JP2015080559A - 洗濯機 - Google Patents

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智和 世渡
Tomokazu Seto
智和 世渡
久野 功二
Koji Kuno
功二 久野
範史 小倉
Norifumi Ogura
範史 小倉
弘暁 川口
Hiroaki Kawaguchi
弘暁 川口
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Abstract

【課題】洗剤投入路から投入した洗剤を回転槽内で良好に溶解させ、洗濯効果の向上を図る。
【解決手段】底部に排水口を有すると共にこの排水口に排水弁を備えた水槽と、前記水槽の内部に縦軸状の回転中心軸を中心に回転可能に設けられ、底部に前記水槽に通じる通水部を有する回転槽と、前記回転槽の内底部に回転可能に設けられた撹拌体と、前記回転槽の周壁部に上下方向に延びる形態に設けられ、上部に洗剤投入口を有し下部が前記回転槽底部で開口した洗剤投入路と、前記洗剤投入路の内部に、当該洗剤投入路内における通水を可能とした形態に設けられ、前記洗剤投入口から投入された洗剤を受けて留める洗剤受けと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
縦形の洗濯機では、上部を開口した水槽の内部に、上部を開口した回転槽が縦軸回りに回転可能に設けられている。さらに回転槽の底部に撹拌体が縦軸回りに回転可能に設けられている。回転槽の底部には、前記水槽の底部に通じる通水部が形成されている。この水槽の底部には排水口が形成され、この排水口には排水弁が設けられている。
一方、この縦形の洗濯機においては、回転槽の周壁部に、上下方向に延びる洗剤投入路を設けた構成としたものもある。この洗剤投入路は、上部に洗剤投入口を設け、下部が回転槽の内部下部に開口している。この洗剤投入路の洗剤投入口から洗剤を投入すると当該洗剤が洗剤投入路の下部開口から回転槽底部に供給される。
特開2007−44229号公報
上記従来では、洗剤投入路に投入された洗剤が、回転槽底部の通水部から水槽底部に移動し、排水口部分に溜まるおそれがある。この場合、水槽内部に給水した後撹拌体を回転させても、該撹拌体は回転槽内で回転するだけであるため、水槽底部の排水口内の洗剤がなかなか溶解せず、又、回転槽内に再流入することも少なく、洗濯効果が上がらないおそれがある。
そこで、洗剤投入路から投入した洗剤を回転槽内で良好に溶解させることができて洗濯効果の向上を図ることができる洗濯機を提供する。
請求項1の発明は、底部に排水口を有すると共にこの排水口に排水弁を備えた水槽と、前記水槽の内部に縦軸状の回転中心軸を中心に回転可能に設けられ、底部に前記水槽に通じる通水部を有する回転槽と、前記回転槽の内底部に回転可能に設けられた撹拌体と、前記回転槽の周壁部に上下方向に延びる形態に設けられ、上部に洗剤投入口を有し下部が前記回転槽底部で開口した洗剤投入路と、前記洗剤投入路の内部に、当該洗剤投入路内における通水を可能とした形態に設けられ、前記洗剤投入口から投入された洗剤を受けて留める洗剤受けと、を備える。
第1実施形態における洗濯機の破断側面図 蓋開放状態での洗濯機の斜視図 洗剤投入路部分の縦断面図 洗剤投入路下部部分の斜視図 洗剤投入口材部分の横断面図 洗剤受け部分の横断面図 (a)はクラッチが撹拌体モードにある状態の水槽の下面図、(b)はクラッチが回転槽・撹拌体連結モードにある状態の水槽の下面図 操作パネルの正面図 電気的構成のブロック図 洗濯・乾燥コースの概略動作を説明するためのタイムチャート 制御装置の制御内容を示すフローチャート 回転・給水動作の制御内容を示すフローチャート 第2実施形態による洗剤受け部分の縦断面図 第3実施形態による洗剤受け部分の縦断面図 第4実施形態による洗剤受け部分の縦断面図 第5実施形態による回転・給水動作の制御内容を示すフローチャート 第6実施形態による回転・給水動作の制御内容を示すフローチャート 第7実施形態による回転・給水動作の制御内容を示すフローチャート 第8実施形態による洗剤投入路部分の縦断面図 洗剤投入路下部部分の斜視図 第9実施形態による制御装置の制御内容を示すフローチャート 第10実施形態による制御装置の制御内容を示すフローチャート 第11実施形態による制御装置の制御内容を示すフローチャート 第12実施形態による制御装置の制御内容を示すフローチャート 第1実施形態における洗剤投入部材の変形例を示す図5相当図
以下、第1実施形態について図1ないし図12を参照して説明する。この第1実施形態の洗濯機1は、縦軸形であり、乾燥機能を備えた洗濯機である。図1において、外箱2は矩形箱状をなしていて、この外箱2と、当該外箱2の上部に装着されたトップカバー3とにより、洗濯乾燥機の外殻が形成されている。外箱2の下面には脚部4が設けられている。外箱2の内部には、水槽5と、この水槽5内に配設された回転槽6とが設けられている。
これら水槽5と回転槽6は、共に有底円筒状をなしていて、それぞれの軸中心線が上下方向に指向する縦軸状に配置されている。水槽5は、吊り棒7aを主体とする弾性吊持機構7を介して外箱2に弾性的に吊持されている。水槽5は、貯水が可能な構成となっている。
回転槽6の底部6aは、プラスチックにより形成された主底部6a1と鋼板製の底板部6a2とから椀状に形成されている。この底部6aの上部には円筒状の胴部6bが連結されている。この胴部6bはステンレス鋼板などの金属板により円筒状に形成されており、周壁部に多数の孔部8を有している。回転槽6の底部6aにおける底板部6a2には、水槽5に通じる通水部9が形成されている。
回転槽6の上端開口部の周縁部には、回転バランサ17が設けられている。回転槽6内には、図示しない洗濯物が収容される。回転槽6は、洗い時には洗濯槽として、脱水時には脱水槽として、そして乾燥時には乾燥槽として機能する。回転槽6は縦軸状の回転中心軸を回転中心として回転可能である。
回転槽6内の底部6aの内部には撹拌体10が回転可能に配設されている。この撹拌体10の裏面にはポンプ羽根10aが形成されている。又、撹拌体10と回転槽6の底部6aとの間はポンプ室10bを構成している。
前記水槽5の底部6aには、排水口5aが形成されており、この排水口5aには、排水弁11及び排水管12が接続されている。さらに水槽5には、排水口5aに連通して水位検知用のエアトラップ5bが形成されている。
水槽5の外底部にはモータ13が配設されている。このモータ13はアウターロータ形であり、モータ13の内部にクラッチ14が配設されている。クラッチ14は、撹拌体10に連結された撹拌軸10cと回転槽6に連結された回転軸6cとを一体的に回転させる場合(回転槽・撹拌体連結モード)と、回転軸6aは固定して撹拌軸10cのみを回転させる場合(撹拌体モード)とを切り替える構成となっている。
前記排水弁11とクラッチ14とは、図7に示すように、同一の駆動源であるクラッチモータ15により動作する。つまり、クラッチモータ15を動作させることにより連結具16を介して排水弁11が開放(同図(b)参照)されると共に、閉鎖(同図(a)参照)される。このとき連結具16にクラッチレバー14aが連動して回動され、クラッチ14が同図(b)の回転槽・撹拌体連結モードとされると共に、同図(a)で示すように撹拌体モードとされる。
水槽5の上面には、環状をなす槽カバー18が設けられていて、この槽カバー18に、二つ折りの内蓋19が開閉可能に設けられている。内蓋19は、回転槽6の上面開口部の上方に位置しており、透視可能である。
上記トップカバー3には、内蓋19の上方に位置させて、回転槽6に対して洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口20(図2参照)が形成されているとともに、この洗濯物出入口20を開閉する二つ折りの蓋21が設けられている。この蓋21も透視可能であり、前記内蓋19及び当該蓋21を閉じた状態でも、後述の洗剤投入路43の洗剤投入部材44の回転角度位置を確認することが可能である。
トップカバー3の後部には、乾燥用の温風供給装置22(乾燥手段)が配設されている。この温風供給装置22は、機外の空気を吸い込んで吐出部22aから回転槽6内に吐出するファン23(図9参照)と、回転槽6内に吐出する空気を加熱するヒータ24(図9参照)などを備えて構成されている。前記ファン23及びヒータ24により生成された温風は、前記吐出部22aから主に回転槽6内に供給された後、孔部8を通して、回転槽6と水槽5との間にも供給される。そして、水槽5内の温風は、詳しい温風経路は図示しないが、水槽5の側壁に形成された排出ダクト(図示せず)から外部に出て、一部は回転槽6内に戻され、残りは機外に排出されるようになっている。
トップカバー3の前部の上面には、図8に示す操作パネル25が設けられている。この操作パネル25には、夫々使用者により操作される操作入力部としての、電源の入りスイッチ26、切りスイッチ27、スタートと一時停止を兼ねるスタートスイッチ28、全自動コースのうち洗濯コースを選択するための洗濯コース選択スイッチ29、洗濯・乾燥コースを選択するための洗乾コース選択スイッチ30、乾燥コースを選択するための乾燥コース選択スイッチ31、洗い運転の実行時間などを設定するための洗い運転設定スイッチ32、すすぎ回数などを選択するためのすすぎ運転設定スイッチ33、脱水時間などを設定するための脱水運転設定スイッチ34、乾燥時間などを設定するための乾燥運転設定スイッチ35、水位を設定するための水位設定スイッチ36、風呂水を使用するか否かを設定するための風呂水スイッチ37、予約運転を設定するための予約スイッチ38、蓋21をロックするためのドアロックスイッチ39、スタートスイッチ28の周囲に配置された環状の操作ダイヤル40が設けられている。
又、この操作パネル25には、各種選択、設定内容、運転状況などを表示する表示部41が設けられている。操作ダイヤル40は回転角度に応じた信号を出力して後述の制御装置46に与えるようになっている。表示部41は、洗剤量も表示する洗剤量表示手段に相当する。前記スタートスイッチ28は、運転停止状態でオン操作されると、運転スタートスイッチとして機能し、運転状態でオン操作されると一時停止スイッチとして機能する。
ここで、図3及び図4に示すように、前記回転槽6の底部6aの周壁部の一部に凹部6dが形成されている。回転槽6の底部a及び胴部6bの周壁部には、前記凹部6dに対応して、上下方向に延びる縦長な投入路形成部材42が例えば図示しない係合手段により取り付けられている。この投入路形成部材42は図6に示すように、横断面形状が円弧状をなしており、回転槽6の周壁部内面とで洗剤投入路43を構成している。なお、この洗剤投入路43に対応する回転槽6周壁には孔部8は形成されていない。
前記投入路形成部材42の上部には、図1及び図3に示すように、洗剤投入口42aが形成されており、この洗剤投入口42aには、ほぼ板状の洗剤投入部材44が回動可能(洗剤投入口42aを開閉可能)に取り付けられている。又、この投入路形成部材42の下端部は前記凹部6dを開口させており、もって洗剤投入路43の下部は回転槽6の底部6bで開口している。
前記洗剤投入部材44の内面には、図1及び図5に示すように、相互間隔が次第に狭まる洗剤案内リブ44a、44aが形成されている。従って、洗剤投入部材44が図3の二点鎖線で示す開放状態(洗剤投入のための開放状態)とされて、洗剤がこの洗剤投入部材44に収容されると、当該洗剤投入部材44が閉鎖されたときに洗剤は図1に矢印Aで示すように、洗剤案内リブ44a、44a間から洗剤投入路43の投入路形成部材42の内面中央を落下もしくは流下する。
なお、洗剤を洗剤投入路43の投入路形成部材42の内面中央を落下もしくは流下させる構成としては、変形例として示す図25のように、洗剤投入部材44を、その横断面形状がやや深い凹状とする構成でも良い。
又、投入路形成部材42の上部には、図1に示すように、前記洗剤の落下領域(流下領域)を避けた部位(左右部位)に、小孔群からなる水戻し口42cが形成されている。上記洗剤投入路43は後述より明らかとなるが、洗い時及びすすぎ時における水循環路としても機能する。
又、前記投入路形成部材42における所定高さ部位には、当該投入路形成部材42の裏面中央部に洗剤受け45が形成されている。上記所定高さは、この洗濯機1における洗い水位(給水水位)のうち最低洗い水位Hmin(図1参照)より下となる位置に設定されている。つまり、回転槽6に洗いやすすぎのために水が供給された場合、前記洗剤受け45が水に浸かる高さとされている。
前記洗剤受け45は、ほぼ水平に張り出す受け本体部45aと、この本体部45aの端縁部から立ち上がる立ち上がり部45bとから構成されている。そして、この洗剤受け45は、洗剤投入路43を塞がない大きさに形成されており、当該洗剤受け45と、洗剤投入路43における回転槽6内面との間に通水用の隙間G(図6参照)が形成されている。これにより、洗剤受け45は洗剤投入路43内に、当該洗剤投入路43内における通水を可能とした形態に設けられている。この洗剤受け45は、前記矢印Aで示すように落下もしくは流下する洗剤を受けて溜める。又、この洗剤受け45の容積は、例えば70ml(付属の洗剤計量カップ1杯分)程度としている。
電気的構成を示す図9において、制御装置46は、マイクロコンピュータを主体に構成されたもので、洗濯機の作動全般を制御する制御手段として機能するようになっている。この制御装置46には、入力側の機器として、前記各スイッチ26〜39、前記操作ダイヤル40、水槽5内の水位を検知する水位センサ47、蓋21の開閉(開放と閉鎖)を検知する蓋開閉センサ48、モータ13の回転速度を検知する回転センサ49、モータ13に流れる電流を検知する電流センサ55が接続されている。
制御装置46は、上記入力側の機器からの各入力信号、並びに予め記憶された制御プログラムに基づいて、出力側の機器である、前記表示部41、前記モータ13、回転槽6内へ給水するための給水弁50、前記排水弁11及びクラッチ14を作動させるクラッチモータ15、前記ファン23、前記ヒータ24、風呂水ポンプ52、報知用のブザー53を、それぞれ駆動回路54を介して制御するようになっている。なお、この駆動回路54は夫々対応する機器の駆動回路を総称している。
実施形態の洗濯機1が実行する洗濯運転及び乾燥運転について概略的に説明する。図10には、洗濯コース(洗濯運転)と乾燥コース(乾燥運転)の標準コースの一例が示されている。洗濯コースは、概略的に、重量検知動作、洗剤量表示動作、回転・給水動作、洗い行程(給水動作、洗い動作)、すすぎ行程(排水動作、脱水動作、シャワーすすぎ動作、脱水動作、給水動作、ためすすぎ動作)、脱水行程(排水動作、脱水動作(最終脱水動作))を順に実行するコースである。
前記重量検知動作、洗剤量表示動作、回転・給水動作までの制御装置46の制御について図11及び図12を参照して説明する。
電源入りスイッチ26をオンすると、図11に示す制御を開始する。なお、この時点では、クラッチ14は撹拌体モード(排水弁11閉)状態にある。
ステップP1では操作入力部(この場合スイッチ27〜39、ダイヤル40)での操作入力が有ったか否かを判断し、操作入力が有れば、ステップP9で、操作に応じた設定を実行して、ステップP1に戻る。
ステップP1で操作入力が無いと判断されると、ステップP2に移行してスタートスイッチ28がオン操作されたか否かを判断し、オン操作されたことが判断されると、運転(重量検知動作以降の動作)を開始する。
洗い行程前の重量検知動作(図11のステップP3)は、回転槽6内への洗濯物の収容状態で且つ水無しの状態でモータ13により撹拌体10を回し、モータ13にかかる電気的負荷(電流など)を検知することで洗濯物の重量を検知する。この結果に基づいて、洗剤量、水位、所要時間等を設定する(ステップP4)。
前記洗剤量表示動作は、前記重量検知動作に基づいて設定した洗剤量を洗剤量表示手段としての表示部41に表示する(図11のステップP5)。表示部41の表示開始から所定時間が経過するか(ステップP6)、使用者が蓋21を開閉するか(洗剤投入のために蓋21が開放及び閉鎖される。蓋開閉センサ48で検知、ステップP7)した場合に、次の回転・給水動作(ステップP8)に移行する。
ここで、使用者が洗剤量表示を基に必要量の洗剤を洗剤投入路43に投入する場合、まず、蓋21、内蓋19を開放した上で、洗剤投入部材44を図3の二点鎖線で示すように開放方向へ回動させ、この洗剤投入部材44に洗剤を載せる。そして、この洗剤投入部材44を閉鎖すると、既述したように洗剤が図1の矢印Aで示すように落下し、洗剤受け45により受け留められる。なお、運転開始前に予め使用者が希望量の洗剤を上述のように洗剤投入路43に投入しておくこともある。この場合、表示部41の表示のタイミングでは既に洗剤受け45に洗剤が留められている。
このように、使用者が洗剤を、洗剤投入路43に投入した場合には、洗剤は洗剤受け45に留められており、通水部9から排水口5a内に入り込むことはない。この洗剤投入後は、使用者により内蓋19及び蓋21が閉鎖される。
ステップP8の回転・給水動作の内容は、図12のフローチャートにサブルーチンとして示している。この回転・給水動作は、実行される場合と、されない場合とがある。図12のステップQ1に示すように、重量検知結果(図11のステップP3)が予め設定された所定重量以下である場合には、ステップQ2〜ステップQ7(回転・給水動作)は実行しない。重量検知結果が予め設定された所定重量を超えている場合には、クラッチモータ15を作動させて、クラッチ14を回転槽・撹拌体連結モード(排水弁11開)とする(ステップQ2)。そして、前記重量検知結果から実行時間taを設定する(ステップQ3)。例えば、重量検知結果が大であるほど実行時間taを長く設定する。この実行時間taは、重量検知結果相当の量の洗濯物に水がある程度染み込み且つ排水口5aからは水が排出されない程度の時間(短い時間)に設定されている。
そして、給水を開始すると共に回転槽6の回転(低速回転)を開始する(ステップQ4)。この回転により、トップカバー3内の定位置から給水される水が、回転槽6と共に回転する洗濯物に満遍なく降り注がれる。これにより、全体の洗濯物に対して上部から水が浸透してゆく。この場合排水弁11は開放しているが、水が洗濯物に吸い込まれていくことにより、排水弁11から流出することは少ない。この場合、洗濯物の重量検知結果からこの回転・給水動作の実行時間taを設定するから、洗濯物の重量(容量)に応じた必要最小限の水を洗濯物に供給できる。
設定された実行時間taが経過すると(ステップQ5の「YES」)、給水を停止すると共に回転槽6の回転を停止する(ステップQ6)。この後、クラッチ14を撹拌体モードに切り替え(ステップQ7)、図11に戻る。
なお、ステップQ1において、回転・給水動作の実行条件とならなかった場合(ステップQ1の「YES」となった場合)には、ステップQ2〜ステップQ7は実行せずに、図11に戻る。
この回転・給水動作が実行されると、洗濯物に満遍なく水が染み込む。
給水動作は、給水弁50を開放して水を回転槽6内(水槽5内)へ所定水位供給することで行われる。このとき所定水位か否かは水位センサ47にて検知する。
図10に示す洗い行程での洗い動作は、撹拌体10を所定の回転速度で正逆回転(正回転・休止・逆回転・休止を繰り返し実行させる)ことで行われる。この場合、ポンプ羽根10aが撹拌体10と一体回転することで、ポンプ室10b内の水が洗剤投入路43内に送水され、洗剤投入路43を水が上方へ流れ(揚水され)、上部の水戻し口42cから回転槽6内に戻される。又、撹拌体10の休止時においては、送水作用がなくなるから、洗剤投入路43内の水位が低下する。このような洗剤投入路43内の水の流通により、洗剤受け45に留められていた洗剤が、溶解されて回転槽6内に入る。又、前記回転・給水動作が行われていた場合には、洗い動作の初期から洗濯物全体が水を含んでいるから、洗濯物の一部が水に浮いた状態で撹拌されることがない。又、洗濯物量が少ない場合には前記回転・給水動作は実行されないが、洗濯物量が少ないことから、撹拌体10の撹拌によって水に引き込まれ、水に浮くようなことはない。
図10に示す排水動作は、クラッチモータ15を作動させることにより排水弁11を開放して水槽5内の水を機外へ排出することで行われる。
脱水動作は、回転槽6を一方向に高速回転させることで行われる。
シャワーすすぎ動作は、回転槽6内に給水するとともに回転槽6を回転させて脱水しながらすすぐもので、排水弁11を開放した状態で行われる。ためすすぎ動作は、槽4内に水を溜めた状態(排水弁11は閉鎖状態)で、洗い時と同様に撹拌体10を所定の回転速度で正逆回転させて行われる。
乾燥コースは、重量検知後、加熱乾燥、仕上げ、送風を順に実行するコースである。重量検知動作は、最終脱水行程後に回転槽6を回転させてモータ13の電気的負荷又は回転槽6の回転状況により被脱水物(脱水後の洗濯物)の乾燥負荷量(水分量)を推定する。加熱乾燥動作は、ヒータ24を発熱させるとともに、ファン23を回転させて、温風を内転送6内に供給し、また、回転槽6、撹拌体10を適宜回転させることで、洗濯物を乾燥させる。仕上げ動作は、ヒータ24の発熱量を低くするとともに、ファン23の回転数も低くする。送風動作(ソフトキープ)は、ヒータ24を断電した状態で、ファン23を回転させる。加熱乾燥動作の後半で、乾燥検知を行う。乾燥検知は、例えば、図示しないが排気温度センサと水槽温度センサの検知温度に基づき判定する。
洗濯・乾燥コース(洗濯・乾燥運転)は、上述した洗濯コースと乾燥コースを順に実行するコースである。
この実施形態においては、洗剤投入路43の内部に、洗剤受け45を、当該洗剤投入路43内における通水を可能とした形態で設けた。この実施形態によれば、洗剤が、洗剤投入路43に投入された場合、洗剤を洗剤投入路43内で洗剤受け45に留めておくことができる。このため、洗い行程時に洗剤投入路43を流通する水(揚水される水つまり循環する水)により溶解させることができて、洗濯物を良好に洗剤洗いできる。つまり、従来では、洗剤が、通水部9から排水口5a内に入り込むことがあって、洗い行程時に洗剤がなかなか溶解せずに洗剤洗い効果が上がらないといったおそれがあった。洗剤としては粉洗剤や液体洗剤があるが、特に液体洗剤の場合には、通水部9から排水口5a内に入り込みやすい。この実施形態では、洗剤が洗剤受け45で受け留められるから、そのようなことはない。
又、この実施形態においては、洗剤受け45を、洗剤投入路43において予め設定された最低洗い水位Hminよりも下となる位置に設けた。これによれば、回転槽6に洗いやすすぎのために水が供給された場合、洗剤受け45が必ず水に浸かるようになる。このため、洗剤を必ず水に浸けることができ、溶解を促進することが可能となる。
又、この実施形態においては、洗剤受け45を、洗剤投入路43を塞がない大きさに形成することで、洗剤受け45を洗剤投入路43内に設ける構成としながらも、当該洗剤投入路43内における通水を可能とした形態とした。これによれば、簡単な構成により、当該洗剤投入路43内における通水を可能にできる。又、洗剤受け45を投入路形成部材42の裏面に形成したから、投入路形成部材42を回転槽6内面に取り付けることで、洗剤投入路43を形成できると共に洗剤受け45を当該洗剤投入路43に配置できる。
又、この実施形態においては、洗い動作実行前、つまり、回転槽6内へ給水する初期に、当該回転槽6を回転動作させる回転・給水動作を実行するから、洗濯物量が多くても洗濯物全体に水を浸透させることができ、洗い動作時において洗濯物の一部が水に浮いた状態で撹拌されることがない。
なお、上記回転・給水動作は洗濯物量が所定重量以下のときには実行しないようにしたが、洗濯物量に関係なく一義的に実行するようにしても良い。
又、洗濯物の重量検知結果から上記回転・給水動作の実行時間taを設定するから、洗濯物の重量(容量)に応じた必要最小限の水を洗濯物に供給できる。従って、回転槽6を回転させる場合に排水弁11も開放するクラッチ構成でありながら、回転・給水動作時における排水弁11からの水の流出も少なくできる。
又、この実施形態では、撹拌体10の裏面にポンプ羽根10aを形成し、洗剤投入路43に、洗剤受け45より上方の部位に水戻し口42cを形成し、撹拌体10の回転に伴うポンプ羽根10aの回転によるポンプ作用によって回転槽6内の水を洗剤投入路43で揚水して水戻し口42cから戻す構成とした。これによれば、回転槽6内の水を循環させることができ、この循環水によって洗剤受け45内の洗剤を十分に溶解させることができる。
但し、上記実施形態のポンプ羽根10aは必ずしも必要ではない。つまり、上記ポンプ羽根10aは無くても、撹拌体10の正逆回転により、洗剤投入路43内の水を上下変動(通水)させることが可能であり、洗剤受け45内の洗剤を溶解させることが可能である。
図13は第2実施形態を示している。この第2実施形態に示す洗剤受け61は、前記投入路形成部材42の裏面に、斜め上向きに一体的に又は別体で形成されている。この実施形態によれば、洗剤投入路43内を水が下から上方向へ通る場合の通水抵抗を減らすことができる。
図14は第3実施形態を示している。この第3実施形態に示す洗剤受け62は、洗剤投入路43において下から上方向の通水を許容する逆止弁構造に形成されている。この洗剤受け62は、通水可能な受け部材62aと、ゴムなどの弾性変形可能な弁板62b、62cとから構成されている。受け部材62aは投入路形成部材42の裏面に一体的に又は別体で形成されている。この受け部材62aの上面側に、弁板62b、62cの一端部を、受け部材62aにおける基端部(投入路形成部材42側の端部)及び先端部に固定し、弁板62b、62cの他端部をラップさせている。この洗剤受け62においては、洗剤投入路43内に水が無い場合には、弁板62b、62cがほぼ水平状態となって洗剤投入路43を閉鎖しており、洗剤を留めることが可能である。そして、洗剤投入路43内を水が下から上に流れる場合には、弁板62b、62cが二点鎖線で示すように弾性変形して通水可能とする。この第3実施形態によれば、通水可能な形態としながら、弁板62b、62cでより多くの洗剤を留めることができる。
図15は第4実施形態を示している。第4実施形態の洗剤受け63は、逆止弁構造であるが、図14とは次の点が異なる。つまり、この洗剤受け63は、前記受け部材62aと同様構成の受け部材63aを有するが、剛体の板部材からなる弁板63bが図14の洗剤受け62とは異なる。弁板63bは、剛体製であり、洗剤投入路43を閉塞し得る大きさに形成されている。そして、この弁板63bの一端部は、受け部材63aの上面側において、当該受け部材62aにおける基端部(投入路形成部材42側の端部)に回転可能に設けている。
この第4実施形態では、洗剤投入路43内に水が無い場合には、弁板63bがほぼ水平状態となって洗剤投入路43を閉鎖しており、洗剤を留めることが可能である。そして、洗剤投入路43内を水が下から上に流れる場合には、弁板63bが二点鎖線で示すように弾性変形して通水可能とする。この第4実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図16は、第5実施形態を示している。この第5実施形態では、第1実施形態における図12のステップQ3、ステップQ5の各内容(回転・給水動作の内容)を、ステップQ3a、ステップQ5aの内容に夫々変更した点が異なる。図16のステップQ3aでは、洗濯物の重量検知結果から回転槽6の回転回数を設定する。例えば、洗濯物量が多いほど回転回数を多く設定する。そして、ステップQ4で回転・給水動作を開始した後、ステップQ5aで回転槽6の回転回数が設定回転回数になったところで回転・給水動作を停止する。この場合、回転回数が多いとその分給水時間が長くなるから、洗濯物に対する水の供給量も多くなる。
この第5実施形態によれば、洗濯物量に合わせて回転槽6の回転回数を設定するから、洗濯物量に応じた水量の水を供給することができ、洗濯物の重量(容量)に応じた必要最小限の水を洗濯物に供給できる。
図17は第6実施形態を示している。この第6実施形態では、第1実施形態における図12のステップQ3、ステップQ5の各内容(回転・給水動作の内容)を、ステップQ3b、ステップQ5bの内容に夫々変更した点が異なる。図16のステップQ3bでは、回転槽6を所定回転速度で所定時間回転(所定回転モードで回転)させて、モータ13の電流値を前記電流センサ55で検知し、この検知電流値から回転・給水動作の実行終了を判定するためのモータ電流値を設定する。例えば、検知された電流値が大きいほど、判定用のモータ電流値も大きく設定する。この設定の趣旨は次にある。すなわち、回転槽6を所定回転モードで回転させて、モータ13の電流値を検知することにより、乾布状態の洗濯物の重量が判定できる。そして、この乾布状態の洗濯物量に対応するモータ電流値と、この乾布状態の洗濯物に全体的に水が浸透したときのモータ電流値との対応関係を予め調べておくことで、ある量の乾布状態の洗濯物に対して全体的に水が浸透した状況(実行終了条件を満たした状況)に相当するモータ電流値を設定することができる。
そして、ステップQ4で回転・給水動作を開始した後、ステップQ5bでモータ13の検知電流値が設定モータ電流値になったところで回転・給水動作を停止する。
この第6実施形態によれば、洗濯物量に応じて設定されたモータ電流値となったところで回転・給水動作を終了するから、洗濯物量に応じた水量の水を供給することができ、洗濯物の重量(容量)に応じた必要最小限の水を洗濯物に供給できる。
図18は第7実施形態を示している。この第7実施形態では、第1実施形態における図12のステップQ3、ステップQ5の各内容(回転・給水動作の内容)を、ステップQ3c、ステップQ5cの内容に夫々変更した点が異なる。図17のステップQ3cでは、モータ13に所定電力を所定時間供給して回転槽6を回転駆動し、回転槽6の回転速度の変動幅を検知し、この回転速度変動幅から回転・給水動作の実行終了を判定するための回転速度変動幅を設定する。例えば、検知された回転速度変動幅が大きいほど、判定用の回転速度変動幅も大きく設定する。この設定の趣旨は次にある。すなわち、モータ13を所定電力モードで回転させて、回転槽6の回転速度変動幅(モータ13の回転速度変動幅)を検知することにより、乾布状態の洗濯物の重量が判定できる。そして、この乾布状態の洗濯物量に対応する回転速度変動幅と、この乾布状態の洗濯物に全体的に水が浸透したときの回転速度変動幅との対応関係を予め調べておくことで、ある量の洗濯物に対して全体的に水が浸透した状況(実行終了条件を満たした状況)に相当する回転速度変動幅を設定することができる。
そして、ステップQ4で回転・給水動作を開始した後、ステップQ5cで回転速度変動幅が設定回転速度変動幅になったところで回転・給水動作を停止する。
この第7実施形態によれば、洗濯物量に応じて設定された回転速度変動幅となったところで回転・給水動作を終了するから、洗濯物量に応じた水量の水を供給することができ、洗濯物の重量(容量)に応じた必要最小限の水を洗濯物に供給できる。
図19及び図20は第8実施形態を示している。この第8実施形態は、次の点が第1実施形態と異なる。第1実施形態では洗剤受け45を洗剤投入路43内に設けたが、この第8実施形態では、洗剤受け71を、洗剤投入路43の下部開口付近の回転槽6の底部6aの主底部6a1に形成している。この場合、洗剤受け71は、洗剤投入路43真下部分の主底部6a1を若干凹状に形成すると共に、凹状部の周縁部のうち奥縁部を除く縁部(左右縁部及び底板部6a2側の縁部)にはリブ状の立ち上がり部71aを形成している。
使用者が洗剤を洗剤投入路43に投入すると、洗剤は上記洗剤受け71に受けられて留められる。従って、洗剤が、通水部9から排水口5a内に入り込むことがない。そして、回転槽6内に給水されると、洗濯税受け71が回転槽6の底部に設けられていることから確実に水に浸かる。そして、撹拌体10が正逆回転されると、洗剤は、水がポンプ羽根10aのポンプ作用により第1実施形態と同様に洗剤投入路43内を揚水されることで、当該水により溶解されつつ水戻し口42cから回転槽6内へ戻される。
この第8実施形態においても、洗剤(特に液体洗剤)を排水口5aに入り込ませることがなく、良好に溶解することができ、洗濯物を良好に洗剤洗いできる。
図21は第9実施形態を示している。この第9実施形態においては、第1実施形態における図11と次の点が異なる。第1実施形態の図11では、洗剤量表示(ステップP5)の後は、洗剤が投入されるか(ステップP7で判断)、所定時間が経過するか(ステップP6で判断)すれば、次の制御に移行するようにしたが、このステップP6及びステップP7に代えてステップPa1〜ステップPa9(回転槽角度位置制御)を行うようにした。つまり、制御装置46は回転槽角度位置制御手段としての機能を備えている。
この図21において、ステップPa1で、操作入力部、この場合洗濯コース選択スイッチ29を、回転槽角度制御を実行するための操作例えば通常行わない操作、例えば3秒以上オンし続ける(押し続ける)操作をしたか否かを判断し、「YES」であれば、クラッチモータ15を作動させて、クラッチ14を回転槽・撹拌体連結モードとする(ステップPa2)。そして、ステップPa3で、この回転槽角度制御を抜け出すための操作例えば乾燥コース選択スイッチ31を3秒以上オンし続ける操作をしたか、又は、洗剤が投入されたか(蓋開閉センサ48により蓋の開及び閉が検知されたか)を判断する。このステップPa3で「NO」であれば、ステップPa4に移行する。
このステップPa4では、洗濯コース選択スイッチ29がオンされているか、又は、操作ダイヤル40が操作されているかを判断する。「YES」であれば、ステップPa5で、回転槽6を低速度(例えば10rpm)で回転させる。次のステップPa6では、洗濯コース選択スイッチ29のオン操作が停止されたか、又は、操作ダイヤル40の操作が停止されたかを判断する。「YES」であれば、ステップPa7で、回転槽6の回転を停止する。つまり、このステップPa4〜ステップPa7では、洗濯コース選択スイッチ29がオンされている間、又は操作ダイヤル40が操作されている間は回転槽6が回転し、これにより回転槽6の回転角度位置つまり洗剤投入部材44の回転角度位置を制御できる。
なお、前記ステップPa1で「NO」であれば、ステップPa8に移行し、所定時間(1分)が経過するか、蓋開閉が検知されるかすれば前記ステップPa4〜ステップPa7は実行せずに、リターンする。又、前記ステップPa3で「YES」であれば、ステップPa9に移行してクラッチ14を撹拌体モードに切り替え、リターンする。
この第9実施形態においては、制御装置46が、操作入力部例えば洗濯コース選択スイッチ29又は操作ダイヤル40の入力操作に基づいて、回転槽6の回転角度位置を制御する回転槽角度位置制御手段とを備えている。これによれば、使用者が、操作入力部の操作に基づいて回転槽6の回転角度位置を制御することができ、もって、洗剤投入路43の位置つまり洗剤投入部材44の位置を、洗剤を投入し易い位置に調整することができる。
この場合、操作入力部を操作している時間に応じて回転槽6の回転角度位置を制御でき、洗剤投入部材44の位置変更が容易である。又、既存の操作入力部を特定操作することで回転角度制御を開始できるから、回転角度制御開始手段として既存の操作入力部を利用できる。但し、専用の回転角度制御開始手段(開始用スイッチなど)を設けても良い。又、回転角度制御は、蓋21及び内蓋19の閉塞状態で行うことが可能であるが、蓋21及び内蓋19が開放された状態で、回転槽6を極低速で回転させる回転角度制御を実行できるようにしても良い。
又、洗剤量表示中に上述の回転角度制御を実行するから、最適のタイミングで回転角度制御を実行できる。つまり使用者は洗剤量表示を見て、表示量相当の洗剤を洗剤投入路43に投入するから、使用者が洗剤投入しようとするタイミングに合わせて回転角度制御を実行できる。
図22は第10実施形態を示している。この第10実施形態は、前記第9実施形態の図22と次の点が異なる。ステップPa3の「NO」に続くステップPb1では操作ダイヤル40が操作されたか否かを判断する。そして、このステップPb1に続くステップPb2では、操作ダイヤル40の操作角度を検知する。そして、回転槽6の回転を開始し(ステップPa5)、回転槽6が、検知された操作角度相当回転されると(ステップPa5に続くステップPb3で判断)、回転槽6の回転を停止する(ステップPa7)。要するに、この第10実施形態では、制御装置46における回転槽角度位置制御手段が、操作ダイヤル40が回転操作された角度分回転槽6を回転する。
この第10実施形態によれば、制御装置46における回転槽角度位置制御手段が、操作ダイヤル40の回転操作角度に応じて回転槽6の回転角度位置を制御するから、洗剤投入部材44の位置を容易に調整することができる。
図23は第11実施形態を示している。この第11実施形態は、前記回転角度制御を、電源入りスイッチ26オン(電源投入)から前記スタートスイッチ28がオンされるまでの期間に、前記回転角度位置制御を実行する点が、図11(第1実施形態)と異なる。この第11実施形態では、ステップPc1〜ステップPc10を追加している。
ステップP2でスタートスイッチ28がオンされていなければ(「NO」)、ステップPc1に移行し、洗濯コース選択スイッチ29が3秒以上オンされたか否かを判断する。この洗濯コース選択スイッチ29の3秒以上オン操作は、回転角度位置制御を開始するための操作である。
ステップPc1で、3秒以上オンされたことが判断されれば、ステップPc2でクラッチ14を回転槽・撹拌体連結モードに切替える。次のステップPc3ではスタートスイッチ28がオンされたか否かを判断し、オンされたことが判断されると、ステップPc4でクラッチ14を撹拌体モードに切り替えて、ステップP3の重量検知動作に移行する。
前記ステップPc3で、「NO」であれば、ステップPc5に移行して乾燥コース選択スイッチ31が3秒以上オンされたか否かを判断する。この乾燥コース選択スイッチ31の3秒以上オン操作は、回転角度位置制御を抜け出すための操作である。ステップPc5で「YES」であれば、ステップPc4でクラッチ14を撹拌体モードに切り替えた後、ステップP1に戻り、「NO」であればステップPc7に移行し、洗濯コース選択スイッチ29がオンされたか、又は操作ダイヤル40が操作されたかを判断する。このステップPc7で「YES」であれば、洗濯コース選択スイッチ29がオンされている間、又は操作ダイヤル40が操作されている間、回転槽6を回転させる(ステップPc8〜ステップPc10)。
この第11実施形態によれば、制御装置46における回転槽角度位置制御手段が、電源投入からスタートスイッチ28がオンされるまでの期間に、操作入力部の入力操作に基づく回転角度位置制御を実行するから、洗剤投入路43の位置を、スタートスイッチ28をオンする前、つまり重量検知以降の運転が開始される前に、調整しておくことができる。
図24は第12実施形態を示している。この第12実施形態では、運転中にスタートスイッチ28がオンされて、洗濯運転が一時停止されている期間に、前記回転槽角度位置制御を行うようにした点が、第11実施形態(図23)と異なる。この図24において、ステップPd1〜ステップPd10の内容は、図23のステップPc1〜ステップPc10の内容と夫々同じである。又、この図24において、ステップPd11を追加している。この図24の制御は、運転中にスタートスイッチ28がオンされて、洗濯運転が一時停止されたときにスタートする。
上記ステップPd11は、ステップPd1で「NO」の場合に実行されるようになっており、このステップPd11では、一時停止中でのスタートスイッチ28のオン(運転再開指令)があれば運転を再開し、オンがなければ、ステップPd1に戻る。
この図24においては、運転が一時停止されている間に、回転槽6の回転角度位置が制御された(ステップPd7〜ステップPd10)後、スタートスイッチ28がオンされると、pd11で「YES」と判断して運転を再開する。
この第12実施形態においては、洗剤投入路43の位置を、運転の一時停止中に、調整することができる。
この場合、洗い行程での給水動作が完了するまでの、運転一時停止中において上記回転角度位置制御を行うようにしている。つまり、洗剤を投入するについては、洗い行程での洗い動作(撹拌動作)が始まるまでに、洗剤を投入しておく必要があるため、上記回転角度位置制御も洗い行程での撹拌動作が始まるまで、つまりに、洗い行程での給水動作が完了するまでに実行しておくようにしている。
なお、図1において洗剤投入部材44の裏側部分にリントフィルタを着脱可能に設ける構成としても良い。又、洗濯機としては乾燥機能を備えていなくても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は実施形態による洗濯機、5は水槽、5aは排水口、6は回転槽、9は通水部、10は撹拌体、10aはポンプ羽根、10bはポンプ室、13はモータ、14はクラッチ、15はクラッチモータ、41は表示部(洗剤量表示手段)、42は投入路形成部材、42aは洗剤投入口、43は洗剤投入路、44は洗剤投入部材、45は洗剤受け、46は制御装置(回転槽角度位置制御手段)を示す。

Claims (15)

  1. 底部に排水口を有する水槽と、
    前記水槽の内部に縦軸回りに回転可能に設けられ、底部に前記水槽に通じる通水部を有する回転槽と、
    前記回転槽の内底部に回転可能に設けられた撹拌体と、
    前記回転槽の周壁部に上下方向に延びる形態に設けられ、上部に洗剤投入口を有し下部が前記回転槽底部で開口した洗剤投入路と、
    前記洗剤投入路の内部に設けられ、前記洗剤投入口から投入された洗剤を受けて留める洗剤受けと、
    を備えた洗濯機。
  2. 前記洗剤受けは、前記洗剤投入路において、予め設定された最低洗い水位よりも下となる位置に設けられている請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記洗剤投入路は、上下方向に長尺な投入路形成部材を前記回転槽内面に取り付けることにより当該投入路形成部材と前記回転槽とで形成され、
    前記洗剤受けは、前記投入路形成部材の裏面に、前記洗剤投入路を塞がない大きさに形成されている請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記洗剤受けは、前記投入路形成部材の裏面に、斜め上向きに形成されている請求項3記載の洗濯機。
  5. 前記洗剤受けは、前記洗剤投入路において下から上方向の通水を許容する逆止弁構造に形成されている請求項1又は2記載の洗濯機。
  6. 底部に排水口を有する水槽と、
    前記水槽の内部に縦軸回りに回転可能に設けられ、底部に前記水槽に通じる通水部を有する回転槽と、
    前記回転槽の内底部に回転可能に設けられた撹拌体と、
    前記回転槽の周壁部に上下方向に延びる形態に設けられ、上部に洗剤投入口を有し下部が前記回転槽底部で開口した洗剤投入路と、
    前記洗剤投入路の下部開口付近の前記回転槽底部に形成され、前記洗剤投入口から投入された洗剤を受けて留める洗剤受けと、
    を備えた洗濯機。
  7. 前記撹拌体の裏面にはポンプ羽根が形成され、
    前記洗剤投入路には、前記洗剤受けより上方の部位に水戻し口が形成され、
    前記撹拌体の回転に伴う前記ポンプ羽根の回転によるポンプ作用によって前記回転槽内の水を前記洗剤投入路で揚水して前記水戻し口から戻す構成とした請求項1又は6記載の洗濯機。
  8. 前記回転槽内へ給水する初期に当該回転槽を回転動作させる請求項1から7のいずれか一項記載の洗濯機。
  9. 使用者により操作される操作入力部と、
    前記操作入力部の入力操作に基づいて、前記回転槽の回転角度位置を制御する回転槽角度位置制御手段とを備えた請求項1又は6記載の洗濯機。
  10. 前記回転槽角度位置制御手段は、前記操作入力部を入力操作したときの入力操作時間に応じて前記回転槽の回転角度位置を制御する請求項9記載の洗濯機。
  11. 操作入力部として回転操作可能なダイヤルを備え、
    前記回転槽角度位置制御手段は、前記ダイヤルの回転操作角度に応じて前記回転槽の回転角度位置を制御する請求項9記載の洗濯機。
  12. 洗濯に必要な洗剤量を表示する洗剤量表示手段を備え、
    前記回転槽角度位置制御手段は、前記洗剤量表示手段により洗剤量が表示されている期間に、前記操作入力部の入力操作に基づく前記回転槽の回転角度位置の制御を実行する請求項9ないし11のいずれか一項記載の洗濯機。
  13. スタートスイッチを備え、電源投入後当該スタートスイッチをオンすることで洗濯運転を開始する洗濯機であって、
    前記回転槽角度位置制御手段は、電源投入から前記スタートスイッチがオンされるまでの期間に、前記操作入力部の入力操作に基づく前記回転槽の回転角度位置の制御を実行する請求項9ないし11のいずれか一項記載の洗濯機。
  14. 前記回転槽角度位置制御手段は、洗濯運転の一時停止の期間に、前記操作入力部の入力操作に基づく前記回転槽の回転角度位置の制御を実行する請求項9ないし11のいずれか一項記載の洗濯機。
  15. 前記洗濯運転の一時停止の期間は、洗い行程における給水動作の完了までにおける一時停止の期間である請求項14記載の洗濯機。

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