JP2002155252A - 接着剤用水性エマルジョン及びその組成物 - Google Patents

接着剤用水性エマルジョン及びその組成物

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JP2002155252A JP2000400538A JP2000400538A JP2002155252A JP 2002155252 A JP2002155252 A JP 2002155252A JP 2000400538 A JP2000400538 A JP 2000400538A JP 2000400538 A JP2000400538 A JP 2000400538A JP 2002155252 A JP2002155252 A JP 2002155252A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は水溶性樹脂、水性エマルジョン、イ
ソシアネート化合物からなる接着剤において、ポットラ
イフが良好で、かつ常態接着性、及び耐水接着性、耐熱
接着性も良好である水性エマルジョン、及びその組成物
を提供することを目的とする。 【解決手段】 特定の単量体組成を乳化重合して得られ
るエマルジョンを、特定の粒子径にすることにより、ポ
ットライフ、かつ常態接着性、及び耐水接着性、耐熱接
着性が良好となることを見いだした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常態接着性、及び
耐水接着性、耐熱接着性に優れた例えば木材用接着剤と
して好適な接着剤用の水性エマルジョンに関するもので
あり、さらに詳しくは水溶性樹脂、水性エマルジョン、
イソシアネート系化合物を含む組成物からなる接着剤に
適し、そのポットライフが良好な水性エマルジョンに関
する。
【0002】
【従来の技術】水性エマルジョンに、水溶性樹脂、及び
イソシアネート系化合物を配合した接着剤は、従来のア
ミノ・ユリア系接着剤とは異なりホルムアルデヒドの発
生がなく、常温或いは加温下に短時間で圧締するだけ
で、極めて高い接着強さが得られる。この接着剤は常態
の接着性能ばかりでなく、耐水性、耐熱性などの2次性
能も良好であり、特に木材接着用に優れた性能を示す。
【0003】しかしながら、近年接着する対象物が木材
以外へ拡大するとともに、接着した木材の使用環境も過
酷な方向に向かっているため、現在よりさらに高度な性
能が要求されてきている。例えば、さらなる耐水接着性
の向上、長期高温放置下での接着性保持などが挙げられ
る。また、一般に水性エマルジョン、水溶性樹脂、及び
顔料からなる組成物を主剤とし、イソシアネート化合物
を架橋剤とする二液混合型の接着剤となっている、その
ため、架橋剤であるイソシアネート系化合物を混合した
後のポットライフの延長は常に望まれているものである
が、特に最近では省資源・廃棄物の観点から、イソシア
ネート化合物混合にまれに起こるトラブルにより発生す
る、使用不能接着剤をより低減していくことを目的に、
さらなるポットライフの延長が強く望まれている。
【0004】ところで、従来この接着剤に一般に使用さ
れている水性エマルジョンとしてはポリビニルアルコー
ルを分散剤とする酢酸ビニルエマルジョン、またはエチ
レン−酢酸ビニルエマルジョンなどが知られている。こ
れらのエマルジョンを使うことにより、常態接着性は良
好であるものの、耐水接着性が十分でないという問題を
有している。これは、酢酸ビニルエマルジョン、または
エチレン−酢酸ビニルエマルジョンの耐水性不良に起因
していると言われている。また、ポットライフをさらに
長くする課題に対しても解決されていない。
【0005】これに対して、先のエマルジョンに比較し
て耐水性が良好である合成ゴム系エマルジョン、(メ
タ)アクリル酸エステル系、又はスチレン−(メタ)ア
クリル酸エステル系エマルジョンがこの接着剤に使用さ
れているが、酢酸ビニルエマルジョン、またはエチレン
−酢酸ビニルエマルジョンに比べ、イソシアネート配合
後のポットライフが短くなり使用に際して制約となって
いる。そこで、そのポットライフの改良に関して特開昭
59−59768号公報では界面活性剤を用いた乳化重
合から得られた合成ゴムラテックス系において、平均粒
子径が0.25μm以上することが開示され、また特開
平5−331440号公報でも同様に界面活性剤を用い
た乳化重合から得られた合成ゴムラテックス系におい
て、平均粒子系が0.1μm以上、特に好ましくは0.
2〜0.35μmでポットライフが良好となる技術が開
示されている。これらの開示技術によりポットライフ、
及び接着性なども改良されているが、ポリマー中にブタ
ジエンが重合した骨格を持つことから、酢酸ビニル系エ
マルジョン、(メタ)アクリル酸エステル系、又はスチ
レン−(メタ)アクリル酸エステル系エマルジョンに比
べ、耐熱性、特に長期高温放置下での接着強さの保持性
が劣る問題を有してる。また、特開昭59−59768
号公報の実施例に開示されている界面活性剤を用いた場
合、単量体組成物をアクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、スチレンなどでは、本願が目的とする粒子径
は得られない。
【0006】これに対してブタジエン単量体を使用しな
い技術として、例えば特開平5−1270号公報、特開
平5−279648号公報が挙げられる。特開平5−1
270号公報では酢酸ビニル単量体、1級水酸基含有ビ
ニル化合物、及びそれらの共重合可能な疎水性のエチレ
ン性不飽和単量体からなる共重合体であって、平均粒子
径0.5μm以上のエマルジョンが開示され、特開平5
−279648号公報では単量体組成にアクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステル、スチレンなどを選択し、
粒子径が0.2〜2.0μmが好ましいことが開示され
ている。
【0007】しかしながら、これらの開示技術はポリビ
ニルアルコール系重合体を保護コロイドとして乳化重合
したエマルジョンであるため、ポリマー組成においては
耐水接着性などは改良されているものの、ポットライフ
に関にしては先に挙げた酢酸ビニルエマルジョン、エチ
レン−酢酸ビニルエマルジョンと同様に問題を抱えてい
て、現在求められているポットライフの延長はできてい
ない。したがって、ポットライフが良好で、かつ常態接
着性、及び耐水接着性、耐熱接着性も良好な水性エマル
ジョン、及びその組成物が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水溶性樹
脂、水性エマルジョン、イソシアネート化合物からなる
接着剤において、ポットライフが良好で、かつ常態接着
性、及び耐水接着性、耐熱接着性も良好である水性エマ
ルジョン、及びその組成物を提供することを目的とす
る。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明者は、特定の単量
体組成を界面活性剤を用いて乳化重合して得られるエマ
ルジョンを、特定の粒子径にすることにより、前記課題
を解決するため有効であることを見いだし、本発明をな
すに至った。すなわち、本発明は、 1.芳香族ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステ
ル単量体から選ばれる1種以上の単量体、及びヒドロキ
シル基含有ビニル系単量体とを含む単量体組成物を界面
活性剤を用いて乳化重合して得られる水性エマルジョン
(1)であって、そのエマルジョンの平均粒子径が20
0〜600nmであることを特徴とする接着剤用水性エ
マルジョンであり、 2.ヒドロキシル基含有ビニル系単量体が全単量体組成
物中0.5〜5質量%であり、 3.水性エマルジョンの平均粒子径が300〜500n
mであり、 4.該エマルジョン(1)と、イソシアネート系化合物
(2)とを含む組成物である。
【0010】本発明について、さらに詳細に説明する。
本発明の水性エマルジョン(1)は、芳香族ビニル系単
量体、(メタ)アクリル酸エステル単量体から選ばれる
1種以上の単量体、及びヒドロキシル基含有ビニル系単
量体とを含む単量体組成物を界面活性剤を用いて乳化重
合して得られる。本発明の水性エマルジョン(1)に用
いられる芳香族ビニル単量体としては、例えば、スチレ
ン、ビニルトルエン等が挙げられる。好ましくはスチレ
ンである。
【0011】また、(メタ)アクリル酸エステル単量体
としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、
ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、フェニルアクリレート、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピル
メタクリレート、イソプロピルアクリレート、ブチルメ
タクリレート、イソブチルメタクリレート、ヘキシルメ
タクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート
等が挙げられる。好ましくは、ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート
である。
【0012】また、ヒドロキシル基含有ビニル系単量体
としては、例えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエ
チレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコー
ルメタクリレート等が挙げられる。好ましくはヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
トである。本発明の水性エマルジョン(1)に用いられ
る芳香族ビニル系単量体は全単量体中5〜80質量%で
ある。芳香族ビニル系単量体が5質量%以上で耐水接着
性に問題がなく、80%以下で耐熱接着性に問題がな
い。好ましくは、10〜60質量%である。
【0013】本発明の水性エマルジョン(1)に用いら
れる(メタ)アクリル酸エステル単量体は全単量体中5
〜80質量%である。(メタ)アクリル酸エステル単量
体が5質量%以上で常態接着性に問題がなく、80%以
下で耐水接着性に問題がない。好ましくは、10〜60
質量%である。本発明のエマルジョン(1)に用いられ
るヒドロキシル基含有ビニル系単量体は全単量体中0.
5〜5質量%である。0.5質量%以上で常態接着性に
問題なく、5質量%以下でポットライフに問題ない。好
ましくは1〜4質量%である。
【0014】上記の単量体に加えて、本発明の水性エマ
ルジョンに要求される様々な品質・物性を改良するため
に、上記以外の単量体成分を使用することもできる。そ
れらの単量体としては、例えば、;不飽和カルボン酸、
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、モノアルキルイタコネートなどが挙
げられ、;アミド基含有単量体、例えば、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、N,N−メチレンビスアクリル
アミド、ダイアセトンアクリルアミド、マレイン酸アミ
ド、マレイミドなどが挙げられ;メチロール基含有単量
体、例えば、N−メチロールアクリルアミド、N−メチ
ロールメタクリルアミド、ジメチロールアクリルアミ
ド、ジメチロールメタクリルアミドなどが挙げられ;ア
ルコキシメチル基含有単量体、例えば、N−メトキシメ
チルアクリルアミド、N−メトキシメチルメタクリルア
ミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−ブトキ
シメチルメタクリルアミドなどが挙げられ;エポキシ基
含有単量体、例えば、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、メチ
ルグリシジルアクリレート、メチルグリシジルメタクリ
レートなどが挙げられ;多官能性単量体、例えば、ジビ
ニルベンゼン、ポリオキシエチレンジアクリレート、ポ
リオキシエチレンジメタクリレート、ポリオキシプロピ
レンジアクリレート、ポリオキシプロピレンジメタクリ
レート、ブタンジオールジアクリレート、ブタンジオー
ルジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラメタクリレートなどが挙げられ;
シリル基含有単量体例えばビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
トリス−2−メトキシエトキシビニルシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルメチルジメトキシシランなどが挙げら
れ;α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸のモノまた
はジエステル、例えば、マレイン酸モノまたはジブチ
ル、フマル酸モノまたはジオクチルなどが挙げられ;ビ
ニルエステル、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ルなどが挙げられ;不飽和ニトリル、例えば、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。但
し、不飽和カルボン酸はポットライフを短くするので、
使用しない方が望ましい。
【0015】本発明の水性エマルジョン(1)のガラス
転移温度Tgは−40℃〜40℃が好ましい。−40℃
以上で耐水接着性に問題がなく、40℃以下で常態接着
性に問題がない。好ましくは−30〜30℃である。本
発明の水性エマルジョン(1)は、乳化重合法によって
得られる。乳化重合の方法に関しては特に制限はなく、
従来公知の方法を用いることができる。例えば、水性媒
体中で前記の単量体、連鎖移動剤、界面活性剤、ラジカ
ル重合開始剤および、必要に応じて用いられる他の添加
剤成分を基本組成成分とする分散系で、単量体を重合す
ることにより得ることができる。そして、重合に際して
は、供給する単量体組成物の組成を全重合過程で一定に
する方法や重合過程で逐次、あるいは連続的に変化させ
ることによって生成するラテックス粒子の形態的な組成
変化を与える方法など所望に応じてさまざまな方法が利
用できる。
【0016】本発明でいう界面活性剤とは一分子中に少
なくとも一つ以上の親水基と一つ以上の親油基を有する
物を指す。界面活性剤としては、例えば脂肪族セッケ
ン、ロジン酸セッケン、アルキルスルホン酸塩、ジアル
キルアリールスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリール硫酸塩などのアニオン性界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチ
レンオキシプロピレンブロックコポリマーなどのノニオ
ン性界面活性剤が挙げられる。これらのほかに親水基と
親油基を有する界面活性剤の化学構造式の中にエチレン
性2重結合を導入した、いわゆる反応性界面活性剤を用
いても良い。
【0017】界面活性剤の使用方法は特に限定されず、
例えば乳化重合時に全量使用しても、また乳化重合後に
さらに必要量を添加してもよい。重合開始剤としては、
熱または還元性物質によりラジカル分解して単量体の付
加重合を開始させるものであり、無機系開始剤および有
機系開始剤のいずれも使用できる。このようなものとし
ては、水溶性、油溶性の重合開始剤が使用できる。水溶
性の重合開始剤としては例えばペルオキソ二硫酸塩、過
酸化物、水溶性のアゾビス化合物、過酸化物−還元剤の
レドックス系などが挙げられ、ペルオキソ二硫酸塩とし
ては例えばペルオキソ二硫酸カリウム(KPS)、ペル
オキソ二硫酸ナトリウム(NPS)、ペルオキソ二硫酸
アンモニウム(APS)などが挙げられ、過酸化物とし
ては例えば過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド、t―ブチルパーオキシマレイン酸、コハク酸パー
オキシド、過酸化ベンゾイルなどが挙げられ、水溶性ア
ゾビス化合物としては、例えば2,2−アゾビス(N−
ヒドロキシエチルイソブチルアミド)、2、2−アゾビ
ス(2−アミジノプロパン)2塩化水素、4,4−アゾ
ビス(4−シアノペンタン酸)などが挙げられ、過酸化
物−還元剤のレドックス系としては、例えば先の過酸化
物にナトリウムスルホオキシレートホルムアルデヒド、
亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ヒドロキ
シメタンスルフィン酸ナトリウム、L−アスコルビン
酸、およびその塩、第一銅塩、第一鉄塩などの還元剤を
重合開始剤に組み合わせて用いることもできる。
【0018】この乳化重合における重合温度は、通常6
0〜100℃の範囲で選ばれるが、前記レドックス重合
法等により、より低い温度で重合を行っても良い。ま
た、例えば2段階重合においては、第1段での重合温度
と第2段での重合温度は同じでも異なっていても良い。
本発明の水性エマルジョン(1)の平均粒子径は200
〜600nmにコントロールする。平均粒子径が200
nm以上でポットライフに問題がなく、600nm以下
で接着性に問題がない。好ましくは平均粒子径が300
〜500nmであり、さらに好ましくは350〜450
nmである。
【0019】本発明の水性エマルジョン(1)の粒子径
コントロール方法は特に限定されない。例えば、シード
ラテックス、界面活性剤の使用割合などによって調整す
ることができ、一般にそれらの使用割合を高くするほど
生成共重合体ラテックスの平均粒子径は小さくなり、そ
の逆は平均粒子径が大きくなる傾向がある。なお、シー
ドラテックスの重合は、本発明のラテックスの重合に先
だって同一反応容器で行っても、異なる反応容器で重合
したシードラテックスを用いても良い。また、界面活性
剤の使用法に関しては、特に重合前の反応機に投入する
界面活性剤が先行技術で開示されているようなアニオン
系界面活性剤ではなく、ノニオン系界面活性剤のみとす
るか、使用しないことが本願の粒子径を得るために好ま
しい。
【0020】本発明に用いられるイソシアネート系化合
物(2)とは一分子中にイソシアネート基を2個以上含
むものであればよく、例えばトリレンジイソシアネー
ト、水素化トリレンジイソシアネート、トリフェニルメ
タントリイソシアネート、メチレンビスジフェニルジイ
ソシアネート、ポリメチレンフェニルポリイソシアネー
ト、水素化メチレンビスジフェニルジイソシアネート、
キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネートなどが挙げられる。また、水、多価アルコール、
水酸基含有ポリエーテル、または水酸基含有ポリエステ
ルと、過剰のイソシアネート系化合物とを予め反応させ
て得られるイソシアネート系重合物であってもよい。好
ましくは疎水性のイソシアネート系化合物であり、さら
に好ましくはトリレンジイソシアネート、メチレンビス
ジフェニルジイソシアネート、ポリメチレンフェニルポ
リイソシアネート、及びそれらの重合物である。
【0021】水性エマルジョン(1)の固形分100質
量部に対して、イソシアネート系化合物(2)は1〜1
50質量部である。1質量部以上で接着性能が良好とな
り、150質量部以下でポットライフに問題ない。好ま
しくは1〜100質量部であり、より好ましくは1〜5
0質量部であり、さらに好ましくは2〜50質量部であ
る。本発明の水性エマルジョン、及び組成物には性能を
向上させるために、以下の材料を配合してもよい。例え
ば、水溶性樹脂、溶剤、可塑剤、消泡剤、増粘剤、レベ
リング剤、分散剤、着色剤、耐水化剤、潤滑剤、pH調
整剤、防腐剤、無機顔料、有機顔料、界面活性剤、イソ
シアネート系化合物以外の架橋剤、例えばエポキシ系化
合物、多価金属化合物などが挙げられる。
【0022】本発明に用いられる水溶性樹脂としては、
例えばポリビニルアルコール、エチレン性ポリビニルア
ルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール等のポ
リビニルアルコール類、セルロース系樹脂(メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、カ
ルボキシセルロース等)、キチン、キトサン、デンプン
類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリビニルエーテル、ゼラチン、カゼイン類、シク
ロデキストリン類、水性硝化綿等を挙げることができ
る。ポリビニルアルコールは完全けん化、部分けん化で
も良い。特にポリビニルアルコールが好ましい。無機ま
たは有機の顔料としては例えば、無機顔料ではマグネシ
ウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、チタン、アルミニ
ウム、アンチモン、鉛などの各種金属酸化物、水酸化
物、硫化物、炭酸塩、硫酸塩または珪酸化合物などが挙
げられる。具体的には例えば、炭酸カルシウム、カオリ
ン、タルク、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリ
カ、石膏、バライト粉、アルミナホワイト、サチンホワ
イトなどである。有機顔料では固体高分子微粉末等が挙
げられ、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン、ポリアクリル酸エステル樹脂
等が挙げられる。
【0023】本発明の水性エマルジョン及び組成物は、
合板、集成材などの木材用接着剤として好適であるが、
それ以外にも例えばパーティクルボード用、段ボール
用、あるいは金属箔接着用、紙用、布用、繊維加工用、
さらには陶磁器用、無機板用、塩ビ、ポリプロピレンな
どのプラスチックシート用、ガラス板用などの接着剤と
しても適用できる。
【0024】
【発明の実施の様態】本発明を実施例に基づいて説明す
る。本発明の実施態様は、これらによって限定されるも
のではない。また、「部」は特に断らない限り「質量
部」示すものである。各特性は次のようにして求めた。
【0025】(1)粒子径:光散乱法により測定を行っ
た。測定装置は粒径測定装置(LEED&NORTHR
UP社製、MICROTRACTMUPA150)を用
い、体積平均粒子径を測定した。 (2)ポットライフ:下記に示す主剤配合品100質量
部に、イソシアネート化合物としてMR−100(日本
ポリウレタン(株)製、ポリメチレンフェニルポリイソ
シアネート)を7.5〜15質量部配合し、激しく5分
間攪拌を行う。その後、20℃に放置し、ゲル化するま
での時間を観測する。120分以上を合格とする。な
お、ゲル化の判定は、15分毎にスパチュラで軽く攪拌
を行い、攪拌できなくなった時点とした。 主剤配合 エマルジョン(固形分50%) 60質量部 ポリビニルアルコール(固形分15%) 20質量部 炭酸カルシウム 20質量部 ポリビニルアルコールは(株)クラレ製PVA217を
用いた。なお、主剤の製法は以下の通り。先ず、エマル
ジョンを攪拌しながら炭酸カルシウムを投入し、10分
間攪拌を行う。次いで、ポリビニルアルコールを攪拌下
に添加し、さらに10分間攪拌を行った。
【0026】(3)接着性試験: a.常態接着性 (2)のポットライフ試験に用いた配
合物(イソシアネート混合後10分以内に使用)を接着
剤として使用した。試験片の作製条件は以下の通り。 被着材:カバ材(含水率8%) 接着剤塗布量:250g/m2 堆積時間:1分以内 圧締条件:温度20℃、150N/cm2、24時間 養生条件:20℃、7日 接着性試験(圧縮せん断接着強度):JIS K 68
52に基づいて測定 b.煮沸繰り返し試験:a.で作製した試験片を用い
て、JIS K 6852の煮沸繰り返し試験に基づい
て測定した。 c.耐熱接着性:a.で作製した試験片を120℃の雰
囲気下に120時間放置し、その後20℃に24時間放
置し、圧縮せん断接着試験を行った。
【0027】
【製造例1〜6】表1に示す全単量体100質量部に、
エマルゲン920(花王(株)製、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル)1.0質量部、レベノールW
Z(花王(株)製、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル硫酸ナトリウムの25%水溶液)4.0質量
部、ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.4質量部、水4
2質量部を添加し、ホモミキサーで攪拌を行いプレ乳化
液を作製した。
【0028】別に攪拌装置と温度調節用ジャケットを取
り付けた反応容器に、表1に示すシード粒子の水性分散
体、さらに水35部を仕込み、内温を80℃に昇温し、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.04質量部を水5質
量部に溶解したものを添加した。これに、前記のプレ乳
化物を4時間かけて一定流速で添加した。その後80℃
の温度のまま、1時間保ち、さらにペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.1質量部、水5質量部の溶解したものを
添加し、同温度で1時間重合を続けた。1時間後、冷却
し、10%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加して、
pHを7とした。その後、200メッシュの金網を用い
てろ過を行い、次いで固形分が50%となるよう水を配
合し、エマルジョンを得た。
【0029】
【製造例7】表1に示す全単量体100質量部に、エマ
ルゲン920(花王(株)製、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル)2.0質量部、レベノールWZ
(花王(株)製、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル硫酸ナトリウムの25%水溶液)4.0質量部、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.4質量部、水42質
量部を添加し、ホモミキサーで攪拌を行いプレ乳化液を
作製した。
【0030】別に攪拌装置と温度調節用ジャケットを取
り付けた反応容器に、水35部、エマルゲン920を
0.1質量部を仕込み、内温を80℃に昇温し、ペルオ
キソ二硫酸アンモニウム0.04質量部を水5質量部に
溶解したものを添加した。これに、前記のプレ乳化物を
4時間かけて一定流速で添加した。その後80℃の温度
のまま、1時間保ち、さらにペルオキソ二硫酸アンモニ
ウム0.1質量部、水5質量部の溶解したものを添加
し、同温度で1時間重合を続けた。1時間後、冷却し、
25%濃度のアンモニア水溶液を添加して、pHを7と
した。その後、200メッシュの金網を用いてろ過を行
い、次いで固形分が50%となるよう水を配合し、エマ
ルジョンを得た。
【0031】
【製造例8】表1に示す全単量体100質量部に、エマ
ルゲン920(花王(株)製、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル)2.0質量部、レベノールWZ
(花王(株)製、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル硫酸ナトリウムの25%水溶液)4.0質量部、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.4質量部、水42質
量部を添加し、ホモミキサーで攪拌を行いプレ乳化液を
作製した。
【0032】別に攪拌装置と温度調節用ジャケットを取
り付けた反応容器に、水35質量部を仕込み、内温を8
0℃に昇温し、ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.04
質量部を水5質量部に溶解したものを添加した。これ
に、前記のプレ乳化物を4時間かけて一定流速で添加し
た。その後80℃の温度のまま、1時間保ち、さらにペ
ルオキソ二硫酸アンモニウム0.1質量部、水5質量部
の溶解したものを添加し、同温度で1時間重合を続け
た。1時間後、冷却し、25%濃度のアンモニア水溶液
を添加して、pHを7とした。その後、200メッシュ
の金網を用いてろ過を行い、次いで固形分が50%とな
るよう水を配合し、エマルジョンを得た。
【0033】
【製造例9〜11】表2に示す全単量体100質量部
に、エマルゲン920(花王(株)製、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル)1.0質量部、レベノー
ルWZ(花王(株)製、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル硫酸ナトリウムの25%水溶液)4.0質
量部、ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.4質量部、水
42質量部を添加し、ホモミキサーで攪拌を行いプレ乳
化液を作製した。
【0034】別に攪拌装置と温度調節用ジャケットを取
り付けた反応容器に、表1に示すシード粒子の水性分散
体、さらに水35部を仕込み、内温を80℃に昇温し、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム0.04質量部を水5質
量部に溶解したものを添加した。これに、前記のプレ乳
化物を4時間かけて一定流速で添加した。その後80℃
の温度のまま、1時間保ち、さらにペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.1質量部、水5質量部の溶解したものを
添加し、同温度で1時間重合を続けた。1時間後、冷却
し、25%濃度のアンモニア水溶液を添加して、pHを
7とした。その後、200メッシュの金網を用いてろ過
を行い、次いで固形分が50%となるよう水を配合し、
エマルジョンを得た。
【0035】
【製造例12】攪拌装置と温度調節用ジャケットを取り
付けた反応容器に、水55部を仕込み、ポリビニルアル
コール(PVA217)を5質量部添加し内温を80℃
に昇温し、溶解させた。次にペルオキソ二硫酸アンモニ
ウム0.04質量部を水5質量部に溶解したものを添加
した。
【0036】表2に示す全単量体100質量部に、t−
ドデシルメルカプタン0.1質量部からなる混合単量体
溶液と、水23.5質量部、エマルゲン920(花王
(株)製、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル)0.5質量部、レベノールWZ(花王(株)製、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ムの25%水溶液)2.0質量部、ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.6質量部からなる開始剤系水溶液をそれ
ぞれ、5時間および6時間かけて一定流速で添加した。
その後80℃の温度のまま、1時間保ち、さらにペルオ
キソ二硫酸アンモニウム0.1質量部、水5質量部の溶
解したものを添加し、同温度で1時間重合を続けた。1
時間後、冷却し、25%濃度のアンモニア水溶液を添加
して、pHを7とした。その後、200メッシュの金網
を用いてろ過を行い、次いで固形分が50%となるよう
水を配合し、エマルジョンを得た。
【0037】
【製造例13】表2に示すシード粒子の水性分散体を、
攪拌装置と温度調節用ジャケットを取り付けた耐圧反応
容器に入れ、さらに水45質量部を仕込み、ラウリル硫
酸ナトリウム0.1質量部、を仕込み、内温を80℃に
昇温する。次いで、表2に示す全単量体100質量部
に、t−ドデシルメルカプタン0.5質量部、α−メチ
ルスチレンダイマー0.2質量部からなる混合単量体溶
液と、水33.5質量部、エマルゲン920(花王
(株)製、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル)0.5質量部、レベノールWZ(花王(株)製、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ムの25%水溶液)2.0質量部、ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウム0.6質量部からなる開始剤系水溶液をそれ
ぞれ、5時間および6時間かけて一定流速で添加した。
その後80℃の温度のまま、2時間保ち、冷却した。ア
ンモニア水溶液を添加してpHを5とした後、、スチー
ムストリッピング法により未反応単量体を除去し、20
0メッシュの金網を用いてろ過した。次いで、10%水
酸化ナトリウム水溶液でpHを7とし、その後固形分が
50%となるよう水を配合し、エマルジョンを得た。
【0038】
【実施例1〜10】表3に記載のエマルジョンを用いた
主剤配合品を作製し、評価を行った。その評価結果も合
わせて表3に示す。
【0039】
【比較例1〜5】表4に記載のエマルジョンを用いた配
合品を作製し、実施例と同様に評価を行った。その評価
結果も合わせて表4に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】本発明の水性エマルジョンとイソシアネ
ート系化合物を含む組成物を用いることにより、ポット
ライフが良好で、かつ常態接着性、及び耐水接着性、耐
熱接着性が良好な接着剤を提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ビニル系単量体、(メタ)アクリ
    ル酸エステル単量体から選ばれる1種以上の単量体、及
    びヒドロキシル基含有ビニル系単量体とを含む単量体組
    成物を、界面活性剤を用いて乳化重合して得られる水性
    エマルジョン(1)であって、そのエマルジョンの平均
    粒子径が200〜600nmであることを特徴とする接
    着剤用水性エマルジョン。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシル基含有ビニル系単量体が全
    単量体組成物中0.5〜5質量%である請求項1の接着
    剤用水性エマルジョン。
  3. 【請求項3】 水性エマルジョンの平均粒子径が300
    〜500nmである請求項1〜2いずれか一項の接着剤
    用水性エマルジョン。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水性エマルジョン(1)
    と、イソシアネート系化合物(2)とを含むことを特徴
    とする組成物。
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