JP2002148091A - ガスメータ - Google Patents
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Abstract
の付着を防止し、測定精度を向上させたガスメータを提
供する。 【解決手段】 ガス供給源に接続される流入口11とガ
ス消費源側に接続される流出口12との間を連通するガ
ス流路を通過するガス流量を検出するガスメータにおい
て、測定面がガス流路の一部に暴露し、かつガスメータ
の設置状態において測定面が上向きにならないように配
置された流量センサ32と、前記測定面付近を通過する
ガスの流速を均等化させる均等化手段とから構成される
ガスメータ。
Description
特に、流量センサの測定面に付着するダスト等の影響を
低減させ、経時変化が少なく測定精度を向上させたガス
メータに関する。
スト等の影響による測定面の経時変化により、測定精度
が低下するという問題があった。以下にこの問題を説明
する。従来、この種のガスメータはガス供給源側である
上流側配管及びガス消費源側である下流側配管の間に接
続される。この上流側配管及び下流側配管は所定の間隔
を有し、それぞれの配管にガスメータの流入口及び流出
口がそれぞれ連結される。流入口からのガスはガスメー
タ内部に設けられた流量センサ及び圧力センサによりそ
れぞれガス流量及びガス圧が計測される。そして、これ
らの計測結果に基づいてよって、異常時にはガスメータ
内部に設けられた遮断弁を閉制御してガスを遮断する機
能等を有する。
及び流出口を連通する、正面からみて略U字型のガス流
路が、通常、形成されている。このU字型形状は、後述
の図1を参照しても明らかになる。そして、流入口及び
流出口の形成部を上部とすると、上記U字型形状流路の
上下方向に延びる流路の一部から上記ガス圧が検出され
ている。
路には流量測定部が形成されており、この流量測定部か
ら上記ガス流量が検出される。説明を加えると、この流
量測定部を形成する流路の内壁には、流量センサの測定
面が暴露している。流量センサとしては、例えば、マイ
クロフローセンサが想定され、このマイクロフローセン
サは、シリコンチップ上にヒータを挟んで所定の間隔を
持って上流側に及び下流側に温度センサが配置された上
記測定面を有する。このようなマイクロフローセンサで
は、ヒータにより発せられた熱が、上記流路を通過する
ガスを媒体として、上流側に及び下流側の温度センサの
付近に伝わると、この伝わった熱に応じた温度に応じた
起電力が各温度センサに発生する。これら発生した起電
力の差に基づいてガス流速がわかるので、これに基づい
てガス流量が算出される。
ように流量センサの測定面が配置されている流路の壁面
近傍は壁面抵抗によりガスの流速が大きく減少するの
で、ガスに含まれるダスト、ゴミ、ドレン等が非常に付
着しやすい。すなわち、これらはある種の粘着性を持っ
ていたり、静電気を帯びたりしてセンサ測定面に付着し
やすい上、流速が小さいと更に付着しやすくなる。ま
た、センサ測定面が上向きになるように流量センサが配
置されているとまた更にそれらは付着しやすく、堆積も
しやすくなる。その上、ガス流が一様でないことも多い
ので、センサ測定面に不規則なダスト等が経時的に堆積
することもある。流量の大きな流路中央部に白金コイル
からなる流量検知部を配置するというアイディアもある
が、これは構造が複雑になる上、上述したようなU字型
形状流路では計測部手前の上流側のカーブしている部分
により流速差が発生し、このため、流量検知部に濃いダ
ストと薄いダストとが付着してしまう。すなわち、この
場合も測定部に不規則にダスト等が堆積することにな
る。
センサ測定面に付着すると流量センサの測定精度が悪化
し、更に一様でない流れによりセンサ測定面あるいは測
定部に不規則にダスト等が堆積し、更に測定精度が悪化
する。
スト、ゴミ、ドレン等のセンサ測定面にへの付着を防止
し、測定精度を向上させたガスメータを提供することを
課題としている。
になされた請求項1記載のガスメータは、図3及び図6
に示すように、ガス供給源に接続される流入口11とガ
ス消費源側に接続される流出口12との間を連通するガ
ス流路を通過するガス流量を検出するガスメータにおい
て、測定面が前記ガス流路の一部に暴露し、かつ前記ガ
スメータの設置状態において前記測定面が上向きになら
ないように配置された流量センサ32と、前記測定面付
近を通過するガスの流速を均等化する均等化手段とから
構成されることを特徴とする。
1に設置された流量センサ32の測定面がガス流路の一
部に暴露し、かつガスメータの設置状態において測定面
が上向きにならないように配置されている。また、均等
化手段が、上記測定面付近を通過するガスの流速を均等
化する。このように、ガスメータの設置状態において測
定面が上向きにならないように配置しているので、ガス
に含まれるダスト、ゴミ、ドレン等がセンサ測定面に付
着しにくく、また堆積もしにくくなる。また、均等化手
段による流れの均等化により、センサ出力への影響を小
さくすることができる。
2記載のガスメータは、図3及び図6に示すように、請
求項1記載のガスメータにおいて、前記流量センサ32
の測定面が配置されている付近のガス流路は、矩形断面
に形成された細長い直方体形状の流量測定部21を形成
しており、前記流量センサ32は、前記流量測定部21
を構成する側面のうち、ガスメータの設置状態において
下底面とならないひとつの側面から前記測定面が前記ガ
ス流路に暴露するように配置されていることを特徴とす
る。
32の測定面が配置されている付近のガス流路は、断面
矩形に形成された直方体形状の流量測定部21を形成し
ている。この流量測定部を構成する側面のうち、ガスメ
ータの設置状態において下底面とならないひとつの側面
からガス流路に暴露するように流量センサ32が配置さ
れている。このように、ガスメータの設置状態において
下底面とならないひとつの側面から測定面がガス流路に
暴露するように流量センサ32が配置されているので、
測定面にはガスに含まれるダスト等が付着しにくい。粘
着力や帯電により付着したダスト等は、上記均等化手段
によりガス流均等化し測定面上のダスト等の偏った堆積
を低減させる。また、流量測定部21は断面矩形をして
おり、この側面を利用して流量センサ32が配置される
ので、流量センサ32の配置レイアウト並びに取付作業
が簡単になる。
3記載のガスメータは、図3及び図6に示すように、請
求項1又は2いずれか記載のガスメータにおいて、前記
均等化手段は、前記流量測定部21に配置されており、
前記測定面に対向して略平行になるように配設された整
流板31Aを含むことを特徴とする。
Aが上記測定面に対向して略平行になるように配設され
ている。このような整流板31Aにより測定面上を通過
するガス流を均等化し測定面上の偏ったダスト等の堆積
を効果的に防止し測定精度を安定化させる。また、整流
板31Aにより、流量測定部の実質的な壁面積が増大す
ることになり、整流板31Aにもダスト等が付着するこ
とになるので、測定面に付着するダストの量が相対的に
減少する。
4記載のガスメータは、図3〜図5に示すように、請求
項1〜3いずれか記載のガスメータにおいて、前記測定
面がはめこまれる開口孔を含み、前記流量センサ32が
前記ガスメータの本体裏面側あるいは表面側から装着さ
れ、固定される流量センサ取付部22を有することを特
徴とする。
ンサ32が取り付けられる流量センサ取付部22は、測
定面がはめこまれる開口孔を含む。また、流量センサ3
2がガスメータの本体裏面側あるいは表面側から装着さ
れ、固定される。このように流量センサ32は、シンプ
ルな構成で取り付けられているので、万が一、測定面に
ダスト等が堆積して測定精度が低下したとしても、流量
センサ32は簡単に取り外せる。なお、流量せんさ32
の固定は例えばネジ止め等の簡易な方法で行うことがで
きる。
〜図6に基づいて説明する。これらの図面において、同
一部分には同一参照番号又は符号を付し、また各図面間
において重複する説明は省略する。
構成を示す説明図である。図1の説明図において、本発
明のガスメータ1はガス供給源側である上流側配管11
A及びガス消費源側である下流側配管12Aの間に接続
される。この上流側配管11A及び下流側配管12Aは
所定の間隔を有して、ガスメータ1の流入口11及び流
出口12がそれぞれ連結されている。
タ1内部の流路26aを通過し、流出口12に流出して
いく。この流路26aの途中には、流量測定部31aが
形成されており、ここでのガス流が流量センサ32aに
よって計量される。この流量測定部31aは、矩形断面
をした細長い直方体形状をしており、後述するが、ここ
には整流板を含む整流格子が配置され、これによって整
流及び均等化されたガス流が流量センサ32aによって
計量される。なお、測定部31aは、矩形断面でなくて
もよく、細長い円筒状等の他の形状に構成してもよい。
内壁面のうち、ガスメータ設置状態、すなわち、流入口
11及び流出口12が上側にくるような状態において、
下底面とならない内壁面から流量センサ測定面が上記ガ
ス流路に暴露するように、流量センサ32aがガスメー
タの所定位置に設けられている。この構成は、後述の図
3及び図6を参照することで更に明確になる。
クロフローセンサが用いられる。このマイクロフローセ
ンサは、シリコンチップ上にヒータを挟んで所定の間隔
を持って上流側に及び下流側に温度センサが配置された
測定面を有する。このようなマイクロフローセンサで
は、ヒータにより発せられた熱が、上記流路26aを通
過するガスを媒体として、上記上流側に及び下流側の温
度センサの付近に伝わると、この伝わった熱に応じた温
度に応じた起電力が各温度センサに発生する。この発生
した起電力の差が、流路26aを流れる流速に対応する
熱起電力信号として、制御部24aに出力される。この
熱起電力信号はアナログ値であるので、制御部24aで
ディジタル信号に変換される。
にして、流路26aを流れるガスの瞬時的な流速を求
め、これに流路26aの断面積及びその構造に依存する
係数を乗じて、流路26a内を流れるガスの瞬時流量を
求める。更に、制御部24aは上記瞬時流量を所定の周
期でサンプリングし、このサンプリング周期に基づい
て、ガス配管内11A及び12Aを流れるガスの積算流
量を求めて、表示部15aに表示させる。
力センサ及び遮断弁装置17aの圧力センサ装置によっ
て、ガス圧が計測されている。このガス圧計測値は、制
御部24aに供給される。制御部24aは、このガス圧
及び上述したガス流量を監視しており、異常値を検知し
た場合には、圧力センサ及び遮断弁装置17aの遮断弁
を閉制御して流路26aを流れるガスを遮断する。また
異常時に制御部24aは、上記表示部15aに異常であ
ることを警報表示させるようにしてもよい。
解除された後のリセット操作をするためのリセットボタ
ン及び各種の設定用スイッチ等を含むスイッチ17aが
接続されている。
の駆動電源を供給する電源であり、例えば、CR電池が
用いられる。
スメータの構造に関して説明する。図2(A)は、本発
明のガスメータの前方平面図である。図2(B)は、図
2(A)のガスメータの側面図である。
ガスメータ1の正面部はケース13及び電池蓋14によ
って覆われている。ケース13は、後述の遮断弁駆動装
置や電子回路ユニットを覆って収容できるように所定の
高さを有して、本体18に装着されている。電池蓋14
は、後述する電池収容部を覆うようにして、上記ケース
13に着脱可能に装着される。電池蓋14は、ケース1
3に装着された際、ケース13と表面が一体化して、本
体18の正面を覆うような形状になっている。
13の正面の略中央部には、前述したガス積算量を基本
的に表示する表示窓15が設けられている。また、その
左方には、前述のような異常状態を解除された後のリセ
ット操作をするためのリセットスイッチ17が配置され
ている。このリセットスイッチ17には、通常、キャッ
プが被せられており、リセット操作をする場合にはこの
キャップは外して行われる。また、このリセットスイッ
チ17の上方には、各種の設定等が行われる各種スイッ
チ16が配置されている。この各種スイッチ16はメー
カ又はサービス会社によって初期設定時に操作されるも
のであり、通常、キャップ等で覆われている。
である上流側配管11Aに結合される流入口であり、1
2はガス消費源側である下流側配管12Aに結合される
流出口である。19は、本体18を裏側から覆うカバー
である。
図である。図3の断面図に示すように、ガスメータ1
は、本体18、ケース13、電池蓋14及びカバー19
によって、筐体外形が基本的に構成される。
方体形状の箱形をしており、その形状は後述の図4〜図
6を参照することで更に明確にになる。なお、本体18
の流入口11及び流出口12が配置されている面はいず
れの図面にも描かれていないが、この平面は長方形をし
ておりこの図3に対応する位置に円筒状の流入口11及
び流出口12がそれぞれ配置されている。この流入口1
1及び流出口12を有する平面に対向する平面、並びに
これら両平面を結ぶ側面は、単に外形の一部を構成する
長方形状平面であるので詳述しない。
弁駆動装置17A及び遮断弁17B、更に基板15B上
に実装された表示素子部15Aを収容するのに十分な高
さを持って、本体18に装着されている。遮断弁駆動装
置17Aは、前述したように異常状態において、遮断弁
17Bを流路遮断孔25Aに圧着することにより弁閉制
御して流路を遮断する。表示素子部15Aは、表示窓1
5に対応するケース13上の位置に配置されており、前
述のガス積算量を表示する。
てこの上部を覆うようにして、ケース13に着脱可能に
装着されている。電池蓋14は、ケース13に装着され
た際、ケース13と表面が一体化するように、本体18
の下部正面を覆うような形状になっている。なお、この
図では電池は記載省略している。
1aに対応する流量測定部21に整流格子31が配置さ
れている。この整流格子31は、ガス流路の流量測定部
21に装着されている。この整流格子31が装着される
部分の流路、あるいは量計測部21は、細長い直方体状
の整流格子31に対応するような形状をしており、この
図3で示すように、ガスの流れる方向に垂直な方向から
みると、略正方形に近い矩形断面をしている。
平行に等間隔で配置されている。またこれら整流板31
Aに平行になり、このうちのひとつ(最も左の整流板3
1A)と測定面が対向する流量センサ32がガスメータ
1の本体18の所定位置に設けられている。整流板31
Aは所定の助走距離を有しており、ここより上流側での
配管や流路形状の影響を除去する。また、流量センサの
測定面上を通過するガス流を均等化する。
21のひとつの面である側面に上記最も左の整流板31
Aに、その測定面が対向するように本体18に設けられ
ている。
置状態において下底面とならない側面から測定面がガス
流路に暴露するように流量センサ32が配置されている
ので、この測定面にはガスに含まれるダスト、ゴミ、ド
レン等が付着しにくく、また堆積もしにくくなる。すな
わち、ガスメータの設置状態において下底面とならない
上記側面は、上記下底面に垂直であるので、ダスト等の
粘着力や帯電を無視するとこれらは理論的には付着しな
い。実際的に粘着力や帯電により測定面に付着したダス
ト等は、整流板31Aによるガス流の均等化により測定
面上から吹き飛ばし、それらの付着及び堆積を低減させ
る。この結果、測定面上はクリーンアップされた状態が
維持されることになるので、測定精度が高く、かつダス
トによる経時変化の少ない測定精度を有するガスメータ
が得られる。
Aが上記測定面に対向して略平行になるように配設され
ている。このような整流板31Aにより上述のように測
定面上のダスト等の堆積を効果的に防止すると同時に整
流板31Aの有する整流効果により測定面上をのガス流
を均等化し測定精度を安定化させる。また、整流板31
Aにより、流量測定部の実質的な壁面積が増大すること
になり、整流板31Aにもダスト等が付着することにな
るので、測定面に付着するダストの量が相対的に減少す
る。これらの結果、更に測定精度が高く、安定した測定
精度を有するガスメータが得られる。
ータ1では流量センサ32はひとつの同一内壁面(上記
記載の側面)のみに対応して設けられている。換言すれ
ば、流量測定部を構成する他の内壁面に対しては流量セ
ンサ32は設けられていない。これによって、測定面を
クリーンアップするための整流板31Aを含む整流格子
31の構成が簡単になる。例えば、矩形断面の流量測定
部を構成する全ての内壁面に対応させて複数の流量セン
サ32を設けた場合を想定すると、これらの測定面を全
てクリーンアップするための整流板31Aを含む整流格
子31は非常に複雑なものになってしまう。もちろん、
上記ひとつの同一内壁面の主旨は、側面に限定するもの
でなく、ガスメータの設置状態において天井面に対応す
る内壁面でも、あるいは他の側面であってもよい。
電池蓋を取り外した際の前方平面図である。図4の平面
図に示すように、本体18の下方中央部には略楕円形状
の電池収容部14Aの開口面が形成されている。その上
部には、この平面と反対側に貫通する円形の開口部を有
する流量センサ取付部(又は流量センサ収容部)22が
形成されている。この開口部を介して、流量センサの測
定面が、この開口部の反対側の流量測定部を流れるガス
流に接するようにして、流量センサが装着される。22
A、22B、22C及び22Dは流量センサをネジ止め
により、この位置に固定するためのネジ穴である。その
上方には、圧力センサ収容部23及び電子回路ユニット
収容部24が形成されている。
過するガス圧を計測するための圧力センサが収容され
る。圧力センサはネジ穴23A及び23Bを介してのネ
ジ止めによって、この収容部23により位置決めされる
本体18上のこの所定位置に固定される。なお、28A
及び28Bはそれぞれ、ガス圧を計測する際に利用され
る大気及びガスの導入孔である。一方、電子回路ユニッ
ト収容部24には、前述の制御部24aを含むマイコン
チップ等の電子回路ユニットを実装するプリント基板
が、参照符号を伏してない2つのネジ穴を介して、この
収容部24により位置決めされる本体18上のこの所定
位置に固定される。
は、遮断弁装置収容部及び流路25が形成されている。
ここは、図3で示した遮断弁17Bを含む遮断弁駆動装
置17Aを収容する遮断弁装置収容部を形成すると共
に、ガス流路の一部にもなっている。25Aは図3で示
した流路遮断孔であり、25Bはこの平面の反対側に通
じる流路の一部を形成する開口部である。遮断弁駆動装
置17Aは、参照符号を伏してない複数のネジ穴を介し
てのネジ止めによって、この収容部及び流路25によっ
て位置決めされる本体18上のこの所定位置に固定され
る。固定されると、この装置17Aの一部がこの図面側
から流路を密閉して、ここで前述のガス流路の一部を構
成することになる。この固定による密閉は、前述の図3
も参照されたい。
サ32の測定面がはめこまれる開口孔を含む。また、流
量センサ取付部22には流量センサ32がガスメータの
本体表面側から装着され、ネジ止めにより固定される。
このように流量センサ32は、シンプルな構成で取り付
けられているので、万が一、測定面にダスト等が付着し
て測定精度が低下したとしても、流量センサ32はネジ
をゆるめるだけで簡単に取り外せ、測定面のクリーンア
ップ又は場合によっては流量センサ32自体の取り替え
が容易に行える。
る。図5の平面図に示すように、流入口11と流出口1
2との間は、本体18内に形成されたガス流路を経由し
て連通されている。この本体18内に形成されたガス流
路は、流路26A(点線で示す)、流路26B、流量測
定部21、遮断弁装置収容部及び流路25(点線で示
す)、流路26C、及び流路26D(点線で示す)から
基本的に構成される。点線で描かれた流路26A、遮断
弁装置収容部及び流路25及び流路26Dは、図6を参
照することでより明確になる。また流路26B及び流路
26C、並びに流量測定部21は、この平面から所定の
深さを有するガス流路の一部を構成する空間として形成
されており、これらの形状も図6を参照することでより
明確になる。これら流路26B及び流路26C、並びに
流量測定部21を形成する溝は、整流格子、スペーサの
装着、並びに図3で示したカバー19の装着によって、
密閉された流路となる。なお、25A及び25Bはそれ
ぞれ、図4で示した前方平面に通じる流路遮断孔及び開
口部である。
定部21は、本体18に所定の深さにくり抜かれた略直
方体の溝形状に形成されている。この流量測定部21
は、整流格子が装着される整流格子収容部21Cを含
む。また、整流格子収容部21Cを挟むようにして、前
述したメッシュを含むスペーサ収容部21A及び21B
が形成されている。直法体溝状の整流格子収容部21C
の底面には、流量センサ32の測定面がこの平面方向に
向くように、流量センサ32がこの底面の反対側から取
り付けられる流量センサ取付部22が設けられている。
流量センサ取付部22は円形をした開口部であり、この
平面と反対側に貫通する。
り、28は本体の表面に所定の深さにくり抜かれた溝状
の大気通路である。大気導入孔27からの大気は、大気
通路28を経由して、この平面と反対側に通じる孔28
Aに至る。また、29は、流路26C付近を導入及び通
過するガスを通過させるためのガス通路である。本体1
8のガス流路を通過するガスは、このガス通路29を経
由して、この平面と反対側に通じる孔29Aに至る。上
記孔28A及び29Aからの大気及びガスは、この平面
と反対側から取り付けられる前述の圧力センサに供給さ
れることになる。
装着された後、符号を付していないネジ穴を介したネジ
止めにより、図3に示したカバー19がこの平面側から
装着されると、流路26B及び流路26C、並びに流量
測定部21を形成する溝は、密閉されたガス流路の一部
を構成するようになる。また、このカバー19の装着に
より、大気通路28、ガス通路29、孔28A及び孔2
9Aも密閉される。
と、溝状流路が覆われガス流路26aを形成するように
なるが、これと共に本体18上の所定位置に装着された
整流格子31及びスペーサ33、すなわち、流路ブロッ
クも本体上に固定される。
18の断面形状を示す。図6(A)は、図4のAA線断
面図である。図6(B)は、図4のBB線断面図であ
る。図6(C)は、図5のCC線断面図である。
て説明する。図6(C)に示すように、流入口11、流
路26A及び26Bが連通して流路が形成されている。
更に、図6(C)に示す流路は、図6(B)に示す流量
測定部21にも連通して下流側に至る。そして、図6
(A)に示すように、流量測定部21が遮断弁装置収容
部及び流路25、流路遮断孔25A、流路26C、並び
に流路26Dが連通して流路の一部を形成し、流出口1
2に至る。このようにして、本体18内にガス流路が形
成されている。
付部分について説明する。図6(B)に示すように、矩
形断面の流量測定部21の側面の内壁には、上述したよ
うに測定面が流量測定部21に暴露するように流量セン
サ32を取り付けるための流量センサ取付部22が設け
られている。ここに取り付けられる流量センサ32は、
取付台22A及び22Bそれぞれに、ネジ31A及び3
2Aが螺合されることによって、所定位置にネジ止め固
定される。なお、図6(B)における23A及び23B
は共に、前述の圧力センサがネジ止めされる取付台であ
る。
7Bは、図5で説明した大気導入孔であり、図6(B)
における28A及び29Aはそれぞれ、大気及びガスを
供給する孔である。更に、図6(A)及び図6(B)に
おける14Aは、上述した電池収容部である。
メータの設置状態において測定面が上向きにならないよ
うに流量センサ32が配置されているので、ガスに含ま
れるダスト、ゴミ、ドレン等が付着しにくく、また堆積
もしにくくなる。また、整流板31Aにより測定面付近
を通過するガスの流速を安定化させることにより、測定
面上のダスト等を均等にし、それらの付着及び堆積を均
等にさせる。これらの結果、測定面上は安定した状態が
維持されることになるので、測定精度が高く、かつダス
トによる経時変化の少ない測定精度を有するガスメータ
が得られるようになる。
の測定面はガスメータの設置状態において流路側面にな
る内壁から暴露するようにしているが、この代わりに、
上底面、すなわち、ガスメータの設置状態において天井
面に対応する内壁から測定面が暴露するようにし、この
測定面に対向するように整流板31Aを配置するように
してもよい。要は、ダスト等が付着しにくいように流量
センサの測定面を配置し、更に整流板31Aによるガス
流均等効果により測定面を安定化するような構成であれ
ばよい。
明によれば、流量センサ32の測定面にガスに含まれる
ダスト、ゴミ、ドレン等が付着しにくく、また堆積もし
にくくなる。また、均等化手段により測定面付近を通過
するガスの流速を安定化させることにより、測定面上の
ダスト等を均等にし、それらの付着及び堆積を均等にさ
せる。この結果、測定面上はクリーンアップされた安定
化状態が維持されることになるので、測定精度が高く、
かつダストによる経時変化の少ない測定精度を有するガ
スメータが得られる。
の設置状態において下底面とならない直方体形状の流量
測定部21のひとつの側面から測定面がガス流路に暴露
するように流量センサ32が配置されているので、この
測定面にはガスに含まれるダスト等が付着しにくい。す
なわち、ガスメータの設置状態において下底面とならな
い側面は上記下底面に垂直であるので、ダスト等の粘着
力や帯電を無視するとこれらは理論的には付着しない
が、実際的に粘着力や帯電により付着したダスト等は、
上記均等化手段によりガス流均等化測定面上のダスト等
の偏った堆積を低減させる。この結果、測定精度が高
く、かつダストによる経時変化の少ない測定精度を有す
るガスメータが得られる。また、流量測定部21は断面
矩形をしており、この側面を利用して流量センサ32が
配置されるので、流量センサ32の配置レイアウト並び
に取付作業が簡単になるという効果も得られる。
Aが上記測定面に対向して略平行になるように配設され
ている。このような整流板31Aにより測定面上を通過
するガス流を均等化し測定面上のダスト等の偏った堆積
を効果的に防止し測定精度を安定化させる。また、整流
板31Aにより、流量測定部の実質的な壁面積が増大す
ることになり、整流板31Aにもダスト等が付着するこ
とになるので、測定面に付着するダストの量が相対的に
減少する。これらの結果、更に測定精度が高く、安定し
た測定精度を有するガスメータが得られる。
ンサ32が取り付けられる流量センサ取付部22は、測
定面がはめこまれる開口孔を含む。また、流量センサ3
2がガスメータの本体裏面側あるいは表面側から装着さ
れ、ネジ止めにより固定される。このように流量センサ
32は、シンプルな構成で取り付けられているので、万
が一、測定面にダスト等が堆積して測定精度が低下した
としても、流量センサ32はネジをゆるめるだけで簡単
に取り外せ、測定面のクリーンアップ又は場合によって
は流量センサ32自体の取り替えが容易に行える。
明図である。
図である。図2(B)は、図2(A)のガスメータの側
面図である。
外した際の前方平面図である。
6(B)は、図4のBB線断面図である。図6(C)
は、図5のCC線断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ガス供給源に接続される流入口とガス消
費源側に接続される流出口との間を連通するガス流路を
通過するガス流量を検出するガスメータにおいて、 測定面が前記ガス流路の一部に暴露し、かつ前記ガスメ
ータの設置状態において前記測定面が上向きにならない
ように配置された流量センサと、 前記測定面付近を通過するガスの流速を均等化する均等
化手段と、 から構成されることを特徴とするガスメータ。 - 【請求項2】 請求項1記載のガスメータにおいて、 前記流量センサの測定面が配置されている付近のガス流
路は、矩形断面に形成された細長い直方体形状の流量測
定部を形成しており、 前記流量センサは、前記流量測定部を構成する側面のう
ち、ガスメータの設置状態において下底面とならないひ
とつの側面から前記測定面が前記ガス流路に暴露するよ
うに配置されていることを特徴とするガスメータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2いずれか記載のガスメー
タにおいて、 前記均等化手段は、前記流量測定部に配置されており、
前記測定面に対向して略平行になるように配設された整
流板を含むことを特徴とするガスメータ。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載のガスメータ
において、 前記測定面がはめこまれる開口孔を含み、前記流量セン
サが前記ガスメータの本体裏面側あるいは表面側から装
着され、固定される流量センサ取付部を有することを特
徴とするガスメータ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000340283A JP2002148091A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | ガスメータ |
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JP2000340283A JP2002148091A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | ガスメータ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18815224
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002148091A (ja) |
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