JP2002158071A - 同軸ケーブル用のクリンプレス歪開放終端器及びその形成方法 - Google Patents

同軸ケーブル用のクリンプレス歪開放終端器及びその形成方法

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JP2002158071A JP2001276249A JP2001276249A JP2002158071A JP 2002158071 A JP2002158071 A JP 2002158071A JP 2001276249 A JP2001276249 A JP 2001276249A JP 2001276249 A JP2001276249 A JP 2001276249A JP 2002158071 A JP2002158071 A JP 2002158071A
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables

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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 終端ボックスに取り付けても歪開放を行な
え、且つ、同軸ケーブルのインピーダンスに影響を与え
ない。 【解決手段】 クリンプレス歪開放終端器10をクリン
プレス機械的終端器30及び歪開放ブッシング32で構
成する。導電性ブッシング34を同軸ケーブル12の端
部上に位置決めし、シールド導体18をブッシング34
の上で折り重ねる。熱収縮性材料42を導電性ブッシン
グ上に配置し加熱して収縮させ、熱収縮性材料及び導電
性ブッシングの間にシールド導体を捕捉する。クリンプ
レス機械的終端器を歪開放ブッシング内に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気ケー
ブル用の歪開放終端器(ターミネーション)に関し、特
に、歪開放終端器のインピーダンス特性を一定に維持す
る同軸ケーブル用クリンプレス(折り曲げのない)歪開
放終端器に関する。
【0002】
【従来の技術】同軸ケーブル用歪開放終端器は、電気測
定プローブ用の重要な構成要素である。なお、同軸ケー
ブルは、プローブのプローブ・ヘッドをプローブ終端ボ
ックスに接続する。かかる歪開放終端器の一例は、本願
出願人に譲渡されたアメリカ合衆国特許第506189
2号「一体の歪開放及び接地接続を有する電気テスト・
プローブ」(特公平6−23784号に対応)に記載さ
れている。かかるアメリカ合衆国特許においては、歪開
放終端器は、管状部材と、この管状部材から移行する平
坦面部分とを有する。この平坦面部分は、測定プローブ
・ヘッド内の基板に固定される。同軸ケーブルの外側絶
縁材料が除去されて、外側導電シールド材料が外側絶縁
材料の上に折り重ねられて、歪開放終端器の管状部材内
に位置決めされる。これら基板及び歪開放終端器を導電
性の細長い本体内に挿入する。適当なクリンプ器具(折
り曲げ器具)を用いて、歪開放終端器の管状部材の位置
をクリンプ(折り曲げ)して、即ち、管状部材部分を締
め付けて、導電性の細長い本体内に同軸ケーブルを捕捉
し固定する。
【0003】上述及び他の類似形式の従来技術の主な欠
点は、同軸ケーブル、即ち、伝送ケーブルに部分的にク
リンプを施して、ケーブルに歪開放及び引っ張り力を与
える点である。このクリンプにより、同軸ケーブルや伝
送ケーブルの特性インピーダンスがクリンプ位置にて変
化してしまう。同軸ケーブルのインピーダンス変化は、
測定テスト・プローブの全体的な帯域幅特性に悪影響を
及ぼす。
【0004】本願出願人に譲渡されたアメリカ合衆国特
許第6175080号「電気ケーブル用のインピーダン
スが制御され、歪開放及び引っ張り力ある終端」(特許
公開2000−353573号に対応)は、平坦部分
と、この平坦部分から延びたタブ部分とを有するキャリ
アを具えた出力端装置を記載している。外側絶縁層の一
部を除去して外側シールド導体を露出させた同軸ケーブ
ルの如き伝送ケーブルをキャリアの平坦部分上に位置決
めしている。接着剤や半田の如き固定手段が、制御され
たインピーダンスで、ケーブルをキャリアに固定する。
ハウジングは、キャリアを収容する。このハウジングに
もタブが形成され、このハウジング・タブは、第1位置
から第2位置に移動可能になっている。この第2位置に
おいて、ハウジング・タブがキャリア・タブにかみ合
う。キャリア・タブにハウジング・タブをかみ合わせる
ことと、半田又は接着剤によりケーブルをキャリアに固
定することとにより、インピーダンスが制御された同軸
ケーブル用歪開放終端器を提供している。この歪開放終
端器は、良好に作用して、測定プローブ・ヘッド用の歪
開放終端器となるが、終端ボックスにて歪開放を行うに
はうまく適さない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、歪開放終端器
が同軸ケーブルのインピーダンスに影響を及ぼさないよ
うにするため、同軸ケーブルに対してクリンプレスであ
る、即ち、折り曲げによる固定を行わない歪開放終端器
が必要とされている。この歪開放終端器は、測定プロー
ブの終端ボックスと共に機能するものでなければならな
い。また、クリンプレス歪開放終端器は、製造が安価で
組み立てが簡単でなければならない。
【0006】したがって、本発明は、終端ボックスに取
り付けても歪開放を行なえ、且つ、同軸ケーブルのイン
ピーダンスに影響を与えないで、製造が安価で組み立て
が簡単な同軸ケーブル用のクリンプレス歪開放終端器及
びその形成方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
同軸ケーブル用クリンプレス(折り曲げのない)歪開放
終端器と、その製造方法とを提供するものである。クリ
ンプレス歪開放終端器(10)は、導電性ブッシング
(34)を有するクリンプレス機械的終端器(30)を
具えており、このブッシング(34)に貫通するボア
(36)が設けられ、ブッシング(34)の外側表面上
にきざみ領域(38)がある。ブッシング(34)は、
同軸ケーブル(12)の端部上に位置決めされ、この同
軸ケーブルの端部の外側絶縁層(20)は、シールド導
体(18)の近傍で除去されている。シールド導体(1
8)は、ブッシング(34)の上で折り重ねられ、シー
ルド導体(18)の一部をきざみ領域(38)近傍に位
置決めする。管状の熱収縮可能な材料(熱収縮性材料)
(42)は、接着剤で覆われた内側表面を有し、導電性
ブッシング(34)の上で、同軸ケーブル(12)上に
位置決めされる。熱収縮性材料(42)を加熱すると、
接着剤が活性化して、熱収縮性材料(42)が収縮し、
熱収縮性材料及び導電性ブッシングの間にシールド導体
(18)を捕捉する。クリンプレス機械的終端器(3
0)を歪開放ブッシング(32)内に位置決めする。こ
の歪開放ブッシング(32)は、貫通するボア(58)
を有し、このボアの一端には、内側に形成された肩部
(72、74)がある。この肩部がクリンプレス機械的
終端器(30)とかみ合って、同軸ケーブル(12)に
対する機械的歪開放を行う。
【0008】好適には、歪開放ブッシング(32)は、
その外側表面に形成されたねじ山(スレッド)と、この
ねじ山の形成された外側表面(50)の付近に配置され
外側に延びるフランジ(54)とを有する。ねじナット
(64)を歪開放ブッシング(32)のねじ山の外側表
面(50)に設け、フランジ及びねじナットの間に支持
部材(60)を捕捉する。歪開放ブッシング(32)を
導電性材料で形成して、同軸ケーブル(12)の外側シ
ールド導体(18)と支持部材(60)との間を電気的
に接続してもよい。
【0009】同軸ケーブル用クリンプレス歪開放終端器
(10)を形成する方法は、導電性ブッシング(34)
を同軸ケーブル(12)の端部上に配置して、クリンプ
レス機械的終端器(30)を形成するステップを有す
る。このステップでは、シールド導体(18)の一部を
導電性ブッシング(34)の上に折り重ねて、このシー
ルド導体(18)をブッシングのきざみ領域(38)近
傍に配置する。管状熱収縮性材料(42)を導電性ブッ
シング(34)の上に配置し、この熱収縮材料(42)
を加熱して、接着剤を活性化し、熱収縮材料(42)を
収縮して、熱収縮材料(42)及び導電性ブッシング
(34)の間にシールド導体(18)を捕捉する。同軸
ケーブル(12)は、歪開放ブッシング(32)を介し
て位置決めされて、内側に形成された肩部(72、7
4)がクリンプレス機械的終端器(30)とかみ合っ
て、同軸ケーブル用の機械的歪開放を提供する。
【0010】同軸ケーブル(12)の位置決めステップ
における追加ステップでは、支持部材(60)に形成さ
れた開口を介して歪開放ブッシング(32)を位置決め
するので、歪開放ブッシング(32)上で外側に延びる
フランジ(54)が支持部材(60)とかみ合う。歪開
放ブッシング(32)の位置決めでは、更に、歪開放ブ
ッシング(32)の外側表面(50)上に形成されたね
じ山にねじナット(64)をかみ合わせ、このねじナッ
ト(64)を歪開放ブッシング(32)に締め付けて、
このナット(64)及び外側に延びたフランジ(54)
の間で支持部材(60)を捕捉する。
【0011】本発明の目的、利点及び新規な特徴は、添
付図を参照した以下の詳細説明から更に理解できよう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による同軸ケーブ
ル12用クリンプレス(折り曲げのない)歪開放終端器
10の分解斜視図である。同軸ケーブル12は、内側絶
縁層16に覆われた中心導体14を有する。絶縁層16
を包囲しているシールド導体18は、外側絶縁層20に
より覆われている。シールド導体18は、銅、金などの
導電性材料で形成されている。この導電性材料は、細い
ワイヤや、金属泊でもよく、一般的には、ケーブルの軸
とある角度で互いに編み上げられている。重ね合わせた
金属泊をケーブルの軸と平行に配置してもよい。
【0013】クリンプレス歪開放終端器10は、クリン
プレス機械的終端器30と、歪開放ブッシング32とを
具えている。クリンプレス機械的終端器30は、ブッシ
ングの如き導電性要素34を具えており、この導電性要
素(導電性ブッシング)34は、この要素を貫通するボ
ア36と、導電性ブッシング34の外側表面40上のき
ざみ領域38とを有する。導電性要素、即ち、ブッシン
グ34は、好ましくは、真鍮、ベリリウム銅などの導電
性金属で形成されている。ブッシングの全長は、0.5
00インチ(12.7mm)のレンジであり、その外径
は、約0.150インチ(3.81mm)である。きざ
み領域38の外側表面の長さは、0.300インチ
(7.62mm)のレンジである。ブッシング34の内
径は、0.100インチ(2.54mm)のレンジであ
る。上述の直径は、単なる例であり、同軸ケーブルの直
径及び/又はアプリケーションに応じて、他の直径を用
いてもよい。クリンプレス機械的出力30は、内面が接
着剤で覆われた管状の熱収縮可能な材料(熱収縮性材
料)42を更に具えている。この熱収縮性材料は、例え
ば、アメリカ合衆国カリフォルニア州メンロ・パークの
レイケム・インコーポレイテッド(Raychem, Inc.)が
製造販売している部品番号RK−6025である。熱収
縮性材料42の直径は、0.250インチ(6.35m
m)のレンジである。
【0014】図2〜図4は、クリンプレス機械的終端器
30を形成する方法を説明する斜視図である。同軸ケー
ブル12を処理するには、このケーブル12の端部から
外側絶縁層20の一部を除去して、シールド導体18を
露出する。このシールド導体18の一部をケーブル12
の端部から除去して、内側絶縁層16を露出させる。シ
ールド導体18を後述のブッシング34に折り重ねるた
めに、シールド導体18の残す量、即ち、残す長さは、
充分でなければならない。内側絶縁層16の一部を除去
して、中心導体14を露出させる。
【0015】導電性ブッシング34は、露出したシール
ド導体18の上であって同軸ケーブル12上に設ける
(図2)。好ましくは、ブッシング34の一端は、外側
絶縁層20に隣接する。シールド導体18は、ブッシン
グ34の外側表面の上に折り重なり、このシールド導体
は、きざみ領域38を覆い且つ接触する。熱収縮性材料
42は、ブッシング34の上に設けられる(図3)。熱
収縮性材料42が加熱されて、接着剤が活性化し、この
熱収縮性材料を収縮させて、熱収縮性材料42及びブッ
シング34の間にシールド導体18を捕捉する(図
4)。
【0016】歪開放ブッシング32(図1)は、第1の
細長い部分50及び第2の細長い部分52を有し、第1
部分50の直径は、第2部分52の直径よりも大きい。
取り付けフランジ54は、第1部分50近傍のブッシン
グ32の端部から放射状に外側に延びている。この第1
部分50は、そこに形成されたねじ山を有し、ねじナッ
トを受けて、歪開放ブッシング32を、電気測定プロー
ブ用の電気終端器ボックスの如き支持部材に固定する。
歪開放ブッシング32の反対端は、第2部分52の端部
から外側に延びた斜めフランジ56を有する。歪開放ブ
ッシング32は、中心ボア58を有し、このボアは、詳
細に後述するように、内側に配置された少なくとも1個
の肩部を有する。同軸ケーブル12が歪開放ブッシング
32のボア58内に挿入されて、クリンプレス機械的終
端器30がボア58内に配置され、内側の肩部に隣接す
るまで、このボアを介して引っ張られる。
【0017】図3は、本発明のクリンプレス歪開放終端
器10の図1に示す線A−A’に沿った断面図である。
クリンプレス歪開放終端器10を用いる一例は、電気測
定プローブ用の電気終端器ボックス(支持部材)60内
である。同軸ケーブル12は、終端器ボックス(図3の
右側)から延び、測定プローブ・ヘッド(図3の左側だ
が図示せず)と結合する。この終端器ボックスには、ボ
ア62が形成され、歪開放ブッシング32を受ける。ね
じナット64を歪開放ブッシング32の第1部分50に
締め付けて、フランジ54及びナット64の間にボック
ス(の側壁)60、即ち、支持部材を捕獲する。クリン
プレス機械的終端器30が設けられた同軸ケーブル12
は、歪開放ブッシング32のボア58内に挿入される。
好適実施例において、ボア58は、同軸的に配置された
3個のチャンバ(室)66、68及び70を有し、内側
に配置された第1肩部72及び第2肩部74を定める。
取り付けフランジ54から延びた第1チャンバ66の直
径は、0.250インチ(6.35mm)のレンジであ
り、この第1チャンバ66は、第2チャンバ68に続
く。この第2チャンバ68の直径は、0.150インチ
(4.763mm)のレンジである。これにより、内側
に配置された第1肩部72を形成する。第2チャンバ6
8は、第3チャンバ70に推移する。この第3チャンバ
70の直径は、0.140インチ(3.556mm)の
レンジであり、これら第2及び第3チャンバの直径差に
より第2肩部74を形成する。第3チャンバ70の直径
は、同軸ケーブル12を通過させるのに充分に大きい
が、クリンプレス機械的終端器30がここを通過するの
を防ぐために充分小さい。クリンプレス機械的終端器3
0が第2チャンバを通過して、第2チャンバ68及び第
3チャンバ70により形成された肩部74とかみ合うよ
うに、第2チャンバ68の直径が充分な大きさになって
いる。同軸ケーブル12及びクリンプレス機械的終端器
30を歪開放ブッシング32に容易に挿入できるよう
に、第1チャンバ66の直径が充分な大きさになってい
る。非導電性ブーツ(覆い)76は、例えば、アメリカ
合衆国オハイオ州アーロンのアドバンスド・エラストマ
・システムズ(Advanced Elastomer Systems)が製造販
売しているサントプレーン(Santoprene)エラストマか
ら作られたものである。この非導電性ブーツ76は、同
軸ケーブル12の一部と、クリンプレス歪開放終端器1
0を覆うように配置され、歪開放終端器10が破損され
るのを防止すると共に、クリンプレス機械的終端器30
を歪開放ブッシング32内に固定する。
【0018】上述を要約すれば、本発明による同軸ケー
ブル用クリンプレス歪開放終端器は、クリンプレス機械
的終端器と、歪開放ブッシングとを具えている。クリン
プレス機械的終端器は、外側絶縁層が除去された同軸ケ
ーブルの端部の上に配置された導電性ブッシングを有す
る。シールド導体を導電性ブッシングの上で折り重ね
て、シールド導体の一部を、導電性ブッシングの外側表
面上のきざみ領域に隣接して配置する。管状熱収縮性材
料は、その内側表面に接着剤が被覆されており、導電性
ブッシングの上で同軸ケーブル上に位置決めする。熱収
縮性材料を加熱して、接着剤を加熱し、熱収縮性材料を
収縮させて、この熱収縮性材料及び導電性ブッシングの
間にシールド導体を固定する。クリンプレス機械的終端
器を歪開放ブッシング内に位置決めする。この歪開放ブ
ッシングは、そこを貫通するボアを有し、このボアの一
端の内側には、肩部が形成される。この肩部は、クリン
プレス機械的終端器とかみ合って、同軸ケーブルに対す
る機械的な歪開放を行う。
【0019】好ましくは、歪開放ブッシングは、その外
側表面にねじ山が形成されており、このねじ山の外側表
面に隣接して外側に延びるフランジが配置される。ねじ
ナットを歪開放ブッシングのねじ山外側表面上に配置し
て、フランジ及びねじナットの間に支持部材を捕捉す
る。歪開放ブッシングは、導電性材料で形成してもよ
く、この場合、同軸ケーブルの外側シールド導体と支持
部材との間を電気的に接続する。
【0020】本発明の要旨を逸脱することなく、本発明
の上述の実施例の細部において種々の変更が可能なこと
が当業者には理解できよう。
【0021】
【発明の効果】上述の如く、本発明の同軸ケーブル用ク
リンプレス歪開放終端器及びその形成方法によれば、終
端ボックスに取り付けても歪開放を行なえ、且つ、同軸
ケーブルのインピーダンスに影響を与えない。また、本
発明は、製造が安価で、組み立てが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸ケーブル用クリンプレス歪開
放終端器の分解斜視図である。
【図2】本発明による同軸ケーブル用クリンプレス歪開
放終端器に用いるクリンプレス機械的終端器の組み立て
を示す斜視図である。
【図3】本発明による同軸ケーブル用クリンプレス歪開
放終端器に用いるクリンプレス機械的終端器の組み立て
を示す斜視図である。
【図4】本発明による同軸ケーブル用クリンプレス歪開
放終端器に用いるクリンプレス機械的終端器の組み立て
を示す斜視図である。
【図5】本発明による同軸ケーブル用クリンプレス歪開
放終端器の図1における線A−A’に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】
10 歪開放終端器 12 同軸ケーブル 14 中心導体 16 内側絶縁層 18 シールド導体 20 外側絶縁層 30 クリンプレス機械的終端器 32 歪開放ブッシング 34 導電性ブッシング 36 ボア 38 きざみ領域 40 外側表面 42 熱収縮性材料 50 第1部分 52 第2部分 54 取り付けフランジ 56 斜めフランジ 58 ボア 60 電気終端器ボックス(支持部材) 62 ボア 64 ナット 66 第1チャンバ 68 第2チャンバ 70 第3チャンバ 72 第1肩部 74 第2肩部 76 非導電性ブーツ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸的に配置された中心導体及びシール
    ド導体を有し、上記中心導体及び上記シールド導体を内
    側絶縁層により分離し、外側絶縁層で覆われた同軸ケー
    ブル用のクリンプレス歪開放終端器であって、 貫通したボアを有すると共に外側表面にきざみ領域を有
    し、上記シールド導体が上記きざみ領域に接触するよう
    に上記外側絶縁層が除去され且つ上記シールド導体に隣
    接して上記同軸ケーブルの端部に配置された導電性ブッ
    シングと;内面が接着剤で覆われ上記導電性ブッシング
    上で上記同軸ケーブルの位置にある管状の熱収縮性材料
    とを含むクリンプレス機械的終端器と、 貫通したボアを有し、該ボアの一端の内側に形成された
    肩部を有し、該肩部が上記導電性ブッシングとかみ合っ
    て上記同軸ケーブル用の機械的歪を開放する歪開放ブッ
    シングとを具え、 上記熱収縮性材料が加熱されると、上記接着剤が活性化
    されると共に、収縮して、上記熱収縮性材料及び導電性
    ブッシングの間に上記シールド導体を捕捉する同軸ケー
    ブル用クリンプレス歪開放終端器。
  2. 【請求項2】 上記導電性ブッシングを上記シールド導
    体上に配置し、上記シールド導体の一部を上記ブッシン
    グ上に折り重ねて、上記シールド導体の上記一部を上記
    きざみ領域の近傍に配置することを特徴とする請求項1
    の同軸ケーブル用クリンプレス歪開放終端器。
  3. 【請求項3】 上記歪開放ブッシングは、外部表面を有
    し、該外部表面の少なくとも一部がねじ山になっている
    ことを特徴とする請求項1の同軸ケーブル用クリンプレ
    ス歪開放終端器。
  4. 【請求項4】 上記歪開放ブッシングは、導電性材料で
    形成されていることを特徴とする請求項1の同軸ケーブ
    ル用クリンプレス歪開放終端器。
  5. 【請求項5】 同軸的に配置された中心導体及びシール
    ド導体を有し、上記中心導体及び上記シールド導体を内
    側絶縁層により分離し、外側絶縁層で覆われ、端部の上
    記外側絶縁層の一部が除去されて上記シールド導体が露
    出している同軸ケーブル用のクリンプレス歪開放終端器
    を形成する方法であって、 (a1)外側表面にきざみ領域を有すると共に、上記外
    側絶縁層が除去された上記同軸ケーブルの端部部分にボ
    アを有する導電性ブッシングを位置決めし、 (a2)上記導電性ブッシングの上で上記シールド導体
    の一部を折り重ねて、上記シールド導体を上記ブッシン
    グの上記きざみ部分に隣接して位置決めし、 (a3)接着剤で内部表面が覆われた管状熱収縮性材料
    を上記同軸ケーブル上で上記導電性ブッシングの上に位
    置決めし、 (a4)上記熱収縮性材料を加熱して上記接着剤を活性
    化させると共に、上記熱収縮性材料及び上記導電性ブッ
    シングの間に上記シールド導体を捕捉して (A)クリンプレス機械的終端器を形成し、 (B)貫通するボアを有する歪開放ブッシングを介して
    上記同軸ケーブルを位置決めし、上記ボアの一端の内側
    に肩部が形成され、該肩部が上記導電性ブッシングとか
    み合って、上記同軸ケーブル用の機械的歪開放を行う同
    軸ケーブル用のクリンプレス歪開放終端器の形成方法。
  6. 【請求項6】 上記同軸ケーブルの位置決めステップで
    は、支持部材に形成された開口により上記歪開放ブッシ
    ングを位置決めして、上記歪開放ブッシング上で外側に
    延びたフランジが上記支持部材とかみ合うステップを更
    に有することを特徴とする同軸ケーブル用のクリンプレ
    ス歪開放終端器の形成方法。
JP2001276249A 2000-09-13 2001-09-12 同軸ケーブル用のクリンプレス歪開放終端器及びその形成方法 Expired - Fee Related JP3682427B2 (ja)

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