JP2002154795A - 軌道走行車両 - Google Patents

軌道走行車両

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JP2002154795A JP2000354728A JP2000354728A JP2002154795A JP 2002154795 A JP2002154795 A JP 2002154795A JP 2000354728 A JP2000354728 A JP 2000354728A JP 2000354728 A JP2000354728 A JP 2000354728A JP 2002154795 A JP2002154795 A JP 2002154795A
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正大 酒川
Masayuki Iwase
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロリ線の交換作業において新トロリ線の損
傷を防止する。 【解決手段】 軌陸作業車1は車体3に垂直昇降式の第
1昇降装置21を有する。第1昇降装置21の上部には
載置台25が取り付けられ、載置台上部の車体左右方向
の両側に垂直昇降式の第2昇降装置30と第3昇降装置
40を有する。第2昇降装置30と第3昇降装置40の
各上部には車体左右方向に所定の間隙81を有して配置
された第1作業台31と第2作業台41を有する。第1
作業台31と第2作業台41が対向する側の作業床3
2、42の内側周縁部には上下方向に揺動自在な第1連
接板33と第2連接板46が枢結されている。作業床3
2、42の各上面を同一高さ位置にした状態で第1連接
板33と第2連接板46を水平状態に揺動させると、間
隙81が第1連接板33と第2連接板46によって平面
状に覆われ、第1作業台31と第2作業台41が一つの
作業台を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道走行車両に関
し、更に詳細には、道路走行用車輪と、軌道走行用鉄輪
と、車体に設けられた第1昇降装置と、第1昇降装置の
上部に取り付けられ第1昇降装置により昇降動可能な載
置台とを有して構成される軌道走行車両に関する。
【0002】
【従来の技術】軌陸車の一例である軌陸作業車には、例
えば、車体の前後に設けられた道路走行用車輪と、車体
の前後に設けられ電車軌道用のレール上を走行する軌道
走行用鉄輪と、車体上に設けられ起伏動可能に設けられ
たブームと、ブームの先端に取り付けられた作業台と、
車体上に設けられレールの上方に架設されたトロリ線を
支持するトロリ線支持装置と、トロリ線を繰り出し及び
巻き取るためのドラムとを有して構成されているものが
ある。
【0003】この軌陸作業車を使用してレールの上方に
架設されたトロリ線(以下、「旧トロリ線」と記す。)
を新しいトロリ線(以下、「新トロリ線NT」と記
す。)に交換する交換作業を行なう場合には、図7に示
すように、まず、2台の軌陸作業車91、95を用意
し、各軌陸作業車91、95の軌道走行用鉄輪19を張
り出してレールR上に当接させて回転駆動させ、2台の
軌陸作業車91、95を作業現場に移動させる。そし
て、2台の軌陸作業車91、95のうち前方側に配置さ
れた軌陸作業車91の作業台92に搭乗した作業者Mが
ドラムD1に捲回された新トロリ線NTをドラムD1か
ら繰り出させ、ブーム93を起仰動させて作業台92を
上昇させ、トロリ線支持装置94に新トロリ線NTを保
持させる。そして、トロリ線支持装置94を伸長動さ
せ、新トロリ線NTを旧トロリ線OTの近くまで上昇さ
せる。
【0004】次に、ブーム93を車両の後方側へ旋回動
させるとともに伸長動させて作業台92を車両後方側に
移動させ、旧トロリ線OTに仮ハンガーKを掛止した後
に、この仮ハンガーKに新トロリ線NTを掛止してい
く。そして、新トロリ線NTを仮ハンガーKに掛止した
後は、後方側に配置された他の軌陸作業車95のブーム
93を起仰動且つ伸長動させて作業台92を仮ハンガー
Kに掛止された新トロリ線NTの近傍に移動させ、この
作業台92に搭乗した作業者Mが旧トロリ線OTを本ハ
ンガーHから外して新トロリ線NTに掛け替え、この仮
ハンガーKに旧トロリ線OTを掛止していく。
【0005】仮ハンガーKに掛止された旧トロリ線OT
は後方側の軌陸作業車95のトロリ線支持装置94に支
持された後にドラムD2に巻き取られる。このような作
業を順次行なうことで旧トロリ線OTが新トロリ線NT
に交換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしがら、作業者が
本ハンガーに係止された旧トロリ線を取り外したときに
本ハンガーの下端部が飛び上がってちょう架線T(図7
参照)に引っ掛かる場合がある。この場合、作業台に搭
乗した作業者が本ハンガーの引っ掛かりを解いて元の状
態にすればよいが、引っ掛かった本ハンガーが作業者の
手の届かない所にある場合には作業台を上方へ移動させ
る必要がある。そこで、作業台をそのまま上方へ移動さ
せればよいが、トロリ線の交換作業においては、一般
に、掛け渡される新トロリ線の左右両側に作業者が向か
い合った状態で作業が行なわれるので、作業台は新トロ
リ線の下方に位置している。このような状態で作業台を
上昇させると、新トロリ線に作業台が接触して新トロリ
線を損傷させる虞がある、という問題が生じる。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、トロリ線の交換作業において、交換する
新トロリ線を損傷させる虞のない軌道走行車両を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の軌道走行車両は、車体に複数の軌道走行用鉄
輪(例えば、実施形態における鉄輪19)が配設されて
軌道(例えば、実施形態におけるレールR)上を走行可
能な車両であり、車体に設けられた第1昇降装置(例え
ば、実施形態における第1昇降装置21、第4昇降装置
60)と、第1昇降装置の上部に取り付けられ第1昇降
装置により昇降動可能な載置台と、載置台の上部であっ
て車体の左右方向の両側にそれぞれ配設された第2昇降
装置(例えば、実施形態における第2昇降装置30、第
5昇降装置61)及び第3昇降装置(例えば、実施形態
における第3昇降装置40、第6昇降装置63)と、第
2昇降装置及び第3昇降装置の各上部に取り付けられて
昇降動可能であり車体の左右方向に所定の間隙を有して
配置された第1作業台(例えば、実施形態における第1
作業台31、第3作業台62)及び第2作業台(例え
ば、実施形態における第2作業台41、第4作業台6
5)とを有して構成する。
【0009】上記構成の軌道走行車両によれば、第1昇
降装置を昇降動させると、第1作業台及び第2作業台が
昇降動する。また、第2昇降装置を昇降動させると第1
作業台のみが昇降動し、第3昇降装置を昇降動させると
第2作業台のみが昇降動する。このため、軌道の上方に
架設されたトロリ線の両側に第1作業台と第2作業台を
移動させた状態で、第2昇降装置又は第3昇降装置を作
動させることで第1作業台又は第2作業台を上方へ移動
させることができる。その結果、トロリ線の交換作業に
おいて、ちょう架線に接続されて垂れ下がった本ハンガ
ーがちょう架線に引っ掛かった場合でも、第1作業台又
は第2作業台を上方へ移動させることで、作業台に搭乗
した作業者が引っ掛かった本ハンガーを容易に元の状態
に戻すことができ、上昇する作業台に新しいトロリ線が
接触せず、トロリ線の損傷を未然に防止することができ
る。
【0010】また、上記構成の軌道走行車両において、
間隙に対向する側における第1作業台及び第2作業台の
周縁部(例えば、実施形態における内側周縁部32a、
42a)の少なくともいずれか一方に上下方向に揺動自
在に取り付けられた連接板(例えば、実施形態における
第1連接板33、第2連接板46)を設け、第2昇降装
置及び第3昇降装置により第1作業台及び第2作業台を
昇降動させて第1作業台及び第2作業台の各上面を同一
高さ位置に移動させるとともに連接板を揺動させて水平
状態にさせると、間隙が連接板により平面状に覆われて
第1作業台と第2作業台が連接板を介して一つの作業台
(例えば、実施形態における連結作業台90)を形成す
るように構成してもよい。
【0011】上記構成の軌道走行車両によれば、まず、
第2昇降装置及び第3昇降装置を作動させて第1作業台
及び第2作業台を昇降動させて第1作業台及び第2作業
台の各上面を同一高さ位置に移動させる。そして、連接
板を揺動させて水平状態にさせる。連接板が水平状態に
なると第1作業台と第2作業台間の間隙が連接板により
平面状に覆われ、第1作業台と第2作業台が連接板を介
して一つの作業台を形成する。
【0012】このように、連接板が揺動されて水平状態
になると、2つに分離していた第1作業台と第2作業台
が接続されて一つの作業台を構成する。一方、連接板が
揺動されて起立状態になると、第1作業台と第2作業台
が別個独立の状態になる。その結果、作業内容に応じ
て、作業床の大きな作業台又は分離した作業床の小さな
2つの作業台のいずれかを選択して使用することがで
き、作業台の使い勝手を向上させることができる。
【0013】また、上記構成の軌道走行車両において、
第1作業台及び第2作業台における間隙に対向する側の
周縁部を除いた第1作業台及び第2作業台の各周縁部に
上方へ突出した第1手摺りを設け、第1作業台及び第2
作業台の間隙に対向する側の周縁部における連接板が取
り付けられていない周縁部に第2手摺りを水平方向に旋
回動自在に取り付ける。第2手摺りを旋回動させて間隙
に対向する側の周縁部の上方に移動させるとともに連接
板を揺動させて起立状態にさせると、第1作業台と第2
作業台とが分離状態になり、且つ第1作業台及び第2作
業台の各周縁部が第1手摺りと第2手摺り及び連接板の
少なくともいずれかにより囲まれ、第1作業台及び第2
作業台の各上面を同一高さ位置に移動させ、連接板を揺
動させて水平状態にさせて間隙を連接板により平面状に
覆い、第2手摺りを間隙間を車体の左右方向に架け渡す
ように旋回動させると、第1作業台と第2作業台が一つ
の作業台を形成し、且つ一つの作業台の周縁部が第1手
摺り及び第2手摺りにより囲まれるようにしてもよい。
【0014】上記構成の軌道走行車両によれば、第2手
摺りを旋回動させて間隙に対向する側の周縁部の上方に
移動させ、連接板を起立状態にさせると、第1作業台と
第2作業台とが分離状態になり、第1作業台及び第2作
業台の各周縁部が第1手摺りと第2手摺り及び連接板の
少なくともいずれかにより囲まれる。その結果、第1作
業台及び第2作業台に搭乗している作業者は第1手摺り
等で囲まれることになり作業台から転落する虞を未然に
防止することができる。
【0015】また、上記構成の軌道走行車両において、
軌道の上方に架設されたトロリ線を支持するトロリ線支
持装置(例えば、実施形態における第1トロリ線支持装
置50、第2トロリ線支持装置55)を車体に取り付
け、連接板の先端部に第3手摺りを突出入自在に取り付
けてもよい。
【0016】上記構成の軌道走行車両によれば、トロリ
線の交換作業において、トロリ線支持装置により交換す
る及び交換されるトロリ線を支持する。その結果、軌道
の上方に架設された古いトロリ線が新しいトロリ線に交
換される場合、トロリ線支持装置により古いトロリ線及
び新しいトロリ線を支持しながら古いトロリ線の交換作
業を行なうことができる。また、連接板の先端部から第
3手摺りを突出させることで、起立させた連接板を手摺
りとして使用する場合、起立させた連接板の高さが低く
ても第3手摺りによって連接板の高さを高くすることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図6に基づいて説明する。本実施の形態
は、レール上を走行する時に道路走行用の前輪及び後輪
をレール上から浮上させ、軌道走行用車輪である鉄輪を
レール上に当接させて回転駆動させる軌陸作業車の態様
を示す。軌陸作業車1は、図1に示すように、道路上を
走行するトラックをベースとして構成されており、車体
3の前側に運転キャビン5を有し、運転キャビン5の下
部の左右両側部に回転自在に設けられた一対の前輪7を
有し、車体後部の左右両側部に回転自在に設けられた一
対の後輪9を有している。
【0018】運転キャビン5よりも車両後方側の車体前
部の左右両側部と、後輪9よりも車両後方側の車体3の
左右両側部には、車体3を持ち上げ支持するアウトリガ
ジャッキ11が取り付けられ、車体3の略中央下部には
軌陸作業車1自体を持ち上げ支持するためのセンタジャ
ッキ13が取り付けられている。
【0019】車両前側に取り付けられたアウトリガジャ
ッキ11よりも車両後方側の車体3の左右両側部と車両
後側に取り付けられたアウトリガジャッキ11よりも車
両前方側の車体3の左右両側部には、車両をレール上で
走行させる場合に使用される軌道走行装置15が取り付
けられている。
【0020】軌道走行装置15は車体両側部の下部に上
下方向に揺動自在に取り付けられた鉄輪保持フレーム1
7を有し、鉄輪保持フレーム17の先端に鉄輪19が回
転自在に取り付けられている。鉄輪保持フレーム17と
車体3間には揺動シリンダ(図示せず)が枢結されてお
り、この揺動シリンダの伸縮動により鉄輪保持フレーム
17が揺動されて鉄輪19を車体3に格納させ及び鉄輪
19を張り出させるように構成されている。車体後方側
に設けられた鉄輪保持フレーム17の内側には鉄輪モー
タ(図示せず)が取り付けられ、この鉄輪モータの回転
駆動により車体後方側の鉄輪19を回転駆動させるよう
に構成されている。
【0021】車体3上には車両前側から後側に第1昇降
装置21、第1トロリ線支持装置50、第2トロリ線支
持装置55及び第4昇降装置60が配設されている。第
1昇降装置21の上部には載置台25が取り付けられ、
この載置台25の上部に第2昇降装置30と第3昇降装
置40が取り付けられている。また、第4昇降装置60
の上部には載置台26が取り付けられ、この載置台26
の上部に第5昇降装置61と第6昇降装置63が取り付
けられている。尚、第1昇降装置21と第4昇降装置6
0は同一構造であるので、第1昇降装置21を説明して
第4昇降装置60の説明を省略する。また、第3昇降装
置40は第2昇降装置30、第5昇降装置61及び第6
昇降装置63と同一構造であるので、第3昇降装置40
を説明して第2昇降装置30、第5昇降装置61及び第
6昇降装置63の説明を省略する。更に、第1作業台3
1と第3作業台62及び第2作業台41と第4作業台6
5は同一構造であるので、第1作業台31と第2作業台
41を説明して第3作業台62と第4作業台65の説明
を省略する。また、第1トロリ線支持装置50と第2ト
ロリ線支持装置55は同一構造であるので、第1トロリ
線支持装置50を説明して第2トロリ線支持装置55の
説明を省略する。
【0022】まず、第1昇降装置21とこの上部に取り
付けられた第2昇降装置30と第3昇降装置40につい
て説明する。第1昇降装置21は第1シザースリンク2
3と昇降シリンダ(図示せず)とを有して構成されてい
る。第1シザースリンク23は複数の腕部材を揺動自在
に連接した連接機構を交差させてなるリンク機構を車体
前後方向に所定の間隙を有して対向配置したものであ
る。第1シザースリンク23に第1昇降シリンダが枢結
されており、この第1昇降シリンダが伸縮動すると第1
シザースリンク23が上下方向に伸縮動するように構成
されている。第1シザースリンク23の上部には平面視
矩形状の載置台25が取り付けられている。
【0023】載置台25の上部の車体左側には第2昇降
装置30が取り付けられ、載置台25の上部の車体右側
に第3昇降装置40が取り付けられている。第3昇降装
置40は、図2(a)及び図2(c)に示すように、第
3シザースリンク43と第3昇降シリンダ45とを有し
て構成されている。第3シザースリンク43は一対のリ
ンク機構を左右方向(図2(a)の上下方向)に所定の
間隙を有して対向配置させたものであり、第3シザース
リンク43に枢結された第3昇降シリンダ45の伸縮動
により第3シザースリンク43が上下方向に伸縮動する
ように構成されている。
【0024】次に、第2作業台41について説明する。
第2作業台41は、図2(b)に示すように、車体前後
方向(図2紙面の左右方向)に延びる矩形状の作業床4
2と、作業床42の内側の内側周縁部42aを除いた他
の周縁部42b、42c、42dの上部に突設された鉄
パイプ製の第1手摺り44と、作業床42の内側周縁部
42aの後側に上下方向に揺動自在に枢結された第2連
接板46と、作業床42の内側周縁部42aの前側に水
平方向に揺動自在に枢結された鉄パイプ製の第2手摺り
47とを有して構成されている。第1手摺り44は作業
床42の前側周縁部42c、外側周縁部42b及び後側
周縁部42bに上方へ突出して繋がった状態で取り付け
られている。第2手摺り47は作業床42の内側周縁部
42aの前端縁部から上方へ突設された第1手摺り44
の一部である垂直部材44aに水平方向に旋回動自在に
枢結されている。
【0025】第2連接板46は板状で平面視矩形状であ
り、その先端部前側には前側へ突出した突出部46aが
形成されている。第2連接板46の長さ方向(図2の上
下方向)の寸法は、第1作業台31の作業床32と第2
作業台41の作業床42の上面が同一の高さ位置にあり
且つ第2連接板46を揺動させて水平状態にしたとき
に、その先端部が第1作業台31の作業床32の内側周
縁部32aの上部に載置されるような長さを有してい
る。第2連接板46の上面中央部には、図5(b)に示
すように、凹部46bが設けられ、この凹部46b内に
は上下方向に揺動自在に枢結された把手48が取り付け
られている。また、第2連接板46の先端部には、図6
(a)に示すように、その先端部から突出入自在に取り
付けられた鉄パイプ製の第3手摺り49が設けられてい
る。第3手摺り49を第2連接板46から最大に突出さ
せた状態にすると、第3手摺り49の先端が第2手摺り
47の先端と略同一の高さ位置になるように構成されて
いる。図6(b)に示す第2連接板46の裏側には第3
手摺り49の移動をガイドするガイド部材69が取り付
けられており、このガイド部材69を介して第3手摺り
49を第2連接板46に固定させるための第1ロック装
置71が取り付けられている。第1ロック装置71は雄
ねじ部71aとガイド部材69に螺刻されて雄ねじ部7
1aが螺合する雌ねじ部(図示せず)とを有して構成さ
れている。雄ねじ部71aの先端が第3手摺り46の一
部に当接することで、第3手摺り49が第2連接板46
に保持される。
【0026】図3(a)に示すように、第2連接板46
の裏側の車両後方側(図3(a)の右側)端部には、第
2連接板46を起立させた状態で第1手摺り44に固定
させるための第2ロック装置73が取り付けられてい
る。第2ロック装置73は、水平方向に延びるロック棒
73aとこのロック棒73aを摺動自在に保持するブラ
ケット73bと第1手摺り44の垂直部材44aに設け
られロック棒73aが挿入されるロック穴(図示せず)
とを有して構成されている。
【0027】第2手摺り47は、これを作業床42の内
側周縁部42aの上方に旋回動させると、第2手摺り4
7の先端部と起立した状態の第2連接板46の突出部4
6aとの間に間隙75が形成されるように構成されてい
る。第2手摺り47の先端部の垂直部材47aには第2
手摺り47の水平方向への揺動を規制するための第3ロ
ック装置77が取り付けられている。第3ロック装置7
7は、図3(b)に示すように、垂直部材47aに固着
された保持部材78と保持部材78に上下方向に揺動自
在に枢結された係止部材79とを有して構成されてい
る。係止部材79の先端側には凹部を有した係合部79
aが設けられ、係合部79aの後端側には係合部79a
を上下方向に揺動操作させる操作レバー部79bが設け
られ、操作レバー部79bが操作されて係止部材79を
水平方向に揺動させると、係合部79aの凹部内に垂直
部材47aを介して突出部46aが係合するように構成
されている。尚、第3ロック装置77は、図2(b)に
示すように、第2手摺り47を第1作業台31と第2作
業台41間の間隙81を掛け渡すように旋回動させた状
態で図3(b)に示す係止部材79を水平方向に揺動さ
せると、係合部79aの凹部内に第1作業台31におけ
る第1手摺り44の垂直部材44aが係合するように構
成されている。
【0028】次に、第2昇降装置30の上部に取り付け
られた第1作業台31について説明する。尚、第1作業
台31については第2作業台41と相違する点のみを説
明し、第2作業台41と同一態様部分については同一符
号を附してその説明を省略する。図2(a)に示すよう
に、第2昇降装置30の上部にはスライド装置(図示せ
ず)を介して第1作業台31が車両左右方向(矢印A方
向)に移動可能に取り付けられている。スライド装置
は、第1作業台31の車両左右方向への移動を案内する
ガイドレール(図示せず)と、第1作業台31をガイド
レールに沿って移動させる移動シリンダ(図示せず)と
を有して構成されている。
【0029】第1作業台31には、図2(b)に示すよ
うに、第1作業台31の作業床32における内側周縁部
32aの前側(図2(b)の左側)に第1連接板33が
上下方向に揺動自在に枢結され、第1作業台31の作業
床32における内側周縁部32aの後端側の第1手摺り
44の垂直部材44aに第2手摺り47が水平方向に揺
動自在に枢結されている。第1連接板33の先端部には
車両後方側(図2(b)の右側)へ突出する突出部33
aが設けられている。図2(a)に示すように、第1作
業台31と第2作業台41の作業床32、42の各上面
を同一高さ位置に移動させた状態で第1連接板33と第
2連接板46を水平状態にさせると、第1連接板33の
先端部と第2連接板46の先端部が係合し、且つ第1連
接板33と第2連接板46が間隙81を平面状に覆っ
て、第1作業台31と第2作業台41が一つの作業台
(以下、この作業台を「連結作業台90」と記す。)を
構成する。
【0030】尚、スライド装置は図1(b)に示す第6
昇降装置63の上部にも取り付けられ、第4作業台65
はこのスライド装置により車両左右方向に移動可能であ
る。スライド装置は第2昇降装置30と第6昇降装置6
3の他に第3昇降装置40と第5昇降装置61の上部に
取り付けてもよい。
【0031】図1(b)に示すように、第1作業台31
の第1手摺り44には第1昇降装置21、第2昇降装置
30及びスライド装置を駆動させる第1操作装置82が
取り付けられ、第2作業台41の第1手摺り44には第
1昇降装置21及び第3昇降装置40を駆動させる第2
操作装置83が取り付けられている。また、第3作業台
62の第1手摺り44には第4昇降装置60及び第5昇
降装置61を駆動させる第3操作装置84が取り付けら
れ、第4作業台65の第1手摺り44には、第4昇降装
置60、第6昇降装置63及びスライド装置を駆動させ
る第4操作装置85が取り付けられている。
【0032】次に、第1トロリ線支持装置50を説明す
る。図1に示すように、第1トロリ線支持装置50は第
1昇降装置21と第4昇降装置60間の車体3上に取り
付けられており、車体3の左右方向に延びて取り付けら
れたガイドレール51と、ガイドレール51に沿って車
体左右方向に移動可能に取り付けられるとともに上下方
向に伸縮動可能に構成された垂直支持部材52と、垂直
支持部材52の上端に取り付けられたトロリ線支持部材
53とを有して構成されている。トロリ線支持部53は
上方へ突出した半円弧状であり、一端が枢結されて他端
に係止部(図示せず)を有し、係止部を垂直支持部材5
2の上端に係止するとトロリ線を挿通させる挿通孔が形
成されるように構成されている。
【0033】次に、本発明の実施の形態である軌陸作業
車1の作用に関して、レールの上方に架設されたトロリ
線(以下、「旧トロリ線」と記す。)を新しいトロリ線
(以下、「新トロリ線」と記す。)に交換するトロリ線
交換作業について説明する。尚、本実施の形態では第3
作業台62と第4作業台65は使用せず、第1作業台3
1と第2作業台41を使用してトロリ線の交換作業を行
なう場合について説明する。最初に、図1(a)及び
(b)に示すように、軌陸作業車1を図示しない踏切内
においてレールRを横切るようにして停止させる。そし
て、センタジャッキ13を下方へ伸長動させて車体3を
上方へ持ち上げ支持させ後に、センタジャッキ13を中
心として車体3がレールRと平行になるように旋回動さ
せ、鉄輪保持フレーム17を揺動させて鉄輪19をレー
ルR上に張り出させ、前輪7及び後輪8をレールRから
浮上させる。
【0034】この状態で車両後方側の鉄輪19を回転駆
動させて車両を作業現場まで移動させる。尚、作業現場
には新トロリ線を捲回したドラムを搭載した軌陸作業車
と、旧トロリ線を巻き取るドラムを搭載した軌陸作業車
が準備されている。
【0035】作業現場に車両が到着すると、図1(b)
に示すように、第1作業台31と第2作業台41とが一
体化された連結作業台90に2人の作業者が搭乗する。
尚、第1作業台31と第2作業台41に枢結された第1
連接板33と第2連接板46は水平状態にされて第1作
業台31と第2作業台41間の間隙81を平面状に覆
い、第1作業台31と第2作業台41とを連結して一つ
の作業台となった連結作業台90を形成している。ま
た、第2手摺り47は第1作業台31と第2作業台41
間の間隙81を掛け渡す方向に揺動された状態にある。
その結果、連結作業台90は第1手摺り44と第2手摺
り47によりその周縁を囲まれた状態となっており、連
結作業台90に搭乗した作業者が連結作業台90から転
落する虞を未然に防止している。
【0036】連結作業台90に搭乗した作業者は第1作
業台31と第2作業台41に各々設置された操作装置8
2,83のいずれかを操作して第1昇降装置21を伸長
動させ、第1作業台31と第2作業台41を上方へ移動
させる。
【0037】連結作業台90が上昇してレールRの上方
に架設された旧トロリ線OT及び旧トロリ線OTに掛止
された新トロリ線NTの下方の所定位置に移動すると、
連結作業台90に搭乗した2人の作業者がこれらのトロ
リ線OT、NTを中央にして左右両側に移動し(即ち、
一方の作業者が第1作業台31上に移動し、他方の作業
者が第2作業台41上に移動する。)、旧トロリ線OT
を係止している本ハンガー(図示せず)の係止を解除さ
せた後に、この本ハンガーに新トロリ線NTを係止させ
る。係止を解除された旧トロリ線OTは第1トロリ線支
持装置50に支持され、トロリ線交換作業を行なってい
る軌陸作業車1よりも後方側に配設された別の軌陸作業
車(図示せず)に搭載されているドラムに巻き取られて
回収される。尚、新トロリ線NTを捲回したドラム(即
ち、軌陸作業車1よりも前方に配置されている別の軌陸
作業車に搭載されているドラム)から新トロリ線NTを
繰り出して旧トロリ線OTに仮ハンガーを介して係止さ
せる作業は従来技術と同様なのでその説明は省略する。
そして、軌陸作業車1を前方側へ移動させながら本ハン
ガーに新トロリ線NTを係止されてトロリ線の交換作業
を行なう。
【0038】次に、トロリ線の交換作業において、作業
者が本ハンガーから旧トロリ線OTの係止を解除させた
ときに、本ハンガーが上方へ急に移動してちょう架線
(旧トロリ線OTを架設するため旧トロリ線OTの上方
に架設されたケーブルであり、このケーブルに所定の間
隙を有して吊設された複数の本ハンガーの下端部に旧ト
ロリ線OTが係止される。図7参照)に引っ掛かり、作
業者がこの引っ掛かった本ハンガーを元の状態に戻す場
合について説明する。まず、連結作業台90に搭乗して
いる2人の作業者のうち第2作業台41に搭乗している
作業者が図3(b)に示す第3ロック装置77の操作レ
バー部79bを操作して第3ロック装置77のロックを
解除させた後に、図6(a)に示すように、第2作業台
41の第2手摺り47を旋回動させて作業床42の内側
周縁部42aの上方に移動させる。そして、第1作業台
31に搭乗した作業者が、図4(a)に示すように、第
1連接板33の把手48を把持して第1連接板33を上
方へ揺動させて起立状態にした後に、第2ロック装置7
3を操作して第1連接板33を第1手摺り47にロック
させる。そして、第1連接板33に取り付けられた第1
ロック装置71を解除し、図6(b)に示す第1連接板
33の上部に摺動可能に取り付けられた第3手摺り49
を上方へ最大限に突出させた後に、図4(a)に示す第
1ロック装置71を操作して第3手摺り49を第1連接
板33にロックさせる。
【0039】図4(a)に示すように、第1連接板33
が第1作業台31の第1手摺り47にロックされると、
第1作業台31に搭乗した作業者は第1作業台31の第
2手摺り47を旋回動させて作業床32の内側周縁部3
2aの上方に移動させる。そして、第1作業台31の第
2手摺り47に設けられた図3(b)に示す第3ロック
装置77を操作して第2手摺り47を第1連接板33に
ロックさせる。その結果、第1作業台31は第1手摺り
44、第2手摺り47、第1連接板33及び第3手摺り
49によりその周囲を囲まれ、第1作業台31に搭乗し
た作業者が第1作業台31から転落する虞を未然に防止
する。
【0040】第1作業台31の第2手摺り47が第1連
接板33にロックされると、図5(a)及び(b)に示
すように、第2作業台41に搭乗している作業者が第2
連接板46の把手48を把持して上方へ揺動させて起立
状態にする。そして、作業者が、第2ロック装置73を
操作して第2連接板46を第2作業台41の第1手摺り
44にロックさせた後に、第2連接板46に設けられた
第1ロック装置71を操作してそのロック状態を解除し
て第3手摺り49を上方へ引き上げる。そして、図3
(a)に示すように、第3手摺り49が最大に引き上げ
られた状態で作業者が再び図5(a)に示す第1ロック
装置71を操作して第3手摺り49を第2連接板46に
ロックさせる。そして、第3ロック装置77を操作して
第2手摺り47を第2連接板46にロックさせる。その
結果、第2作業台41は第1手摺り44、第2手摺り4
7、第2連接板46及び第3手摺り49によりその周囲
を囲まれ、第2作業台41に搭乗した作業者が転落する
虞を未然に防止する。
【0041】ここで、第1作業台31に搭乗した作業者
は、図1(b)に示すように、第1操作装置82を操作
して第2昇降装置30を駆動させ、第1作業台31を上
昇させる。そして、作業者がちょう架線に引っ掛かった
本ハンガーの引っ掛かりを解除して元の状態にする。こ
のように、連結作業台90を分離し、分離された一方の
第1作業台31を上昇させることで、引っ掛かった本ハ
ンガーを容易に解除させることができる。尚、前述した
従来技術では、新トロリ線NTに接触しないようにブー
ムを旋回動させた後に上方へ起仰動させて作業台を本ハ
ンガーの近くに移動させ、本ハンガーの引っ掛かりを解
除させた後に、再びブームを作動させて作業台を元の位
置に移動させる作業が必要であるが、本発明の前述した
実施の形態では第1作業台31又は第2作業台41を上
昇移動させればよいので、作業台にトロリ線を接触させ
る虞をより少なくすることができる。
【0042】尚、前述した実施の形態では、連結作業台
90を分離して第1作業台31を上昇させる場合を示し
たがこれに限るものではなく、第2作業台41を上昇さ
せて第2作業台41に搭乗した作業者が本ハンガーの引
っ掛かりを解除する作業を行なってもよい。また、第1
作業台31を上昇移動させる場合にスライド装置を作動
させて車体3の左右方向に移動させてもよい。スライド
装置の作動により第1作業台31をより適切な位置に移
動させて本ハンガーの引っ掛かりの解除作業をより容易
に行なうことができる。
【0043】更に、第1作業台31又は第2作業台41
を上昇移動させるときに第1連接板33と第2連接板4
6が起立状態でなければ、第2昇降装置30及び第3昇
降装置40の作動を許容しないようにすることができ
る。この場合、第2ロック装置73と第3ロック装置7
7にロック状態の有無を検出するロックセンサを取り付
け、このロックセンサがロック状態を検出していなけれ
ば第2昇降装置30及び第3昇降装置40の作動を制御
する制御装置(図示せず)が第2昇降装置30と第3昇
降装置40の作動を規制する。このようにすることで、
第1作業台31及び第2作業台41に搭乗した作業者の
安全をより十分に確保することができる。
【0044】また、前述した実施の形態では、第1連接
板33を第1作業台31に設け、第2連接板46を第2
作業台41に設けた例を示したが、これに限るものでは
なく、第1作業台31及び第2作業台41のいずれか一
方にのみ枢結された連接板を設け、この連接板を水平状
態にすると第1作業台31と第2作業台41間の間隙8
1が平面状に覆われるように構成することができる。更
に、第1連接板33の長さを第1作業台31の作業床3
2の内側周縁部32aの長さと略同一長さにし、第2連
接板46の長さを第2作業台41の作業床42の内側周
縁部42aの長さと略同一長さにし、これらの連接板を
水平状態にすると各先端部が接触した状態となり且つ第
1作業台31と第2作業台41間の間隙81が平面状に
覆われるように構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における軌
道走行車両によれば、第1昇降装置の上部に載置台を取
り付け、載置台の上部であって車体の左右方向の両側に
それぞれ第2昇降装置及び第3昇降装置を配設すること
で、第2昇降装置を昇降動させると第1作業台のみが昇
降動し、第3昇降装置を昇降動させると第2作業台のみ
が昇降動するので、軌道の上方に架設されたトロリ線の
両側に第1作業台と第2作業台を移動させた状態で、第
2昇降装置又は第3昇降装置を作動させることで第1作
業台又は第2作業台を上方へ移動させることができ、軌
道の上方に架設されたトロリ線の交換作業において、ち
ょう架線に接続されて垂れ下がった本ハンガーがちょう
架線に引っ掛かった場合でも、第1作業台又は第2作業
台を上方へ移動させることで、作業台に搭乗した作業者
により引っ掛かった本ハンガーを容易に元の状態に戻す
ことができ、架設されるトロリ線に作業台が接触せず、
トロリ線の損傷を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における軌陸作業車を示
し、同図(a)は軌陸作業車の正面図であり、同図
(b)は軌陸作業車の平面図であり、同図(c)は軌陸
作業車の右側面である。
【図2】本発明の一実施の形態における第1作業台及び
第2作業台を示し、同図(a)は第1作業台及び第2作
業台の正面図であり、同図(b)は第1作業台及び第2
作業台の平面図であり、同図(c)は第1作業台及び第
2作業台の側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態における第2作業台を示
し、同図(a)は図1(b)のA−A矢視に相当する部
分の正面図であり、同図(b)は第3ロック装置の正面
図である。
【図4】本発明の一実施の形態における第1作業台及び
第2作業台の作用を説明するための斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態における第1作業台及び
第2作業台の作用を説明するための斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態における第1作業台及び
第2作業台の作用を説明するための斜視図である。
【図7】従来の軌陸作業車によるトロリ線の交換作業を
説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 軌陸作業車(軌陸走行車両) 3 車体 19 鉄輪(軌道走行用鉄輪) 21 第1昇降装置 25、26 載置台 30 第2昇降装置 31 第1作業台 32a、42a 内側周縁部(周縁部) 33 第1連接板(連接板) 40 第3昇降装置 41 第2作業台 44 第1手摺り 46 第2連接板(連接板) 47 第2手摺り 49 第3手摺り 50 第1トロリ線支持装置(トロリ線支持装置) 55 第2トロリ線支持装置(トロリ線支持装置) 60 第4昇降装置(第1昇降装置) 61 第5昇降装置(第2昇降装置) 62 第3作業台(第1作業台) 63 第6昇降装置(第3昇降装置) 65 第4作業台(第2作業台) 81 間隙 90 連結作業台(一つの作業台) R レール(軌道)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/06 H02G 1/06 J (72)発明者 石川 徹 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 本間 弓子 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 酒川 正大 東京都台東区上野2−11−16 NDK池之 端ビル (72)発明者 岩瀬 正幸 東京都台東区上野2−11−16 NDK池之 端ビル Fターム(参考) 3F333 AA09 AA15 AB03 AC02 AC03 AC07 BD02 CA06 CA12 CA14 CA15 CA19 CA26 FG04 FG09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に複数の軌道走行用鉄輪が配設され
    て軌道上を走行可能な軌道走行車両であって、 前記車体に設けられた第1昇降装置と、 前記第1昇降装置の上部に取り付けられ前記第1昇降装
    置により昇降動可能な載置台と、 前記載置台の上部であって前記車体の左右方向の両側に
    それぞれ配設された第2昇降装置及び第3昇降装置と、 前記第2昇降装置及び前記第3昇降装置の各上部に取り
    付けられて昇降動可能であり前記車体の左右方向に所定
    の間隙を有して配置された第1作業台及び第2作業台と
    を有することを特徴とする軌道走行車両。
  2. 【請求項2】 前記間隙に対向する側における前記第1
    作業台及び前記第2作業台の周縁部の少なくともいずれ
    か一方に上下方向に揺動自在に取り付けられた連接板を
    有し、 前記第2昇降装置及び前記第3昇降装置により前記第1
    作業台及び前記第2作業台を昇降動させて前記第1作業
    台及び前記第2作業台の各上面を同一高さ位置に移動さ
    せるとともに前記連接板を揺動させて水平状態にさせ、
    前記間隙を前記連接板により平面状に覆って前記第1作
    業台と前記第2作業台が前記連接板を介して一つの作業
    台を形成させることができるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の軌道走行車両。
  3. 【請求項3】 前記第1作業台及び前記第2作業台にお
    ける前記間隙に対向する側の周縁部を除いた前記第1作
    業台及び前記第2作業台の各周縁部に上方へ突設された
    第1手摺りを有し、 前記第1作業台及び前記第2作業台の前記間隙に対向す
    る側の周縁部における前記連接板が取り付けられていな
    い周縁部に水平方向に旋回動自在に取り付けられた第2
    手摺りを有し、 前記第2手摺りを旋回動させて前記間隙に対向する側の
    周縁部の上方に移動させるとともに前記連接板を揺動さ
    せて起立状態にさせて、前記第1作業台と前記第2作業
    台とを分離状態にさせ、且つ前記第1作業台及び前記第
    2作業台の各周縁部が前記第1手摺りと前記第2手摺り
    及び前記連接板の少なくともいずれかにより囲まれるよ
    うに構成され、 前記第1作業台及び前記第2作業台の各上面を同一高さ
    位置に移動させ、前記連接板を揺動させて水平状態にさ
    せて前記間隙を前記連接板により平面状に覆い、前記第
    2手摺りを前記間隙間を前記車体の左右方向に架け渡す
    ように旋回動させて、前記第1作業台と前記第2作業台
    が一つの作業台を形成させ、且つ前記一つの作業台の周
    縁部が前記第1手摺り及び前記第2手摺りにより囲まれ
    るように構成されていることを特徴とする請求項2記載
    の軌道走行車両。
  4. 【請求項4】 前記車体に取り付けられ前記軌道の上方
    に架設されたトロリ線を支持するトロリ線支持装置を有
    し、前記連接板の先端部に突出入自在に取り付けられた
    第3手摺りを有することを特徴とする請求項2又は3記
    載の軌道走行車両。
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