JP2020003366A - 異物検査装置および異物検査方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ガス滅菌後の内視鏡用処置具に対して、袋の内部に異物が混入しているか否かが目視で検査されることがある。しかし、目視検査は透明な樹脂フィルム側から行われるため、内視鏡用処置具と不織布との間にある微小な異物を見逃す可能性がある。
図1および図2に、検査対象物である内視鏡用処置具を示す。図1は平面図であり、図2は、正面から見た状態の模式断面図である。図1に示すように、内視鏡用処置具100は、包装材110の内部空間に配置された状態で封止されており、包装材110内に密閉されている。包装材110は、透明かつ柔軟な第一部材111と、不透明で滅菌ガスを透過する柔軟な第二部材112とを備えている。包装材110は、第一部材111と第二部材112とを対向させて、周縁を接合することにより形成されており、全体として内容物や外力等により変形できる。
第二部材112がガスを透過するため、内視鏡用処置具100を包装材110内に密閉したまま、内視鏡用処置具をガス滅菌することができる。
本実施形態の異物検査装置は、内視鏡用処置具100と第二部材112との間に小さい異物がある場合も当該異物を好適に検出できる。
また、チャック20はステージ10の空間Sの4辺の対角線上に設置されていてもよい。さらに、チャック20は対象物の端面全体を把持する形状であってもよい。
テラヘルツ光照射部31は、テラヘルツ光(テラヘルツ電磁波)を発生する光源と、発生したテラヘルツ光を集光する光学系とを有する。テラヘルツ光照射部31から照射されるテラヘルツ光の焦点位置は、ステージ10の上面と同一(略同一を含む。以下同じ。)の高さに設定されている。
テラヘルツ光受光部32は、反射されたテラヘルツ光(戻り光)を、ハーフミラー33を経由して受け取り、検出する。テラヘルツ光受光部32は、検出した戻り光に基づいて電気信号を生成する。
受発光ユニット30は、図示しないモータ等の駆動部を有し、ステージ10の面方向に2次元移動できる。したがって、受発光ユニット30は、テラヘルツ光を照射しながら、空間Sをステージ10の面方向に二次元走査することができる。
制御部40は、例えば各種プロセッサや論理回路と、プログラムとにより構成することができる。
ディスプレイ50は、制御部40と接続されており、異物検査装置1の各部の情報や、制御部40が生成した検査信号を表示する。
まず、内視鏡用処置具100が入った包装材110をステージ10上に置く。このとき、空間Sの部分において包装材110は、ステージ10に支持されておらず、かつ包装材110が柔軟であるため、図5に示すように、包装材110の一部は内視鏡用処置具100の重さ等によって垂れ下がり、空間S内に突出する。
テラヘルツ光照射部31から照射されたテラヘルツ光は、第二部材112を透過し、包装材110内の内視鏡用処置具100に照射される。戻り光はテラヘルツ光受光部32に入射し(テラヘルツ光受光工程)、テラヘルツ光受光部32で戻り光に基づく信号が生成される(検査信号生成工程)。
第二部材112と内視鏡用処置具100との間に異物が存在する場合、図5に示すように、第一波形W1と、第二波形W2との間に、異物からの反射光に基づく第三波形W3が生じる。使用者は、ディスプレイ50に表示された第三波形W3に基づいて、第二部材112と内視鏡用処置具との間に異物が存在するか否かを確認することができる。
ここで、第二部材112の一部が空間S内に大きく落ち込んでいる等の場合は、上述したように、受発光ユニット30の二次元走査のみで包装材110全体の検査を行うことが困難になるが、異物検査装置1は、チャック20を備えているため、ステージ10に置かれた包装材110を牽引して第二部材112に張力を付与することができる。張力が付与された第二部材112は、平坦に保持されるため、受発光ユニット30を二次元走査させるだけで、柔軟な包装材110全体にわたって効率よく異物検査を行うことができる。
・制御部40に第一波形W1および第二波形W2の特徴情報(信号強度や発生タイミング等)を与えておき、検査信号から第一波形W1、第二波形W2、および第一波形W1および第二波形W2のいずれでもない波形を自動認識させてもよい。認識条件としては、発信周波数、反射率、時間波形、振幅スペクトル、位相スペクトルを単独または適宜組み合わせてもよい。
・検査信号をディスプレイ50に表示せず、第三波形W3である可能性がある信号を検出した際にディスプレイ50上の表示や音声などにより使用者に報知する構成を有してもよい。
・第三波形W3が発生した座標情報等により、異物の画像を生成し、ディスプレイ50に表示してもよい。このとき、異物の寸法や包装材110における位置などの情報を併せてディスプレイ50に表示してもよい。さらに、制御部40に複数種類の異物の形状や寸法等の情報を与えておき、取得された異物の形状や寸法等と比較させて異物の種類を推定させ、推定結果をディスプレイ50に表示してもよい。
可視光検査ユニット70は、対象物に可視光を照射する可視光照射部を備えてもよい。可視光照射部の構成は、可視光の照射態様に合わせて適宜選択できる。例えば、拡散光源、直射光源の一方または両方を備え、拡散光および直射光を単独または組み合わせて照射する構成を例示できる。照射する可視光の波長帯域も適宜設定することができる。
例えば、包装材110の平面視画像がディスプレイ50に表示され、使用者が目視により異物の有無を判定してもよい。
また、先に第一部材111側から対象物の可視光画像を取得し、可視光画像に基づいて内視鏡用処置具100の位置を特定してもよい。このようにすると、テラヘルツ光の照射範囲を内視鏡用処置具100およびその周囲に限定し、検査時間を短縮することができる。
また、ステージは、中央部に空間を有してさえいれば上述した枠状に限られず、C字状やU字状であってもよい。
10 ステージ
20 チャック(平坦化機構、張力付与部)
31 テラヘルツ光照射部
32 テラヘルツ光受光部
71 可視光受光部
110 包装材
111 第一部材
112 第二部材
Claims (7)
- 柔軟であり、外面の少なくとも一部が不透明な包装材の内部の異物を検査する異物検査装置であって、
不透明な前記外面を平坦化する平坦化機構と、
二次元走査しつつ平坦化された前記外面にテラヘルツ光を照射するテラヘルツ光照射部と、
前記テラヘルツ光が反射された戻り光を受光するテラヘルツ光受光部と、
を備える、
異物検査装置。 - 前記平坦化機構は、前記包装材を牽引して張力を付与する張力付与部である、
請求項1に記載の異物検査装置。 - 中央部に空間を有するステージをさらに備え、
前記張力付与部が、前記ステージに取り付けられている、
請求項2に記載の異物検査装置。 - 前記包装袋に反射した可視光を受光する可視光受光部をさらに備える、
請求項1に記載の異物検査装置。 - 柔軟であり、外面の少なくとも一部が不透明な包装材の内部の異物を検査する異物検査方法であって、
不透明な前記外面を平坦化する平坦化工程と、
二次元走査しつつ平坦化された前記外面にテラヘルツ光を照射するテラヘルツ光照射工程と、
前記テラヘルツ光が反射された戻り光を受光するテラヘルツ光受光工程と、
を備える、
異物検査方法。 - 前記平坦化工程は、前記包装材を牽引して張力を付与する張力付与工程である、
請求項5に記載の異物検査方法。 - 前記包装袋は、透明で柔軟な第一部材と、不透明かつ柔軟で滅菌ガスを透過可能な第二部材とで形成されている、請求項5に記載の異物検査方法。
Priority Applications (1)
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JP2018123532A JP2020003366A (ja) | 2018-06-28 | 2018-06-28 | 異物検査装置および異物検査方法 |
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- 2018-06-28 JP JP2018123532A patent/JP2020003366A/ja active Pending
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