JP2011031582A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011031582A
JP2011031582A JP2009182704A JP2009182704A JP2011031582A JP 2011031582 A JP2011031582 A JP 2011031582A JP 2009182704 A JP2009182704 A JP 2009182704A JP 2009182704 A JP2009182704 A JP 2009182704A JP 2011031582 A JP2011031582 A JP 2011031582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
rubber strip
rubber layer
layer
overlap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009182704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5452123B2 (ja
Inventor
Ryo Nakamae
亮 中前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2009182704A priority Critical patent/JP5452123B2/ja
Publication of JP2011031582A publication Critical patent/JP2011031582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5452123B2 publication Critical patent/JP5452123B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】加硫不良の発生を抑制しうる空気入りタイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】第1のゴムストリップを、その側縁14Sが互いに重なるように成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることで、第1のゴムストリップが重なった重なり部14aと、第1のゴムストリップが重ならない非重なり部14bとが並ぶ第1のゴム層12を形成する工程と、前記第1のゴム層12の外側に、第2のゴムストリップを、その側縁15Sが互いに重なるように成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることで、第2のゴム層13を形成する工程とを含む。第2のゴム層13を形成する工程は、第2のゴムストリップが重なった重なり部15aを第1のゴム層の非重なり部14bの外側に形成しかつ、第2のゴムストリップが重ならない非重なり部15bを第1のゴム層12の重なり部14aの半径方向外側に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるストリップワインド工法で形成された2種類のゴム層を貼り合わせたゴム部材を有する空気入りタイヤの製造方法に関し、詳しくは該ゴム部材でのベア等の加硫不良の発生を抑制し得る空気入りタイヤの製造方法に関する。
近年、図6(A)に示されるように、円筒状の成形ドラムd上に、リボン状をなす未加硫のゴムストリップsを、その側縁が互いに重なるように軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねて、サイドウォールゴムやインナーライナーゴム等のタイヤ用のゴム部材eを形成するいわゆるストリップワインド工法が採用されている(例えば、下記特許文献1ないし2参照)。なお、図6(a)のゴム部材eは、第1のゴムストリップs1からなる第1のゴム層e1と、その外側に貼り付けられかつ第1のゴムストリップs1とは配合が異なる第2のゴムストリップs2からなる第2のゴム層e2とから構成されている。
特開2007−168189号公報 特開2007−276268号公報
ところで、上述のゴム部材は、第1のゴム層e1において、第1のゴムストリップs1が互いに重なった重なり部bと、第1のゴムストリップs1が重ならない非重なり部cとが軸方向に交互に並んで形成される。第2のゴム層e2についても、同様に、第2のゴムストリップs2が互いに重なった重なり部bと、第2のゴムストリップs2が重ならない非重なり部cとが軸方向に交互に並んで形成される。
しかしながら、第1のゴム層e1と第2のゴム層e2とにおいて、重なり部b、b同士が半径方向に重ねられると、ゴム部材eの表面が凹凸化するという問題がある。このようなゴム部材eは、例えば図6(B)に示されるように、他のタイヤ構成部材fと貼り合わされたときに、空気Kが閉じ込められ易く、加硫不良を生じ、完成したタイヤの耐久性や強度が悪化するという問題がある。又は、図6(B)に示されるように、うまく空気を排出させたとしても、ゴム部材eの表面が凹凸化し、タイヤの外観を悪化させるという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、第1のゴム層と、第2のゴム層とにおいて、ゴムストリップの重なり部及び非重なり部を最適位置に形成することを基本として、ゴム部材の表面を平坦化し、空気の閉じ込みなどを効果的に防止して加硫不良を抑制可能な空気入りタイヤの製造方法を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、第1の配合からなる第1のゴム層と、第1の配合とは異なる第2の配合からなる第2のゴム層とを貼り合わせたゴム部材を有する空気入りタイヤの製造方法であって、前記第1の配合からなる第1のゴムストリップを、その側縁が互いに重なるように円筒状の成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることにより、第1のゴムストリップが重なった重なり部と、第1のゴムストリップが重ならない非重なり部とが軸方向に並ぶ前記第1のゴム層を形成する工程と、前記第1のゴム層の外側に、第2の配合からなる第2のゴムストリップを、その側縁が互いに重なるように成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることにより、第2のゴム層を形成する工程とを含み、かつ前記第2のゴム層を形成する工程は、第2のゴムストリップが重なった重なり部を前記第1のゴム層の非重なり部の半径方向外側に形成するとともに、第2のゴムストリップが重ならない非重なり部を前記第1のゴム層の重なり部の半径方向外側に形成することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項2記載の発明は、前記第1のゴム層は、空気入りタイヤのインナーライナー層であり、かつ、前記第2のゴム層は、前記インナーライナーのタイヤ外側に配される良粘着性ゴムからなるタイガム層である請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項3記載の発明は、前記第1のゴムストリップ及び第2のゴムストリップは、同一かつ一定の巻付けピッチで巻き付けられる請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項4記載の発明は、前記第1のゴムストリップの巻付けピッチは、該第1のゴムストリップの幅の0.5〜0.8倍である請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法である。
請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法は、第1のゴム層の外側に、第2の配合からなる第2のゴムストリップを、その側縁が互いに重なるように成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ね、第2のゴムストリップが重なった重なり部を第1のゴム層の非重なり部の半径方向外側に形成するとともに、第2のゴムストリップが重ならない非重なり部を第1のゴム層の重なり部の半径方向外側に形成する。これにより、ゴム層の厚さを均一化することができ、加硫成形時に生じる残留空気を抑制することができる。このため、加硫不良が抑制される。また、この製造方法で製造された空気入りタイヤは、強度や耐久性を確保することができる。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤの右半分断面図である。 図1のサイドウォール部を拡大して示す部分拡大図である。 (A)及び(B)は、ゴム部材の成形工程を説明するための断面図である。 (A)、(B)は、第1及び第2のゴムストリップの一例を示す斜視図である。 他の実施形態を説明する図である。 (A)乃至(C)は、従来の技術を説明するゴム層の断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤの製造方法により製造される空気入りタイヤ1は、例えば、乗用車用ラジアルタイヤであって、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るトロイド状のカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7と、タイヤ半径方向の最も内側に配され、かつ空気非透過性能を有するインナーライナー層10と、該インナーライナー層10と前記カーカス6との間に配される良粘着性のゴム組成物からなるタイガム層11を含んで構成される。なお、タイガム層11は、好ましくはバットレス部領域に少なくとも配されているのが望ましい。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して例えば75〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aからなり、その両端部は前記ビードコア5の周りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されて係止される。前記カーカスコードとしては、例えばナイロン、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが好適に使用される。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば15〜35°以下の角度で配列された2枚のベルトプライ7A、7Bを前記ベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わせて構成される。前記ベルトコードとしては、高弾性コード、とりわけスチールコードが望ましい。
また、前記サイドウォール部3のカーカス6の外側にはサイドウォールゴム3Gが、ビード部4のカーカス6の外側にはサイドウォールゴム3Gのタイヤ半径方向内端に接続されたビードゴム4G(クリンチゴムとも呼ばれる。)がそれぞれ配されている。さらに、前記トレッド部2には、ベルト層7のタイヤ半径方向外側にトレッドゴム2Gが配されている。
本発明は、第1の配合からなる第1のゴム層12と、第1の配合とは異なる第2の配合からなる第2のゴム層13とを貼り合わせたゴム部材20を有する空気入りタイヤの製造方法である。本実施形態では、第1のゴム層12が前記インナーライナー層10であり、かつ、前記第2のゴム層13が前記タイガム層11である場合が示される。以下、このようなゴム部材20の成型工程について具体的に述べる。
本実施形態では、先ず、図3(A)に示されるように、第1のゴム層12を形成する第1工程が行われる。該第1工程では、第1の配合からなる第1のゴムストリップ14を、その側縁14Sが互いに重なるように円筒状の成形ドラムdの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることにより行われる。
具体的には、図示しないアプリケータ等から連続して供給される第1のゴムストリップ14の巻付け始端14Xを成形ドラムd上に止着した後、成形ドラムdを一定速度で回転させるとともに、前記アプリケータを成形ドラムdの軸方向に所定の一定速度で移動させる。これにより、本工程では、第1のゴムストリップ14が一定の巻付けピッチP1で巻き付けられるとともに、第1のゴムストリップ14が互いに重なった重なり部14aと、第1のゴムストリップ14が重ならない非重なり部14bとが軸方向に交互に並ぶ第1のゴム層12(即ち、インナーライナー層10)が形成される。なお、本実施形態では、第1のゴム層12は、第1のゴムストリップ14の1回巻きで形成されている。
前記第1のゴムストリップ14は、例えば図4(A)に示されるように、未加硫かつ厚さt1に比して幅W1が大きい断面矩形のリボン状で形成される。第1のゴムストリップ14の幅W1及び厚さt1は、特に限定されないが、幅W1は5〜50mm及び厚さt1は0.5〜3mm程度が望ましい。前記幅W1が5mm未満の場合又は厚さt1が0.5mm未満の場合、螺旋状に巻き付ける際に破断し易くなる他、巻回数が著しく増加して生産性が低下するおそれがある。逆に、前記幅W1が50mmを超える場合又は厚さt1が3mmを超える場合、螺旋状に巻き重ねて正確な断面形状を作るのが困難な傾向がある。なお、前記「未加硫」とは、加硫が完全に終わっていないゴムの状態を指す。従って、予備加硫されているに過ぎないゴムは、未加硫のゴムに含まれる。
また、本実施形態の第1のゴムストリップ14は、インナーライナー層10を形成するために、空気非透過性に優れたブチルゴム又はブチル系のゴム配合が採用される。
次に、図3(B)に示されるように、第1のゴム層12の外側に、第2のゴム層13を形成する第2工程が行われる。この第2工程では、第1のゴム層12の外側に、第1の配合とは異なる第2の配合からなる第2のゴムストリップ15を、その側縁15Sが互いに重なるように、成形ドラムdの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることで第2のゴム層13を形成する。なお図4(B)には、前記第2のゴムストリップ15が示される。
具体的には、図示しないアプリケータ等から連続して供給される第2のゴムストリップ15の巻付け始端15Xを、例えば第1のゴム層12の外面に止着した後、成形ドラムdを一定速度で回転させるとともに、前記アプリケータを成形ドラムdの軸方向に所定の一定速度で移動させる。これにより、本工程では、第2のゴムストリップ15が一定の巻付けピッチP2で巻き付けられるとともに、第2のゴムストリップ15が互いに重なった重なり部15aと、第2のゴムストリップ15が互いに重ならない非重なり部15bとが軸方向に交互に並ぶ第2のゴム層13(即ち、タイガム層11)が形成される。なお、本実施形態の第2のゴム層13も、第1のゴム層12と同様、第2のゴムストリップ15の1回巻きで形成されている。
前記第2のゴムストリップ15の幅W2及び厚さt2は、第1のゴムストリップと同様の理由により、前記幅W1及び厚さt1と同様の範囲で設定されるのが好ましい。なお、本実施形態では、第2のゴムストリップ15は、第1のゴムストリップ14と実質的に同一の幅及び厚さで形成されているが、このような態様に限定されるものではない。また、本実施形態の第2のゴムストリップ14は、タイガム層11を形成するために、粘着性に優れた例えば天然ゴムリッチのゴム配合が採用される。
さらに、第2工程では、第2のゴム層13の重なり部15aを、第1のゴム層12の非重なり部14bの半径方向外側に形成するとともに、第2のゴム層13の非重なり部15bを第1のゴム層12の重なり部14aの半径方向外側に形成する。これにより、図3(B)から明らかなように、第1のゴム層12と第2のゴム層13とが貼り合わされたゴム部材20の外表面は、実質的に平坦化される。
しかる後、このゴム部材20の外側に、例えばシート状のカーカスプライ6Aが巻き付けられ、カーカスプライ6Aを折り返した後、慣例に従い、シェーピング工程、加硫工程を経て空気入りタイヤ1が製造される。このような方法を採用することにより、ゴム部材20間はもとより、ゴム部材20とカーカスプライ6Aとの間に大きな空気の閉じ込みを防止しうる生カバーを得ることができ、加硫時のベア等の不良発生を抑制することができる。
また、第1のゴム層12と第2のゴム層13との界面が、ラック歯車のような矩形波状をなすことにより、両ゴム層12、13間に物理的な噛み合い結合が生じ、耐剥離性能を高めるのにも役立つ。さらに、ゴム部材20の厚さが均一化するため、タイヤ加硫成形後、インナーライナー層10の表面が凹凸化するのを防ぎ、タイヤの外観を向上させることもできる。
図3の実施形態では、前記第1のゴムストリップ14及び第2のゴムストリップ15は、例えば、同一かつ一定の巻付けピッチP1、P2で巻き付けられている(P1=P2=一定)。これによって、例えば、第1のゴムストリップ14の巻き付けを一旦途中で停止させ、第2のゴムストリップ15の巻付け始端15Xを第1のゴムストリップ14上に止着した後、両アプリケータの移動速度を同期させる同時巻きを行うことができ、生産性を向上させることができる。
また、第1のゴムストリップ14の巻付けピッチP1は、小さすぎると、非重なり部14bの領域も小さくなり、この結果、第2のゴムストリップ15の重なり部14aを正確に非重なり部14bの外側に重ねて形成するのが困難になる傾向がある。このような観点より、前記巻付けピッチP1は、好ましくは第1のゴムストリップ14の幅W1の0.5倍以上、より好ましくは0.6倍以上が望ましく、その上限は重ね巻きより1.0倍未満とする。上記の実施形態では、第1及び第2のゴムストリップ14、15の巻付けピッチP1、P2は、いずれも約0.66倍とされている。
図3の実施形態の場合、第1のゴムストリップ14及び第2のゴムストリップ15の断面積が同一の場合、第1のゴム層12及び第2のゴム層13は、単位軸方向長さ当たり実質的に同一のゴム容積で形成できる。
図5には、本発明の他の実施形態が示される。この実施形態では、第1のゴムストリップ14の巻付けピッチP1と、第2のゴムストリップ15の巻付けピッチP2とが異なる態様を示す。本実施形態では、P1>P2に設定されている。この実施形態では、第1のゴムストリップ14及び第2のゴムストリップ15の断面積が同一の場合、単位軸方向長さ当たり、第2のゴム層13のゴム容積を、第1のゴム層12のゴム容積よりも大きくできる。従って、例えば、タイガム層11のゴムボリュームを増加させ、耐久性を図るのに有効となる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。例えば、サイドウォールゴム3G、ビードゴム4G及び/又はトレッドゴム2Gが2種のゴム配合で構成される場合、本発明は、これらのゴム部材にも適用することができる。
本発明の効果を確認するため、サイズ215/45R17の乗用車用ラジアルタイヤを表1の仕様に基づき試作し、ベアの発生の有無及び美観性がテストされた。第1のゴム層はインナーライナー層として、また第2のゴム層はタイガム層としてそれぞれ採用された。また、第1のゴムストリップ及び第2のゴムストリップの幅は23mm、厚さは1.1mmで同一とした。
ベアの発生の有無については、各条件でタイヤを1000本加硫成形し、ベアが発生した本数を計測した。また、美観性のテストは、タイヤ内腔面をなすインナーライナー層の平滑状態が、一般のユーザー10人の官能により評価(n=10の平均値)された。結果は最高の評価を得た実施例を100とする評点で示す。
テストの結果を表1に示す。
Figure 2011031582
テストの結果、重なり部と非重なり部とをタイヤ半径方向に形成させることで、ベアの発生を抑制し、かつ、良好な外観を呈することが確認できた。
1 空気入りタイヤ
12 第1のゴム層
13 第2のゴム層
14 第1のゴムストリップ
14a 第1のゴムストリップの重なり部
14b 第1のゴムストリップの非重なり部
14S 第1のゴムストリップの側縁
15 第2のゴムストリップ
15a 第2のゴムストリップの重なり部
15b 第2のゴムストリップの非重なり部
15S 第2のゴムストリップの側縁
20 ゴム部材
d 成形ドラム

Claims (4)

  1. 第1の配合からなる第1のゴム層と、第1の配合とは異なる第2の配合からなる第2のゴム層とを貼り合わせたゴム部材を有する空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記第1の配合からなる第1のゴムストリップを、その側縁が互いに重なるように円筒状の成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることにより、第1のゴムストリップが重なった重なり部と、第1のゴムストリップが重ならない非重なり部とが軸方向に並ぶ前記第1のゴム層を形成する工程と、
    前記第1のゴム層の外側に、第2の配合からなる第2のゴムストリップを、その側縁が互いに重なるように成形ドラムの軸方向の一方側から他方側に螺旋状に巻き重ねることにより、第2のゴム層を形成する工程とを含み、かつ
    前記第2のゴム層を形成する工程は、第2のゴムストリップが重なった重なり部を前記第1のゴム層の非重なり部の半径方向外側に形成するとともに、第2のゴムストリップが重ならない非重なり部を前記第1のゴム層の重なり部の半径方向外側に形成することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記第1のゴム層は、空気入りタイヤのインナーライナー層であり、かつ、前記第2のゴム層は、前記インナーライナーのタイヤ外側に配される良粘着性ゴムからなるタイガム層である請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記第1のゴムストリップ及び第2のゴムストリップは、同一かつ一定の巻付けピッチで巻き付けられる請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記第1のゴムストリップの巻付けピッチは、該第1のゴムストリップの幅の0.5〜0.8倍である請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法。
JP2009182704A 2009-08-05 2009-08-05 空気入りタイヤの製造方法 Active JP5452123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009182704A JP5452123B2 (ja) 2009-08-05 2009-08-05 空気入りタイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009182704A JP5452123B2 (ja) 2009-08-05 2009-08-05 空気入りタイヤの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011031582A true JP2011031582A (ja) 2011-02-17
JP5452123B2 JP5452123B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=43761132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009182704A Active JP5452123B2 (ja) 2009-08-05 2009-08-05 空気入りタイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5452123B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002719A1 (ja) * 2012-06-25 2014-01-03 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
EP2985136A1 (en) 2014-08-12 2016-02-17 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method for manufacturing pneumatic tires

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160508A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2006062196A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム部材の製造方法及び空気入りタイヤ
JP2006069297A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ、及びその製造方法
JP2007176088A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム部材の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160508A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2006062196A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム部材の製造方法及び空気入りタイヤ
JP2006069297A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ、及びその製造方法
JP2007176088A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム部材の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002719A1 (ja) * 2012-06-25 2014-01-03 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2014004929A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
EP2985136A1 (en) 2014-08-12 2016-02-17 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method for manufacturing pneumatic tires
US20160046093A1 (en) * 2014-08-12 2016-02-18 Sumitomo Rubber Industries Ltd. Method for manufacturing pneumatic tire
JP2016040102A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤの製造方法
CN106182848A (zh) * 2014-08-12 2016-12-07 住友橡胶工业株式会社 充气轮胎的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5452123B2 (ja) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4392400B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5080871B2 (ja) 空気入りタイヤ、及びその製造方法
JP2006160236A (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2006051711A (ja) タイヤ用ゴム部材の製造方法。
JP2007069408A (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
JP2005225278A (ja) 空気入りタイヤ
JP4532552B2 (ja) タイヤ用インナーライナー部材の製造方法及び装置、並びにインナーライナーを有するタイヤ
JP2018099850A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP4335278B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ
JP2012086534A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP5452123B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP5987324B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010285106A (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2004098826A (ja) 空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法
JP6306975B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP5715597B2 (ja) 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
JP6177219B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法および空気入りタイヤ
JP6177220B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法および空気入りタイヤ
JP2006247929A (ja) ランフラットタイヤの製造方法
JP2005335081A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2011020350A (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
JP6484107B2 (ja) 生タイヤの形成方法
JP2011025807A (ja) 空気入りタイヤ、及び空気入りタイヤの製造方法
KR100926626B1 (ko) 바디플라이 성형 방법 및 그를 적용한 공기입 타이어
JP2006168329A (ja) タイヤ用ゴム部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5452123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250