JP2002155630A - 鉄骨屋根母屋材の吊り揚げ方法 - Google Patents

鉄骨屋根母屋材の吊り揚げ方法

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JP2002155630A
JP2002155630A JP2000355218A JP2000355218A JP2002155630A JP 2002155630 A JP2002155630 A JP 2002155630A JP 2000355218 A JP2000355218 A JP 2000355218A JP 2000355218 A JP2000355218 A JP 2000355218A JP 2002155630 A JP2002155630 A JP 2002155630A
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Japan
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purlin
girder
jig
purlins
hanging
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JP2000355218A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Yamashita
重利 山下
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の屋根工事での母屋材の桁材への取り付
けを簡単且つ効率良く行えるようにすること。 【解決手段】 地上で複数の母屋材1を桁材上での配設
間隔と略同一の間隔をあけて並べておき、並べられた母
屋材1を吊治具3を用いて並べられた間隔を保ちつつ吊
り揚げてそのまま桁材上の母屋材1の配設位置に吊り下
ろすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨屋根母屋材の
吊り揚げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨屋根の従来の構築方法は、母屋材を
受ける横木となる桁材を柱及び梁に取り付け、桁材の取
り付けが完了したところで数本の母屋材を地上で束ね、
束ねられた母屋材をクレーン等の揚重機器にて取り付け
が完了している桁材の上に持ち上げてばらした後、桁材
の上において作業員の手作業により母屋材を1本1本所
定の位置に配置し、ボルト止め等公知の方法により各母
屋材を桁材に固定するという作業を繰り返し行うという
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、束ねて
揚重された複数の母屋材を桁材上で作業員が1本1本配
置するという高所作業が強いられる従来の方法では、母
屋材の施工に手間も時間もかかるため工期の遅延や工事
コストの上昇を招きやすいという問題点を有している。
特に屋根が勾配付となる場合には、作業の安全性により
一層の配慮が必要となるため、作業効率がその分低下し
て工事コストの更なる上昇を招くことになる。
【0004】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができる鉄骨屋根母屋材の吊り揚
げ方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、鉄骨屋根の構築のため取り付けが
完了している桁材の上に母屋材を吊り揚げるための方法
であって、地上で複数の母屋材を前記桁材上での配置間
隔と略同一の間隔をあけて並べておき、並べられた母屋
材を吊り揚げ治具を用いて前記間隔を保ちつつ吊り揚げ
て前記桁材の母屋材配設位置に合わせて吊り下ろすよう
にしたことを特徴とする鉄骨屋根母屋材の吊り揚げ方法
が提案される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明の実施の形態の一例を説明
するための説明図である。図1を参照して、鉄骨屋根の
構築のために屋根工事が行われており桁材の取り付けま
でが完了している状態の建物の工事現場において、複数
本の母屋材1を取り付けが完了している桁材の上に吊り
揚げて所定の位置に配設、固定する工程について説明す
る。
【0008】先ず、地面Gにセット治具2を配置する。
セット治具2は4本の角形鋼管21〜24が井桁状に組
まれ、4本の補強材25によって図示の如く補強されて
成る枠本体26を備え、4本の角形鋼管21〜24の内
1組の対向する角形鋼管21、23には、母屋材1を所
定の間隔をあけて並べた状態に位置決めしておくための
位置決金具27が9個づつ計18個図示の如く固定され
ている。図示の例では、位置決金具27は母屋材1を受
け入れることができるコ字状の形態となっており、位置
決金具27の配置間隔は、桁材(図示せず)上での母屋
材1の配設間隔と同じになっている。
【0009】セット治具2は以上のように構成されてい
るので、母屋材1をセット治具2の位置決金具27内に
セットするだけで、極めて容易に母屋材1を所定の間隔
をあけて9本並べた状態とすることができる。なお、セ
ット治具2によってセットできる母屋材1の本数を9本
に限定することなく適宜に決めることができるのは勿論
である。
【0010】9本の母屋材1をセット治具2上に上述の
ように並べた後、それぞれの母屋材1を複数の全ネジボ
ルト28で連結する。これにより、9本の母屋材1が建
物の屋根の桁材の上に吊り下ろされ固定されるまでの間
及びそれ以後の工程において、母屋材1の間隔を所要の
長さに保持することができる。
【0011】次に、上述の如く所要の間隔をあけて連結
された状態の9本の母屋材1の吊り揚げ作業を吊治具3
を使用して行う。吊治具3は4本のH鋼31〜34が井
桁状に組まれて構成されている。4本のH鋼31〜34
の内1組の対向するH鋼31、33のそれぞれの下面3
1A、33Aには、L字状の係止プレート35が9枚ず
つ、位置決金具27の配置間隔と同一の配置間隔で固定
されている。1組の対向するH鋼31、33のそれぞれ
の上面31B、33Bには、吊治具3をクレーン等の揚
重機器で吊り揚げることができるようシャックル等を通
すための開口部を設けた2組の揚重用プレート36、3
6、37、37が設けられている。
【0012】吊治具3は以上のように構成されているの
で、セット治具2上に上述の如くしてセットされている
9本の母屋材1の上に吊治具3を吊り下ろし、吊治具3
の係止プレート35に対応する母屋材1をそれぞれ側面
からすべり込ませるようにして係止させ、この状態で一
体となっている9本の母屋材1を吊治具3によって吊り
揚げることができる。
【0013】ここで、吊治具3の係止プレート35に上
述のごとく係止された9本の母屋材1が吊り揚げられて
いる際に、横風などの原因により係止プレート35から
外れ落ちてしまうことを防ぐため、ゴムバンドを用いた
適宜の手段により、母屋材1と吊治具3の係止プレート
35との係止状態を吊り揚げ作業中しっかりと保持して
おくことができるようにするのが好ましい。これに加え
て、又はこれに代えて、吊治具3による吊り揚げ作業
中、吊治具3をH鋼34がH鋼32よりも高くなるよう
に傾斜させ、これにより母屋材1が係止プレート35か
ら外れ落ちにくい姿勢を取るようにしてもよい。
【0014】図2には母屋材1を吊治具3によって吊り
揚げる場合に、ゴムベルト38を用いて母屋材1と吊治
具3との係止の強化を図って外れにくくした場合の例が
示されている。
【0015】吊治具3によって母屋材1を吊り揚げて屋
根の上まで到着させた後、母屋材1を吊治具3と共に図
示しない桁材の上に下ろす。桁材には、母屋材1を所定
の位置に安定して設置するための転び止め材が所定の間
隔をあけて取り付けられているが、既に説明したよう
に、吊治具3によって吊り下げられている母屋材1の間
隔はこの転び止め材の配置間隔と等しくなっている。こ
のため、母屋材1を桁材の所要の位置に降ろし、吊治具
3との連結を外せば、9本の母屋材1はそれぞれ対応す
る転び止め材によって受け止められた状態で所要の配置
を完了させることができる。
【0016】すなわち、9本の母屋材1を転び止めに寄
り掛かるようにしてセットし、ゴムバンド38を取り外
し吊治具3を取り外した以後においても、9本の母屋材
1は、位置ずれ及び落下等することなく所定の位置にお
いて所要の間隔で並べられた状態を保持しているので、
母屋材1を桁材の所定の位置にボルト止め等の方法によ
り固定するだけで母屋材1の取り付けを完了することが
できる。
【0017】セット治具2及び吊治具3は何度でも使用
することができるので、勾配のある又は勾配のない屋根
を構築するためにセット治具2と吊治具3とを使用して
以上の作業を繰り返し行い母屋材1を吊り揚げるように
すれば、母屋材1を作業員が所定の位置に1本1本手作
業で配置するという非効率な作業を行うことなく複数の
母屋材1を一度に所定の位置に配置することができる。
桁材上での作業は母屋材1のボルト止めだけとなるので
手間がかからないため作業効率が良くなり、工期の遅延
を招くこともなくなる。また、屋根が勾配付となる場合
には、勾配のある桁材の上での作業が減少するため、作
業の安全性が増し作業員が集中して作業を進めることが
でき、作業効率を上昇させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、地上において母屋材を
所要の間隔に並べて配置した状態を治具を用いて保持し
つつ吊り揚げるようにしたので、屋根の上で母屋材を1
本1本所定の位置に配置する作業がなくなり、ボルト止
めするだけで良いようにした。したがって、手間がかか
らないと同時に作業の安全性が増し、作業に集中するこ
とができるので作業効率が上昇し、工期遅延を招く虞も
なくなり工事コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を説明するための説
明図。
【図2】図1に示されている吊治具で母屋材を吊り下げ
た状態の要部拡大図。
【符号の説明】
1 母屋材 2 セット治具 3 吊治具 21〜24 角形鋼管 25 補強材 26 枠本体 31〜34 H鋼 35 係止プレート 36、37 揚重用プレート 38 ゴムバンド G 地面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨屋根の構築のため取り付けが完了し
    ている桁材の上に母屋材を吊り揚げるための方法であっ
    て、 地上で複数の母屋材を前記桁材上での配置間隔と略同一
    の間隔をあけて並べておき、並べられた母屋材を吊り揚
    げ治具を用いて前記間隔を保ちつつ吊り揚げて前記桁材
    の母屋材配設位置に合わせて吊り下ろすようにしたこと
    を特徴とする鉄骨屋根母屋材の吊り揚げ方法。
JP2000355218A 2000-11-22 2000-11-22 鉄骨屋根母屋材の吊り揚げ方法 Pending JP2002155630A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221328A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Kajima Corp 直線部材保持用支持装置及び直線部材の敷設方法
CN104989109A (zh) * 2015-07-20 2015-10-21 中博农畜牧科技股份有限公司 一种同时吊装屋梁檩条的方法
CN107352386A (zh) * 2017-08-31 2017-11-17 上海二十冶建设有限公司 钢结构屋面组合吊装的简易吊具及其使用方法
CN108999413A (zh) * 2018-09-28 2018-12-14 北京首钢建设集团有限公司 一种使用单吊索多钩头安装屋面檩条的方法
CN109292611A (zh) * 2018-12-03 2019-02-01 中冶建工集团有限公司 一种屋面檩条模块化安装组合治具及安装方法

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