてニップ量を減少させることができるようになっている。
図3の説明に戻り、帯電ローラ用電源201はトナーと同極性のバイアス電圧を帯電ローラ102へ出力し、現像ローラ用電源202はトナーと同極性のバイアス電圧あるいは逆極性のバイアス電圧を現像ローラ104へ出力し、供給ローラ用電源203はトナーと同極性のバイアス電圧あるいは逆極性のバイアス電圧を供給ローラ105へ出力する。
次に、画像形成装置の制御系を図4の第1の実施例における画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図に基づき、図3を参照しながら説明する。
図4において、画像形成装置はプリンタ制御部301、インターフェイス部303、記憶部307、印刷制御部309、電圧制御部310、現像ローラ押圧力切替制御部311、温度湿度計測部320、タイマ部330、現像ローラ押圧力切替部410、および現像ローラ押圧力切替駆動部411で構成されている。
インターフェイス部303は、パーソナルコンピュータ等の上位装置302から印刷データとしての画像データを受信する。
印刷制御部309は、画像形成ユニット110の各ローラや露光装置103等を制御し、インターフェイス部303で受信した画像データに基づいて画像としてのトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に転写する印刷動作を行う。
電圧制御部310は、帯電ローラ102、現像ローラ104、および供給ローラ105等の画像形成ユニット110に印加する電圧のON/OFFおよび電圧を制御する。
押圧力制御手段としての現像ローラ押圧力切替制御部311は、現像ローラ押圧力切替部410の動作を制御し、現像ローラ104の感光体ドラム101への押圧力を制御して現像ローラ104と感光体ドラムとのニップ量を制御する。なお、現像ローラ押圧力切替部410は、現像ローラ押圧力切替駆動部411により駆動される。
温度湿度計測部320は、画像形成ユニット110の周囲の温度および湿度をセンサ等により計測する温湿度計測手段であり、またタイマ部330は、経過時間を計測する計時手段である。
記憶部307は、メモリ等の記憶手段であり、温度湿度計測部320で計測した温湿度やタイマ部330で計測した時間、および閾値や各種設定値等を記憶するものである。
プリンタ制御部301は、制御手段および演算手段としての中央処理装置で構成され、記憶部307に記憶された制御プログラムに基づいてインターフェイス部303、記憶部307、印刷制御部309、電圧制御部310、現像ローラ押圧力切替制御部311、温度湿度計測部320、タイマ部330、現像ローラ押圧力切替部410、および現像ローラ押圧力切替駆動部411を含めた画像形成装置全体の動作を制御する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置の印刷動作を図2、図3および図4に基づいて説明する。
感光体ドラム101は、帯電ローラ用電源201に接続された帯電ローラ102により、表面を一様に帯電させられる。上位装置302から受信した画像データは、プリンタ制御部301を介して露光装置103へ送られ、露光装置103は、その画像データの印刷パターンに応じて静電潜像を感光体ドラム101上に形成する。
供給ローラ用電源203に接続された供給ローラ105は、現像ローラ用電源202に接続された現像ローラ104と当接しており、周速比を一定に保ちながら互いに回転駆動することにより、トナーを現像ローラ104へ供給する。
現像ローラ104上のトナーは、現像ローラ104に当接している規制部材106との摩擦等により帯電される。また、現像ローラ104上のトナー層厚は、現像ローラ104への印加電圧、供給ローラ105への印加電圧、現像ローラ104に当接する規制部材106の押圧力等により決定される。
現像ローラ104は、感光体ドラム101に当接しており、電圧制御部310により制御された電源ユニット204で電圧を印加することにより、トナーを感光体ドラム101上に形成された静電潜像に付着させる。この後、感光体ドラム101上のトナーは、転写部材108との電界により記録媒体3上に転写され、記録媒体3上に転写されたトナーは、定着装置7により定着される。転写後に感光体ドラム101上に残留したトナーはクリーニング装置107により掻き取られる。
次に、温湿度を変化させた各環境において印刷動作を行った場合の現像ローラ上のトナー電位を図7の第1の実施例における環境とトナー電位の関係を示すグラフに基づいて説明する。
図7は、温度:23℃、湿度:50%とした環境NN、温度:28℃、湿度:80%とした環境HH、温度:10℃、湿度:20%とした環境LLの各環境において、A4判の記録媒体1頁あたりの印刷量が少ない印刷を連続で行った場合の現像ローラ104上のトナーの電位を示すグラフであり、トナーの帯電量の測定は、2K枚/日の印刷動作開始前およびその印刷動作終了時に行った。図7における横軸の「初期」は印刷動作開始前、「2K」は1日目の印刷動作終了時、「2K放置後」は印刷動作を終了した翌日、すなわち2日目の印刷動作開始前、「4K」は2日目の印刷動作終了時を表している。なお、印刷媒体の長手方向が画像形成装置の印刷媒体の搬送方向となるように印刷動作を行った。
図7に示すように現像ローラ上のトナー電位は、環境LL、環境NN、環境HHの順で大きくなっている。これは、環境HHのような高温高湿環境では現像ローラ、供給ローラが吸湿して電気的な抵抗が小さくなり、トナーに帯電した電荷がリークするためであり、反対に環境LLのような低温低湿環境では現像ローラおよび供給ローラの電気的な抵抗が大きくなりトナーに帯電した電荷が逃げ難くなるためである。
このトナーの電位が高くなりすぎると電荷の大きいトナーが感光体ドラムに付着してしまい、いわゆる汚れとして印刷媒体に付着してしまう。一方、トナーの電位が低くなるとトナーの中に帯電が不十分なトナーや逆極性に帯電するトナーの割合が多くなり、このようなトナーが感光体ドラムに付着してしまい、いわゆるカブリとして印刷媒体に付着してしまう。この汚れやカブリは、どちらも画像品質を損なうものである。
本実施例では、現像ローラ104上のトナー電位を安定させることにより、汚れやカブリを防止し、画像品質を向上させるようにしている。
以下にその詳細を図1、図5および図6に基づいて説明する。
現像ローラ押圧力切替部410の突起部406には、バネ402から十分な加重がかけられ、その突起部406に当接するリストアップバー403により現像ローラ104を感光体ドラム101に押し付けている。また、リストアップバー403は突起部406を支持することにより、現像ローラ104の感光体ドラム101へのニップ量を一定に保っている。
図1に示す現像ローラ104と感光体ドラム101の位置を設定Aとすると設定Aでの現像ローラ104の感光体ドラム101へのニップ量は0.08mmとしてある。
この設定Aの状態から図示しない現像ローラ押圧力切替駆動部の駆動を得たギア405が図中矢印bで示す方向に回転すると、リストアップバー403は図中矢印b1が示す方向へ摺動する。リストアップバー403には、勾配407が形成されており、突起部406が勾配407に当接している位置からリストアップバー403が矢印b1で示す方向へ摺動してくとバネ402の加重により突起部406が自重で落下し、図5に示すように突起部406は平部408の位置でリストアップバー403に当接するようになる。このようにリストアップバー403が摺動することにより、ユニット401は図中矢印b2が示す方向へ移動し、現像ローラ104の感光体ドラム101へのニップ量が増加する。
突起部406とリストアップバー403が平部408の位置で当接すると現像ローラ押圧力切替駆動部の駆動を停止する。このときの現像ローラ104と感光体ドラム101の位置を設定Bとすると設定Bでの現像ローラ104の感光体ドラム101へのニップ量は0.12mmとしてある。なお、リストアップバー403を図中矢印a1が示す方向へ摺動すると設定Aの位置に戻る。
図8は、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量と現像ローラ104上のトナー電位の関係を表したグラフである。図8に示すようにニップ量とトナー電位には正の相関関係があり、ニップ量が大きくなると現像ローラ104上のトナーの電位が高くなる関係にある。
これは、ニップ量が大きくなると現像ローラ104上のトナーと感光体ドラム101の摩擦が大きくなり、現像ローラ104上のトナーの帯電量が増加するためである。
次に、プリンタ制御部が行うニップ量設定処理を図9の第1の実施例におけるニップ量設定処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップしたがって図4を参照しながら説明する。
S1a:プリンタ制御部301は、電源投入後の初期設定として現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Bになるようにする。この設定Bは、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量が大きいため、現像ローラ104上のトナー電位を高くする。
S2a:プリンタ制御部301は、タイマ330をリセットする。
S3a:プリンタ制御部301は、タイマ330をスタートさせて時間の経過を計測する。
S4a:温度湿度計測部320は、画像形成ユニット110の周囲の温度および湿度を計測し、その計測値としての温度値および湿度値をプリンタ制御部301へ通知する。プリンタ制御部301は、通知された温度値および湿度値を記憶部307に記憶させる。
S5a:プリンタ制御部301は、現在のニップ量の設定が、設定Aまたは設定Bであるかを判定し、設定Aであると判定すると処理をS10aへ移行し、一方設定Bであると判定すると処理をS6aへ移行する。本実施例では、まず設定Bになっているため処理をS6aへ移行する。
S6a:プリンタ制御部301は、記憶部307に記憶された温度値と予め記憶部307に記憶されている閾値とを比較し、温度値がその閾値以上であると判定すると処理をS2aへ移行し、その閾値未満であると判定すると処理をS7aへ移行する。本実施例では、閾値を15℃とする。
S7a:プリンタ制御部301は、記憶部307に記憶された湿度値と予め記憶部307に記憶されている閾値とを比較し、湿度値がその閾値を超えていると判定すると処理をS8aへ移行し、その閾値未満であると判定すると処理をS2aへ移行する。本実施例では、閾値を30%とする。
S8a:プリンタ制御部301は、S3aにおいてスタートさせたタイマ330の経過時間値と記憶部307に予め記憶された閾値とを比較し、経過時間値がその閾値に満たないと判定すると処理をS4aへ移行し、その閾値を経過していると判定すると処理をS9aへ移行する。本実施例では、閾値を30分とする。
S9a:プリンタ制御部301は、現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Aになるようにし、処理をS2aへ移行してS2a〜S5aの処理を行う。
現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Aになるようにするのは画像形成ユニット110の周囲の温度湿度が現像ローラ104上のトナー電位が高くなる低温低湿環境であると判定したとき、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を小さくし、現像ローラ104上のトナー電位の上昇を抑えるためである。
S10a:一方、S5aにおいて、現在のニップ量の設定が設定Aであると判定するとプリンタ制御部301は、記憶部307に記憶された温度値を予め記憶部307に記憶されている閾値と比較し、温度値がその閾値未満であると判定すると処理をS2aへ移行し、その閾値以上であると判定すると処理をS11aへ移行する。本実施例では、閾値を15℃とする。
S11a:プリンタ制御部301は、記憶部307に記憶された湿度値と予め記憶部307に記憶されている閾値とを比較し、湿度値がその閾値以上であると判定すると処理をS8aへ移行し、その閾値未満であると判定すると処理をS2aへ移行する。本実施例では、閾値を40%とする。
なお、S7aにおける閾値を30%、S11aにおける閾値を40%とすることにより、現像ローラ104と感光体ドラム101間のニップ圧の切替タイミングにヒステリシスを持たせている。
S12a:プリンタ制御部301は、S3aにおいてスタートさせたタイマ330の経過時間値と記憶部307に予め記憶された閾値とを比較し、経過時間値がその閾値に満たないと判定すると処理をS4aへ移行し、その閾値を経過していると判定すると処理をS13aへ移行する。本実施例では、閾値を30分とする。
S13a:プリンタ制御部301は、現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Bになるようにし、処理をS2aへ移行する。
現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Bになるようにするのは画像形成ユニット110の周囲の温度湿度が現像ローラ104上のトナー電位が低くなる高温高湿環境であると判定したとき、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を大きくし、現像ローラ104上のトナー電位の低下を抑えるためである。
プリンタ制御部301は、画像形成ユニット110の周囲の温度湿度によって現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を変更し、印刷制御部309により上位装置302から受信した印刷データに基づいて印刷動作を行う。
このように画像形成時、画像形成ユニット110の周囲の温度湿度に応じて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を可変にすることにより、現像ローラ104上のトナー電位を安定させることができる。
次に、プリンタ制御部が行うニップ量設定処理の変形例を図10の第1の実施例におけるニップ量設定処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップしたがって図4を参照しながら説明する。
S1b:プリンタ制御部301は、インターフェイス部303を介して上位装置302から印刷データを受信する。
S2b、S3b:温度湿度計測部320は、画像形成ユニット110の周囲の温度および湿度を計測し、その計測値としての温度値および湿度値をプリンタ制御部301へ通知する。プリンタ制御部301は、通知された温度値および湿度値を記憶部307に記憶させる。
S4b:プリンタ制御部301は、温度湿度計測部320で計測された温度値および湿度値に基づいてニップ量設定テーブルを検索し、その温度値および湿度値に最適な現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量の設定(例えば、上述した設定Aまたは設定B)を抽出する。
このニップ量設定テーブルは、例えば図11に示すように、湿度が0%以上30%未満のとき設定A、湿度が30%以上40%未満かつ温度が15℃未満のとき設定A、湿度が30%以上40%未満かつ温度が15℃以上のとき設定B、湿度が40%以上100%以下のとき設定Bとするデータテーブルである。例えば、温度が12℃で湿度が20%の場合、設定Aが抽出される。
プリンタ制御部301は、抽出したニップ量の設定にしたがって、現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Aまたは設定Bになるようにする。
なお、抽出されたニップ量の設定が既に設定されている設定と同じ場合、その設定を維持し、抽出されたニップ量の設定が既に設定されている設定と異なる場合、抽出されたニップ量の設定に変更するものとする。
S5b:プリンタ制御部301は、画像形成ユニット110の周囲の温度湿度に応じて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定し、印刷制御部309により上位装置302から受信した印刷データに基づいて印刷動作を行う。
このように画像形成時、画像形成ユニット110の周囲の温度湿度によって現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を可変にすることにより、現像ローラ104上のトナー電位を安定させることができる。
以上説明したように、第1の実施例では、画像形成ユニットの周囲の温度湿度等の環境条件に応じて現像ローラと感光体ドラムとのニップ量を変化させることにより、現像ローラ上のトナー電位を安定させることができ、カブリ、汚れを防止して画像品質を向上させることができるという効果が得られる。
第2の実施例の画像形成装置は、画像形成ユニットの周囲の環境に加え、印刷した印刷画像密度に応じて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を可変にする構成を有するものである。
画像形成装置の制御系を図12の第2の実施例における画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図に基づき、図3を参照しながら説明する。
なお、図2に示す画像形成装置、図3に示す画像形成ユニット、図1、図5、および図6に示す現像ローラ押圧力切替部は、上述した第1の実施例と同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12において、画像形成装置はプリンタ制御部301、インターフェイス部303、画像信号処理部304、ドットカウンタ305、印刷濃度演算部306、記憶部307、感光体ドラム回転数計測部308、印刷制御部309、電圧制御部310、現像ローラ押圧力切替制御部311、温度湿度計測部320、タイマ部330、現像ローラ押圧力切替部410、および現像ローラ押圧力切替駆動部411で構成されている。
インターフェイス部303は、パーソナルコンピュータ等の上位装置302から印刷データとしての画像データを受信する。
画像信号処理部304は、インターフェイス部303で受信した画像データを印刷イメージデータとしてのドットデータに変換する。
ドットカウンタ305は、画像信号処理部304で変換されたドットデータから印刷されるドット(画素)数を計数する。計数されたドット数は記憶部307に記憶される。
印刷画像密度算出手段としての印刷濃度演算部306は、記憶部307に記憶されたドット数を読出し、読み出したドット数から印刷画像密度を算出し、算出した印刷画像密度をプリンタ制御部301へ通知する。
ここで、印刷画像密度とは、印刷媒体の印刷領域に対する実際に印刷するドットの割合であり、Cm(i)を感光体ドラムがCd回転したときに実際に印刷で用いられたドットの数、すなわち露光装置により露光されたドット数、C0を感光体ドラム1回転当たりのドット数、すなわち露光の有無にかかわらず感光体ドラム1回転あたり印刷が可能なドット数(例えば、ベタ(ソリッド)画像の場合に用いられるドット数)、Cd×C0を感光体ドラムがCd回転したときの印刷可能なドット数とすると、[Cm(i)/(Cd×C0)]×100%で算出される。
このように印刷画像密度は、所定の面積(例えば、印刷用紙100枚分や感光体ドラム100回転分の面積)で実際に画像形成されたドット数Aと、所定の面積で画像形成可能な総ドット数Bから求められる密度(密度=ドット数A/ドット数B×100%)である。
なお、感光体ドラム1回転当たりのドット数は、後述する記憶部307に予め記憶されているものとする。
印刷枚数計測手段としての感光体ドラム回転数計測部308は、感光体ドラム101の回転数を計測し、プリンタ制御部301へ通知する。プリンタ制御部301は、計測された感光体ドラム101の回転数に基づいて印刷媒体の印刷枚数を算出することができるようになっている。なお、計測された回転数は記憶部307に記憶される。
印刷制御部309は、画像形成ユニット110の各ローラや露光装置103等を制御し、インターフェイス部303で受信した画像データを画像信号処理部304が変換したドットデータに基づいて画像としてのトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に転写する印刷動作を行う。
電圧制御部310は、帯電ローラ102、現像ローラ104、および供給ローラ105等の画像形成ユニット110に印加する電圧のON/OFFおよび電圧を制御する。
現像ローラ押圧力切替制御部311は、現像ローラ押圧力切替部410の動作を制御し、現像ローラ104の感光体ドラム101への押圧力を制御して現像ローラ104と感光体ドラムとのニップ量を制御する。なお、現像ローラ押圧力切替部410は、現像ローラ押圧力切替駆動部411により駆動される。
温度湿度計測部320は、画像形成ユニット110の周囲の温度および湿度をセンサ等により計測する温湿度計測手段であり、またタイマ部330は、経過時間を計測する計時手段である。
記憶部307は、メモリ等の記憶手段であり、温度湿度計測部320で計測した温湿度、タイマ部330で計測した時間、ドットカウンタ305で計数したドット数、感光体ドラム回転数計測部308で計測された感光体ドラム101の回転数、および閾値や各種設定値等を記憶するものである。
プリンタ制御部301は、制御手段および演算手段としての中央処理装置で構成され、記憶部307に記憶された制御プログラムに基づいてインターフェイス部303、画像信号処理部304、ドットカウンタ305、印刷濃度演算部306、記憶部307、感光体ドラム回転数計測部308、印刷制御部309、電圧制御部310、現像ローラ押圧力切替制御部311、温度湿度計測部320、タイマ部330、現像ローラ押圧力切替部410、および現像ローラ押圧力切替駆動部411を含めた画像形成装置全体の動作を制御する。
上述した構成の作用について説明する。なお、画像形成装置の動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
次に、温湿度を変化させた各環境において、1ページ当たりの印刷量の少ない印刷動作を連続で行った場合の現像ローラ上のトナー電位について、図7の第1の実施例における環境とトナー電位の関係を示すグラフに基づいてさらに説明する。
印刷動作を行う環境によって現像ローラ上のトナー電位に違いがあることは第1の実施例で説明したが、さらに図7は、1ページ当たりの印刷量が少ない印刷、すなわちトナー消費の少ない印刷を連続で行った場合、2K枚/日の印刷動作を行った後の現像ローラ上のトナー電位は、印刷動作を行う前の現像ローラ上のトナー電位より上昇していることを示している。
図13は第2の実施例における印刷画像密度とトナー電位の関係を示すグラフであり、低印刷画像密度、中印刷画像密度、高印刷画像密度で連続印刷した場合の印刷動作前と印刷動作後の現像ローラ上のトナー電位を示したグラフである。
ここで、印刷画像密度は、上述したように印刷媒体の印刷領域に対する実際に印刷するドットの割合であり、例えばA4判1枚の印刷媒体の印刷領域に全ドットを印刷した場合を100%とし、低印刷画像密度は3%、中印刷画像密度は20%、高印刷画像密度は60%の割合であることを示している。
図13において、トナー消費の少ない低印刷画像密度の印刷パターンでの連続印刷動作では現像ローラ上のトナー電位の上昇が大きく、トナー消費の多い高印刷画像密度の印刷パターンでの連続印刷動作では現像ローラ上のトナー電位の上昇が小さく、また中印刷画像密度の印刷パターンでの連続印刷動作では現像ローラ上のトナー電位の上昇は低印刷画像密度と高印刷画像密度の中間となっている。
これは、低印刷画像密度の印刷パターンでの連続印刷動作では、現像ローラに付着したトナーが消費されることなく、図3における現像ローラ104と、トナー供給ローラ105、トナー規制部材106および感光体ドラム101等の他の部材との摩擦によりトナーの帯電量が上昇するためである。
一方、高印刷画像密度の印刷パターンでの連続印刷動作では、現像ローラに付着したトナーが感光体ドラムに搬送されて消費され、現像ローラにはフレッシュなトナーが供給され付着することによりトナー帯電量の上昇は少なくなるためである。
第2の実施例では、印刷画像密度の変化による現像ローラ上のトナー電位の変化を抑え、安定した画像品質を維持するようにした。
次に、プリンタ制御部が行うニップ量設定処理を図14の第2の実施例におけるニップ量設定処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップしたがって図12を参照しながら説明する。
S1c:プリンタ制御部301は、電源投入後の初期設定として現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Bになるようにする。この設定Bは、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量が大きいため、現像ローラ104上のトナー電位を高くする。
S2c:プリンタ制御部301は、パラメータPを0に設定する。なお、パラメータPは記憶部307に記憶される。
S3c:プリンタ制御部301は、タイマ330をリセットする。
S4c:プリンタ制御部301は、タイマ330をスタートさせて時間の経過を計測する。
S5c:感光体ドラム回転数計測部308は、感光体ドラムの回転数を計測する。プリンタ制御部301は、計測された回転数を記憶部307に記憶させる。
S6c:ドットカウンタ305は、画像信号処理部304で変換されたドットデータから印刷されるドット(画素)数を計数する。プリンタ制御部301は、計数された印刷ドット数を記憶部307に記憶させる。
S7c:プリンタ制御部301は、S4cにおいてスタートさせたタイマ330の経過時間値と記憶部307に予め記憶された閾値とを比較し、経過時間値がその閾値に満たないと判定すると処理をS5cへ移行して感光体ドラムの回転数を計測および印刷ドット数の計数を継続し、その閾値を経過していると判定すると処理をS8cへ移行する。本実施例では、閾値を30分とする。
S8c:プリンタ制御部301は、記憶部307に記憶された感光体ドラムの回転数に基づいてS4cにおいてタイマ330をスタートさせた時点からの感光体ドラムの回転数の増加分を計算し、所定時間における感光体ドラムの回転数を算出する。
S9c:プリンタ制御部301は、算出した感光体ドラムの回転数と記憶部307に予め記憶された印刷枚数閾値としてのドラム回転数既定値とを比較し、算出した感光体ドラムの回転数がドラム回転数既定値以上であると判定すると処理をS10cへ移行し、ドラム回転数既定値未満であると判定すると処理をS13cへ移行する。本実施例では、ドラム回転数既定値をA4判の印刷媒体100ページ分に相当する感光体ドラムの回転数とする。
S10c:プリンタ制御部301は、記憶部307に記憶された印刷ドット数に基づいてS4cにおいてタイマ330をスタートさせた時点からの印刷ドット数の増加分を計算し、所定時間における感光体ドラムの回転数がドラム回転数既定値以上である場合の印刷ドット数を算出する。
S11c:プリンタ制御部301は、S8cにおいて算出した感光体ドラムの回転数とS10cにおいて算出した印刷ドット数に基づいてA4判の印刷媒体1枚当たりの平均印刷画像密度を算出する。平均印刷画像密度は、例えばA4判の印刷媒体1枚の印刷領域に全ドットを印刷した場合を100%と考え、比例計算で行う。
S12c:プリンタ制御部301は、算出した平均印刷画像密度と記憶部307に予め記憶された印刷画像密度閾値としての印刷画像密度既定値とを比較し、算出した平均印刷画像密度が印刷画像密度既定値以上であると判定すると処理をS13cへ移行し、印刷画像密度既定値未満であると判定すると処理をS14cへ移行する。
S13c:プリンタ制御部301は、パラメータPから0.5を減算し、処理をS3cへ移行する。なお、パラメータPは、0より小さい値を持たないため、減算前のパラメータPの値が0であれば0のままとする。
S14c:一方、算出した平均印刷画像密度が印刷画像密度既定値未満であると判定するとプリンタ制御部301は、パラメータPに1を加算する。
S15c:プリンタ制御部301は、加算したパラメータPと記憶部307に予め記憶された閾値とを比較し、パラメータPが閾値以上であると判定すると処理をS16cへ移行し、閾値未満であると判定すると処理をS17cへ移行する。本実施例では、閾値を2とする。
S16c:プリンタ制御部301は、現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Aになるようにし、処理をS3cへ移行して処理を継続する。
現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Aになるようにするのは、印刷画像密度が低く、かつ印刷枚数が多い印刷動作を行った場合、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を小さくし、現像ローラ104上のトナー電位の上昇を抑えるためである。
S17c:プリンタ制御部301は、現像ローラ押圧力切替駆動部411により現像ローラ押圧力切替部410のリストアップバー403を摺動させて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Bになるようにし、処理をS3cへ移行して処理を継続する。
現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を設定Bになるようにするのは、所定の時間内において、印刷画像密度が高く、または印刷枚数が少ない状態が継続した場合、現像ローラ104上のトナー電位が低くなる状態と推定し、現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を大きくし、現像ローラ104上のトナー電位の低下を抑えるためである。
プリンタ制御部301は、所定時間内に行われた印刷動作の印刷画像密度および印刷枚数に応じて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を変更し、印刷制御部309により上位装置302から受信した印刷データに基づいて印刷動作を行う。
このように画像形成時、所定時間内に行われた印刷動作の印刷画像密度および印刷枚数に応じて現像ローラ104と感光体ドラム101のニップ量を可変にすることにより、現像ローラ104上のトナー電位を安定させることができる。
以上説明したように、第2の実施例では、印刷枚数および印刷画像密度に応じて現像ローラと感光体ドラムとのニップ量を変化させることにより、現像ローラ上のトナー電位を安定させることができ、カブリ、汚れを防止して画像品質を向上させることができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例において、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それの限られることなく、複合機やファクシミリ、複写装置等としてもよい。
1 イメージドラム
2 転写ベルトユニット
3 記録媒体
4 転写ベルト
5、10 搬送ローラ
6 転写クリーニング装置
7 定着装置
8 給紙トレイ
9 ホッピングローラ
11 排出ローラ
101 感光体ドラム
102 帯電ローラ
103 露光装置
104 現像部材(現像ローラ)
105 供給部材(供給ローラ)
106 トナー規制部材
107 クリーニング装置
108 転写部材
110 画像形成ユニット
301 プリンタ制御部
304 画像信号処理部
306 印刷濃度演算部
307 記憶部
308 感光体ドラム回転数計測部
311 現像ローラ押圧力切替制御部
320 温度湿度計測部
410 現像ローラ押圧力切替部
411 現像ローラ押圧力切替駆動部

Claims (5)

  1. 静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に当接して前記静電潜像に現像剤を現像する現像剤担持体とを有する画像形成装置において、
    前記現像剤担持体の周囲の温度および湿度を計測する温度湿度計測手段と、
    前記現像剤担持体の前記像担持体への押圧力を変化させる押圧力切替手段と、
    前記温度湿度計測手段で計測した温度および湿度に応じて前記押圧力切替手段で前記押圧力を変化させる押圧力制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記押圧力制御手段は、前記温度湿度計測手段で計測した温度および湿度が予め記憶部に記憶されたそれぞれの閾値を超えた高温多湿を検知したとき前記押圧力を強くし、前記温度および前記湿度が予め記憶部に記憶されたそれぞれの閾値を超えない低温低湿を検知したとき前記押圧力を弱くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に当接して前記静電潜像に現像剤を現像する現像剤担持体とを有する画像形成装置において、
    像担持体に現像された現像剤を転写した印刷媒体の枚数を計測する印刷枚数計測手段と、
    印刷媒体の印刷可能領域の総ドット数に対して現像剤で印刷する印刷ドット数の割合で表される印刷画像密度を、記憶部に予め記憶された前記総ドット数および計数した前記印刷ドット数から算出する印刷画像密度算出手段と、
    前記現像剤担持体の前記像担持体への押圧力を変化させる押圧力切替手段と、
    経過時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段で計測された所定の時間内に、前記印刷枚数計測手段で計測した印刷枚数および前記印刷画像密度算出手段で算出された印刷画像密度に応じて前記押圧力切替手段で前記押圧力を変化させる押圧力制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    前記押圧力制御手段は、前記印刷枚数計測手段で計測した印刷枚数が予め記憶部に記憶された印刷枚数閾値を超え、かつ前記印刷画像密度算出手段で算出された印刷画像密度が予め記憶部に記憶された印刷画像密度閾値未満であることを検知したとき前記押圧力を弱くし、前記印刷枚数が予め記憶部に記憶された印刷枚数閾値を超え、かつ前記印刷画像密度が予め記憶部に記憶された印刷画像密度閾値以上であることを検知したとき前記押圧力を強くすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記押圧力切替手段は、前記現像剤担持体を回転可能に支持しつつ移動可能な現像剤担持体支持部材と、前記現像剤担持体支持部材を移動させる駆動手段とからなり、
    前記駆動手段で前記現像剤担持体支持部材を移動させて前記現像剤担持体の前記像担持体への押圧力を変化させることを特徴とする画像形成装置。
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