JP2002151260A - 有機発光デバイスにおけるアルミニウム−リチウム合金カソードの蒸着方法 - Google Patents

有機発光デバイスにおけるアルミニウム−リチウム合金カソードの蒸着方法

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JP2002151260A JP2001227823A JP2001227823A JP2002151260A JP 2002151260 A JP2002151260 A JP 2002151260A JP 2001227823 A JP2001227823 A JP 2001227823A JP 2001227823 A JP2001227823 A JP 2001227823A JP 2002151260 A JP2002151260 A JP 2002151260A
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Tukaram K Hatwar
ケー.ハトウォー トゥカラム
Gopalan Rajeswaran
ラジェスウォラン ゴパラン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Al−Liカソードにおける再現性のなさを
解消して高品質の有機発光デバイスを提供する。 【解決手段】 有機発光デバイスにおける発光層を覆う
電極の製造方法には、蒸発性物質の受け器を有する真空
チャンバーの中へ有機発光デバイスを置くことが含まれ
る。その受け器中の物質を蒸発させ発光層の上に沈積さ
せて電極を形成するためにその受け器を加熱すること、
及びシャッター(それが開いているとき)が加熱された
受け器からの蒸発物質の発光層上への沈積を可能にす
る。この方法にはまた、電極を形成するときには蒸発す
る物質で作られた伸長部材を加熱受け器に供給し、また
該電極を形成しないときには加熱受け器から前記物質を
取り除くことを選択的に行うことが含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス装置(デバイス)を蒸着する方法に関し、更に
詳しくは、これら装置の駆動電圧及び効率を改善するた
めに、該デバイス内にアルミニウム−リチウム合金など
のカソードを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機発光デバイスは非常に効率的である
として知られており、広範囲な色彩を生ずることができ
る。フラットパネル表示装置(ディスプレイ)などの有
用な用途が考えられてきた。
【0003】有機発光デバイスの構成技術分野における
最新の発見が、アノードとカソードとを隔てる非常に薄
い層(総厚1.0μm未満)からなる有機EL媒体を有
するデバイスをもたらした。薄い有機EL媒体は、所定
レベルのバイアス電圧に対してより高い電流密度を可能
にする低抵抗をもたらした。基本的な二層有機発光デバ
イスの構造において、一方の有機層は正孔(hole)
を注入し輸送するように特に選択され、他方の有機層は
電子を注入し輸送するように特に選択される。2つの層
の間の界面は、注入された正孔−電子対の再結合及びそ
の結果生じるエレクトロルミネッセンス(発光)のため
の効率的な場所を提供する。これらの例は、米国特許第
4,356,429号公報;同第4,539,507号
公報;同第4,720,432号公報;同第4,88
5,211号公報;同第4,950,950号公報;同
第5,047,687号公報;同第5,059,861
号公報;同第5,061,569号公報;同第5,07
3,446号公報;同第5,141,671号公報;同
第5,150,006号公報;及び同第5,151,6
29号公報に示されている。
【0004】この簡単な構造は三層構造に変更すること
ができるが、この場合には追加のルミネッセンス層が正
孔輸送層と電子輸送層との間に導入され、主に正孔−電
子の再結合と、それによるエレクトロルミネッセンスの
場として機能する。この場合には、個々の有機層の機能
は明確に区別されており、それ故それぞれ独立に最適化
させることができる。従って、ルミネッセンス層、即ち
再結合層は、高ルミネッセンス能を有することはもとよ
り、所望のELカラーを有するように選択することがで
きる。同様に電子及び正孔の輸送層は、主としてキャリ
ヤーの輸送特性のために最適化することができる。
【0005】有機発光デバイスはダイオードとしてみる
ことができ、それはアノードがカソードより高い電位で
ある場合にバイアスの掛かった状態になる。有機発光デ
バイスのアノードとカソードはそれぞれ、Tang等による
米国特許第4,885,211号に開示された種々の形
態のような、任意の適宜な一般的な形態をとることがで
きる。低仕事関数(work function)のカソード及び高仕
事関数のアノードを用いる場合には、操作電圧は実質的
に低下させることができる。好ましいカソードは、4.
0eVより小さい仕事関数を有する金属と、もう1つの
金属、好ましくは4.0eVより大きい仕事関数を有す
る金属との組合せから構成される。Tang等の米国特許第
4,885,211号のMg:Agカソードは1つの好
ましいカソード構成である。Van Slyke 等の米国特許第
5,059,862号のAl:Mgカソードは他の好ま
しいカソード構成である。
【0006】カソードとしてAl−Liの低仕事関数合
金を用いた有機ELセルは、Wakimoto等によって報告さ
れている〔IEEE Transactions on Electron Devices 、
第44巻、第1245頁(1997年)〕。これらのセ
ルはEL発光特性及び耐久性の両面で優れた性能を発揮
する。しかしながら、Wakimoto等は、皮膜(フィルム)
中で最適のLi濃度を維持することが困難である旨報告
している。Al−Li合金は慣用の加熱蒸発を用いて蒸
着した。従って、最適濃度のAl−Liカソードを有す
るELセルはうまく再現されなかった。有機発光デバイ
スの製造には、薄膜の製造法が大規模製造に対しても再
現できることが重要である。
【0007】有機発光デバイスの再現性のなさ(irrepro
ducibility)をなくすために、Wakimotoは酸化リチウム
/アルミニウム金属二層カソードを用いた。有機発光デ
バイスにおける電子注入を促進するためLiF/Al二
層を用いることも、米国特許第5,624,604号に
おいてHung等により開示されている。しかしながら、こ
の方法は二段階工程であって2つの蒸発源を含んでお
り、その一方がLiFで他方がAlである。この方法は
製造の間に相当な時間ロスがある。2つの源を単一の蒸
発室に置く場合には、先ずLiF源に入力し、それを蒸
発温度にし、そして0.5nmのLiF層を蒸着させるこ
とが求められる。第2の200nmAl金属層を蒸着させ
る前に、熱過敏性有機発光層を有する基体は第2のAl
源からの熱放射に対して遮蔽しなければならないか、又
は第2の蒸発源が高温に達して所望のAl蒸着速度に到
達しようとする前に、他の緩衝室(buffer chamber)へ
移し替えなければならないかの何れかである。LiF層
及びAl層の蒸着に2つの別々の室が別々に使用される
ならば、このことは、第2室の費用に加えて、基体を1
つの室から他の室へ移送するための相当な時間ロスを生
ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、有機
発光デバイスを製造する改良された方法を提供すること
にあり、それによって、Al−Liカソードの前記再現
性のなさを解消して高品質の有機発光デバイスを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、有機発光デ
バイスにおける発光層の上の電極を製造する方法であっ
て、 a)蒸発性物質の受け器と、その受け器を加熱して受け
器中の物質を蒸発させ発光層の上に析出させて電極を形
成する手段と、開の場合に加熱された受け器からの蒸発
物質を発光層上に蒸着せしめるシャッターとを備えた真
空チャンバー中へ有機発光デバイスを置き;そして b)電極を形成すべき場合には蒸発する物質で作られた
伸長部材を加熱受け器に供給し、そして電極を形成すべ
きでない場合には加熱受け器から前記物質を取り除くこ
とを選択的に行うことを含んでなる方法で達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】有機発光デバイスの発光層はルミ
ネッセンス物質又は蛍光物質からなっており、そこでこ
の領域における電子−正孔対の再結合の結果としてエレ
クトロルミネッセンスを生じる。図1に示すような最も
簡単な構造では、有機エレクトロルミネッセンス層(1
08)はアノード(104)と電極(カソード)(10
6)との間に挟まれている。発光層は高ルミネッセンス
能を有する純粋な物質である。周知の物質にはトリス
(8−キノリナート)アルミニウム(Alq)があり、
これは優れた緑色のエレクトロルミネッセンスを生じ
る。
【0011】この簡単な構造は、図2に示されるような
三層構造に変更することができ、この場合には追加のル
ミネッセンス層が正孔輸送層と電子輸送層との間に導入
され、主に正孔−電子再結合の場として、そしてエレク
トロルミネッセンスの場として機能する。
【0012】図2に戻れば、有機発光デバイス(20
0)は、光透過性アノード(204)がその上に載置さ
れている光透過性基体(202)を有している。アノー
ド(204)は(204a)と(204b)の2層から
なる。有機発光構造(208)はアノード(204)と
カソード(206)の間に形成される。有機発光デバイ
ス(208)は、順に有機正孔輸送層(210)、発光
層(212)及び有機電子輸送層(214)からなる。
電位差(図示せず)がアノード(204)とカソード
(206)との間に負荷されると、カソードは電子輸送
層(214)中に電子を注入し、その電子は層(21
4)を通って発光層(212)に移動することになる。
同時に、正孔はアノード(204)から正孔輸送層(2
10)中に注入される。その正孔は層(210)を通っ
て移動し、正孔輸送層(210)と発光層(212)と
の間に形成される接点又はその近傍で電子と再結合す
る。電子の粒がその伝導帯から正孔で満ちている平衡帯
へ移動されると、エネルギーが光として放出されて、光
透過性のアノード(204)及び基体(202)を通し
て発光する。
【0013】有機発光デバイスはダイオードとみること
ができ、それはアノードがカソードより高い電位にある
とバイアスの掛かった状態になる。有機発光デバイスの
アノードとカソードはそれぞれ、Tang等による米国特許
第4,885,211号に開示された種々の形態のよう
な、任意の適宜な一般的な形態をとることもできる。低
仕事関数カソード及び高仕事関数アノードを用いる場合
には、操作電圧を実質的に低下させることができる。好
ましいカソードは、4.0eVより小さい仕事関数を有
する金属と、もう1つの金属、好ましくは4.0eVよ
り大きい仕事関数を有する金属との組合せから構成され
たものである。Tang等の米国特許第4,885,211
号のMg:Agカソードは1つの好ましいカソード構造
を構成する。Van Slyke 等の米国特許第5,059,8
62号のAl:Mgカソードは他の好ましいカソード構
造である。米国特許第5,776,622号においてHu
ng等は、有機発光デバイスにおける電子注入を促進する
ためにLiF/Al二層を用いることを開示している。
このようなLiF/Al二層カソード構造の蒸着は実際
的ではあるが、この方法は製造サイクル時間を長くす
る。
【0014】慣用のアノード(204a)は導電性の透
明酸化物で形成されている。酸化イリジウム錫が、その
透明性、良導電性及び高仕事関数の理由によりアノード
コンタクトとして広く使用されてきた。
【0015】好ましい態様において、アノード(204
a)は正孔導入層(204b)により改良することがで
きる。そのような正孔導入層の物質の例は、1998年
11月5日に出願されたHungによる米国特許出願第09
/186,829号に開示されているフルオロカーボン
であり、この出願の開示を引用により本明細書に組み入
れる。
【0016】本発明の有機発光デバイスの電子輸送層を
形成するのに用いられる好適な物質は、米国特許第4,
885,211号に開示されているようなオキシン自体
のキレート(8−キノリノール又は8−ヒドロキシキノ
リンとも呼ばれる)を含む金属キレート化オキシノイド
化合物である。これらの化合物は両方とも高レベルの性
能を発揮し、薄層の形体に容易に製造される。
【0017】光透過性基体(202)はガラス、石英又
はプラスチック材料により構成することができる。有機
発光デバイスの正孔輸送層を形成するために用いられる
好適な物質は、Van Slyke の米国特許第4,539,5
07号に教示されている第三級アミン類である。別の種
類の好適なアミン類はテトラアリールアミンである。
【0018】典型的には、Al−Liなどの合金コンタ
クトは、別々の蒸発源又は予め製造された合金の単一の
蒸発源の何れかから、タングステン又はタンタルで形成
された受け器内にその物質を少量置くことにより共蒸発
する。受け器はボートの形をしている(以下ボートとい
う)。ボートは、そのボートの中に置かれたワイヤーを
溶融させ、蒸発させてカソードの蒸着を生じさせるよう
に加熱する。慣用のタングステンボート源を用いるAl
又はAl−Li合金の蒸着は、これらの物質に反応性が
あるため困難である。アルミニウム物質はタングステン
又はタンタルボートと反応する。これらの蒸発源はフラ
ックスの比率に再現性がなく短命であり、それらの設備
は有機発光デバイスの製造には使用できない。蒸発室は
装填物を載せてボートを充填するために頻繁に開放され
る。従って、このような設備は低コストと大きな製造処
理量を得るには適当ではない。
【0019】細いワイヤーを用いるAl−Li合金ワイ
ヤー供給システムのフラッシュ蒸発がAl−Liカソー
ドの蒸着に使用される。ワイヤー供給システムでのフラ
ッシュ蒸発には蒸発源物質として細いワイヤーが用いら
れ、高温窒化硼素ボートがその物質を蒸発させるために
使用された。このワイヤーは連続的に又はパルスで供給
することができ、予熱されたセラミックボートと接触し
て蒸発する。
【0020】ワイヤー供給システムは以前から、製造処
理量が大きいウェブ又はロールのコーティング用のAl
蒸着に用いられてきた〔I. Baxter, Society of Vacuum
Coaters, the Annual Technical Conference Proceedi
ngs ,第197頁(1993年)〕。フラッシュ蒸発
は、E−ビームシステムとして、放射線による損傷を伴
うという問題なく、比較的薄い膜を形成できる。フラッ
シュ蒸発ワイヤー供給システムを使用することによっ
て、10nm/秒より大きい蒸着速度が達成され、有機発
光デバイスの高処理量製造を可能にする。
【0021】高精度の連続又はパルスワイヤー供給シス
テムがAl及びAl−Li合金の蒸着に用いられた。ワ
イヤーはパルスで供給され、それによって蒸発ボートの
過度の充満を防止し、蒸発後にボート中にほとんど物質
が残留しない。このことが蒸発ボートの寿命を増大させ
る。ワイヤーはまた、供給速度を制御して連続的に供給
することができ、その結果として、全ての物質が蒸発に
使用され、ボート中には物質は残留しなくなる。
【0022】図3は、Al合金皮膜を蒸着させるのに用
いるワイヤー供給システムの模式図である。このシステ
ムには、真空ポンプ装置(301)手段によって1×1
-5〜1×10-7(1E10-5 − 1E10-7)トルの
オーダーの高真空に吸引減圧される真空チャンバー(3
00)が含まれる。この蒸発システムには、電力フィー
ドスルー(350)に接続された電力供給手段によって
高温度に加熱することができるセラミックボート(31
0)が含まれる。ロールに巻かれた100ft、1.5mm
径のワイヤーが真空システム内のスプール(320)に
取り付けられる。Alワイヤー供給速度はサーボモータ
ーにより厳密に制御される。案内機構(340)はワイ
ヤー供給(330)を制御する。窒化硼素製の蒸発ボー
ト(310)は、フィードスルー(350)に接続さ
れ、高電流低電圧供給(約600A,10V)SER制
御のAC電力供給により加熱される。ステンレス鋼シャ
ッター(360)は、分離水晶センサー(a sepa
rate quartz crystal senso
r)により監視される蒸発速度が約1nm/秒に達したと
き開放される。このことは蒸発した物質が、ボートの上
方で基体支持体(370)上に位置する有機発光デバイ
スの基体(202)上に蒸着することを可能にする。基
体はカソード物質が均一に蒸着するように回転すること
ができる。窒化硼素ボート蒸発器への電力は正確に管理
する。これによって、より安定な蒸発条件が得られ、飛
散のない蒸発及びピンホールのないカソード皮膜を生ず
る。
【0023】10nm/秒より大きい蒸着速度がワイヤー
供給システムを利用して達成されるので、カソード蒸着
にサイクル時間が短くなる。短いサイクル時間での蒸着
のために高蒸着速度が達成されたときには、基体温度の
影響も考慮しなければならない。通常、電力レベルを増
加させて蒸着速度を高めるに従ってAl皮膜の温度も上
昇する。この皮膜は、蒸着されるときに輻射熱と凝集熱
との組み合わさった熱を受ける。このことは生成工程に
過酷な影響を与えることになり、皮膜の構造及び組織に
おける変化を生じさせることになろう。従って、過敏な
有機層の損傷の可能性を回避するためには、低金属化温
度を維持し電極室における滞留時間を最短にすることが
極めて重要である。Al薄膜の電気抵抗率は、背景のチ
ャンバー圧/酸素不純物の含有、蒸着速度及び基体温
度、並びに表面モルホロジー及び粒の境界などの皮膜構
成によって影響されることに留意されてきた。この理由
から、1×10-6(1E-6)トルより低い室の基礎圧力
及び1nm/秒より大きい蒸着速度が望まれる。
【0024】
【実施例】本発明及びその利点を、以下の明細な実施例
によってさらに説明する。
【0025】例1 フラッシュ蒸発によるアルミニウム蒸着工程は卓越した
安定性及び蒸着フラックスの管理、並びに非常に清浄な
作業条件を有する。一連の蒸着から得られる薄膜におけ
る合金組成の再現性を表1に示されるデータによって証
明する。このデータは蒸発された合金の組成を最初のワ
イヤーの組成と比較して示している。
【0026】4つのガラス基体を多室真空システムの充
填チャンバーに装填した。カソード蒸着室内にあるワイ
ヤー供給蒸発システムの窒化硼素ボートを、ボートに電
力を供給することによって、融点より高くAl−Li合
金の蒸発温度となる温度約1000〜1100℃に予熱
した。ガラス基体はカソード蒸着室に持ち込まれ、シャ
ッター(306)を閉じた状態でボートの上方に設置し
た。合金をスプールから加熱された窒化硼素ボートに速
度2mm/秒、遅延時間2秒で供給した。少量の溶融合金
の溜まりがボートの中に生じた。蒸発速度が1nm/秒よ
り大きくなったとき、基体は露出されて厚さ約200nm
のAl−Li合金層が蒸着された。蒸着シャッターを閉
じ、合金ワイヤーを巻き戻した後、被覆された基体は保
管のため充填室に移した。
【0027】2番目のガラス基体を電極室に持ち込み、
上記の手順に従って加熱ボート(310)にワイヤーを
供給して約200nmのAl−Li合金皮膜が蒸着した。
同様に、その他2つの基体も約200nmAl−Li合金
被膜で被覆した。
【0028】蒸着された合金皮膜及び合金ワイヤーの試
料は、高周波誘導結合プラズマ(IPC)分析技術を用
いて組成分析した。表1はAl及びリチウムの組成分析
を示す。この表は原料合金の組成が±0.2%の変動内
で再現していることを示している。また別々の蒸着の間
でも薄膜組成の良好な再現性があるように、ワイヤー供
給を用いるAl−Li合金蒸発システムの工程管理力を
実証している。組成が制御されたこのAl−Liカソー
ド(106)の蒸着は、以下の例によって実証された、
製造のための再現性のあるEL特性を有する有機発光デ
バイスを製造する。
【0029】
【表1】
【0030】例2 有機発光デバイスをガラス基体の上に蒸着した。この基
体はCorning7050ガラス上の型押しされIT
O被膜(表示表面抵抗20Ω/sq)から構成した。ア
ルミニウムトリス−8−ヒドロキシキノリン(Alq)
を輻射層として用いた。Alqの厚さ、すなわちドープ
された発光層の厚さは37.5nmであった。厚さ75nm
又は150nmのNPB層をHTL層として用いた。完全
な構造の装置をULVAC多室Satella UHV
システム(基礎応力10-6〜10-7トル)内で製造し
た。ULVACシステムは、基体装填用、ITO表面予
備処理用、有機層蒸着用、電極蒸着用及び、移送室経由
での乾燥器への基体の荷下ろし用の、7つの独立室から
構成されている。152.4mm×152.4mmの基体1
0個からなる1バッチが、真空を解除することなく、回
分処理方式又は平行処理方式で処理することができる。
基体はステーションの間をコンピュータ制御ロボットに
よって移送される。
【0031】有機発光デバイスは次のように構成した:
80nmのITOで被覆された3つの基体を、市販の洗浄
剤中で連続的に超音波洗浄し、脱イオン水ですすぎ洗い
し、トルエン蒸気中で脱脂した。これら基体は酸素プラ
ズマで約1分間処理し、CHF3 のプラズマ補助蒸着に
より1nmのフルオロカーボン層を被覆した。
【0032】基体は有機層への蒸着室に装填し、カソー
ドを蒸着した。装置Aは、150nmのNPB正孔輸送層
を、次いでドーパントを使用することなく、37.5nm
のAlq発光層(EML)を、そして37.5nmのAl
q電子輸送層(ETL)を連続的に蒸着することにより
製造した。200nmのAl−Li合金カソード電極(2
06)(図2参照)は、ワイヤー供給システムを用いた
合金のフラッシュ蒸発によって蒸着した。上記連続操作
は有機発光デバイスの蒸着で完了した。有機発光デバイ
スは真空チャンバーの荷下ろし室に保管した。
【0033】その他の2つの装置、装置B及び装置Cを
上記工程に従って製造した。それぞれの場合において、
Al−Liカソードは、前記したワイヤー供給技術を用
い、同じ合金の蒸発によって形成した。合金ワイヤーの
組成はAl96原子%、Li4原子%であった。全ての
有機発光デバイスは保管のため荷下ろし室に移した。
【0034】全ての有機発光デバイスは、次いで、有機
発光デバイスの上に設けられたカプセル包装材中に、周
囲環境に対して防護するため窒素で満たされている乾燥
した球状容器の中に気密に封入した。これらの有機発光
デバイスを製造するために用いられるITO型押し基体
は幾つかのアイコンを含んでいた。有機発光デバイスの
個々のアイコンはそれぞれ電流電圧特性及びエレクトロ
ルミネッセンスの収率を試験した。これらデバイスにつ
いてのELデータを表2に示す。表2のデータは、有機
発光デバイスが類似したルミネッセンス特性、駆動電圧
及び色度(CIExy座標)を有するように、一貫して製
造されていることを示している。
【0035】
【表2】
【0036】例3 有機発光デバイスが、異なる組成の原料Li−Alワイ
ヤーを用いたことを除いて、例1に記載したのと同様の
装置構造で製造した。原料合金の組成はAl97%、L
i3%であった。これらの装置は平均駆動電圧及びルミ
ネッセンスがそれぞれ8.3V及び620cd/m2 であ
った。このように、組成の違う原料合金ワイヤー物質が
有機発光デバイスにおけるカソード層を製造するのに用
いることができる。アルミニウム−セシウム(Ag−L
i)などその他の合金物質も、細いワイヤーの形体で、
本発明の蒸発技術によるカソード層の製造に使用するこ
とができる。
【0037】例4 有機発光デバイスを、先ずLiFを0.5nm蒸着させ、
次いでアルミニウム層200nmを蒸着させることによっ
てカソードを蒸着したことを除いて、例1に記載したの
と同様のデバイス構造で製造した。アルミニウムカソー
ドは、ワイヤー供給を利用してAl金属を蒸発させるこ
とにより形成した。これらのデバイスは、平均駆動電圧
及びルミネッセンスが、それぞれ8.5V及び620cd
/m2 であった。このように、本発明のワイヤー供給技
術のAl−Li合金カソード蒸発によって製造した有機
発光デバイスの有機発光デバイス性能は、先行技術で用
いられたLiF/Al二層カソードによって得られるも
のと類似した性能を与えた。
【0038】例5 有機発光デバイスを、先ずLiFを0.5nm蒸着させ、
次いで例1で用いたアルミニウム−リチウム合金を20
0nm蒸着させることによってカソードを蒸着したことを
除いて、例1に記載したのと同様のデバイス構造で製造
した。これらのデバイスは、平均駆動電圧及びルミネッ
センスがそれぞれ8.5V及び650cd/m2 であっ
た。
【0039】
【発明の効果】本発明の利点には以下のものが含まれ
る: 1)カソードとしてAl−Li合金を用いることによっ
て、Mg−Ag合金と比較して有機発光デバイスの電圧
が低下する。 2)カソードの蒸着が一段蒸発工程であり、単一の蒸発
源を用いる。 3)本発明はより短い蒸着時間、従って短いサイクル時
間しか必要としない。このことはまた、敏感な有機発光
層に生ずるおそれのある熱による損傷を減少させること
ができる。 4)本発明は低生産費での製造生産量を向上させる。 5)フラッシュ蒸発は蒸着毎に反復可能な合金の組成を
蒸着させて、デバイス間の組成の変動幅を最小にする。 6)多数のデバイスを製造するために200ftまでの長
さの細いワイヤーを収納するスプールを使用することが
できる。このことによって蒸着真空チャンバーを開放し
て大気圧にすることをなくして、停止時間が減少する。 7)本発明は製造能力を向上させる。 8)合金の飛散(spitting)をなくして高品質の有機発
光デバイスを製造する。 9)各物質の使用量を減少させる。 10)カソード蒸着工程は卓越した安定性及び蒸着フラ
ックスの制御、並びに非常に清浄な作業条件を有する。 11)優れた再現精度でAl−Li合金カソードを有す
る有機発光デバイスを製造する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った電極構造の一態様の模式図であ
る。
【図2】有機エレクトロルミネッセンス体の模式図であ
る。
【図3】カソード蒸着のためのAl−Liワイヤー供給
システムの模式図である。
【符号の説明】
100…電極構造 104…アノード 106…電極(カソード) 108…有機エレクトロルミネッセンス層 200…有機発光デバイス 202…光透過性基体 204…光透過性アノード 204a…一般のアノード 204b…正孔注入層 206…カソード 208…有機発光構造 210…有機正孔輸送層 212…発光層 214…有機電子輸送層 300…真空チャンバー 301…真空ポンプ装置 310…セラミック蒸発ボート 320…スプール 330…ワイヤー供給 340…案内機構 350…電子フィードスルー 360…ステンレス鋼シャッター 370…基体支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB04 AB18 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA01 4K029 BA22 BA23 BC07 BD00 CA01 DA12 DB08 DB13 DB15 4M104 BB02 CC01 DD34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機発光デバイスにおける発光層の上の
    電極を製造する方法であって、 a)蒸発性物質の受け器と、その受け器を加熱して受け
    器中の物質を蒸発させ発光層の上に析出させて電極を形
    成する手段と、開の場合に加熱された受け器からの蒸発
    物質を発光層上に蒸着せしめるシャッターとを備えた真
    空チャンバー中へ有機発光デバイスを置き;そして b)電極を形成すべき場合には蒸発する物質で作られた
    伸長部材を加熱受け器に供給し、そして電極を形成すべ
    きでない場合には加熱受け器から前記物質を取り除くこ
    とを選択的に行うことを含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 受け器が窒化硼素などのセラミック、セ
    ラミック物質で作られたものである請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 伸長部材がアルミニウム−リチウム合
    金、アルミニウム−セシウム合金又は銀−リチウム合金
    で作られたものである請求項1に記載の方法。
JP2001227823A 2000-07-27 2001-07-27 有機発光デバイスにおけるアルミニウム−リチウム合金カソードの蒸着方法 Pending JP2002151260A (ja)

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