JP2639407B2 - コネクタのケーブル接続構造 - Google Patents

コネクタのケーブル接続構造

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JP2639407B2 JP1008249A JP824989A JP2639407B2 JP 2639407 B2 JP2639407 B2 JP 2639407B2 JP 1008249 A JP1008249 A JP 1008249A JP 824989 A JP824989 A JP 824989A JP 2639407 B2 JP2639407 B2 JP 2639407B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は電磁しゃへい用の金属シールドを有するケ
ーブルと電気コネクタとの接続構造に関し、特にパーソ
ナルコンピュータ等の電子機器間の接続に用いられる電
気コネクタの導電性カバー(例えばコネクタフード)と
前記金属シールドの接続構造に関する。
(従来の技術) 電気コネクタの導電性カバーとケーブルの金属シール
ドの接続構造において従来は金属シールドを有するケー
ブルの端末を第3図に示すように金属シールド(22)を
一定の長さ(例えば10mm前後)ケーブル外被(21)の上
に折り返し、この折り返した金属シールド(22)の上か
ら粘着剤付の金属テープ(30)(例えばアルミニウムテ
ープ)を1〜2周巻きつけたものを準備し、次いでこの
ケーブル端末に巻きつけた金属テープの上を第1図
(b)(c)に例示するようなコネクタフード(12)の
半割を2個、内側に電気コネクタを収納する空間ができ
るように重ね合わせてなるコネクタフード(12)のケー
ブル押え部(13)で押圧固定することが広く行われてい
る。
なお上記の粘着剤付金属テープ(30)は折り返した金
属シールド(22)のばらけを防いで組立作業性を良くす
るために用いられる。
また上記従来の技術では折り返した金属シールド(2
2)とその上に巻いた金属テープ(30)の間の絶縁性の
粘着剤層が存在するが、例えば上記の例ではコネクタフ
ード(12)のケーブル押え部(13)で金属テープ(30)
の上を押圧固定することにより、金属テープの金属層と
ケーブルの金属シールドの間で局部的に粘着剤層が押し
除かれて、金属シールド(22)と金属テープ(30)の金
属層が電気的に接触し、その結果コネクタフード(12)
とケーブル(20)の金属シールド(22)が電気的に接続
されるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の技術では金属テープ(30)の金属層とケー
ブル(20)の金属シールド(22)の間に介在する絶縁性
の粘着剤層を押圧力により局部的に押し除いて、ケーブ
ルの金属シールド(22)とコネクタの導電性カバー(上
記従来例ではコネクタフード(12))の電気的接触がな
されている。このため安定した電気的接触のためには粘
着剤層の押し除かれている部分の状態が安定していなけ
ればならない。
ところがケーブル(20)が接続された電気コネクタ
(10)ではケーブル(20)の押圧固定部に近い部分でケ
ーブルが屈曲されることが少なくない結果、ケーブルの
押圧固定部にもケーブル(20)の変形力が伝わることが
多く、上述した金属シールド(22)と導電性カバーの電
気的接触部で押圧力により押し除かれている粘着剤層部
分に微小なズレを生じたり、あるいは金属テープ(30)
の金属層がケーブルの金属シールド(22)から離剥する
などで電気的接触が不安定となりケーブル(20)の金属
シールド(22)とケーブル押え部(13)の間の電気抵抗
値が大きく変動することがあった。
電磁シールドの接地に関しては電気抵抗値の絶対値が
必ずしも小さくなければならないというものではない
が、電気抵抗値の変動は好ましくなく、この変動が大き
いと当該電気接触部を含む電気回路中の電圧や電流を変
動させ機器の誤作動を招く怖れがある。
本発明は上記のような電気接続部における、電気抵抗
値の変動が、ごく少ない接続構造を得んとするものであ
る。
(課題を解決するための手段及び作用) 本発明を第1図、第2図に基づいて説明する。
第2図は本発明の1実施例におけるケーブル端末を示
す図であり、金属シールド(22)をケーブル外被(21)
の上に一定長(この例では約10mm)折り返し、この折り
返した金属シールド(22)の露出部(この例では約5m
m)を残して金属シールド(22)の先端部を熱収縮チュ
ーブ(24)で固定している。
なお第2図には図示していないがケーブルコア(23)
各ケーブル心線の先端は電気コネクタ本体(11)のコン
タクトに接続される。
第1図(a),(b)は本発明の1実施例における2
分割型のコネクタフード(12)の片方の半割を取り外し
た図で、コネクタフードの一部にはケーブル押え部(1
3)が設けられ、また、このケーブル押え部(13)には
各々金属シールド押圧部(131)及びケーブル押圧部(1
32)が設けられている。
このコネクタフード(12)は金属など良導電体であ
る。第1図(a)には上記した第2図に示すケーブル端
末を有するケーブル(20)が電気コネクタ本体(11)と
共にコネクタフード(12)に配置されている。
露出した金属シールド部分はコネクタフード(12)の
ケーブル押え部(13)の金属シールド押圧部(132)に
合わせて配され、またケーブル押圧部(132)は熱収縮
チューブ(24)の上を押圧するように配されている。
ここで、第1図(b)に示すコネクタフードの半割を
反転して上に説明したケーブル及び電気コネクタ本体
(11)を配置したもう片方のコネクタフードの半割れに
重ね合せ、このコネクタフード(12)に設けられている
ビス穴(19)に通されるビス(図示せず)で締め合わせ
ると、前記露出した金属シールド部分はコネクタフード
(12)の金属シールド押圧部(131)で挾圧され、金属
シールド(22)とコネクタフード(12)は電気的に接続
される。またケーブル押え部(13)の一部であるケーブ
ル押圧部(132)は熱収縮チューブ(24)の上からケー
ブルを挾圧、固定する。
(実施例) 第1図は本発明の1実施例を示す。第1図(a)はこ
の実施例に用いている2分割形のコネクタフードの半割
を取りはずした状態を示したもので、コネクタフード
(12)の半割に角形多極電気コネクタである。電気コネ
クタ本体(11)と、第2図に示す端末処理をしたケーブ
ル(20)が配置され、ケーブルのケーブルコア(23)は
角形多極電気コネクタ(電気コネクタ本体−11−)の各
コンタクトに接続されている。
第1図(b)は前記取りはずしたコネクタフード(1
2)の半割を示し、第1図(c)は第2図(b)に示す
コネクタフード(12)の半割のA−A矢視の断面図を示
している。
コネクタフードはアルミニウム合金のダイキャスト品
で、ケーブル押え部他の寸法は従来のこの種のコネクタ
に準じて作製した。
第2図はケーブル外被(21)の直径約6mmでケーブル
コア(23)とケーブル外被(21)の間に金属シールド
(22)として金属編組を有するケーブル(20)に本発明
を実施した状態を示したもので、ケーブル外被(21)の
上に金属編組(金属シールド−22−)を約10mm折り返
し、更に長さ25mmで内径が前記折り返した状態で金属編
組の外径よりや々大きな(8〜10mm程度の)樹脂製熱収
縮チューブ(24)をケーブルの先端側(ケーブルコアの
露出している側)から挿入し、金属編組の折返し部分が
約5mm露出する位置で熱収縮チューブ(24)に熱風を吹
きつけて収縮させたものである。
第1表は上記実施例によるサンプル及び比較例サンプ
ル各5個においてケーブルの金属編組とコネクタフード
間の電気抵抗値の変動の大きさを測定したもので、下記
〜に説明する測定時点で、実施例及び比較例の各サ
ンプル5個につき電気抵抗値を測定し、各測定時点にお
ける各サンプル間の電気抵抗値の最大値と最小値の差を
算出したものである。
なお比較例サンプルは、第3図に示すケーブル端末に
おいて金属編組を約10mm折返した上から幅約12mmの粘着
剤付アルミニウムテープ即ち粘着剤付金属テープ(30)
を1周強巻き付けたものを、上記本発明の実施例と同じ
コネクタフード(12)に固定して作製した。
(測定時点) :コネクタフード(12)へケーブル(20)を固定した
直後の時点。
:に引続き、コネクタフード(12)のケーブル押え
部(13)直近でケーブル(20)を約45゜の角度まで屈曲
させた後、真直な状態に戻した直後の時点。
:に引続き、100℃の雰囲気中に12時間放置した直
後の時点。
:に引続き、の操作を加えた直後の時点。
:に引続き、100℃の雰囲気中に12時間放置した直
後の時点。
:に引続き、の操作を加えた直後の時点。
第1表からわかるとおり、本発明実施例では比較例に
比べ格段に安定性に優れた電気的接続状態が得られる。
(効 果) 本発明では金属シールド(22)の露出部に導電性のコ
ネクタフード(12)が、粘着剤の押し除きなどのない直
接的な接触をするようになっており、更にこの接触部分
の直近はケーブル押圧部(132)によって押圧・固定さ
れているため、電気抵抗が極めて小さく、かつケーブル
(20)の屈曲などがあっても安定した電気的接続が得ら
れるようになった。
なお、ケーブルの編組を電気的導通のあるフードへの
確実な接続ができ、また、ケーブルの耐屈曲特性を向上
できる。
またこのような電気的接触を維持するための押圧力
は、金属シールド(22)と、金属シールド押圧部(13
1)の接触が途切れない程度であればよいから、従来技
術に比べて小さなものでよく、またケーブル(20)の絶
縁体等の経年変化の影響も受けにくく長期的にも安定し
た電気的接続が得られる。
また熱収縮チューブ(24)は金属シールド(22)の折
返し部に差込むように挿着できるため、この差込みによ
り折返した金属シールド(22)はケーブル外被(21)の
表面に沿って整列することとなるから、金属シールド
(22)の折返し、固定の作業性に優れる。
また、粘着剤を用いないので熱収縮チューブ(24)と
金属シールド(22)端末の重り長さの調節も容易で、更
に熱収縮チューブ(24)の固定は、熱風をあてるだけ
で、収縮を完了させることもでき、コネクタ組立ての自
動化が容易となる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す図、第2図は第1図
(a)に示す本発明の1実施例の金属シールド(22)の
露出部を中心としたケーブル(20)の端末部の拡大図、
第3図は従来例を示す図である。 10……電気コネクタ、12……コネクタフード、12……ケ
ーブル押え部、20……ケーブル、21……ケーブル外被、
22……金属シールド、23……ケーブルコア、24……熱収
縮チューブ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルコアの軸方向の周囲を覆う金属シ
    ールドの端末に設けられた若干長の折り返し部を、導電
    性のケーブル押えで固定すると同時に金属シールドとケ
    ーブル押えの電気的接続をするコネクタのケーブル接続
    構造において、前記金属シールドの折り返し部は、金属
    シールドの露出部を残しながら該金属シールドの先端の
    みが熱収縮性チューブで固定されていること、及び前記
    ケーブル押えは、前記金属シールドの露出部を押圧する
    と共に前記熱収縮性チューブのうち前記金属シールドの
    先端を固定した部分の上からもケーブルを押圧している
    ことを特徴とするコネクタのケーブル接続構造。
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JPS5710466U (ja) * 1980-06-19 1982-01-20
JPS61203815A (ja) * 1985-03-05 1986-09-09 住友電気工業株式会社 シ−ルドチユ−ブ及びそれを用いたシ−ルド線のコネクタ接続方法

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