JP2019130196A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Tomoya Yoshino
知也 吉野
渡辺 光
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光 渡辺
裕之 小池
Hiroyuki Koike
裕之 小池
祐太朗 林
Yutaro Hayashi
祐太朗 林
伸一 綿引
Shinichi Watabiki
伸一 綿引
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Abstract

【課題】洗濯運転開始後における給水動作異常の検知を,速やかに実施するとともに,使用者にその旨を報知することで使い勝手を向上する。【解決の手段】筐体と,前記筐体内に防振支持され,内部に洗濯水を貯留する外槽と,前記外槽内に回転自在に支持され,洗濯物が収容される洗濯兼脱水槽と,前記洗濯兼脱水槽に給水する給水手段と,前記筐体の湿度を検知する湿度検知手段と,洗い,すすぎ,脱水,乾燥の各運転動作を制御する運転制御手段を備える洗濯乾燥機において,前記制御手段は,前記給水手段で給水動作を開始してから,前記湿度検知手段で取得した湿度が,規定時間内に規定値未満の場合,給水動作異常と判断する。【選択図】 図5

Description

本発明は,洗濯乾燥機の給水動作制御に関する。
洗濯乾燥機は,一般的に洗い・すすぎ運転において水道水から規定量の水を供給し,それを外槽にためる給水動作を行う。この際,水栓が閉じたままにされていると,水道水からの供給ができなくなるため,途中で運転を停止し,給水動作異常として使用者に報知する必要がある。従来(特許文献1)より,給水動作異常を報知するためには,規定時間内に規定水量まで給水されたかどうかを水位検知手段により検知することで実現している。しかしながら前述の規定時間は外槽の容積,水位検知手段の構成および規定水量の関係から,一般的に3〜8分といった分単位の長さに設定する必要があり,給水開始してから即座に使用者に報知できない。
一方で,給水の状態を検知するための別手段として湿度検知手段がある。従来,湿度検知手段は乾燥運転中の相対湿度を検知する目的に使用されている。特許文献2は給水量を最小限にするために,検知した相対湿度に応じて給水弁を開閉制御する機能を有している。また特許文献3は乾燥工程全般でのエネルギー効率向上を目的として,検知した湿度に応じた給水量制御を行う機能を有している。
特開平11−114274号公報
実開平02-138686公報
特開2015−16184号公報
前述のように,一般的に水位検知手段による給水動作異常の検知は時間がかかり,使用者へ即座に報知できず使い勝手が悪いという課題があった。また,特許文献2および3は給水動作異常の検知について言及していない。
本発明は,上記の課題を解決するもので,洗濯運転開始後における給水動作異常の検知を,速やかに実施するとともに,使用者にその旨を報知することで使い勝手を向上するものである。
本発明は,筐体と,前記筐体内に防振支持され,内部に洗濯水を貯留する外槽と,前記外槽内に回転自在に支持され,洗濯物が収容される洗濯兼脱水槽と,前記洗濯兼脱水槽に給水する給水手段と,前記筐体の湿度を検知する湿度検知手段と,洗い,すすぎ,脱水,乾燥の各運転動作を制御する運転制御手段を備える洗濯乾燥機において,前記制御手段は,前記給水手段で給水動作を開始してから,前記湿度検知手段で取得した湿度が,規定時間内に規定値未満の場合,給水動作異常と判断する。
本発明によれば,水栓が閉じたままにされている状態で洗濯運転を開始しても,給水動作異常として即座に検知,報知することができ,使い勝手を向上することができる。
本実施形態に係る洗濯機(洗濯乾燥機)の外観斜視図である。 図1に示した洗濯機(洗濯乾燥機)の内部構造を示すために筐体の一部および外槽を切断して示した右側断面図である。 図2に示した洗濯機(洗濯乾燥機)の制御系のブロック線図である。 図3に示した制御系のコントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する制御処理のフローチャートである。 ステップS504における実際の給水量,水位センサで検出される水位検知値,湿度センサで検出される湿度検知値のグラフである。
以下,本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について,適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお,本説明において,同一の構成要素には同一の番号を付し,重複する説明は省略する。
図1は,本実施形態に係る洗濯機(洗濯乾燥機)の外観斜視図であり,図2は,内部構造を示すために筐体の一部および外槽を切断して示した右側断面図である。
洗濯乾燥機1は,洗濯兼脱水槽8の回転軸が略鉛直方向の縦型洗濯乾燥機である。洗濯乾燥機1の筐体2の上部には上面カバー2aが設けられており,上面カバー2aには外蓋3が設けられている。外蓋3は,山型に折れ曲がりながら後ろ側に開くことにより,開口部2bを開口し,洗濯兼脱水槽8に衣類(洗濯物)が出し入れ可能になっている。また,洗濯中は外蓋3を閉じて行うが,少なくとも洗濯兼脱水槽8が回転中や,乾燥時に内部が高温になっている場合は,使用者が誤って外蓋3を開けないよう,外蓋3のロック機構(図示せず)を設けてある。上面カバー2aの背面側には,水道栓からの給水ホース接続口4および風呂の残り湯の吸水ホース接続口5が設けられている。上面カバー2aの正面側には,電源スイッチ6が設けられ,外蓋3の正面側には,操作スイッチ群7aおよび表示器7bからなる操作表示パネル7が設けられている。操作表示パネル7は,筐体2下部に設けた制御装置100に電気的に接続されている。
有底円筒状の洗濯兼脱水槽8は,回転可能に外槽9に支持されており,その外周壁に通水および通風のための多数の貫通孔8bを有し,上側が開口している。外槽9は,円盤状の底壁部9dと円筒状の周壁部9eとを有して有底円筒状に形成され,洗濯兼脱水槽8を同軸上に内包し,上側が開口している。また,外槽9の上部には,槽カバー9bが設けられており,その略中央に開口部2bを有しており,開口部9fを覆うように内蓋9aが設けられている。洗濯乾燥機1の使用者は,外蓋3および内蓋9aを開くことにより,開口部2b,9fから洗濯兼脱水槽8内に衣類の出し入れを行うことができる。
洗濯兼脱水槽8の内側底面に回転翼8aを備える。回転翼8aの上面には上方に凸状の攪拌リブが形成されている。また,外槽9の底面の外側中央に駆動装置10を備える。駆動装置10は,モータ10aとクラッチ機構10bとを有し,駆動装置10の回転軸10cは外槽9を貫通し,洗濯兼脱水槽8および回転翼8aと結合している。クラッチ機構10bは,脱水モードではモータ10aの回転動力を洗濯兼脱水槽8および回転翼8aに伝達し,攪拌モードでは洗濯兼脱水槽8を固定あるいは回転自由の状態としてモータ10aの回転動力を回転翼8aに伝達する。モータ10aは,その回転を検出するホール素子あるいはフォトインタラプタなどで構成される回転センサ28と,モータ10aに流れる電流を検出するモータ電流センサ29を備える。
洗剤・仕上剤の投入装置11は,上面カバー2aの前側に備えられる。洗剤,仕上剤は投入ホース11aを通り,外槽9と洗濯兼脱水槽8の間に投入される。給水ユニット12は,上面カバー2aの背面側に設けられる。給水ユニット12は,内部に複数の水路を有する給水ボックスと,各々の水路に接続される槽内給水電磁弁,洗剤給水電磁弁,仕上剤給水電磁弁,冷却水給水電磁弁とで構成され,給水ホース接続口4からの水道水を洗濯兼脱水槽8内や洗剤・仕上剤の投入装置11,後述する水冷除湿機構(図示せず)へ給水する。また,吸水ホース接続口5には風呂水吸水ポンプ(図示せず)が接続しており,風呂水を注水ホース11bを介して洗濯兼脱水槽8内に注水することができる。槽内給水電磁弁からの水道水は,注水ホース11bを通り洗濯兼脱水槽8内に給水される。また,洗剤給水電磁弁からの水道水は,給水ホース12iを通り洗剤・仕上剤投入装置11の洗剤投入室に給水される。仕上剤給水電磁弁からの水道水は,給水ホース12jを通り洗剤・仕上剤投入装置11の仕上剤投入室に給水される。
外槽9の底面に設けられた落込部9cは,下部連通管13と連通するように接続されている。下部連通管13は,排水弁14を介して,洗濯水排水路15と連通するように接続されている。排水弁14を閉弁することにより,外槽9内に洗い水やすすぎ水を貯水可能となる。また,排水弁14を開弁することにより,外槽9内の水を,洗濯水排水路15を介して,洗濯乾燥機1の機外へ排水することができる。
また,下部連通管13は,筐体2の下部に設置された異物除去装置16および循環ポンプ17を介して洗濯水循環水路18と連通するように接続されている。また,洗濯水循環水路18は,洗濯兼脱水槽8より上側に設けられた糸くず除去装置19と連通するように接続されている。循環ポンプ17を駆動すると,外槽9内の水が,落込部9cおよび下部連通管13を介して異物除去装置16に流入し異物が除去され,循環ポンプ17の吸込口に流入する。循環ポンプ17の吐出口から吐出された水は,洗濯水循環水路18を介して糸くず除去装置19に流入し糸くずが除去され,糸くずが除去された水(循環水)は糸くず除去装置19から洗濯兼脱水槽8内に散布するように注水される。
乾燥ダクト20は,筐体2の背面内側に縦方向に設置され,ダクト下部は外槽9の落込部9cとゴム製の蛇腹管20aで接続される。乾燥ダクト20内には,水冷除湿機構(図示せず)を内蔵しており,給水ユニット12の冷却水給水電磁弁から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は乾燥ダクト20の壁面を伝わって流下して落込部9cに入り,下部連通管13,洗濯水排水路15を通り機外へ排出される。乾燥ダクト20の出口はファン21の吸気口と接続され,ファン21の吐出口はヒータ22と接続されている。ヒータ22の出口は,送風ダクト23およびゴム製の蛇腹管23aを介して,吹出ノズル24と接続されている。このように,乾燥工程においては,外槽9内の衣類から蒸発した水分を含む高温多湿の空気を乾燥ダクト20で水冷除湿してファン21の吸込口から吸込し,ファン21の吐出口から吐出された空気をヒータ22で加熱して,高温低湿の風として吹出ノズル24から洗濯兼脱水槽8内に向けて吹き出すことができる。
外槽9には,空圧チャンバ25aが設けられており,その上側には,外槽9に溜められた洗濯水の水位を検出する水位センサ25を備えている。送風ダクト23には,乾燥運転中に洗濯兼脱水槽8内に向けて吹き出される風の温度を検出する温度センサ26aを備えている。また,洗濯兼脱水槽8内の相対湿度を検出する湿度センサ27を備えている。なお,湿度センサ27は湿度を良好に検出するため,洗濯兼脱水槽8に近い位置に配置することが好ましい。外槽9の落込部9cには,洗濯水の温度や,乾燥運転中に乾燥ダクト20に吸い込まれる空気の温度を検出する温度センサ26bを備えている。下部連通管13と排水弁14の間には,洗濯水の温度や,乾燥運転中に洗濯水排水路15から機外に排出される空気の温度を検出する温度センサ26cを備えている。
操作パネル7の操作スイッチ群7aは,実行する運転(洗濯・乾燥)の種類を設定するコース設定スイッチや,洗濯物に応じて洗濯および乾燥の実行方法を設定するモード設定スイッチを備える。コース設定スイッチには,洗濯コース,乾燥コース,洗濯・乾燥コースを選択的に設定する操作スイッチを設け,モードスイッチには,標準モード,手造りモード,おいそぎモードなどを選択的に設定する操作スイッチを設ける。また,洗いの水量や時間,すすぎ回数,脱水時間をそれぞれ設定する操作スイッチや,温水洗濯,温風ほぐしなどの特殊な運転モードを設定する操作スイッチを設ける。さらに,実行する運転の開始時に操作するスタートスイッチを設ける。
操作パネル7の表示器7bは,操作スイッチ群で設定された内容を表示するもので,実行するコースや,モード,水量,時間,回数,洗濯コースの残時間などを表示する表示器を備える。
図3は,本実施例の洗濯乾燥機の制御装置100のブロック図である。50はマイクロコンピュータで,各操作スイッチ群7aに接続される操作ボタン入力回路51や水位センサ25,温度センサ26a,26b,26c,湿度センサ27,回転センサ28,モータ電流センサ29と接続され,使用者のボタン操作や洗濯工程,乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータ50からの出力は,駆動回路54に接続され,給水ユニット12,排水弁14,循環ポンプ17,モータ10a,クラッチ機構10b,ファン21,ヒータ22などに接続され,これらの開閉や回転,通電を制御する。また,使用者に洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオードもしくは液晶の表示器7bや発光ダイオード52,ブザー53に接続される。
次に,本実施形態に係る洗濯機(洗濯乾燥機)の洗濯・乾燥コースの運転について説明する。マイクロコンピュータ50は,電源スイッチ6が押されると起動し,図4に示すフローを実行する。
ステップS501
電源が投入されると,制御処理系の初期化処理を行った後に,クラッチ機構10bの初期化制御処理を行う。具体的には,攪拌モードの駆動形態となるよう,クラッチ機構10bを制御する。
ステップS502
操作パネル7の表示器7bを点灯し,操作スイッチ群7aからの指示入力に従って洗濯/乾燥コースを設定する。ここでは,洗濯コースの標準モードが選択された場合の運転制御を例示する。その後,スタートスイッチが押されると,洗濯を開始する。
ステップS503
洗濯物の布量の検出を行う。この布量検出は,給水前の乾布状態において,モータ10aに短時間通電し,回転翼8aを回転駆動し,この時に回転翼8aに作用する回転負荷に基づいて行う。検出した布量に基づいて,洗い水量および好ましい洗剤濃度の洗い水を生成するための洗剤量を算出して決定し,この洗剤量を表示器7bに表示する。
ステップS504
給水では,給水ユニット12の洗剤給水電磁弁を開弁して,洗剤・仕上剤投入装置11の洗剤投入室に入れられた洗剤を投入ホース11aを介して外槽9に沿って供給するとともに,洗濯に必要な水量になるまで槽内給水電磁弁を開弁して,外槽9内(洗濯兼脱水槽8内)に給水する。
なお,使用者が水栓を開け忘れ,水栓が閉じたままである場合,給水できず次のステップに移行できないため,予め設けた規定時間を超過しても水量が未達の場合は給水動作異常として使用者に報知し,運転を一時停止する。詳細は後述する。
ステップS505
モータ10aに通電し回転翼8aを回転駆動し,洗いを実行する。この時,回転翼8aが正逆回転するようモータ10aを制御する。具体的には,右回転−停止−左回転−停止を繰り返す。この時の回転時間(オン)と停止時間(オフ)をそれぞれオン時限,オフ時限と呼び,時限は布量や洗濯モードに応じて予め設定されている。また,攪拌翼8aの回転数についても,布量や洗濯モードに応じてあらかじめ設定されている。攪拌翼8aの正逆回転により衣類が攪拌され汚れが落ちる。あらかじめ決められた時間洗いを実行し洗い運転を終了する。
ステップS506
排水を実行する。排水弁14を開弁し,外槽9内の洗い水を排水する。
ステップS507
高速脱水1を実行する。クラッチ機構10bを脱水モードにし,モータ10aに通電し,洗濯兼脱水槽8と攪拌翼8aを一体で高速回転する。高速回転に伴う遠心力により洗濯物に含まれた洗剤分を含む水は,洗濯兼脱水槽8に設けられた貫通孔8bから外槽9に排出され,洗濯水排水路15を通り洗濯機1の機外へ排水される。高速脱水1では,モータ10aの回転数を段階的に上昇させる。これは,脱水初期には洗濯物から洗剤分を含んだ水が多量に排出され,排水速度を上回り外槽9内に溜まり過ぎ,洗濯兼脱水槽8の回転により泡立てられて発泡してしまうことを防ぐためである。
洗濯物に含まれている水が十分に脱水(脱水率は約55〜60%)された後の洗濯物は,洗濯兼脱水槽8の内壁面に張り付き押し付けられた状態となっている。
ステップS508
高速脱水1で洗濯兼脱水槽8の高速回転から回転を停止させずに,約35r/minの回転数まで減速し,槽内給水電磁弁を開弁して,洗濯兼脱水槽8内の洗濯物にすすぎ水を散布する回転シャワーを規定時間実施する。
一般的に,回転シャワーすすぎにおける洗濯兼脱水槽8の回転数は高い程大きなすすぎ効果があるとされる。しかし,実際の運転において,高速回転していると,散布した水は,洗濯物の表面にある凸凹に弾かれたり,洗濯物の一部だけを伝わって脱水されたりするため,洗濯物中にすすぎ水が浸透しにくく,十分なすすぎ効果を得るのは難しい。そのため,すすぎ水を洗濯物中に効率よく含浸させるためには,洗濯兼脱水槽8の回転数は,一次共振が発生しない低い回転数(例えば35〜130r/min)にするのが望ましい。この回転数では,洗濯兼脱水槽8内で洗濯物に片寄りがあっても洗濯兼脱水槽8が大きく振れることもなく,振動が過大で脱水を中断する処理が実行されることもない。あらかじめ決められた時間回転シャワーを実行し,シャワーすすぎ運転を終了する。
ステップS509
高速脱水2を実行する。ステップS508から洗濯兼脱水槽8を停止させずに回転数を上昇させ,高速回転して洗濯物に含まれた水分を脱水する。規定時間が経過したら,モータ10aの通電を停止し,洗濯兼脱水槽8の回転を停止する。
ステップS510
排水弁14を閉弁し,槽内給水電磁弁を開弁して,すすぎに必要なすすぎ水を外槽9および洗濯兼脱水槽8に供給する。
ステップS511
クラッチ機構10bを攪拌モードにし,モータ10aに通電して回転翼8aを正逆回転させて洗濯物を攪拌するためすすぎを実行する。このとき,仕上剤給水電磁弁を開弁して,洗剤・仕上剤投入装置11に給水し,洗剤・仕上剤投入装置11の仕上剤室に投入されていた仕上剤を水とともに洗濯兼脱水槽8内に投入する。規定時間ためすすぎを実行し,ためすすぎ運転を終了する。
ステップS512
排水を実行する。排水弁14を開弁し,外槽9内のすすぎ水を排水する。排水では,脱水時の起動を安定させるため,ある一定量のすすぎ水が残った状態でステップS513の最終脱水に移行する場合もある。
ステップS513
クラッチ機構10bを脱水モードにし,モータ10aに通電し,最終脱水を実行する。洗濯兼脱水槽8を高速で回転させて洗濯物に含まれる水を脱水する。規定時間が経過したら洗濯兼脱水槽8の回転を停止し,脱水運転を終了する。
ステップS514
乾燥を実行する。ファン21,ヒータ22を通電し,温風を洗濯兼脱水槽8に供給する。このとき回転翼8aの回転駆動と洗濯兼脱水槽8の回転駆動を交互に行い,洗濯物が入れ替わるようにする。乾燥運転は下記条件がいずれか成立した場合に終了する。
・規定時間経過
・温度センサ26b,26cから得た温度の差分が規定閾値以上
・湿度センサ27から得た湿度が規定閾値以下
以上で洗濯・乾燥コースの運転が終了する。
次にステップS504で行う給水動作異常の判定について説明する。図5は給水動作における実際の給水量,水位センサ25で検出される水位検知値,湿度センサ27で検出される湿度検知値をグラフで示した図である。給水終了とする条件は「水位検知値が給水終了水位を超過」としている。
給水開始直後は水面が空圧チャンバ25aよりも下であるため,水位検知値はゼロである。給水途中から水面が空圧チャンバ25aよりも上がった時点から水位検知値が上昇していく。一般的な給水動作異常とみなす判定条件は「規定時間を超過しても水位が規定値未満」とするが,下限の給水圧条件において水位検知値が上昇し始める時間を規定時間の目安として設定する。そのため,水位検知値がゼロの期間よりも長い時間を規定時間として設定する必要があり,給水動作異常を即座に判断できない。
一方で,給水時のしぶきが揮発することで,洗濯兼脱水槽8内が加湿されるため,湿度検知値は給水開始と同時に上昇する。そこで本実施例の洗濯機は,給水動作異常とみなす判定条件を「規定時間を超過しても湿度が規定値未満」とし,湿度検知値が十分に飽和する期間を目安に規定時間を設定している。規定値は湿度の飽和値を目安に設定する。湿度の飽和は水位の上昇よりも早いため,給水動作異常の判定を早く確定することが可能となる。
以上より,給水動作異常の検知を速やかに実施するとともに,使用者にその旨を報知することで使い勝手を向上することができる。
なお,以上の実施例は,縦型洗濯乾燥機を例としたが,ドラム式洗濯乾燥機においても,湿度センサの構成を同一とすることで同様の効果が得られる。
1 洗濯乾燥機
2 筐体
3 外蓋
4 給水ホース接続口
5 吸水ホース接続口
7 操作表示パネル
8 洗濯兼脱水槽
8a 回転翼
8b 貫通孔
9 外槽
9a 内蓋
9b 槽カバー
9c 落込部
9d 底壁部
9e 周壁部(周壁面)
10 駆動装置(駆動手段)
10a モータ
10b クラッチ機構
10c 回転軸
11 洗剤・仕上剤投入装置
12 給水ユニット
13 下部連通管
14 排水弁
15 洗濯水排水路
17 循環ポンプ
20 乾燥ダクト
22 ヒータ
25 水位センサ
26a,26b,26c 温度センサ(温度検出手段)
27 湿度センサ(湿度検出手段)
28 回転センサ
29 モータ電流センサ
100 制御装置(運転制御手段)

Claims (1)

  1. 筐体と,
    前記筐体内に防振支持され,内部に洗濯水を貯留する外槽と,
    前記外槽内に回転自在に支持され,洗濯物が収容される洗濯兼脱水槽と,
    前記洗濯兼脱水槽に給水する給水手段と,
    前記筐体の湿度を検知する湿度検知手段と,
    洗い,すすぎ,脱水,乾燥の各運転動作を制御する運転制御手段を備え,
    前記制御手段は,前記給水手段で給水動作を開始してから,前記湿度検知手段で取得した湿度が,規定時間内に規定値未満の場合,給水動作異常と判断することを特徴とする洗濯乾燥機。
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