JP2002146643A - 糸の増強方法及び装置 - Google Patents
糸の増強方法及び装置Info
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- JP2002146643A JP2002146643A JP2001277242A JP2001277242A JP2002146643A JP 2002146643 A JP2002146643 A JP 2002146643A JP 2001277242 A JP2001277242 A JP 2001277242A JP 2001277242 A JP2001277242 A JP 2001277242A JP 2002146643 A JP2002146643 A JP 2002146643A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
- D04H18/02—Needling machines with needles
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/22—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
- D02G3/36—Cored or coated yarns or threads
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な方法によって、最初にあげた種
類の糸を機械的に増強して一層高い強さの要求に応じる
のみならず、加撚の解撚の危険も予防する。 【構成】 糸6は少なくとも芯範囲を包囲する外被範囲
に繊維を持っている。糸6に添って、繊維が外被範囲か
ら芯範囲へニードルパンチされる。
類の糸を機械的に増強して一層高い強さの要求に応じる
のみならず、加撚の解撚の危険も予防する。 【構成】 糸6は少なくとも芯範囲を包囲する外被範囲
に繊維を持っている。糸6に添って、繊維が外被範囲か
ら芯範囲へニードルパンチされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも芯範囲
を包囲する外被範囲に繊維を持つ糸の増強方法及び装置
に関する。
を包囲する外被範囲に繊維を持つ糸の増強方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】芯範囲を包囲する繊維から成る外被範囲
を持つ糸の強さは、とりわけ糸芯中における外被繊維の
固定に関係している。糸がスライバの加撚により得られ
ると、スライバの加燃のため外被繊維が繊維構造に一般
によくくるまれる。しかし糸芯は繊維を巻付けられる
と、外被繊維と糸芯との結合は外被繊維と糸芯の表面と
の摩擦に限定されるので、適当な荷重を受けると繊維外
被が糸芯に対して糸の長さ方向にずらされるという危険
が現われる。これにより、特に外被繊維が互いに比較的
僅かな結合しか持っていない時に、繊維構造がほぐれる
ことがある。更に糸の強さは、糸加撚の解撚に伴って現
われる糸荷重を受ける。
を持つ糸の強さは、とりわけ糸芯中における外被繊維の
固定に関係している。糸がスライバの加撚により得られ
ると、スライバの加燃のため外被繊維が繊維構造に一般
によくくるまれる。しかし糸芯は繊維を巻付けられる
と、外被繊維と糸芯との結合は外被繊維と糸芯の表面と
の摩擦に限定されるので、適当な荷重を受けると繊維外
被が糸芯に対して糸の長さ方向にずらされるという危険
が現われる。これにより、特に外被繊維が互いに比較的
僅かな結合しか持っていない時に、繊維構造がほぐれる
ことがある。更に糸の強さは、糸加撚の解撚に伴って現
われる糸荷重を受ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題に
なっている課題は、比較的簡単な方法によって、最初に
あげた種類の糸を機械的に増強して一層高い強さの要求
に応じるのみならず、加撚の解撚の危険も予防すること
である。
なっている課題は、比較的簡単な方法によって、最初に
あげた種類の糸を機械的に増強して一層高い強さの要求
に応じるのみならず、加撚の解撚の危険も予防すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、糸に沿って外
被範囲から芯範囲を通って繊維をニードルパンチするこ
とによって、与えられた課題を解決する。
被範囲から芯範囲を通って繊維をニードルパンチするこ
とによって、与えられた課題を解決する。
【0005】この手段のため外被繊維が更に糸の芯範囲
において固定されるので、外被繊維と糸の芯範囲との結
合が著しく強化され、特に糸の芯範囲を通して外被繊維
のニードルパンチにより、糸の加撚が固定されるので、
この結合の強化が糸の強さに直接影響を及ぼす。これは
所定の加撚度を持つ糸が一層良い強さの性質を得るか、
又は要求される糸の強さに対して僅かな糸加撚しか必要
としないことを意味する。これは加撚されるスライバか
らなる糸、特に糸芯の周りに巻かれる繊維外被を持つ糸
に対して当てはまる。なぜならばこの場合そうしない場
合不可能になる外被繊維と糸芯との結合を行うことがで
きるからである。更にニードルパンチにより生じる繊維
構造の圧縮が、太い個所および細い個所のある程度の補
償を伴い、これが均一な糸品質に現われる。
において固定されるので、外被繊維と糸の芯範囲との結
合が著しく強化され、特に糸の芯範囲を通して外被繊維
のニードルパンチにより、糸の加撚が固定されるので、
この結合の強化が糸の強さに直接影響を及ぼす。これは
所定の加撚度を持つ糸が一層良い強さの性質を得るか、
又は要求される糸の強さに対して僅かな糸加撚しか必要
としないことを意味する。これは加撚されるスライバか
らなる糸、特に糸芯の周りに巻かれる繊維外被を持つ糸
に対して当てはまる。なぜならばこの場合そうしない場
合不可能になる外被繊維と糸芯との結合を行うことがで
きるからである。更にニードルパンチにより生じる繊維
構造の圧縮が、太い個所および細い個所のある程度の補
償を伴い、これが均一な糸品質に現われる。
【0006】糸のニードルパンチを行うために、突き刺
し方向に往復駆動可能な少なくとも1つのニードルボー
ドとニードルボードに対向するベツドプレートを持つ従
来のニードルパンチ装置から出発することができる。糸
通過方向に前後してニードルを配置し、ニードルパンチ
すべき糸がニードルに対して側方へそれないようにする
ことが必要である。この目的のためベツドプレートが糸
通過方向に延びる少なくとも1つの糸用案内通路を持
ち、ニードルボードのニードルが案内通路へ突き刺さ
る。ベツドプレートにある溝又はベツドプレート上に設
けられる案内定規により形成することができる案内通路
の側壁は、ニードルパンチすべき糸が側方へそれるのを
防止するので、案内通路を通して引張られる糸にニード
ルパンチを行って、外被繊維が糸の芯範囲を通して引張
られるようにするために、ニードルを糸案内通路の方向
に1列に配置しさえすればよい。芯範囲を通して反対側
の外被範囲に延びる外被繊維は、外被範囲と芯範囲との
相対運動を大幅に防止するので、こうしてニードルパン
チされる糸は良好な強さ値を持つだけでなく、解撚を有
利に防止される。
し方向に往復駆動可能な少なくとも1つのニードルボー
ドとニードルボードに対向するベツドプレートを持つ従
来のニードルパンチ装置から出発することができる。糸
通過方向に前後してニードルを配置し、ニードルパンチ
すべき糸がニードルに対して側方へそれないようにする
ことが必要である。この目的のためベツドプレートが糸
通過方向に延びる少なくとも1つの糸用案内通路を持
ち、ニードルボードのニードルが案内通路へ突き刺さ
る。ベツドプレートにある溝又はベツドプレート上に設
けられる案内定規により形成することができる案内通路
の側壁は、ニードルパンチすべき糸が側方へそれるのを
防止するので、案内通路を通して引張られる糸にニード
ルパンチを行って、外被繊維が糸の芯範囲を通して引張
られるようにするために、ニードルを糸案内通路の方向
に1列に配置しさえすればよい。芯範囲を通して反対側
の外被範囲に延びる外被繊維は、外被範囲と芯範囲との
相対運動を大幅に防止するので、こうしてニードルパン
チされる糸は良好な強さ値を持つだけでなく、解撚を有
利に防止される。
【0007】糸の外被範囲と芯範囲との間の繊維構造の
望ましい結合は比較的僅かな突き刺し密度しか必要とし
ないので、ニードルパンチすべき糸がこのために設けら
れる装置を通る通過速度を高く保つことができ、それに
より次の糸処理の作業速度によく合わせることが可能に
なる。複数の糸を同時にニードルパンチできるようにす
るため、ベツドプレートはそれぞれ1つの糸用の複数の
平行な案内通路を持つことができる。糸案内通路への糸
の障害のない到来又はこれからの糸の障害のない退出
は、糸用の案内環によって簡単に強制することができ
る。
望ましい結合は比較的僅かな突き刺し密度しか必要とし
ないので、ニードルパンチすべき糸がこのために設けら
れる装置を通る通過速度を高く保つことができ、それに
より次の糸処理の作業速度によく合わせることが可能に
なる。複数の糸を同時にニードルパンチできるようにす
るため、ベツドプレートはそれぞれ1つの糸用の複数の
平行な案内通路を持つことができる。糸案内通路への糸
の障害のない到来又はこれからの糸の障害のない退出
は、糸用の案内環によって簡単に強制することができ
る。
【0008】糸のニードルパンチのために有利な側方案
内を案内通路内で行うため、案内通路の内側幅は突き刺
し方向に減少することができるので、ニードルパンチす
べき糸が案内通路へ引込まれると、糸はそのつどの太さ
に応じて案内通路の両側壁に接する。この目的のためベ
ツドプレートは少なくとも到来範囲及び退出範囲で凸に
湾曲して構成されることができるので、ニードルパンチ
すべき糸が引張り荷重を受けると、糸をベツドプレート
の案内通路へ押込む力成分が現われる。湾曲が案内通路
の全長にわたって延びていると、この効果は、糸へのニ
ードルの突き刺し角が案内通路に沿って変化するという
利点を伴って、ニードルパンチ範囲へも及び、これが強
さの性質に適当に影響を及ぼす。ベツドプレートの湾曲
のこの効果は、もちろん案内通路の断面の特別な構成に
は関係せず、糸の側方案内への要求がわずかな場合、こ
の断面は直角断面を持つこともできる。
内を案内通路内で行うため、案内通路の内側幅は突き刺
し方向に減少することができるので、ニードルパンチす
べき糸が案内通路へ引込まれると、糸はそのつどの太さ
に応じて案内通路の両側壁に接する。この目的のためベ
ツドプレートは少なくとも到来範囲及び退出範囲で凸に
湾曲して構成されることができるので、ニードルパンチ
すべき糸が引張り荷重を受けると、糸をベツドプレート
の案内通路へ押込む力成分が現われる。湾曲が案内通路
の全長にわたって延びていると、この効果は、糸へのニ
ードルの突き刺し角が案内通路に沿って変化するという
利点を伴って、ニードルパンチ範囲へも及び、これが強
さの性質に適当に影響を及ぼす。ベツドプレートの湾曲
のこの効果は、もちろん案内通路の断面の特別な構成に
は関係せず、糸の側方案内への要求がわずかな場合、こ
の断面は直角断面を持つこともできる。
【0009】糸に適当な引張り荷重が加わる場合、凸な
ベツドプレートはベツドプレートに対して直角な力成分
を生じ、この力成分が糸をベツドプレートへ押付けるけ
れども、ベツドプレートとニードルボードとの間にスト
リツパプレートを設けるのがよい。なぜならばそれによ
り、比較的僅かな糸張力でも、充分穏やかな糸案内が行
われるからである。
ベツドプレートはベツドプレートに対して直角な力成分
を生じ、この力成分が糸をベツドプレートへ押付けるけ
れども、ベツドプレートとニードルボードとの間にスト
リツパプレートを設けるのがよい。なぜならばそれによ
り、比較的僅かな糸張力でも、充分穏やかな糸案内が行
われるからである。
【0010】図面により本発明による方法が詳細に説明
される。
される。
【0011】図1による装置は、大体においてベツドプ
レート1と、このベツドプレート1に対向するニードル
ボード2とからなり、このニードルボード2は従来のよ
うにニードルビーム3に差込まれている。ニードルビー
ム3は、偏心輪伝動装置を介してニードル4の突き刺し
方向に往復駆動される。しかし従来のベツドプレートと
は異なり、本発明によるベツドプレート1には、ニード
ルパンチすべき糸6用の複数の案内通路5が付属し、引
込みローラ7と引出しローラ8との間で糸6が張力を受
けた状態に保たれる。糸6の一層良好な案内のために、
付加的な案内環9を設けることができる。
レート1と、このベツドプレート1に対向するニードル
ボード2とからなり、このニードルボード2は従来のよ
うにニードルビーム3に差込まれている。ニードルビー
ム3は、偏心輪伝動装置を介してニードル4の突き刺し
方向に往復駆動される。しかし従来のベツドプレートと
は異なり、本発明によるベツドプレート1には、ニード
ルパンチすべき糸6用の複数の案内通路5が付属し、引
込みローラ7と引出しローラ8との間で糸6が張力を受
けた状態に保たれる。糸6の一層良好な案内のために、
付加的な案内環9を設けることができる。
【0012】案内通路5は案内溝の形でベツドプレート
1に形成されているけれども、これは強制的なものでは
ない。案内通路5はベツドプレート1上の案内定規によ
っても形成することができる。なぜならば、とりわけ糸
6の側方案内が問題だからである。案内通路5の案内溝
は、図2によれば溝底の方へ丸められており、これが案
内溝へ引込まれる糸6の有利な側方案内を伴う。なぜな
らば、ベツドプレート1は糸6の到来側及び退出側で糸
通過方向に凸な湾曲を持っているので、糸6の引張り荷
重のため、この糸をベツドプレート1へ押付ける力成分
が生じるからである。しかし湾曲範囲に現われるこの力
成分は、ベツドプレート1とニードルボード2との間に
設けられるストリツパプレート10をなくすことができ
るほど充分ではない。
1に形成されているけれども、これは強制的なものでは
ない。案内通路5はベツドプレート1上の案内定規によ
っても形成することができる。なぜならば、とりわけ糸
6の側方案内が問題だからである。案内通路5の案内溝
は、図2によれば溝底の方へ丸められており、これが案
内溝へ引込まれる糸6の有利な側方案内を伴う。なぜな
らば、ベツドプレート1は糸6の到来側及び退出側で糸
通過方向に凸な湾曲を持っているので、糸6の引張り荷
重のため、この糸をベツドプレート1へ押付ける力成分
が生じるからである。しかし湾曲範囲に現われるこの力
成分は、ベツドプレート1とニードルボード2との間に
設けられるストリツパプレート10をなくすことができ
るほど充分ではない。
【0013】図3による実施例は、ベツドプレート1の
構成においてのみ図1による実施例と相違しており、、
このベツドプレート1は糸の到来側から退出側へ連続し
て凸に湾曲しているので、案内通路5の全長にわたっ
て、ベツドプレート1に対して直角に力成分が生じ、こ
の力成分が糸6をベツドプレート1へ押付ける。それに
もかかわらず、ニードルパンチ過程のために有利な穏や
かな糸案内を保証するため、ストリツパプレート10が
使用される。
構成においてのみ図1による実施例と相違しており、、
このベツドプレート1は糸の到来側から退出側へ連続し
て凸に湾曲しているので、案内通路5の全長にわたっ
て、ベツドプレート1に対して直角に力成分が生じ、こ
の力成分が糸6をベツドプレート1へ押付ける。それに
もかかわらず、ニードルパンチ過程のために有利な穏や
かな糸案内を保証するため、ストリツパプレート10が
使用される。
【0014】図1及び3による実施例は、糸6に作用す
る力に関して相違しているのみならず、とりわけ図4及
び5に示すようにニードルパンチの方式においても相違
している。図4及び5はそれぞれ糸芯11及び繊維外被
12を持つ糸6を示し、繊維外被12は、例えば糸芯1
1の周りに巻かれた被覆繊維から成ることができる。し
かし糸芯11及び繊維外被12は、糸となるように加撚
される繊維束の芯範囲及び外被範囲によっても形成する
ことができる。図1によれば、ニードルボード2のニー
ドル4がベツドプレート1に対して直角に糸6へ突き刺
さるので、橋渡し繊維13によって示されるように、図
4に従って外被繊維が糸軸線に対してほぼ直角に心芯1
1を通してニードルパンチされる。これらの橋渡し繊維
13は繊維外被12を糸芯11と結合し、付加的に糸6
の加撚を固定し、これが所望の糸増強を行う。
る力に関して相違しているのみならず、とりわけ図4及
び5に示すようにニードルパンチの方式においても相違
している。図4及び5はそれぞれ糸芯11及び繊維外被
12を持つ糸6を示し、繊維外被12は、例えば糸芯1
1の周りに巻かれた被覆繊維から成ることができる。し
かし糸芯11及び繊維外被12は、糸となるように加撚
される繊維束の芯範囲及び外被範囲によっても形成する
ことができる。図1によれば、ニードルボード2のニー
ドル4がベツドプレート1に対して直角に糸6へ突き刺
さるので、橋渡し繊維13によって示されるように、図
4に従って外被繊維が糸軸線に対してほぼ直角に心芯1
1を通してニードルパンチされる。これらの橋渡し繊維
13は繊維外被12を糸芯11と結合し、付加的に糸6
の加撚を固定し、これが所望の糸増強を行う。
【0015】図3によれば、ニードル4が異なる突き刺
し角で、凸なベツドプレート1に沿って導かれる糸6へ
突き刺され、その結果図5に概略的にのみ示すように、
糸長さ軸線に対して異なる傾きの橋渡し糸13が生じ
る。異なる傾きの橋渡し糸13は、図4に比較して異な
るフエルト化が外被繊維と糸芯との間に生じるので、ベ
ツドプレート1の湾曲の構成により糸増強に影響を及ぼ
すことができる。
し角で、凸なベツドプレート1に沿って導かれる糸6へ
突き刺され、その結果図5に概略的にのみ示すように、
糸長さ軸線に対して異なる傾きの橋渡し糸13が生じ
る。異なる傾きの橋渡し糸13は、図4に比較して異な
るフエルト化が外被繊維と糸芯との間に生じるので、ベ
ツドプレート1の湾曲の構成により糸増強に影響を及ぼ
すことができる。
【0016】ニードル4が互いに僅かにずれることなく
配置されると、これらのニードル4は大体において共通
な軸線方向面で糸6へ突き刺されるけれども、糸6の引
張り荷重のため糸案内通路の通過中に糸の加撚は避けら
れないので、橋渡し糸13は一般に共通な軸線方向面に
なく、従って、糸の周囲にわたって分布するニードル突
き刺しが行われ、このことは糸6の均一な増強にとって
有利である。
配置されると、これらのニードル4は大体において共通
な軸線方向面で糸6へ突き刺されるけれども、糸6の引
張り荷重のため糸案内通路の通過中に糸の加撚は避けら
れないので、橋渡し糸13は一般に共通な軸線方向面に
なく、従って、糸の周囲にわたって分布するニードル突
き刺しが行われ、このことは糸6の均一な増強にとって
有利である。
【図1】本発明による糸の増強装置を一部切断かつ簡単
化した側面図で示す。
化した側面図で示す。
【図2】図1のII−II線による断面を拡大尺度で示
す。
す。
【図3】本発明による装置の別の実施例の図1に相当す
る側面図を示す。
る側面図を示す。
【図4】図1による装置で増強される糸の概略縦断面を
拡大尺度で示す。
拡大尺度で示す。
【図5】図3による装置で増強される糸の概略側面図を
拡大尺度で示す。
拡大尺度で示す。
1 ベツドプレート 2 ニードルボード 4 ニードル 5 案内通路 6 糸 11 糸芯 12 繊維外被
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも芯範囲を包囲する外被範囲に
繊維を持つ糸を増強するため、糸に沿って外被範囲から
芯範囲を通って繊維をニードルパンチすることを特徴と
する、糸の増強方法。 - 【請求項2】 少なくとも糸芯の周りに巻かれる繊維外
被から糸芯を通って繊維をニードルパンチすることを特
徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 突き刺し方向に往復駆動可能な少なくと
も1つのニードルボードと、ニードルボードに対向する
ベツドプレートとを有するものにおいて、ベツドプレー
ト(1)が糸通過方向に延びる少なくとも1つの糸
(6)用案内通路(5)を持ち、ニードルボード(2)
のニードル(4)が案内通路(5)へ突き刺さることを
特徴とする、請求項1又は2に記載の方法を実施する装
置。 - 【請求項4】 ベツドプレート(1)がそれぞれ1つの
糸(6)用の複数の平行な案内通路(5)を持っている
ことを特徴とする、請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 糸通路(5)の前及び/又は後に糸
(6)用の案内環(9)が設けられていることを特徴と
する、請求項3又は4に記載の装置。 - 【請求項6】 ベツドプレート(1)が少なくとも到来
側及び退出側で糸案内通路(5)の方向に凸に湾曲して
延びていることを特徴とする、請求項3〜5の1つに記
載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT1651/2000 | 2000-09-29 | ||
AT0165100A AT410679B (de) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | Verfahren und vorrichtung zum verfestigen eines garnes |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002146643A true JP2002146643A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=3688555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001277242A Pending JP2002146643A (ja) | 2000-09-29 | 2001-08-10 | 糸の増強方法及び装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020038499A1 (ja) |
JP (1) | JP2002146643A (ja) |
AT (1) | AT410679B (ja) |
CZ (1) | CZ20013474A3 (ja) |
DE (1) | DE10138701A1 (ja) |
FR (1) | FR2814760B1 (ja) |
GB (1) | GB2367307B (ja) |
IT (1) | ITGE20010072A1 (ja) |
TW (1) | TW546430B (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT410680B (de) * | 2000-11-22 | 2003-06-25 | Fehrer Monika Mag | Verfahren und vorrichtung zum verfestigen einer textilen warenbahn |
US6796115B1 (en) * | 2001-12-19 | 2004-09-28 | Gilbert Patrick | Needle punched yarns |
JP2003301364A (ja) * | 2002-04-10 | 2003-10-24 | Shikibo Ltd | 短繊維交絡による一方向長繊維三次元構造体 |
AT411601B (de) * | 2002-09-12 | 2004-03-25 | Fehrer Monika Mag | Vorrichtung zum nadeln wenigstens eines garnes |
CN102181968B (zh) * | 2011-04-26 | 2013-01-02 | 东华大学 | 一种采用针辊方式提高环锭纺单纱强力的装置 |
CN102181970B (zh) * | 2011-04-26 | 2012-11-07 | 东华大学 | 一种采用高频针刺方法提高单纱强力的装置 |
CN104088052B (zh) * | 2014-07-17 | 2016-08-24 | 苏州华良化纤纺织有限公司 | 一种弹力丝节点生成装置 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US3340586A (en) * | 1965-08-30 | 1967-09-12 | Singer Co | Methods and apparatus for needling textile fibers |
US3474611A (en) * | 1966-09-05 | 1969-10-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method of making fibrous yarns and apparatus therefor |
US3783479A (en) * | 1970-08-27 | 1974-01-08 | Southern Mills Inc | Method of preparing a nonwoven fabric |
US3935046A (en) * | 1972-11-06 | 1976-01-27 | Imperial Chemical Industries Limited | Non-woven fabrics |
US4170868A (en) * | 1976-12-30 | 1979-10-16 | Wwg Industries, Inc. | Yarn forming apparatus with mechanical node locking |
US4350731A (en) * | 1981-06-08 | 1982-09-21 | Albany International Corp. | Novel yarn and fabric formed therefrom |
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