JP2002160508A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2002160508A
JP2002160508A JP2000361453A JP2000361453A JP2002160508A JP 2002160508 A JP2002160508 A JP 2002160508A JP 2000361453 A JP2000361453 A JP 2000361453A JP 2000361453 A JP2000361453 A JP 2000361453A JP 2002160508 A JP2002160508 A JP 2002160508A
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良和 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を向上しうる空気入りタイヤを提供す
る。 【解決手段】 トレッド部2からサイドウォール部3を
経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、こ
のカーカス6の外側に配されたベルト層7とを具えた空
気入りタイヤ1である。サイドウォール部3において前
記カーカス6の外側に配されたサイドウォールゴムS
g、及び前記カーカス6のタイヤ内腔側に配されたイン
ナーライナゴムLgが、未加硫ゴムからなる長尺なゴム
ストリップを螺旋巻きして積層した積層体を用いて形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産性を向上しう
る空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】空気入
りタイヤでは、トレッド部、サイドウォール部及びビー
ド部など各部位における要求特性が異なるため、これら
に配される各ゴム材には、配合、断面形状が異なるゴム
成形体が用いられる。そして、このようなゴム成形体
は、従来、夫々のゴム押出機またはカレンダーによって
作成され、成形工程に運ばれてタイヤ成型ドラム上に貼
付けられている。
【0003】しかしながら、仕上げ断面形状で押出し成
形またはカレンダーリングする従来の方法では、生産能
率を稼ぐために装置が大型化しやすい環境にあった。さ
らに、タイヤでは、例えばサイドウォールゴムなど一つ
のゴム成形体をとって見ても、タイヤの種類などにより
その形状やサイズなど仕様が異なる。従って、各仕様に
応じた多種類の口金等を各ゴム成形体毎に用意しなけれ
ばならず、しかも製造するタイヤの種類替えの都度、前
記口金の交換および調整作業等が要求されるなど、特に
多品種少量生産の傾向が強い近年においては、生産性が
非常に悪くかつ初期設備投資の大きなものになりがちで
あった。
【0004】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、サイドウォールゴム、インナーライナ
ゴムに、一体押出し品ではなく、未加硫ゴムからなる長
尺なゴムストリップを螺旋巻きして積層し所定の断面面
状に形成した積層体を用いることを基本として、各ゴム
材の形状に柔軟に対応でき、タイヤの生産性を大幅に向
上しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的と
している。
【0005】また本発明では、タイヤに使用するゴム材
の配合などを見直すことによって、タイヤに使用するゴ
ム材を共用してその種類を減じ、さらに生産性を向上し
うる空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビ
ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
タイヤ半径方向外側かつトレッド部内方に配されたベル
ト層とを具えた空気入りタイヤであって、前記サイドウ
ォール部において前記カーカスの外側に配されたサイド
ウォールゴム、及び前記カーカスのタイヤ内腔側に配さ
れたインナーライナゴムが、未加硫ゴムからなる長尺な
ゴムストリップを螺旋巻きして積層した積層体を用いて
形成されてなる空気入りタイヤである。
【0007】また請求項2記載の発明は、前記カーカス
と前記インナーライナゴムとの間には、前記ベルト層の
タイヤ軸方向の外端近傍からタイヤ半径方向内側にのび
少なくともタイヤ断面最大巾位置を内側に超えた位置で
終端するインスレーションゴムが配されるとともに、こ
のインスレーションゴムが、前記サイドウォールゴムと
同一のゴム材からなり、しかも未加硫ゴムからなる長尺
なゴムストリップを螺旋巻きして積層した積層体を用い
て形成されたことを特徴とする請求項1記載の空気入り
タイヤである。
【0008】また請求項3記載の発明は、前記ベルト層
の外端と前記カーカスとの間には、中間部から両側に厚
さを徐々に減じることにより断面略端細状をなすクッシ
ョンゴムが配されるとともに、このクッションゴムが、
前記サイドウォールゴムと同一のゴム材からなり、しか
も未加硫ゴムからなる長尺なゴムストリップを螺旋巻き
して積層した積層体を用いて形成されたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載の空気入りタイヤである。
【0009】また請求項4記載の発明は、前記サイドウ
ォールゴムは、ゴム成分100重量部中に低粘度ポリブ
タジエンゴムを40〜100重量部含み、かつゴム成分
100重量部に対して老化防止剤を2.5重量部以上含
むとともに、100%モジュラスが0.5〜2.5(M
Pa)、JISデュロメータA硬さが65度以下である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気
入りタイヤである。
【0010】また請求項5記載の発明は、前記ビード部
には、ビード底面をなすクリンチ基部と、そのタイヤ軸
方向の外端からタイヤ半径方向外側にのび前記サイドウ
ォールゴムの内端に連なるクリンチ外側部と、前記クリ
ンチ基部のタイヤ軸方向内端であるビードトウから前記
インナーライナゴムの内側をタイヤ半径方向外側に小高
さでのびるクリンチ内側部とを一体に有するクリンチゴ
ムが配され、このクリンチゴムが、未加硫ゴムからなる
長尺なゴムストリップを螺旋巻きして積層した積層体を
用いて形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の空気入りタイヤである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1には、本実施形態の空気入りタ
イヤを図示しないリムに正規リムにリム組みしかつ正規
内圧を充填した無負荷である正規状態の断面図を示して
いる。前記正規リムとは、タイヤが基づいている規格を
含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリ
ムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRA
であれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "
Measuring Rim"である。また前記正規内圧とは、タイヤ
が基づいている規格を含む規格体系において、各規格が
タイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれ
ば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS A
T VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大
値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である
が、タイヤが乗用車用である場合には180KPaとす
る。
【0012】図1において空気入りタイヤ1は、トレッ
ド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビー
ドコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ
半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト
層7とを具え、本例では乗用車用のラジアルタイヤが例
示されている。
【0013】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ赤道Cに対して例えば75゜〜90゜の角度で配列し
たラジアル構造の1枚以上、本例では1枚のカーカスプ
ライ6Aから構成されている。前記カーカスコードは、
本例ではポリエステルコードが採用されるが、これ以外
にもナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維コー
ドや必要によりスチールコードをも採用しうる。また、
前記カーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウ
ォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体
部6aと、この本体部6aからのびて前記ビードコア5
の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返
し部6bとを一体に具える。
【0014】前記カーカスプライ6Aの前記本体部6a
と折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイ
ヤ半径方向外側にのびかつ本例では硬質ゴムからなるビ
ードエーペックス8が配され、ビード部4を補強してい
る。また本例では、前記折返し部6bは、その端部をタ
イヤ軸方向最外側の総巾位置Mよりもタイヤ半径方向外
側に位置させたいわゆるハイターンアップ構造をなし、
タイヤの横剛性を向上している。
【0015】また空気入りタイヤ1は、前記カーカス6
のタイヤ内腔側に空気透過性の低いゴム材からなるイン
ナーライナゴムLgを配したチューブレスタイプのもの
が示されている。このインナーライナゴムLgは、例え
ばゴム成分100重量部中にブチルゴム又はその誘導体
を50重量部以上含有するブチル系ゴムから形成される
のが好ましい。前記ブチルゴムの誘導体としては、例え
ば前記ブチルゴムに塩素、臭素等を反応させてなる例え
ば塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム等のハロゲン化
ブチルゴム等が用いられる。
【0016】本例の前記ベルト層7は、ベルトコードを
タイヤ赤道Cに対して例えば10〜45°の小角度で傾
けて配列したタイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ
7A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね合
わせて構成されたものを示す。前記ベルトコードは、好
適にはスチールコードであるが、アラミド、レーヨン等
の高弾性の有機繊維コードも必要に応じて採用できる。
【0017】前記ベルト層7の外端7eと前記カーカス
6との間には、クッションゴムCgが配されている。該
クッションゴムCgは、その中間部から両側に厚さを徐
々に減じることにより断面略端細状(断面略三角形状)
で構成されている。このクッションゴムCgは、タイヤ
軸を含むタイヤ断面において、断面円弧状をなすカーカ
ス6と略平坦なベルト層7との間に満たされ、自由端と
なるため比較的動きやすいベルト層7の外端部分の歪を
緩和、吸収し、該ベルト層の外端で生じがちなセパレー
ション損傷などを効果的に防止する。このような観点よ
り、好ましくは、前記クッションゴムCgと前記ベルト
層7とのタイヤ軸方向の重なり長さCWは、ベルト層7
の巾BWの0.05〜0.25倍、より好ましくは0.
07〜0.2倍とすることが望ましい。
【0018】またベルト層7のタイヤ半径方向の外側に
は、本例では小厚さのアンダートレッドゴムUgを介し
てトレッドゴムTgが配されたものを示す。前記トレッ
ドゴムTgは、例えば走行に必要な耐摩耗性、耐発熱
性、グリップ性能などを重視したゴム材が適宜選択され
る。また前記アンダートレッドゴムUgは、接着性に優
れた例えば天然ゴムを主体とするゴム材が好適に用いら
れ、前記ベルト層7とトレッドゴムTgとの間の接着力
を高め、トレッドゴムTgの剥離を抑制するなど耐久性
を向上するのに役立つ。
【0019】また本実施形態の空気入りタイヤ1は、前
記サイドウォール部3において、前記カーカス6の外側
にサイドウォールゴムSgが配されている。このサイド
ウォールゴムSgは、負荷走行時などのサイドウォール
部3の変形に追随して柔軟に屈曲しうるとともに、耐カ
ット性、耐候性に優れたゴム材が好適に用いられる。こ
のサイドウォールゴムSgのタイヤ半径方向の外端は前
記トレッドゴムTgに接続され、かつ該サイドウォール
ゴムSgの内端はビード部4に配されたクリンチゴムB
gに接続されている。
【0020】また前記クリチゴムBgは、本実施形態で
は、ビード底面をなすクリンチ基部Bgaと、そのタイ
ヤ軸方向の外端から前記カーカス6の外側をタイヤ半径
方向外側にのびかつ前記サイドウォールゴムSgの内端
へと連なってのびるクリンチ外側部Bgbと、前記クリ
ンチ基部Bgaのタイヤ軸方向内端であるビードトウB
tから前記インナーライナゴムLgの内側をタイヤ半径
方向外側に小高さでのびるクリンチ内側部Bgcとを一
体に具えている。このようなクリンチゴムBgは、その
大部分がリムと接するため、好適には耐摩耗性に優れた
比較的硬質なゴム材が用いられる。
【0021】また本実施形態の空気入りタイヤ1は、前
記カーカス6と前記インナーライナゴムLgとの間に、
インスレーションゴムIgを配したものを例示してい
る。該インスレーションゴムIgは、本例では非ブチル
系のゴムからなり、前記ベルト層7のタイヤ軸方向の外
端近傍からタイヤ半径方向内側にのび少なくともタイヤ
断面において最大巾をなすタイヤ断面最大巾位置Mをタ
イヤ半径方向の内側に超えた位置で終端するものを示
す。このようなインスレーションゴムIgは、一般的に
接着性が低い前記インナーライナゴムLgと、カーカス
コードを有するカーカス6との間に介在して両者の接着
力を高め、カーカスの剥離を防止するなど耐久性を向上
するのに役立つ。
【0022】本例では、このインスレーションゴムIg
のタイヤ半径方向の外端Aが前記ベルト層7の外端7e
をタイヤ軸方向内側に超えて位置することにより、該イ
ンスレーションゴムIgと前記ベルト層7とは、タイヤ
軸方向の長さLWで重なるものが例示される。この長さ
LWは、例えば前記ベルト層7の巾BWの例えば0.2
〜0.5倍、より好ましくは0.2〜0.4倍とするの
が望ましい。前記比(LW/BW)が0.2倍未満であ
ると、カーカス6とベルト層7との間や、カーカス6が
2枚のカーカスプライからなるときの該カーカスプライ
間にルースが発生し易い傾向がある。なお前記比(LW
/BW)が0.5倍の場合には、インスレーションゴム
Igがトロイド状に連なるが、コスト低減の観点より前
記比を0.4倍以下とするのが望ましい。
【0023】またインスレーションゴムIgは、そのタ
イヤ半径方向の内端Bが、タイヤ断面最大巾位置Mをさ
らにタイヤ半径方向の内側に超えた位置で終端すること
が望ましい。インスレーションゴムIgの内端Bが、タ
イヤ断面最大巾位置Mよりもタイヤ半径方向外側で終端
した場合、上記同様、カーカス6とサイドウォールゴム
Sgとの間や、カーカスプライ間などにルースが生じ易
い傾向がある。好ましくは、前記インスレーションゴム
Igの内端Bは、タイヤ断面最大巾位置Mよりもタイヤ
半径方向内側にタイヤ断面高さの0.1倍以上、より好
ましくは0.3〜0.4倍の距離Haを隔てることが望
ましい。特にインナーライナゴムLgがカーカスプライ
6A側に移行するのを防止するために、ビードエーペッ
クスゴム8の外端よりも内側で終端することが望まし
い。
【0024】また本実施形態の空気入りタイヤ1は、前
記インナーライナゴムLg、インスレーションゴムI
g、クリンチゴムBg、クッションゴムCg及びサイド
ウォールゴムSgが、図2(A)、(B)に示すよう
に、未加硫ゴムからなる長尺なゴムストリップ11を螺
旋巻きして積層した積層体13を用いて形成されてい
る。つまり前記インナーライナゴムLg、インスレーシ
ョンゴムIg、クリンチゴムBg、クッションゴムCg
及びサイドウォールゴムSgは、前記積層体13の加硫
ゴムから構成されている。なお図2(B)には、前記サ
イドウォールゴムSgを積層体13で形成した一例を示
している。
【0025】前記各ゴムLg、Ig、Bg、Cg、Sg
は、従来、押出機ないしカレンダーロール機などから所
定の形状で押し出しされた押出し品が用いられていたた
め、夫々の断面形状に応じて多くの押出機、口金などの
設備を必要としたいた。しかしながら、リボン状のゴム
ストリップ11を、例えば円筒状の成型ドラム或いはそ
の外側に配されたタイヤ構成部材の上に直接螺旋状に巻
き付けながら所定の断面形状に仕上げて各部のゴム材を
形成することにより、大型のゴム押出機といった設備を
不要とし、生産ライン小型化しうる。しかも従来、製造
するタイヤの種類替え毎に必要であったゴム押出機の口
金ないしその交換、調整作業等が不要となるなど、特に
多品種少量生産の傾向が強い近年においては大幅に生産
性を向上するのに役立つ。
【0026】ゴムストリップ11は、図2(A)に示し
た如く、その巾Wが例えば5〜50mm、より好ましくは
10〜25mmであって、かつその厚さtは0.3〜2.
5mm、より好ましくは0.5〜2.0mmとすることが望
ましい。前記巾Wが5mm未満になると、積層体13を形
成するのに巻き付け回数が増大し比較的多くの時間を要
する傾向があり、逆に50mmを超えると巾が大となっ
て、各ゴム材の仕上がり形状を整えるのが困難な傾向に
ある。またゴムストリップ11の前記厚さtが0.3mm
未満になると、ゴムストリップ11に作用する張力など
によって巻き付け途中で破断し易く巻き付け作業性が悪
化する傾向があり、逆に2.5mmを超えると部材の形状
を整えるのが困難となる。
【0027】図3〜図9には、本実施形態の空気入りタ
イヤの製造方法の一例を示す工程略図を示している。先
ず図3には、円筒状をなす成型ドラムDの外側にゴムス
トリップ11を巻き付けた積層体13からなるクリンチ
ゴムBgを形成した例を示す。前記ゴムストリップ11
は、予め長尺に形成され、アキュムレータ等の保管設備
内にて準備されている。そして、該ゴムストリップ11
は、成型ドラムDに一端を貼り付けされるとともにこの
成型ドラムを回転させることにより、連続的に供給され
るゴムストリップ11が順次ドラムD上に巻きとられ
る。そして該ゴムストリップ11の成型ドラムに対する
軸方向位置を適宜移動させることにより、各ゴム材に要
求される所望の断面形状で積層体13を仕上げることが
できる。
【0028】またゴムストリップ11の断面形状は一定
であるため、積層体13の厚さを増したい部分では、ゴ
ムストリップ11の軸方向の送り量を減じることによ
り、ゴムストリップ11同士の重なり量を増すことが行
われ、逆に、積層体13に小厚さの部分を形成したい場
合には、ゴムストリップ11の側縁が接する程度に巻き
重ねることが行われる。このようなゴムストリップ11
の巻き付け位置の制御は、ゴムストリップ11を案内す
るアプリケータとその軸方向位置を制御するコンピュー
タを用いて容易に実現できる。またクリンチゴムBgを
形成する場合、このクリンチゴムBgに好適なゴム材を
原料とするゴムストリップ11aが用いられる。
【0029】図4には、積層体13からなるインナーラ
イナゴムLgを形成したものを示す。本例のインナーラ
イナゴムLgは、前記クリンチゴムBgと小巾で重ねて
形成される。またインナーライナゴムLgを形成する場
合、前記した空気非透過性に優れた例えばブチル系ゴム
からなるゴムストリップ11bが用いられる。
【0030】また図5には、前記インナーライナゴムL
gの外側に、積層体13からなるインスレーションゴム
Igを形成した状態を示す。このインスレーションゴム
Igを形成する場合、前記した接着性に優れたゴム材か
らなるゴムストリップ11cが用いられる。また、図6
に示すように、順次、カーカスプライ6A、ビードコア
5、ビードエーペックスゴム8などがその外側に配され
る。
【0031】また図7に示す如く、カーカスプライ6A
の両端を前記ビードコア5の周りでクリンチゴムBgの
一部とともに折り返しする。またカーカスプライ6Aの
外側かつ後にベルト層7の外端が載置される領域に、断
面略三角形状に仕上げられた積層体13からなるクッシ
ョンゴムCgが形成される。本実施形態では、このクッ
ションゴムCgは、前記インスレーションゴムIgと同
一のゴム材からなるゴムストリップ11cで形成されて
いる。
【0032】次に図8に示すように、前記ビードコア5
をタイヤ軸方向内側に移動させながら円筒状に仕上げら
れたカーカスプライ6Aなどトロイド状に変形させる。
この際、トレッド領域の拡径により、予め別工程で準備
されかつ環状をなすベルト層7、アンダートレッドゴム
Ug(図示省略)、トレッドゴムTgと結合される。な
お本例ではトレッドゴムTg、アンダートレッドゴムU
gについてもゴムストリップ11を螺旋状に巻回して形
成された積層体が用いられる。
【0033】そして、図9に示す如く、カーカスプライ
6Aの外側かつそのサイドウォール領域に、ゴムストリ
ップ11を巻き付け、図9に示すようなタイヤ生カバー
20を成型しうる。本例のサイドウォールゴムSgは、
前記インスレーションゴムIg、クッションゴムCgと
同一のゴム材からなるゴムストリップ11cを用いて形
成される。そして、この生カバー20は、金型に投入さ
れ、加硫成形されることによって図1に示す空気入りタ
イヤ1を得ることができる。
【0034】このように、本実施形態の空気入りタイヤ
は、ゴムストリップ11を用いて各部のゴム材を所定の
断面形状に仕上げて形成することにより、タイヤの生産
性を大幅に向上しうるととともに、サイドウォールゴム
Sg、クッションゴムCg、インスレーションゴムIg
に同一のゴム材を用いることによってタイヤに用いるゴ
ムの品種を大幅に減じ、さらにタイヤの生産性、製造コ
ストを減じるのに役立つ。
【0035】前記インスレーションゴムIg、前記クッ
ションゴムCg、及び前記サイドウォールゴムSgを形
成する接着性に優れたゴム材は、本例ではゴム成分10
0重量部中に低粘度ポリブタジエンゴムを40〜100
重量部含み、かつゴム成分100重量部に対して老化防
止剤を2.5重量部以上含むものが好ましい。
【0036】一般的なポリブタジエンゴムは、ムーニ粘
度が43ないし44{ML(1+4)@100℃}程度
であるが、本実施形態で用いる前記低粘度ポリブタジエ
ンゴムは、ムーニ粘度が40{ML(1+4)@100
℃}以下の低粘度に調節される。このように低粘度ポリ
ブタジエンゴムを多量に含むゴム材から前記サイドウォ
ールゴムSg、クッションゴムCg、インスレーション
ゴムIgを形成することにより、各ゴムに必要な屈曲耐
久性を確保しつつ、ゴムストリップ11の寸法安定性を
向上させることができ、ひいては精度良く積層体13を
形成するのにも役立つ。前記低粘度ポリブタジエンゴム
は、より好ましくは28〜38{ML(1+4)@10
0℃}、さらに好ましくは25〜35{ML(1+4)
@100℃}のムーニ粘度とすることが望ましい。
【0037】また前記サイドウォールゴムSg、クッシ
ョンゴムCg及びインスレーションゴムIgは、比較的
大きな歪を受ける部位に配されるため機械的な疲労を受
けやすく、またゴムストリップ11を巻き重ねた積層体
13の加硫物からなることにより、屈曲による耐亀裂発
生性能の低下を防止する必要がある。このため、前記ゴ
ム材にはゴム成分100重量部に対して老化防止剤を
2.5重量部以上、より好ましくは2.7重量部以上、
さらに好ましくは3.0〜4.0重量部含ませることに
よって、前記耐亀裂発生性能を向上する。
【0038】前記老化防止剤としては、例えばN−フェ
ニル−N′−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、
N−(1,3−ジメチルブチル)−N′フェニル−p−
フェニレンジアミン、ジアリル−p−フェニレンジアミ
ン混合物、N,N′−ジフェニル−p−ファニレンジア
ミン、p−(p−トルエンスルフェニルアミノ)ジフェ
ニルアミン、オクチレイトジフェニルアミン、2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンの重合体、
6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、
4,4′−(α,α−ジメチルベンジル)ジチオカルバ
メイト、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレン
ジアミン、ニッケル−ジメチルジチオカルバメイト、ニ
ッケル−ジブチルジチオカルバメイト、2−メルカプト
ベンズイミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾー
ルの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベンズイミダゾー
ル、2−メルカプトメチルベンズイミダゾールの亜鉛
塩、1,3−ビス(ジメチルアミノプロピル)−2−チ
オウレア、トリブチルチオウレア、N−フェニル−N′
−(3−メタアクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロ
ピル)−p−フェニレンジアミンなどがあげられる。
【0039】またこのサイドウォールゴムSg、クッシ
ョンゴムCg及びインスレーションゴムIgは、加硫後
の物性において、100%モジュラスが0.5〜2.5
MPa、JISデュロメータA硬さが65度以下である
ことが望ましい。前記各ゴムの100%モジュラスが
0.5MPa未満であると、サイドウォール部3の剛性
が不足しタイヤの操縦安定性が低下するという不具合が
あり、逆に前記100%モジュラスが2.5MPaより
も大又はJISデュロメータA硬さが65度を超える場
合、クッションゴムCgにあってはベルト層7の外端の
歪緩和性能に劣り、またサイドウォールゴムSgにあっ
てはタイヤの負荷走行時に柔軟な屈曲性能が得られない
といった傾向がある。このような観点より、前記各ゴム
材Sg、Cg、Igの100%モジュラスは、より好ま
しくは0.5〜2.0MPa、さらに好ましくは0.7
〜2.0MPaとし、好ましくはJISデュロメータA
硬さを40〜65度、より好ましくは50〜62度とす
ることが望ましい。表1には、このようなゴム配合の好
適な配合例を示す。
【0040】
【表1】
【0041】従来の一般的な空気入りタイヤでは、トレ
ッドゴムTg、アンダートレッドゴムUg、インナーラ
イナゴムLg、インスレーションゴムIg、クリンチゴ
ムBg、クッションゴムCg、サイドウォールゴムS
g、ビードエーペックスゴム8はそれぞれ異なるゴム材
が用いられていたため、合計8種類のゴム材をそれぞれ
の横断面形状を有する押出機等で押し出し成型してい
た。これに対して本実施形態の空気入りタイヤでは、ビ
ードエーペックスゴムを除いた各ゴム材をゴムストリッ
プ11を巻き重ねた積層体13を用いているため、押出
機の設置台数を減じ、しかも生産ラインを小規模で構成
できる。また積層体の形状はゴムストリップ11の巻き
重ね位置などを種々変化させることにより自在に形成し
得るため、各タイヤの使用毎のゴム押出機用の口金等の
準備、交換、メンテナンス作業を不要とし、生産効率を
向上できる。
【0042】また本実施形態の空気入りタイヤ1では、
サイドウォールゴムSg、インスレーションゴムIg及
びクッションゴムCgを同一のゴム材で形成しているた
めタイヤ1本当たりに使用するゴム種類の中から2種類
を減じることができ、生産コストの低減にも役立つ。特
に1台のゴムストリップ供給機にて、サイドウォールゴ
ムSg、インスレーションゴムIg、及びクッションゴ
ムCgの各積層体を形成することが可能になる。
【0043】以上本発明の実施形態について説明した
が、前記サイドウォールゴムSgは、カーカスプライ6
Aなどをトロイド状に変形させる前に巻き付けておくこ
とも勿論可能である。またトレッドゴムTgは、押出し
成型品を用いても良いが、好ましくは、他のゴム材と同
様にゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形
成した積層体からなるものが好ましい。
【0044】
【実施例】図1、表1に示す仕様にて本発明に係る空気
入りタイヤ(実施例)を試作し、耐久性、生カバーの成
型時間、タイヤコストについて評価を行った。またイン
ナーライナゴム、クッションゴム、サイドウォールゴム
を押出機で押し出し成型された押出し品を用いて形成し
たインスレーションゴムを有しない従来タイヤ(従来
例)についても併せて試作を行い、性能を比較した。耐
久性については、以下の条件でドラム耐久テストを行な
いタイヤが破壊するまでの走行時間を測定するととも
に、従来例を100とする指数で評価し数値が大きいほ
ど良好である。 荷重 6.96(kN) 内圧 190(kPa) 速度 80(km/h) ドラム直径 1.7076(m) また生カバーの成型時間は、タイヤ1本当たりの生カバ
ーの成型時間を測定し、従来例を100とする指数で評
価しており、数値が小さいほど良好である。またタイヤ
コストについては、タイヤ1本当たりの生産コストを従
来例を100とする指数で評価した、数値が小さいほど
良好であることを示す。テストの結果は、次の通りであ
る。
【0045】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明で
は、サイドウォールゴム、及びインナーライナゴムが、
未加硫ゴムからなる長尺なゴムストリップを螺旋状に巻
回して積層した積層体を用いて形成される。これによ
り、サイドウォールゴム、インナーライナゴムの断面形
状が異なる場合であっても、ゴムストリップの巻き付け
位置などを変えることにより自在に対応でき、各ゴムを
押出機、カレンダー等で形成した押出し品から形成する
タイヤに比して、生産性を大幅に向上しうる。
【0046】また請求項2記載の発明では、前記カーカ
スと前記インナーライナゴムとの間には、前記ベルト層
のタイヤ軸方向の外端近傍からタイヤ半径方向内側にの
び少なくともタイヤ断面最大巾位置を内側に超えた位置
で終端するインスレーションゴムが配されることによ
り、例えばカーカスとインナーライナゴムとの接着性を
向上するのに役立つ。またこのインスレーションゴム
を、サイドウォールゴムと同一のゴム材から形成するこ
とによりタイヤに用いるゴム種を削減でき、生産コスト
を低減するのに役立つ。またインスレーションゴムを前
記積層体を用いて形成しているため、さらに生産性を向
上しうる。
【0047】また請求項3記載の発明では、ベルト層の
外端とカーカスとの間にクッションゴムを配し、かつこ
のクッションゴムが、前記サイドウォールゴムと同一の
ゴム材から形成することによりタイヤに用いるゴム種を
さらに削減でき、生産コストを低減するのに役立つ。ま
たクッションゴムをも前記積層体を用いて形成している
ため、さらに生産性を向上しうる。
【0048】また請求項4記載の発明では、前記サイド
ウォールゴムは、ゴム成分100重量部中に低粘度ポリ
ブタジエンゴムを40〜100重量部含み、かつゴム成
分100重量部に対して老化防止剤を2.5重量部以上
含むとともに、100%モジュラスが0.5〜2.5
(MPa)、JISデュロメータA硬さが65度以下で
あることにより、屈曲性、衝撃緩和性能などを確保しつ
つ、耐亀裂損傷性能などを向上できる。またゴムストリ
ップの寸法安定性をも向上でき、精度良く積層体を形成
するのにも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の空気入りタイヤを例示する正規状
態の断面図である。
【図2】(A)はゴムストリップを例示する部分斜視
図、(B)はそれを用いて形成した積層体の一例を示す
断面図である。
【図3】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【図4】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【図5】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【図6】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【図7】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【図8】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【図9】本実施形態の空気入りタイヤの製造工程を示す
断面略図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6A カーカスプライ 6a カーカスプライの本体部 6b カーカスプライの折返し部 7 ベルト層 11 ゴムストリップ 13 積層体 Sg サイドウォールゴム Lg インナーライナゴム Ig インスレーションゴム Bg クリンチゴム Cg クッションゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 9/04 B60C 9/04 Z 9/20 9/20 L 15/06 15/06 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を経てビ
    ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
    タイヤ半径方向外側かつトレッド部内方に配されたベル
    ト層とを具えた空気入りタイヤであって、 前記サイドウォール部において前記カーカスの外側に配
    されたサイドウォールゴム、及び前記カーカスのタイヤ
    内腔側に配されたインナーライナゴムが、 未加硫ゴムからなる長尺なゴムストリップを螺旋状に巻
    回して積層した積層体を用いて形成されてなる空気入り
    タイヤ。
  2. 【請求項2】前記カーカスと前記インナーライナゴムと
    の間には、前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端近傍から
    タイヤ半径方向内側にのび少なくともタイヤ断面最大巾
    位置を内側に超えた位置で終端するインスレーションゴ
    ムが配されるとともに、 このインスレーションゴムが、前記サイドウォールゴム
    と同一のゴム材からなり、しかも未加硫ゴムからなる長
    尺なゴムストリップを螺旋巻きして積層した積層体を用
    いて形成されたことを特徴とする請求項1記載の空気入
    りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記ベルト層の外端と前記カーカスとの間
    には、中間部から両側に厚さを徐々に減じることにより
    断面略端細状をなすクッションゴムが配されるととも
    に、このクッションゴムが、前記サイドウォールゴムと
    同一のゴム材からなり、しかも未加硫ゴムからなる長尺
    なゴムストリップを螺旋巻きして積層した積層体を用い
    て形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記サイドウォールゴムは、ゴム成分10
    0重量部中に低粘度ポリブタジエンゴムを40〜100
    重量部含み、かつゴム成分100重量部に対して老化防
    止剤を2.5重量部以上含むとともに、 100%モジュラスが0.5〜2.5(MPa)、JI
    SデュロメータA硬さが65度以下であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】前記ビード部には、ビード底面をなすクリ
    ンチ基部と、そのタイヤ軸方向の外端からタイヤ半径方
    向外側にのび前記サイドウォールゴムの内端に連なるク
    リンチ外側部と、前記クリンチ基部のタイヤ軸方向内端
    であるビードトウから前記インナーライナゴムの内側を
    タイヤ半径方向外側に小高さでのびるクリンチ内側部と
    を一体に有するクリンチゴムが配され、 このクリンチゴムが、未加硫ゴムからなる長尺なゴムス
    トリップを螺旋巻きして積層した積層体を用いて形成さ
    れたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    空気入りタイヤ。
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