JP2002160289A - ラミネートフィルムの成形装置 - Google Patents

ラミネートフィルムの成形装置

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JP2002160289A
JP2002160289A JP2000356612A JP2000356612A JP2002160289A JP 2002160289 A JP2002160289 A JP 2002160289A JP 2000356612 A JP2000356612 A JP 2000356612A JP 2000356612 A JP2000356612 A JP 2000356612A JP 2002160289 A JP2002160289 A JP 2002160289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形後における歪みの発生を抑制することがで
き、歪みに基づく不具合を防止することのできるラミネ
ートフィルムの成形装置を提供する。 【解決手段】フィルム10は、最上流側においてロール
状に巻回され、間欠的に搬送される。フィルム10の移
送経路に沿って、第1の成形装置11が設けられ、その
下流側に第2の成形装置13が設けられている。第1の
成形装置11では、常温下でフィルム10が張出成形さ
れることで予備凹部12が形成され、第2の成形装置1
3では、常温下でフィルム10が張出成形されることで
予備凹部12よりも幅広な収容部5が形成される。収容
部5は、張出部分が比較的均等に引き延ばされ、最終成
形後における残存応力が第2の成形装置13での挟持部
分、すなわち、フランジ部に集中してしまうことが起こ
りにくく、従ってフランジ部が歪み変形を起こしにく
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラミネートフィル
ムの成形装置に係り、より詳しくは、移送可能な帯状の
ラミネートフィルムに対し、所定の凹形状を有する収容
部を成形するための成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばジャムやバターといった食
品等の充填物を収容する収容部を備えた容器が知られて
いる。容器は、凹形状をなす収容部と、該収容部の上部
周縁部分に一体形成されたフランジ部とからなってい
る。収容部内には所定の充填物が収容されるとともに、
フランジ部の表面には密封用のシール部材が貼付けられ
ている。このような容器のなかでも、例えばガスバリヤ
性の必要とされる充填物が充填されるような場合には、
その素材としてアルミラミネートフィルム(以下、単に
「フィルム」と称する)が用いられる。
【0003】このような容器を製造するに際しては、所
定の成形装置が用いられる。該成形装置においては、帯
状の容器用フィルムが連続的に移送されるよう構成され
ており、移送が一旦停止された状態において、容器用フ
ィルムの成形が行われる。成形工程においては、容器用
フィルムが常温下において所謂「張出成形」と称される
成形が行われる。すなわち、容器用フィルムのうち、前
記フランジ部に相当する部位が挟持手段にて挟持された
状態で、該挟持手段にて囲まれた部分がプラグにて押圧
されて張り出される。これにより、フィルムの樹脂フィ
ルム層及びアルミ箔層が共に塑性変形し、収容部が成形
される。
【0004】その後、打抜工程においては、収容部及び
フランジ部を含むようにして収容部単位に打ち抜かれる
ことにより容器が得られる。そして、次の充填工程にお
いては、前記収容部内に充填物が充填され、さらに次の
密封工程においては、フランジ部に対し密封用シール部
材が取着される。このように、一連の工程を経ること
で、各種製品が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記成形技
術では、アルミ箔層と樹脂フィルム層とでは塑性変形の
メカニズムが異なっている。特に、樹脂フィルムにおい
ては、プラグによって張出される(延伸される)際に、
張出部分が均等に引き延ばされずに、主として挟持部分
にその引張応力が集中しやすい傾向にある。このため、
成形後における残存応力(反力)が挟持部分に集中して
しまい、フランジ部に相当する部分が経時的に歪み変形
を起こしてしまうおそれがあった。
【0006】さらに、図15(a),(b)に示すよう
に、打ち抜きを行った後の容器61に関しては、フラン
ジ部62の周りのフィルム部分(それまで引っ張ってい
た部分)が少なくなるため、応力のバランスが崩れ、さ
らにフランジ部62が大きく変形を起こしてしまうおそ
れがあった。その結果、外観品質の低下を招いたり、そ
の後の工程(充填工程、密封工程)に際して支障が生じ
たりするおそれがあった。
【0007】本発明は、上記各事情に鑑みてなされたも
のであり、成形後における歪みの発生を抑制することが
でき、歪みに基づく不具合を防止することのできるラミ
ネートフィルムの成形装置を提供することを主たる目的
の一つとしている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、
各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記
載する。
【0009】手段1.移送可能な帯状のラミネートフィ
ルムに対し、複数段階の張出成形を行うことで所定の凹
形状を有する収容部を成形するための成形装置であっ
て、後段の張出成形に際しては前段の張出成形よりも幅
広の凹形状を成形可能としたことを特徴とするラミネー
トフィルムの成形装置。
【0010】手段1によれば、移送可能な帯状のラミネ
ートフィルムに対し、張出成形が行われることで所定の
凹形状を有する収容部が成形される。かかる張出成形は
複数段階行われ、しかも、後段の張出成形に際しては前
段の張出成形よりも幅広の凹形状が成形される。このた
め、最終的に成形された収容部は、張出部分が比較的均
等に引き延ばされ、成形後における残存応力(反力)が
最終的な成形時の挟持部分に集中してしまうことが起こ
りにくい。従って、凹形状を有する収容部以外の部分が
歪み変形を起こしにくく、結果として、歪みに基づく不
具合を防止することができる。
【0011】手段2.移送可能な帯状のラミネートフィ
ルムに対し、所定の凹形状を有する収容部を成形するた
めの成形装置であって、前記ラミネートフィルムに対し
張出成形により予備凹部を成形可能な予備成形装置と、
前記予備成形装置の下流側に設けられ、前記予備凹部に
対応する部位に、該予備凹部よりも幅広の前記収容部を
張出成形により成形可能な最終成形装置とを具備するこ
とを特徴とするラミネートフィルムの成形装置。
【0012】手段2によれば、移送可能な帯状のラミネ
ートフィルムに対し、所定の凹形状を有する収容部が成
形される。かかる成形に際し、予備成形装置では、ラミ
ネートフィルムに対し張出成形により予備凹部が成形さ
れる。また、予備成形装置の下流側に設けられた最終成
形装置によって、予備凹部に対応する部位に、該予備凹
部よりも幅広の収容部が張出成形により成形される。こ
のため、最終的に成形された収容部は、張出部分が比較
的均等に引き延ばされ、最終成形後における残存応力
(反力)が最終成形時の挟持部分に集中してしまうこと
が起こりにくい。従って、凹形状を有する収容部以外の
部分が歪み変形を起こしにくく、結果として、歪みに基
づく不具合を防止することができる。
【0013】手段3.移送可能な帯状のラミネートフィ
ルムに対し、所定の凹形状を有する収容部を成形するた
めの成形装置であって、前記ラミネートフィルム面に対
し略直交方向に移動可能に設けられ、押圧方向への所定
量の移動により、前記ラミネートフィルムを張出状態と
することで予備凹部を成形するための第1プラグ、及
び、前記ラミネートフィルムのうち前記第1プラグにて
押圧される部分の周囲を環状に挟持する第1挟持手段を
備えた第1の成形装置と、前記第1の成形装置の下流側
において前記ラミネートフィルム面に対し略直交方向に
移動可能に設けられ、前記予備凹部に相対した状態下に
おける押圧方向への所定量の移動により、前記ラミネー
トフィルムを張出状態とすることで前記予備凹部よりも
幅広の収容部を成形するための第2プラグ、及び、前記
ラミネートフィルムのうち前記第2プラグにて押圧され
る部分の周囲を環状に挟持する第2挟持手段を備えた第
2の成形装置とを具備することを特徴とするラミネート
フィルムの成形装置。
【0014】手段3によれば、移送可能な帯状のラミネ
ートフィルムに対し、所定の凹形状を有する収容部が成
形される。かかる成形に際しては、まず第1の成形装置
において、予備凹部が成形される。すなわち、第1の成
形装置では、第1挟持手段にてラミネートフィルムのう
ち第1プラグの周囲部分が環状に挟持された状態で、ラ
ミネートフィルム面に対し略直交方向に移動可能に設け
られた第1プラグが、、押圧方向へ所定量移動させられ
る。これにより、ラミネートフィルムが張出状態とさ
れ、予備凹部が成形される。また、第1の成形装置の下
流側において、第2の成形装置によって収容部が成形さ
れる。すなわち、第2の成形装置では、第2挟持手段に
てラミネートフィルムのうち第2プラグにて押圧される
部分の周囲が環状に挟持された状態で、ラミネートフィ
ルム面に対し略直交方向に移動可能に設けられた第2プ
ラグが、予備凹部に相対した状態下において押圧方向へ
所定量移動させられる。これにより、ラミネートフィル
ムが張出状態とされ、予備凹部よりも幅広の収容部が成
形される。このため、最終的に成形された収容部は、張
出部分が比較的均等に引き延ばされ、最終成形後におけ
る残存応力(反力)が第2挟持手段での挟持部分に集中
してしまうことが起こりにくい。従って、凹形状を有す
る収容部以外の部分が歪み変形を起こしにくく、結果と
して、歪みに基づく不具合を防止することができる。
【0015】手段4.前記予備凹部の中心位置と前記第
2プラグの頂部とが対応するよう構成したことを特徴と
する手段3に記載のラミネートフィルムの成形装置。
【0016】手段4によれば、予備凹部の中心位置と第
2の成形装置の第2プラグの頂部とが対応しているた
め、張出部分がより均等に引き延ばされやすいものとな
り、上記作用効果がより確実に奏される。
【0017】手段5.前記第1プラグのうち少なくとも
頂部は湾曲面状をなすようにしたことを特徴とする手段
3又は4に記載のラミネートフィルムの成形装置。
【0018】手段5によれば、第1プラグのうち少なく
とも頂部は湾曲面状をなしているため、予備凹部が成形
される際に、第1プラグ頂部からの応力が集中してしま
いにくく、より均等な引き延ばしを図ることができる。
なお、「ラミネートフィルムに当接しうる部分が湾曲面
状をなすようにしたこと」としてもよい。
【0019】手段6.前記予備凹部の開口形状は、前記
収容部の開口形状と略相似形状をなすよう構成したこと
を特徴とする手段2乃至5のいずれかに記載のラミネー
トフィルムの成形装置。
【0020】手段6によれば、予備凹部の開口形状が収
容部の開口形状と略相似形状をなすよう構成されている
ため、収容部が成形されるに際し、より均等な引き延ば
しが行われる。
【0021】手段7.前記予備凹部は、前記収容部より
も深く形成されるよう構成したことを特徴とする手段2
乃至6のいずれかに記載のラミネートフィルムの成形装
置。
【0022】手段7によれば、予備凹部が収容部よりも
深く形成されるため、収容部が形成されるに際し、それ
まで引き延ばされていない部分が新たに引き延ばされる
程度が少なくて済む。そのため、収容部の周縁部分が歪
み変形をより起こしにくくなる。
【0023】手段8.前記予備凹部の深さが前記収容部
の深さ以下となるよう構成したことを特徴とする手段2
乃至6のいずれかに記載のラミネートフィルムの成形装
置。
【0024】手段8によれば、予備凹部の深さが前記収
容部の深さ以下とされるため、既に引き延ばされた予備
凹部に対応する部分と、収容部が成形される際に新たに
引き延ばされるその周囲の部分との引き延ばしの程度の
バランスが保たれ、結果的に引き延ばしの程度の均等化
が図られる。なお、「前記予備凹部の深さが前記収容部
の深さと同程度となるよう構成したこと」としてもよ
い。
【0025】手段9.前記予備凹部は、その中心部分に
おいて最も深く形成されるようにしたことを特徴とする
手段2乃至8のいずれかに記載のラミネートフィルムの
成形装置。
【0026】手段9によれば、予備凹部の中心部分が最
も深く形成される。このため、より均等に引き延ばしが
行われる。また、予備凹部を成形するための張出用の部
材(例えば第1プラグ)とラミネートフィルム面との間
の摩擦力が予備凹部の中心部分において、最も大きくな
り、その中心部分と挟持部分との間のラミネートフィル
ムがより一層均等に引き延ばされやすくなる。
【0027】手段10.前記予備凹部と、前記ラミネー
トフィルムの平坦面との境界部分が湾曲面となるよう構
成したことを特徴とする手段2乃至9のいずれかに記載
のラミネートフィルムの成形装置。
【0028】手段10によれば、予備凹部と、前記ラミ
ネートフィルムの平坦面との境界部分が湾曲面とされる
ため、最終的に形成される収容部底面に予備凹部の痕跡
が残りにくい。従って、外観品質の向上を図ることがで
きる。
【0029】手段11.前記収容部は、底壁部と、該底
壁部から略直交方向に延びる側壁部とを備えていること
を特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載のラミネ
ートフィルムの成形装置。
【0030】手段11によれば、底壁部と、該底壁部か
ら略直交方向に延びる側壁部とを備えた収容部が成形さ
れるに際し上記作用効果が奏される。また、側壁部は底
壁部と略直交状態にあるため、底壁部に歪み応力が残存
していてもその応力が側壁部で支持されることとなり、
収容部自体に変形が起きにくい。
【0031】手段12.前記底壁部は、前段の成形に際
しての張出部分を含むよう構成したことを特徴とする手
段11に記載のラミネートフィルムの成形装置。
【0032】手段12によれば、前段の成形(例えば予
備凹部の成形)に際しての張出部分が底壁部に含まれる
こととなり、従って、前段の成形に際しての歪み応力が
残存したとしても、その応力が側壁部にて支持されるこ
ととなる。
【0033】手段13.前記ラミネートフィルムは、少
なくとも金属箔層と、該金属箔層に取着された樹脂フィ
ルム層とを備えていることを特徴とする手段1乃至12
のいずれかに記載のラミネートフィルムの成形装置。
【0034】手段13のように、ラミネートフィルムが
金属箔層と、樹脂フィルム層とを備えているような場合
には、各層の引き延ばされるメカニズムの相違により変
形等の不具合が生じやすい傾向にあるものの、手段1乃
至12の各作用効果により、その不具合が払拭されるこ
ととなる。なお、「前記金属箔は、アルミニウム箔であ
ること」としてもよい。
【0035】手段14.前記各成形は、樹脂フィルム層
のガラス転移温度未満で行われるよう構成したことを特
徴とする手段13に記載のラミネートフィルムの成形装
置。
【0036】手段14によれば、前記各成形が樹脂フィ
ルム層のガラス転移温度未満で行われるため、成形後の
結晶化等に伴う収縮が起こりにくい。なお、特に「常温
で行われること」とした場合には、別途加熱装置を配設
する必要がなく、設置スペース面でのメリットが生じ、
コストの低減をも図ることができる。
【0037】手段15.手段1乃至14のいずれかに記
載の成形装置と、該成形装置にて成形されたラミネート
フィルムを収容部単位に打ち抜く打抜装置とを備え、前
記収容部及び該収容部の周囲のフランジ部とからなる容
器を製造可能なラミネートフィルム容器の製造装置。
【0038】手段15によれば、打抜装置によって収容
部単位に打ち抜かれることで、より一層収容部周縁部分
が変形しやすい傾向があるものの、手段1乃至14の各
作用効果が奏されることで、そのような不具合をより確
実に払拭することができる。すなわち、得られる容器の
歪み変形を抑制でき、変形による各種不具合を防止する
ことが可能となる。
【0039】手段16.手段15に記載のラミネートフ
ィルム容器の製造装置の前記打抜装置にて打ち抜かれた
容器に対し、前記収容部を基準として位置決め可能な構
成を有し、前記収容部内に所定の充填物を充填するため
の充填装置を備えたことを特徴とする製品の製造装置。
【0040】手段16によれば、充填装置においては、
容器の収容部を基準として位置決めされ、所定の充填物
が収容部に充填される。このとき、収容部の周縁部分に
歪み変形が生じにくいので、歪み変形により位置決めが
確実に行われないといった不具合が防止される。その結
果、充填物の収容部への充填を正確かつ確実に行うこと
ができる。
【0041】手段17.手段16に記載の製品の製造装
置であって、さらに、前記充填後において前記フランジ
部に対し所定のシール部材を取着可能なシーリング装置
を備え、該シーリング装置は、前記収容部を基準として
位置決め可能な構成を有していることを特徴とする製品
の製造装置。
【0042】手段17によれば、シーリング装置におい
て、容器の収容部を基準として位置決めされ、フランジ
部に対し所定のシール部材が取着される。このとき、フ
ランジ部に歪み変形が生じにくいので、歪み変形により
位置決めが確実に行われないといった不具合が防止され
る。その結果、シーリングを正確かつ確実に行うことが
できる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態について、図
1乃至図11を参照しつつ説明する。
【0044】図10,11に示すように、本実施の形態
において最終的に製造される製品1は容器2、充填物3
及びシール部材4よりなっている。容器2は、凹形状を
なす平面略矩形状の収容部5と、該収容部5の上部周縁
部分に一体形成されたフランジ部6とからなっている。
前記収容部5に充填物3が収容され、フランジ部6の表
面には密封用のシール部材4が貼付けられている。前記
容器2を構成する素材として、本実施の形態ではアルミ
ラミネートフィルムが採用されている。充填物3は、特
に限定されるものではなく、固形状のものであってもよ
いし、液状物や紛状物、或いはペースト状物であっても
よい。
【0045】次に、図1に基づいて、本実施の形態にか
かる成形工程等の概略について説明する。
【0046】帯状の容器用アルミラミネートフィルム
(以下単に「フィルム」と称する)10は、最上流側
(図1の左側)においてロール状に巻回されている。こ
のフィルム10は、厚さ約40μmのアルミニウム箔よ
りなるアルミ箔層と、該アルミ箔層に対して接着剤層
(厚さ約5μm)を介して取着されたポリプロピレンよ
りなる樹脂フィルム層と、該樹脂フィルム層とは反対側
においてアルミ箔層に対し接着剤層を介して取着された
厚さ約25μmのポリアミドよりなるオーバーコート層
とによって構成されている。ロール状に巻回されたフィ
ルム10の引出し端側は、ガイドロール及び図示しない
間欠送りロールに掛装されている。間欠送りロールは、
所定間隔を隔てて複数個設けられており、間欠的に回転
するモータに連結され、フィルム10を間欠的に搬送す
る。なお、フィルム10移送経路の途中に、フィルム1
0を常時緊張状態に保持するためのテンションロール等
を適宜設けることとしてもよい。
【0047】さて、最上流側の間欠送りロールの下流側
において、フィルム10の移送経路に沿って、予備成形
装置を構成する第1の成形装置11が設けられている。
そして、該第1の成形装置11では、常温下において、
フィルム10が張出成形されることにより予備凹部12
が形成されるようになっている。この予備凹部12の成
形は、間欠送りロールによるフィルム10の搬送動作間
のインターバルの際に行われる。
【0048】また、第1の成形装置11の下流側におけ
るフィルム10移送経路に沿って、最終成形装置を構成
する第2の成形装置13が設けられている。該第2の成
形装置13では、同じく常温下において、フィルム10
が張出成形されることにより前記予備凹部12に対応す
る位置に収容部5が形成されるようになっている。この
収容部5の成形も、間欠送りロールによるフィルム10
の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
【0049】上記第2の成形装置13の下流側における
フィルム10移送経路に沿って、成形後のフィルム10
にピンホール等の欠陥が存在していないか等の検査を行
うための検査装置14が配設されている。また、検査装
置14の下流側におけるフィルム10移送経路に沿っ
て、打抜装置15が配設されている。打抜装置15は、
フィルム10の収容部5及びその周縁部分(フランジ部
6)を含むようにして所定数の(本実施の形態では1つ
の)容器2単位で2個同時に打ち抜く機能を有する。な
お、容器2の打抜個数(或いは配列個数)は、1個でも
よいし、3個以上であってもよい。
【0050】打抜装置15によって打抜かれた容器2
は、取出しコンベア16によって搬送され、図示しない
充填装置、密封(シーリング)装置の方へと案内され
る。そして、充填装置においては、所定の治具上に容器
2が案内され、該治具に形成された凹部に収容部5が収
容され、位置決めされる。該位置決め状態において、収
容部5内に充填物3が充填される。充填される充填物3
の数量、形状等は何ら限定されるものではなく、複数個
であってもよい。さらに、密封装置においては、充填物
3の充填された容器2が、所定の治具上に案内され、該
治具の凹部に収容部5が収容され、位置決めされる。そ
して、該位置決め状態において、前記フランジ部6にシ
ール部材4が貼着される。
【0051】一方、前記打抜装置15の下流側には、ガ
イドロール及び巻取ロール17が配設されている。そし
て、打抜装置15による打抜き後に帯状に残った残材部
18は、ガイドロールに案内された後、巻取ロール17
にて巻回される。巻取ロール17も、間欠送りロールに
よって構成され、間欠的に回転するモータに連結され、
残材部18を間欠的に巻取る。なお、残材部18を図示
しない裁断装置によって所定寸法に裁断した後、別途廃
棄処理、或いは再利用処理に供することとしてもよい。
また、上記各装置間のうちいずれかの部位に、フィルム
10又はシール部材4の一部に印刷を施すための刻印装
置(図示しない)等を適宜配設することとしてもよい。
【0052】成形工程等の概略は以上のとおりである
が、以下においては、成形装置を構成する第1の成形装
置11及び第2の成形装置13について、より具体的に
説明する。
【0053】図2,3に示すように、第1の成形装置1
1は、第1挟持手段を構成する下型21と上型22とを
備えている。すなわち、基台23にはシリンダ24が設
けられており、該シリンダ24には、ロッド25が上下
方向に出没可能に設けられている。該ロッド25の先端
に下型21が取着されている。下型21は、予備凹部1
2の開口形状に対応し、かつ、予備凹部12よりも深い
収容凹部26を備えている(単なる孔であってもよ
い)。
【0054】また、基台23には、前後左右各一対の支
持棒27が立設されており、その上部に支持プレート2
8が固定されている。そして、該支持プレート28に前
記上型22が垂下状態で固定されている。上型22の下
面は平坦面となっているとともに、その中央には予備凹
部12の開口形状に相当する挿通孔29が形成されてい
る。
【0055】さらに、前記支持プレート28にはプラグ
用シリンダ31が設けられており、該シリンダ31に
は、ロッド32が上下方向に出没可能に設けられてい
る。そして、該ロッド32の下端に第1プラグ33が前
記挿通孔29内を上下動可能に取着されている。第1プ
ラグ33は、張出に伴う応力によって予備凹部12を成
形するためのものであって、少なくともその先端(頂
部)は曲面状となっている。また、第1プラグ33の突
出量は、予め定められており、本実施の形態では、前記
収容部5よりも深く突出させられるようになっている。
【0056】なお、前記下型21及び上型22は相対向
して設けられているとともに、第1プラグ33は、下型
21の収容凹部26に収容可能に設けられている。ま
た、フィルム10は、下型21及び上型22間におい
て、前記各ロッド25,32の出没方向と直交する方向
に移送されるようになっている。
【0057】図4に示すように、第2の成形装置13も
基本的には同じような構成を有している。すなわち、第
2の成形装置13は、第2挟持手段を構成する下型41
と上型42とを備えている。この下型41も基台43に
設けられたシリンダ44のロッド45に取着されてお
り、上下方向に移動可能となっている。下型41は、収
容部5の開口形状に対応し、かつ収容部5よりも深い収
容凹部46を備えている。
【0058】また、基台43には支持棒47を介して支
持プレート48が固定されており、該支持プレート48
に上型42が垂下状態で固定されている。上型42の下
面は平坦面となっているとともに、その中央には収容部
5の開口形状に相当する挿通孔49が形成されている。
【0059】さらに、前記支持プレート48にはプラグ
用シリンダ51が設けられており、該シリンダ51に
は、ロッド52が上下方向に出没可能に設けられてい
る。そして、該ロッド52の下端に第2プラグ53が取
着されている。第2プラグ53は、張出応力によって収
容部5を成形するためのものであって、その先端は収容
部5の底壁を形成するべく平坦面状、かつ、略矩形状と
なっている。また、第2プラグ53の突出量は、第1プ
ラグ33の突出量よりも小さくなるよう予め定められて
いる。さらに、第2プラグ53の縦幅及び横幅(第2の
成形装置13の収容凹部46及び挿通孔49の各幅)
は、第1プラグ33の縦幅及び横幅(第1の成形装置1
1の収容凹部26及び挿通孔29の各幅)よりも大きく
設定されている(図5、図6の第1、第2プラグ33,
53の横幅W1,W2参照)。
【0060】なお、第2の成形装置13においても、前
記下型41及び上型42は相対向して設けられていると
ともに、第2プラグ53は、下型41の収容凹部46に
収容可能に設けられている。また、フィルム10は、下
型41及び上型42間において、前記各ロッド45,5
2の出没方向と直交する方向に移送されるようになって
いる。
【0061】次に、上記のように構成されてなる成形装
置を用いて成形を行い、製品1を製造する場合の作用効
果について説明する。
【0062】フィルム10が第1の成形装置11に送ら
れてくると、シリンダ24が作動させられ、ロッド25
が上動し、下型21がフィルム10を介して上型22の
下面に当接する。これにより、上型22及び下型21に
よって、フィルム10が環状に挟持されることとなる。
そして、この状態で、プラグ用シリンダ31が駆動させ
られ、ロッド32が下動する。これにより、フィルム1
0のうち挟持されていない中央部分が第1プラグ33に
よって押圧され、図5に示すように張り出される。そし
て、フィルム10は塑性変形を起こし引き延ばされ、図
7に示すような予備凹部12が成形される。このとき、
本実施の形態では予備凹部12は、収容部5よりも深く
形成され、かつ、その開口部分は収容部5の開口部分よ
りも狭く形成される。その後、第1プラグ33及び下型
21は元の状態に復帰させられる。
【0063】次に、その予備凹部12が第2の成形装置
13に送られてくると、シリンダ44が作動させられ、
ロッド45が上動し、下型41がフィルム10を介して
上型42の下面に当接する。これにより、上型42及び
下型41によって、フィルム10が環状に挟持されるこ
ととなる。そして、この状態で、プラグ用シリンダ51
が駆動させられ、ロッド52が下動する。これにより、
フィルム10のうち挟持されていない中央部分が第2プ
ラグ53によって押圧され、図6に示すように張り出さ
れる。そして、フィルム10は塑性変形を起こし引き延
ばされ、収容部5が成形される。その後、第2プラグ5
3及び下型41は元の状態に復帰させられる。
【0064】このように収容部5の成形されたフィルム
10は、検査装置14を経て打抜装置15へと供され
る。打抜装置15では、収容部5及びフランジ部6を含
むようにして所定数の(本実施の形態では1つの)容器
2単位で打ち抜かれる。
【0065】以上のように、本実施の形態によれば、収
容部5よりも幅狭な予備凹部12を予め成形しておくこ
ととしたため、最終的に成形された収容部5は、張出部
分が比較的均等に引き延ばされ、最終成形後における残
存応力(反力)が第2の成形装置13での上型42及び
下型41の挟持部分、すなわち、フランジ部6に集中し
てしまうことが起こりにくい。従って、図8(a),
(b)に示すように(図15(a),(b)と比較参
照)、フランジ部6が歪み変形を起こしにくく、結果と
して、歪みに基づく不具合、例えば、充填工程、密封工
程での位置決めが正確に行われないといった事態を防止
することができる。
【0066】特に、予備凹部12の中心位置と第2プラ
グ53の頂部とが対応するようにしたので、張出部分が
より均等に引き延ばされやすいものとなり、上記作用効
果がより確実に奏される。
【0067】また、第1プラグ33の頂部は湾曲面状を
なしているため、予備凹部12が成形される際に、第1
プラグ33頂部からの応力が集中してしまいにくく、よ
り均等な引き延ばしを図ることができる。さらには、予
備凹部12の中心部分が最も深く形成されるようにした
ので、より均等に引き延ばしが行われる。また、第1プ
ラグ33とフィルム10面との間の摩擦力が第1プラグ
33の中心部分において最も大きくなり、その中心部分
と挟持部分との間のフィルム10の摩擦力はそれに比べ
て小さいものとなる。このため、より一層均等に引き延
ばされやすくなる。
【0068】さらに、予備凹部12を、収容部5よりも
深く形成されるようにしたため、収容部5が形成される
に際し、それまで引き延ばされていない部分が新たに引
き延ばされる程度が少なくて済む。そのため、収容部5
の周縁部分が歪み変形をより起こしにくくなる。
【0069】併せて、予備凹部12と、フィルム10の
平坦面との境界部分が湾曲面となるよう構成したので、
最終的に形成される収容部5底面に予備凹部12の痕跡
が残りにくい。従って、外観品質の向上を図ることがで
きる。
【0070】上記作用効果を確認するべく、次のような
実験を行った。すなわち、図9(a)に示すように、張
り出し成形前のフィルム10の表面に、格子目を付して
おき、上記のように2段階の張り出し成形を行った。こ
の場合、図9(b)に示すように、収容部5の底壁部に
相当する部分が十分に引き延ばされていることが分かる
(底壁部の縦方向引き延ばし率112%,横方向引き延
ばし率107%)。これに対し、1回の張り出し成形を
行った場合(従来技術に相当)には、図14に示すよう
に、収容部5αの底壁部に相当する部分はさほど引き延
ばされず、フランジ部6αに相当する部分(挟持部分)
が引き延ばされてしまっていることが分かる(底壁部の
縦方向引き延ばし率103.8%、横方向引き延ばし率
103.8%)。
【0071】尚、上述した実施の形態の記載内容に限定
されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0072】(a)上記実施の形態では、予備凹部12
の開口形状は小判形状をなし、収容部5の開口形状は略
矩形状をなすように構成したが、予備凹部12の開口形
状が収容部5の開口形状と略相似形状をなすよう構成し
てもよい。例えば、図12では、収容部5Aが略正方形
状の開口形状をなしているのに対し、予備凹部12Aも
略正方形状の開口形状をなしている。また、図13で
は、収容部5Bが略円形状の開口形状をなしているのに
対し、予備凹部12Aも略円形状の開口形状をなしてい
る。このようにすることで、収容部5A,5Bが成形さ
れるに際し、より均等な引き延ばしを行うことができ
る。
【0073】(b)また、図12に示すように、多角形
状の開口形状を有するような場合には、予備凹部12A
を成形するに際し、稜線を有するようなプラグ(第1プ
ラグ)を採用してもよい。このようにすることで、さら
に均等な引き延ばしを図ることができる。
【0074】(c)さらに、図13に示すように、略円
形状(楕円形状や小判型状も含む)の開口形状を有する
場合には、略円錐形状(但し、頂部は湾曲面となってい
るのが望ましい)のプラグ(第1プラグ)を採用しても
よい。このようにすることで、さらに均等な引き延ばし
を図ることができる。
【0075】(d)上記実施の形態とは逆に、予備凹部
12の深さが収容部5の深さ以下となるようにしてもよ
い。このように構成することで、既に引き延ばされた予
備凹部12に対応する部分と、収容部5が成形される際
に新たに引き延ばされるその周囲の部分との引き延ばし
の程度のバランスが保たれ、結果的に引き延ばしの程度
の均等化が図られる。なお、予備凹部の深さと収容部の
深さとを同程度となるようにしてもよい。
【0076】(e)上記実施の形態では第1の成形装置
11、第2の成形装置13では、それぞれ常温下におい
て、フィルム10が張出成形されることにより予備凹部
12、収容部5が形成されるようにしたが、樹脂フィル
ム部分のガラス転移温度以下の温度であれば、若干の加
温を行ってもよい。この場合、引き延ばしをよりスムー
スに行うことができる。
【0077】(f)上記実施の形態では、2段階の張出
成形を行うこととしたが、3段階以上の張出成形を行う
こととしてもよい。但し、後段の張出成形に際しては前
段の張出成形よりも幅広の凹形状を成形する必要があ
る。
【0078】(g)上記実施の形態では、予備凹部12
とフィルム10の平坦面との境界部分が湾曲面となるよ
う構成した。これにより、最終的に形成される収容部5
底面に予備凹部12の痕跡が残りにくく、外観品質の向
上を図ることができるというメリットが生じる。しかし
ながら、必ずしも湾曲状としなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における成形工程を示し、フィル
ムの変化を説明するための概略斜視図である。
【図2】第1の成形装置を示す断面図である。
【図3】第1の成形装置を示す断面図である。
【図4】第2の成形装置を示す断面図である。
【図5】第1の成形装置における張出成形時の作用を示
す拡大断面図である。
【図6】第2の成形装置における張出成形時の作用を示
す拡大断面図である。
【図7】第1の成形装置において成形された予備凹部を
示すフィルムの平面図である。
【図8】(a)は、打抜後の容器を示す平面図であり、
(b)は同じく側面図である。
【図9】実施の形態の作用効果を説明するための模式平
面図であって、(a)は成形前、(b)は成形後のフィ
ルムを示す図である。
【図10】製品を示す斜視図である。
【図11】製品を示す断面図である。
【図12】別の実施の形態における予備凹部等を示すフ
ィルムの平面図である。
【図13】別の実施の形態における予備凹部等を示すフ
ィルムの平面図である。
【図14】従来技術に相当する1回成形を行った場合の
模式平面図である。
【図15】従来技術における不具合を説明するための図
であって、(a)は容器の平面図であり、(b)は同じ
く側面図である。
【符号の説明】
1…製品、2…容器、3…充填物、4…シール部材、5
…収容部、6…フランジ部、10…フィルム、11…第
1の成形装置、12…予備凹部、13…第2の成形装
置、15…打抜装置、21…第1挟持手段を構成する下
型、22…第1挟持手段を構成する上型、33…第1プ
ラグ、41…第2挟持手段を構成する下型、42…第2
挟持手段を構成する上型、53…第2プラグ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送可能な帯状のラミネートフィルムに
    対し、複数段階の張出成形を行うことで所定の凹形状を
    有する収容部を成形するための成形装置であって、 後段の張出成形に際しては前段の張出成形よりも幅広の
    凹形状を成形可能としたことを特徴とするラミネートフ
    ィルムの成形装置。
  2. 【請求項2】 移送可能な帯状のラミネートフィルムに
    対し、所定の凹形状を有する収容部を成形するための成
    形装置であって、 前記ラミネートフィルムに対し張出成形により予備凹部
    を成形可能な予備成形装置と、 前記予備成形装置の下流側に設けられ、前記予備凹部に
    対応する部位に、該予備凹部よりも幅広の前記収容部を
    張出成形により成形可能な最終成形装置とを具備するこ
    とを特徴とするラミネートフィルムの成形装置。
  3. 【請求項3】 移送可能な帯状のラミネートフィルムに
    対し、所定の凹形状を有する収容部を成形するための成
    形装置であって、 前記ラミネートフィルム面に対し略直交方向に移動可能
    に設けられ、押圧方向への所定量の移動により、前記ラ
    ミネートフィルムを張出状態とすることで予備凹部を成
    形するための第1プラグ、及び、前記ラミネートフィル
    ムのうち前記第1プラグにて押圧される部分の周囲を環
    状に挟持する第1挟持手段を備えた第1の成形装置と、 前記第1の成形装置の下流側において前記ラミネートフ
    ィルム面に対し略直交方向に移動可能に設けられ、前記
    予備凹部に相対した状態下における押圧方向への所定量
    の移動により、前記ラミネートフィルムを張出状態とす
    ることで前記予備凹部よりも幅広の収容部を成形するた
    めの第2プラグ、及び、前記ラミネートフィルムのうち
    前記第2プラグにて押圧される部分の周囲を環状に挟持
    する第2挟持手段を備えた第2の成形装置とを具備する
    ことを特徴とするラミネートフィルムの成形装置。
  4. 【請求項4】 前記予備凹部の中心位置と前記第2プラ
    グの頂部とが対応するよう構成したことを特徴とする請
    求項3に記載のラミネートフィルムの成形装置。
  5. 【請求項5】 前記第1プラグのうち少なくとも頂部は
    湾曲面状をなすようにしたことを特徴とする請求項3又
    は4に記載のラミネートフィルムの成形装置。
  6. 【請求項6】 前記予備凹部の開口形状は、前記収容部
    の開口形状と略相似形状をなすよう構成したことを特徴
    とする請求項2乃至5のいずれかに記載のラミネートフ
    ィルムの成形装置。
  7. 【請求項7】 前記予備凹部は、前記収容部よりも深く
    形成されるよう構成したことを特徴とする請求項2乃至
    6のいずれかに記載のラミネートフィルムの成形装置。
  8. 【請求項8】 前記予備凹部の深さが前記収容部の深さ
    以下となるよう構成したことを特徴とする請求項2乃至
    6のいずれかに記載のラミネートフィルムの成形装置。
  9. 【請求項9】 前記予備凹部は、その中心部分において
    最も深く形成されるようにしたことを特徴とする請求項
    2乃至8のいずれかに記載のラミネートフィルムの成形
    装置。
  10. 【請求項10】 前記予備凹部と、前記ラミネートフィ
    ルムの平坦面との境界部分が湾曲面となるよう構成した
    ことを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載のラ
    ミネートフィルムの成形装置。
  11. 【請求項11】 前記収容部は、底壁部と、該底壁部か
    ら略直交方向に延びる側壁部とを備えていることを特徴
    とする請求項1乃至10のいずれかに記載のラミネート
    フィルムの成形装置。
  12. 【請求項12】 前記底壁部は、前段の成形に際しての
    張出部分を含むよう構成したことを特徴とする請求項1
    1に記載のラミネートフィルムの成形装置。
  13. 【請求項13】 前記ラミネートフィルムは、少なくと
    も金属箔層と、該金属箔層に取着された樹脂フィルム層
    とを備えていることを特徴とする請求項1乃至12のい
    ずれかに記載のラミネートフィルムの成形装置。
  14. 【請求項14】 前記各成形は、樹脂フィルム層のガラ
    ス転移温度未満で行われるよう構成したことを特徴とす
    る請求項13に記載のラミネートフィルムの成形装置。
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