JP2004309150A - キャスク構造 - Google Patents

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JP2004309150A
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canister
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JP2003098906A
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Shunji Kobayashi
俊二 小林
Takashi Hirano
隆 平野
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IHI Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

【課題】蓋のキャニスタ本体に対する溶接部の検査を容易且つ正確にしかも被爆することなく行い得るようにする。
【解決手段】収納された使用済み燃料3よりも上部において内周に一次蓋7及び二次蓋8が溶接されたキャニスタ2を格納し得るようにしたキャスク1であって、キャスク1には、キャスク1の上端開口を塞ぎ得るようにした遮蔽体兼用の枠体13に備えられて二次蓋8のキャニスタ2内周に対する溶接部8aを、キャスク1に格納されたキャニスタ2の外周側から検査し得るようにしたUT探傷子14を収納する空間を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキャスク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
使用済み核燃料中間貯蔵施設では、使用済み燃料を輸送或は移送する場合には、使用済み燃料を収納したバスケットをキャニスタに収納し、このキャニスタをキャスクに格納する必要がある。この際、使用済み燃料を収納されてキャスクに格納されたキャニスタの上端部には、蓋が溶接されているが、蓋の溶接部の健全性を確認するために、キャニスタをキャスクに格納したまま前記溶接部の検査を行う必要がある。
【0003】
図2には、キャスクに格納されたキャニスタの蓋の溶接部をUT探傷子により斜角探傷検査し得るようにした従来のキャスク構造の部分断面図が示されている。図中、1は輸送用或は移送用のキャスク、2はキャスク1内に格納されたキャニスタ、3はバスケット4に入れられてキャニスタ2に収納された使用済み燃料である。
【0004】
キャニスタ2は円筒状のキャニスタ本体2aを備えている。而して、キャニスタ本体2aの上端部近傍内周には、環状の座5が溶接されており、座5の上面には遮蔽プラグ6が載置されている。
【0005】
キャニスタ本体2a内における遮蔽プラグ6の上部には、遮蔽プラグ6の上面に支持されると共にキャニスタ本体2aの内周に溶接された一次蓋7が設けられており、キャニスタ本体2a内における一次蓋7上部には、キャニスタ本体2aの内周に溶接された二次蓋8が設けられている。而して、一次蓋7及び二次蓋8により二重蓋が形成されている。
【0006】
又、図示してないが、キャスク1の上端には、着脱自在にキャスク蓋を取付け得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、使用済み燃料3が入れられたバスケット4が収納されてキャスク1内に格納されたキャニスタ2における二次蓋8の溶接部8aを検査する場合には、図示してないキャスク蓋を取外して図2に示すようにキャスク1の上部を開口させ、斜角探傷法によるUT探傷検査(超音波探傷検査)か或は多層PT検査(多層液体浸透探傷検査)を行う。図2では、斜角探傷法によるUT探傷試験を行う例を示し、図中9はUT探傷子である。
【0008】
斜角探傷法によるUT探傷検査の場合は、超音波は二次蓋8の上面に支持されたUT探傷子9から溶接部8aに向かって斜めに発信され、溶接部8aに欠陥がある場合には、超音波は欠陥で反射し、エコーとして斜めに戻って来る。このため、欠陥を正確に検出するのに難がある。又、キャスク1の上部は開口しているため、装置をセットする際に作業者が被爆する虞がある。
【0009】
なお、斜角探傷法によるUT探傷検査を行うのは、キャスク1の内周とキャニスタ2外周との間の隙間10が小さく、隙間10にUT探傷子9をセットすることができないためである。又、検査時には、UT探傷子9は溶接部8aの円周方向へ自動的に旋回しつつ検査が行われる。
【0010】
多層PT検査の場合は、作業者が検査を行わなければならず、自動的に検査を行うことができないため、作業者の被爆が大となる。
【0011】
本発明は、上述の実情に鑑み、蓋のキャニスタ本体に対する溶接部のUT探傷検査を正確且つ被爆することなく容易に行い得るようにしたキャスク構造を提供することを目的としてなしたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1のキャスク構造は、収納された使用済み燃料よりも上部において内周に蓋が溶接されたキャニスタを格納し得るようにしたキャスク構造であって、キャスクには、キャスクの上端開口を遮蔽し得るようにした遮蔽体兼用の枠体に備えられて前記蓋のキャニスタ内周に対する溶接部を、キャスクに格納されたキャニスタの外周側から検査し得るようにしたUT探傷子を収納する空間を設けたものである。
【0013】
請求項2のキャスク構造においては、UT探傷子により溶接部を検査されるキャニスタ内周に溶接された蓋は、一次蓋又は一次蓋よりも上方に位置する二次蓋である。
【0014】
本発明によれば、蓋のキャニスタ本体に対する溶接部の検査を容易且つ正確に行うことができると共に、キャスク上端の開口は遮蔽体兼用の枠体により塞がれているため、放射性物質はキャスク外へ放出されることはなく、従って、UT探傷検査時に作業者が被爆する虞が減少する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、キャスクに格納されたキャニスタの蓋の溶接部を垂直探傷検査し得るようにした本発明のキャスク構造の部分断面図である。図中、図2に示す物と同一の物には同一の符号が付してある。
【0016】
本図示例においては、キャスク1における内周壁の上端から、キャスク1内に格納されたキャニスタ2におけるキャニスタ本体2aに溶接された一次蓋7の略下方近傍位置まで、高さ11の範囲に亘って、キャスク1の内周壁とキャニスタ本体2aの外周壁との間の隙間12は、図2におけるキャスク1の内周壁とキャニスタ本体2aの外周壁との間の隙間10よりも大きく形成されている。
【0017】
又、UT探傷検査時には、キャスク1上端の開口部に、使用済み燃料3からの放射性物質を遮蔽し得るようにした遮蔽体兼用の枠体13を外嵌させ得るようになっており、枠体13には、例えば二次蓋8の溶接部8aのUT探傷検査を溶接部8aの面に対し垂直に行い得るよう、すなわち、垂直探傷検査を行い得るよう、UT探傷子14はキャニスタ本体2aの外周において周方向へ回転し得るよう取付けられている。UT探傷子14は単体で回転し得るようにしても良いし、枠体13と一体的に回転し得るようにしても良い。
【0018】
次に、上記図示例の作動を説明する。
例えば、二次蓋8の溶接部8aをUT探傷検査する場合には、図1に示すごとく、キャスク1の上端開口にUT探傷子14を備えた枠体13を外嵌して、キャスク1の上端開口を塞ぐと共に、UT探傷子14を高さ11に亘る隙間12により形成された空間に収納して、溶接部8aと略平行となるようキャニスタ本体2aの外周に接触させ、UT探傷子14をキャニスタ本体2aの周方向へ回転させつつ、UT探傷子14から超音波を発信させる。
【0019】
超音波は溶接部8aのキャニスタ本体2a内周側の面に対して直角に入射され、溶接部8aに欠陥がある場合には、欠陥で反射したエコーはUT探傷子14の発信面に対し直角に戻って来る。
【0020】
このため、二次蓋8のキャニスタ本体2aに対する溶接部8aの検査を容易且つ正確に行うことができると共に、キャスク1上端の開口は遮蔽体13により塞がれているため、放射性物質はキャスク1外へ放出されることはなく、従って、UT探傷検査時に作業者が被爆する虞が減少する。
【0021】
なお、本発明の図示例においては、二次蓋の溶接部をUT探傷検査する場合について説明したが、一次蓋の溶接部のUT探傷検査に適用することも可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1、2に記載のキャスク構造によれば、蓋のキャニスタ本体に対する溶接部の検査を容易且つ正確に行うことができると共に、キャスク上端の開口は遮蔽体兼用の枠体により塞がれているため、放射性物質はキャスク外へ放出されることはなく、従って、UT探傷検査時に作業者が被爆する虞が減少する、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャスクに格納されたキャニスタの蓋の溶接部を垂直探傷検査し得るようにした本発明のキャスク構造の実施の形態の一例の部分断面図である。
【図2】キャスクに格納されたキャニスタの蓋の溶接部を斜角探傷検査し得るようにした従来のキャスク構造の一例の部分断面図である。
【符号の説明】
1 キャスク
2 キャニスタ
3 使用済み燃料
7 一次蓋(蓋)
8 二次蓋(蓋)
8a 溶接部
13 遮蔽体兼用の枠体
14 UT探傷子

Claims (2)

  1. 収納された使用済み燃料よりも上部において内周に蓋が溶接されたキャニスタを格納し得るようにしたキャスク構造であって、キャスクには、キャスクの上端開口を遮蔽し得るようにした遮蔽体兼用の枠体に備えられて前記蓋のキャニスタ内周に対する溶接部を、キャスクに格納されたキャニスタの外周側から検査し得るようにしたUT探傷子を収納する空間を設けたことを特徴とするキャスク構造。
  2. UT探傷子により溶接部を検査されるキャニスタ内周に溶接された蓋は、一次蓋又は一次蓋よりも上方に位置する二次蓋である請求項1に記載のキャスク構造。
JP2003098906A 2003-04-02 2003-04-02 キャスク構造 Pending JP2004309150A (ja)

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