JP2002153697A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002153697A
JP2002153697A JP2000352888A JP2000352888A JP2002153697A JP 2002153697 A JP2002153697 A JP 2002153697A JP 2000352888 A JP2000352888 A JP 2000352888A JP 2000352888 A JP2000352888 A JP 2000352888A JP 2002153697 A JP2002153697 A JP 2002153697A
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JP
Japan
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detergent
amount
washing
water
stored
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Application number
JP2000352888A
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English (en)
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Yoshimi Nishimura
好美 西村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤投入装置を備えたものにおいて、運転開
始前に槽内に水が入っていたり、途中で設定水位が変更
されたりした場合でも、洗剤の投入量を極力適正にす
る。 【解決手段】 洗剤投入装置を用いて洗剤を自動投入す
る行程を含む洗濯コースを実行する際に、洗剤投入装置
による洗剤の投入量を、洗い行程直後の排水行程が行わ
れるまで記憶する(ステップS8、S19)と共に、そ
の記憶した洗剤投入量に基づいて今回必要な洗剤投入量
を決定するようにする(ステップS5、S15、S1
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗剤を自動投入す
る洗剤投入装置を備えた洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、洗剤投入装置を
備えた洗濯機においては、洗濯物の量(布量)を検知す
ることに基づき洗いに必要な水位を設定すると共に、洗
いに必要な洗剤量を設定し、洗濯槽への給水と共に、設
定された洗剤量を洗剤投入装置により自動的に投入する
構成となっている。
【0003】しかしながら、従来のものにおいては、例
えば洗い行程の途中で電源が切られ、再度電源を入れて
運転を再開したり、或いは、使用者が運転開始前に自分
でふろ水などを槽内に入れた状態で運転を開始しようと
したり、或いは、洗い行程の途中に使用者によって設定
水位が変更されたりした場合、洗濯槽内に洗剤がどれだ
け投入されているのか分からない。このため、水位に適
した量の洗剤を投入することができず、洗剤量が足りず
に洗浄力が低くなったり、逆に洗剤量が多くなりすぎて
しまうことがあった。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、洗剤投入装置を備えたものにお
いて、運転開始前に槽内に水が入っていたり、途中で設
定水位が変更されたりした場合でも、洗剤の投入量を極
力適正にできる洗濯機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の洗濯機は、洗剤を槽内へ自動投
入することが可能でかつ投入洗剤量の調整が可能な洗剤
投入装置と、この洗剤投入装置を用いて洗剤を自動投入
する行程を含む洗濯コースを実行する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記洗濯コースを実行する際に、
前記洗剤投入装置による洗剤投入量を洗い行程直後の排
水行程が行われるまで記憶すると共に、記憶している洗
剤投入量に基づいて今回必要な洗剤投入量を決定するこ
とを特徴とする。
【0006】上記した手段によれば、洗剤投入装置によ
る洗剤投入量を、洗い行程直後の排水行程が行われるま
で記憶し、記憶している洗剤投入量に基づいて今回必要
な洗剤投入量を決定するようにしているので、例えば、
運転開始前に槽内に水が入っているような場合でも、洗
い行程の途中に使用者によって設定水位が変更されたり
した場合でも、槽に洗剤が投入されているか否か、投入
されているとすればどれだけ投入されているのかが分か
る。このため、洗剤の追加が必要であるのか否か、必要
とすればどれだけ必要であるのかを推測できるため、洗
剤の投入量を極力適正にすることができるようになる。
【0007】この場合、制御手段は、前記排水行程が行
われた場合、洗剤投入量の記憶データを消去することが
好ましい(請求項2の発明)。排水行程が行われた後
は、洗剤投入量を記憶しておく必要がなくなる。
【0008】請求項3の発明は、制御手段は、記憶して
いる洗剤投入量が、今回必要とされる洗剤投入量より少
ないと判断した場合、不足分の洗剤を洗剤投入装置によ
り投入させることを特徴とする。これによれば、洗剤不
足による洗浄力の低下を防止できる。この場合、制御手
段は、洗剤投入装置により洗剤投入動作を行うごとに、
洗剤投入量を順次加えて記憶することが好ましい(請求
項4の発明)。
【0009】請求項5の発明は、制御手段は、記憶して
いる洗剤投入量が、今回必要とされる洗剤投入量を越え
ていると判断した場合には、洗剤の投入動作を行わない
ことを特徴とする。これによれば、洗剤の過剰投入を最
小限にとどめることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を洗い行程や脱水行
程を同一の槽内で自動的に行う脱水兼用洗濯機に適用し
た一実施例について図面を参照して説明する。まず、洗
濯機の概略構成を示す図2において、洗濯機の筐体1
は、矩形箱状をなす外箱2と、これの上部に装着された
トップカバー3とから構成されている。この筐体1内に
は、破線で示されているように、水受槽4が弾性吊持機
構5を介して弾性的に支持された状態で配設されてい
て、この水受槽4内に、脱水槽を兼用する洗濯槽6が回
転可能に配設されている。洗濯槽6には、周知のように
その周壁に多数の孔7が形成されており、また内底部に
撹拌体8が回転可能に配設されている。
【0011】上記水受槽4の底部には排水口9及びエア
トラップ10が設けられており、その排水口9には、排
水弁11が設けられていると共に排水ホース12が接続
されている。上記エアトラップ10にはエアチューブ1
3が接続されていて、このエアチューブ13の先端部
に、上記トップカバー3の後部カバー3a内に位置させ
て水位センサ14が設けられている。水位センサ14
は、水受槽4内の水位ひいては洗濯槽6内の水位を検出
するためのものである。
【0012】また、水受槽4の外底部には、直流ブラシ
レスモータからなる洗濯機モータ15及び図示しない機
構部が設けられていて、洗濯機モータ15の回転が撹拌
体8のみに伝達される場合と、洗濯槽6及び撹拌体8の
両方に伝達される場合とが機構部により切り替えられる
構成となっている。上記トップカバー3のほぼ中央部に
は洗濯物出入口3bが形成されていて、当該トップカバ
ー3の上面には、その洗濯物出入口3bを開閉する二つ
折り可能な蓋16が回動可能に設けられている。
【0013】トップカバー3の前部には操作パネル17
が設けられており、この操作パネル17には、図3に示
すように、電源を入り切りする電源操作部18、洗剤を
自動投入する行程を含む自動洗濯コース19a〜19d
のコース設定操作部19、水位設定操作部20、洗剤量
設定操作部21、及びスタート操作部22などの操作部
と、LEDによる点灯表示や数値表示などの表示部23
が設けられている。表示部23には、「お手入れ」表示
部23aが含まれている。
【0014】トップカバー3の後部カバー3aには、洗
剤投入装置25が配設されている。この洗剤投入装置2
5は、図4に示すような構成となっている。この図4に
おいて、粉末洗剤を収容する容器状のホッパ26は、こ
れの左右両側部に形成された爪部27,28を、後部カ
バー3aの取付開口部29の縁部に形成された係合部に
弾性係合させることにより、後部カバー3a(トップカ
バー3)に着脱可能に取り付けられている。
【0015】上記ホッパ26の内方下部には、多数の突
起を有する洗剤撹拌体30が横軸回転可能に軸支して設
けられており、さらにその下方のホッパ26内の最下部
には洗剤送出体31が設けられている。この洗剤送出体
31はコイル状をなし、特には図中左側の基端部から中
間部まで漸次径大となって、中間部から図中右側の先端
部までストレートに径大なコイル線材からなっており、
これの中間部に洗剤撹拌体30の突起の一つを係合させ
ている。従って、洗剤送出体31が回転されると、それ
に伴って洗剤撹拌体30も、洗剤送出体31と係合する
突起を順次送りかえて回転されるようになっている。
【0016】ホッパ26の最下部における図中右側端部
には洗剤出口32が形成されていて、これの内部に上記
洗剤送出体31の先端部を位置させている。洗剤出口3
2には、これを開閉するキャップ33が設けられてい
て、このキャップ33は、ホッパ26の背部に設けられ
たキャップモータ34(図5参照)を主体とする開閉駆
動装置により開閉されるようになっている。また、ホッ
パ26の最下部における図中左側端部には軸受部35が
設けられていて、これの内部に、上記洗剤送出体31の
基端部に連結した軸36を位置させている。この軸36
の図中左側端部には従動ギヤ37が設けられていて、こ
の従動ギヤ37が、送出モータ38により回転される駆
動ギヤ39に歯合している。
【0017】ここで、キャップ33が開放された状態
で、送出モータ38により駆動ギヤ39が回転される
と、その回転が従動ギヤ37を介して洗剤送出体31が
回転され、この洗剤送出体31の回転に伴い、ホッパ2
6内の洗剤が洗剤出口32から送り出されるようになっ
ている(図4の破線矢印A参照)。尚、ホッパ26の上
部は開口されていて、ここに蓋40が開閉可能に装着さ
れている。
【0018】このように、洗剤投入装置25が配設され
た後部カバー3aの内方には、このほか、洗濯槽6内に
給水するための給水手段として、給水ポンプ41、給水
弁42、および注水ケース43が配設されている。この
給水手段の構成について、概略的に説明する。まず、給
水ポンプ41については、ポンプケース44の内部に
は、ポンプモータ45およびこのポンプモータ45によ
り回転駆動される羽根車46が設けられ、ポンプケース
44には、羽根車46の回転により吸水する吸水口47
と、その吸水した水を吐出する吐水口(図示せず)など
が設けられていて、そのうちの吸水口47を、後部カバ
ー3aから上方に露出させている。この吸水口47に
は、風呂水を利用すべく、先端が図示しない浴槽内まで
延ばされた吸水ホース(図示せず)の一端を接続可能と
している。
【0019】給水弁42については、1つの上向きの入
水口48を有すると共に、前向きの第1および第2の出
水口49,50を有していて、その入水口48から第1
の出水口49への流路の開放、並びに入水口48から第
2の出水口50への開放を、ソレノイドやモータ等の駆
動源の駆動力により切り替える三方弁からなっており、
入水口48を後部カバー3aから上方に露出させてい
る。この入水口48には、図示しない水道の蛇口に連結
された給水ホース(図示せず)が接続されている。
【0020】注水ケース43については、上記給水ポン
プ41および給水弁42を介して供給される水を前記洗
濯槽6内に注水するためのもので、図4にはその一部の
みが示されているが、給水ポンプ41の吐水口が通じる
水路と、給水弁42の第1の出水口49が通じる水路、
および第2の出水口50が通じる水路を有している。そ
のうちの給水弁42の第1の出水口49から供給される
水が通る経路を、図4に二点鎖線の矢印Bで示し、第2
の出水口50から供給される水が通る経路を、図4に二
点鎖線の矢印Cで示している。
【0021】また、注水ケース43には、前記洗剤投入
装置25の洗剤出口32の下方に位置させて洗剤通口5
1が形成されており、この洗剤通口51の下方に、上記
給水弁42の第1の出水口49から供給される水が通る
ようになっている。従って、第1の出水口49から供給
される水が矢印B方向に流れている状態で、洗剤投入装
置25の洗剤出口32から洗剤が矢印Aで示すように送
り出されると、その洗剤も、矢印B方向に流れる水と共
に注水ケース43を介して洗濯槽6内へ供給されるよう
になっている。尚、上記給水ポンプ41の吐水口から吐
出される水も、給水弁42の第2の出水口50から吐出
される水も、経路は異なるものの、注水ケース43を介
して洗濯槽6内に供給されるようになっている。
【0022】一方、図5には、電気的構成がブロックで
示されている。この図5において、制御手段を構成する
制御装置52は、マイクロコンピュータを含んでいると
共に、書き換え可能な不揮発性メモリからなるメモリ5
3を有していて、これには、前記操作パネル17の電源
操作部18などの各操作部18〜22からの信号、水位
センサ14からの水位検出信号、並びに洗濯機モータ1
5の回転速度を検出する回転センサ53からの検出信号
が与えられるようになっている。そして、この制御装置
52は、それら各操作部18〜22、水位センサ14、
および回転センサ53の信号と、予め備えた制御プログ
ラムとに基づき、各種表示部23を制御すると共に、給
水弁42、給水ポンプ41、洗濯機モータ15、排水弁
11、洗剤投入装置25のキャップモータ34および送
出モータ38を駆動回路54を介して制御する構成とな
っている。
【0023】次に本実施例の作用を、図1の、制御装置
52の制御内容を示すフローチャートも参照して説明す
る。 (通常の洗濯運転を行う場合)まず、使用者が、洗濯槽
6内に洗濯物を入れた状態で、洗濯をすべく、電源操作
部18により電源を入れると、操作パネル17は、図3
に示す状態となる。図3において、表示部23のうち、
斜線を施した部分は点灯した部分を示している。この場
合、洗濯コースとしては、洗剤を自動投入する行程を含
む標準コースが設定され、洗剤の量も標準が設定されて
いる。この状態で、使用者がスタート操作部22を操作
すると、制御装置52は、スタートの指示があったと判
断し(ステップS1)、ステップS2へ移行する。
【0024】ステップS2では、洗濯槽6内の水位がリ
セット水位以上か否かを判断する。洗濯槽6内の水位
は、水位センサ14により検出する。この場合、リセッ
ト水位とは、水位センサ14により検出できる水位の下
限、例えば、撹拌体8の下面あたりである。通常は、洗
濯槽6内には水は入っていないため、「NO」に従って
ステップS3へ移行し、洗濯物量を検知する。この洗濯
物量の検知は、例えば洗濯槽6または撹拌体8を回転さ
せ、その立上がり度合いや立下がり度合いを回転センサ
53からの信号に基づいて判断することにより行うもの
で、洗濯槽6内に収容された洗濯物の量が多いほど回転
の立上がり度、立下がり度が悪くなるから、それによっ
て洗濯物量を判定することができる。
【0025】制御装置52は、洗濯物量を判定したら、
その洗濯物量に基づいて水位を設定すると共に、その水
位に適した洗剤投入量を設定する(ステップS4)。そ
して、ステップS5において、洗剤投入量の記憶データ
が有るか否かを判断する。通常は洗剤投入量の記憶デー
タはないため、「NO」に従ってステップS6へ移行
し、給水を開始する。この給水は、給水弁42の第1の
吐水口49を開放させ、水道からの水を図4の矢印Bで
示す水路を経て注水ケース43から洗濯槽6内へ供給す
ることによって行われる。また、この給水に併せて、洗
剤の投入が行われる(ステップS7)。
【0026】この洗剤の投入は、洗剤投入装置25にお
けるキャップモータ34によりキャップ33を開放させ
た状態で、送出モータ38により洗剤送出体31を回転
させることにより、ホッパ26内の洗剤が図4の矢印A
で示すように送り出され、その洗剤が矢印Bで示す水路
を通る水と共に洗濯槽6内へ供給されることによって行
われる。このときの洗剤の投入量は、ステップS4で設
定された洗剤投入量の設定値に相当する量であり、この
量の洗剤を送り出すに見合う所定時間、送出モータ38
が通電駆動される。そして、設定された所定時間経過す
ることに伴い、送出モータ38は停止され、また、キャ
ップ33は閉鎖される。この洗剤の投入動作が終了する
と、制御装置52は、洗剤投入装置25により送り出さ
れた洗剤の投入量をメモリ53に記憶させる。しかる
後、洗濯槽6内の水位が、ステップS4で設定された水
位に達すると給水が停止され、この後、ステップS9へ
移行し、洗い行程が実行される。
【0027】洗い行程では、洗濯機モータ15の回転が
撹拌体8のみに伝達され、その撹拌体8の回転に伴って
洗濯液による洗濯水流が生成され、これにより洗濯物が
洗われる。この洗い行程が所定時間行われて終了する
と、排水行程が行われる(ステップS10)。排水行程
では、排水弁11を開放させることで、洗濯槽6および
水受槽4内の水が機外へ排出される。このとき、制御装
置52は、水位センサ14による検出水位が、上記した
リセット水位以下になったと判断すると、ステップS8
において記憶した洗剤投入量の記憶データを消去する
(ステップS11)。尚、この場合、洗濯1回分の洗剤
投入量の記憶データは消去されるが、メモリ53には、
洗剤投入量の累計はそのまま記憶されるようになってい
る。
【0028】この後、ステップS12へ移行し、すすぎ
行程が実行される。すすぎ行程では、洗濯槽6内に給水
して水を貯留し、撹拌体8を回転させ、洗濯物に付着し
た洗剤分をすすぐ。すすぎ行程が終了したら、排水後、
ステップS13へ移行し、脱水行程が実行される。脱水
行程では、洗濯槽6を撹拌体8と共に高速回転させるこ
とにより行われる。この脱水行程が終了すると、標準の
洗濯コースが終了する。このような洗濯コースにおいて
は、洗濯物の量に適した水位が設定されると共に、その
水位に適した洗剤投入量を投入して洗い行程が実行され
るので、洗濯を良好に行うことができる。
【0029】(途中で電源が切られた後、洗濯運転が再
開されたような場合)次に、上記した洗濯コースのう
ち、例えば洗い行程を実行している途中に、使用者が電
源操作部18を操作して電源を一旦切り、洗濯物を追加
投入し、この後、再度、電源操作部18を操作して電源
を入れ、スタート操作部22を操作したような場合につ
いて説明する。
【0030】このような場合、洗濯槽6内にはリセット
水位以上の水がすでに入っているため、ステップS2に
おいて、「YES」に従ってステップS14へ移行す
る。ここでは、収容されている洗濯物の量に関係なく、
設定水位は高水位に設定すると共に、洗剤の投入量は、
その高水位に対応した量を設定する。この後、ステップ
S5へ移行し、洗剤投入量の記憶データが有るか否かを
判断する。この場合は、洗剤投入量の記憶データがメモ
リ53に記憶されていることになるため、「YES」に
従ってステップS15へ移行する。
【0031】このステップS15において、ステップS
14において設定された今回必要な洗剤投入量の設定値
と、メモリ53に記憶された洗剤投入量の記憶データと
を比較し、メモリ53に記憶された洗剤投入量の記憶デ
ータが、今回必要とされる洗剤投入量の設定値より少な
いと判断した場合には、「YES」に従ってステップS
16へ移行する。ここでは、(今回必要とされる洗剤投
入量の設定値)−(洗剤投入量の記憶データ)により、
必要な洗剤投入量(不足分)を算出する。
【0032】この後、給水を開始し(ステップS1
7)、また、ステップS16で算出した量の洗剤を投入
する洗剤投入動作を行う。洗剤投入動作が終了したら、
メモリ53に記憶されている洗剤投入量の記憶データを
書き替える。この場合、前回記憶したデータに、今回投
入した洗剤投入量を加えて記憶する。しかる後、洗濯槽
6内の水位が、ステップS14で設定された高水位に達
すると給水が停止され、この後、ステップS9へ移行
し、洗い行程が実行される。
【0033】このように、途中で電源が切られた後、洗
濯運転が再開されたような場合は、設定水位が高水位に
設定されると共に、その水位に適した洗剤投入量を投入
して洗い行程が実行されるので、このような場合でも洗
濯を良好に行うことができる。
【0034】(洗濯運転の開始前に、使用者が洗濯槽6
内に水を入れている場合)次に、洗濯運転の開始前に、
例えば使用者が自分で、風呂水をバケツなどで洗濯槽6
内に入れ、この状態で、電源操作部18を操作して電源
を入れ、スタート操作部22を操作したような場合につ
いて説明する。
【0035】このような場合、洗濯槽6内にはリセット
水位以上の水がすでに入っているため、前述の場合と同
様に、ステップS2において、「YES」に従ってステ
ップS14へ移行する。ここでは、収容されている洗濯
物の量に関係なく、設定水位は高水位に設定すると共
に、洗剤の投入量は、その高水位に対応した量を設定す
る。この後、ステップS5へ移行し、洗剤投入量の記憶
データが有るか否かを判断する。この場合、洗剤投入量
の記憶データがメモリ53に記憶されていないため、
「NO」に従ってステップS6へ移行し、上記した通常
の場合と同様に、給水を開始すると共に、ステップS1
4で設定された量の洗剤を、洗剤投入装置25により投
入する投入動作を行う。この後、洗剤投入装置25によ
り送り出された洗剤の投入量をメモリ53に記憶させ
る。しかる後、洗濯槽6内の水位が、ステップS14で
設定された水位(高水位)に達すると給水が停止され、
この後、ステップS9へ移行し、洗い行程が実行され
る。
【0036】このように、洗濯運転の開始前に、使用者
によって洗濯槽6内に水が入れられている場合、設定水
位が高水位に設定されると共に、その水位に適した洗剤
投入量を投入して洗い行程が実行されるので、このよう
な場合でも洗濯を良好に行うことができる。
【0037】(途中で設定水位が変更された場合)次
に、例えば洗い行程の途中で、使用者が水位設定操作部
20により設定水位を変更操作した場合について説明す
る。洗い行程の途中で、使用者により設定水位の変更操
作が行われると、制御装置52は、設定水位を変更する
と共に、その設定水位に適した洗剤投入量を設定した
後、ステップS15へ移行する。このステップS15に
おいて、今回必要とされる洗剤投入量の設定値と、メモ
リ53に記憶された洗剤投入量の記憶データとを比較
し、メモリ53に記憶された洗剤投入量の記憶データ
が、今回必要とされる洗剤投入量の設定値より少ないと
判断した場合には、「YES」に従ってステップS16
へ移行し、メモリ53に記憶された洗剤投入量の記憶デ
ータが、今回必要とされる洗剤投入量の設定値を越えて
いると判断した場合(洗濯槽に、洗剤が、すでに、今回
必要とされる洗剤投入量よりも多く投入されていると判
断された場合)には、「NO」に従ってステップS20
へ移行する。
【0038】ステップS20においては、ステップ15
におけるデータの差((洗剤投入量の記憶データ)−
(今回必要とされる洗剤投入量の設定値))の程度に基
づき、ステップS12で行うすすぎ行程の設定、例えば
すすぎの際の注水量やすすぎ回数を変更する。この後、
必要に応じて給水を行った後、ステップS9へ移行す
る。
【0039】このように、途中で設定水位が変更された
場合において、洗剤が不足している場合には、その不足
分を追加投入するようにしているので、水位に適した洗
剤量で洗い行程が実行されるようになり、洗剤不足によ
る洗浄力の低下を防止できる。また、洗濯槽6に投入さ
れている洗剤量がすでに多い場合には、洗剤を追加投入
しないようにしているので、洗剤の過剰投入を最小限に
とどめることができる。しかも、この場合、洗濯槽6に
投入されている洗剤量が多い場合には、その程度に基づ
いて、以降に行うすすぎ行程の設定を変更し、念入りに
すすぎを行うようにしているので、すすぎ不足を防止で
きるようになる。
【0040】尚、上記した実施例において、洗い行程直
後の排水行程が実行されると、メモリ53に記憶した洗
濯1回分の洗剤投入量の記憶データは消去されるが、洗
剤投入量の累計はそのまま記憶されるようになってい
て、制御装置52は、そのメモリ53に記憶された洗剤
投入量の累計が、予め設定された設定量に達した場合
に、操作パネル17における「お手入れ」表示部23a
を点灯させる。使用者は、その「お手入れ」表示部23
aが点灯されることで、洗剤投入装置25のお手入れが
必要な時期であることが分かり、掃除や点検を行う。
【0041】上記した実施例においては、洗剤投入装置
25による洗剤投入量を、洗い行程直後の排水行程が行
われるまで記憶し、記憶している洗剤投入量に基づいて
今回必要な洗剤投入量を決定するようにしているので、
例えば、運転開始前に洗濯槽6内に水が入っているよう
な場合でも、或いは、洗い行程の途中に使用者によって
設定水位が変更されたりした場合でも、洗濯槽6内に洗
剤が投入されているか否か、投入されているとすればど
れだけ投入されているのかが分かる。このため、洗剤の
追加が必要であるのか否か、必要とすればどれだけ必要
であるのかを推測できるため、洗剤の投入量を極力適正
にすることができるようになる。
【0042】尚、本発明は上記しかつ図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば洗剤投入装置25
としては、洗剤を洗濯槽6内へ直接投入する構成のもの
でも良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して
実施することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、洗剤投入装置による洗剤投入量を、洗い行程
直後の排水行程が行われるまで記憶し、記憶している洗
剤投入量に基づいて今回必要な洗剤投入量を決定するよ
うにしているので、例えば、運転開始前に槽内に水が入
っているような場合でも、或いは、洗い行程の途中に使
用者によって設定水位が変更されたりした場合でも、槽
に洗剤が投入されているか否か、投入されているとすれ
ばどれだけ投入されているのかが分かる。このため、洗
剤の追加が必要であるのか否か、必要とすればどれだけ
必要であるのかを推測できるため、洗剤の投入量を極力
適正にすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、制御装置の制
御内容を示すフローチャート
【図2】洗濯機全体の概略構成を示す外観斜視図
【図3】操作パネル部分の平面図
【図4】洗剤投入装置および給水手段の構成を破断して
示す正面図
【図5】電気的構成を示す図
【符号の説明】
図面中、4は水受槽、6は洗濯槽(槽)、8は撹拌体、
14は水位センサ、17は操作パネル、25は洗剤投入
装置、26はホッパ、31は洗剤送出体、33はキャッ
プ、38は送出モータ、42は給水弁、52は制御装置
(制御手段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗剤を槽内へ自動投入することが可能で
    かつ洗剤の投入量の調整が可能な洗剤投入装置と、 この洗剤投入装置を用いて洗剤を自動投入する行程を含
    む洗濯コースを実行する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記洗濯コースを実行する際に、前記
    洗剤投入装置による洗剤の投入量を、洗い行程直後の排
    水行程が行われるまで記憶すると共に、その記憶した洗
    剤投入量に基づいて今回必要な洗剤投入量を決定するこ
    とを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、前記排水行程が行われるこ
    とに基づき、洗剤投入量の記憶データを消去することを
    特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、記憶している洗剤投入量
    が、今回必要とされる洗剤投入量より少ないと判断した
    場合、不足分の洗剤を洗剤投入装置により投入させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、洗剤投入装置により洗剤投
    入動作を行うごとに、洗剤投入量を順次加えて記憶する
    ことを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、記憶している洗剤投入量
    が、今回必要とされる洗剤投入量を越えていると判断し
    た場合には、洗剤の投入動作を行わないことを特徴とす
    る請求項3記載の洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019076797A (ja) * 2019-02-26 2019-05-23 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
US10799083B2 (en) 2017-10-05 2020-10-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Information processing method, information processing apparatus, washing system, and washing apparatus

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