JP2002153008A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2002153008A JP2000347442A JP2000347442A JP2002153008A JP 2002153008 A JP2002153008 A JP 2002153008A JP 2000347442 A JP2000347442 A JP 2000347442A JP 2000347442 A JP2000347442 A JP 2000347442A JP 2002153008 A JP2002153008 A JP 2002153008A
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俊彦 酒井
Koichiro Ohara
光一郎 大原
英治 ▲柳▼田
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Takashi Kojima
崇 小嶋
Masashi Fujitake
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】発熱部である電機子巻線と鉄心とモータ取付フ
ランジの間の熱勾配及び熱伝導率を大きくし、かつ、接
触部の熱抵抗を小さくして、回転電機の電機子巻線及び
鉄心の温度上昇を低減することにある。すなわち、モー
タ内で一番温度の高くなりやすい電機子を効果的に冷却
し、ひいてはモータ全体を効率良く冷却される。 【解決手段】モールドステータと負荷側のエンドブラケ
ット6bとの対向部分に電機子鉄心のコアバック部を露
出させ、負荷側のエンドブラケット6bに直接接触させ
る構造を有する回転電機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機や電動機等
の回転電気機械における樹脂モールドステータの冷却構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気エネルギーを機械エネルギーに変換
する電気機器として、電動機(モータ)が知られてい
る。電動機では電気系と機械系とが結合しており、磁界
と導体との相対運動、磁界と電流との間の電磁力、磁気
間の吸引力や反発力等を利用している。そして、電動機
の一種として、回転運動を行う回転電機が知られてお
り、直流モータや交流モータ等が使用されている。
【0003】回転電機、例えばACサーボモータ等は図
13に示すように電機子鉄心1及び電機子巻線2を樹脂
モールド9でモールドした電機子を使用し、図14に示
すように永久磁石3を有する回転子4、エンドブラケッ
ト6a、6b等と組み合わせて構成される。電機子は電
機子鉄板の積層体をかしめ、又はレーザ溶接等の手段で
電機子鉄心1とし、この電機子鉄心1の溝部分に電機子
巻線2を設けて形成される。電機子鉄板は例えば帯状鉄
板を打抜いて形成されるが、この打抜き形状は、磁気回
路として機能する本体部と、電機子をエンドブラケット
6a、6bに固定するための通しボルト孔15を設けた
角部とからなるのが一般的である。回転子4は回転軸5
を有し、軸受7a、7bによりエンドブラケット6a、
6bに回転可能に保持される。負荷側エンドブラケット
6aは通しボルト孔15及び外部取付ボルト孔を有して
おり、通しボルト孔15及び通しボルト10により電機
子を固定しており、また、外部取付ボルト孔及び外部取
付ボルトにより外部に取付けされる。尚、エンコーダ8
を備えており、位置や速度検出等が行われる。
【0004】従来から電機子鉄心と電機子巻線間に樹脂
モールド部材を封止し、そのモールド部材を介して熱を
放熱するモールドステータ構造は一般的に行われてい
る。例えば、図12,図13に示すように、電機子鉄心
1と電機子巻線2を樹脂モールド部材で一体的にモール
ドしたモールドステータ構造としては特開平3−198
636号公報で広く知られている。しかしながら、この
構造では軸方向の熱伝達性が非常に悪く、樹脂モールド
部材より熱を放熱する冷却構造有する回転電機において
は小型化、軽量化を実現するには構造上限界があった。
ここで図12は図14のB−B'断面矢視図であり、
又、図11は図14のA−A'断面矢視図である。図1
2に示すように樹脂モールド9の厚さは電機子鉄板1の
全周に渡って、概ね均一にモールドされており、その厚
さは通常1mm程度である。
【0005】ACサーボモータのように、電機子鉄板の
積層体及び電機子巻線を樹脂モールドされ、冷却用ファ
ンや外郭すなわち、ハウジング等が付いていない回転電
機においては、電機子鉄心1が絶縁被覆で覆われた鉄板
を積層して作られているので、電機子鉄心1及び電機子
巻線2から発熱する熱量は、径方向に主に伝達し軸方向
にはほとんど伝達しない。したがって発生した熱は図9
に示すように、まず電機子の径方向に伝熱し(内部に斜
線を施した矢印で示されるもの)、外周の樹脂モールド
9を介し、負荷側のエンドブラケット6aから冷却用モ
ータ取付フランジ14に伝熱され放熱し冷却される。
尚、樹脂モールド9から外被への自然放熱はほとんど期
待できない。よって、発生した熱をいかに外皮部分で軸
方向に伝達して負荷側のエンドブラケット6aに伝熱さ
せられるかが冷却においては最重要である。すなわち、
回転電機を小型、軽量化するためには軸方向の伝熱性能
の向上が最重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した回転
電機の小型化、軽量化を実現するものであり、樹脂モー
ルドされた電機子(モールドステータ)の冷却性能を向
上した回転電機を提供することを目的としたものであ
る。従来技術では、電機子巻線及び鉄心から発熱した熱
は樹脂モールド部材を介して負荷側のエンドブラケット
に流れ、モータ取付フランジに伝熱されて放熱される。
よって、本発明の目的は、発熱部である電機子巻線と鉄
心とモータ取付フランジの間の熱勾配及び熱伝導率を大
きくし、かつ、接触部の熱抵抗を小さくして、回転電機
の電機子巻線及び鉄心の温度上昇を低減することにあ
る。すなわち、モータ内で一番温度の高くなりやすい電
機子を効果的に冷却し、ひいてはモータ全体を効率良く
冷却される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は電機子鉄板の積
層体(即ち電機子鉄心)及び電機子巻線を樹脂モールド
で封止して一体化しモールドステータとした電機子と、
この電機子の内側で回転する回転子と、電機子及び回転
子を保持するエンドブラケットを有する回転電機におい
て、そのモールドステータと負荷側のエンドブラケット
との対向部分に電機子鉄心のコアバック部を露出させ、
負荷側のエンドブラケットに直接接触させる構造を有す
る回転電機である。
【0008】又、本発明はモールドステータ内部に金属
体を電機子鉄心の積厚方向に対して複数箇所埋設し、そ
のモールドステータとエンドブラケットとの対向部に上
記金属体の端部を露出させ、エンドブラケットに直接接
触させる構造を有する回転電機である。
【0009】さらに、本発明は上記2つの構造を有する
回転電機とすることで更に効果を発揮する。
【0010】又、本発明はモールドステータ内部に金属
棒を電機子鉄心の外周面に接触するように埋設し、モー
ルドステータと負荷側のエンドブラケットとの対向部ま
で上記金属棒を露出させ、負荷側のエンドブラケットに
直接接触させる構造を有する回転電機である。
【0011】さらに本発明はモールドステータ内部に金
属棒を電機子鉄心の外周面に接触するように埋設し、モ
ールドステータと負荷側のエンドブラケットとの対向部
まで上記金属棒の端部及び電機子鉄心のコアバック部を
表面に露出させ、金属棒と合わせて、負荷側のエンドブ
ラケットの対向部に接触させた構造を有する回転電機で
ある。
【0012】又、通しボルト孔との対称になる位置に金
属棒を挿入するための孔をモールドステータ内部に複数
箇所設け、その孔に金属棒を埋設し、モールドステータ
と負荷側のエンドブラケットとの対向部分に電機子鉄心
のコアバック部及び上記金属棒の端部を露出させ、負荷
側のエンドブラケットに直接接触させる構造を特徴とす
る回転電機である。
【0013】そして、上記金属棒を挿入するための金属
棒挿入孔に、電機子鉄心と接触する金属棒又は圧入可能
な形状の金属体を埋設させた構造を有する回転電機であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。
【0015】実施例の回転電機の実施例について、図1
〜図9を用いて説明する。
【0016】図1〜図7は、実施例のモールドステータ
の部分断面説明図である。図8は実施例の回転電機の断
面説明図である。図9は実施例の回転電機の熱伝達回路
断面説明図である。
【0017】実施例を説明する。本実施例の回転電機は
図8に示すように、電機子鉄心1及び電機子巻線2から
なる電機子、回転子4、エンドブラケット6a、6b等
からなる。電機子は複数の電機子鉄板1を積層し、電機
子巻線2を施し、樹脂モールド9で固定して製造され
る。回転子4は回転軸5を有し、軸受7a、7bにより
エンドブラケット6a、6bに回転可能に保持される。
負荷側エンドブラケット6aは通しボルト孔15及び外
部取付ボルト孔を有しており、通しボルト孔15及び通
しボルト10により電機子を固定しており、また、外部
取付ボルト孔及び外部取付ボルトにより外部に取付けさ
れる。又、エンコーダ8を備えており、位置や速度検出
等が行われる。モールド樹脂9は絶縁性と電動機の発熱
による温度上昇を考慮して、耐熱性の高い樹脂を使用し
ている。
【0018】次に、本実施例の回転電機の伝熱構造につ
いて図9を用いて説明する。一般的には電機子鉄板1の
積層体及び電機子巻線2を樹脂モールドし、冷却用ファ
ンや外郭すなわち、アルミや鋳物ハウジング等が付いて
いない回転電機において、例えば、ACサーボモータの
電機子鉄板1及び電機子巻線2から発熱する熱量は、図
9の内部に斜線を施した矢印で示すように、その大部分
が樹脂モールド9を介して負荷側のエンドブラケット6
aに流れ、モータ取付フランジ14に伝熱され、放熱さ
れる。また、図9の点線の矢印で示すように電機子巻線
2を伝わって軸方向に電熱される。尚、エンコーダ8は
電子機器部品なため、断熱材11を介して取り付けられ
る断熱構造になっており、熱遮断している。又、樹脂モ
ールド9から外被への自然放熱はほとんど期待できな
い。よって、電機子鉄心1及び電機子巻線2での発熱を
いかに負荷側のエンドブラケット6aに伝熱させられる
かが冷却においては最重要である。
【0019】図8のB−B‘断面を図10に示すよう
に、コイル2は絶縁物たとえばボビン18の上に巻かれ
ている。コイルは良熱伝導体の電気銅であり、周方向は
絶縁被膜で覆われている。よって電機子巻線から発熱す
る熱は、熱伝導の良い軸方向を伝わり、コイルエンド部
から樹脂モールド9(熱伝導率1.2W/m・K)を介
して伝熱する経路と、熱伝導の悪い周方向あるいは径方
向からボビン18、電機子鉄心1に伝わり、モールド樹
脂9を介して伝熱する経路があるが、図9に示すように
前者が主である。絶縁物例えば、PBT等で出来ている
ボビン材の熱伝導率(0.27W/mK)はコイルの軸
方向の熱伝導率(360W/mK)と比べ、明らかに熱
伝導は悪い。よって、コイルからの発熱する熱源は、コ
イルエンドより熱を引くこととなる。
【0020】次に電機子鉄心1の積層体に使用される電
磁鋼板は、その表面が絶縁皮膜で覆われているので、電
磁鋼板の積層体の軸方向の熱伝導率(0.683W/m
K)は周方向あるいは径方向(16.8W/mK)と比
べ、非常に悪い。よって、電機子鉄心から発生した熱は
図9に示すように軸方向より径方向に流れ、樹脂モール
ド9を介して負荷側のエンドブラケット6aに伝わる。
そのエンドブラケット6aの材質は通常、アルミダイカ
スト(ADC12)等であり、その熱伝導率は100W
/mK程度である。又、モータ取付用フランジ14をア
ルミニウム部材とすれば、熱伝導率は138W/mKと
なり、モールド樹脂9の熱伝導性がそれらと比べて極め
て悪く、断熱していることが分かる。よってこの電機子
で発生した熱をいかに負荷側のエンドブラケット6aに
伝熱するかがキーポイントになる。
【0021】上に示したようにモールドステータの軸方
向の熱伝導性を改善すれば、樹脂モールドされた電機子
の冷却性能を向上することができ、モータ内で一番温度
の高くなりやすい電機子を効果的に冷却し、ひいては回
転電機全体を効率良く冷却できる。
【0022】以下に、小型化、軽量化を実現する具体的
な実施形態について、図を用いて説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0024】図1は図8のA−A断面を示した本発明の
第1の実施形態で、モールドステータと負荷側のエンド
ブラケット6aとの嵌合面部分に勘合する樹脂モールド
された電機子鉄心1のコアバック部1aを露出させ、そ
の面を負荷側エンドブラケット6aに直接、突き当てて
接触させる構造としている。このとき電機子鉄心のコア
バック部1aが直接、負荷側のエンドブラケット6aに
接しているため、効果的に熱を引くことができ、効率よ
く冷却することが可能となっている。
【0025】このように、熱伝導性の悪いモールド樹脂
で被覆されたモールドステータから電機子鉄心のコアバ
ック部の表面を露出させることで、電機子鉄心1及び電
機子巻線2からの発熱を、モールド樹脂9で断熱せずに
効率よく負荷側のエンドブラケット6aへ伝えることが
でき、モールドステータの冷却性能が向上する。さらに
電機子のコイルエンド部の接続方法をプリント基板を用
いた接続方式とする。アースを取るために電機子鉄心1
にアースピンを挿入する場合は、予めアースピン用の穴
を電機子鉄板の積層方向に沿って貫通させておき、その
穴に熱伝導性の優れる金属体(金属棒など)を挿入、も
しくは圧入し、その金属体を負荷側のエンドブラケット
6aに突き当てる構造を取ることでヒートパイプの役目
をすることになり更に冷却効率が上がる。又、本モール
ドステータ構造は図12に示すような従来の構造と較
べ、電機子鉄心部1aとモールド樹脂部9の割合は本実
施形態では樹脂モールド部分が多くなっており、電磁鋼
板の比重に較べて、モールド樹脂の比重は約1/7程度
のため、さらに軽量化が可能になる。さらに、本構造で
は、振動及び騒音抑制に寄与する。一般に、モータ駆動
時においては通しボルト孔15内に通す通しボルト10
が節となって振動するため、通しボルト孔15付近では
梁の歪が大となり、曲率大となる。そこで図1や図10
に示すように通しボルト孔15付近のモールド樹脂9を
厚くすることで、振動を抑制できる。又、通しボルト孔
15間の最大減衰部においては、コアバック19が厚す
ぎると振動変位が小さくなり、通しボルト孔15付近の
歪が小さくなり、モールド樹脂9のダンピングが生かせ
るという上記内容に反するため良くないので、その部分
はコアバック1aを薄くすることが望ましい。このよう
に本構造では冷却性能向上に加えて、振動及び騒音低減
にも寄与することが可能になる。
【0026】次に、本実施例の回転電機の製造方法につ
いて説明する。本実施例において、通常の方法で電機子
鉄板の積層して電機子鉄心1を形成し、この電機子鉄心
1の溝部分に電機子巻線2を設け、コアバック部1aが
モールドで覆われないようなモールド型を製作し、すな
わち、コアバック部1aを型に当てるように電機子鉄心
1を設置し、その型にモールド樹脂を注入し、モールド
ステータを製造する。
【0027】本発明の第2の実施形態について説明す
る。図2は図8のA−A断面を示した本発明の第2の実
施形態で、モールドステータ内部に熱伝導性の優れる金
属体、例えば、アルミニウム部材のアルミバー16を電
機子鉄心の積厚方向に対して、複数箇所埋設し、そのモ
ールドステータと負荷側のエンドブラケット6aとの嵌
合面まで、モールドステータからアルミバー16を露出
させ、負荷側のエンドブラケット6aに直接、突き当て
る構造とする。電機子鉄心1及び電機子巻線2から発生
した熱量はモールド樹脂9を介して、熱伝導の良いアル
ミバー16に伝熱する。このときアルミバー16は負荷
側のエンドブラケット6aに直接、接しているため、効
率よく熱を引くことができ、効果的に冷却することが可
能となる。尚、第2の実施例は本発明の適用の1例とし
て、材質等においても、本実施例に制限されるものでは
なく、熱伝導性の良い材質であれば同様の構成が可能で
ある。したがって発明の主旨が実現できれば、いかなる
数量、材質であっても良い。
【0028】次に、本実施例の回転電機の製造方法につ
いて説明する。本実施例において、アルミバー16の負
荷側のエンドブラケット6aとの嵌合部がモールド樹脂
で覆われないように型を製作し、すなわち、アルミバー
16を型に当てるように電機子を設置してモールドす
る。その他は既に説明した第1の実施形態と同じであ
る。
【0029】次に本発明の第3の実施形態について説明
する。図3は図8のA−A断面を示した本発明の第3の
実施形態で、上記に述べた第1の実施形態と第2の実施
形態の複合構造の場合である。
【0030】従って、この第3の実施形態は第1の実施
形態のメリットにより得られるメリットに加えて、第2
の実施形態のメリットも得られることができ、より一
層、効率よく冷却することが可能となる。
【0031】次に本発明の第4の実施形態について説明
する。図4は図8のA−A断面を示した本発明の第4の
実施形態で、この実施形態の特徴は、電機子鉄心コアバ
ック1aがアルミバー16に複数箇所直接、接している
点にあり、図示のように熱伝導の優れる金属体16の
み、負荷側のエンドブラケット6aに接するように形成
されている。この第4の実施形態によれば、電機子鉄心
1とアルミバー16が直接、接触しているので両者の接
触部の熱抵抗が小さく、その結果、電機子鉄心1からの
発熱を直接、アルミバー16に効果的に伝熱でき、そし
てこの熱を負荷側のアルミバー16を通してエンドブラ
ケット6aに伝えることができるので軸方向の熱伝導性
が大幅に改善される。
【0032】次に本発明の第5の実施形態について説明
する。図5は図8のA−A断面を示した本発明の第5の
実施形態で、図4に示した第4の実施形態において、電
機子鉄心1のコアバック部1aも負荷側のエンドブラケ
ット6aに直接、接触させる構造である。すなわち、第
1の実施形態と第4の実施形態の複合構造である。従っ
て、この第5の実施形態によれば、第4の実施形態によ
り得られるメリットに加えて、第1の実施形態のメリッ
トも得ることができ、より一層、軸方向の熱伝導性を改
善でき、さらに効率よく冷却することが可能となる。
【0033】次に本発明の第6の実施形態について説明
する。図6は図8のA−A断面を示した本発明の第6の
実施形態で、図3に示した第3の実施形態において、電
機子鉄心1の内部に通しボルト孔15と基準線の45度
にあるO−X線の対称な位置にアルミバー16を挿入す
るためのアルミバー孔17を複数箇所設け、その孔17
にアルミバー16を複数埋設し、そのモールドステータ
と負荷側のエンドブラケット6aとの嵌合面部分に勘合
する、樹脂モールドされた電機子鉄心1のコアバック部
1a及びアルミバー16を露出させ、負荷側のエンドブ
ラケット6aに直接、突き当てる構造である。図示のよ
うに、第3の実施形態により得られるメリットに加え
て、電機子鉄心1の形状が対称性になり、回転する機器
であるモータにおいては重要である。又、モータ駆動時
においては通しボルト孔15内に通す通しボルト10が
節となって振動するため、通しボルト孔付近では梁の歪
が曲率大となる。そこで図6や図10に示すように本構
造ではモールド樹脂9のダンピングを生かし、通しボル
ト孔15付近のモールド樹脂9を厚くすることで、振動
を抑制できる。又、各通しボルト孔15の間の最大減衰
部においてはコアバック1aが厚すぎると振動変位が小
さくなり、通しボルト15付近の歪が小さくなり、モー
ルド樹脂9のダンピングが生かせる上記内容と反するた
め良くない。さらにアルミバー15を挿入する孔17が
あるため、振動の節が増え、最大振幅が小さくなる。こ
のように本構造では冷却性能向上に加えて、振動及び騒
音低減にも寄与することが可能になる。
【0034】次に本発明の第7の実施形態について説明
する。図7は図8のA−A断面を示した本発明の第7の
実施形態で、この実施形態の特徴は、電機子に熱伝導性
の優れた金属体(金属棒)が複数箇所直接接するように
挿入されている点であり、その他の構成は第6の実施形
態と同じである。この第7の実施形態によれば、電機子
と熱伝導の優れる金属体が直接接触させられているの
で、接触部による熱抵抗がなく、熱伝導性が大幅に良く
なるので、冷却性能が向上するという効果がある。
【0035】以上、上記各実施形態によれば、モールド
ステータの軸方向の熱伝導性が大幅に改善され、樹脂モ
ールドされた電機子の冷却性能向上が実現可能となる。
よって、モータ内で一番温度の高くなりやすい固定子を
効果的に冷却し、ひいては回転電機全体を効率良く冷却
されることになる。これによって、回転電機の小型化、
軽量化を実現できる。すなわち、材料費の低減され、安
価な回転電機を提供できる。さらに、電機子巻線のコイ
ル部接続基板或いはエンコーダの信頼性や寿命も向上さ
れる。
【0036】従って、同等出力の回転電機を小型化、軽
量化して提供することが可能になる。
【0037】さらにモータ体格低減による機械設備等小
型化に寄与することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなように
モールドステータの軸方向の熱伝導性が大幅を改善さ
れ、樹脂モールドされた電機子の冷却性能向上が実現可
能となる。よって、モータ内で一番温度の高くなりやす
い電機子を効果的に冷却し、ひいては回転電機全体を効
率良く冷却されることになる。これによって、回転電機
の小型化、軽量化を実現できる。又、材料費等も低減さ
れ、安価な回転電機を提供できる。さらに、電機子巻線
のコイル部接続基板或いはエンコーダの信頼性や寿命が
向上される。
【0039】従って、同等出力の回転電機を小型化、軽
量化して提供することが可能になる。
【0040】さらにモータ体格低減による機械設備等小
型化に寄与することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する電機子構造の第1実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図2】本発明に関する電機子構造の第2実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図3】本発明に関する電機子構造の第3実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図4】本発明に関する電機子構造の第4実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図5】本発明に関する電機子構造の第5実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図6】本発明に関する電機子構造の第6実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図7】本発明に関する電機子構造の第7実施例の部分
断面説明図(図8のA−A断面)。
【図8】本発明に関する回転電機の断面説明図。
【図9】本発明に関する回転電機の熱伝達回路断面説明
図。
【図10】本発明に関する電機子構造の第1実施例の部
分断面説明図(図8のA−A‘断面)。
【図11】従来の電機子構造の部分断面説明図。
【図12】従来の電機子構造の部分断面説明図。
【図13】従来の電機子構造の断面説明図。
【図14】従来の回転電機の断面説明図
【符号の説明】
1…電機子鉄心、 1a…コアバック、 1b…ティー
ス、 2…電機子巻線、 3…永久磁石、 4…回転
子、 5…回転軸、 6a…負荷側のエンドブラケッ
ト、 6b…反負荷側のエンドブラケット、 7a…軸
受、 7b…軸受、8…エンコーダ、 9…樹脂モール
ド、 10…通しボルト、 11…断熱材、 12…エ
ンドカバー、 13…コイルエンド接続用基板、 14
…モータ取付フランジ、 15…通しボルト孔、 16
…アルミバー、 17…アルミバー孔、 18…絶縁物
(ボビン)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 光一郎 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器グループ内 (72)発明者 ▲柳▼田 英治 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器グループ内 (72)発明者 小嶋 崇 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器グループ内 (72)発明者 藤嶽 雅志 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器グループ内 Fターム(参考) 5H002 AA04 AA10 AC07 AD00 5H604 BB01 BB03 BB14 CC01 CC05 CC11 DB01 PE06 5H605 AA01 AA04 AA05 BB01 BB05 CC01 CC02 DD11 FF06 GG18 5H609 PP02 PP05 PP06 PP07 PP08 PP09 PP10 PP17 QQ23 RR36 RR42 RR61 RR69 RR74 SS12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子鉄板を積層した電機子鉄心および電
    機子巻線を樹脂モールドで封止して樹脂モールドステー
    タとした電機子と、前記電機子の内側に配置した回転子
    と、前記電機子と前記回転子を保持する負荷側エンドブ
    ラケットおよび反負荷側エンドブラケットを備えた回転
    電機において、前記モールドステータの前記負荷側エン
    ドブラケットとの対向部に前記電機子鉄心部を露出させ
    負荷側エンドブラケットの対向部に直接接触させた構造
    とすることを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】電機子鉄板を積層した電機子鉄心および電
    機子巻線を樹脂モールドで封止して樹脂モールドステー
    タとした電機子と、前記電機子の内側に配置した回転子
    と、前記電機子と前記回転子を保持する負荷側エンドブ
    ラケットおよび反負荷側エンドブラケットを備えた回転
    電機において、前記モールドステータ内部に金属体を前
    記電機子鉄板の積厚方向に対して複数箇所埋設し前記モ
    ールドステータと前記負荷側エンドブラケットとの対向
    部に前記金属体の端部を露出させて前記負荷側エンドブ
    ラケットの対向部に直接接触させた構造することを特徴
    とする回転電機。
  3. 【請求項3】電機子鉄板を積層した電機子鉄心および電
    機子巻線を樹脂モールドで封止して樹脂モールドステー
    タとした電機子と、前記電機子の内側に配置した回転子
    と、前記電機子と前記回転子を保持する負荷側エンドブ
    ラケットおよび反負荷側エンドブラケットを備えた回転
    電機において、前記モールドステータと前記負荷側エン
    ドブラケットとの対向部に前記電機子鉄心のコアバック
    部を露出させ負荷側エンドブラケットの対向部に直接接
    触させた構造、および前記モールドステータ内部に金属
    体を前記電機子鉄板の積厚方向に対して複数箇所埋設し
    前記モールドステータと前記負荷側エンドブラケットと
    の対向部に前記金属体の端部を露出させて前記負荷側エ
    ンドブラケットの対向部に直接接触させた構造としたこ
    とを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】請求項2記載の回転電機において、モール
    ドステータ内部に金属棒を電機子鉄心の側面に接触する
    ように埋設することを特徴とする回転電機。
  5. 【請求項5】請求項3記載の回転電機において、前記金
    属体は金属棒であり、該金属棒を前記電機子鉄心の外周
    面に接触するように埋設することを特徴とする回転電
    機。
  6. 【請求項6】電機子鉄板を積層した電機子鉄心および電
    機子巻線を樹脂モールドで封止して樹脂モールドステー
    タとした電機子と、前記電機子の内側に配置した回転子
    と、前記電機子と前記回転子を保持する負荷側エンドブ
    ラケットおよび反負荷側エンドブラケットを備えた回転
    電機において、前記電機子、前記負荷側エンドブラケッ
    ト、前記反負荷側エンドブラケットを一括固定する通し
    ボルトを貫通させる通しボルト孔と、前記通しボルト孔
    と対称になる位置に設けられ金属棒を挿入するための金
    属棒挿入孔とを備え、前記金属棒挿入孔に前記金属棒を
    埋設し、前記モールドステータと前記負荷側のエンドブ
    ラケットとの対向部に前記電機子鉄心のコアバック部及
    び金属棒の端部を露出させて前記負荷側エンドブラケッ
    トの対向部に直接接触させた構造を特徴とする回転電
    機。
  7. 【請求項7】請求項6記載の回転電機において、前記金
    属棒は前記電機子鉄心と接触するように埋設したことを
    特徴とする回転電機。
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