JP2000249663A - シール検査機 - Google Patents
シール検査機Info
- Publication number
- JP2000249663A JP2000249663A JP11050497A JP5049799A JP2000249663A JP 2000249663 A JP2000249663 A JP 2000249663A JP 11050497 A JP11050497 A JP 11050497A JP 5049799 A JP5049799 A JP 5049799A JP 2000249663 A JP2000249663 A JP 2000249663A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- seal part
- electromagnetic waves
- inspection machine
- sealing
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- Pending
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール不良を簡単に検査することのできるシ
ール検査機及びシール検査方法を提供する。 【解決手段】 収容袋１０のシール部１１におけるシー
ル不良を検出するためのシール検査機であって、シール
部１１を挟んだ一方からシール部１１に異物に吸収され
易く、包装材料に吸収されにくい波長の電磁波を照射す
る電磁波照射手段１２と、シール部１１を挟んだ他方か
らシール部１１を透過する電磁波を検出する手段１３と
を備える。そして、シール部１１に上記電磁波を照射
し、シール部１１を挟んだ他方からシール部１１を透過
する電磁波を検出して、シール部の透過波の強弱からシ
ール不良の有無を判別する。
ール検査機及びシール検査方法を提供する。 【解決手段】 収容袋１０のシール部１１におけるシー
ル不良を検出するためのシール検査機であって、シール
部１１を挟んだ一方からシール部１１に異物に吸収され
易く、包装材料に吸収されにくい波長の電磁波を照射す
る電磁波照射手段１２と、シール部１１を挟んだ他方か
らシール部１１を透過する電磁波を検出する手段１３と
を備える。そして、シール部１１に上記電磁波を照射
し、シール部１１を挟んだ他方からシール部１１を透過
する電磁波を検出して、シール部の透過波の強弱からシ
ール不良の有無を判別する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール部に電磁波
を照射してシール不良の有無を判別するシール検査機及
びシール検査方法に関する。
を照射してシール不良の有無を判別するシール検査機及
びシール検査方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複数の
シート部材の周縁部をシールして収容部を形成する収容
袋は、シールした部位に不良個所があると密封性を保て
ず内容物の劣化やもれを招くことがある。内容物の充填
後にシールされる充填口のシール部は、内容物がシール
部に付着するおそれがあるため、不良が特に生じやす
い。
シート部材の周縁部をシールして収容部を形成する収容
袋は、シールした部位に不良個所があると密封性を保て
ず内容物の劣化やもれを招くことがある。内容物の充填
後にシールされる充填口のシール部は、内容物がシール
部に付着するおそれがあるため、不良が特に生じやす
い。
【０００３】シール不良を検査する方法として、全数の
洩れ検査を行っていたが、多くの手間と複雑な設備を必
要としていた。
洩れ検査を行っていたが、多くの手間と複雑な設備を必
要としていた。
【０００４】本発明は、シール不良の有無を簡単に検査
できるシール検査機及びシール検査方法の提供を目的と
する。
できるシール検査機及びシール検査方法の提供を目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、シール不良
が、シール部に異物が付着することにより発生すること
に着目し、電磁波、特に赤外線の異物による吸収を利用
することで問題となる異物を検出できることから、シー
ル検査機を、２枚のシートを貼り合せるシール部の一方
の面に電磁波好ましくは赤外線を照射する手段と、シー
ル部を透過する電磁波好ましくは赤外線を検出する手段
とを備える構成とし、検査方法としてシートを貼り合せ
た部分の電磁波好ましくは赤外線吸収状態によりシール
不良を判別する。
が、シール部に異物が付着することにより発生すること
に着目し、電磁波、特に赤外線の異物による吸収を利用
することで問題となる異物を検出できることから、シー
ル検査機を、２枚のシートを貼り合せるシール部の一方
の面に電磁波好ましくは赤外線を照射する手段と、シー
ル部を透過する電磁波好ましくは赤外線を検出する手段
とを備える構成とし、検査方法としてシートを貼り合せ
た部分の電磁波好ましくは赤外線吸収状態によりシール
不良を判別する。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１に示す本発明の一実施形態で
あるシール検査機は、収容袋１０のシール部１１におけ
るシール不良を検出する。シール部を挟んだ一方（下
方）からシール部の一方の面に電磁波の一種である赤外
線を照射する赤外線照射機１２と、シール部１１を挟ん
だ他方（上方）でシール部を透過する赤外線を撮像する
赤外線撮像手段であるカメラ１３とを備える。
あるシール検査機は、収容袋１０のシール部１１におけ
るシール不良を検出する。シール部を挟んだ一方（下
方）からシール部の一方の面に電磁波の一種である赤外
線を照射する赤外線照射機１２と、シール部１１を挟ん
だ他方（上方）でシール部を透過する赤外線を撮像する
赤外線撮像手段であるカメラ１３とを備える。
【０００７】収容袋１０は、内容物として台所用液体洗
剤、シャンプー、洗濯用柔軟仕上剤、トイレ用液体洗
剤、練り歯磨等、水分を含有する物質を収容するもの
で、複数のシート部材の周縁部をシールして袋状に形成
すると共に、その一辺部を充填口として未シール状態と
しておき、この充填口から内容物を充填した後、充填口
をヒートシールすることにより、内部に内容物を密封封
入する。
剤、シャンプー、洗濯用柔軟仕上剤、トイレ用液体洗
剤、練り歯磨等、水分を含有する物質を収容するもの
で、複数のシート部材の周縁部をシールして袋状に形成
すると共に、その一辺部を充填口として未シール状態と
しておき、この充填口から内容物を充填した後、充填口
をヒートシールすることにより、内部に内容物を密封封
入する。
【０００８】かかる充填口におけるシール部１１は、充
填時に内容物がシール面に付着したままの状態でシール
される場合があり、これによってシール不良を生じる。
填時に内容物がシール面に付着したままの状態でシール
される場合があり、これによってシール不良を生じる。
【０００９】赤外線照射機１２は、例えば１３００ｎｍ
より長い波長の赤外線を、シール部１１の一面に向けて
照射する。
より長い波長の赤外線を、シール部１１の一面に向けて
照射する。
【００１０】カメラ１３は、２次元撮像装置であって、
赤外線照射機１２から照射され、シール部１１の全体を
透過する所定の波長の赤外線を検出し、撮像する。
赤外線照射機１２から照射され、シール部１１の全体を
透過する所定の波長の赤外線を検出し、撮像する。
【００１１】カメラ１３は、撮影した画像に対して２値
化処理等を行う画像処理装置を介してモニタテレビと接
続しており、これのディスプレイ１４上に、検出した透
過波の強弱を濃淡によって識別できるように表示する
（図２参照）。
化処理等を行う画像処理装置を介してモニタテレビと接
続しており、これのディスプレイ１４上に、検出した透
過波の強弱を濃淡によって識別できるように表示する
（図２参照）。
【００１２】本実施形態によれば、上記シール検査機を
用い、シール部１１を挟んだ一方の面に赤外線を照射
し、シール部１１を挟んだ他方の面からシール部１１を
撮像し、撮像されたシール部をディスプレイ１４上に表
示する。
用い、シール部１１を挟んだ一方の面に赤外線を照射
し、シール部１１を挟んだ他方の面からシール部１１を
撮像し、撮像されたシール部をディスプレイ１４上に表
示する。
【００１３】ここで、液体洗剤、練り歯磨等の水分を含
んでいる物質は、赤外線領域に吸収し易い波長の電磁波
を有する一方で、収容袋１０を構成するポリプロピレン
等のシート材料は、赤外線領域の電磁波の吸収が少な
い。したがって、カメラ１３によって検出された赤外線
の強弱に応じて、２値化処理により所定のレベル以上は
明部、所定のレベル以下は暗部となるように設定すれ
ば、シール部１１に明部のみが示される場合には（図２
（ａ）参照）、シール部１１に赤外線を吸収する内容物
が介在せずシールが良好に行われたことが判明し、シー
ル部１１に暗部が示される場合には（図２（ｂ）参
照）、当該暗部においてシール部１１に内容物が介在
し、シール部１１にシール不良個所１５が存在すること
が判明する。
んでいる物質は、赤外線領域に吸収し易い波長の電磁波
を有する一方で、収容袋１０を構成するポリプロピレン
等のシート材料は、赤外線領域の電磁波の吸収が少な
い。したがって、カメラ１３によって検出された赤外線
の強弱に応じて、２値化処理により所定のレベル以上は
明部、所定のレベル以下は暗部となるように設定すれ
ば、シール部１１に明部のみが示される場合には（図２
（ａ）参照）、シール部１１に赤外線を吸収する内容物
が介在せずシールが良好に行われたことが判明し、シー
ル部１１に暗部が示される場合には（図２（ｂ）参
照）、当該暗部においてシール部１１に内容物が介在
し、シール部１１にシール不良個所１５が存在すること
が判明する。
【００１４】すなわち、本実施形態によれば、赤外線照
射機１２やカメラ１３等からなる簡易な構成のシール検
査機を用いて、シール不良を簡単に検査することができ
る。
射機１２やカメラ１３等からなる簡易な構成のシール検
査機を用いて、シール不良を簡単に検査することができ
る。
【００１５】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、本発明は、充填口のシール部の
みならずその他のシール部のシール不良を検査すべく用
いることができる。また、画像処理装置により、不良の
有無を判断し、デスプレイ上への表示を行わないことも
できる。又、画像によらなくても収容袋をシール方向に
移動して、透過波の強弱を測定することによっても可能
である。
ものではない。例えば、本発明は、充填口のシール部の
みならずその他のシール部のシール不良を検査すべく用
いることができる。また、画像処理装置により、不良の
有無を判断し、デスプレイ上への表示を行わないことも
できる。又、画像によらなくても収容袋をシール方向に
移動して、透過波の強弱を測定することによっても可能
である。
【００１６】水分を含んでいる内容物は、１３００ｎｍ
より長い波長の赤外線領域の電磁波を吸収し易い一方
で、包装袋を構成するシート材料は、赤外線領域の、特
に２２００ｎｍ近辺の波長の電磁波の吸収が少ない。こ
れらのことから、１３００ｎｍ以上、好ましくは２２０
０ｎｍ近辺の赤外線領域の波長帯の光をシール部に照射
することにより、内容物の介在を原因とするシール不良
の有無を判定可能である。
より長い波長の赤外線領域の電磁波を吸収し易い一方
で、包装袋を構成するシート材料は、赤外線領域の、特
に２２００ｎｍ近辺の波長の電磁波の吸収が少ない。こ
れらのことから、１３００ｎｍ以上、好ましくは２２０
０ｎｍ近辺の赤外線領域の波長帯の光をシール部に照射
することにより、内容物の介在を原因とするシール不良
の有無を判定可能である。
【００１７】
【発明の効果】本発明のシール検査機及びシール検査方
法によれば、シール不良を簡単に検査することができ
る。
法によれば、シール不良を簡単に検査することができ
る。
【図１】本発明の一実施形態に係るシール検査機及びシ
ール検査方法を説明する略示斜視図である。
ール検査方法を説明する略示斜視図である。
【図２】（ａ）及び（ｂ）は、撮像されたシール部を表
示するディスプレイの正面図である。
示するディスプレイの正面図である。
１０ 収容袋 １１ シール部 １２ 赤外線照射機（電磁波照射手段） １３ カメラ（電磁波検出手段） １４ ディスプレイ １５ シール不良個所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 洋昭 東京都墨田区文花２−１−３ 花王株式会 社研究所内 Ｆターム(参考） 2G051 AA11 AA13 AA41 AB06 AB13 BA06 CA03 CA04 CB02 EA11 EA16 EC01
Claims (3)
- 【請求項１】 ２枚のシートを貼り合せるシール部の一
方の面に電磁波を照射する手段と、シール部を透過する
電磁波を検出する手段とを備えるシール検査機。 - 【請求項２】 シートを貼り合せた部分の電磁波吸収状
態によりシール不良を判別するシール検査方法。 - 【請求項３】 内容物が水分を含む袋の充填口のシール
部のシール不良を判別する請求項２記載のシール検査方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11050497A JP2000249663A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | シール検査機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11050497A JP2000249663A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | シール検査機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000249663A true JP2000249663A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12860588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11050497A Pending JP2000249663A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | シール検査機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000249663A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002055053A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Ckd Corp | 錠剤の外観検査装置およびｐｔｐ包装機 |
| JP2003075352A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-12 | Hamamatsu Photonics Kk | 密封包装体の熱接着部の検査方法及び検査装置 |
| WO2011068090A1 (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | 大和製罐株式会社 | 容器のシール不良検査方法および検査装置 |
| CN102837852A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-12-26 | 世高株式会社 | 包装体的检查装置 |
| JP2017020866A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社 システムスクエア | シール部検査装置 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11050497A patent/JP2000249663A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002055053A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Ckd Corp | 錠剤の外観検査装置およびｐｔｐ包装機 |
| JP2003075352A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-12 | Hamamatsu Photonics Kk | 密封包装体の熱接着部の検査方法及び検査装置 |
| JP4630504B2 (ja) * | 2001-09-03 | 2011-02-09 | 浜松ホトニクス株式会社 | 密封包装体の熱接着部の検査方法及び検査装置 |
| WO2011068090A1 (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | 大和製罐株式会社 | 容器のシール不良検査方法および検査装置 |
| US8796628B2 (en) | 2009-12-04 | 2014-08-05 | Daiwa Can Company | Method and apparatus for inspecting sealing defect of container |
| CN102837852A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-12-26 | 世高株式会社 | 包装体的检查装置 |
| JP2013007597A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | System Square Inc | 包装体の検査装置 |
| JP2017020866A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社 システムスクエア | シール部検査装置 |
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