JP2006168329A - タイヤ用ゴム部材の製造方法 - Google Patents

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【課題】 ゴムストリップを厚肉化した場合にも、ゴムストリップ間の段差を低減でき、ユニフォミティーやタイヤ品質の低下、及びタイヤ外観の悪化等を抑制する。
【解決手段】 ゴムストリップ10の断面形状を、ストリップ巾Wをなす底辺11と、この底辺11の一端P1からのびかつ底辺11との間の角度αを45°より大かつ80°以下とした第1の斜辺12と、前記底辺11の他端P2からのびかつ底辺11との間の角度βを45°より大かつ80°以下又は100°以上かつ135°より小とした第2の斜辺13とを有する台形形状又は平行四辺形形状とする。底辺の長さL0は5〜50mm、厚さTは0.2〜5.0mmとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ゴムストリップを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けることによりタイヤ用ゴム部材を形成するタイヤ用ゴム部材の製造方法に関する。
空気入りタイヤでは、各部位における要求特性が異なるため、例えばトレッドゴム、サイドウォールゴム、クリンチゴム、ブレーカクッションゴム、インナーライナゴムなど、配合及び断面形状を違えた種々のゴム部材から構成されている。そして従来、このゴム部材には、それぞれゴム押出機等によって押出成形された所望断面形状の成形体が使用され、この成形体を生タイヤ成形工程において成形ドラム上等で一周巻きすることにより各ゴム部材が形成される。
これに対して近年、図7(A)に例示するように、ゴムストリップaを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けることにより、所望の断面形状に近いストリップ巻付け体bをゴム部材cとして成形ドラム上等に直接形成する所謂ストリップワインド方式が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。同図には、ゴム部材cがサイドウォールゴムである場合を例示している。この方式では、大型のゴム押出機が不要となり、かつゴム部材用の成形体を中間在庫として保管する必要がなくなるため、省スペース化を図ることができるなど、多品種少量生産の傾向が強いタイヤにとって大きなメリットを具えている。
特開平2000−94542号公報 特開平2002−160508号公報 特開平2002−79590号公報
前記ストリップワインド方式では、巻き付けに要する時間が長くなるため、生産性の向上を図るために、厚いゴムストリップaを使用し、巻き付け回数を減じることが望まれている。しかしゴムストリップaの厚肉化は、図7(B)に拡大して示すように、ゴム部材cの表面で生じるゴムストリップa、a間の段差kを増大させるという結果を招く。そして前記段差kの増大は、このゴム部材cと隣接する他のゴム部材cとの間、加硫金型との間、及びブラダーとの間等にエアー残り生じせしめ、ユニフォミティーやタイヤ品質の低下原因となる。又タイヤ表面に傷となって残存し、タイヤ外観を悪化させる原因ともなる。
そこで本発明は、ゴムストリップとして、底辺をストリップ巾とした台形形状又は平行四辺形形状のものを使用することを基本として、ゴムストリップを厚肉化した場合にも、ゴムストリップ間の段差を低減でき、ユニフォミティーやタイヤ品質の低下、タイヤ外観の悪化等を抑制しうるタイヤ用ゴム部材の製造方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、ゴムストリップを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けることにより前記ゴムストリップが重置されたタイヤ用ゴム部材を形成するタイヤ用ゴム部材の製造方法であって、
前記ゴムストリップは、その断面形状が、ストリップ巾をなす底辺と、この底辺の一端からのびかつ底辺との間で前記ゴムストリップを挟む角度αを45°より大かつ80°以下とした第1の斜辺と、前記底辺の他端からのびかつ底辺との間で前記ゴムストリップを挟む角度βを45°より大かつ80°以下又は100°以上かつ135°より小とした第2の斜辺とを有する台形形状又は平行四辺形形状をなし、しかも前記底辺の長さL0を5mm以上かつ50mm以下、厚さTを0.2mm以上かつ5.0mm以下としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記ゴムストリップは、前記台形形状又は平行四辺形形状の各コーナが、半径0.2mm以上かつ1.0mm以下の円弧で形成されたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記ゴムストリップは、第1の斜辺側と第2の斜辺側とが互いに重なり合い、かつその重なり部分の前記底辺に沿う巾Wjを前記第1の斜辺と第2の斜辺との前記底辺に沿う各長さLa、Lbの平均値Lの0.8倍以上かつ1.2倍以下とした端部重なり部分を含んで巻き付けられることを特徴としている。
又請求項4の発明では、タイヤ用ゴム部材は、断面形状が台形形状をなし、かつ前記底辺が半径方向内向きの第1のゴムストリップと、前記底辺が半径方向外向きの第2のゴムストリップとからなり、
前記第1のゴムストリップを、隣り合う第1のゴムストリップとの間に隙間部を有して螺旋状に巻回するとともに、前記第2のゴムストリップを、前記隙間部内に配しながら螺旋状に巻回したことを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、ゴムストリップを厚肉化した場合にも、ゴムストリップ間の段差を低減でき、ユニフォミティーやタイヤ品質の低下、及びタイヤ外観の悪化等を抑制することができる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明の製造方法によって製造されたタイヤ用ゴム部材を用いて加硫成形された空気入りタイヤの一例を示す断面図である。
図1において、空気入りタイヤ1は、ゴム配合を違えた複数種のタイヤ用ゴム部材G、及びタイヤの骨格をなすカーカス6とその半径方向外側に配されるベルト7とを含むコード補強層を具えて形成される。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば70°以上かつ90°以下の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aからなる。このカーカスプライ6Aは、本例では、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りで折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。
又前記ベルト7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10°以上かつ35°以下の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bからなり、ベルトコードがプライ間交互で交差することにより、ベルト剛性を高めトレッド部2を強固に補強する。なおベルト7の外側には、高速走行性能を高めることを主目的として、バンドコードをタイヤ周方向に沿って配列させたバンド9を設けることができる。
次に、前記タイヤ用ゴム部材Gとしては、前記トレッド部2に配され接地面をなすトレッドゴムG1と、前記サイドウォール部3に配されタイヤ外側面をなすサイドウォールゴムG2と、前記カーカス6の内側に配されタイヤ内腔面をなすインナーライナゴムG3と、前記ビード部4に配されリムずれを防止するクリンチゴムG4と、前記ベルト7の両端かつカーカス6との間に配されてベルト外端を保護するベルトクッションゴムG5と、前記ビードコア5から半径方向外方にのびるビードエーペックスゴムG6とを含むことができる。
そして、前記タイヤ用ゴム部材G1〜G6のうちの少なくとも一つを、ストリップワインド方式によって形成している。すなわち図2に誇張して示すように、未加硫のゴムストリップ10を、周方向かつ螺旋状に順次重ねて巻き付けることにより、このゴムストリップ10の巻き付け体としてタイヤ用ゴム部材Gを形成している。なお図2には、フォーマDの外周面にゴムストリップ10を巻き付けてサイドウォールゴムG2を形成した場合を例示している。
このとき本発明では、タイヤのユニフォミティーやタイヤ品質の低下、及びタイヤ外観の悪化等を抑えるために、図3(A)、(B)に示すように、前記ゴムストリップ10を、断面台形形状又は平行四辺形形状で形成している。
詳しくは、ゴムストリップ10として、その断面形状が、ストリップ巾Wをなす底辺11と、この底辺11の一端P1からのびかつ底辺11との間で前記ゴムストリップ10を挟む角度αを45°より大かつ80°以下とした第1の斜辺12と、前記底辺11の他端P2からのびかつ底辺11との間で前記ゴムストリップ10を挟む角度βを45°より大かつ80°以下とした第2の斜辺13とを有する台形形状のゴムストリップ10A、もしくは、前記角度αを45°より大かつ80°以下、かつ前記角度βを100°以上かつ135°より小とした平行四辺形形状のゴムストリップ10Bが採用される。なおゴムストリップ10A,10Bは、何れもその底辺11の長さL0(ストリップ巾Wに相当)が5mm以上かつ50mm以下の範囲、かつ厚さTが0.2mm以上かつ5.0mm以下の範囲に設定される。
そして、前記作用効果を最も有効に発揮させるために、好ましくは、ゴムストリップ10の巻き付けの際、図4に示すように、その第1の斜辺12側と第2の斜辺13側とを重ね合わすとともに、その重なり部分Jの前記底辺11に沿う巾Wjを、前記第1の斜辺12と第2の斜辺13との前記底辺11に沿う各長さLa、Lb(図3に示す)の平均値Lの0.8倍以上かつ1.2倍以下とした端部重なり部分Jaを含んで巻き付ける。L=(La+Lb)/2である。このような巻き付けは、タイヤ用ゴム部材をシート状に形成するのに役立ち、例えばインナーライナゴムG3、サイドウォールゴムG2の主要部分、トレッドゴムG1のベース部分G1A等の形成に有効である。
ここで、前記端部重なり部分Jaでは、ゴムストリップ10が台形形状の場合、図4(A)の如く、先に巻き付けられたゴムストリップ10Aの第2の斜辺13側の剣先部Ebにより、後に巻き付けられるゴムストリップ10Aの第1の斜辺12側の剣先部Eaが変形しながら接合され、タイヤ用ゴム部材Gの輪郭形状を円滑化しうる。その結果、段差や隙間の発生を抑制でき、タイヤのユニフォミティーやタイヤ品質の低下、及びタイヤ外観の悪化等を抑えることが可能となる。又、ゴムストリップ10が平行四辺形形状の場合にも、図4(B)の如く、先に巻き付けられたゴムストリップ10Bの第2の斜辺13側の剣先部Ebと、後に巻き付けられるゴムストリップ10Bの第1の斜辺12側の剣先部Eaとの双方が変形しながら接合するため、同様に、段差や隙間の発生を抑制できる。
このような作用効果は、ゴムストリップ10を厚肉化した場合にも発揮することが可能であり、従って前記厚さTの上限を従来より大な5.0mmまで引き上げることができる。
なお、前記端部重なり部分Jaの巾Wjが、前記平均値Lの0.8倍未満では、隙間が大かつ接合強度が損なわれる傾向となり、逆に1.2倍を越えると段差の増大を招く。又台形形状の場合、前記角度α、βが80°より大では剣先部Ea、Ebが変形しにくく、段差や隙間の発生抑制を難しくするとともに、重なり部分Jaの巾Wjを充分確保することができなくなる。逆に角度α、βが45°以下では、剣先部Ea,Ebが変形し易く、ゴムストリップ10の押出し形成、及び搬送、巻き付けに際しての取り扱いが難しくなり、生産効率が歩留の低下を招く。又平行四辺形形状の場合、前記角度αが80°より大、及び角度βが100°以下では剣先部Ea、Ebが変形しにくく、段差や隙間の発生抑制を難しくするとともに、重なり部分Jaの巾Wjを充分確保することができなくなる。逆に角度αが45°以下、及び角度βが135°以上では、剣先部Ea,Ebが変形し易く、台形形状の場合と同様、生産効率や歩留の低下を招く。又前記角度βは、台形形状の場合、前記角度αは、その下限値を47.5°以上さらには50°以上とするのが良く、又上限値を75°以下さらには70°以下とするのが良い。又平行四辺形形状の場合、その下限値を105°以上さらには110°以上とするのが良く、又上限値を132.5°以下さらには130°以下とするのが良い。又ゴムストリップ10の形成、搬送、巻き付けに際しての変形を抑制するため、前記ゴムストリップ10における、前記剣先部Ea、Ebの先端を、半径0.2〜1.0mmの円弧で形成するのが好ましい。なお剣先部Ea、Ebが45°以下と鋭角な場合、前記円弧が出し難く、又円弧形状が不安定となるとともに、剣先部分Ea、Eb自体が変形しやすいため、先端を円弧としても、変形抑制効果が十分発揮されない。
又本発明では、図5(A)、(B)に示すように、巾Wjを平均値Lの1.2倍より大とし、底辺11と上辺14とを重ね合わせた底上重なり部分Jbを有してゴムストリップ10を巻き付けることができる。係る場合にも、タイヤ用ゴム部材Gの輪郭形状は滑らかとなり、段差や隙間の発生を抑制することができる。
又図6に、ゴムストリップ10の巻付け方法の他の実施例を例示する。この巻付け方法では、断面形状が台形形状をなし、かつ前記底辺11が半径方向内向きの第1のゴムストリップ10A1と、前記底辺11が半径方向外向きの第2のゴムストリップ10A2との2種類のものを使用する。そして、第1のゴムストリップ10A1を、隣り合う第1のゴムストリップ10A1との間に隙間部20を有して螺旋状に巻回するとともに、前記第2のゴムストリップ10A2を、前記隙間部20内に配しながら螺旋状に巻回する。この巻付け方法では、剣先部Ea,Ebが変形することなく第2のゴムストリップ10A2が隙間部20内に填り合うため接合が容易である。又各ゴムストリップ10A1、10A2における巻き始め位置の周方向の位相を違えることにより、2本同時に巻き付けることが可能となり、巻き付け時間を短縮し生産性を高めることも可能となる。
なお本発明においては、図示しないが、サイドウォールゴムG2以外の例えばトレッドゴムG1、インナーライナゴムG3、クリンチゴムG4、ベルトクッションゴムG5、ビードエーペックスゴムG6等の種々のタイヤ用ゴム部材Gを、前記ゴムストリップ10の巻き付けにより形成することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
表1の仕様のゴムストリップを用いてサイドウォールゴムを形成した空気入りタイヤ(タイヤサイズ215/45ZR17)を試作するとともに、ゴムストリップの取扱い性、及び各試供タイヤの外表面におけるディフェクトの発生状況を比較評価した。なおゴムストリップは、従来例としては断面矩形形状(α=β=90°)のものを使用し、実施例としては断面台形形状(α=β)のものを使用した。表1以外は、同仕様である。又表1の各欄には、上段にディフェクトの発生状況の評価、下段にゴムストリップの取扱い性の評価を記載している。
(1) ディフェクトの発生状況;
ベア等の発生が認められない、或いは小さなディフェクトが認められるが、修正不要な軽微なレベルの場合を良品、ディフェクトが大きく修正必要なレベルで有る場合を不良品とし、各100本のタイヤを試作したときの、良品率が80%以上の場合を○、80%未満かつ50%以上の場合を△、50%未満の場合を×として評価した。
(2)ゴムストリップの取扱い性;
製造工程において、従来と同様の取扱いによっても、ゴムストリップに変形を招くことなく良好にゴム部材(サイドウォールゴム)を形成しうる場合を○、取扱いに注意が必要であり生産効率に若干の影響を与える場合を△、取扱いに注意が必要であり生産効率に大きく影響を与える場合を×として評価した。
Figure 2006168329
表の如く、角度α、βを60°以下とした断面台形形状のゴムストリップを使用することにより、ゴム厚さTが増大した場合にもディフェクトの発生を抑制しうることが確認できる。特に角度α、βを45°〜80°の範囲とすることにより、高い良品率を保ちながらゴム厚さTを、2.0mm、さらには5.0mmまで高めることができ、生産性の向上を図りうることが確認できる。
本発明の製造方法によって製造されたタイヤ用ゴム部材を用いた空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 タイヤ用ゴム部材がサイドウォールゴムである場合の断面図である。 (A)、(B)は本発明に用いるゴムストリップの断面形状を示す断面図である。 (A)、(B)はゴムストリップが断面台形形状の場合、及び断面平行四辺形形状の場合における、端部重なり部分の形成過程を示す断面図である。 (A)、(B)はゴムストリップが断面台形形状の場合、及び断面平行四辺形形状の場合における、底上重なり部分を示す断面図である。 ゴムストリップの他の巻付け方法を例示する断面図である。 (A)、(B)は、従来技術の問題点を説明する線図である。
10 ゴムストリップ
10A1 第1のゴムストリップ
10A2 第2のゴムストリップ
11 底辺
12 第1の斜辺
13 第2の斜辺
20 隙間部
J 重なり部分
Ja 端部重なり部分
G タイヤ用ゴム部材
P1 一端
P2 他端
W ストリップ巾

Claims (4)

  1. ゴムストリップを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けることにより前記ゴムストリップが重置されたタイヤ用ゴム部材を形成するタイヤ用ゴム部材の製造方法であって、
    前記ゴムストリップは、その断面形状が、ストリップ巾をなす底辺と、この底辺の一端からのびかつ底辺との間で前記ゴムストリップを挟む角度αを45°より大かつ80°以下とした第1の斜辺と、前記底辺の他端からのびかつ底辺との間で前記ゴムストリップを挟む角度βを45°より大かつ80°以下又は100°以上かつ135°より小とした第2の斜辺とを有する台形形状又は平行四辺形形状をなし、しかも前記底辺の長さL0を5mm以上かつ50mm以下、厚さTを0.2mm以上かつ5.0mm以下としたことを特徴とするタイヤ用ゴム部材の製造方法。
  2. 前記ゴムストリップは、前記台形形状又は平行四辺形形状の各コーナが、半径0.2mm以上かつ1.0mm以下の円弧で形成されたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ用ゴム部材の製造方法。
  3. 前記ゴムストリップは、第1の斜辺側と第2の斜辺側とが互いに重なり合い、かつその重なり部分の前記底辺に沿う巾Wjを、前記第1の斜辺と第2の斜辺との前記底辺に沿う各長さLa、Lbの平均値Lの0.8倍以上かつ1.2倍以下とした端部重なり部分を含んで巻き付けられることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム部材の製造方法。
  4. タイヤ用ゴム部材は、断面形状が台形形状をなし、かつ前記底辺が半径方向内向きの第1のゴムストリップと、前記底辺が半径方向外向きの第2のゴムストリップとからなり、 前記第1のゴムストリップを、隣り合う第1のゴムストリップとの間に隙間部を有して螺旋状に巻回するとともに、前記第2のゴムストリップを、前記隙間部内に配しながら螺旋状に巻回したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤ用ゴム部材の製造方法。
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