JP2002153681A - 高さで数の大小を表わす直方体の積み木 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊びの中で自然に数の概念を育てる遊戯娯楽
用品である積み木を提供する。 【解決手段】 任意の基準高さ（１）を有する直方体の
基準積み木（２）を作る。次にこの基準積み木（２）と
同じ形状の底面及び上面を有し基準高さ（１）の整数倍
の高さを持つ複数の整数倍積み木（３）を作る。基準積
み木（２）と整数倍積み木（３）のそれぞれの側面の１
つに基準高さ（１）に対応した倍率数を表記する。複数
の整数倍積み木（３）は基準積み木（２）の１倍、２
倍、３倍、４倍、５倍、６倍、７倍、８倍、９倍、１０
倍の１０個の整数倍積み木をもって１セットとすること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は子供が任意に木片
等を組み立てたりくずしたりして遊ぶ遊戯娯楽用品であ
る積み木に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の積み木は子どもの興味、関心が積
み木の組み立て方にのみ向かうようにできており、積み
木遊びを通して数の学習を行なう視点に欠けていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 （イ）積み木を使って遊ぶ時、数の大小を視覚的に実感
できない。 （ロ）積み木を使って遊ぶことでは数の概念を育てるこ
とができない。 本発明は、これらの欠点を解決するために発明されたも
のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】任意の基準高さ（１）を
有する直方体の基準積み木（２）を作る。次にこの基準
積み木（２）と同じ形状の底面及び上面を有し基準高さ
（１）の整数倍の高さを持つ複数の整数倍積み木（３）
を作る。基準積み木（２）と整数倍積み木（３）のそれ
ぞれの側面の１つに基準高さ（１）に対応した倍率数を
表記する。以上の構成よりなる高さで数の大小を表わす
直方体の積み木。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。任意の基準高さ（１）を有する直方体の基
準積み木（２）を作る。次にこの基準積み木（２）と同
じ形状の底面及び上面を有し基準高さ（１）の整数倍の
高さを持つ複数の整数倍積み木（３）を作る。基準積み
木（２）と整数倍積み木（３）のそれぞれの側面の１つ
に基準高さ（１）に対応した倍率数を表記する。複数の
整数倍積み木（３）は基準積み木（２）の１倍、２倍、
３倍、４倍、５倍、６倍、７倍、８倍、９倍、１０倍の
１０個の整数倍積み木をもって１セットとする。本発明
は以上のような構造で、これを使用する時には次のよう
にして使用する。 （イ）複数の積み木の高さをそろえる使い方では数の合
成分解の学習ができる。 （ロ）１０倍の整数倍積み木の高さとほかの積み木を複
数個重ねた高さの、高さ比べをする使い方では繰り上
り、繰り下りの学習ができる。 （ハ）数字の表示されていない側面を使っての積み木の
高さをそろえる使い方では暗算の学習ができる。

【０００６】

【発明の効果】本発明を使用することによって、積み木
遊びの中で数への興味を自然に育てることができ、一人
ででも無理なく数の概念を学習することができる。こう
して計算の力や暗算の力など技能的な能力の基礎を培う
ことができる。また、この積み木を一度に数セット併せ
て使用することで、数の組み合わせが多様になり、数の
世界を広げることができる。さらに、この積み木を任意
に組み立てたりくずしたりして使うと通常の積み木とし
ても使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の分解斜視図である。

【図２】本発明の使用状況を示す（ａ）数の合成、分解
学習（ｂ）繰り上り、繰り下り学習（ｃ）暗算学習の仕
方を説明した斜視図である。

【符号の説明】

１ 基準高さ ２ 基準積み木 ３ 整数倍積み木

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 任意の基準高さ（１）を有する直方体の
   基準積み木（２）とこの基準積み木（２）と同じ形状の
   底面及び上面を有し基準高さ（１）の整数倍の高さを持
   つ複数の整数倍積み木（３）とからなり、基準積み木
   （２）と整数倍積み木（３）のそれぞれの側面の１つに
   基準高さに対応した倍率数を表記した高さで数の大小を
   表わす直方体の積み木。