JP2002148927A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JP2002148927A
JP2002148927A JP2000346686A JP2000346686A JP2002148927A JP 2002148927 A JP2002148927 A JP 2002148927A JP 2000346686 A JP2000346686 A JP 2000346686A JP 2000346686 A JP2000346686 A JP 2000346686A JP 2002148927 A JP2002148927 A JP 2002148927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing device
transport
toner
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000346686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4055355B2 (ja
Inventor
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000346686A priority Critical patent/JP4055355B2/ja
Publication of JP2002148927A publication Critical patent/JP2002148927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4055355B2 publication Critical patent/JP4055355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤を滞留させることなく短縮された搬送
経路06付近に現像剤の高低差を設け、高精度のトナー
濃度検出が可能な現像装置を低コストで提供する。 【解決手段】 内部に現像剤が充填される現像剤搬送領
域と、その現像剤搬送領域内に設けられて回転すること
により現像剤を搬送する搬送部材と、現像剤搬送領域内
のトナー濃度を計測する濃度センサとを備える現像装置
において、当該搬送部材は回転軸とその回転軸に形成さ
れるらせん形状とを有し、当該回転軸は、その軸方向に
少なくとも当該濃度センサと対峙する大径部分とその大
径部分よりも直径の小さい小径部分とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を
用いた画像形成装置の現像装置に関し、より詳しくは、
二成分現像剤を使用した現像装置において、現像剤の搬
送経路中に設けられたトナー濃度検出手段により、現像
剤中のトナー濃度を精度検出することを可能とした現像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式を適用した複写
機やプリンタ等の画像形成装置においては、例えば、感
光体ドラム上に形成された静電潜像を、トナーとキャリ
アとからなる二成分現像剤を用いた現像装置によって現
像して、感光体ドラム上にトナー像を形成し、この感光
体ドラム上に形成されたトナー像を、転写用紙上に転写
・定着することにより、画像を形成するように構成され
ている。
【0003】かかる画像形成装置に使用される現像装置
では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像して
いくに伴って、二成分現像剤中のトナーが消費され、ト
ナー濃度が次第に低下していくため、現像装置内のトナ
ー濃度をトナー濃度検出手段(トナー濃度センサ)によ
って検知し、当該現像装置内のトナー濃度が一定の範囲
に入るように、トナーの補給動作を行なうように構成さ
れている。
【0004】ところで、上記の如く二成分現像剤を用い
た現像装置において、トナー濃度検出手段を現像剤の搬
送経路中に設けた場合、現像装置内の現像剤量によって
同じトナー濃度であっても、トナー濃度検出手段の出力
電圧が異なる、つまりトナー濃度の検出誤差が生じるこ
とがわかっている。
【0005】そこで、かかる現像装置内の現像剤量によ
ってトナー濃度の検出誤差が生じるという問題点を解決
し得る技術としては、例えば、特開平5−127537
号公報や特開平8−36297号公報、特開平6−25
0524号公報などが開示されている。
【0006】上記特開平5−127537号公報に係る
現像装置は、図12に示すように、静電潜像形成媒体
(図示せず)に近接し二成分現像剤101を該静電潜像
形成媒体に搬送する現像ローラ100と、現像剤101
を該現像ローラ100の軸と平行に循環移動させながら
該現像ローラに供給しかつトナーを帯電させるための現
像剤攪拌搬送手段102,103と、現像剤101のト
ナーの混合比を検知するトナー混合比検知手段104と
を少なくとも備え、前記現像剤攪拌搬送手段102,1
03が、複数本の攪拌搬送部材102,103と、これ
らの間を仕切る仕切り板105とで構成され、前記トナ
ー混合比検知手段104が、所定の前記攪拌搬送手段1
03の下部に設けられた現像装置において、前記所定の
攪拌搬送部材103上の現像剤嵩変化を防止する嵩変化
防止手段106を設けるように構成したものである。
【0007】また、特開平8−36297号公報に係る
現像装置は、トナーおよびキャリアから成る現像剤を収
納する現像槽に、現像槽内の現像剤を攪拌すると共に搬
送してなる攪拌手段および現像剤を感光体に供給する現
像ローラが各々回転自在に設けられ、上記現像槽内に設
けられたトナー濃度検出手段の検出出力に応じて、現像
剤が現像剤補給部から現像槽に逐次補給される一方、現
像槽内の現像剤が現像槽内に形成された現像剤排出開口
部から排出される現像装置において、上記トナー濃度検
出手段は、現像槽の底面に設けられ、現像剤を攪拌し搬
送する手段が、現像剤を上記トナー濃度検出手段の配設
位置近傍に集約搬送するように形成されているものであ
る。
【0008】さらに、上記特開平6−250524号公
報に係る現像装置は、トナーおよびキャリアから成る現
像剤を収納する現像槽に、現像剤を攪拌する攪拌ローラ
および現像剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転
自在に設けられ、キャリアを含有するキャリア現像剤が
キャリア補給部から現像槽に逐次補給され、現像槽に形
成された排出部から現像槽内の現像剤が排出される一
方、トナー濃度センサにより検出される現像槽内のトナ
ー濃度に基づいてトナー補給部から現像槽内にトナーが
補給される現像装置において、上記のトナー濃度センサ
は、上記の排出部の近傍の下方に設けられているもので
ある。
【0009】しかし、上記従来技術の場合には、次のよ
うな問題点を有している。すなわち、上記特開平5−1
27537号公報に係る現像装置の場合は、図12に示
すように、嵩変化防止手段としての摺り切り板106に
より、現像剤搬送経路の断面積を制御して、トナー濃度
検出領域に流入する現像剤量を制御するように構成した
ものである。上記特開平5−127537号公報におい
て、現像装置内の現像剤量によるトナー濃度検出手段の
出力電圧変化は、現像剤の嵩の変化によると記載されて
いるが、実際には現像剤の嵩の変化により生じるのでは
なく、少なくとも現像剤がトナー濃度検出手段近傍に十
分ある場合には、本発明者らの研究によれば、現像剤の
嵩の変化によって生じる密度の変化により生じるものな
のである。
【0010】したがって、上記特開平5−127537
号公報に係る現像装置の場合には、嵩変化防止手段とし
ての摺り切り板106により、現像剤搬送経路の断面積
を制御して、現像剤の摺り切りを行なった時点では、一
時的に現像剤の嵩はほぼ揃うが、この時点で生じている
密度の差は解消されない。
【0011】図13は、現像剤層の横断面を模式的に示
す図面である。図13(a)の右は現像剤量が少ない状
態を、同図の左は現像剤量が多い状態をそれぞれ示して
いる。なお、同図において、色が濃いほどトナーの密度
が高いことを表しており、現像剤量が多いほど下層のト
ナー密度は高くなっている。
【0012】次に、図13(a)に示すような現像剤
を、摺り切り板106によって一定の摺り切り高さで、
現像剤の量を制御すると、図13(b)に示すようにな
る。図13(b)の右は、現像剤量が少なかった場合で
あり、現像剤の密度は低く、換言するとキャリアの密度
が低い為、トナー濃度としては高めに検出される。一
方、図13(b)の左は、現像剤量が多かった場合であ
り、現像剤密度は高く、換言するとキャリアの密度が高
い為、トナー濃度としては低めに検出される。なお、図
13(b)に示すように、現像剤が同じ嵩になるところ
で分けても、密度が異なるため、現像剤量は等しくなら
ない、つまり、摺り切りを行なっても同じ量にはならな
い。
【0013】このように、現像剤搬送経路に存在する現
像剤の量そのものに応じて、現像剤の高さ方向における
密度分布が異なり、現像剤の摺り切りを行なって、現像
剤の嵩を揃えようとしても、現像剤中のトナー密度を揃
えることはできないのである。
【0014】また、上記の如く、実際には現像剤を搬送
経路中で塞き止めてしまと、小さい現像剤量の変化の場
合は起こりづらいが、大きい現像剤量の変化が生じる
と、その箇所の負荷が上昇して現像剤にストレスを与え
たり、モーター回転トルクの上昇、強いてはギアの破損
や駆動のロックを招くという問題点を有している。実際
にこのような問題が生じるのは、同公報中に、溜まった
現像剤の搬送を行なう目的の補助的な搬送部材について
触れられていることからも明らかである。但し、前記公
報中に記載された補助的な搬送部材では、実際には摺り
切りを行なう前に、補助的な搬送部材側へ現像剤が流出
してしまうため、補助的な搬送部材が無い場合と変わら
ないという問題点もあった。
【0015】いづれにしても、上記特開平5−1275
37号公報に係る現像装置の場合には、現像剤の密度に
よるトナー濃度の変化は解消されないという問題点を有
している。
【0016】また、上記特開平8−36297号公報に
係る現像装置の場合には、トナー濃度検出手段としての
透磁率センサによって検出される透磁率は、一定体積中
に含まれるキャリア量によって決まるので、トナーとキ
ャリアとの混合比率が一定であっても、現像剤の密度が
変化すれば透磁率、つまりトナー濃度検出手段の出力電
圧が変化する点が記載されている。
【0017】しかし、上記特開平8−36297号公報
に係る現像装置の場合には、現像剤量の変化の発生原因
として、基本的には複写機の移動等による現像剤の偏り
を想定しており、課題の解決手段も、現像剤を攪拌し搬
送する手段が、現像剤をトナー濃度検出手段の配設位置
近傍に集約搬送するように構成したものである。また、
実際の効果を見ても現像剤量に対する出力電圧の変化に
対する感度が緩和されているにとどまり、解消はされて
いないことから、この発明では、現像剤の密度によるト
ナー濃度の変化を解消できていないことがわかる。
【0018】さらに、上記特開平6−250524号公
報に係る現像装置の場合には、新たな問題点として、現
像剤の補給、排出を行なうことによる現像槽内の現像剤
の変動、および排出口からの移動等による現像剤の流出
を挙げている。
【0019】しかし、上記特開平6−250524号公
報においては、現像剤の排出を行なう現像装置におい
て、最も現像剤の嵩の変化しにくい位置、つまり排出部
の近傍の下方に、トナー濃度センサを取り付けることを
特徴としたものであり、積極的に現像剤の嵩の変化を抑
制しようとするものではなく、現像剤の嵩の変化に起因
する現像剤の密度のバラツキによるトナー濃度の変化を
解消することはできないという問題点を有している。こ
の点、上記特開平6−250524号公報の明細書中に
は、現像剤の嵩密度の変化を抑えると記載されている
が、現像剤排出口近傍には、嵩・密度ともに異なった現
像剤が搬送されるため、現象は緩和される傾向にはある
が、解決することはできない。この点では、むしろ排出
口近傍下流側にトナー濃度検知手段が配設されるほうが
より効果的である。しかし、どちらにしても、本発明者
らが現像剤嵩・密度の変動要因として考えるトナー濃度
の変化は考慮されておらず、前述した欠点を除外した場
合にも、トナー濃度を変化させた場合には、トナー濃度
を正確に測定することはできないという問題点を有して
いる。つまり、例えばトナー濃度を下げると現像剤嵩が
減少するため、トナー排出口から現像剤が排出されるこ
とは無くなるため、排出口が無い場合と同じ状態にな
る。加えて現像剤の補給がある場合は、排出口から現像
剤が排出される現像剤の嵩まで現像剤は増え続けるた
め、顕著な現像剤量の変化が発生することになる。
【0020】このように、現像剤の嵩が変化するのは、
複写機の移動等による現像剤の偏りによるもののように
一時的なものではなく、大きいのは、トナーが補給され
たときに、現像剤のトナー濃度が変化することが挙げら
れる。特に、トリクル方式(ディスペンスするトナー中
にキャリアを混合して供給する一方、現像剤の排出を行
ない、現像剤のトータル的な寿命を延ばす技術)を用い
た場合は、同じトナー濃度でも、例えば、コントロール
されていたトナー濃度からトナー濃度が下がると嵩が減
り、トリクルの排出が行なわれなくなる。そのあと、現
像剤のディスペンスが行なわれるにつれて、現像剤量が
増していき、トリクルの排出が行なわれるようになっ
て、現像剤量が平衡状態になる。よって、トナー濃度を
正しく検知するには、少なくとも現像機内で同じトナー
濃度で存在する現像剤量において同じ出力が得られる必
要がある。
【0021】このような従来技術の課題に鑑みて、現像
剤の量が変化した場合であっても、トナー濃度を精度良
く検出することが可能な現像装置を提供するため、本出
願人は既に特開2000−175300号において、上
記の課題をトナー濃度検出手段の検出領域に搬送される
現像剤の密度と嵩を一定にする次のような発明を提案し
ている。
【0022】すなわち、図14に示すように、現像剤担
持体01と、現像剤02を内部で循環させる搬送手段0
3を配置した搬送経路04と、前記搬送経路03に設け
たトナー濃度検出手段05とからなる現像装置におい
て、前記搬送経路03上であって、前記トナー濃度検出
手段05の上流側の一定領域にて、現像剤02が一時的
に予め決められた以上を通過する場合は、前記現像剤0
2の一部は前記トナー濃度検出手段05の方向に搬送さ
れずに、前記搬送経路04を短縮(06)させて搬送さ
せる現像装置を提案している。
【0023】また前記搬送経路とは複数の搬送方向の異
なる搬送手段が壁により仕切られて配置されているも
の、また前記搬送経路を短縮させるために、前記一定領
域に前記壁の高さを他の領域より低くさせたもの、また
前記トナー濃度検出手段と現像剤供給手段は、搬送経路
の異なる端部側近部に配置されているもの、さらに前記
搬送経路を短縮させることにより、前記現像剤担持体に
現像剤が近くなるものが提案されている。
【0024】この提案においては、図14に示すよう
に、搬送経路04上であって、前記トナー濃度検出手段
05の上流側の一定領域にて、現像剤02が一時的に予
め決められた以上を通過する場合は、前記現像剤02の
一部は前記トナー濃度検出手段05の方向に搬送されず
に、前記搬送経路04を短縮(06)させて搬送させる
ように構成したので、現像剤が補給されることによっ
て、現像剤の量が多い場合であっても、現像剤が消費さ
れることによって、現像剤の量が少ない場合であって
も、図15(a)(b)に示すように、予め決められた
以上の現像剤02は、短縮された搬送経路06を介して
搬送されるため、トナー濃度検出手段05に到達する現
像剤02の量は、常に一定になる。
【0025】しかも、現像剤の量が多い場合であって
も、少ない場合であっても、現像剤の密度は、トナー
(現像剤)の供給部側では、上層部が低く、下層部が高
くなるが、現像剤は、搬送経路04を搬送手段03によ
って搬送される間に、予め決められた以上の現像剤02
は、短縮された搬送経路06を介して搬送され、トナー
濃度検出手段05には到達しないため、当該トナー濃度
検出手段05に到達する現像剤の量も、常に一定になる
が、これと同時に現像剤の密度も略一定となる。したが
って、上記トナー濃度検出手段05によって現像剤中の
トナー濃度を精度良く検出することが可能となる。
【0026】この提案を適用する以前の状態では、図1
6のMに示すように、トナー濃度検出手段05の出力電
圧が、トナー濃度が一定であっても、現像剤量の増加に
伴って上昇してしまい、トナー濃度を精度良く検出する
ことができなかった。なお、図16に示すように、トナ
ー濃度検出手段05の出力電圧が途中から2本図示され
ているのは、トナー濃度検出手段05として異なったセ
ンサーを使用した場合の出力電圧を示すものであり、い
ずれにしても、トナー濃度が一定であっても、現像剤量
の増加に伴って上昇していることがわかる。
【0027】これに対して、この提案を適用した場合に
は、図16のNに示すように、トナー濃度検出手段05
の出力電圧が、トナー濃度が一定であれば、現像剤量が
増加しても一定となる領域があり、現像剤量にかかわら
ず、トナー濃度に応じて一定の出力電圧を得ることがで
きる、つまり現像剤中のトナー濃度を精度良く検出する
ことが可能であることがわかる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
本出願人が特願2000−175300号において提案
している発明では、現像剤02が一時的に予め決められ
た以上を通過する場合は、前記現像剤02の一部は前記
トナー濃度検出手段05の方向に搬送されずに、前記搬
送経路04を短縮(06)させて搬送させることが重要
となる。また、余剰な現像剤02が搬送経路04を短縮
(06)させて搬送させるためには、短縮(06)され
る搬送経路04中に高低差が存在することが必要であ
る。この高低差を生じさせる方法としては、例えば、搬
送手段03のスパイラルのピッチを狭く構成し、軸方向
への現像剤02の搬送能力を低下させ短縮された搬送経
路06近傍に現像剤04を滞留させる方法が考えられ
る。
【0029】しかし、かかる方法には次のような技術的
な課題が存在する。第一に、現像剤04を滞留させるこ
とで現像剤04の圧力が上昇し、その結果現像剤04に
余計なストレスを加えてしまう。第二に、滞留による現
像剤04の圧力上昇のばらつきによりトナー濃度検知手
段05の出力電圧が変動してしまい、高精度の検出を妨
げる虞がある。第三に、滞留による現像剤04の圧力上
昇を一定にするためには搬送経路04の形状(主にその
断面積)や搬送手段03の形状(主にその断面積)を厳
密に規定する必要があるが、それらに高い部品精度及び
取り付け精度を要求するのはコスト的に不利となる。
【0030】本発明はこのような技術的な課題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、現像剤を滞留させる
ことなく短縮された搬送経路06付近に現像剤の高低差
を設け、高精度のトナー濃度検出が可能な現像装置を低
コストで提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、図1
に示すように、内部に現像剤02(図1においては簡単
のためその一部のみを示す)が充填される現像剤搬送領
域04と、その現像剤搬送領域04内に設けられて回転
することにより現像剤を搬送する搬送部材03と、現像
剤搬送領域04内のトナー濃度を計測する濃度センサ0
5とを備える現像装置において、当該搬送部材03は回
転軸031とその回転軸031に形成されるらせん形状
032とを有し、当該回転軸031は、その軸方向に少
なくとも当該濃度センサ05と対峙する大径部分031
bとその大径部分031bよりも直径の小さい小径部分
031sとを有するものである。
【0032】また、前記現像剤搬送領域04内であって
前記濃度センサ05に対して現像剤02の搬送方向上流
側の一部領域において、予定された量よりも多く現像剤
02が搬送される場合には、当該現像剤02の一部分は
当該濃度センサ05側に搬送されずに、当該現像剤搬送
領域04を短縮(06)させて搬送されるものでもあ
る。なお、この際、前記大径部分031bは、現像剤搬
送領域内の短縮(06)部分に対峙するように設けるこ
とができる。
【0033】さらに、前記現像剤搬送領域04は、現像
剤担持体01に対峙する第一現像剤搬送領域04aと、
現像剤担持体01と離れ当該第一現像剤搬送領域04a
に接している第二現像剤搬送領域04bとを備え、前記
搬送部材03は、当該第一現像剤搬送領域04a内に設
けられ現像剤02を一の方向Aに搬送する第一搬送部材
03aと、当該第二現像剤搬送領域04b内に設けられ
現像剤を他の方向Bに搬送する第二搬送部材03bとを
備え、これら第一及び第二現像剤搬送領域04(04
a、04b)の一の端部には、現像剤02が第一現像剤
搬送領域04aから第二現像剤搬送領域04bへ移動す
る第一開口部07aを備え、第一及び第二現像剤搬送領
域04(04a、04b)の他の端部には、現像剤02
が第二現像剤搬送領域04bから第一現像剤搬送領域0
4aへ移動する第二開口部07bを備え、予定された量
よりも多く現像剤02が当該第二搬送手段03bにより
搬送される場合に当該現像剤02の一部を当該第二開口
部07bに至る前に第一現像剤搬送領域04aへと移動
させる補助開口部06を当該第一開口部07aと第二開
口部07bとの間に設け、前記濃度センサ05は、第二
現像剤搬送領域04b内であり、現像剤02の搬送方向
Bの当該補助開口部06よりも下流側かつ第二開口部0
7bよりも上流側に設けられるものでもある。なお、こ
の際、前記大径部分031bは、補助開口部06部分に
対峙するように設けることができる。
【0034】このように現像装置を構成することによ
り、少なくとも前記補助開口部06付近においては現像
剤02が嵩上げされ、前記第二現像剤搬送領域04b内
の現像剤02の高さは、前記第一現像剤搬送領域04a
内の現像剤02の高さよりも高く、すなわち前記第一現
像剤搬送領域04a内の現像剤02の高さは、前記第二
現像剤搬送領域04b内の現像剤02の高さよりも低く
なる。そのため、補助開口部06の周辺で現像剤02の
高低差が生じ、その補助開口部06を介して現像剤02
のサブフローを安定して形成することができる。この現
像剤02の高低差は現像剤02を現像剤搬送領域04内
に滞留させることで生じさせるものではないため、現像
剤02に余計ないストレスを与えることもなく、加えて
現像剤搬送領域04や搬送部材03を構成する部品に厳
格な精度が求められることもない。
【0035】また、このように現像剤02を嵩上げする
構成は、前記第一現像剤搬送領域04aが第二現像剤搬
送領域04bより低い位置に設けられる現像装置に適用
されるよりも、むしろ 第一現像剤搬送領域04aが前
記第二現像剤搬送領域04bと同一の高さ位置、又は前
記第二現像剤搬送領域04bよりも高い位置に設けられ
る現像装置に適用される方がその必要性が高い。
【0036】なお、前記大径部分031bは、前記補助
開口部06よりも現像剤02の搬送方向上流及び下流に
前記らせん形状032の1ピッチ分以上の幅を有するも
のとすることができる。
【0037】
【発明の実施による態様】以下に、この発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0038】図2はこの発明の実施の形態1に係る現像
装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のデジ
タルカラープリンターを示すものである。また、図3は
この発明の実施の形態1に係る現像装置を適用した画像
形成装置としてのタンデム型のデジタルカラー複写機を
示すものである。
【0039】図2及び図3において、1はタンデム型の
デジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すもの
であり、デジタルカラー複写機の場合には、図3に示す
ように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状
態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3
と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2
の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。こ
の原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された
原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像
を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9
及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD
等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画
像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定の
ドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよ
うになっている。
【0040】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS(Image Processing
System)12に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。ま
た、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送ら
れてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行な
うようになっている。
【0041】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、同じくIPS12によ
って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材
階調データに変換され、次に述べるように、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
のROS(Raser Output Scanne
r)14に送られ、この画像露光装置としてのROS1
4では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレ
ーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0042】ところで、上記タンデム型のデジタルカラ
ープリンター及び複写機本体1の内部には、図2及び図
3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔
をおいて並列的に配置されている。
【0043】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、所定の速度で回転駆動される像担持体と
しての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表
面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当
該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を
露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのRO
S14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を
所定の色のトナーで現像する現像装置17と、感光体ド
ラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから
構成されている。
【0044】上記ROS14は、図2及び図3に示すよ
うに、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの
半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて
変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−
Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じ
て出射するように構成されている。なお、上記ROS1
4は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿
論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf
−θレンズを介して回転多面鏡19に照射され、この回
転多面鏡19によって偏向走査される。上記回転多面鏡
19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−
M、LB−C、LB−Kは、図示しない複数枚の反射ミ
ラーを介して感光体ドラム15上に、斜め下方から走査
露光される。
【0045】上記ROS14は、図2及び図3に示すよ
うに、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光す
るものであるため、このROS14には、上方に位置す
る4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、1
3Kの現像装置17などからトナー等が落下して、汚損
される虞れを有している。そのため、ROS14は、そ
の周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されてい
るとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレー
ザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光
体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての
透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、
21Kが設けられている。そして、これらのガラス製の
ウインドウ21Y、21M、21C、21Kは、画像露
光装置としてのROS14のレーザ光LBに沿った光路
上において、最も上方に位置する部材となっている。
【0046】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通し
て設けられたROS14に、各色の画像データが順次出
力され、このROS14から画像データに応じて出射さ
れたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−K
は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、
静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成
された静電潜像は、現像装置17Y、17M、17C、
17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像とし
て現像される。
【0047】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置され
た中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26によっ
て多重に転写される。この中間転写ベルト25は、ドラ
イブロール27と、バックアップロール28との間に一
定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性
に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるド
ライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環
駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25
としては、例えば、可撓性を有するPET等の合成樹脂
フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹
脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続すること
により、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
【0048】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28
に圧接する二次転写ロール29によって、圧接力及び静
電気力で転写用紙30上に二次転写され、これらの各色
のトナー像が転写された転写用紙30は、上方に位置す
る定着器31へと搬送される。上記二次転写ロール29
は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下
方から上方に搬送される転写用紙30上に、各色のトナ
ー像を二次転写するようになっている。そして、上記各
色のトナー像が転写された転写用紙30は、定着器31
によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール
32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33
上に排出される。
【0049】上記転写用紙30は、図2及び図3に示す
ように、給紙カセット34から所定のサイズのものが、
給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36によ
り用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一
旦搬送され、停止される。上記給紙カセット34から供
給された転写用紙30は、所定のタイミングで回転する
レジストロール38によって中間転写ベルト35の二次
転写位置へ送出される。
【0050】なお、上記デジタルカラープリンター及び
複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合
には、片面に画像が定着された転写用紙30を、排出ロ
ール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せず
に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替
え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニ
ット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニッ
ト40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しな
い搬送用のローラ対により、転写用紙30の表裏が反転
された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、
今度は、当該転写用紙30の裏面に画像が転写・定着さ
れた後、排出トレイ33上に排出される。
【0051】図2及び図3中、44Y、44M、44
C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、黒(K)の各色の現像装置17に、所定の色
のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示し
ている。
【0052】図4は上記デジタルカラープリンター及び
複写機の各画像形成ユニットを示すものである。上記イ
エロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、図4
に示すように、すべてが同様に構成されており、これら
の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、1
3Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マゼ
ンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミン
グで順次形成されるように構成されている。上記各色の
画像形成ユニット13Y、13M,13C、13Kは、
上述したように、感光体ドラム15を備えており、これ
らの感光体ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロー
ル16によって一様に帯電される。
【0053】その後、上記感光体ドラム15の表面は、
ROS14から画像データに応じて出射される画像形成
用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静
電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露
光されるレーザ光LBは、当該感光体ドラム15の直下
よりやや右側寄りの斜め下方から、所定の傾斜角度αで
露光されるように設定されている。上記感光体ドラム1
5上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの現像装置17の現像ロー
ル17aによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シ
アン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナ
ー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール
26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に
転写される。
【0054】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によ
って残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プ
ロセスに備える。上記クリーニング装置18は、クリー
ニングブレード42を備えており、このクリーニングブ
レード42によって、感光体ドラム15上の残留トナー
や紙粉等を除去するようになっている。また、トナー像
の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面
は、図2及び図3に示すように、クリーニング装置43
によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形
成プロセスに備える。上記クリーニング装置43は、ク
リーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43
bを備えており、これらのクリーニングブラシ43a及
びブレード42によって、中間転写ベルト25上の残留
トナーや紙粉等を除去するようになっている。
【0055】図5及び図6は上記各画像形成ユニット1
3Y、13M,13C、13Kに使用される現像装置1
7を示すものである。この現像装置17は、図5及び図
6に示すように、対応する画像形成ユニット13Y、1
3M,13C、13Kの色のトナーとキャリアとからな
る二成分系の現像剤46を有する現像装置にて形成され
ており、その構造は、現像装置ハウジング47の感光体
ドラム15側に配設される現像剤担持体としての現像ロ
ール48と、搬送部材としての第一オーガ(第一搬送部
材)50、第二オーガ(第二搬送部材)51と、現像ロ
ール48により搬送される現像剤46を層厚規制するブ
レード52とを備えている。
【0056】また、第一オーガ50、第二オーガ51
は、現像剤搬送領域としての第一現像剤搬送路(第一現
像剤搬送領域)60、第二現像剤搬送経路(第二現像剤
搬送領域)61内にそれぞれ配置されており、これら第
一現像剤搬送路60と第二現像剤搬送路61とは、仕切
り板53によって互いに仕切られている。この場合、上
記現像ロール48は、例えば、アルミニウム合金やステ
ンレス鋼等の非磁性導電性部材からなる図示しない現像
スリーブと、その内部に固定状態に配置された図示しな
いマグネットロールとから構成されている。
【0057】また、上記現像装置17の内部には、当該
現像装置17とは別体に構成されたトナーボックスか
ら、トナー補給用のモータを回転駆動することにより、
図示しない補給用のオーガによって、図6に示すよう
に、所定の色のトナー中にキャリアを混合した現像剤が
第二オーガ51の一端部51aに供給されるようになっ
ている。この現像装置17の内部に供給されたトナーを
多く含む現像剤は、第二オーガ51によって、当該現像
装置17の長手方向に沿って搬送されつつ現像剤46と
攪拌混合され、仕切り板53の端部に設けられた通路
(第二開口部)54を通して、他方の第一オーガ50に
受け渡される。この第一オーガ50に受け渡された現像
剤46は、第一オーガ50の軸方向に沿って搬送されつ
つ現像剤46と攪拌混合され、仕切り板53の他方の端
部に設けられた通路(第一開口部)55を通して、一方
の第二オーガ51に再度供給される。このように、上記
現像装置17の内部に供給された現像剤は、現像装置1
7内の現像剤46と共に、2つのオーガ50、51によ
って搬送され攪拌混合されるとともに、キャリアによっ
て所定の極性の帯電量に摩擦帯電され、現像ロール48
へと搬送され、感光体ドラム15上の静電潜像の現像に
使用される。
【0058】なお、上記現像装置17では、図6に示す
ように、第一オーガ50の軸方向の端部に設けられた排
出口62から、劣化した現像剤46の一部を所定のタイ
ミングで排出することにより、現像剤の寿命を延ばすこ
とが可能な、所謂トリクル現像方式を採用している。し
かし、この発明は、トリクル現像方式を採用した現像装
置に限定されるものではなく、通常の現像方式を採用し
た現像装置にも適用できることは勿論である。
【0059】この実施の形態では、現像装置17内の二
成分現像剤46のトナー濃度を検知する濃度センサとし
て、二成分現像剤46中のトナー濃度を透磁率によって
検出する透磁率センサー56が用いられている。この透
磁率センサー56は、図5及び図6に示すように、現像
装置ハウジング47の第二オーガ51の外側であって、
図6に示すように、第二オーガ51の軸方向に沿ったト
ナー供給側51aと反対側の端部近傍の外壁に取り付け
られている。この現像装置ハウジング47の外壁には、
図5に示すように、透磁率センサー56を取り付けるた
めの取付部57が設けられている。この取付部は、透磁
率センサー56を取り付ける側の面57aが平坦状に形
成されており、当該平坦状の面57aに透磁率センサー
56がネジ止め等によって取り付けられている。上記透
磁率センサー56は、二成分現像剤46中のトナー濃度
に応じて、例えば、アナログ出力電圧が変化するため、
当該アナログ出力電圧を検出することによって、トナー
濃度を検知するものである。
【0060】また、この実施の形態では、図7及び図8
に示すように、透磁率センサー56よりも所定の距離だ
け上流側において、現像剤搬送路60、61を仕切る仕
切り壁53に、現像剤が一時的に予め決められた以上を
通過する場合は、現像剤搬送路61を搬送される現像剤
の一部を、透磁率センサー56の方向に搬送せずに、現
像剤搬送路61を短縮させて搬送させるように構成され
ている。
【0061】具体的には、図7及び図8に示すように、
第二現像剤搬送路61を短縮させるために、前記仕切り
壁53の一定領域に前記壁の高さを他の領域より低くさ
せた短縮経路部70(補助開口部)が設けられている。
そして、上記第二現像剤搬送路61は、当該現像剤搬送
路61を短縮させることにより、前記現像ロールに現像
剤46が近くなる、つまり現像剤搬送路61を搬送され
る現像剤46が通常の状態よりも、現像ロール48に短
い搬送経路70で供給されるように構成されている。
【0062】さらに、この実施形態では、図9に示すよ
うに、第二オーガ51の回転軸は、その軸方向に比較的
その径が太い大径部分510bと、比較的その径が細い
小径部分510sとを備えている。この大径部分510
bは、取り付け状態において、透磁率センサ56に対峙
するとともに、短縮経路部70とも対峙するような部分
に設けられている。より詳細には、この大径部分510
の軸方向長さは、短縮経路部70の軸方向長さよりも現
像剤46の搬送方向の上流側及び下流側にそれぞれ第二
オーガ51の搬送羽(らせん形状)の1ピッチ分以上大
きく設計されている。
【0063】なお、短縮経路部70は透磁率センサー5
6より第二オーガ51の搬送羽根の1ピッチ程度上流側
に、同じく第二オーガ51の搬送羽根の1ピッチ程度の
長さに渡って形成されている。なお、上記短縮経路部7
0の位置や長さ及び深さは、適宜設定され、種々変更可
能であることは勿論である。
【0064】以上の構成において、この実施の形態で
は、次のようにして、キャリアを含む現像剤の補給及び
排出を行なうように構成した現像装置においても、現像
剤の量が変化した場合でも、トナー濃度を精度良く検出
することが可能となっている。
【0065】すなわち、上記現像装置17では、図5及
び図6に示すように、現像装置ハウジング47内に収容
された現像剤46が、オーガ50、51によって、現像
剤搬送路60、61内を循環するように搬送される間
に、現像剤46中のトナーとキャリアが十分に攪拌さ
れ、トナーが所定の極性及び帯電量に摩擦帯電される。
そして、オーガ51によって現像剤46が搬送される間
に、現像剤搬送用パドル49を介して現像ロール48に
現像剤46が供給され、当該現像ロール48上の現像剤
46によって、感光体ドラム15上に形成された静電潜
像が現像される。上記現像装置17では、現像工程に伴
って、現像装置ハウジング47内に収容された現像剤4
6中のトナーが徐々に消費される。この現像装置ハウジ
ング47内に収容された現像剤46中のトナー濃度は透
磁率センサー56によって検出され、当該現像剤46中
のトナー濃度が所定の値より低下した場合には、図示し
ないトナー補給装置によって、トナーが所定濃度のキャ
リアとともに、新しい現像剤として現像装置ハウジング
47の内部に供給される。
【0066】その際、上記現像装置ハウジング47の内
部には、トナーが所定濃度のキャリアと一緒に新しい現
像剤として供給され、トナー濃度が上昇するとともに、
現像剤46の量が増加する。上記現像装置ハウジング4
7の内部に供給された新しい現像剤は、第二オーガ51
によって搬送される間に、当該現像装置ハウジング47
内に収容された現像剤46と攪拌される。このとき、第
二オーガ51によって搬送される現像剤46は、第二現
像剤搬送路61に沿って移動する間に、第二現像剤搬送
路61上であって、透磁率センサ56の上流側の一定領
域にて、現像剤46が一時的に予め決められた以上を通
過する場合は、前記現像剤46の一部は前記透磁率セン
サ56の方向に搬送されずに、第二現像剤搬送路61を
短絡経路70により短縮させて、第一現像剤搬送路60
側に搬送される。
【0067】そのため、現像装置ハウジング47内に新
しい現像剤が補給されることによって、当該現像装置ハ
ウジング47内の現像剤46量が多い場合であっても、
あるいは少ない場合であっても、図10(a)(b)に
示すように、予め決められた以上の現像剤46は、切り
欠き部によって短縮された搬送経路を介して搬送される
ため、トナー濃度センサーに到達する現像剤46の量
は、常に一定になる。
【0068】しかも、現像剤の量が多い場合であって
も、少ない場合であっても、現像剤の密度は、トナー
(現像剤)の供給部側では、上層部が低く、下層部が高
くなるが、現像剤46は、第二現像剤搬送路61を第二
オーガ51によって搬送される間に、予め決められた以
上の現像剤46は、短縮された搬送経路を介して搬送さ
れ、トナー濃度センサーには到達しないため、当該透磁
率センサ56に到達する現像剤46の量も、常に一定に
なるが、これと同時に現像剤46の密度も略一定とな
る。したがって、透磁率センサ56によって現像剤46
中のトナー濃度を精度良く検出することが可能となる。
【0069】さらに、大径部分510bの存在により、
少なくとも短縮経路70付近においては現像剤46が嵩
上げされ、第二現像剤搬送路61内の現像剤46の高さ
は、第一現像剤搬送路60の高さよりも高くなる。その
ため、短縮経路70の周辺で現像剤46の高低差が生
じ、その短縮経路70を介して現像剤46のサブフロー
を安定して形成することができる。この現像剤46の高
低差は現像剤46を第二現像剤搬送路61内に滞留させ
ることで生じさせるものではないため、現像剤46に余
計ないストレスを与えることもなく、加えて第二現像剤
搬送路61や第二オーガ51を構成する部品などに厳格
な精度が求められることもない。
【0070】◎実験例 次に、本発明者らは、図5乃至図9に示すような現像装
置17を試作し、トナー濃度を一定にして、現像装置ハ
ウジング47内に収容される現像剤46の量を、種種変
化させた場合に、トナー濃度センサー56の出力電圧が
どのように変化するかを確認する実験を行なった。な
お、この実験は、トナー濃度(TC)を5.5%、8.
5%、11.4%にそれぞれ一定に調合した3種類の現
像剤46を用いて行なった。
【0071】図11は上記実験の結果を示すものであ
る。この図11から明らかなように、各トナー濃度(T
C)の現像剤46においても、現像剤46の量が変化し
ても、トナー濃度センサーの出力電圧が変化しない領域
があることがわかる。つまり、現像装置ハウジング47
内の現像剤46の量が一定量以上になると、仕切り壁5
3に設けた切り欠き70によるサブフローの効果が現
れ、現像装置ハウジング47内の現像剤46の量によら
ずに、トナー濃度センサーによって現像剤46中のトナ
ー濃度を精度良く検出することが可能となることがわか
る。
【0072】上記サブフローの効果が現れる現像剤量
は、現像剤の嵩によって決まっていると考えられるた
め、各トナー濃度の現像剤において、サブフローの効果
が現れるポイントを結んだ直線Lが、仮想的な等体積線
であると考えられる。
【0073】また、図11において、現像剤量が多い方
における仮想的な等体積線L2は、トリクル現像方式に
おいて、劣化した現像剤の排出が行なわれる現像剤量の
上限値によって決定される。この仮想的な等体積線L2
より現像剤の量が多い領域は、トリクル現像方式におい
て、劣化した現像剤の排出が行なわれるため、トリクル
排出速度が十分に速ければ、実際には存在しない現像剤
量の領域となる。
【0074】ところで、上記現像装置17においては、
例えば初期の状態で(工場からの出荷時に)、現像装置
ハウジング47内に所定量の現像剤(本例では、トナー
濃度8.5%、320g)、即ちスタートアップ現像剤
量が収容されている。
【0075】上記スタートアップ現像剤量から現像装置
17の使用を開始して、スタートアップ現像剤と同じト
ナー濃度で維持される場合、トナーの使用と共にキャリ
アも補充されるため、徐々に現像装置中の現像剤量は増
加して行き、図11に示すように、トリクルの排出ライ
ンである等体積線L2との交点の標準的なコントロール
ポイントに到達し、これ以上はトリクルにより現像装置
外に排出されるため現像剤量は増加せずに安定する。す
なわち同じ現像剤濃度において異なる現像剤量(体積・
密度)となる場合が連続的に存在するが、本発明適用の
現像装置においては、現像剤の増減により濃度センサの
出力が変化することが無い為、正確にトナー濃度をコン
トロールすることができる、
【0076】また、上記の様な同じ現像剤濃度で現像剤
量(体積・ 密度)が異なる場合はスタートアップ時に限
ったことではない。例えば、前記標準的なコントロール
でトナー濃度がコントロールされているとする。ここ
で、仮に環境の変化や現像剤の状態変化により、現像剤
濃度のコントロール濃度を変化させた場合を考える。仮
に現像剤が非常にプリントの濃度が出やすい状態になっ
てコントロールするトナ濃度が8.5%から5.5%に
変化した場合には、現像剤中のトナーの重量の変化は3
%に過ぎない為、ほとんど重量としては変化しないが、
キャリアとの比重の違いにより体積は大幅に変化する。
すなわちトリクルにより排出される体積よりかなり小さ
い体積となる。このトナー濃度で連続してコントロール
された場合、スタート時と同様に、トナーの使用と共に
キャリアが補充され徐々に現像装置内の現像剤量は増加
していく。すなわちこの場合も同じトナー濃度で異なる
現像剤量となる場合が存在することになる。このよう
に、通常の使用においてもトリクル現像方式においては
同じトナー濃度で現像剤量が異なる場合が存在する為、
現像剤量(体積・ 密度)によりトナー濃度センサの出力
が変化しないことが、トナー濃度を正確にコントロール
する上に非常に重量である。
【0077】なお、図11に関してはトナー濃度の急激
な変化は3%程度を最大として仮定している。仮にさら
に大きいトナー濃度の変化を許容する必要がある場合に
は、より現像剤量の広い領域で濃度センサの出力が変化
しない設計が必要となる。
【0078】この等体積線と図11に示すデータを基に
して、実験に使用した現像装置、ひいては画像形成装置
に使用される現像装置の現像剤フローが、システムとし
て成り立つ条件を検討すると、次に示すようになる。
【0079】現像装置中で変化すると考えられる現像
剤量の領域で、使用されるトナー濃度の全域にわたり、
現像剤量に対してフラットな出力が得られていること。
つまり、現像剤最小体積線L1より現像剤量が少ない領
域では、トナー濃度が5.5%及び8.5%の場合にお
いて、現像剤量の減少に応じてトナー濃度センサーの出
力電圧が低下するため、この領域では、本発明のサブフ
ローによる効果が得られていないため、当該領域は正確
なトナー濃度を判断するうえであまり望ましくない。た
だし、仕切り壁53に設けた切り欠き70の深さを適宜
設定することにより、現像剤最小体積線L1を現像剤量
が少ない側にシフトさせることは可能である。
【0080】最小体積となる現像剤量で問題なく、層
形成できること。つまり、現像装置において最小体積と
なる現像剤量で、トナーを十分に摩擦帯電でき、現像ロ
ール上に問題なく層形成できることが必要である。
【0081】現像装置の容積に十分な余裕がある場合
を除き、トリクル排出速度が十分に速いこと。つまり、
トリクル現像方式による現像剤の排出速度が遅い場合に
は、現像装置ハウジング47内の現像剤46の量が一定
量以上になった場合に、サブフローによる効果が十分得
られず、トナー濃度センサー側に所定量以上の現像剤が
搬送される虞れがあるため、トリクル排出速度が十分に
速いことが必要である。ただし、現像装置の容積に十分
な余裕があり、サブフローの効果が常に確保される場合
であれば、トリクル排出速度は、ある程度遅くとも良
い。
【0082】スタートアップ現像剤量が現像剤最小体
積線上より多いこと。つまり、現像装置の使用が開始さ
れるスタートアップ時の現像剤量が、現像剤最小体積線
上より多くないと、本発明によるサブフローの効果が得
られず、トナー濃度センサーに検出誤差が生じるため、
スタートアップ現像剤量が現像剤最小体積線上より多い
ことが必要となる。
【0083】このような現像剤フローを実現することに
より、現像装置17内の現像剤量が変化しても、安定し
た正確なトナー濃度を検出することができる現像装置を
提供することが可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、現像剤を滞留させることなく短縮された搬送経路
付近に現像剤の高低差を設け、高精度のトナー濃度検出
が可能な現像装置を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る現像装置を示す模式図
である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態に係る現像装置
を適用した画像形成装置としてのカラープリンタを示す
構成図である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態に係る現像装置
を適用した画像形成装置としてのカラー複写機を示す構
成図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態に係る現像装置
を適用した画像形成装置としてのカラープリンタ及び複
写機の画像形成部を示す構成図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態に係る現像装置
を示す構成図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態に係る現像装置
を示す構成図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態に係る現像装置
を示す外観斜視図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態に係る現像装置
の要部を示す構成図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態に係る現像装置
の第二オーガを示す斜視図である。
【図10】 図10(a)(b)はこの発明の実施の形
態1に係る現像装置の作用をそれぞれ示す説明図であ
る。
【図11】 図11はこの発明の実施の形態に係る現像
装置の動作状態を示すグラフである。
【図12】 図12(A)(B)は従来の現像装置をそ
れぞれ示す構成図である。
【図13】 図3(a)(b)は従来の現像装置の作用
をそれぞれ示す説明図である。
【図14】 図14は既に出願人が提案した現像装置を
示す模式図である。
【図15】 図15(a)(b)は図14に示す現像装
置の作用をそれぞれ示す模式図である。
【図16】 図16は図14に示す現像装置及びこの発
明に係る現像装置の濃度センサの出力電圧を示すグラフ
である。
【符号の説明】
01…現像剤担持体、02…現像剤、03…搬送部材、
03a…第一搬送部材、03b…第二搬送部材、04…
現像剤搬送領域、04a…第一現像剤搬送領域、04b
…第二現像剤搬送領域、05…濃度センサ、031b…
大径部分、031s…小径部分、07a…第一開口部、
07b…第二開口部、06…補助開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に現像剤が充填される現像剤搬送領
    域と、その現像剤搬送領域内に設けられて回転すること
    により現像剤を搬送する搬送部材と、現像剤搬送領域内
    のトナー濃度を計測する濃度センサとを備える現像装置
    において、 当該搬送部材は回転軸とその回転軸に形成されるらせん
    形状とを有し、 当該回転軸は、その軸方向に少なくとも当該濃度センサ
    と対峙する大径部分とその大径部分よりも直径の小さい
    小径部分とを有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤搬送領域内であって前記濃度
    センサに対して現像剤の搬送方向上流側の一部領域にお
    いて、予定された量よりも多く現像剤が搬送される場合
    には、当該現像剤の一部分は当該濃度センサ側に搬送さ
    れずに、当該現像剤搬送領域を短縮して搬送される請求
    項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤搬送領域は、現像剤担持体に
    対峙する第一現像剤搬送領域と、現像剤担持体と離れ当
    該第一現像剤搬送領域に接している第二現像剤搬送領域
    とを備え、 前記搬送部材は、当該第一現像剤搬送領域内に設けられ
    現像剤を一の方向に搬送する第一搬送部材と、当該第二
    現像剤搬送領域内に設けられ現像剤を他の方向に搬送す
    る第二搬送部材とを備え、 これら第一及び第二現像剤搬送領域の一の端部には、現
    像剤が第一現像剤搬送領域から第二現像剤搬送領域へ移
    動する第一開口部を備え、第一及び第二現像剤搬送領域
    の他の端部には、現像剤が第二現像剤搬送領域から第一
    現像剤搬送領域へ移動する第二開口部を備え、 予定された量よりも多く現像剤が当該第二搬送手段によ
    り搬送される場合に当該現像剤の一部を当該第二開口部
    に至る前に第一現像剤搬送領域へと移動させる補助開口
    部を当該第一開口部と第二開口部との間に設け、 前記濃度センサは、第二現像剤搬送領域内であり、現像
    剤の搬送方向の当該補助開口部よりも下流側かつ第二開
    口部よりも上流側に設けられる請求項1又は2に記載の
    現像装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記補助開口部においては、
    前記第一現像剤搬送領域内の現像剤の高さは、前記第二
    現像剤搬送領域内の現像剤の高さよりも低い請求項3に
    記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第一現像剤搬送領域は、前記第二現
    像剤搬送領域と同一の高さ位置、又は前記第二現像剤搬
    送領域よりも高い位置に設けられる請求項3又は4に記
    載の現像装置。
JP2000346686A 2000-11-14 2000-11-14 現像装置 Expired - Lifetime JP4055355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346686A JP4055355B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346686A JP4055355B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002148927A true JP2002148927A (ja) 2002-05-22
JP4055355B2 JP4055355B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=18820519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000346686A Expired - Lifetime JP4055355B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4055355B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351969A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP2007155869A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2008033183A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sharp Corp 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
US7409170B2 (en) 2006-03-23 2008-08-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Developing apparatus, image forming apparatus and density detection method
JP2009058898A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2009075176A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置
US8385786B2 (en) 2009-03-19 2013-02-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developing apparatus and image forming apparatus
US8787802B2 (en) 2010-12-22 2014-07-22 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge, and image-forming apparatus
US20190004465A1 (en) * 2017-07-03 2019-01-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and developing device

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351969A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP4548000B2 (ja) * 2004-06-08 2010-09-22 富士ゼロックス株式会社 現像装置
JP2007155869A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
US7409170B2 (en) 2006-03-23 2008-08-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Developing apparatus, image forming apparatus and density detection method
US7715762B2 (en) 2006-07-31 2010-05-11 Sharp Kabushiki Kaisha Developing apparatus and image forming apparatus including same
JP2008033183A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Sharp Corp 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2009058898A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4661844B2 (ja) * 2007-09-03 2011-03-30 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4513845B2 (ja) * 2007-09-19 2010-07-28 富士ゼロックス株式会社 現像装置および画像形成装置
JP2009075176A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置
US8385786B2 (en) 2009-03-19 2013-02-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developing apparatus and image forming apparatus
US8787802B2 (en) 2010-12-22 2014-07-22 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge, and image-forming apparatus
US20190004465A1 (en) * 2017-07-03 2019-01-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and developing device
CN109212932A (zh) * 2017-07-03 2019-01-15 富士施乐株式会社 图像形成设备以及显影装置
JP2019015758A (ja) * 2017-07-03 2019-01-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び現像装置
CN109212932B (zh) * 2017-07-03 2022-06-03 富士胶片商业创新有限公司 图像形成设备以及显影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4055355B2 (ja) 2008-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5434228B2 (ja) 現像剤撹拌搬送部材及びこれを用いた現像装置、画像形成装置
JP5181490B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5070679B2 (ja) 画像形成装置
JP4593950B2 (ja) 画像形成装置
JP5724195B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5024086B2 (ja) 現像装置、可視像形成装置および画像形成装置
JP2006194955A (ja) 画像形成装置
JP4055355B2 (ja) 現像装置
JP3474475B2 (ja) 画像形成装置
JP2001356584A (ja) 現像装置
JP2008276118A (ja) トナー濃度測定感度測定方法、トナー濃度制御方法、トナー濃度制御装置、現像装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2008191640A (ja) 現像装置、画像形成装置及び画像形成方法
US7991331B2 (en) Developing unit, visualized image formation unit and image forming apparatus
JP2007079336A (ja) 画像形成装置
JP5476870B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像剤交換方法
JP2008076428A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008090087A (ja) 画像形成装置
JP2007148176A (ja) トナー濃度制御装置
JP4956309B2 (ja) トナー濃度測定装置、攪拌装置、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像方法及び画像形成方法
JP5612294B2 (ja) 画像形成装置
JP3812245B2 (ja) 検知手段及びこれを用いた画像形成装置、並びに画像形成装置の補正方法
JP2010128276A (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6046939B2 (ja) 現像装置、現像装置を備えた画像形成装置及び二成分現像剤の不具合を検出する検出方法
JP2006047777A (ja) 現像剤補給手段、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2010217328A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040820

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20050509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4055355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term