JP2002161782A - 自動車の制御装置及び制御方法 - Google Patents

自動車の制御装置及び制御方法

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JP2002161782A JP2001312104A JP2001312104A JP2002161782A JP 2002161782 A JP2002161782 A JP 2002161782A JP 2001312104 A JP2001312104 A JP 2001312104A JP 2001312104 A JP2001312104 A JP 2001312104A JP 2002161782 A JP2002161782 A JP 2002161782A
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倉垣  智
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潤市 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空燃比変化時のトルク変動を無くし、燃料経済
性向上と運転性向上の両立が可能となる制御装置及び制
御方法を提供する。 【構成】自動車走行時の外界状況を検出する外界状況検
出手段1,この外界状況に応じて現在の走行環境を推定
する走行環境判別手段2,運転特性を変化させるための
データを記憶するデータ記憶手段3,このデータを切り
換える切り換え手段4,上記データを基に制御量を演算
する制御量演算手段5及び制御対象を制御する制御アク
チュエータ6から成る。 【効果】走行環境の変化に応じて随時空燃比が変化する
ため、エンジン出力の有効利用が可能となり、空燃比切
り換えは走行環境に応じて実行されるため、燃費低減と
運転性向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の制御装置及び
制御方法に係り、特に走行環境等の情報に応じてエンジ
ンパワートレインを効率良く制御する自動車の制御装置
及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の制御方法は、例えば、特
開昭62−126235号公報記載のように、燃料経済性と運転
性の両立のため、運転状態の変化、つまりエンジン負荷
(吸気管内圧力,空燃比センサ信号等)及びエンジン回
転数の変化に応じて運転領域を判定し、運転領域毎に設
定された目標空燃比情報を読み出しエンジンの空燃比を
変更していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のように
エンジン負荷とエンジン回転数とをパラメータとして目
標空燃比を変化させると、加速途中で燃料量が変化する
ためトルク変動が発生し違和感を生じていた。さらに、
NOx還元触媒を用いない場合、NOx排出量低減のた
め、理論混合比の空燃比14.7 から空燃比24あたり
まで大幅に空燃比が変化するため、トルク変動も大きく
なっていた。
【0004】本発明の目的は、空燃比変化時のトルク変
動を無くし、燃料経済性向上と運転性向上の両立が可能
となる制御装置及び方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車走行時の外界状況を検出する外界
状況検出手段,この外界状況に応じて現在の走行環境、
例えば道路勾配,渋滞道路等を推定する走行環境判別手
段,この走行環境に応じて運転特性を変化させるための
データを記憶するデータ記憶手段,このデータを走行環
境に応じて切り換える切り換え手段,上記データ記憶手
段から選択されたデータを基に制御量を演算する制御量
演算手段及び制御対象を制御する制御アクチュエータか
ら成る。
【0006】
【作用】このように構成された本発明によれば、必ず変
速,停止,アイドリング及びシフトレバー操作等の定常
走行以外の走行環境に応じて空燃比等のデータを切り換
えるため、運転者は空燃比変化に伴うトルク変動による
不快感がなくなる。よって、実用燃費の低減と運転性向
上が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0008】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。まず、自動車走行時の外界状況を検出する外界状況
検出手段1の信号あるいは画像を走行環境判別手段2に
入力する。走行環境判別手段2では、この外界状況に応
じて現在の走行環境、例えば道路勾配,渋滞道路等を推
定する。次に、データ記憶手段3には、この走行環境に
応じて運転特性を変化させるためのデータが記憶されて
いる。そして、切り換え手段4で、上記走行環境判別手
段2で判別された環境に基づきデータ記憶手段3のデー
タを選択する。制御量演算手段5では、この選択された
データを基に制御量を演算し、制御アクチュエータ6に
出力し制御対象(エンジン,変速機等)を制御する。
【0009】図2は図1に記載の実施例の具体例であ
る。図1と同様に、自動車走行時の外界状況を検出する
外界状況検出手段1の信号あるいは画像を走行環境判別
手段2に入力し、この外界状況に応じて現在の走行環
境、例えば道路勾配,渋滞道路等を推定する。次に、補
正空燃比記憶手段7には、複数の走行環境に応じた補正
空燃比が記憶されている。この補正空燃比データを切り
換え手段4で切り換え、走行環境に応じたエンジンの空
燃比を実現する。そして、燃料量演算手段8に補正空燃
比記憶手段7及び基本燃料量演算手段9で演算された値
が入力される。基本燃料量は、通常、空気流量とエンジ
ン回転数により求まる。最終的な燃料量の演算は、補正
空燃比記憶手段7のデータを基に補正係数を求め、上記
基本燃料量に掛け、あるいは加えて実行される。そし
て、この演算値がエンジン回転の基準信号に基づいて燃
料噴射弁10に出力される。
【0010】図3は図2に記載の燃料制御に空気流量制
御を加えた制御ブロック図である。燃料噴射弁制御は図
2と同様である。空気流量制御において、まず、ドライ
バ意図把握手段11はアクセル開度α及び車速Vsp等の
信号からドライバが要求する目標の駆動軸トルクを求め
る。その後、エンジントルク演算手段12は、この目標
駆動軸トルク,変速機のトルクコンバータ特性及びエン
ジン特性等を用い、さらに上記補正空燃比記憶手段7の
データに基づいて目標のエンジントルクを求める。次
に、スロットル開度演算手段13では、この目標エンジ
ントルク及びエンジン回転数等に基づき目標スロットル
開度を演算し、モータ等で電子制御されるスロットル制
御弁14に出力する。つまり、この空気流量制御の付加
は、空燃比変化により変化するエンジントルクを空気流
量で補正可能であり運転性を向上することができる。
【0011】図4は空燃比切り換えの具体例である。外
界状況の検出において、第1に、道路に設置された表示
板による情報収集やFM多重による道路情報収集のよう
なインフラを用いた手法がある。第2に、車内にテレビ
カメラ等の車外状況認識センサを設け、この処理データ
と自動車の運転信号(例えば、車速,出力軸トルク等)を
用いた手法がある。外界状況検出には、これら2手法の
組合せ、あるいは個々といった適用方法が考えられ、検
出精度,適用状況に応じて使い方が異なる。次に、走行
環境には、上り坂,下り坂の道路勾配,渋滞,高速道路
の定常,加速及び通常の走行をする市街地等がある。こ
の環境は上記の外界状況検出手段を用いて求められる。
そして、空燃比切り換え時には、走行環境に応じて運転
性と燃料経済性の両立を図る空燃比が選択される。例え
ば、上り坂の道路勾配及び高速道路の加速では、エンジ
ンの最大出力要求の可能性が大きいため、空燃比は13
程度の濃い混合気にする必要がある。また、下り坂の道
路勾配,渋滞及び高速道路の定常走行の場合は、高出力
を必要としないため、空燃比は24程度の薄い混合気に
し大幅な燃費低減を図る。そして、市街地等の通常走行
の場合は、空燃比を14.7 の理論混合気にする。
【0012】ここで、空燃比の補正テーブルは図5に示
すように、横軸,エンジン回転数,縦軸,基本燃料噴射
幅で表し、アイドリングを含む低エンジン回転数及び低
基本燃料噴射幅の領域では、燃焼が安定する空燃比にす
る。例えば、エンジンの性能が向上すれば、より薄い混
合気で運転することができる。
【0013】図6は渋滞道路走行時の制御フローチャー
トである。まず、処理15では、前方車間距離Sf,後
方車間距離Sr,車速Vsp,基本燃料噴射幅Tp及びエ
ンジン回転数Neを読み込む。処理16では、前方車間
距離の時間的変化ΔSfを(式1)により演算する。処
理17では、後方車間距離の時間的変化ΔSrを(式
2)により演算する。処理18では、自車両の加速度G
を(式3)により演算する。処理19では、自車両の平
均車速Vave を(式4)により演算する。
【0014】 ΔSf=[Sf(n)−Sf(n−1)]/[T(n)−T(n−1)]…(式1) ΔSr=[Sr(n)−Sr(n−1)]/[T(n)−T(n−1)]…(式2) G=[Vsp(n)−Vsp(n−1)]/[T(n)−T(n−1)] …(式3) Vave(n)=[Vsp(n)+…+Vsp(n−k)]/(k+1) …(式4) そして、処理20では、a回前の平均車速Vave(n−
a)を記憶するためのカウンタを実行する。つまり、x
がaになったかどうかを判断し、aでない場合は処理2
1でxに1を加え処理24に進む。もし、aになった場
合は、処理22でa回前の平均車速Vave(n−a)にV
ave(n)を代入し、処理23でxを0にする。次に、処
理24では、(式1)で演算した前方車間距離の時間的
変化ΔSfが、例えば10m/s以下かどうかを判断す
る。つまり、この時間的変化ΔSfが大きい時は、前方
の車が急発進していると考えられ、前方車両の前には車
両が存在しない確立が高いことを示す。処理25では、
処理24と同様に後方車両との時間的変化をチェック
し、自車が渋滞により前後の車に挟まれているかどうか
を判断する。処理26では、自車両の加速度Gを比較す
る。もし、発進時に前方が渋滞している場合は、発進加
速度が制限され、例えば0.5g 以下は渋滞時の可能性
大と判断する。最後に、処理27では、処理22で求め
た値を用い、a回前の平均車速Vave(n−a)が、例え
ば5km/h以下かどうかを判断する。もし、数秒前の
平均車速が5km/h以下であれば、5km/h以下の
状態が長く続いている、つまり渋滞の可能性大と判断さ
れる。よって、処理24から処理27の判断を総合的に
評価し、全て満足した場合に渋滞と判断し、処理28に
進む。また、処理24から処理27の何れかがNoの場
合は処理29に進み、前回に判断した走行環境の補正空
燃比テーブルを用いる。処理28では、渋滞と判断され
ているため、補正空燃比テーブルのA/Fは24と希薄
混合気にする。そして、処理30で処理28のA/Fの
関数h(A/F)により、補正燃料噴射係数k1 を演算
する。処理31では、燃料噴射幅Tiを基本燃料噴射幅
Tpと上記補正燃料噴射係数k1 により求め、処理32
で出力する。
【0015】図7に空気流量制御の制御フローチャート
を示す。まず、処理33で、アクセル開度α,車速Vs
p,エンジン回転数Ne,タービン回転数Nt,補正空
燃比A/F及び変速比iを読み込む。次に、処理34で
アクセル開度α及び車速Vspの関数f1(α,Vsp)に
より目標駆動軸トルクTtar を求める。処理35では、
目標駆動軸トルクTtar ,エンジン回転数Ne,タービ
ン回転数Nt,変速比i,トルクコンバータの容量係数
c及びトルク比λの関数f2(Ttar,Ne,Nt,i,
c,λ)により目標エンジントルクTetを演算する。こ
こでは、トルクコンバータの逆モデルを演算することに
なる。処理36では、目標エンジントルクTet,エンジ
ン回転数Ne及び補正空燃比A/Fの関数f3(Tet,
Ne,A/F)により目標スロットル開度θtを演算
し、処理37で出力する。
【0016】図8に本発明のシステム構成図を示す。車
体38には、エンジン39及び変速機40が搭載されて
おり、エンジンパワートレイン制御ユニット41からの
信号により空気流量,燃料量,点火時期及び変速比等が
制御される。燃料制御には、現在主流の吸気ポート噴射
方式,制御性の良い筒内噴射方式等が用いられる。ま
た、車体38には、外界状況を検出するためのテレビカ
メラ42やインフラ情報検出のためのアンテナ43が搭
載されている。テレビカメラ42の画像は走行環境判別
ユニット44に入力され、画像処理して前方,後方の車
間距離,信号機情報,道路標識及び道路状況等を認識す
る。また、上記アンテナ43はインフラ情報端末器45
と接続しており、インフラによる渋滞情報,交通事故情
報及び現在位置情報がインフラ情報端末器45から走行
環境判別ユニット44に入力される。そして、CD−R
OM46等に記憶された地図情報を走行環境判別ユニッ
ト44に取り込み、上記インフラ情報とこの地図情報に
より、現在の走行環境を判別する。そして、走行環境判
別ユニット44からは、走行環境に相当する信号が出力
され、上記エンジンパワートレイン制御ユニット41に
入力される。この信号を基に、走行環境に対応した空気
流量,燃料量及び変速比等が制御される。また、上記エ
ンジンパワートレイン制御ユニット41には、スロット
ル開度θ,変速中信号FlgI,車速Vsp及び変速レバー
スイッチ信号Isw等が入力され、制御量切り換え,走行
環境把握等に用いられる。
【0017】図9は空燃比切り換え制御の制御フローチ
ャートである。本発明は、走行環境に応じて空燃比を変
化させる必要がある。そこで、車両の走行状態、例え
ば、停止時、変速時及びアイドリング時等に同期して空
燃比変化を実行すれば、空燃比変化によるトルク変動を
防止することができる。まず、処理50では、補正空燃
比A/F,スロットル開度θ,変速レバースイッチ信号
Isw及び変速中フラグ信号FlgIを読み込む。処理51
では、現在の補正空燃比A/F(n)が前回の補正空燃
比A/F(n−1)と等しいかどうかを判断する。等し
い場合は、処理52に進み補正燃料噴射係数k1をf
4[A/F(n−1)]により求め、前回の空燃比を保
持する。そして、処理53でA/F(n−1)=A/F
(n−1)を実行し、処理54では、処理52で演算し
た補正燃料噴射係数k1 を出力する。また、処理51で
現在の補正空燃比A/F(n)が前回の補正空燃比A/
F(n−1)と異なった場合は、処理55に進み、スロ
ットル開度θをチェックし、アイドリングかどうかを判
断する。例えば、2deg 以下であれば、アイドリングと
判定する。処理56では、変速レバースイッチIsw
(n)が変化したかどうかを判断する。つまり、変速レ
バーの動きをチェックしていれば、停止時あるいは変速
時に限られるため、空燃比変更には有効である。処理5
7では、変速中フラグ信号FlgIが1かどうかを判断す
る。1の場合は、変速時のトルク変動に同期して空燃比
変更が可能となり、空燃比変化に伴うトルク変動が防止
できる。処理55から処理57の何れかがYes の場合
は、処理58に進み、その変更期間に同期させて補正燃
料噴射係数k1をf4[A/F(n)]により求め、新し
い目標空燃比に変更する。そして、処理59でA/F
(n−1)=A/F(n)を実行し、処理54では、処
理58で演算した補正燃料噴射係数k1を出力する。
【0018】図10は渋滞と上り坂,下り坂がオーバー
ラップした場合の制御フローチャートである。例えば、
上り坂で渋滞した場合は、その上り坂に応じたエンジン
出力が要求され、空燃比可変により対応する必要があ
る。まず、処理60で、渋滞信号JAM及び道路勾配β
を読み込む。処理61では、渋滞かどうか、つまり、J
AMが1かどうかを判断する。1の場合は、処理62に
進み渋滞フラグFlgJ=1を実行し、1でない場合は、
処理63に進み渋滞フラグFlgJ=0を実行する。次
に、処理64では道路勾配βが例えば、0.5% 以上か
どうかを判断する。0.5% 未満の場合は、平坦路ある
いは下り坂と判断され、空燃比は希薄混合気の24程度
にすれば良い。これに対し、0.5% 以上の場合は勾配
に応じて空燃比を変化する必要がある。よって、0.5
% 以上の場合は処理65に進み、上り坂フラグFlgβ
=1を実行し、0.5% 未満の場合は処理66に進み、
上り坂フラグFlgβ=0を実行する。そして、処理67
では渋滞フラグFlgJと上り坂フラグFlgβのANDを
判断し、真の場合は処理68に、偽の場合はリターンさ
れる。真の場合は、渋滞と上り坂がオーバーラップする
ため、処理68で図11に示す補正勾配空燃比テーブル
及び道路勾配βの関数f5(β)により補正空燃比A/F
を求める。そして、処理69では、処理68で求めた補
正空燃比A/Fを用いて補正燃料噴射係数k1 を演算
し、処理70で出力する。
【0019】図11は前述渋滞時の道路勾配に対する補
正空燃比である。平坦路付近からマイナス勾配範囲での
渋滞では、エンジン出力がさほど必要ではなく、24程
度の空燃比で充分である。これに対し、上り坂勾配で
は、勾配の度合いに応じて要求されるエンジン出力が大
きくなるため、空燃比を小さくし濃い混合気にする必要
がある。
【0020】以上の制御により実用燃費を向上させるこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、走行環境の変化に応じ
て随時空燃比が変化するため、エンジン出力の有効利用
が可能となり、さらに実用燃費が向上する。また、空燃
比切り換えは、必ず変速,停止,アイドリング及びシフ
トレバー操作等の定常走行以外の走行環境に応じて実行
されるため、運転者は空燃比変化に伴うトルク変動によ
る不快感がなくなる。よって、燃費低減と運転性向上が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の制御ブロック図。
【図2】図1に記載の実施例の具体例システムの構成を
示す制御ブロック図。
【図3】図2に記載の燃料制御に空気流量制御を加えた
制御ブロック図。
【図4】空燃比切り換えの具体例を示す概念図。
【図5】目標空燃比の補正テーブル図の一例。
【図6】渋滞道路走行時の制御フローチャート図。
【図7】空気流量制御の制御フローチャート図。
【図8】本発明のシステムの構成を示す概念図。
【図9】空燃比切り換え制御の制御フローチャート図。
【図10】渋滞と上り坂,下り坂がオーバーラップした
場合の制御フローチャート図。
【図11】渋滞時の道路勾配に対する補正空燃比の関係
を表す相関図。
【符号の説明】
1…外界状況検出手段、2…走行環境判別手段、3…デ
ータ記憶手段、4…切り換え手段、5…制御量演算手
段、6…制御アクチュエータ、7…補正空燃比記憶手
段、8…燃料量演算手段、9…基本燃料量演算手段、1
0…燃料噴射弁。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月22日(2001.10.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/00 F02D 29/00 C 29/02 301 29/02 301D 311 311C 311F 45/00 312 45/00 312H 312M (72)発明者 石井 潤市 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3D044 AA25 AA36 AC03 AC05 AC22 AC26 AC55 AC56 AC59 AD04 AD06 AE04 AE19 AE21 3G084 BA05 BA09 BA13 CA03 CA04 CA08 CA09 DA02 DA11 DA15 DA18 EA11 EB05 EB12 EC01 EC03 FA04 FA05 FA06 FA10 FA33 3G093 AA05 BA02 BA19 BA23 CA05 CB08 CB10 DA01 DA06 DB05 DB11 DB16 DB18 EA04 EA05 EA09 FA04 FA11 3G301 JA02 JA04 KA06 KA23 KB02 KB07 KB09 KB10 LA01 MA01 MA11 NA08 NC04 ND02 PA11Z PE01Z PF01Z PF07Z PG00Z

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のデータを有し、このデータを切り
    換えて制御対象を制御する自動車の制御装置において、 走行環境の変化に応じて、前記データの切り換えを実行
    するデータ切り換え実行手段を設けたことを特徴とする
    自動車の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、前記データは、
    エンジンの空燃比を目標空燃比に制御するための補正空
    燃比データであることを特徴とする自動車の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2の記載において、前記補正空燃比
    データの切り換え時に、トルク変動を抑制するように作
    用する空気流量制御手段を設けたことを特徴とする自動
    車の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3の記載において、前記空気流量制
    御手段は、スロットル開度制御であることを特徴とする
    自動車の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項2の記載において、前記補正空燃比
    データは、エンジン回転数及びエンジン負荷により決定
    される補正値であり、無負荷状態を含む低エンジン回転
    数及びエンジン負荷時の目標空燃比と部分負荷から高負
    荷時の目標空燃比に分割されることを特徴とする自動車
    の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1の記載において、前記走行環境
    は、道路勾配,渋滞道路,高速道路,市街地道路等の外
    界状況であることを特徴とする自動車の制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6の記載において、前記走行環境の
    変化によってデータが切り換えられたときに、トルク変
    動を抑制するように作用する補正手段を設けたことを特
    徴とする自動車の制御装置。
  8. 【請求項8】請求項6の記載において、前記走行環境を
    把握するための外界状況検出手段を設けたことを特徴と
    する自動車の制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8の記載において、前記外界状況検
    出手段は、インフラ情報検出手段、及び車外状況認識セ
    ンサと走行状態検出センサの組合せ手段の何れか、ある
    いはこれら手段の組合せであることを特徴とする自動車
    の制御装置。
  10. 【請求項10】請求項8の記載において、前記走行環境
    を把握する場合において、走行環境がオーバーラップし
    た場合に、燃料経済性よりも運転性を優先する優先順位
    決定手段を設けたことを特徴とする自動車の制御装置。
  11. 【請求項11】請求項10の記載において、前記優先順
    位決定手段は、渋滞道路時の目標空燃比よりも勾配道路
    の目標空燃比を優先するように決定することを特徴とす
    る自動車の制御装置。
  12. 【請求項12】複数個のデータを有し、このデータを切
    り換えて制御対象を制御する自動車の制御装置におい
    て、 前記複数個のデータを切り換える時に、空燃比変化時以
    外のトルク変動に同期して、空燃比を変化させる制御を
    実行する空燃比制御手段を備えたことを特徴とする自動
    車の制御装置。
  13. 【請求項13】複数個のデータを有し、このデータを切
    り換えて制御対象を制御する自動車の制御装置におい
    て、 前記複数個のデータを切り換える時に、運転状態の変化
    に同期して、空燃比を変化させる制御を実行する空燃比
    制御手段を備えたことを特徴とする自動車の制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13の記載において、前記運転状
    態の変化は、部分負荷状態からアイドリング状態への変
    化,変速中,変速レバー変更時の少なくともいずれかひ
    とつであることを特徴とする自動車の制御装置。
  15. 【請求項15】複数個のデータを有し、このデータを切
    り換えて制御対象を制御する自動車の制御方法におい
    て、 走行環境の変化に応じて、前記データの切り換えを実行
    することを特徴とする自動車の制御方法。
  16. 【請求項16】請求項15の記載において、前記データ
    は、エンジンの空燃比を目標空燃比に制御するための補
    正空燃比データであることを特徴とする自動車の制御方
    法。
  17. 【請求項17】請求項16の記載において、前記補正空
    燃比データの切り換え時に、空気流量制御手段がトルク
    変動を抑制するように作用することを特徴とする自動車
    の制御方法。
  18. 【請求項18】請求項17の記載において、前記空気流
    量制御手段は、スロットル開度制御であることを特徴と
    する自動車の制御方法。
  19. 【請求項19】請求項16の記載において、前記補正空
    燃比データは、エンジン回転数及びエンジン負荷により
    決定される補正値であり、無負荷状態を含む低エンジン
    回転数及びエンジン負荷時の目標空燃比と部分負荷から
    高負荷時の目標空燃比に分割されることを特徴とする自
    動車の制御方法。
  20. 【請求項20】請求項15の記載において、前記走行環
    境は、道路勾配,渋滞道路,高速道路,市街地道路等の
    外界状況であることを特徴とする自動車の制御方法。
  21. 【請求項21】請求項20の記載において、前記走行環
    境の変化によってデータが切り換えられたときに、補正
    手段がトルク変動を抑制するように作用することを特徴
    とする自動車の制御方法。
  22. 【請求項22】請求項20の記載において、外界状況検
    出手段が前記走行環境を把握することを特徴とする自動
    車の制御方法。
  23. 【請求項23】請求項22の記載において、前記外界状
    況検出手段は、インフラ情報検出手段、及び車外状況認
    識センサと走行状態検出センサの組合せ手段の何れか、
    あるいはこれら手段の組合せであることを特徴とする自
    動車の制御方法。
  24. 【請求項24】請求項22の記載において、前記走行環
    境を把握する場合において、走行環境がオーバーラップ
    した場合に、優先順位決定手段が燃料経済性よりも運転
    性を優先するように決定することを特徴とする自動車の
    制御方法。
  25. 【請求項25】請求項24の記載において、前記優先順
    位決定手段は、渋滞道路時の目標空燃比よりも勾配道路
    の目標空燃比を優先するように決定することを特徴とす
    る自動車の制御方法。
  26. 【請求項26】複数個のデータを有し、このデータを切
    り換えて制御対象を制御する自動車の制御方法におい
    て、 前記複数個のデータを切り換える時に、空燃比変化時以
    外のトルク変動に同期して、空燃比を変化させる制御を
    実行することを特徴とする自動車の制御方法。
  27. 【請求項27】複数個のデータを有し、このデータを切
    り換えて制御対象を制御する自動車の制御方法におい
    て、 前記複数個のデータを切り換える時に、運転状態の変化
    に同期して、空燃比を変化させる制御を実行することを
    特徴とする自動車の制御方法。
  28. 【請求項28】請求項27の記載において、前記運転状
    態の変化は、部分負荷状態からアイドリング状態への変
    化,変速中,変速レバー変更時の少なくともいずれかひ
    とつであることを特徴とする自動車の制御方法。
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