JP2002154154A - 熱成形装置および熱成形方法 - Google Patents

熱成形装置および熱成形方法

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JP2002154154A
JP2002154154A JP2000354674A JP2000354674A JP2002154154A JP 2002154154 A JP2002154154 A JP 2002154154A JP 2000354674 A JP2000354674 A JP 2000354674A JP 2000354674 A JP2000354674 A JP 2000354674A JP 2002154154 A JP2002154154 A JP 2002154154A
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満亮 滝藤
Toshihiro Takai
俊広 高井
Eishin Ogiso
英信 小木曽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱風供給手段を利用してシート温度制御を行
なったとしてもシート温度が不安定になるという課題が
あった。 【解決手段】 上モールド20あるいは下モールド10
に加熱ヒーター16,26,62にて加熱した気体を供
給することによって、圧空エアーや離型エアーの外乱に
よって上モールド20あるいは下モールド10の型温度
の上下変動を抑制することが可能になる。そして、型温
度の上下変動を抑制することにより間接的に熱成形時に
おける樹脂シートSのシート温度のばらつきを低減させ
ることが可能になる。また、このとき、圧空エアーおよ
び離型エアーを加熱して供給することによって、気体を
供給するための装置を新たに設ける必要がないため、熱
成形装置を簡素化することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱成形装置および
熱成形方法に関し、特に、熱成形時に成形型を成形適正
温度に制御する熱成形装置および熱成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱成形の圧力差による成形を行なう熱成
形装置に熱風供給手段を組み合わせた技術は周知技術と
して知られており、この熱風供給手段による加熱を利用
して樹脂シートのシート温度を制御するシート温度制御
が行なわれている。このとき、このシート温度制御は、
樹脂シートの厚みに依存する加熱分布を解消するため
に、この樹脂シートの加熱分布を温度検出センサーにて
検出し、この検出した加熱分布に基づいて行なわれる。
【0003】一方、シート温度制御の他の手法として、
別回路から冷却用空気を導入して制御する試みがなされ
ている。また、熱成形において加熱した樹脂シートを成
形金型で成形するときは、成形金型の温度が低いため、
樹脂シートが成形金型に接触すると、樹脂シートのシー
ト温度は急激に低下する。このため、熱成形装置に金型
温度調節装置を付属装置として併設させて金型が一定温
度になるように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の熱成形
装置においては、樹脂シートの熱伝播が非線形であるた
め温度検出センサーにて検出されるシート温度が不確実
なものとなり、このシート温度に基づいて実行されるシ
ート温度制御に対応させて、樹脂シートのシート温度を
上昇下降させることは困難である。従って、熱風供給手
段を利用してシート温度制御を行なったとしてもシート
温度が不安定になるという課題があった。また、別回路
で冷却用空気を導入してもシート温度が上下にハンチン
グする課題があった。さらに、金型温度調節装置を利用
したとしても、離型エアーの温度差によって金型温度が
上下にハンチングしてしまうという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、熱成形時に成形型を成形適正温度に制御するこ
とが可能な熱成形装置および熱成形方法の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、成形型を所定の型温度に
制御しつつ略密封された成形型内に差圧気体を供給して
樹脂シートの熱成形を行う熱成形装置であって、上記成
形型に対して気体を供給する気体供給手段と、上記気体
供給手段にて上記気体を上記成形型に供給するに際し
て、当該気体を所定の気体温度に調節する供給気体温度
調節手段とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、成形型を所定の型温度に制御しつつ略密
封された成形型内に差圧気体を供給して樹脂シートの熱
成形を行うに際して、この成形型に所定の気体温度に調
節された気体を供給して温度調節を行なうことが可能な
熱成形装置を提供する。このとき、気体供給手段は、成
形型に対して気体を供給することが可能に構成されてお
り、この気体供給手段にて成形型に供給される気体は、
供給気体温度調節手段によって所定の気体温度に調節さ
れる。すなわち、本発明は成形型の型温度を気体供給手
段にて供給する気体の気体温度にて調節するものであ
り、成形型を所定の型温度に制御する他の手法と、この
気体温度による調節を併用することによって、成形型の
型温度の変動を微小なものとすることを可能にする。こ
のように、成形型の型温度を略一定に保持することによ
り間接的に樹脂シートのシート温度を略一定にすること
が可能になる。
【0008】ここで、上記気体供給手段は、上記成形型
に気体を供給することができれば良く、その構成は多種
選択可能である。従って、この気体供給手段をエアーコ
ンプレッサーで構成しても良いし、所定の風圧にて気体
を吹き付けるファンで構成しても良く、適宜選択可能で
ある。また、上記供給気体温度調節手段は、気体を所定
の気体温度に調節することができれば良く、その構成は
多種選択可能である。従って、加熱温度を調節可能な電
熱線ヒータで構成しても良いし、ガスヒータで構成して
も良く、適宜選択可能である。
【0009】供給気体温度調節手段にて調節する気体温
度の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項
1に記載の熱成形装置において、上記供給気体温度調節
手段は、上記成形型に供給する気体を上記所定の型温度
に対応した気体温度に調節する構成としてある。上記の
ように構成した請求項2にかかる発明においては、供給
気体温度調節手段にて成形型に供給する気体を成形型に
対して別に制御される所定の型温度に対応した気体温度
に調節する。このように、所定の型温度に基づいて気体
温度を調節すればよいため、簡易な手法で供給気体調節
手段を構成にすることが可能になる。
【0010】気体供給手段が気体を供給するタイミング
の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1
または請求項2のいずれかに記載の熱成形装置におい
て、上記気体供給手段は、上記熱成形時に成形型に対し
て気体を供給する構成としてある。上記のように構成し
た請求項3にかかる発明においては、熱成形が行なわれ
るタイミングで気体供給手段にて成形型に気体を供給す
る。熱成形時は、成形型に対して圧空エアーや離型エア
ー等の気体が成形型内に吹き付けられる。これらが外乱
となって所定の型温度に制御されている成形型の実際の
型温度にハンチングが発生し得る。このタイミングで気
体を供給することによって、外乱による成形型の型温度
のハンチングを防止することが可能になる。
【0011】上述した手法によって成形型を所望の所定
の型温度に略近接させることができる。一方で、成形型
の実環境を鑑みて気体温度を調節すれば、成形型をより
適切な型温度に調節することができる。そこで、請求項
4にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の熱成形装置において、上記供給気体温度調節手
段は、上記成形型の実温度を計測する実温度計測手段
と、当該実温度計測手段にて計測された成形型の実温度
に基づいて上記気体に対する気体温度調節制御を実行す
る気体温度調節制御手段とを有する構成としてある。上
記のように構成した請求項4にかかる発明においては、
供給気体温度調節手段に実温度計測手段と、気体温度調
節制御手段とを備えさせる。かかる場合、実温度計測手
段にて成形型の実温度を計測し、気体温度調節制御手段
によって当該実温度計測手段にて計測された成形型の実
温度に基づき上記気体に対する気体温度調節制御を実行
する。
【0012】上記気体温度調節制御手段にて実行される
気体温度調節制御の一例として、請求項5にかかる発明
は、上記請求項4に記載の熱成形装置において、上記気
体温度調節制御手段は、上記実温度計測手段が測定した
実温度から当該成形型の温度下降を測定した場合、上記
所定の型温度より相対的に温度が高い高温度に基づいて
上記気体に対する気体温度調節制御を実行する構成とし
てある。上記のように構成した請求項5にかかる発明に
おいては、気体温度調節制御手段にて実温度計測手段が
測定した実温度から当該成形型の温度下降を測定した場
合、実温度より相対的に温度が高い高温度に基づいて気
体に対する気体温度調節制御を実行する。
【0013】かかる場合の気体温度調節制御にて実温度
より相対的に温度が高い高温度として採用して好適な具
体例として、請求項6にかかる発明は、上記請求項5に
記載の熱成形装置において、上記気体温度調節制御手段
は、上記所定の型温度より約10°C高い高温度に基づ
いて上記気体に対する気体温度調節制御を実行する構成
としてある。上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、気体温度調節制御手段にて実温度より約
10°C高い高温度に基づいて気体に対する気体温度調
節制御を実行する。
【0014】上記気体温度調節制御手段にて実行される
気体温度調節制御の他の一例として、請求項7にかかる
発明は、上記請求項4に記載の熱成形装置において、上
記気体温度調節制御手段は、上記実温度計測手段が測定
した実温度から当該成形型の温度上昇を測定した場合、
上記実温度より相対的に温度が低い低温度に基づいて上
記気体に対する気体温度調節制御を実行する構成として
ある。上記のように構成した請求項7にかかる発明にお
いては、気体温度調節制御手段にて実温度計測手段が測
定した実温度から当該成形型の温度上昇を測定した場
合、実温度より相対的に温度が低い低温度に基づいて気
体に対する気体温度調節制御を実行する。
【0015】かかる場合の気体温度調節制御にて実温度
より相対的に温度が低い低温度として採用して好適な具
体例として、請求項8にかかる発明は、上記請求項7に
記載の熱成形装置において、上記気体温度調節制御手段
は、上記実温度より約10°C低い低温度に基づいて上
記気体に対する気体温度調節制御を実行する構成として
ある。上記のように構成した請求項8にかかる発明にお
いては、気体温度調節制御手段にて実温度より約10°
C低い低温度に基づいて気体に対する気体温度調節制御
を実行する。
【0016】上述した実温度計測手段の具体的な構成の
一例として、請求項9にかかる発明は、上記請求項4〜
請求項8のいずれかに記載の熱成形装置において、上記
実温度計測手段は、接触形式の測定機器にて形成される
構成としてある。上記のように構成した請求項9にかか
る発明においては、実温度計測手段を接触形式の測定機
器にて形成する。
【0017】また、実温度計測手段の具体的な構成の他
の一例として、請求項10にかかる発明は、上記請求項
4〜請求項8のいずれかに記載の熱成形装置において、
上記実温度計測手段は、非接触形式の測定機器にて形成
される構成としてある。上記のように構成した請求項1
0にかかる発明においては、実温度計測手段を非接触形
式の測定機器にて形成する。
【0018】気体供給手段は成形型に気体を供給するこ
とができれば良く、その態様は適宜変更可能である。一
方で、本熱成形装置は差圧気体にて熱成形を行なうもの
であることから、この差圧気体を利用できれば好適であ
る。そこで、請求項11にかかる発明は、上記請求項1
〜請求項10のいずれかに記載の熱成形装置において、
上記気体供給手段は、上記成形型内への差圧気体の供給
を行なうとともに、この差圧気体の供給によって上記成
形型に対する気体の供給を行なう構成としてある。上記
のように構成した請求項11にかかる発明においては、
気体供給手段にて成形型内への差圧気体の供給を行い、
この差圧気体の供給を利用して成形型に対する気体の供
給を行なう。
【0019】気体供給手段にて差圧気体を供給する場合
に、成形型に気体を供給する一態様として、請求項12
にかかる発明は、上記請求項11に記載の熱成形装置に
おいて、上記気体供給手段は、上記差圧気体を供給する
にあたり正差圧を発生させるとともに、当該正差圧にて
発生した差圧気体によって上記成形型に対する気体の供
給を行なう構成としてある。上記のように構成した請求
項12にかかる発明においては、気体供給手段にて差圧
気体を供給するにあたり正差圧を発生させる。このと
き、気体供給手段は当該正差圧にて発生した差圧気体に
よって成形型に対する気体の供給を行なう。
【0020】成形型の具体的構成およびこの具体的構成
において成形型に気体を供給する際に好適な手法の一例
として、請求項13にかかる発明は、上記請求項1〜請
求項12のいずれかに記載の熱成形装置において、上記
成形型は、一方に非金属製のプラグ型が配置される上下
型にて形成されるとともに、上記気体供給手段は、当該
プラグ型に対して上記気体を供給する構成としてある。
上記のように構成した請求項13にかかる発明において
は、成形型を一方に非金属製のプラグ型が配置された上
下型にて形成する。このとき、気体供給手段は、このプ
ラグ型に対して気体を供給する。非金属製の成形型は成
形型の型温度の制御になじまないため、気体を供給する
ことによって温度制御を可能としている。
【0021】ここで、上述してきた成形型を所定の型温
度に制御しつつ略密封された成形型内に差圧気体を供給
して熱成形を行うに際して成形型に所定の気体温度に調
節された気体を供給して当該成形型の型温度調整を行な
う手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はな
く、その方法としても機能することは容易に理解でき
る。このため、請求項14にかかる発明は、成形型を所
定の型温度に制御しつつ略密封された成形型内に差圧気
体を供給して熱成形を行う熱成形方法であって、上記成
形型に対して気体を供給する気体供給工程と、上記気体
供給工程にて上記気体を上記成形型に供給するに際し
て、当該気体を所定の気体温度に調節する気体調節工程
とを具備する構成としてある。すなわち、必ずしも実体
のある装置に限らず、その方法としても有効であること
に相違はない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、成形型の
型温度を気体供給手段にて供給する気体の気体温度にて
調節するに際して、成形型を所定の型温度に制御する他
の手法と、この気体温度による調節を併用することによ
って、成形型の型温度の変動を微小なものとすることが
可能な熱成形装置を提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、簡易な手法によって成形型
に所定の気体温度の気体を供給することが可能になる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、気体供給手段
にて気体を供給する好適なタイミングを提示することが
可能になる。さらに、請求項4にかかる発明によれば、
熱成形時における成形型の型温度の変動に従って当該成
形型に供給する気体温度を制御するため、成形型の型温
度の変動をより微少なものにすることが可能になる。
【0023】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
実施して効果のある気体温度調節制御の一態様を示すこ
とができる。さらに、請求項6にかかる発明によれば、
効果的な気体温度調節制御の具体的な温度を提示するこ
とができる。さらに、請求項7にかかる発明によれば、
実施して効果のある気体温度調節制御の他の一態様を示
すことができる。さらに、請求項8にかかる発明によれ
ば、効果的な気体温度調節制御の具体的な他の温度を提
示することができる。
【0024】さらに、請求項9にかかる発明によれば、
実温度計測手段の具体的な形成手法を提示することがで
きる。さらに、請求項10にかかる発明によれば、実温
度計測手段の他の具体的な形成手法を提示することがで
きる。さらに、請求項11にかかる発明によれば、成形
型への気体の供給と、差圧気体を供給する構成を同一と
するため、装置構成を簡素化することが可能になる。さ
らに、請求項12にかかる発明によれば、差圧気体とし
て正差圧を発生させる場合の気体の供給方法を提示する
ことができる。さらに、請求項13にかかる発明によれ
ば、非金属製のプラグ型を所定の温度に制御することが
可能になる。さらに、請求項14にかかる発明によれ
ば、成形型の型温度を気体供給手段にて供給する気体の
気体温度にて調節するに際して、成形型を所定の型温度
に制御する他の手法と、この気体温度による調節を併用
することによって、成形型の型温度の変動を微小なもの
とすることが可能な熱成形方法を提供することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明にかかる熱成形装
置の技術概念を表現した技術概念構成図と、この技術を
適用した場合の効果を示したタイミングチャート図であ
る。同図において、熱成形装置Aは、概略、熱成形を行
なうための成形型A1と、この成形型A1に気体を供給
する気体供給部A2と、気体供給部A2から成形型A1
に気体を供給するに際して、この気体の気体温度を調節
する供給気体温度調節部A3とを有している。かかる熱
成形装置Aにおいては、成形型A1にて熱成形を行なう
場合、熱成形の所定の工程において、当該成形型A1に
圧空エアーA4や離型エアーA5が供給される。圧空エ
アーA4は、成形型A1に樹脂シートを圧着させて樹脂
シートに成形品を形成するために供給され、離型エアー
A5はこの圧着されて形成された成形品を成形型A1か
ら離脱させるために供給される。
【0026】ここで、成形型A1は、図示しない温水等
を利用した温度調節装置によってその型温度を温度制御
することにより所定の制御温度に制御されている。しか
し、上述したように、例えば、時刻ta〜tbにおいて
圧空エアーA4が成形型A1に供給されたり、時刻tc
〜tdにおいて離型エアーA5が成形型A1に供給され
ると、これが外乱となって型温度が制御温度から低下し
てしまう。これは、温水等を利用した温度調節装置では
この外乱に対して制御温度をリアルタイムに実現するこ
とが難しいからである。そこで、熱成形時に供給気体温
度調節部A3にて気体供給部A2から成形型A1に供給
される気体温度を所定の気体温度に調節した熱風を成形
型A1に供給することにより、時刻ta〜tbあるいは
時刻tc〜tdに圧空エアーA4や離型エアーA5の外
乱によって変動してしまう成形型A1を所定の制御温度
に保持可能にすることにより、制御温度が低下してしま
うことを防止する。
【0027】図2は、本発明にかかる熱成形装置の熱成
形部の概要構成を示した構成図である。同図において、
熱成形部1は、当該熱成形部1の前工程である図示しな
い加熱部にて加熱軟化された樹脂シートSの搬入を受け
入れて、熱成形時に当該受け入れた樹脂シートSに対し
て所定の成形型を作用させるために下降する上テーブル
21と、この下降を受ける下テーブル11とを有してい
る。そして、下テーブル11は、上記樹脂シートSを上
方に押し込み可能な複数の略円筒の突起形状に形成され
た成形型としての下モールド10を備えるとともに、上
テーブル21、上記下モールド10の上方に配置され、
熱成形時に下降して上記下モールド10の各略円筒の突
起形状の押し込みを受けて成形品を形成する略円筒の穴
形状に形成された成形型としての上モールド20を備え
ている。
【0028】また、下テーブル11には各下モールド1
0の間に、上記樹脂シートSを真空吸引により密着さ
せ、もしくは、圧縮空気を吹き出すための、複数個の下
モールド小孔13が配設されている。ここで、上モール
ド20は、上述したように略円筒の突起部形状であるメ
ス型であって、成形品の形状に合わせたキャビティー2
0aが凹設され、このキャビティー20a内に圧縮空気
を吹き出し、もしくは、樹脂シートSを吸引成形するた
めの複数個の上モールド小孔23が配設されている。か
かる構成において、下モールド小孔13に連通する下モ
ールド10と下テーブル11とにより形成される中継室
14に供給管15が接続され、この供給管15にこの供
給管15を通過する気体を加熱するための加熱ヒーター
16を介して圧空バルブ17を連結し、この圧空バルブ
17にエアータンク30、エアーコンプレッサー31を
順に連結する。
【0029】一方、上モールド20と上テーブル21と
により形成される中継室24には、供給管25が接続さ
れ、この供給管25にこの供給管25を通過する気体を
加熱するための加熱ヒーター26を介して離型バルブ2
7を連結し、この離型バルブ27に上述したエアータン
ク30、エアーコンプレッサー31を順に連結する。ま
た、中継室24には、真空バルブ28を配設した吸込管
29を接続し、この真空バルブ28に真空タンク40、
真空ポンプ41を順に連結する。そして、下モールド1
0の中継室14には、真空バルブ18を配設した吸込管
19を接続し、この吸込管19を真空バルブ18を介し
て真空タンク40の吸込側に連結する。
【0030】次に、上述した構成を備える熱成形部1に
て当該熱成形部1の動作の一例について説明する。最初
に、熱成形を行う樹脂シートSの材質、厚さ、加熱サイ
クルや外気温度等の固有データに基づき、所定の成形型
温度調節装置によって下モールド10と上モールド20
を加熱して成形可能温度に制御する。かかる状態で、圧
空バルブ17および真空バルブ28が閉塞状態のまま、
離型バルブ27および真空バルブ18を開放する。これ
により樹脂シートSは、下モールド小孔13を通じて真
空吸引されると同時に、上モールド20のキャビティー
20a内に圧縮空気が吹き出されることによって、下モ
ールド10に密着する。このとき、加熱ヒーター26で
上記成形可能温度に調節して加熱された圧縮空気が熱風
として供給管25を通って中継室24に送られ、上モー
ルド20の上モールド小孔23から吹き出される。つい
で、上テーブル21が下降すると、上モールド20が樹
脂シートSの上モールド10の略周縁を押し下げる。
【0031】そこで、熱成形開始指令が発せられると、
離型バルブ36および真空バルブ18を閉塞し、次い
で、圧空バルブ17および真空バルブ28を開放する。
これにより、加熱ヒーター16で上記成形可能温度に調
節して加熱された圧縮空気が熱風として供給管15を通
って中継室14に送られ、下モールド10の下モールド
小孔13から吹き出される。同時に、キャビティー20
a内の空気が上モールド小孔23および吸込管29を通
じて真空ポンプ41により真空吸引されるため、加熱軟
化した樹脂シートSは伸長されつつ上モールド20のキ
ャビティー20a面に密着することによって、成形品が
形成される。そして、下モールド10の下モールド小孔
13から吹き出されていた圧縮空気が止められ、上モー
ルド20からの真空吸引が停止された後、離型バルブ2
7が開放される。このとき、圧縮空気である離型エアー
が吹き出されることによって、成形品が形成された樹脂
シートSがキャビティー20aから離脱し、トリミング
等の後工程に搬送される。
【0032】図3は、熱成形装置の制御系システムの構
成を示した構成図である。同図において、本熱成形装置
ではシーケンサシステムが採用されており、ベースユニ
ット100に電源ユニット101,CPUユニット10
2,出力ユニット103,デジタル/アナログ変換ユニ
ット104等の制御ユニットが配設されている。そし
て、CPUユニット102の制御に基づいて制御プログ
ラムが実行されて、全体として熱成形装置における各種
制御動作を実現可能になっている。ここで、上述した構
成においては、圧空バルブ17,真空バルブ18,離型
バルブ27,真空バルブ28が出力ユニット103に接
続されており、CPUユニット102の制御によってそ
の開閉が実行される。また、デジタル/アナログ変換ユ
ニット104には、加熱ヒーター16,26が接続され
ており、CPUユニット102の制御によってヒータ温
度が上記した成形可能温度に調節される。
【0033】図4は、CPUユニット102にて本熱成
形装置における熱成形の制御時であって、圧空成形時に
実行される圧空時熱風制御処理の処理内容を示したフロ
ーチャート図である。同図において、本熱成形装置では
運転が開始される前に上記制御系システムに接続された
表示ユニットから樹脂シートSの厚みや成形インターバ
ル、あるいは、上記成形可能温度等の設定が行なわれ
る。ここで、この表示ユニットにて作業者が運転開始を
指示すると(ステップS100)、CPUユニット10
2は成形可能温度として設定された設定温度を取得する
(ステップS105)。そして、この設定温度に基づい
てデジタル/アナログ変換ユニット104を介して加熱
ヒーター16,26を加熱する(ステップS110)。
【0034】ここで、上テーブル21を下降させる。す
ると、樹脂シートSは下モールド10によって上モール
ド20のキャビティー20a内に押し込まれる。かかる
状況において、離型バルブ27と真空バルブ18とを閉
塞するとともに、圧空バルブ17と真空バルブ28とを
開放する(ステップS115)。すると、加熱ヒーター
16によって設定温度に加熱された熱風の圧縮空気が供
給路15を介して中継室14内に供給される。このと
き、この供給された熱風である圧縮空気は下モールド1
0に吹き付けられる(ステップS120)。
【0035】これによって、通常は常温である圧縮空気
の供給によって、下モールド10の型温度が低下してし
まうことを防止するとともに、圧縮空気を成形可能温度
に加熱することによって、下モールド10を成形可能温
度に保持することが可能になる。下モールド10を樹脂
シートSに作用させて圧縮空気を供給する工程が終了す
ると(ステップS125)、ステップS115にて開放
した圧空バルブ17と真空バルブ28とを閉塞する(ス
テップS130)。次に、上モールド20のキャビティ
ー20aに押し込まれて略当接した樹脂シートSを上モ
ールド20から離脱させるために、離型バルブ27と真
空バルブ18とを開放する(ステップS135)。する
と、加熱ヒーター26によって設定温度に加熱された熱
風の圧縮空気が供給路25を介して中継室24内に供給
される。
【0036】このとき、この供給された熱風である圧縮
空気は上モールド20に吹き付けられる(ステップS1
40)。これによって、通常は常温である圧縮空気の供
給によって、上モールド20の型温度が低下してしまう
ことを防止するとともに、圧縮空気を成形可能温度に加
熱することによって、上モールド20を成形可能温度に
保持することが可能になる。樹脂シートSを上モールド
20から離型するための圧縮空気を供給する工程が終了
すると(ステップS145)、ステップS135にて開
放した離型バルブ27と真空バルブ18とを閉塞する
(ステップS150)。そして、上述してきたステップ
S110〜S150の処理を運転終了まで成形サイクル
に基づいて実行する(ステップS155)。
【0037】図5は、CPUユニット102にて本熱成
形装置における熱成形の制御時であって、真空成形時に
実行される真空時熱風制御処理の処理内容を示したフロ
ーチャート図である。同図において、上述と同様に本熱
成形装置では運転が開始される前に上記制御系システム
に接続された表示ユニットから樹脂シートSの厚みや成
形インターバル、あるいは、上記成形可能温度等の設定
が行なわれる。ここで、この表示ユニットにて作業者が
運転開始を指示すると(ステップS200)、CPUユ
ニット102は成形可能温度として設定された設定温度
を取得する(ステップS205)。そして、この設定温
度に基づいてデジタル/アナログ変換ユニット104を
介して加熱ヒーター16,26を加熱する(ステップS
210)。
【0038】真空成形時は、下モールド10で樹脂シー
トSをアシストしつつ、上モールド小孔23から真空吸
引して樹脂シートSをキャビティー20aの型面に略当
接させることによって熱成形を行なう。このとき、上モ
ールド20は加熱軟化された樹脂シートSから熱を吸収
するため、成形可能温度より型温度が低下することはな
い。一方、下モールド10はアシストする際に、低圧の
圧縮空気をキャビティー20aに供給する。従って、こ
の低圧の圧縮空気によって下モールド10の型温度が低
下してしまうことになる。そこで、かかる場合は、この
低圧の圧縮空気を加熱して下モールド10に対して供給
する。
【0039】ステップS210にて加熱ヒーター16,
26を加熱すると、上テーブル21を下降させる。する
と、樹脂シートSは下モールド10によって上モールド
20のキャビティー20a内に押し込まれる。かかる状
況において、離型バルブ27と真空バルブ18とを閉塞
するとともに、圧空バルブ17と真空バルブ28とを開
放する(ステップS220)。すると、加熱ヒーター1
6によって設定温度に加熱された熱風の圧縮空気が供給
路15を介して所定の低圧で中継室14内に供給され
る。このとき、この供給された熱風である圧縮空気は下
モールド10に吹き付けられる(ステップS225)。
【0040】これによって、通常は、常温である圧縮空
気の供給によって、下モールド10の型温度が低下して
しまうことを防止するとともに、圧縮空気を成形可能温
度に加熱することによって、下モールド10を成形可能
温度に保持することが可能になる。そして、樹脂シート
Sは真空バルブ28を開放することによってキャビティ
ー20a内に真空吸引され成形される。この真空吸引に
よる工程が終了すると(ステップS235)、ステップ
S220,S230にて開放した圧空バルブ17と真空
バルブ28とを閉塞する(ステップS240,S24
5)。次に、上モールド20のキャビティー20aに押
し込まれて略当接した樹脂シートSを上モールド20か
ら離脱させるために、離型バルブ27と真空バルブ18
とを開放する(ステップS250)。すると、加熱ヒー
ター26によって設定温度に加熱された熱風の圧縮空気
が供給路25を介して中継室24内に供給される。
【0041】このとき、この供給された熱風である圧縮
空気は上モールド20に吹き付けられる(ステップS2
55)。これによって、通常は常温である圧縮空気の供
給によって、上モールド20の型温度が低下してしまう
ことを防止するとともに、圧縮空気を成形可能温度に加
熱することによって、上モールド20を成形可能温度に
保持することが可能になる。樹脂シートSを上モールド
20から離型するための圧縮空気を供給する工程が終了
すると(ステップS260)、ステップS250にて開
放した離型バルブ27と真空バルブ18とを閉塞する
(ステップS265)。そして、上述してきたステップ
S210〜S265の処理を運転終了まで成形サイクル
に基づいて実行する(ステップS270)。
【0042】図6は、上述した所定の成形型温度調節装
置によって下モールド10と上モールド20を加熱して
成形可能温度に制御した場合における型温度の変化を示
した温度変化図である。同図においては、縦軸に型温度
を設定し、横軸に時間を設定する。そして、成形可能温
度をTとし、最初の成形サイクルにおいて、時刻t1〜
t2の間に圧空エアーが供給され、時刻t3〜t4の間
に離型エアーが供給される。同様に、次の成形サイクル
において、時刻t5〜t6の間に圧空エアーが供給さ
れ、時刻t7〜t8の間に離型エアーが供給される。こ
のとき、圧空エアーや離型エアーが原因となって、型温
度が成形可能温度より一時的に低下することが分かる。
一方、時刻t2〜t3および時刻t6〜t7は、加熱軟
化された樹脂シートSが上モールド20および下モール
ド10に略密着することによって型温度が上昇してい
る。このように、型温度が上下に変動すると、一定品質
の成形品を形成することが困難となる。
【0043】一方、図7は、この成形型温度調節装置に
よって下モールド10と上モールド20を加熱して成形
可能温度に制御するのに合せて、CPUユニット102
によって、熱風制御処理が実行された場合における型温
度の変化を示した温度変化図である。同図において、上
記と同様に縦軸に型温度を設定し、横軸に時間を設定す
る。そして、成形可能温度をTとし、最初の成形サイク
ルにおいて、時刻t1〜t2の間に圧空エアーが供給さ
れ、時刻t3〜t4の間に離型エアーが供給される。同
様に、次の成形サイクルにおいて、時刻t5〜t6の間
に圧空エアーが供給され、時刻t7〜t8の間に離型エ
アーが供給される。このとき、圧空エアーや離型エアー
を加熱ヒーター16,26によって、成形可能温度Tに
加熱して上モールド20や下モールド10に供給するた
め、型温度を成形可能温度Tに略一定させることが可能
になることが分かる。このように、型温度の変動を抑制
することによって、一定品質の成形品を形成することが
可能になる。
【0044】上述した実施形態においては、上モールド
20および下モールド10に気体を供給する手段とし
て、エアータンク30とエアーコンプレッサー31とを
共用する構成を採用した。このようにエアータンク30
とエアーコンプレッサー31を利用すれば、圧空エアー
や離型エアーを供給するのに合せて、加熱した気体を供
給することができ、装置の簡素化という観点では好適で
ある。しかし、上モールド20や下モールド10に気体
を供給することが可能な構成としては、上記のように共
用する構成に限定されるものではなく、独立した装置を
配設する構成を採用しても良いことは言うまでもない。
【0045】図8は、上モールド20や下モールド10
に気体を供給することが可能な構成として、独立した装
置を配設する構成を採用した場合の熱成形部1の概要構
成を示した概要構成図である。同図においては、図2に
示した構成から加熱ヒーター16,26を取り外すとと
もに、新たに、エアータンク60と、エアーコンプレッ
サー61と、加熱ヒーター62と、供給路63と、下モ
ールド供給バルブ64と、供給路65と、供給路66
と、上モールド供給バルブ67と、供給路68とを設置
する構成とする。かかる構成において、エアーコンプレ
ッサー61に発生させた圧縮空気を加熱ヒーター62に
加熱し、下モールド10に加熱した気体を供給する場合
には、上モールド供給バルブ67を閉塞するとともに、
下モールド供給バルブ64を開放する。
【0046】一方で、上モールド20に加熱した気体を
供給する場合には、下モールド供給バルブ64を閉塞す
るとともに、上モールド供給バルブ67を開放する。本
実施形態においては、この上モールド供給バルブ67お
よび下モールド供給バルブ64の閉塞,開放を制御する
ことによって、適宜加熱された気体を上モールド20あ
るいは下モールド10に供給し、圧空エアーや離型エア
ーによって型温度が低下してしまうことを防止する。
【0047】図9は、図8に示した構成においてCPU
ユニット102が実行する気体供給に関する圧空時真空
時制御処理の処理内容を示したフローチャート図であ
る。同図において、上述と同様に本熱成形装置では運転
が開始される前に上記制御系システムに接続された表示
ユニットから樹脂シートSの厚みや成形インターバル、
あるいは、上記成形可能温度等の設定が行なわれる。こ
こで、この表示ユニットにて作業者が運転開始を指示す
ると(ステップS300)、CPUユニット102は成
形可能温度として設定された設定温度を取得する(ステ
ップS305)。そして、この設定温度に基づいてデジ
タル/アナログ変換ユニット104を介して加熱ヒータ
ー62を加熱する(ステップS310)。次に、熱成形
が圧空成形であるか、真空成形であるかを判別する(ス
テップS315)。
【0048】圧空成形であれば、上モールド供給バルブ
67を閉塞するとともに、下モールド供給バルブ64を
開放する(ステップS320)。すると、加熱ヒーター
62によって設定温度に加熱された熱風の圧縮空気が供
給路63〜65を介して中継室14内に供給される。こ
のとき、この供給された熱風である圧縮空気は下モール
ド10に吹き付けられる(ステップS325)。そし
て、圧空成形のために、上テーブル21を下降させる
と、樹脂シートSは下モールド10によって上モールド
20のキャビティー20a内に押し込まれる。次に、離
型バルブ27と真空バルブ18とを閉塞するとともに、
圧空バルブ17と真空バルブ28とを開放する(ステッ
プS330)。
【0049】このように加熱ヒーター62にて加熱した
気体を供給することによって、常温である圧縮空気の供
給により、下モールド10の型温度が低下してしまうこ
とを防止するとともに、圧縮空気を成形可能温度に加熱
することによって、下モールド10を成形可能温度に保
持することが可能になる。下モールド10を樹脂シート
Sに作用させて圧縮空気を供給する工程が終了すると
(ステップS335)、ステップS320およびS33
0にて開放した下モールド供給バルブ64および圧空バ
ルブ17,真空バルブ28を閉塞する(ステップS34
0,345)。次に、上モールド20のキャビティー2
0aに押し込まれて略当接した樹脂シートSを上モール
ド20から離脱させるに際して、上モールド20に加熱
した気体を供給するため、上モールド供給バルブ67を
開放する(ステップS350)。
【0050】これにより、加熱ヒーター62によって設
定温度に加熱された熱風の圧縮空気が供給路66〜68
を介して中継室24内に供給される(ステップS35
5)。次に、離型バルブ27と真空バルブ18とを開放
する(ステップS360)。そして、樹脂シートSを上
モールド20から離型するための圧縮空気を供給する工
程が終了すると(ステップS365)、ステップS35
0およびS360にて開放した上モールド供給バルブ6
7および離型バルブ27,真空バルブ18を閉塞する
(ステップS370,S375)。そして、上述してき
たステップS310〜S375の処理を運転終了まで成
形サイクルに基づいて実行する(ステップS380)。
【0051】上述してきた実施形態においては、加熱ヒ
ーター16,26,62を加熱する温度は所定の成形可
能温度に基づいて一定温度にしている。このように、表
示ユニットで設定された成形可能温度の設定値に基づい
て加熱ヒーター16,26,62を加熱すれば、簡易な
構成で型温度の制御を実現できることは明らかである。
一方で、詳細な型温度を実現可能とすれば、より型温度
の上下変動を抑制することが可能となり、これによっ
て、より品質の高い成形品を形成することが可能になる
ことは言うまでもない。かかる場合には、上モールド2
0や下モールド10に温度センサーを配設して、この温
度センサーのセンサー値をフィードバックして加熱ヒー
ター16,26,62の加熱を制御する。
【0052】図10は、温度センサーを配設した場合の
熱成形装置の制御系システムの構成を示した構成図であ
る。同図において、制御系システムは、上述と同様にベ
ースユニット200に電源ユニット201,CPUユニ
ット202,出力ユニット203,アナログ/デジタル
変換ユニット204,デジタル/アナログ変換ユニット
205等の制御ユニットが配設されている。そして、C
PUユニット202の制御に基づいて制御プログラムが
実行されて、全体として熱成形装置における各種制御動
作を実現可能になっている。ここで、上述した構成にお
いては、圧空バルブ17,真空バルブ18,離型バルブ
27,真空バルブ28,上モールド供給バルブ67,下
モールド供給バルブ64が出力ユニット203に接続さ
れており、CPUユニット202の制御によってその開
閉が実行される。
【0053】また、アナログ/デジタル変換ユニット2
04には、上モールド20に配設される温度センサー7
0と下モールド10に配設される温度センサー71とが
接続される。この温度センサーは接触式温度センサーで
あっても良いし、非接触式温度センサーであっても良
い。そして、デジタル/アナログ変換ユニット205に
は、加熱ヒーター16,26,62が接続されている。
この実施形態においては、CPUユニット202の制御
によって温度センサー70,71が検出した型温度に応
じて、加熱ヒーター16,26,62のヒータ温度が適
宜所定の温度に調節される。
【0054】図11は、CPUユニット202が温度セ
ンサー70,71にて検出された型温度に応じて加熱ヒ
ーター16,26,62のヒータ温度を制御する加熱ヒ
ーター制御処理の処理内容を示したフローチャート図で
ある。同図において、かかる加熱ヒーター制御処理は図
4のステップS110,図5のステップS210,図9
のステップS310にて実行されることになる。上述し
た各ステップS110,210,310に移行すると、
温度センサー70,71が検出している型温度のセンサ
値をアナログ/デジタル変換ユニット204を介して取
得する(ステップS400)。そして、設定された成形
可能温度である設定温度とこのセンサ値とが同等である
か否かを判別する(ステップS405)。
【0055】同等でなければ、設定温度がセンサ値より
大きいかを判別し(ステップS410)、大きければ、
設定温度に10℃を加算したものをヒータ温度とする
(ステップS415)。そして、かかるヒータ温度に基
づいてデジタル/アナログ変換ユニット205を介して
加熱ヒーター16,26,62を加熱する(ステップS
420)。一方、ステップS410にて設定温度がセン
サ値より小さいと判別された場合は(ステップS42
5)、設定温度から10℃を減算したものをヒータ温度
とし(ステップS430)、ステップS420にて加熱
ヒーター16,26,62を加熱する。また、ステップ
S405にて同等と判別されれば、設定温度によって
(ステップS435)、ステップS420で加熱ヒータ
ー16,26,62を加熱する。
【0056】上述したように成形型、すなわち、上モー
ルド20および下モールド10は温水等を利用した所定
の成形型温度調節装置にて加熱気体の供給とは別に所定
の成形可能温度に制御されている。この成形型温度調節
装置は、図12に示すように、水道水300から水道水
を温度調節機301に引込んで、この温度調節機301
に設定された設定温度によって加熱され、この温水は供
給路301aを介して成形型(上モールド20あるいは
下モールド10)に供給される。そして、成形型を加熱
して温度が低下した水道水は帰還路301bを介して温
度調節機301に戻り、再度、加熱されて成形型に供給
される。図13は、上述した温水の供給を受ける成形型
の断面を示した断面図である。
【0057】同図においては、上モールド20あるいは
下モールド10には、その内部に温水を通過させる流路
303が形成されており、この流路303から温水によ
って加熱される構成となっている。一方、成形型に樹
脂,木型,木型+布フェルト等で形成されたプラグ型が
利用されると、かかる成形型温度調節装置を適用するこ
とができない。従って、熱成形時に行なう熱風による補
助的な成形型の加熱では、このプラグ型を成形可能温度
に保持することは困難である。そこで、本実施形態にお
いては、成形型に上述した非金属にて形成されたプラグ
型を利用した場合に、このプラグ型を成形可能温度近辺
に保持することが可能な手法として、熱成形時のみ熱風
をプラグ型に供給するのではなく、熱風を運転開始と同
時に継続してプラグ型に供給する。これによって、非金
属製のプラグ型であっても、所定の成形可能温度に調節
することが可能になる。
【0058】図14は、非金属製のプラグ型に対する熱
風制御処理の処理内容を示したフローチャート図であ
る。同図において、所定の操作盤等から作業者によって
運転開始の指示が為されたか否かを判別し(ステップS
500)、運転開始が指示されると、温度センサー7
0,71が検出した成形型の実温度を取得する(ステッ
プS505)。そして、この型温度が70℃より小さい
場合は(ステップS510)、圧空バルブ17,真空バ
ルブ28,下モールド供給バルブ64の開放および閉塞
を適宜制御して(ステップS515)、非金属製のプラ
グ型にて形成された下モールド10に熱風の供給を開始
する(ステップS520)。この制御を運転が終了する
まで継続して行ない(ステップS525)、運転が終了
した段階で開放したバルブを閉塞する(ステップS53
0)。
【0059】このように、上モールド20あるいは下モ
ールド10に加熱ヒーター16,26,62にて加熱し
た気体を供給することによって、圧空エアーや離型エア
ーの外乱によって上モールド20あるいは下モールド1
0の型温度の上下変動を抑制することが可能になる。そ
して、型温度の上下変動を抑制することにより間接的に
熱成形時における樹脂シートSのシート温度のばらつき
を低減させることが可能になる。また、このとき、圧空
エアーおよび離型エアーを加熱して供給することによっ
て、気体を供給するための装置を新たに設ける必要がな
いため、熱成形装置を簡素化することが可能になる。さ
らに、非金属製のプラグ型においては、熱成形のタイミ
ングではなく、運転開始と同時に継続して熱風を供給す
ることによって、当該プラグ型を成形可能温度に保持す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる熱成形装置の技術概念を表現し
た技術概念構成図と、この技術を適用した場合の効果を
示したタイミングチャート図である。
【図2】熱成形装置の熱成形部の概要構成を示した構成
図である。
【図3】熱成形装置の制御系システムの構成を示した構
成図である。
【図4】圧空成形時に実行される圧空時熱風制御処理の
処理内容を示したフローチャート図である。
【図5】真空成形時に実行される真空時熱風制御処理の
処理内容を示したフローチャート図である。
【図6】成形可能温度に制御した場合における型温度の
変化を示した温度変化図である。
【図7】熱風制御処理が実行された場合における型温度
の変化を示した温度変化図である。
【図8】熱成形装置の熱成形部の他の概要構成を示した
構成図である。
【図9】圧空時真空時制御処理の処理内容を示したフロ
ーチャート図である。
【図10】温度センサーを配設した場合の熱成形装置の
制御系システムの構成を示した構成図である。
【図11】加熱ヒーター制御処理の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図12】成形型温度調節装置の概略構成を示した構成
図である。
【図13】温水の供給を受ける成形型の断面を示した断
面図である。
【図14】非金属製のプラグ型に対する熱風制御処理の
処理内容を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
A…熱成形部 A1…成形型 A2…気体供給部 A3…供給気体温度調節部 A4…圧空エアー A5…離型エアー 1…熱成形部 10…下モールド 11…下テーブル 13…下モールド小孔 14…中継室 15…供給管 16…加熱ヒーター 17…圧空バルブ 18…真空バルブ 19…吸込管 20…上モールド 20a…キャビティー 21…上テーブル 23…上モールド小孔 24…中継室 25…供給管 26…加熱ヒーター 27…離型バルブ 28…真空バルブ 29…吸込管 30…エアータンク 31…エアーコンプレッサー 40…真空タンク 41…真空ポンプ 60…エアータンク 61…エアーコンプレッサー 62…加熱ヒーター 63…供給路 64…下モールド供給バルブ 65…供給路 66…供給路 67…上モールド供給バルブ 68…供給路 70…上モールド温度センサー 71…下モールド温度センサー 100…ベースユニット 101…電源ユニット 102…CPUユニット 103…出力ユニット 104…デジタル/アナログ変換ユニット 200…ベースユニット 201…電源ユニット 202…CPUユニット 203…出力ユニット 204…アナログ/デジタル変換ユニット 205…デジタル/アナログ変換ユニット 300…水道水 301…温度調節機 301a…供給路 301b…帰還路 302…成形型 303…流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小木曽 英信 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158番 地の247 株式会社浅野研究所内 Fターム(参考) 4F202 AP05 AR06 CA17 CN00 CN24 CN30 4F208 MA02 MC04 MK13

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型を所定の型温度に制御しつつ略密
    封された成形型内に差圧気体を供給して樹脂シートの熱
    成形を行う熱成形装置であって、 上記成形型に対して気体を供給する気体供給手段と、 上記気体供給手段にて上記気体を上記成形型に供給する
    に際して、当該気体を所定の気体温度に調節する供給気
    体温度調節手段とを具備することを特徴とする熱成形装
    置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の熱成形装置におい
    て、 上記供給気体温度調節手段は、上記成形型に供給する気
    体を上記所定の型温度に対応した気体温度に調節するこ
    とを特徴とする熱成形装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の熱成形装置において、 上記気体供給手段は、上記熱成形時に成形型に対して気
    体を供給することを特徴とする熱成形装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の熱成形装置において、 上記供給気体温度調節手段は、上記成形型の実温度を計
    測する実温度計測手段と、当該実温度計測手段にて計測
    された成形型の実温度に基づいて上記気体に対する気体
    温度調節制御を実行する気体温度調節制御手段とを有す
    ることを特徴とする熱成形装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の熱成形装置におい
    て、 上記気体温度調節制御手段は、上記実温度計測手段が測
    定した実温度から当該成形型の温度下降を測定した場
    合、上記実温度より相対的に温度が高い高温度に基づい
    て上記気体に対する気体温度調節制御を実行することを
    特徴とする熱成形装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の熱成形装置におい
    て、 上記気体温度調節制御手段は、上記実温度より約10°
    C高い高温度に基づいて上記気体に対する気体温度調節
    制御を実行することを特徴とする熱成形装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項4に記載の熱成形装置におい
    て、 上記気体温度調節制御手段は、上記実温度計測手段が測
    定した実温度から当該成形型の温度上昇を測定した場
    合、上記実温度より相対的に温度が低い低温度に基づい
    て上記気体に対する気体温度調節制御を実行することを
    特徴とする熱成形装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の熱成形装置におい
    て、 上記気体温度調節制御手段は、上記実温度より約10°
    C低い低温度に基づいて上記気体に対する気体温度調節
    制御を実行することを特徴とする熱成形装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項4〜請求項8のいずかに記載
    の熱成形装置において、 上記実温度計測手段は、接触形式の測定機器にて形成さ
    れることを特徴とする熱成形装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項4〜請求項8のいずれかに
    記載の熱成形装置において、 上記実温度計測手段は、非接触形式の測定機器にて形成
    されることを特徴とする熱成形装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の熱成形装置において、 上記気体供給手段は、上記成形型内への差圧気体の供給
    を行なうとともに、この差圧気体の供給によって上記成
    形型に対する気体の供給を行なうことを特徴とする熱成
    形装置。
  12. 【請求項12】 上記請求項11に記載の熱成形装置に
    おいて、 上記気体供給手段は、上記差圧気体を供給するにあたり
    正差圧を発生させるとともに、当該正差圧にて発生した
    差圧気体によって上記成形型に対する気体の供給を行な
    うことを特徴とする熱成形装置。
  13. 【請求項13】 上記請求項1〜請求項12のいずれか
    に記載の熱成形装置において、 上記成形型は、一方に非金属製のプラグ型が配置される
    上下型にて形成されるとともに、上記気体供給手段は、
    当該プラグ型に対して上記気体を供給することを特徴と
    する熱成形装置。
  14. 【請求項14】 成形型を所定の型温度に制御しつつ略
    密封された成形型内に差圧気体を供給して熱成形を行う
    熱成形方法であって、 上記成形型に対して気体を供給する気体供給工程と、 上記気体供給工程にて上記気体を上記成形型に供給する
    に際して、当該気体を所定の気体温度に調節する気体調
    節工程とを具備することを特徴とする熱成形方法。
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