JPH09117925A - 発泡プラスチック製品の成形方法および装置 - Google Patents

発泡プラスチック製品の成形方法および装置

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JPH09117925A
JPH09117925A JP7277497A JP27749795A JPH09117925A JP H09117925 A JPH09117925 A JP H09117925A JP 7277497 A JP7277497 A JP 7277497A JP 27749795 A JP27749795 A JP 27749795A JP H09117925 A JPH09117925 A JP H09117925A
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Tatsuo Hayashi
達男 林
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Daisen Industry Co Ltd
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OSAKA FIBRE INDUSTRY
Daisen Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡成形用の加熱蒸気を短時間に調圧して供
給し、安定かつ効率的な生産ができる発泡プラスチック
製品の成形方法および装置を提供する。 【解決手段】 成形当初はドレン排出弁若しくは成形用
チャンバー内で検出した圧力値に基づき第1次設定圧力
値までフィードバック制御しつつ蒸気を供給し、次いで
スチーム弁で検出した圧力値に基づき最終設定圧力値ま
でフィードバック制御しつつ蒸気を供給して加熱発泡処
理する発泡プラスチック製品の成形方法と、ドレン排出
弁若しくは成形用チャンバー内に設けた第1の検出器5
の信号に基づきスチーム弁2を制御する第1のフィード
バック回路6と、スチーム弁2の出口側に設けた第2の
検出器7の信号に基づきスチーム弁2を制御する第2の
フィードバック回路8を設け、該第1と第2のフィード
バック回路6、8を切替え弁9により切替え自在とした
成形装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡成形用の加熱
蒸気を短時間に調圧して供給し、安定かつ効率的な生産
をすることができる発泡プラスチック製品の成形方法お
よび装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、包装用箱材等の発泡プラスチ
ック製品の成形方法として、スチーム弁を通して供給さ
れる加熱用の蒸気により成形型内に充填したビーズ発泡
原料を加熱発泡処理する方法が広く知られている。そし
てこの場合、供給する蒸気圧の調整はドレン排出弁の一
次側、若しくは成形用チャンバー内で検出した圧力値を
フィードバックさせることによりスチーム弁の開度を調
整して行うのが普通である。
【0003】ところが、圧力測定を行っているドレン排
出弁若しくは成形用チャンバーは蒸気弁から遠い場所に
あるために応答性が悪く、フィードバックされた信号に
基づいて蒸気弁を制御しても成形型内は既に所定の圧力
値よりも高くなってしまい再び圧力値を下げて調圧する
必要があり、この圧力値の上げ下げを何度も繰り返した
後ようやく所定圧力値に達することができるというもの
で調圧に長時間要するという問題点があった。また、ド
レン排出弁若しくは成形用チャンバーで検出した圧力値
をフィードバックした波形は波打ちが大きいために、短
時間でかつ正確に制御することが難しく蒸気の供給量を
変える必要があるような場合に迅速に安定状態へ調整す
ることができないという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、発泡成形用の加熱蒸気をフィ
ードバック制御により短時間に調圧して供給し、安定か
つ効率的な生産をすることができる発泡プラスチック製
品の成形方法および装置を提供することを目的として完
成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、スチーム弁を通して供給される
加熱用の蒸気により成形型内に充填したビーズ発泡原料
を加熱発泡処理する発泡プラスチック製品の成形方法に
おいて、成形当初はドレン排出弁若しくは成形用チャン
バー内で検出した圧力値に基づき第1次設定圧力値まで
フィードバック制御しつつ蒸気を供給し、次いで前記ス
チーム弁で検出した圧力値に基づき最終設定圧力値まで
フィードバック制御しつつ蒸気を供給することを特徴と
する発泡プラスチック製品の成形方法を第1の発明と
し、スチーム弁を通して供給される加熱用の蒸気により
成形型内に充填したビーズ発泡原料を加熱発泡処理する
発泡プラスチック製品の成形装置において、ドレン排出
弁若しくは成形用チャンバー内に設けた第1の検出器の
信号に基づきスチーム弁を制御する第1のフィードバッ
ク回路を設けるとともに、該第1のフィードバック回路
とは別にスチーム弁の出口側に設けた第2の検出器の信
号に基づきスチーム弁を制御する第2のフィードバック
回路を設け、前記第1のフィードバック回路と第2のフ
ィードバック回路とを切替え弁により切替え自在とした
ことを特徴とする発泡プラスチック製品の成形装置を第
2の発明とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図中1は接離自在な一対
の移動型、および固定型からなる成形型、2は該成形型
1内へ加熱用の蒸気を供給するためのスチーム弁、3は
ドレン排出弁、4は成形用チャンバーであり、以上の構
成は従来のこの種発泡プラスチック製品の成形装置と基
本的に同じである。
【0007】そして、本発明においてはドレン排出弁3
若しくは成形用チャンバー4内に供給されている蒸気圧
を測定するための第1の検出器5が設けられ、また該第
1の検出器5から出力する信号に基づき前記のスチーム
弁2を制御する第1のフィードバック回路6が設けられ
ている。一方、該第1のフィードバック回路6とは別に
スチーム弁2の出口側には第2の検出器7が設けられ、
この第2の検出器7から出力する信号に基づき前記のス
チーム弁2を制御する第2のフィードバック回路8が設
けられている。そして、該第1のフィードバック回路6
と第2のフィードバック回路8とは三方弁からなる切替
え弁9によって切替え自在に構成されている。
【0008】なお、10は圧力を設定するための空気圧
シグナルとフィードバックされた信号とのバランスをと
ってスチーム弁2を制御するためのダイアフラムであ
る。また、前記の例においては切替え弁9として三方弁
を用いているが、図2に示されるように、第1のフィー
ドバック回路6に流量を絞るためのオリフィス11を設
けた場合には、三方弁に換えてオン・オフ式の単純な弁
を用いてもよい。
【0009】次に、本発明の成形工程について説明する
と、スチーム弁2を通して供給される加熱用の蒸気によ
り成形型1内に充填したビーズ発泡原料を加熱発泡処理
する点は従来のこの種発泡プラスチック製品の成形方法
と基本的に同じである。そして本発明においては、成形
当初はドレン排出弁3若しくは成形用チャンバー4内に
設けた第1の検出器5で検出した圧力値に基づき、第1
のフィードバック回路6により第1次設定圧力値(P
1)までフィードバック制御しつつ蒸気を供給し、次い
で切替え弁9を切替えて前記スチーム弁2の出口側に設
けた第2の検出器7で検出した圧力値に基づき、第2の
フィードバック回路8により最終設定圧力値(P2)ま
でフィードバック制御しつつ蒸気を供給する。
【0010】この場合、前記の第1次設定圧力値(P
1)は図3に示されるように、最終設定圧力値(P2)
よりも例えば20%程度小さい値に設定しておき、成形
当初からT1時間までは第1のフィードバック回路6の
制御により大量に加熱用蒸気を供給し、次いでT2時間
までは第2のフィードバック回路8の制御により迅速に
最終設定圧力値に収束させるものである。これは、前記
スチーム弁2の出口側に設けた第2の検出器7で検出す
る圧力値は波打ちが少なく微妙な制御も安定して行える
という特性に基づくものであり、前記第1次設定圧力値
の設定は経験則に基づき加熱条件に応じて適宜選定する
ことが可能である。そして本発明においては、従来のド
レン排出弁のみから信号をとってフィードバック制御し
ていた場合(グラフ中の破線参照)に比べて最終設定圧
力値までの収束が迅速かつ正確に行えることとなり、効
率的な生産が達成可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、第1
の発明は発泡成形用の加熱蒸気をフィードバック制御に
より短時間に調圧して供給し、安定かつ効率的な生産を
することができる発泡プラスチック製品の成形方法であ
り、一方、第2の発明は前記方法を簡単な設備で実施す
ることができ、また組立作業やメンテナンス作業も容易
に行うことができる成形装置である。よって本発明は従
来の問題点を一掃した発泡プラスチック製品の成形方法
および装置として、産業の発展に寄与するところは極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す配管の概略図である。
【図2】その他の実施例を示す配管の概略図である。
【図3】蒸気弁の調圧過程を示すグラフである。
【符号の説明】
2 スチーム弁 3 ドレン排出弁 4 成形用チャンバー 5 第1の検出器 6 第1のフィードバック回路 7 第2の検出器 8 第2のフィードバック回路 9 切替え弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチーム弁を通して供給される加熱用の
    蒸気により成形型内に充填したビーズ発泡原料を加熱発
    泡処理する発泡プラスチック製品の成形方法において、
    成形当初はドレン排出弁若しくは成形用チャンバー内で
    検出した圧力値に基づき第1次設定圧力値までフィード
    バック制御しつつ蒸気を供給し、次いで前記スチーム弁
    で検出した圧力値に基づき最終設定圧力値までフィード
    バック制御しつつ蒸気を供給することを特徴とする発泡
    プラスチック製品の成形方法。
  2. 【請求項2】 スチーム弁(2) を通して供給される加熱
    用の蒸気により成形型内に充填したビーズ発泡原料を加
    熱発泡処理する発泡プラスチック製品の成形装置におい
    て、ドレン排出弁(3) 若しくは成形用チャンバー(4) 内
    に設けた第1の検出器(5) の信号に基づきスチーム弁
    (2) を制御する第1のフィードバック回路(6) を設ける
    とともに、該第1のフィードバック回路(6) とは別にス
    チーム弁(2)の出口側に設けた第2の検出器(7) の信号
    に基づきスチーム弁(2) を制御する第2のフィードバッ
    ク回路(8) を設け、前記第1のフィードバック回路(6)
    と第2のフィードバック回路(8) とを切替え弁(9) によ
    り切替え自在としたことを特徴とする発泡プラスチック
    製品の成形装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103388830A (zh) * 2013-07-24 2013-11-13 芜湖市伟华泡塑有限公司 一种泡塑生产用能源回收利用的系统及其方法
JP2014144603A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Kaneka Corp 型内発泡成形体の成形方法
CN112440403A (zh) * 2019-08-30 2021-03-05 株式会社钟化 发泡颗粒的制造装置和制造方法

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