JPH01314661A - 天井自走車の昇降システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業↓勿刑■女青 本発明は、天井自走車の故障や保守点検の際に、天井自
走車を昇降させるための天井自走車の昇降システムに関
する。

則支柑 本線レールに吊下げられて走行する天井自走車の修理或
いは保守点検作業では、天井自走車を一旦地上に降ろす
ことか必要であり、従来このような場合、本線レールの
うちの所定長さに亙る部分に連結・離脱可能な昇降レー
ルに天井自走車を吊下げた状態で本線レールから取外し
、チェーンブロック等を用いて地上まで降ろしていた。

発刊Ｊ１す已」聾ｆｌ匙採題 従って、地上に降ろされた天井自走車の修理或いは保守
点検作業中は、本線レールの一部を構成する昇降レール
が本線レールから取外されているため、この本線レール
上を走行する他の天井自走車の運転を停止しなければな
らず、天井自走車の稼動率が大幅に低下する問題がある
。

本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、天井自走
車の昇降に伴う天井自走車の稼動率の低下を防止するこ
とが出来る天井自走車の昇降システムを提供することを
目的とする。

背　を′″ｌするための 本発明に係る天井自走車の昇降システムは、所定の走行
経路に沿って吊下配設された本線レールに沿って走行す
る天井自走車を、地上側との間で昇降させるようにした
天井自走車の昇降システムにおいて、前記本線レールの
途中に設けられ、本線レール部分とによって本線レール
を構成すると共に、本線レール部分から連結・離脱可能
な可動レール部分と、可動レール部分に代って本線レー
ル部分と連結可能な予価レール部分と、可１すＪレール
部分と予備レール部分とを移動自在に支持する退避レー
ルと、予備レール部分から退避レール部分を取外して地
上側との間で昇降さ・口る昇降手段とを備え、天井自走
車の本線レールからの取外し時には、可動レール部分を
本線レール部分から離脱させて予備レール部分を本線レ
ール部分に連結させ、その後天井自走車を予備レール部
分まで走゛　行させて天井自走車が予備レール部分に吊
Ｆげられた状態とし、このような状態で再び予備レール
部分を本線レールから離脱させると共に可動レール部分
を本線レール部分に再び連結させ、一方、離脱した予備
レール部分を昇降位置まで移動さセて昇降手段によって
天井自走車が吊下げられた状態のまま予備レール部分を
地上に降ろすものである。

作二−−−町 本発明に係る天井自走車の昇降システムにおいては、天
井自走車の本線レールからの取外し時には、可動レール
部分を本線レール部分から離脱させて予備レール部分を
本線レール部分に連結させ、その後天井自走車を予備レ
ール部分まで走行させて天井自走車が予備レール部分に
吊下げられた状態とし、このような状態で゛再び予備レ
ール部分を本線レールから離脱させると共に可動レール
部分を本線レール部分に再び連結させ、一方、離脱、し
た予備レール部分を昇降位置まで移動させて昇降手段に
よって天井自走車が吊下げ、られた状態のまま予備レー
ル部分を地上に降ろす。従って、天井自走車の昇降作業
時において、本線レール上を他の天井自走車の走行が不
能になることがない。

実−施一■ 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

尚、前後方向を図示のように定義して説明する。

第１図は、本発明の天井自走車の昇降システムを適用し
た天井自走車の走行レールの全体配置を示す概略平面図
であり、この本線レールしには複数基の天井自走車３０
か吊下げられ、各天井自走車３０は本線レールＬに沿っ
て走行する。また、図中Ｓは保守ステーションを示し、
天井自走車３０の修理や保守点検作業中に、天井］Ｉ自
走車０を本線レールＬとフロアとの間で昇降させるため
のステーションである。また、本線レールＬは保守ステ
ーションＳ」二の部分を除くレールを構成する本線レー
ル部分１と、保守ステーションＳ上の部分のレールを構
成する可動レール部分２とからなる。

本線レール部分１は、第２図に示すように、本線レール
１部分１の上方に本線レール部分１に沿って設けられた
天井梁３に、ブラケソＩ・１　ａ及びＵボルト１ｂ等を
介して吊設されている。一方、予備レール部分６は、そ
の長さ中央位置に天井自走車３０を吊下げ可能な長さと
され、図中実線で示す連結位置Ｘとこの連結位置Ｘから
右方側に離間する図中仮想線で不実昇降位置Ｙとに亙っ
て左右方向に位置移動自在であり、予備レール部分６は
連結位置Ｘにおいて本線レール１に連結プレート４を介
して連結され、またこの連結プレート４を取外すことに
よって昇降位置Ｙとの間で位置移動自在である。この予
備レール部分６の位置移動を伴う予備レール部分６の支
持は退避レール５で行なわれる。この退避レール５は、
予備レール部分６の前端側と後端側とに夫々左右方向向
きに並設され、退避レール５は相互に平行で且つ予備レ
ール部分６から左右両側に所定長さに互って水平に延び
るように配設されている。また、退避レール５には可動
レール部分２が予備レール部分６と同様に位置移動自在
に吊設されている。この可動レール部分２は連結位置Ｘ
と退避位置Ｚとの間を位置移動可能である。

第３図は保守ステーションＳの正面図であり、第４図は
その平面図、第５図はその右側面図である。

保守ステーションＳのフロアＦ上には、支柱７が立設さ
れ、この支柱７と天井梁３とによって平面視略口字状の
梁部材８が水平に吊下配設され、梁部材８の前後両側に
左右方向に延びる各支持梁８ａの下部側にはブラケット
９が下方に向けて垂設され、このブラケット９によって
退避レール５か梁部材８に吊設支持されている。また、
退避レール５とこれに移動自在に支持された予備レール
部分６との連結部は、第６図に拡大図示するように、退
避レール５内を転勤自在な支持ローラ１０の枢支軸］Ｑ
ａに連結され開口部５ａから下方に突出する連結板１１
と、予備レール部分６の上面にボルト１２ａを介して固
着された連結ブラケノ１〜１２とが相互に連結ピン１３
を介して連結された構造である。従って、予備レール部
分６はポル１−１．２２を取外すことによって退避レー
ル５から分離することができる。

また、梁部材８と支柱７との所定位置には定滑車１４・
１５が配設され、また支柱７にはウィンチ１６か装着さ
れている。ウィンチ１Ｇに巻回される１ツイヤ−ロープ
１７の先端側は定滑車１４・１５に掛装されて定滑車１
４の下方に懸装され、ワイヤーロープ１７の先端部には
連結具１８が装着されている。この連結具１８は、予備
レール部分６か昇降位置Ｙに位置するとき、第７図に示
すように、予備レール部分６の長さ中央部の上面に固着
された連結ブラケット１９に連結ピン２０を介して連結
可能である。従って、昇降位置Ｙにおいて連結ブラケッ
ト１９をビン２０を介して連結具１８に連結した後、ポ
ル）１２ａを取外して予備レール部分６を退避レール５
から分離させると、ウィンチ１６のレバー１６ａを操作
して予備レール部分６を第５図中に３点鎖線で示す下降
位置Ｙ゛へ下降させることができる。

また、予備レール部分６には、１対の係止レバー２１が
付設されている。この係止レバー２１は、予備レール部
分６に天井自走車３０を吊下げた状態で連結位置Ｘと昇
降位置Ｙ並びに下降位置Ｙ′とに互る位置移動時に、天
井自走車３０が予備レール部分６から脱落するのを防止
するためのもので、係止レバー２１は、予備レール部分
６上面にブラケソ）２１ａを介して揺動自在に装着され
、係止レバー２１は天井自走車３０の走行ヘッド部３０
ａに当接して天井自走車３０の移動を制止する係止姿勢
（第５図参照）と、係止姿勢から−に方側へ揺動した解
除姿勢とに互って手動により姿勢変更可能である。

更に、保守ステーションＳのフロア上には、下降位置Ｙ
゛に位置する予備レール部分６との間で天井自走車３０
を受渡し可能な受渡レール２２が配設されている。この
受渡レール２２は移動自在な台車２３のハンガ一部２４
に装着され、第５図に示すように、受渡レール２２は下
降位置Ｙ゛まで降ろされた予備レール部分６に連結プレ
ー１−４を介して一体的に連結可能で、予備レール部分
６に吊下げられた天井自走車３０を受渡レール２２に受
渡した後、予備レール部分６から分離さ−ヒて天井自走
車３０を運搬することができる。尚、この受渡レール２
２にも予備レール部分６と同様に係止レバー２１が付設
されている。

次に、故障や保守点検のため地上側に自走車３０を降ろ
す作業工程を詳述する。先ず可動レール部分２を退避位
置（Ｚ）に退避させる。そして通常時に昇降位置Ｙにあ
る予備レール部分６を連結部Ｍｘに移動させる。そして
下降さすべき天井自走車３０を連結位置Ｘまで走行させ
、連結位置Ｘの中央位置に達したときに停止させる。そ
して、係止レバー２１を操作して解除姿勢から係止姿勢
にして天井自走車３０を係止する。次に、連結プレート
４を取外して天井自走車３０が吊下げられた状態の予備
レール部分６を昇降位置Ｙまで移動さる。このとき、可
動レール部分２を退避位置Ｚから連結位置Ｘに移動させ
て再び可動レール部分２を本線レール部分１に連結させ
る。一方、予備レール部分６は、昇降位置Ｙで連結ブラ
ケット１９に連結具１８を連結した後、ポル）１２ａを
取外して退避レール５から分離させる。ウィンチ１６の
レバー１６ａを操作して自走車３０が吊下げられたまま
の予備レール部分６を下降位置Ｙ′まで降ろす。さらに
、下降位置Ｙ゛に降ろされた予備レール部分６に受渡レ
ール２２を連結し、予備レール部分６側の係止レバー２
１を解除姿勢にして天井自走車３０を受渡レール２２側
に移動させる。受渡レール２２上に受渡された天井自走
車３０は、必要に応して台車２３により他の作業エリア
まで運搬することができる。

このようにして天井自走車３０の下降作業時に、予備レ
ール部分６と可動レール部分２との入換え作業を行ない
、予備レール部分６に自走車３０を吊下げて地上側に降
ろすと共に可動レール部分２を本線レール部分１に連結
させておくことかできる。従って、他の天井自走車３０
の走行が可能となる。尚、下降位置Ｙ゛に降ろされた天
井自走車３０を本線レールＬ上に復帰させる場合には上
記の逆の手段により行なうことができる。

尚、定滑車１４・１５及びウィンチ１６等からなる昇降
装置を省略して、例えば、受渡レール２２を装着した台
車２３を工場設備のフォークリフト或いはクレーン等で
昇降させ、昇降位置Ｙにおいてこの受渡レール２２を直
接連結プレート４て予備レール部分６に連結させて天井
自走車３０を受渡ず構成であっても構わないし、また受
渡レール２２を省略して台車２３のみをフォークリフト
等で昇降させ、昇降位置Ｙにおいて予備レール部分６に
台車２３のハンガ一部２４をボルト等で直接連結すると
共に、予備レール部分６を退避レール５から取外して下
降させる構成であっても構わない。更に、こうした場合
には支柱７及び梁部材８は適宜省略可能で、退避レール
５を天井梁３のみで吊設支持する構造にしても構わない
。

光匪少跋来 本発明に係る天井自走車の昇降システムによれば、以上
説明したように、天井自走車の下降作業時に、可動レー
ル部分と予備レール部分との入換え作業を行ない、予備
レール部分に自走車を吊下げて地上側に降ろすと共に可
動レール部分を本線レール部分に連結させておくことが
できる。また自走車の上昇時も同様である。従って、自
走車の昇降時に他の天井自走車の走行が可能になり天井
自走車の運転稼動率の低下を最小限に止めることが出来
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は天井自走
車の走行レールの全体配置を示す概略平面図、第２図は
本線レールの支持構造を説明する斜視図、第３図は保守
ステーションの正面図、第４図は第３国手面図、第５図
は第３図右側面図、第６図は退避レールと可動レールの
連結部の構造を示す縦断側面図、第７図はワイヤロープ
と予６ｉｉｉレールとの連結構造を示す部分側面図であ
る。 Ｌ・・・本線レール、１・・・本線レール部分、２・・
・可動レール部分、５・・・退避レール、６・・・予備
レール部分、１６・・・ウィンチ、３０・・・天井自走
車、Ｘ・・・連結位置、Ｙ・・・昇降位置、Ｚ・・・待
機位置。 特許出願人　：　利用機械　株式会社 第７図 ［１７ ゝＮ３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の走行経路に沿って吊下配設された本線レー
   ルに沿って走行する天井自走車を、地上側との間で昇降
   させるようにした天井自走車の昇降システムにおいて、 前記本線レールの途中に設けられ、本線レール部分とに
   よって本線レールを構成すると共に、本線レール部分か
   ら連結・離脱可能な可動レール部分と、 可動レール部分に代って本線レール部分と連結可能な予
   備レール部分と、 可動レール部分と予備レール部分とを移動自在に支持す
   る退避レールと、 予備レール部分から退避レール部分を取外して地上側と
   の間で昇降させる昇降手段とを備え、天井自走車の本線
   レールからの取外し時には、可動レール部分を本線レー
   ル部分から離脱させて予備レール部分を本線レール部分
   に連結させ、その後天井自走車を予備レール部分まで走
   行させて天井自走車が予備レール部分に吊下げられた状
   態とし、 このような状態で再び予備レール部分を本線レールから
   離脱させると共に可動レール部分を本線レール部分に再
   び連結させ、 一方、離脱した予備レール部分を昇降位置まで移動させ
   て昇降手段によって天井自走車が吊下げられた状態のま
   ま予備レール部分を地上に降ろすことを特徴とする天井
   自走車の昇降システム。