JP2002155646A - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP2002155646A JP2000355776A JP2000355776A JP2002155646A JP 2002155646 A JP2002155646 A JP 2002155646A JP 2000355776 A JP2000355776 A JP 2000355776A JP 2000355776 A JP2000355776 A JP 2000355776A JP 2002155646 A JP2002155646 A JP 2002155646A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シリンダ本体のキー挿入穴からサイドバーを
確実に操作不可能とし、不正解錠を防止する。 【解決手段】 ドアに装着したホルダーと、該ホルダー
内に回転可能に配設したシリンダ本体10とからなり、
該シリンダ本体10に、キーを挿入するキー穴16を備
え、側縁部に切欠部17を形成した複数のタンブラー1
5と、キーの挿入前の状態で、タンブラー15の側縁部
に当接することによりシリンダ本体10から突出してシ
リンダ本体10を回動不可能とする一方、キーの挿入に
より各タンブラー15の切欠部17と係合することによ
りシリンダ本体10内に没入してシリンダ本体10を回
動可能とするサイドバー22とを設けたシリンダ錠にお
いて、タンブラー15において、キー穴16のサイドバ
ー側に段部21を設けるとともに、シリンダ本体10に
段部21と対応した形状の受部14を設けた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物や車両のドア
に使用されるシリンダ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシリンダ錠は、ドア本体
に装着されるホルダーと、該ホルダー内に回転自在に設
けられるシリンダ本体とからなる。そして、このシリン
ダ本体には、キーの挿入方向と直交する1方向に付勢さ
れた複数のタンブラーと、該各タンブラーに向かって付
勢されるサイドバーとを配設し、ピッキングによる解錠
を困難にしたものが種々提供されている。
【0003】前記シリンダ錠のサイドバーは、キーが挿
入される前の状態で、タンブラーの側縁部に当接してシ
リンダ本体から突出し、ホルダーに形成した溝に係合す
ることにより、シリンダ本体を回動不可能に維持する。
一方、キーを挿入すると、キーに形成したキー山により
各タンブラーを移動させ、その縁に形成した切欠部を整
列し、その切欠部にサイドバーが没入することにより、
ホルダーに対してシリンダ本体を回動可能とするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記サ
イドバー方式のシリンダ錠では、キー穴より工具等を挿
入し、一枚ずつタンブラーとホルダーとの係合を解除
し、その状態を保持させるというピッキングにより、解
錠することは非常に困難であるが、シリンダ本体のキー
挿入穴から、タンブラーを装着するタンブラー穴を通し
て薄板状の治具でサイドバーを操作することにより、不
正に解錠される可能性がある。
【0005】そこで、本発明では、シリンダ本体のキー
挿入穴からサイドバーを確実に操作不可能とし、不正解
錠を防止できるシリンダ錠を提供することを課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のシリンダ錠は、ドア本体に装着したホルダ
ーと、該ホルダー内に回転可能に配設したシリンダ本体
とからなり、該シリンダ本体に、キーを挿入するキー穴
を備え、そのキーの挿入方向と直交する方向に付勢する
とともに、側縁部に切欠部を形成した複数のタンブラー
と、該各タンブラーに向かって付勢するとともに、キー
の挿入前の状態で、タンブラーの側縁部に当接すること
によりシリンダ本体から突出して前記シリンダ本体を回
動不可能とする一方、キーの挿入により前記各タンブラ
ーの切欠部と係合することによりシリンダ本体内に没入
して前記シリンダ本体を回動可能とするサイドバーとを
設けたシリンダ錠において、前記タンブラーにおいて、
前記キー穴のサイドバー側に段部を設けるとともに、前
記シリンダ本体に前記段部と対応した形状の受部を設け
た構成としている。
【0007】具体的には、前記段部および受部は、互い
に嵌合する凹凸からなる構成とすることが好ましい。
【0008】前記シリンダ錠では、シリンダ本体内にキ
ーを挿入すれば、各タンブラーがシリンダ本体内に移動
し、サイドバーがタンブラーの切欠部に係合してシリン
ダ本体内に没入する。これにより、キーを回転操作する
と、シリンダ本体をホルダー内で回転させることがで
き、開錠又は施錠操作が可能となる。また、キーの挿入
前の状態では、切欠部をサイドバーに係合させようとし
ても、他のタンブラーの付勢力によりサイドバーが戻さ
れ、該サイドバーをタンブラーの切欠部に係合させるこ
とができないため、ピッキングにより不正に解錠するこ
とはできない。しかも、前記タンブラーに段部を設ける
とともにシリンダ本体に対応する受部を設けているた
め、シリンダ本体内からサイドバーの装着部分に通じる
直線状の隙間をなくすことができる。そのため、その部
分から薄板状の治具を挿入してサイドバーを操作するこ
とはできない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1および図2は、本発明の第1実
施形態に係る建物用のシリンダ錠を示す。このシリンダ
錠は、大略、ホルダー1と、その内部に回転可能に設け
られるシリンダ本体10と、ホルダー1を覆うカバー3
2とから構成されている。
【0010】前記ホルダー1は、亜鉛やアルミニウム等
の金属材料を略円筒状に成形することにより得られる。
ホルダー1の外周面には位置決め用の突条2と、逃がし
溝3がそれぞれ2つずつ90度間隔で交互に形成されて
いる。ホルダー1の前面側には、外方に突出するフラン
ジ状の鍔部4が形成され、その中央部には円筒状に突出
する筒状部5が設けられている。筒状部5の内面の対称
な位置には、軸方向に沿って一対の第1係合溝6(図1
中、一方は図示せず)が形成されている。この第1係合
溝6は、後述するタンブラー15の係合凸部20が係合
することにより、シリンダ本体10を回動不可能とする
ものである。また、ホルダー1の内面には、前記第1係
合溝6とは90度位相した位置に、シリンダ本体10か
ら突出したサイドバー22を収容する一対の第2係合溝
7が形成されている。ホルダー1の後端開口部には、図
2に示すように、後端から所定範囲に拡開部8が形成さ
れ、この拡開部8に連続して一対の係合凹部9が形成さ
れている。
【0011】前記シリンダ本体10は円柱状をなし、そ
の内部には、図3に示すように、複数のタンブラー15
およびサイドバー22がそれぞれ収容されている。ま
た、このシリンダ本体10の後端側外周部には、図1に
示すように、コンストラクションカム26が軸方向に沿
ってスライド可能に配設されている。
【0012】具体的には、前記シリンダ本体10の軸心
には、矩形状のキー挿入穴11が形成されている。シリ
ンダ本体10の外周面には、両側から軸方向に所定間隔
をもって前記キー挿入穴11に連通する複数のタンブラ
ー穴12がそれぞれ穿設され、このタンブラー穴12に
それぞれ後述するタンブラー15が配設されている。そ
して、前記タンブラー穴12には、図2に示すように、
1つ置きの一端部(下端部)にスプリング挿入孔12a
がそれぞれ形成されている。なお、図示していないが、
図2の紙面向こう側にも同じく1つ置きの下端部にスプ
リング挿入孔12aが形成されている。シリンダ本体1
0の前面側の外周面には、図3に示すように、略I字形
の開口部13が形成され、その両端部両側は平坦な取付
部13aとなっている。シリンダ本体10の背面側には
フランジ状に突出する鍔部10aが形成され、ホルダー
1における後端の拡開部8の内縁に嵌合するようになっ
ている。また、本実施形態のシリンダ本体10には、前
記タンブラー穴12において、サイドバー22の側であ
る前記開口部13の側に、後述するタンブラー15の段
部21と対応する受部14が設けられている。
【0013】前記タンブラー15は板状をなし、全長の
短いコンストラクションキーと全長の長いユーザーキー
のいずれにも応動する6枚の前面側のタンブラー15a
と、ユーザーキーのみに応動する4枚の後方側のタンブ
ラー15bとの10枚で構成されている。また、これら
タンブラー15には、中央部に矩形状のキー穴16が穿
設されている。各タンブラー15の一方の側縁部にはサ
イドバー22が没入するV字状の切欠部17が形成さ
れ、他方の側縁部にはスプリング18の一端部が圧接す
るスプリング受部19が突設されている。さらに、この
スプリング受部19の側の端部には、前記第1係合溝6
内に突出して係合する係合凸部20が設けられている。
さらにまた、本実施形態のタンブラー15には、前記キ
ー穴16において、後述するサイドバー側に位置する切
欠部17の側に、略V字形状の溝からなる段部21が全
長にかけて設けられている。
【0014】本実施形態では、前記シリンダ本体10に
形成した各タンブラー穴12において、スプリング挿入
孔12aが形成された側からタンブラー15を挿入し、
図4(A),(B)に示すように、これらタンブラー1
5が1つ置きに、2方向に分けて外向きに付勢されるよ
うに構成している。また、本実施形態では、シリンダ本
体10から突出する前面側の1枚のタンブラー15aを
付勢するスプリング18の付勢力のみでサイドバー22
がシリンダ本体10から突出するようにしているが、数
枚のタンブラー15aを付勢するスプリングの付勢力を
利用すれば、各スプリングの付勢力を弱くすることがで
きる。
【0015】前記サイドバー22は、図3および図4
(A),(B)に示すように、下面が断面三角形状に突
出する略直方体形状で、上面両側にはスプリング受部2
3がそれぞれ形成されている。このサイドバー22は、
シリンダ本体10の取付部13aに加締めて固定される
止め金具24との間に配設した一対のスプリング25に
より、シリンダ本体10の開口部13に没入するように
付勢されるようになっている。そして、キー45(図6
(A),(B)参照)の挿入によりタンブラー15が整
列されて切欠部17が一列に並ぶと、サイドバー22は
これら切欠部17に係合してホルダー1内に没入するよ
うになっている。
【0016】前記コンストラクションカム26は、図1
に示すようにドーナツ状をなし、その一端側に鍔部26
aが形成されている。そして、この鍔部26aと、前記
シリンダ本体10の鍔部10aとの間にはスプリング2
7が配設され、コンストラクションカム26を前面側
(図2において右側)に付勢するようになっている。コ
ンストラクションカム26の外周縁部の対向位置には係
合突部28がそれぞれ形成され、内周面には、係合突部
28の近傍に、背面側のスプリング凹部29と前面側の
タンブラー凹部30とがそれぞれ形成され、その間にコ
ンストラクションカム26の前面側への移動を阻止する
ための係合壁31が設けられている。すなわち、係合壁
31の前面側のタンブラー凹部30に係合した後方側の
タンブラー15bにより、コンストラクションカム26
は前面側への移動を阻止される。
【0017】前記カバー32は、図1および図2に示す
ように、一端が略円錐台形状の円筒状をなし、ホルダー
1の外周側を覆った状態で、該ホルダー1がネジ止めに
より固定されるものである。このカバー32の円錐面側
中央部には、キー45を挿入可能とするための挿入孔3
3が形成され、その内周縁には前記ホルダー1の先端面
との間に環状の蓄光部材34が配設される。この蓄光部
材34は、例えば、ポリカーボネイトに蓄光材料を練り
込み、夜間に発光するものが使用される。
【0018】次に、前記構成からなる建物用のシリンダ
錠の組み立てについて説明する。まず、シリンダ本体1
0のスプリング挿入孔12aからスプリング18を挿入
した後、各タンブラー穴12に対して1つ置きに2方向
からタンブラー15を挿入する。ここで、各タンブラー
15は図示しない冶具等を用いて押し込んだ状態に維持
する。
【0019】続いて、図3に示すように、シリンダ本体
10の取付部13aにスプリング25とともにサイドバ
ー22を配置し、その上方から止め金具24を加締めに
て固定して取り付ける。この状態で、サイドバー22は
前面側のタンブラー15aの側縁部に圧接される。
【0020】その後、シリンダ本体10の外周部に、ス
プリング27とともにコンストラクションカム26を装
着する。この際、コンストラクションカム26をスプリ
ング27の付勢力に抗してシリンダ本体10の鍔部10
aに当接するまで押し込む。そして、その位置にあるタ
ンブラー15の押し込み状態を解除する。これにより、
タンブラー15bがコンストラクションカム26のタン
ブラー凹部30に係合し、係合壁31によってコンスト
ラクションカム26の軸方向への移動が阻止される。
【0021】次いで、コンストラクションカム26とと
もにシリンダ本体10をホルダー1内に収容する。この
際、各タンブラー15の押し込みを解除し、それぞれホ
ルダー1内の各第1係合溝6に1つ置きに係合させる。
また、サイドバー22が前面側のタンブラー15aの側
縁部に押されてシリンダ本体10から突出し、ホルダー
1内の第2係合溝7に係合する。
【0022】その後、ホルダー1の先端面に蓄光部材3
4を配置し、この状態で、シリンダ本体10を装着した
ホルダー1をカバー32の内部に装着し、ネジ止めによ
り固定する。
【0023】このようにして組み立てられた建物用シリ
ンダ錠では、図5(A)に示すように、コンストラクシ
ョンカム26に後方側のタンブラー15bが係合し、コ
ンストラクションカム26はシリンダ本体10と共に回
転する。したがって、この段階では、コンストラクショ
ンカム26に係合する後方側のタンブラー15bを動作
させないコンストラクションキーを挿入して残る前面側
のタンブラー15aをシリンダ本体10内に没入動作さ
せることにより開錠操作することが可能である。
【0024】前記シリンダ錠を建物のドア40に取り付
ける場合、図2に示すように、そのドア40の前面パネ
ル41に形成した穴41aにホルダー1の後端部を挿入
し、突条2によって回転方向の位置決めを行う。そし
て、ドア40の背面パネル42の背面から棒材43を利
用して取付台44を介してネジ止めし、カバー32の後
端開口部を前面パネル41に圧接させることにより装着
が完了する。
【0025】このようにしてドア40に装着されたシリ
ンダ錠によれば、ドア40の前面からカバー32によっ
て覆われた部分が突出しているので、キー45の挿入を
容易に行うことができる。そして、全長の長いユーザー
キーを使用すれば、以下のように、このユーザーキーに
よってのみ解錠および施錠操作が可能となる。
【0026】即ち、全長の長いユーザーキーの挿入によ
り、図5(B)に示すように、ホルダー1の係合溝に係
合する前面側のタンブラー15aのみならず、コンスト
ラクションカム26に係合した後方側のタンブラー15
bも移動する。これにより、コンストラクションカム2
6はスプリング27の付勢力によって前面側へスライド
移動し、その係合突部28がホルダー1の係合凹部9に
係合して回転不可能となる。
【0027】したがって、この段階で、前記コンストラ
クションキーを挿入しても、ホルダー1と一体化したコ
ンストラクションカム26に係合する後方側のタンブラ
ー15bをシリンダ本体10内に没入させることができ
ず、解錠操作を行うことは不可能になる。
【0028】一方、全長の長いユーザーキーを使用すれ
ば、前記後方側のタンブラー15bを前面側のタンブラ
ー15aとともにシリンダ本体10内に没入させ、ユー
ザーキーを回転操作してホルダー1内でシリンダ本体1
0を回転させることにより、解錠又は施錠操作を行うこ
とが可能である。
【0029】具体的には、コンストラクションキーによ
る解錠を不可能とした状態で、かつ、ユーザーキーの挿
入前の状態では、図6(A)に示すように、各タンブラ
ー15に形成した切欠部17は、キー45の挿入方向に
おいて、左右にランダムに位置する。
【0030】そして、この状態では、切欠部17をサイ
ドバー22に係合させようとしても、他のタンブラー1
5の付勢力によりサイドバー22が戻され、該サイドバ
ー22をタンブラー15の切欠部17に係合させること
ができない。しかも、前記タンブラー15に段部21を
設けるとともにシリンダ本体10に対応する受部14を
設けているため、シリンダ本体10内からサイドバー2
2の装着部分に通じる直線状の隙間がない。そのため、
その部分から薄板状の治具を挿入してサイドバー22を
操作することはできない。その結果、ピッキングによっ
て不正に解錠することはできない。
【0031】次に、解錠可能なユーザーキーを挿入する
と、タンブラー15のキー穴16の縁にキー45のキー
山が当接する。そうすると、各タンブラー15は、スプ
リング18の付勢力に抗してシリンダ本体10のタンブ
ラー穴12内でスライドし、その係合凸部20がホルダ
ー1の第1係合溝6内からシリンダ本体10内に位置す
る。
【0032】これにより、図6(B)に示すように、キ
ー45の挿入前の状態でランダムに位置していた切欠部
17が一列に整列する。その結果、サイドバー22は、
スプリング25の付勢力により、ホルダー1の第2係合
溝7内からシリンダ本体10内に没入し、ユーザがキー
45を回転操作することにより、それに応じてシリンダ
本体10を回転させることができる。
【0033】なお、本発明のシリンダ錠は前記実施形態
の構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形
態では、タンブラー15に形成する段部21を、略V字
形状の溝により形成したが、図7(A)に示すように、
略V字形状に突出する突起により構成してもよい。ま
た、溝または突起からなる段部21の形状は、略V字形
状に限定されず、図7(B)に示すように、略凹字形状
の溝としてもよく、図7(C)に示すように、凸字形状
の突起としてもよい。しかも、図7(D)に示すよう
に、タンブラー15において、一端面に凹字形状の溝を
設け、他端面に凸字形状の突起を設けてもよい。即ち、
前記タンブラー15の段部21およびシリンダ本体10
の受部14の位置は、サイドバー22の側に位置すれ
ば、その形状や位置は限定されてない。
【0034】また、前記実施形態では、シリンダ錠を建
物のドア40に取り付けたが、車両のドア40に適用し
ても、前記と同様の作用、効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシリンダ錠では、キーの挿入によりシリンダ本体内に
没入するタンブラーのほかに、各タンブラーの切欠部が
整列することによりシリンダ本体内に没入するサイドバ
ーを設けるようにしたので、盗難防止性に優れている。
しかも、前記タンブラーに段部を設けるとともにシリン
ダ本体に対応する受部を設けているため、シリンダ本体
内からサイドバーの装着部分に通じる直線状の隙間をな
くすことができる。そのため、その部分から薄板状の治
具を挿入してサイドバーを操作することはできない。そ
の結果、ピッキングによってキー挿入穴からの不正な解
錠を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリンダ錠を示す分解斜視図であ
る。
【図2】 組立状態のシリンダ錠の断面図である。
【図3】 第1実施形態のシリンダ本体に対するタンブ
ラーおよびサイドバーの分解斜視図である。
【図4】 (A),(B)はシリンダ錠を異なる位置で
切断した断面図である。
【図5】 (A)はユーザーキーの挿入前の状態を示す
断面図、(B)はユーザーキーの挿入後の状態を示す断
面図である。
【図6】 (A)は、キー挿入前の切欠部の状態を示す
断面図、(B)はキー挿入後の切欠部の状態を示す断面
図である。
【図7】 (A),(B),(C),(D)はタンブラ
ーに形成する段部およびシリンダ本体に形成する受部の
変形例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1…ホルダー,10…シリンダ本体,11…キー挿入
穴,12…タンブラー穴,13…開口部,14…受部,
15…タンブラー,16…キー穴,17…切欠部,21
…段部,22…サイドバー,26…コンストラクション
カム,32…カバー,40…ドア,45…キー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体に装着したホルダーと、 該ホルダー内に回転可能に配設したシリンダ本体とから
    なり、 該シリンダ本体に、 キーを挿入するキー穴を備え、そのキーの挿入方向と直
    交する方向に付勢するとともに、側縁部に切欠部を形成
    した複数のタンブラーと、 該各タンブラーに向かって付勢するとともに、キーの挿
    入前の状態で、タンブラーの側縁部に当接することによ
    りシリンダ本体から突出して前記シリンダ本体を回動不
    可能とする一方、キーの挿入により前記各タンブラーの
    切欠部と係合することによりシリンダ本体内に没入して
    前記シリンダ本体を回動可能とするサイドバーとを設け
    たシリンダ錠において、 前記タンブラーにおいて、前記キー穴のサイドバー側に
    段部を設けるとともに、前記シリンダ本体に前記段部と
    対応した形状の受部を設けたことを特徴とするシリンダ
    錠。
  2. 【請求項2】 前記段部および受部は、互いに嵌合する
    凹凸からなることを特徴とする請求項1に記載のシリン
    ダ錠。
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