JPH0153179B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0153179B2 JPH0153179B2 JP57110454A JP11045482A JPH0153179B2 JP H0153179 B2 JPH0153179 B2 JP H0153179B2 JP 57110454 A JP57110454 A JP 57110454A JP 11045482 A JP11045482 A JP 11045482A JP H0153179 B2 JPH0153179 B2 JP H0153179B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- heating
- mold
- raw material
- molds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 53
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 10
- 238000010097 foam moulding Methods 0.000 claims description 9
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000011027 product recovery Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/36—Feeding the material to be shaped
- B29C44/38—Feeding the material to be shaped into a closed space, i.e. to make articles of definite length
- B29C44/44—Feeding the material to be shaped into a closed space, i.e. to make articles of definite length in solid form
- B29C44/445—Feeding the material to be shaped into a closed space, i.e. to make articles of definite length in solid form in the form of expandable granules, particles or beads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/3415—Heating or cooling
- B29C44/3426—Heating by introducing steam in the mould
Landscapes
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
この発明は発泡成形における加熱方法に関し、
効率良く加熱を行なえ、加熱時間の短縮、省エネ
ルギー化に好適な方法を提供しようとしている。 従来における熱可塑性樹脂の発泡成形として
は、コア型1′とキヤビイテイ型2′とを組合せた
成形型の型窩3′内に発泡性熱可塑性樹脂粒子に
よる原料Bを充填し、両型1′,2′の蒸気室1
0′,20′に接続した蒸気供給管41′,42′か
ら蒸気を導入して、原料Bを加熱融着させるもの
である。 そして上記加熱工程には、両方の蒸気室10′,
20′に蒸気を導入すると共に各蒸気室10′,2
0′のドレン管81′,82′を開いて蒸気を排出
し、各蒸気室10′,20′内を通過する蒸気にて
金型を加熱する金型加熱工程(第5図参照)と、
その後一方の蒸気室20′のみに蒸気を導入する
と共に反対側の蒸気室10′のドレン管81′を開
くことにより、蒸気を一方の蒸気室20′から型
窩3′内の原料B間を通過させて反対側の蒸気室
10′のドレン管81′から排出し、原料Bの加熱
と同時に原料粒子間の空気を追い出して原料粒子
同士の融着を行ない易くする一方加熱工程(第6
図参照)と、さらにその後両方の蒸気室10′,
20′に蒸気を導入すると共に各蒸気室10′,2
0′のドレン管81′,82′は閉じておき、原料
Bの完全な加熱融着を行なう両面加熱による本加
熱工程(第7図参照)とを順次組合せている。 ところが上記加熱工程においては蒸気量あるい
は蒸気圧を大きくするほど加熱時間は短かくなる
が、エネルギーの無駄や装置の耐久性の問題も生
じ、また上記各工程毎に異なる蒸気の供給条件を
適正に満足させる必要もある。また上記従来の加
熱方法では、型窩内の原料Bのうち一方加熱工程
において蒸気を導入する側の原料Bの加熱量が反
対側に比べて大きくなるため、加熱のアンバラン
スが生じ易く改善が望まれていた。 そこでこの発明においては、上記従来の加熱方
法の問題を解消できる能率的で経済的な方法を提
供するものであり、その構成としては、コア型と
キヤビイテイ型とからなる一対の成型形の型窩内
へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填し、
該原料を蒸気により加熱融着させて発泡成形を行
なう方法において、成形型への蒸気供給配管を大
径にすると共に配管途中に設けたオリフイスにて
蒸気量を調整可能にし、さらに加熱工程として
は、一対の成形型のうち一方の型のみに蒸気を供
給し、この蒸気を型窩内の原料粒子間を通過させ
て他方の型のドレン管より排出する一方加熱工程
とその後他方の型のみに蒸気を供給すると共に両
方の型のドレン管を閉じておく逆一方加熱工程と
を行なうことを特徴としている。 次いでこの発明の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。 1はコア型、2はキヤビイテイ型であり、両型
1,2を開閉自在に組合せて一対の成形型を構成
し、所要の成形品形状に対応する型窩3を形成し
ている。 各々の型1,2には蒸気室10,20を形成
し、この蒸気室10,20に蒸気供給用配管4の
主管40から分岐した各支管41,42が接続さ
れている。各支管41,42には蒸気供給用電磁
バルブ51,52が設けてあり、主管40の他端
は蒸気供給源に通じていると共に、主管40の途
中にはオリフイス6を設けている。7は調圧弁で
あり、蒸気圧力が一定以上に上昇しないように制
限するものである。 81,82は各蒸気室10,20の蒸気排出用
のドレン管であり、各ドレン管81,82にはド
レン用電磁バルブ91,92が取付けてある。ま
た11,12には各蒸気室10,20の蒸気圧測
定用の接点付圧力計である(第1図参照)。 なお主管40および支管41,42の蒸気用配
管4の口径は、従来の装置に比べ1.5〜3倍に形
成してあつて、蒸気の通過抵抗、圧力損失を少な
くして大量の蒸気を効率的に供給できるようにな
つている。しかし上記大口径の蒸気用配管で従来
と同様の加熱方法を実施すると、蒸気が大量に流
れ過ぎて金型の破損の危険があり、また使用時の
機能上、後述する一方の加熱工程の終了を制御す
る蒸気室の圧力が所定の設定圧まで早く上り過
ぎ、一方の加熱の目的である原料粒子間の空気の
追い出しが充分行なえない欠点がある。 従つて上記大口径の蒸気用配管における流量調
整を行なう為に主管40にオリフイス6を設けて
あり、オリフイス6の構造としては、主管40の
途中を切断して円盤状のオリフイス板60を挿入
し、ボルト61等にて着脱自在に装着してあり、
オリフイス板60の中央に円形のオリフイス孔6
2を開孔している(第2図参照)。そしてオリフ
イス孔62の口径は上記配管の口径や蒸気圧力、
蒸気量等の条件によつて適宜調整して設置するも
のとする。 なお図面上、成形装置としては原料充填機構等
を省略しており、また金型1,2の型窩3側の面
には蒸気孔用のコアベント等を設置するものであ
るが、これらの構造については従来の装置と同様
であり説明を略す。 次に上記成形装置による発泡成形のうち、主に
加熱工程について順次説明する。 先ず型窩3内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子からな
る原料Bを充填するまでの工程については従来と
全く同じである。 そして加熱工程において片側の蒸気室10の供
給バルブ51を閉じると共に、これと反対側の蒸
気室20のドレンバルブ92も閉じる。すると、
蒸気は一方の蒸気室20のみへ導入され、ここか
ら型窩3内の原料粒子B間の隙間を通過して、当
該個所の空気を追い出すと共に原料Bを加熱した
後、他方の蒸気室10へ入りドレン管81から排
出される。これが一方加熱工程であり、時間経過
と共に蒸気室20の圧力が上昇し接点付圧力計1
2の測定圧が所定の設定圧になると、次の工程へ
と進む。 上記一方加熱工程の際に開いていた供給バルブ
52を閉め、反対側の供給バルブ51を開けると
共に、ドレンバルブ91,92は両方共閉めてし
まう。すると、蒸気は一方加熱工程の際とは逆の
蒸気室10へ導入されて型窩3内の原料Bを加熱
するが、蒸気の一部は型窩3を通過して反対側の
蒸気室20へも入つて行く。但し、両方のドレン
バルブ91,92を共に閉めてあるので、蒸気は
蒸気室10,20および型窩3内に滞留したまま
原料Bを加熱する。これが逆一方加熱工程であ
り、時間経過によつて各蒸気室10,20の圧力
が上昇するが、調圧弁7が作動して所定の設定圧
に保つたままで一定時間経過し、原料Bの発泡成
形を完了する(第4図参照)。 発泡成形が完了すれば、両方の供給バルブ5
1,52を閉めると共に両方のドレンバルブ9
1,92を開けて蒸気を排出する。その後の冷却
工程および製品の回収工程等については、従来の
発泡成形と全く同様であり、説明を略する。 なお各工程におけるバルブの開閉は、タイマー
あるいは接点付圧力計の信号出力等により電気的
に制御するものであり、その為の制御盤の構成等
については従来のものと略同様である。 以上のごとく構成された、この発明の加熱方法
によれば、加熱蒸気用の配管4の口径を大きくす
ることにより、配管4内における蒸気の通過抵抗
や圧力損失さらには熱損失を少なくすると共に、
単に配管4を太くしただけでは蒸気量が必要以上
に多くなつたり、多量の蒸気通過による装置の損
傷の心配があつたり、また一方加熱が充分行なえ
ない等の問題が生じるのを、配管4の途中にオリ
フイス6を設けて蒸気の流量調整を行ない、必要
且つ充分な蒸気量を供給できるようにしており、
成形条件の変更等の際には上記オリフイス6を交
換するだけで、常に適正な蒸気量を供給できる融
通性にも優れたものとなる。特に上記オリフイス
6は管やバルブに比べエネルギー損失が少ないの
で、蒸気のもつエネルギーを流量調整のために無
駄に消費することがなく、有効に利用することが
可能となる。 そして、この発明の加熱方法のもう一つの特徴
は、従来の本加熱工程のごとく両面加熱を行なわ
ず、前工程である一方加熱工程で蒸気を導入した
蒸気室とは反対側の蒸気室のみから蒸気を導入す
る逆一方加熱とを行なう点にある。一方加熱工程
の際には、型窩内の原料のうち蒸気を導入した蒸
気室に面する部分がより強く加熱されるので反対
側の部分に比べて加熱のアンバランスが生じてい
る。そこで従来の本加熱工程に代る本加熱として
上記逆一方加熱を行なうことにより、加熱のアン
バランスを修正し、型窩内の原料全体にわたつて
適正な加熱を実現でき、発泡成形品の品質向上と
共に蒸気の無駄がなくなり省エネルギー化にも貢
献できる。 特に上記逆一方加熱の際には、蒸気を片側の蒸
気室のみに導入するので、型窩内の原料を迅速に
加熱する為に前記大径の蒸気供給用配管を使用し
て片側の蒸気室へ供給する蒸気量を多くできるの
で好適となる。 以上のごとき、この発明の加熱方法で実際に発
泡成形を行なつた結果を、従来の方法による比較
例と共に不表にあげる。なお比較例は蒸気配管
として従来の口径のものを用いると共に本加熱工
程において両面加熱を行なつた場合であり、比較
例は逆一方加熱を行なつた場合である。
効率良く加熱を行なえ、加熱時間の短縮、省エネ
ルギー化に好適な方法を提供しようとしている。 従来における熱可塑性樹脂の発泡成形として
は、コア型1′とキヤビイテイ型2′とを組合せた
成形型の型窩3′内に発泡性熱可塑性樹脂粒子に
よる原料Bを充填し、両型1′,2′の蒸気室1
0′,20′に接続した蒸気供給管41′,42′か
ら蒸気を導入して、原料Bを加熱融着させるもの
である。 そして上記加熱工程には、両方の蒸気室10′,
20′に蒸気を導入すると共に各蒸気室10′,2
0′のドレン管81′,82′を開いて蒸気を排出
し、各蒸気室10′,20′内を通過する蒸気にて
金型を加熱する金型加熱工程(第5図参照)と、
その後一方の蒸気室20′のみに蒸気を導入する
と共に反対側の蒸気室10′のドレン管81′を開
くことにより、蒸気を一方の蒸気室20′から型
窩3′内の原料B間を通過させて反対側の蒸気室
10′のドレン管81′から排出し、原料Bの加熱
と同時に原料粒子間の空気を追い出して原料粒子
同士の融着を行ない易くする一方加熱工程(第6
図参照)と、さらにその後両方の蒸気室10′,
20′に蒸気を導入すると共に各蒸気室10′,2
0′のドレン管81′,82′は閉じておき、原料
Bの完全な加熱融着を行なう両面加熱による本加
熱工程(第7図参照)とを順次組合せている。 ところが上記加熱工程においては蒸気量あるい
は蒸気圧を大きくするほど加熱時間は短かくなる
が、エネルギーの無駄や装置の耐久性の問題も生
じ、また上記各工程毎に異なる蒸気の供給条件を
適正に満足させる必要もある。また上記従来の加
熱方法では、型窩内の原料Bのうち一方加熱工程
において蒸気を導入する側の原料Bの加熱量が反
対側に比べて大きくなるため、加熱のアンバラン
スが生じ易く改善が望まれていた。 そこでこの発明においては、上記従来の加熱方
法の問題を解消できる能率的で経済的な方法を提
供するものであり、その構成としては、コア型と
キヤビイテイ型とからなる一対の成型形の型窩内
へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填し、
該原料を蒸気により加熱融着させて発泡成形を行
なう方法において、成形型への蒸気供給配管を大
径にすると共に配管途中に設けたオリフイスにて
蒸気量を調整可能にし、さらに加熱工程として
は、一対の成形型のうち一方の型のみに蒸気を供
給し、この蒸気を型窩内の原料粒子間を通過させ
て他方の型のドレン管より排出する一方加熱工程
とその後他方の型のみに蒸気を供給すると共に両
方の型のドレン管を閉じておく逆一方加熱工程と
を行なうことを特徴としている。 次いでこの発明の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。 1はコア型、2はキヤビイテイ型であり、両型
1,2を開閉自在に組合せて一対の成形型を構成
し、所要の成形品形状に対応する型窩3を形成し
ている。 各々の型1,2には蒸気室10,20を形成
し、この蒸気室10,20に蒸気供給用配管4の
主管40から分岐した各支管41,42が接続さ
れている。各支管41,42には蒸気供給用電磁
バルブ51,52が設けてあり、主管40の他端
は蒸気供給源に通じていると共に、主管40の途
中にはオリフイス6を設けている。7は調圧弁で
あり、蒸気圧力が一定以上に上昇しないように制
限するものである。 81,82は各蒸気室10,20の蒸気排出用
のドレン管であり、各ドレン管81,82にはド
レン用電磁バルブ91,92が取付けてある。ま
た11,12には各蒸気室10,20の蒸気圧測
定用の接点付圧力計である(第1図参照)。 なお主管40および支管41,42の蒸気用配
管4の口径は、従来の装置に比べ1.5〜3倍に形
成してあつて、蒸気の通過抵抗、圧力損失を少な
くして大量の蒸気を効率的に供給できるようにな
つている。しかし上記大口径の蒸気用配管で従来
と同様の加熱方法を実施すると、蒸気が大量に流
れ過ぎて金型の破損の危険があり、また使用時の
機能上、後述する一方の加熱工程の終了を制御す
る蒸気室の圧力が所定の設定圧まで早く上り過
ぎ、一方の加熱の目的である原料粒子間の空気の
追い出しが充分行なえない欠点がある。 従つて上記大口径の蒸気用配管における流量調
整を行なう為に主管40にオリフイス6を設けて
あり、オリフイス6の構造としては、主管40の
途中を切断して円盤状のオリフイス板60を挿入
し、ボルト61等にて着脱自在に装着してあり、
オリフイス板60の中央に円形のオリフイス孔6
2を開孔している(第2図参照)。そしてオリフ
イス孔62の口径は上記配管の口径や蒸気圧力、
蒸気量等の条件によつて適宜調整して設置するも
のとする。 なお図面上、成形装置としては原料充填機構等
を省略しており、また金型1,2の型窩3側の面
には蒸気孔用のコアベント等を設置するものであ
るが、これらの構造については従来の装置と同様
であり説明を略す。 次に上記成形装置による発泡成形のうち、主に
加熱工程について順次説明する。 先ず型窩3内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子からな
る原料Bを充填するまでの工程については従来と
全く同じである。 そして加熱工程において片側の蒸気室10の供
給バルブ51を閉じると共に、これと反対側の蒸
気室20のドレンバルブ92も閉じる。すると、
蒸気は一方の蒸気室20のみへ導入され、ここか
ら型窩3内の原料粒子B間の隙間を通過して、当
該個所の空気を追い出すと共に原料Bを加熱した
後、他方の蒸気室10へ入りドレン管81から排
出される。これが一方加熱工程であり、時間経過
と共に蒸気室20の圧力が上昇し接点付圧力計1
2の測定圧が所定の設定圧になると、次の工程へ
と進む。 上記一方加熱工程の際に開いていた供給バルブ
52を閉め、反対側の供給バルブ51を開けると
共に、ドレンバルブ91,92は両方共閉めてし
まう。すると、蒸気は一方加熱工程の際とは逆の
蒸気室10へ導入されて型窩3内の原料Bを加熱
するが、蒸気の一部は型窩3を通過して反対側の
蒸気室20へも入つて行く。但し、両方のドレン
バルブ91,92を共に閉めてあるので、蒸気は
蒸気室10,20および型窩3内に滞留したまま
原料Bを加熱する。これが逆一方加熱工程であ
り、時間経過によつて各蒸気室10,20の圧力
が上昇するが、調圧弁7が作動して所定の設定圧
に保つたままで一定時間経過し、原料Bの発泡成
形を完了する(第4図参照)。 発泡成形が完了すれば、両方の供給バルブ5
1,52を閉めると共に両方のドレンバルブ9
1,92を開けて蒸気を排出する。その後の冷却
工程および製品の回収工程等については、従来の
発泡成形と全く同様であり、説明を略する。 なお各工程におけるバルブの開閉は、タイマー
あるいは接点付圧力計の信号出力等により電気的
に制御するものであり、その為の制御盤の構成等
については従来のものと略同様である。 以上のごとく構成された、この発明の加熱方法
によれば、加熱蒸気用の配管4の口径を大きくす
ることにより、配管4内における蒸気の通過抵抗
や圧力損失さらには熱損失を少なくすると共に、
単に配管4を太くしただけでは蒸気量が必要以上
に多くなつたり、多量の蒸気通過による装置の損
傷の心配があつたり、また一方加熱が充分行なえ
ない等の問題が生じるのを、配管4の途中にオリ
フイス6を設けて蒸気の流量調整を行ない、必要
且つ充分な蒸気量を供給できるようにしており、
成形条件の変更等の際には上記オリフイス6を交
換するだけで、常に適正な蒸気量を供給できる融
通性にも優れたものとなる。特に上記オリフイス
6は管やバルブに比べエネルギー損失が少ないの
で、蒸気のもつエネルギーを流量調整のために無
駄に消費することがなく、有効に利用することが
可能となる。 そして、この発明の加熱方法のもう一つの特徴
は、従来の本加熱工程のごとく両面加熱を行なわ
ず、前工程である一方加熱工程で蒸気を導入した
蒸気室とは反対側の蒸気室のみから蒸気を導入す
る逆一方加熱とを行なう点にある。一方加熱工程
の際には、型窩内の原料のうち蒸気を導入した蒸
気室に面する部分がより強く加熱されるので反対
側の部分に比べて加熱のアンバランスが生じてい
る。そこで従来の本加熱工程に代る本加熱として
上記逆一方加熱を行なうことにより、加熱のアン
バランスを修正し、型窩内の原料全体にわたつて
適正な加熱を実現でき、発泡成形品の品質向上と
共に蒸気の無駄がなくなり省エネルギー化にも貢
献できる。 特に上記逆一方加熱の際には、蒸気を片側の蒸
気室のみに導入するので、型窩内の原料を迅速に
加熱する為に前記大径の蒸気供給用配管を使用し
て片側の蒸気室へ供給する蒸気量を多くできるの
で好適となる。 以上のごとき、この発明の加熱方法で実際に発
泡成形を行なつた結果を、従来の方法による比較
例と共に不表にあげる。なお比較例は蒸気配管
として従来の口径のものを用いると共に本加熱工
程において両面加熱を行なつた場合であり、比較
例は逆一方加熱を行なつた場合である。
【表】
【表】
上記成形品を2個同時に成形す
る自動成形機使用。
る自動成形機使用。
図はこの発明の実施態様および従来例を例示す
るものであり、第1図は全体の構造図、第2図は
オリフイスの拡大図、第3図は一方加熱時の工程
図、第4図は逆一方加熱時の工程図、第5図〜第
7図は順次従来方法を示す工程図である。 1…コア型、2…キヤビイテイ型、10,20
…蒸気室、3…型窩、4…蒸気供給用配管、5
1,52…供給バルブ、6…オリフイス、81,
82…ドレン管、91,92…ドレンバルブ。
るものであり、第1図は全体の構造図、第2図は
オリフイスの拡大図、第3図は一方加熱時の工程
図、第4図は逆一方加熱時の工程図、第5図〜第
7図は順次従来方法を示す工程図である。 1…コア型、2…キヤビイテイ型、10,20
…蒸気室、3…型窩、4…蒸気供給用配管、5
1,52…供給バルブ、6…オリフイス、81,
82…ドレン管、91,92…ドレンバルブ。
Claims (1)
- 1 コア型とキヤビイテイ型とからなる一対の成
形型の型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原
料を充填し、該原料を蒸気により加熱融着させて
発泡成形を行なう方法において、成形型への蒸気
供給配管を大径にすると共に配管途中に設けたオ
リフイスにて蒸気量を調整可能にし、さらに加熱
工程としては、一対の成形型のうち一方の型のみ
に蒸気を供給し、この蒸気を型窩内の原料粒子間
を通過させて他方の型のドレン管より排出する一
方加熱工程と、その後他方の型のみに蒸気を供給
すると共に両方の型のドレン管を閉じておく逆一
方加熱工程とを行なうことを特徴とする発泡成形
における加熱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110454A JPS591231A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | 発泡成形における加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110454A JPS591231A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | 発泡成形における加熱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591231A JPS591231A (ja) | 1984-01-06 |
JPH0153179B2 true JPH0153179B2 (ja) | 1989-11-13 |
Family
ID=14536115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57110454A Granted JPS591231A (ja) | 1982-06-26 | 1982-06-26 | 発泡成形における加熱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591231A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0698696B2 (ja) * | 1988-04-15 | 1994-12-07 | 東洋機械金属株式会社 | 熱可塑性合成樹脂ブロック用発泡成形方法 |
JP2013202879A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Sekisui Kaseihin Yamaguchi:Kk | 成形装置 |
JP7372083B2 (ja) * | 2019-08-30 | 2023-10-31 | 株式会社カネカ | 発泡粒子の製造装置および製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51106176A (ja) * | 1975-03-17 | 1976-09-20 | Sekisui Plastics | |
JPS5851123A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-25 | Japan Styrene Paper Co Ltd | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の型内成形法 |
-
1982
- 1982-06-26 JP JP57110454A patent/JPS591231A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51106176A (ja) * | 1975-03-17 | 1976-09-20 | Sekisui Plastics | |
JPS5851123A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-25 | Japan Styrene Paper Co Ltd | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の型内成形法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS591231A (ja) | 1984-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0153179B2 (ja) | ||
US5858288A (en) | Method for molding expandable polystyrene foam articles | |
US2182389A (en) | Method and means for molding thermoplastic articles | |
US3375309A (en) | Method of introducing particulate moldable material into a confined space | |
JP3189377B2 (ja) | 発泡合成樹脂成形品の成形方法 | |
CA1222856A (en) | Expanded polystyrene mold for producing parts with smooth surfaces | |
JPS5923549B2 (ja) | 異種原料による同時成形方法 | |
JP3814956B2 (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の成形方法 | |
US3417169A (en) | Method and apparatus for automatically molding foam plastic articles | |
JPS62179912A (ja) | 合成樹脂成形品の成形装置 | |
JP3055831B2 (ja) | 発泡樹脂の発泡成形方法 | |
JPS5914330B2 (ja) | 発泡成形における冷却完了の確認方法および装置 | |
JPS6149101B2 (ja) | ||
JPS57174223A (en) | Foam molding method for synthetic resin | |
JPS581657B2 (ja) | ハツポウセイケイニオケル カネツホウホウ | |
JPH0221928B2 (ja) | ||
JP2500125B2 (ja) | 発泡体の成形方法 | |
JPH0820035A (ja) | 発泡スチロールブロック成形体の成形金型 | |
JPH0298416A (ja) | プレス成形機 | |
JPS59182719A (ja) | 発泡成形機の蒸気節減法 | |
JP2001341149A (ja) | 発泡樹脂成形体の成形方法及びこれに用いるエジェクトピン | |
JPS55142627A (en) | Method of expansion molding | |
JP2000094465A (ja) | 発泡樹脂成形機の蒸気室構造、およびその制御方法 | |
JPS6336932B2 (ja) | ||
JPH09117925A (ja) | 発泡プラスチック製品の成形方法および装置 |