JP2002154273A - リライト記録媒体およびリライト記録媒体を用いた記録方法 - Google Patents

リライト記録媒体およびリライト記録媒体を用いた記録方法

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JP2002154273A
JP2002154273A JP2000354023A JP2000354023A JP2002154273A JP 2002154273 A JP2002154273 A JP 2002154273A JP 2000354023 A JP2000354023 A JP 2000354023A JP 2000354023 A JP2000354023 A JP 2000354023A JP 2002154273 A JP2002154273 A JP 2002154273A
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JP2000354023A
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Hirotoshi Terao
博年 寺尾
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リライト記録媒体1において、多色をもって
画像の記録を行うこと。 【解決手段】 基板シート2の一面にリライト層7を形
成したリライト記録媒体1であって、透明な樹脂シート
で形成した前記基板シート2の一面にシアン、マゼン
タ、イエローおよびブラックの色彩を有するセグメント
5を印刷し、前記セグメント5が印刷されている前記基
板シート2の一面にリライト層7を形成し、前記リライ
ト層7を保護膜9で被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリライト記録媒体お
よびリライト記録媒体を用いた記録方法に係り、特に多
色をもって画像の記録を行うことができるリライト記録
媒体およびリライト記録媒体を用いた記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、所望の文字や図形等の画像を
自由に書き込むことができ、かつ消去することが可能で
あるリライト記録媒体が知られている。このリライト記
録媒体は、例えば基板シートの一面にリライト層が形成
されており、前記リライト層はリライト層を保護するた
めの保護膜により被覆されている。この基板シートはポ
リエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムに
より構成されており、特別に色彩が付されておらず、一
色で形成されている。
【0003】前記リライト層は、例えば側鎖型高分子液
晶により形成されており、前記側鎖型高分子液晶は通常
は白濁状態であるが、高温で加熱すると透明状態に変化
し、低温で加熱すると白濁状態にもどるという性質を有
する。
【0004】そして、側鎖型高分子液晶を利用したリラ
イト層を有するリライト記録媒体に記録を行う場合、ま
ずプラテンの前方に前記リライト記録媒体を支持する。
次に、記録ヘッドとしての複数の発熱素子を整列配置さ
せたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテンに沿
って移動させながら、サーマルヘッドに整列配置された
発熱素子を記録情報に基づいて選択的に発熱させること
により、リライト層を選択的に加熱する。ここで、結晶
化して白濁状態だったリライト層の側鎖型高分子液晶
は、加熱されたことによりアモルファス化して透明状態
となる。この白濁状態となった側鎖型高分子液晶が存在
する部分ではリライト層を透過して一色で形成されてい
る基板シートを視認することにより、リライト記録媒体
上に所望の文字等の画像の記録を行うことができる。一
方、画像の記録がされたリライト記録媒体を所定の時間
再加熱することにより、アモルファス化して透明状態だ
ったリライト層の側鎖型高分子液晶は、結晶化して白濁
状態となる。これにより、リライト記録媒体上に記録さ
れた画像を消去することができる。
【0005】また、前記リライト層は、例えば感熱可逆
記録層により形成されており、前記感熱可逆記録層には
熱により透明状態と白濁状態とに可逆的に変化し、かつ
常温で透明状態と白濁状態とに保持できるポリマー組成
物によって形成されている感熱記録層や、ロイコ染料系
の感熱記録層が用いられる。また前記リライト層は高分
子物質・液晶物質による複合膜層によっても形成され
る。
【0006】そして、ポリマー組成物を利用したリライ
ト層を有するリライト記録媒体に記録を行う場合、サー
マルヘッドに整列配置された発熱素子を記録情報に基づ
いて選択的に発熱させることにより、リライト層を選択
的に加熱する。ここで、透明状態だったリライト層のポ
リマー組成物は、加熱されたことにより白濁状態とな
る。この白濁状態となったポリマー組成物が存在する部
分では白色で画像が示されるので、これによりリライト
記録媒体上に所望の文字等の画像の記録を行うことがで
きる。一方、画像の記録がされたリライト記録媒体を所
定の時間再加熱することにより、白濁状態だったリライ
ト層のポリマー組成物は、透明状態となる。これによ
り、リライト記録媒体上に記録された画像を消去するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリライ
ト層に側鎖型高分子液晶を用いたリライト記録媒体を構
成する基板シートは一種類の色彩のみで構成されてお
り、透明状態となったリライト層を透過して一種類の色
彩のみで構成された基板シートを視認可能とすることに
より、リライト記録媒体上に画像の記録を行っていた。
【0008】また、従来のリライト層に感熱可逆記録層
および複合膜層を用いたリライト記録媒体においては、
所望の部分のリライト層を加熱して前記リライト層を白
濁状態にすることにより白色一色で画像の記録を行って
いた。
【0009】したがって、一色のみでしか記録を行うこ
とができず、多色をもって記録を行うことができなかっ
た。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、多色をもって画像の記録を行うことができるリ
ライト記録媒体およびリライト記録媒体を用いた記録方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るリライト記録媒体は、基板シートの一
面にリライト層を形成したリライト記録媒体であって、
前記基板シートの一面に少なくとも3原色の色彩を有す
るセグメントを印刷し、前記セグメントが印刷されてい
る前記基板シートの一面にリライト層を形成したことを
特徴とする。
【0012】この本発明に係るリライト記録媒体によれ
ば、前記基板シートの一面に色彩を有するセグメントが
印刷されているので、リライト層をサーマルヘッドの発
熱素子で選択的に加熱することによって所望の色彩を有
するセグメントが存在する部分の前記リライト層を透明
状態とすると、前記リライト層を透過して所望の色彩を
有するセグメントを視認することができる。
【0013】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
は、前記基板シートの一面に3原色の他ブラックの色彩
を有するセグメントを印刷したことを特徴とする。
【0014】この本発明に係る他のリライト記録媒体に
よれば、基板シートの一面に3原色の他ブラックの色彩
を有するセグメントが印刷されており、リライト層をサ
ーマルヘッドの発熱素子で選択的に加熱することによっ
て所望の色彩を有するセグメントが存在する部分の前記
リライト層を透明状態とすると、前記リライト層を透過
して所望の色彩を有するセグメントを視認することがで
きる。
【0015】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
は、前記3原色を、シアン、マゼンタ、イエローとし、
またはレッド、グリーン、ブルーとしたことを特徴とす
る。
【0016】この本発明に係る他のリライト記録媒体に
よれば、リライト層をサーマルヘッドの発熱素子で選択
的に加熱することによって所望のシアン、マゼンタ、イ
エローまたはブラック、あるいはレッド、グリーン、ブ
ルー、またはブラックの色彩を有するセグメントが存在
する部分の前記リライト層を透明状態とすると、前記リ
ライト層を透過して所望の色彩を有するセグメントを視
認することができる。
【0017】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
は、前記各セグメントが規則的に分布し、前記各セグメ
ントを同一の色彩を有する他のセグメントと隣接しない
ように配置したことを特徴とする。
【0018】この本発明に係る他のリライト記録媒体に
よれば、各セグメントが同一の色彩を有する他のセグメ
ントと隣接しないように配置されており、このため1行
に配置された異なる色彩を有するセグメントで1画素を
構成するのではなく、次行に配置された異なる色彩を有
するセグメントとともに1画素を構成することができ、
1画素を構成する行方向のセグメントの数を少なくする
ことができるので、行方向の画素を緻密に形成すること
ができ、全体として行方向の画素数を増加することがで
きる。
【0019】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
は、前記基板シートを樹脂シートで形成し、かつ前記基
板シートの一面に金属光沢層を形成して、前記金属光沢
層の一面に前記セグメントを印刷したことを特徴とす
る。
【0020】この本発明に係るリライト記録媒体によれ
ば、前記リライト層を透過して色彩を有するセグメント
を視認するにあたり、外光が前記セグメントの下面に形
成されている金属光沢層に反射し、その反射光が色彩を
有する各セグメントに照射されるので、前記セグメント
の有する色彩を明瞭に視認することができる。
【0021】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
は、前記基板シートを透明な樹脂シートで形成したこと
を特徴とする。
【0022】この本発明に係るリライト記録媒体によれ
ば、リライト層を透過して所望の色彩を有するセグメン
トを視認するにあたり、基板シートの色彩に影響を受け
ることなくセグメントに付された色彩を明瞭に視認する
ことができる。
【0023】また、本発明に係るリライト記録媒体を用
いた記録方法は、サーマルヘッドに配置された発熱素子
と本発明に係るリライト記録媒体を構成するセグメント
の領域との位置合わせを行い、前記発熱素子を記録情報
に基づいて選択的に発熱させて、リライト層を選択的に
加熱して、所望の色彩を有するセグメントが存在する位
置のリライト層を透明状態とすることにより記録を行う
ことを特徴とする。
【0024】この本発明に係るリライト記録媒体を用い
た記録方法によれば、前記リライト層を透過して所望の
色彩を有するセグメントを視認することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1か
ら図3を参照して説明する。
【0026】図1に示すように、本実施形態に係るリラ
イト記録媒体1において、ポリエチレンテレフタレート
等の透明の樹脂シートにより構成されている基板シート
2の一面には色彩層3が印刷されている。
【0027】前記色彩層3は、図2に示すように、基板
シート2の一面にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの各色彩のセグメント5が規則的に分布するように印
刷されており、各色彩のセグメント5は同一の色彩のセ
グメント5と隣接しないように配置されている。さらに
詳しくは、前記色彩層3の一端の一列には端からイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの順番で各色彩のセグ
メント5が配置されており、隣接する一列には端からシ
アン、ブラック、イエロー、マゼンタの順番で各色彩の
セグメント5が配置されている。また、同様に次の隣接
する一列には端からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順番で各色彩のセグメント5が配置されており、
これにより各色彩のセグメント5は同一の色彩のセグメ
ント5と隣接しないようになされている。なお、本実施
形態においてはセグメント5の色彩の種類が、シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックであるが、これに限定さ
れるものではなく、例えばブラックを除いた3原色であ
ってもよい。
【0028】この各セグメントは、例えば200dpi
から600dpiで構成されており、このため120μ
mより小さい寸法で形成されている。
【0029】また、前記色彩層3が印刷されている基板
シート2の一面には色彩層3を被覆するようにリライト
層7が形成されている。
【0030】このリライト層7は例えば側鎖型高分子液
晶により形成されている。この側鎖型高分子液晶はアク
リルポリマーの鎖に低分子の液晶とアクリルがぶら下が
った分子構造をしており、通常は白濁状態であるが、高
温で加熱すると透明状態に変化し、低温で加熱すると白
濁状態に戻るという性質を有する。
【0031】また、前記リライト層7は前記リライト層
7を保護するための保護膜9により被覆されている。こ
の保護膜9は、例えばシリコン樹脂や電離放射線硬化型
樹脂等の堅牢性に優れた樹脂で構成されている。
【0032】次に、本実施形態におけるリライト記録媒
体1を用いた記録方法について説明する。
【0033】本実施形態においては、まずプラテンの前
方に前記リライト記録媒体1を支持した後、前記サーマ
ルヘッドに整列配置された発熱素子と前記リライト記録
媒体1のセグメント5が存在する領域とを位置合わせを
する。次に、記録ヘッドとしての複数の発熱素子を整列
配置させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテ
ンに沿って移動させ、前記発熱素子を記録情報に基づい
て選択的に発熱させることにより、所望の色彩を有する
セグメント5が存在する位置のリライト層7を選択的に
加熱する。さらに詳しくは、図3に示すようにマゼンタ
のセグメントを視認可能とする場合には、マゼンタのセ
グメント5が存在する位置のリライト層7を300℃程
度の熱をもって短時間加熱する。これにより、結晶化し
て白濁状態だったリライト層7のポリマー組成物は、加
熱されたことによりアモルファス化して透明状態とな
り、そしてこのリライト層7の透明状態となった部分で
は、前記リライト層7を透過して基板シート2に印刷さ
れた色彩層3のマゼンタの色彩を有するセグメント5を
視認することができるようになる。また、他の所望の色
彩を有するセグメント5が存在する位置のリライト層7
を選択的に加熱することにより、前記リライト層7は透
明状態となり、このリライト層7の透明状態となった部
分では、前記リライト層7を透過して基板シート2に印
刷された色彩層3の他の色彩を有するセグメント5を視
認することができるようになる。
【0034】次に、リライト記録媒体1を用いた記録の
消去方法について説明する。
【0035】画像の記録がされたリライト記録媒体1の
全体を100℃程度の温度をもって例えばヒーターロー
ラ、面状ヒータまたはドライヤを用いて長時間再加熱す
ると、リライト層7に用いられているポリマー組成物の
うち結晶化して白濁状態である部分に変化は生じない
が、アモルファス化して透明状態である部分は結晶化し
て白濁状態となる。これにより、ポリマー組成物の全体
が白濁状態となるので、リライト記録媒体1上に記録さ
れた画像を消去することができる。
【0036】したがって、本実施形態においては基板シ
ート2の一面にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の各色彩のセグメント5を有する色彩層3が印刷されて
いるので、発熱素子でリライト層7の所望の部分を加熱
してポリマー組成物を透明状態とすることにより、前記
リライト層7を透過して所望の色彩のセグメント5を視
認することができる。このため、リライト記録媒体1上
にフルカラー画像の記録を行うことができる。
【0037】また、前記基板シート2は透明な樹脂で構
成されているので、リライト層7を透過して所望の色彩
のセグメント5を視認するにあたり、基板シート2の色
彩に影響を受けずに各色彩のセグメント5を視認するこ
とができる。このため、各セグメント5の色彩を明瞭に
視認することができ、明瞭なフルカラー画像を得ること
ができる。
【0038】また、色彩層3において各色彩のセグメン
ト5は同一の色彩を有する他のセグメント5と隣接しな
いように配置されており、このため隣接する異なる色彩
を有する4つのセグメント5、具体的にはイエローのセ
グメント5、マゼンタのセグメント5、および次行に配
置されているシアンのセグメント5、ブラックのセグメ
ント5によって1画素を構成することができる。このた
め、同一の色彩を有するセグメント5を列方向に隣接す
るように配置する場合と、同一の色彩を有するセグメン
ト5を行方向および列方向に隣接しないように配置する
場合とを比較して、前者は行方向に1つ列方向に4つの
異なる色彩を有するセグメント5で1画素を構成するの
に対し、後者は行方向に2つ列方向に2つの異なる色彩
を有するセグメント5で1画素を構成することができ
る。したがって、前者と比較して後者は行方向の画素を
緻密に形成することができ、全体として行方向の画素数
を増加することができるので、リライト記録媒体1上に
良好な解像度のフルカラー画像を得ることができる。
【0039】なお、本実施形態においてリライト層7は
側鎖型高分子液晶で形成されているが、これに限定され
るものではなく、感熱可逆記録層により形成されるもの
であってもよい。前記感熱可逆記録層は、例えばポリマ
ー組成物によって形成されている感熱記録層を用いるこ
とができ、このポリマー組成物はポリ塩化ビニル等の熱
可塑性樹脂を使用したマトリックス材中に有機低分子物
質を分散させたものが挙げられる。また、前記感熱可逆
記録層にはロイコ染料系の感熱記録層を利用することも
できる。この感熱可逆記録層は、加熱すると白濁状態と
なり、一方前記加熱温度より低くかつ常温より高い温度
に加熱後冷却すると透明状態となるという性質を有す
る。
【0040】この感熱可逆記録層を利用したリライト記
録媒体1の記録方法は、リライト記録媒体1の全体を加
熱することによって画像以外の部分を白濁状態にすると
ともに、所望の部分を加熱しないことによってリライト
層7の画像の部分を透明状態とする。これにより、リラ
イト層7を透過して基板シート2に印刷された色彩を有
するセグメント5を視認することができる。このため、
リライト記録媒体1上にフルカラー画像の記録を行うこ
とができる。
【0041】また、前記リライト層7は例えば高分子物
質、液晶物質による複合膜層によっても形成される。前
記高分子物質にはポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデ
ン系樹脂等の被膜形成能力および耐熱性が良好なものが
用いられ、また前記液晶物質にはメモリ性を有するスメ
クチック型の液晶ポリマーの他、ネマチック液晶、コレ
ステリック液晶、ディスコティック液晶、高分子液晶、
またこれらの混合系等が利用される。この複合膜層は、
加熱されると熱を受けた部分のみが白濁状態となり、冷
却されると透明状態になるという性質を有する。
【0042】この複合膜層を利用したリライト記録媒体
1の記録方法は、リライト記録媒体1の全体を加熱する
ことによって画像以外の部分を白濁状態にするととも
に、所望の部分を加熱しないことによってリライト層7
の画像の部分を透明状態とする。これにより、リライト
層7を透過して基板シート2に印刷された色彩を有する
セグメント5を視認することができる。このため、リラ
イト記録媒体1上にフルカラー画像の記録を行うことが
できる。
【0043】また、本実施形態においては基板シート2
の色彩層3が印刷されている一面に直接リライト層7が
形成されているが、これに限定されるものではなく、例
えば基板シート2の一面に金属光沢層が形成され、前記
金属光沢層の一面に色彩を有する各セグメント5が印刷
され、前記セグメント5が印刷されている基板シート2
の一面にリライト層7が形成されているものであっても
よい。
【0044】この金属光沢層が形成されているリライト
記録媒体1によれば、リライト層7を透過して前記セグ
メント5を視認するにあたり、外光が前記セグメント5
の下面に形成されている金属光沢層によって反射し、そ
の反射光が色彩を有するセグメント5に照射されるの
で、前記セグメント5の有する色彩を明瞭に視認するこ
とができる。このため、前記リライト記録媒体1上にお
いて一層明瞭に多色の画像の記録を行うことができる さらに、本実施形態においては、セグメント5の色彩の
種類をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックとしてい
るが、これに限定されるものではなく、例えばレッド、
グリーン、ブルーの3色や、さらに前記3色にブラック
を加えた4色であってもよい。
【0045】また、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、必要に応じて種々変更することが可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るリライ
ト記録媒体によれば、前記基板シートの一面に色彩を有
するセグメントが印刷されているので、リライト層をサ
ーマルヘッドの発熱素子で選択的に加熱することによっ
て所望の色彩を有するセグメントが存在する部分の前記
リライト層を透明状態とすると、前記リライト層を透過
して所望の色彩を有するセグメントを視認することがで
きる。
【0047】したがって、従来のリライト記録媒体にお
いては一色をもってしか画像の記録を行うことができな
かったのと比較して、本発明に係るリライト記録媒体上
においては多色の画像の記録を行うことができるという
効果を有する。
【0048】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
によれば、基板シートの一面に3原色およびブラックの
色彩を有するセグメントが印刷されており、リライト層
をサーマルヘッドの発熱素子で選択的に加熱することに
よって所望の色彩を有するセグメントが存在する部分の
前記リライト層を透明状態とすると、前記リライト層を
透過して所望の色彩を有するセグメントを視認すること
ができる。
【0049】したがって、前記リライト記録媒体上にお
いて明瞭に多色の画像の記録を行うことができるという
効果を有する。
【0050】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
によれば、リライト層をサーマルヘッドの発熱素子で選
択的に加熱することによって所望のシアン、マゼンタ、
イエローまたはブラック、あるいはレッド、グリーン、
ブルー、またはブラックの色彩を有するセグメントが存
在する部分の前記リライト層を透明状態とすると、前記
リライト層を透過して所望の色彩を有するセグメントを
視認することができる。
【0051】したがって、前記リライト記録媒体上にお
いてフルカラーの画像の記録を行うことができるという
効果を有する。
【0052】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
によれば、各セグメントが同一の色彩を有する他のセグ
メントと隣接しないように配置されており、このため1
行に配置された異なる色彩を有するセグメントで1画素
を構成するのではなく、次行に配置された異なる色彩を
有するセグメントとともに1画素を構成することがで
き、1画素を構成する行方向のセグメントの数を少なく
することができるので、行方向の画素を緻密に形成する
ことができ、全体として行方向の画素数を増加すること
ができる。
【0053】したがって、前記リライト記録媒体上にお
いて良好な解像度の画像を得ることができるという効果
を有する。
【0054】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
によれば、前記リライト層を透過して色彩を有するセグ
メントを視認するにあたり、外光が前記セグメントの下
面に形成されている金属光沢層に反射し、その反射光が
色彩を有する各セグメントに照射されるので、前記セグ
メントの有する色彩を明瞭に視認することができる。
【0055】したがって、前記リライト記録媒体上にお
いて一層明瞭に多色の画像の記録を行うことができると
いう効果を有する。
【0056】また、本発明に係る他のリライト記録媒体
によれば、リライト層を透過して所望の色彩を有するセ
グメントを視認するにあたり、基板シートの色彩に影響
を受けることなくセグメントに付された色彩を明瞭に視
認することができる。
【0057】したがって、前記リライト記録媒体上にお
いてより一層明瞭な多色の画像の記録を得ることができ
るという効果を有する。
【0058】また、本発明に係るリライト記録媒体を用
いた記録方法によれば、前記リライト層を透過して所望
の色彩を有するセグメントを視認することができる。
【0059】したがって、前記リライト記録媒体上にお
いて多色の画像の記録を行うことができ、各セグメント
の有する色彩をシアン、マゼンタ、イエローまたはブラ
ック、あるいはレッド、グリーン、ブルーまたはブラッ
クとすると、明瞭なフルカラー画像の記録を行うことが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリライト記録媒体を示す概要断
面図
【図2】 図1に示すリライト記録媒体を構成する色彩
層を示す斜視図
【図3】 図1に示すリライト記録媒体の所望の位置を
加熱した場合を示す概要断面図
【符号の説明】
1 リライト記録媒体 2 基板シート 3 色彩層 5 セグメント 7 リライト層 9 保護膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板シートの一面にリライト層を形成し
    たリライト記録媒体であって、前記基板シートの一面に
    少なくとも3原色の色彩を有するセグメントを印刷し、
    前記セグメントが印刷されている前記基板シートの一面
    にリライト層を形成したことを特徴とするリライト記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 前記基板シートの一面に3原色の他にブ
    ラックの色彩を有するセグメントを印刷したことを特徴
    とする請求項1に記載のリライト記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記3原色を、シアン、マゼンタ、イエ
    ローとし、またはレッド、グリーン、ブルーとしたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のリライト
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記各セグメントが規則的に分布し、前
    記各セグメントを同一の色彩を有する他のセグメントと
    隣接しないように配置したことを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のリライト記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記基板シートを樹脂シートで形成し、
    かつ前記基板シートの一面に金属光沢層を形成して、前
    記金属光沢層の一面に前記セグメントを印刷したことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    リライト記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記基板シートを透明な樹脂シートで形
    成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載のリライト記録媒体。
  7. 【請求項7】 サーマルヘッドに配置された発熱素子と
    請求項1ないし請求項6に記載のリライト記録媒体を構
    成するセグメントの領域との位置合わせを行い、前記発
    熱素子を記録情報に基づいて選択的に発熱させて、所望
    の色彩を有するセグメントが存在する位置のリライト層
    を選択的に加熱して、前記所望の色彩を有するセグメン
    トが存在する位置のリライト層を透明状態とすることに
    より記録を行うことを特徴とするリライト記録媒体を用
    いた記録方法。
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