JP2002162391A - キャニスタ蓋溶接部分の検査方法及び装置 - Google Patents

キャニスタ蓋溶接部分の検査方法及び装置

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JP2002162391A JP2000359674A JP2000359674A JP2002162391A JP 2002162391 A JP2002162391 A JP 2002162391A JP 2000359674 A JP2000359674 A JP 2000359674A JP 2000359674 A JP2000359674 A JP 2000359674A JP 2002162391 A JP2002162391 A JP 2002162391A
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    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャニスタ蓋溶接部分の体積試験を容易に実
施できるようにする。 【解決手段】 1次蓋5を胴部1内方上端寄り箇所に嵌
入し且つ全周溶接した後、1次蓋5上面及び胴部1内側
面で囲まれる空間10に水11を貯留したうえ、1次蓋
5と胴部1の相互の溶接部分7を水11が介在する状態
で超音波探触子9によって探傷し、2次蓋6を胴部1内
方上端箇所に嵌入し且つ全周溶接した後、2次蓋6上面
及び胴部1内側面で囲まれる空間12に水13を貯留し
たうえ、2次蓋6と胴部1の相互の溶接部分8を水13
が介在する状態で超音波探触子9によって探傷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャニスタ蓋溶接部
分の検査方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原子力発電所などで発生する使用
済み燃料を、その崩壊熱が除去されるまでの間、図7及
び図8に示すようなキャニスタを用いて乾式保管(風冷
保管)することが検討されている。
【0003】このキャニスタは、使用済み燃料が収納さ
れる円筒状の胴部1と、該胴部1の下端部に順に取り付
けられる下部遮蔽プラグ2及び底蓋3と、胴部1の上端
部に順に取り付けられる上部遮蔽プラグ4、1次蓋5、
及び2次蓋6とで構成されている。
【0004】使用済み燃料を保管する際には、下部遮蔽
プラグ2及び底蓋3を下端部に取り付けた胴部1内に使
用済み燃料を収納し、該使用済み燃料を上方から覆うよ
うに上部遮蔽プラグ4を胴部1に挿入した後、当該胴部
1に1次蓋5及び2次蓋6を順次溶接固着する。
【0005】更に、上述したような手順によって使用済
み燃料が封入されたキャニスタを、貯蔵キャスク(図示
せず)に収納し、所定の期間保管する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7及び図8に示すキ
ャニスタでは、1次蓋5と胴部1の溶接部分7、並びに
2次蓋6と胴部1の溶接部分8に、非破壊検査による体
積試験を実施して、当該溶接部分7,8の健全性を確認
することが望ましい。
【0007】しかしながら、胴部1に1次蓋5及び2次
蓋6を溶接した後では、両蓋5,6の下面が閉空間に含
まれてしまうため、溶接部分7,8に対する放射線透過
試験を行なうことはできない。
【0008】また、溶接部分7,8に対して超音波探傷
試験を行なう場合には、溶接部分7,8の表面を平滑に
研削する必要がある。
【0009】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、キャニスタ蓋溶接部分に対する体積試験を容易に実
施し得るキャニスタ蓋溶接部分の検査方法及び装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のキャニスタ蓋溶接部分の
検査方法では、1次蓋を胴部内方上端寄り箇所に嵌入し
且つ全周溶接した後、1次蓋上面及び胴部内側面で囲ま
れる空間に水を貯留したうえ、1次蓋と胴部の相互の溶
接部分を前記の水が介在する状態で超音波探傷し、2次
蓋を胴部内方上端箇所に嵌入し且つ全周溶接した後、2
次蓋上面及び胴部内側面で囲まれる空間に水を貯留した
うえ、2次蓋と胴部の相互の溶接部分を前記の水が介在
する状態で超音波探傷する。
【0011】本発明の請求項2に記載のキャニスタ蓋溶
接部分の検査方法では、1次蓋を胴部内方上端寄り箇所
に嵌入し且つ全周溶接した後、1次蓋上面及び胴部内側
面で囲まれる空間に水を貯留したうえ、1次蓋と胴部の
相互の溶接部分を前記の水が介在する状態で超音波探傷
し、2次蓋を胴部内方上端箇所に嵌入し且つ全周溶接し
た後、胴部の上端に環状の貯留枠を外嵌し、2次蓋上
面、胴部内側面、並びに貯留枠で囲まれる空間に水を貯
留したうえ、2次蓋と胴部の相互の溶接部分を前記の水
が介在する状態で超音波探傷する。
【0012】本発明の請求項3に記載のキャニスタ蓋溶
接部分の検査装置では、1次蓋または2次蓋に正対する
ように胴部に装着可能な位置決め治具と、先端部が胴部
上端内縁に沿って周回し得るように位置決め治具に設け
た探傷アームと、該探傷アームの先端部に胴部径方向へ
変位可能に装着した超音波探触子とを備えている。
【0013】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
のキャニスタ蓋溶接部分の検査方法のいずれにおいて
も、溶接部分に対する超音波探傷を、1次蓋上、または
2次蓋上に貯留した水を介した水浸法によって行ない、
溶接部分の表面を平滑に研削する作業を省く。
【0014】本発明の請求項3に記載のキャニスタ蓋溶
接部分の検査装置においては、探傷アームの周回動作、
並びに当該探傷アームに対する超音波探触子の胴部径方
向への変位動作によって、溶接部分に対して適切な方向
から超音波を入射させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0016】図1は本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検
査方法の実施の形態の第1の例を示すものであり、図
中、図7及び図8と同一の符号を付した部分は同一物を
表している。
【0017】1次蓋5を胴部1内方上端寄りの所定箇所
に嵌入し、その全周を溶接した後、胴部1の上端に装着
した位置決め治具(図示せず)に支持されて胴部1の径
方向並びに周方向へ変位し得る超音波探触子9を、1次
蓋5と胴部1との相互の溶接部分7に対峙するように位
置させる。
【0018】そして、1次蓋5の上面と胴部1の内側面
で囲まれる空間10に水11を貯留し、前記の超音波探
触子9を、溶接部分7に対して水11が介在する状態で
溶接部分7の延長方向へ変位させることにより、当該溶
接部分7を超音波探傷する。
【0019】更に、位置決め治具及び超音波探触子9を
胴部1の上端から取り外し且つ空間10の水11を排除
したうえ、2次蓋6を胴部1の内方上端の所定箇所に嵌
入し、その全周を溶接した後、再度、胴部1の上端に位
置決め治具を装着し、前記の超音波探触子9を、2次蓋
6と胴部1の相互の溶接部分8に対峙するように位置さ
せる。
【0020】そして、2次蓋6の上面と胴部1の内側面
で囲まれる空間12に水13を貯留し、前記の超音波探
触子9を、2次蓋6と胴部1の相互の溶接部分8に対し
て水13が介在する状態で溶接部分8の延長方向へ変位
させることにより、当該溶接部分8を超音波探傷する。
【0021】なお、35は補助遮蔽部材であり、この補
助遮蔽部材35は、1次蓋5の上面に仮置きされる。
【0022】図2は本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検
査方法の実施の形態の第2の例を示すものであり、図
中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表してい
る。
【0023】1次蓋5を胴部1内方上端寄りの所定箇所
に嵌入し、その全周を溶接した後、胴部1の上端に装着
した位置決め治具(図示せず)に支持されて胴部1の径
方向並びに周方向へ変位し得る超音波探触子9を、1次
蓋5と胴部1の相互の溶接部分7に対峙するように位置
させる。
【0024】そして、1次蓋5の上面と胴部1の内側面
で囲まれる空間10に水11を貯留し、前記の超音波探
触子9を、1次蓋5と胴部1の相互の溶接部分7に対し
て水11が介在する状態で溶接部分7の延長方向へ変位
させることにより、当該溶接部分7を超音波探傷する。
【0025】更に、位置決め治具及び超音波探触子9を
胴部1の上端から取り外し且つ空間10の水11を排除
したうえ、2次蓋6を胴部1の内方上端の所定箇所に嵌
入し、その全周を溶接した後、胴部1の上端に環状の貯
留枠14を、漏水を防止するためのシール部材15を介
して外嵌する。
【0026】次いで、位置決め治具(図示せず)を貯留
枠14の上端に装着し、前記の超音波探触子9を、2次
蓋6と胴部1の相互の溶接部分8に対峙するように位置
させる。
【0027】そして、2次蓋6の上面と胴部1及び貯留
枠14の内側面で囲まれる空間16に水17を貯留し、
前記の超音波探触子9を、溶接部分8に対して水17が
介在する状態で溶接部分8の延長方向へ変位させること
により、当該溶接部分8を超音波探傷する。
【0028】このように、図1、図2に示すキャニスタ
蓋溶接部分の検査方法のいずれにおいても、溶接部分
7,8に対する超音波探傷を、1次蓋5上、または2次
蓋6上に貯留した水11,13,17を介した水浸法に
よって行なうので、溶接部分7,8の表面を平滑に研削
する作業を省くことができる。
【0029】図3及び図4は本発明のキャニスタ蓋溶接
部分の検査装置の実施の形態の第1の例を示し、図中、
図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
【0030】この検査装置は、1次蓋5または2次蓋6
に正対するように胴部1上端に装着可能な位置決め治具
18と、先端部が胴部1の上端内縁に沿って周回し得る
ように位置決め治具18に設けた探傷アーム19と、該
探傷アーム19の先端部寄りに胴部1の径方向へ変位可
能に装着した超音波探触子9とを備えている。
【0031】位置決め治具18は、胴部1の上端部に取
り付けられる1次蓋5あるいは2次蓋6の略中心部に対
峙可能な固定体20と、該固定体20を中心として放射
状に延びる3本の支持軸21と、該支持軸21に取り付
けた台座22と、前記の固定体20から両蓋5,6へ向
かって突出し且つ周方向へ回動し得る回転軸23と、該
回転軸23に対して上下位置を調整可能に取り付けた旋
回体24とを有する。
【0032】探傷アーム19は、前記の旋回体24から
胴部1の内縁部分へ向かって延びる案内軸25と、該案
内軸25にその長手方向へ移動し得るように取り付けら
れた移動体26とを有し、該移動体26には、両蓋5,
6の上面周縁近傍部分に対峙し得るように超音波探触子
9が取り付けられている。
【0033】固定体20には、回転軸23を周方向へ回
動させる旋回駆動装置27が設けられている。
【0034】台座22の下部には胴部1の外縁部分に嵌
合し得る切り欠き28が削設されている。
【0035】また、台座22の上端寄りの部分には、支
持軸21が挿通される透孔29が胴部1径方向に穿設さ
れている。
【0036】更に、台座22の上端部には、先端が前記
の透孔29に貫通するねじ孔30が螺設されており、こ
のねじ孔30には、支持軸21の長手方向任意の位置に
台座22を固定し得る止めねじ31が螺合されている。
【0037】すなわち、台座22の切り欠き28を胴部
1の外縁部分に嵌合させたうえ、台座22に対する支持
軸21の長手方向位置を適宜調整し且つ止めねじ31を
締め込むと、固定体20を両蓋5,6の略中心部に対峙
する位置に設定できる。
【0038】また、台座22の切り欠き28には、胴部
1の外周面に接し得るゴム板32が設けられており、当
該ゴム板32によって、胴部1の外周面を保護し且つ胴
部1外周面に対する台座22の嵌合をより密接にする。
【0039】旋回体24には、案内軸25に対して略平
行に延びるボールねじ33の基部が回転自在に支持さ
れ、また、ボールねじ33を回動させ得る移動体駆動装
置34が設けられている。
【0040】移動体26は、案内軸25にその長手方向
へ摺動可能に係合し且つボールねじ33に螺合してお
り、移動体駆動装置34を作動させると、移動体26が
ボールねじ33の回動方向に応じて案内軸25の長手方
向へ移動する。
【0041】図3及び図4に示すキャニスタ蓋溶接部分
の検査装置によって、溶接部分7の超音波探傷検査を実
施する際には、胴部1の外縁部分に、位置決め治具18
の各台座22を嵌合させ且つ台座22と支持軸21との
相対位置を調整して、回転軸23の軸線を1次蓋5の中
心に位置させる。
【0042】更に、止めねじ31を締め込むことによ
り、各台座22を支持軸21に固定し、超音波探触子9
を溶接部分7に対峙するように位置させる。
【0043】その後、1次蓋5の上面と胴部1の内側面
で囲まれる空間10に水11を貯留する。
【0044】そして、旋回駆動装置27を作動させて、
超音波探触子9が溶接部分7の所定箇所に水11を介し
て対峙するように回転軸23を回動させ、また、移動体
駆動装置34を作動させて、超音波探触子9が取り付け
られている移動体26を案内軸25に沿って適宜移動さ
せたうえ、超音波探触子9の発振部から溶接部分7に超
音波を出射させて、当該溶接部分7の探傷を行なう。
【0045】このようにして、溶接部分7の所定箇所に
対する探傷が完了したならば、旋回駆動装置27を作動
させ、回転軸23を回動させることにより、超音波探触
子9の位置をずらし、引き続き、上述したような手順で
溶接部分7の探傷を行なう。
【0046】また、2次蓋6を胴部1に固着する溶接部
分8(図1及び図2参照)の超音波探傷検査も、略同様
な手順によって行なうことができる。
【0047】更に、図2に示すように、胴部1の上端に
貯留枠14を外嵌した場合には、該貯留枠14に位置決
め治具18を装着するようにすればよい。
【0048】このように、図3及び図4に示すキャニス
タ蓋溶接部分の検査装置では、位置決め治具18に対す
る探傷アーム19の周回動作、並びに当該探傷アーム1
9に対する超音波探触子9の胴部1径方向への変位動作
によって、溶接部分7へ適切な方向から超音波を入射さ
せることができる。
【0049】図5及び図6は本発明のキャニスタ蓋溶接
部分の検査装置の実施の形態の第2の例を示し、図中、
図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
【0050】この検査装置は、1次蓋5または2次蓋6
に正対するように胴部1上端に装着可能な位置決め治具
36と、先端部が胴部1の上端内縁に沿って周回し得る
ように位置決め治具36に設けた探傷アーム37と、該
探傷アーム37の先端部寄りに胴部1の径方向へ変位可
能に装着した超音波探触子9とを備えている。
【0051】位置決め治具36は、胴部1の上端部に取
り付けられる1次蓋5あるいは2次蓋6の略中心部に対
峙可能な固定体38と、該固定体38を中心として放射
状に延び且つそれぞれ胴部1の上端部に嵌合可能な3本
の支持脚39とを有する。
【0052】固定体38には、その中心部分を貫通する
回転軸40を具備した旋回駆動装置41と、回転軸40
の回動角度を検知するエンコーダ42とが搭載されてい
る。
【0053】探傷アーム37は、その長手方向中間部分
が、旋回駆動装置41の回転軸40に対して上下位置を
調整できるように取り付けられている。
【0054】また、探傷アーム37の基端部には、1次
蓋5または2次蓋6の上面を転動し得るローラ43が枢
支され、探傷アーム37の先端寄り部分には、超音波探
触子9が、両蓋5,6の上面周縁近傍部分に対峙可能に
且つ探傷アーム37長手方向へ移動可能の取り付けられ
ている。
【0055】この超音波探触子9は、探傷アーム37に
搭載したエンコーダ機能付の探触子駆動装置44及びタ
イミングベルト45により、探傷アーム37長手方向へ
移動するようになっている。
【0056】図5及び図6に示すキャニスタ蓋溶接部分
の検査装置によって、溶接部分8の超音波探傷検査を実
施する際には、胴部1の外縁部分に、位置決め治具36
の各支持脚39を嵌合させ、回転軸40の軸線を2次蓋
6の中心に位置させる。
【0057】その後、2次蓋6の上面と胴部1の内側面
で囲まれる空間12に水13を貯留する。
【0058】そして、旋回駆動装置41を作動させて、
超音波探触子9が溶接部分8の所定箇所に水13を介し
て対峙するように回転軸40を回動させ、また、探触子
駆動装置44を作動させて、超音波探触子9を探傷アー
ム37の長手方向に適宜移動させたうえ、超音波探触子
9の発振部から溶接部分8に超音波を出射させて、当該
溶接部分8の探傷を行なう。
【0059】このようにして、溶接部分8の所定箇所に
対する探傷が完了したならば、旋回駆動装置41を作動
させ、回転軸40を回動させることにより、超音波探触
子9の位置をずらし、引き続き、上述したような手順で
溶接部分8の探傷を行なう。
【0060】また、1次蓋5を胴部1に固着する溶接部
分7(図1及び図2参照)の超音波探傷検査も、略同様
な手順によって行なうことができる。
【0061】更に、図2に示すように、胴部1の上端に
貯留枠14を外嵌した場合には、該貯留枠14に位置決
め治具36を装着するようにすればよい。
【0062】このように、図5及び図6に示すキャニス
タ蓋の溶接部分検査装置では、位置決め治具36に対す
る探傷アーム37の周回動作、並びに当該探傷アーム3
7に対する超音波探触子9の胴部1径方向への変位動作
によって、溶接部分8へ適切な方向から超音波を入射さ
せることができる。
【0063】なお、本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検
査方法及び装置は、上述した実施の形態のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のキャニスタ
蓋溶接部分の検査方法及び装置によれば、下記のような
種々の効果を奏し得る。
【0065】(1)本発明の請求項1あるいは請求項2
に記載のキャニスタ蓋溶接部分の検査方法のいずれにお
いても、溶接部分に対する超音波探傷を、1次蓋上、ま
たは2次蓋上に貯留した水を介した水浸法によって行う
ので、溶接部分の体積試験を容易に実施でき、溶接部分
の表面を平滑に研削する作業を省くことができる。
【0066】(2)本発明の請求項3に記載のキャニス
タ蓋溶接部分の検査装置においては、探傷アームの周回
動作、並びに当該探傷アームに対する超音波探触子の胴
部径方向への変位動作によって、溶接部分に適切な方向
から超音波を入射させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検査方法の実
施の形態の第1の例を示す部分切断側面図である。
【図2】本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検査方法の実
施の形態の第2の例を示す部分切断側面図である。
【図3】本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検査装置の実
施の形態の第1の例を示す部分切断側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】本発明のキャニスタ蓋溶接部分の検査装置の実
施の形態の第2の例を示す部分切断断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】検査対象のキャニスタの概念図である。
【図8】図7に関連するキャニスタ上部の部分切断側面
図である。
【符号の説明】
1 胴部 5 1次蓋 6 2次蓋 7 溶接部分 8 溶接部分 9 超音波探触子 10 空間 11 水 12 空間 13 水 14 貯留枠 16 空間 17 水 18 位置決め治具 19 探傷アーム 36 位置決め治具 37 探傷アーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21F 5/12 G21C 19/06 S // B23K 101:12 G21F 5/00 E Fターム(参考) 2G047 AA07 AB07 AC01 BB06 BC07 2G055 AA08 BA04 BA14 BA20 EA10 FA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次蓋を胴部内方上端寄り箇所に嵌入し
    且つ全周溶接した後、1次蓋上面及び胴部内側面で囲ま
    れる空間に水を貯留したうえ、1次蓋と胴部の相互の溶
    接部分を前記の水が介在する状態で超音波探傷し、2次
    蓋を胴部内方上端箇所に嵌入し且つ全周溶接した後、2
    次蓋上面及び胴部内側面で囲まれる空間に水を貯留した
    うえ、2次蓋と胴部の相互の溶接部分を前記の水が介在
    する状態で超音波探傷することを特徴とするキャニスタ
    蓋溶接部分の検査方法。
  2. 【請求項2】 1次蓋を胴部内方上端寄り箇所に嵌入し
    且つ全周溶接した後、1次蓋上面及び胴部内側面で囲ま
    れる空間に水を貯留したうえ、1次蓋と胴部の相互の溶
    接部分を前記の水が介在する状態で超音波探傷し、2次
    蓋を胴部内方上端箇所に嵌入し且つ全周溶接した後、胴
    部の上端に環状の貯留枠を外嵌し、2次蓋上面、胴部内
    側面、並びに貯留枠で囲まれる空間に水を貯留したう
    え、2次蓋と胴部の相互の溶接部分を前記の水が介在す
    る状態で超音波探傷することを特徴とするキャニスタ蓋
    溶接部分の検査方法。
  3. 【請求項3】 1次蓋または2次蓋に正対するように胴
    部に装着可能な位置決め治具と、先端部が胴部上端内縁
    に沿って周回し得るように位置決め治具に設けた探傷ア
    ームと、該探傷アームの先端部に胴部径方向へ変位可能
    に装着した超音波探触子とを備えてなることを特徴とす
    るキャニスタ蓋溶接部分の検査装置。
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