JP2002146479A - 捻回特性に優れた伸線加工用線材およびその製造方法 - Google Patents
捻回特性に優れた伸線加工用線材およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2002146479A JP2002146479A JP2000338021A JP2000338021A JP2002146479A JP 2002146479 A JP2002146479 A JP 2002146479A JP 2000338021 A JP2000338021 A JP 2000338021A JP 2000338021 A JP2000338021 A JP 2000338021A JP 2002146479 A JP2002146479 A JP 2002146479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- wire drawing
- less
- excluding
- ferrite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/04—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/06—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/02—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D2211/00—Microstructure comprising significant phases
- C21D2211/009—Pearlite
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/525—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length for wire, for rods
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Metal Extraction Processes (AREA)
Abstract
工用線材、およびこうした線材を製造するための有用な
方法を提供する。 【解決手段】 本発明の線材は、Si:0.1〜2%、
Mn:0.2〜2%を夫々含有する共析鋼または過共析
鋼からなると共に、パーライト組織が80%以上のミク
ロ組織を有し、且つ第2相をなすフェライトの最大長さ
が10μm以下であり、こうした伸線加工用線材は、線
材を真歪み1.5以上の伸線を行ない、所定の関係式で
規定される温度T(℃)に加熱してパテンティング処理
を行なうことによって得られる。
Description
ワイヤソー、PCワイヤーロープ鋼線等の素材として有
用で、良好な捻回特性を発揮する伸線加工用線材、およ
びこの様な線材を製造する為の有用な方法に関するもの
である。
用される硬鋼線を製造するに当たっては、伸線加工用線
材にパテンティング処理を行なった後に冷間伸線加工さ
れるのが一般的である。この伸線加工において、鋼線は
高強度が図られているのであるが、伸線加工時に強度が
高くなり過ぎると縦割れが発生することがある。こうし
たことから、上記の様な伸線加工用線材には、基本的な
特性として伸線性が良好であることが要求される。
定の為にJISでは「ねじり試験」が規定されており、
その「ねじり回数」、破断状況、ねじれの均一性等が調
査されるが、こうした試験における特性(以下、「捻回
特性」と呼ぶ)に優れている必要がある。特に、その破
断状況において、デラミネーションと呼ばれる縦割れが
発生しないことが重要な特性であるといわれている。
ては、パーライト変態を利用した製造方法が広く行なわ
れている。こうした方法では、線材をA3変態点以上の
温度域(例えば、900〜1100℃程度)に加熱して
オーステナイト化(γ化)処理した後、急冷して550
〜600℃程度の温度領域にて恒温変態処理(パテンテ
ィング処理)を行なってパーライト組織を得、引き続き
この線材を冷間伸線加工してワイヤーとするものであ
る。
線加工用線材には特性を向上させるという観点から、こ
れまでにも様々な技術が提案されている良好な伸線加工
性と共に、優れた捻回特性を兼ね備えていることが要求
される。
線性に影響を与える組織はネットワーク状や厚みのある
セメンタイトであるとの着想の下に、こうした形態のセ
メンタイト組織をできるだけ少なくする方法について開
示されている。そして、その為の具体的な手段として、
鋼線をオーステナイト化した後、A1変態点以下の温度
において、変態開始前あるいは変態中の鋼線に加工を施
しつつパテンティング処理することが開示されている。
験)によってデラミネーションを発生しないワイヤーが
得られることも示唆されているが、基本的には伸線性を
向上させることを想定してなされたものであり、捻回特
性に関しては希望するほどの効果が得られていないのが
実状である。
捻回特性を良好にするという観点から、共析鋼あるいは
過共析鋼において、フェライトの平均粒径を4.0μm
とした伸線加工用線材について開示されている。しかし
ながら、こうした技術においても、近年の要求に応じる
ことのできる程度の伸線性および捻回特性を発揮できる
ものではなかった。
の下になされたものであって、その目的は、伸線性は勿
論のこと捻回性にも優れた伸線加工用線材、およびこう
した線材を製造するための有用な方法を提供することに
ある。
本発明の伸線加工用線材とは、Si:0.1〜2.0
%、Mn:0.2〜2.0%を夫々含有する共析鋼また
は過共析鋼からなると共に、パーライト組織が80%以
上のミクロ組織を有し、且つ第2相をなすフェライトの
最大長さが10μm以下である点に要旨を有するもので
ある。本発明の線材においては、パーライトのノジュー
ルサイズが20μm以下であることが好ましい。
びMnを含有する共析鋼または過共析鋼(C含有量が
0.65〜1.2%程度)からなるものであるが、必要
によって、(a)Cu:0.1%未満(0%を含まな
い)、(b)Cr:0.8%以下(0%を含まない)、
(c)Ni:1%以下(0%を含まない)、(d)B:
0.0003〜0.005%(但し、固溶Bが0.00
3%以上)、(e)V:0.1%以下(0%を含まな
い)、Ti:0.1%以下(0%を含まない)、Nb:
0.1%以下(0%を含まない)およびMo:0.1%
以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以
上、等を含有させることも有効であり、含有される元素
の種類に応じて特性を改善することができる。
を製造するに当たっては、線材に対して真歪み1.5以
上の伸線を行ない、下記(1)式で規定される温度T
(℃)に加熱してパテンティング処理を行なう様にすれ
ばよい。 354[C]+5.15[Cr]+1000[B]+600≦T≦354[C]+5.15[Cr]+1000[B]+620…(1) 但し、[C],[Cr]および[B]は、夫々C,CrおよびBの
含有量(質量%)を示す。
ることのできる伸線加工用線材の実現を目指して様々な
角度から検討した。その結果、SiやMnを所定量含有
させた共析鋼または過共析鋼において、パーライト組織
の割合を80%以上とすると共に、第2相をなすフェラ
イトの最大長さを10μm以下となる様にすれば、上記
目的が見事に達成されることを見出し、本発明を完成し
た。
及ぼすのは第2相をなすフェライトの最大長さであると
の着想の下に、更に鋭意研究を重ねたところ、フェライ
トの最大長さを制御する要因は、旧オ−ステナイト粒径
とパテンティング処理での加熱不足によって生じる未溶
解炭化物であることを確認した。そして、この未溶解炭
化物は、フェライトの核生成サイトとなる一方で、オー
ステナイト結晶粒の粒成長を抑制する作用を発揮する。
すれば、未溶解炭化物を殆どなくす様にすることが好ま
しいのであるが、オーステナイト粒径を制御するために
は少量の未溶解炭化物は必要となる。本発明では、所定
のパテンティング処理条件を設定することによって、オ
ーステナイト粒径と未溶解炭化物量を制御してフェライ
トの最大長さを規定することが可能となり、捻回特性に
優れた伸線加工用線材が実現できたのである。
術においても、縦割れという破壊現象を抑制するために
は、フェライトの最大粒径(長軸長さ)を12μm以下
とすることが好ましいことが示唆されているが、具体的
な手段については開示されておらず、またその制御や検
知の困難さから、フェライトの平均粒径について規定し
て捻回特性を向上したものである。これに対して本発明
では、成分設計および熱処理条件を規定することによっ
て、フェライトの最大長さを10μm以下に制御するこ
とができたのである。
パーライト組織でないフェライト結晶粒の長径の長さを
意味する。上述の如く、このフェライトの最大長さを1
0μm以下とすることによって優れた捻回特性を示すも
のとなるが、この長さが10μmを超えると捻回数が不
足したり、デラミネーションと呼ばれる縦割れが発生す
ることになる。
って生成するパーライト組織を主相とするものである
が、この組織割合が80%未満では、ベイナイト組織が
増加し、伸線加工性を悪くする。また、上記趣旨から明
らかな様に、本発明の線材においては、フェライトは無
いことが好ましいが、本発明の規定内に制限することで
その影響を最小限にすることができる。
るのは、上述の如くオーステナイト粒径も重要な要件で
あるが、パテンティング処理線材では、オーステナイト
粒界は消失してしまい、粒径の測定が事実上不可能とな
る。この点に関しては、ノジュールサイズ(別名:「ブ
ロックサイズ」)では、旧オーステナイト粒径と良い相
関関係を有しており、ノジュールサイズを30μm以下
となる様にすれば、旧オーステナイト粒径を規定する効
果を発揮できる。即ち、ノジュールサイズを30μm以
下に制御することによって、第2相フェライトの最大長
さを10μm以下とすることができるのである。
〜1.2%程度含む共析鋼または過共析鋼からなるもの
であり、またSiやMn等の成分も適切に調整する必要
があるが、これらの成分の範囲限定理由は下記の通りで
ある。
増加に伴って伸線時の加工硬化量、伸線後の強度が増大
する。また、C量が少ないとフェライト量を低減させる
ことが困難になる。従って、本発明の伸線加工用線材で
は、Cを0.65%以上含む共析鋼または過共析鋼とす
る必要がある。但し、C含有量が過剰になると、オース
テナイト粒界にネット状の初析セメンタイトが生成して
伸線加工時に断線が発生し易くなるだけではなく、最終
伸線後における極細伸線後の靭性・延性を著しく劣化さ
せるので、1.2%以下とするのが良い。尚、C含有量
の好ましい下限は0.7%、より好ましくは0.8%で
あり、好ましい上限は1.1%である。
合、カッピー断線の起点となるアルミナ(Al2O3)系
介在物の原因となるAlを基本的に含有しない鋼線材を
対象とするので、その役割は重要である。こうした効果
を発揮させる為には、Siは0.1%以上含有させる必
要がある。一方、Si含有量が過剰になるとメカニカル
デスケーリング(以下、MDと略記する)による伸線工
程が困難になるので、その上限は2.0%とする必要が
あるが、好ましくは1%、より好ましくはり0.5%程
度にするのが良い。
本発明の様にAlを積極的に含有しない鋼線材の場合に
は、SiだけでなくMnも添加して、上記脱酸作用を有
効に発揮させることが必要である。こうした効果を発揮
させる為には、Mnは少なくとも0.2%以上含有させ
る必要がある。しかしながら、Mnは偏析し易い元素で
あるので、過剰に含有させるとMnの偏析部にマルテン
サイト、ベイナイト等の過冷組織が生成して伸線性を劣
化させる恐れがあるので、2.0%以下とすべきであ
る。尚、Mn含有量のより好ましい下限は0.3%であ
り、より好ましい上限は1%である。
化学成分組成は上記の通りであり、残部は実質的にFe
からなるものであるが、本発明の伸線加工用線材には、
必要によって、(a)Cu:0.1%未満(0%を含ま
ない)、(b)Cr:0.8%以下(0%を含まな
い)、(c)Ni:1%以下(0%を含まない)、
(d)B:0.0003〜0.005%(但し、固溶B
が0.003%以上)、(e)V:0.1%以下(0%
を含まない)、Ti:0.1%以下(0%を含まな
い)、Nb:0.1%以下(0%を含まない)およびM
o:0.1%以下(0%を含まない)よりなる群から選
ばれる1種以上、等を含有させることも有効であり、含
有される元素の種類に応じて特性を改善することができ
る。
理由は下記の通りである。また上記の各種成分以外にも
伸線加工用線材の特性を阻害しない程度の微量成分を含
み得るものであり、こうした鋼線材も本発明の範囲に含
まれものである。上記微量成分としては不純物、特に
P,S,As,Sb,Sn等の不可避不純物が挙げられ
る。
剥離性を向上し、ダイスの焼き付き等のトラブルを防止
するのに有効な元素である。こうした効果を発揮させる
ためには、少なくとも0.05%以上含有させることが
好ましいのであるが、過剰に含有させると、熱間圧延後
の線材載置温度を900℃程度の高温にした場合でさ
え、線材表面にブリスターが生成し、このブリスター下
の鋼母材にマグネタイトが生成するため、MD性が劣化
する。更に、CuはSと反応して粒界中にCuSを偏析
するので、線材製造過程で鋼塊や線材等に疵を発生させ
る。この様な悪影響を防止するために、Cu含有量は
0.1%未満とする。
や伸線加工性等を向上させるのに有効である。この様な
作用を効果的に発揮させるためには、Cr含有量は0.
05%以上とするのが良い。しかしながら、Cr含有量
が過剰になると、未溶解セメンタイトが生成しやすくな
ったり、変態終了時間が長くなり、熱間圧延線材中にマ
ルテンサイトやベイナイト等の過冷組織が生じる恐れが
生じるほか、MD性も悪くなるので、その上限を0.8
%以下とする。
等の延性向上効果がある。また、Cu添加による熱間割
れ等の対策として、Cuと同等ないしやや少なめに添加
することは、製造上有効である。一方、Niは高価であ
り、高強度化にはそれほど有効でないので、上限を1%
以下とする。
固溶Bが0.003%以上) Bはフェライトの生成を抑制する効果がある。一般的に
は、Bは亜共析鋼において旧オーステナイト粒界に偏析
して、粒界エネルギーを低下させ、フェライト生成速度
を低下させるので、フェライト抑制効果を発揮するが、
共析鋼や過共析鋼においては、Bはフェライト抑制効果
がなくなると考えられていた。しかしながら、共析鋼や
過共析鋼においても、Bはフェライトの生成抑制に寄与
し、縦割れ抑制元素として有効に作用することが判明し
ている(例えば、特願平11−356902号)。こう
した効果が発揮される場合のBの存在形態は、一般にフ
リーBと呼ばれる、鋼中に化合物ではなく原子として存
在する固溶Bである。B含有量が0.0003%未満で
は、そのフェライト抑制効果が過少であり、縦割れ抑制
効果も不十分となる。一方、0.005%を超えて含有
すると、Fe23(CB)6等の化合物が生成し、フリー
Bとして存在するBが低下してしまうので、縦割れ抑制
効果も低減する様になる。また、Fe23(CB)6は粗
大な場合が多く、伸線時の断線を誘発する原因にもな
る。このため、Bの下限を0.0003%、好ましくは
0.0006%とし、その上限を0.005%、好まし
くは0.004%とする。また、上記の観点から、固溶
Bは0.003%以上とする。
i:0.1%以下(0%を含まない)、Nb:0.1%
以下(0%を含まない)およびMo:0.1%以下(0
%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上 これらの元素は、焼き入れ性向上元素であり、高強度化
に有効であるが、過剰に含有させると炭化物が生成し、
ラメラセメンタイトとして使用されるべきCが減少し、
逆に強度を下げたり、第2相フェライトを過剰に生成す
る原因となるので、夫々上限を0.1%とする。
る方法について説明する。本発明方法においては、まず
線材に対して真歪み1.5以上の伸線加工を行なうもの
である。この様にして、伸線加工を予め行なうことによ
って、パテンティング処理時でのフェライトの固溶促進
が可能となり、伸線加工に続いて行なうパテンティング
処理の加熱によって、オーステナイト結晶粒の加速的な
粒成長が始まるまでセメンタイトを適度に固溶させるこ
とが可能になる。こうした効果を発揮させるためには、
伸線加工時に導入する真歪み量は1.5以上とする必要
がある。尚この真歪み量の上限については限定するもの
ではないが、断線等の伸線加工を阻害しない範囲として
3.0以下であることが好ましく、より好ましくは2.
5以下である。
(1)式を満足する温度の範囲に加熱してパテンティン
グ処理を行なう必要がある。従来行われているパテンテ
ィング時の加熱温度は、化学成分組成の如何に拘わら
ず、例えば900〜1100℃程度で行われるのが一般
的である。本発明者らは、この加熱温度について更に検
討を加えたところ、未溶解炭化物に溶解や析出を制御す
るには、状態図におけるAcm線(セメンタイトが析出
する境界線)を基準に考えることが重要であることを明
らかにしたのである。
考えた加熱温度を示しており、この(1)式を満足する
所定温度範囲内に加熱することによって、旧オーステナ
イト粒の異常成長を抑制し、且つ未溶解炭化物を核生成
サイトとする第2相フェライトの生成、成長を抑制でき
るのである。パテンティング処理時の加熱温度が上記
(1)式の下限よりも低くなると、未溶解炭化物量が増
加して線材の捻回特性に悪影響を及ぼすことになる。ま
た、このときの加熱温度が前記(1)式の上限を超える
と、旧オーステナイトが異常成長して第2相フェライト
サイズが10μmを超えることになる。尚、上記(1)
式では、Bを含有させるか否かに関わらず、総括的に示
したが、上記(1)式の規定振りから明らかな様に、C
rやBを含有させた場合には、Acm線が幾分上昇する
ので、(1)式のパラメータとして5.15[Cr]や1000[B]
を加えた温度を基準にして加熱温度を設定すれば良い。
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することは
いずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
を溶製し、熱間圧延して直径:5.5mmの鋼線材を作
製した。その後、乾式伸線および中間パテンティング処
理を行ない、線径:2.6mmの線材とした。引き続
き、伸線歪み(真歪み)が1.542となる様にして、
直径が1.2mmとなるまで2次伸線を行ない、加熱温
度を800℃、900℃、925℃、950℃の4段階
に変えたパテンティング処理を行なって、伸線加工用線
材を得た。
ライトの大きさやノジュールサイズを下記の方法によっ
て測定した。
ンティング処理を終えた伸線加工用線材の横断面D/4
(D:線材直径)の位置において、互いに90度をなす
4箇所にて1000倍でのSEM観察を行ない、画像解
析装置によって各フェライト組織の最大長さを求め、そ
の最大値を求めた。
ライトと同じく横断面について、ナイタールエッチング
液を用いた常法の金属組織現出作業を行ない、JIS
G0552に準じた切断法によるノジュールサイズ粒度
番号Gを求め、d(μm)=254/2(G-1)/2にてノ
ジュールサイズdに換算した。
終伸線した後、0.2mmのフィラメントをゲージ長さ
40mmにて捻回試験を実施し、捻回数と破面形態を評
価し、捻回数が30回以上で、破面形態がデラミネーシ
ョン(下記表2、4中「×」印で示す)でなく正常破断
であるもの(下記表2、4中「○」印で示す)を合格と
判定した。その結果を下記表2に示す。尚、表2におい
て、「*」印を付したものは、本発明で規定する範囲を
外れていることを意味する(後記表3、4においても同
じ)。
する要件を満足する実施例(試験No.1〜10)のも
のでは、0.2mm径の伸線加工用線材の捻回特性が良
好にあることが分かる。これに対して、本発明で規定す
る加熱温度範囲を外れたものでは(試験No.11〜2
0)、第2相フィラメントサイズの最大長さ、ノジュー
ルサイズ等が本発明で規定する範囲を外れたものとな
り、伸線加工後に十分な捻回特性を発揮できないことが
分かる。
す。まず、下記表3に示す化学成分組成の鋼材(No.
11〜22)を溶製し、熱間圧延して直径:5.5mm
の鋼線材を作製した。その後、乾式伸線および中間パテ
ンティング処理を行ない、線径:3.2mmの線材とし
た。このとき、一部の線材については、更に伸線、パテ
ンティング処理を行ない、線径:2.0mmの線材とし
た。
m、2.0mm)について、夫々伸線歪み(真歪み)が
1.96、1.02となる様にして、直径が1.2mm
となるまで2次伸線を行ない、加熱温度を下記表4に示
した温度となる様にしてパテンティング処理を行い、伸
線加工用線材を得た。その後、上記伸線加工用線材を
0.2mm径まで最終伸線した後、実施例1と同様にし
て、捻回数と破面形態を評価した。その結果を下記表4
に併記する。
ず、試験No.21のものでは、C含有量が過剰になっ
て良好な伸線加工性が発揮できない。これに対し試験N
o.22のものでは、本発明で規定する要件の全てを満
足する実施例であり、良好な伸線加工性が発揮されてい
ることが分かる。
の真歪み導入量が不足しているので、第2相フェライト
サイズが大きくなって(13,15μm)、良好な伸線
加工性が発揮されない。
過剰になって、良好な伸線加工性が発揮されない(線
径:0.2mmまで伸線できず)。また、試験No.2
6のものでは、Mn含有量が過剰になって、良好な捻回
特性(捻回数が不足する)が発揮されない。
る要件の全てを満足する実施例であり、良好な伸線加工
性を発揮するが、試験No.28のものではCu含有量
が過剰になって、伸線性が劣化している。
化学成分組成が本発明で規定する範囲を外れており、良
好な伸線性が発揮されないか、或は本発明の効果である
優れた捻回特性が発揮されていないことが分かる。
線性は勿論のこと捻回性にも優れた伸線加工用線材、お
よびこうした線材を製造するための有用な方法が実現で
きた。
Claims (8)
- 【請求項1】 Si:0.1〜2.0%(質量%の意
味、以下同じ)、Mn:0.2〜2.0%を夫々含有す
る共析鋼または過共析鋼からなると共に、パーライト組
織が80%以上のミクロ組織を有し、且つ第2相をなす
フェライトの最大長さが10μm以下であることを特徴
とする捻回特性に優れた伸線加工用線材。 - 【請求項2】 パーライトのノジュールサイズが30μ
m以下である請求項1に記載の伸線加工用線材。 - 【請求項3】 更に、Cu:0.1%未満(0%を含ま
ない)を含有するものである請求項1または2に記載の
伸線加工用線材。 - 【請求項4】 更に、Cr:0.8%以下(0%を含ま
ない)を含有するものである請求項1〜3のいずれかに
記載の伸線加工用線材。 - 【請求項5】 更に、Ni:1%以下(0%を含まな
い)を含有するものである請求項1〜4のいずれかに記
載の伸線加工用線材。 - 【請求項6】 更に、B:0.0003〜0.005%
で、且つ固溶Bが0.003%以上である請求項1〜5
のいずれかに記載の伸線加工用線材。 - 【請求項7】 更に、V:0.1%以下(0%を含まな
い)、Ti:0.1%以下(0%を含まない)、Nb:
0.1%以下(0%を含まない)およびMo:0.1%
以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以
上を含有するものである請求項1〜6のいずれかに記載
の伸線加工用線材。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の伸線加
工用線材を製造するに当たり、線材に対して真歪み1.
5以上の伸線を行ない、下記(1)式で規定される温度
T(℃)に加熱してパテンティング処理を行なうことを
特徴とする捻回特性に優れた伸線加工用線材の製造方
法。 354[C]+5.15[Cr]+1000[B]+600≦T≦354[C]+5.15[Cr]+1000[B]+620…(1) 但し、[C],[Cr]および[B]は、夫々C,CrおよびBの
含有量(質量%)を示す。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000338021A JP3737354B2 (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 捻回特性に優れた伸線加工用線材およびその製造方法 |
DE60130087T DE60130087T2 (de) | 2000-11-06 | 2001-10-08 | Walzdraht zum Ziehen, mit ausgezeichneten Verwindungseigenschaften und dessen Herstellungsverfahren |
EP01402594A EP1203829B1 (en) | 2000-11-06 | 2001-10-08 | Wire rod for drawing superior in twisting characteristics and method for production thereof |
US09/971,700 US6645319B2 (en) | 2000-11-06 | 2001-10-09 | Wire rod for drawing superior in twisting characteristics and method for production thereof |
KR10-2001-0062651A KR100432481B1 (ko) | 2000-11-06 | 2001-10-11 | 트위스팅 특성이 우수한 신선가공용 선재 및 그 제조방법 |
CN01136661A CN1128240C (zh) | 2000-11-06 | 2001-10-25 | 扭绞特性优异的拉伸用钢丝棒及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000338021A JP3737354B2 (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 捻回特性に優れた伸線加工用線材およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002146479A true JP2002146479A (ja) | 2002-05-22 |
JP3737354B2 JP3737354B2 (ja) | 2006-01-18 |
Family
ID=18813306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000338021A Expired - Fee Related JP3737354B2 (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 捻回特性に優れた伸線加工用線材およびその製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6645319B2 (ja) |
EP (1) | EP1203829B1 (ja) |
JP (1) | JP3737354B2 (ja) |
KR (1) | KR100432481B1 (ja) |
CN (1) | CN1128240C (ja) |
DE (1) | DE60130087T2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011058035A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 硬引き線 |
WO2011125447A1 (ja) | 2010-04-01 | 2011-10-13 | 株式会社神戸製鋼所 | 伸線加工性および伸線後の疲労特性に優れた高炭素鋼線材 |
WO2016002413A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼線用線材および鋼線 |
JP2016056438A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼線材及び鋼線材の製造方法 |
WO2016088803A1 (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-09 | 新日鐵住金株式会社 | 伸線加工性に優れる高炭素鋼線材 |
KR20170028427A (ko) | 2014-08-15 | 2017-03-13 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 신선 가공용 강선 |
JP2018162523A (ja) * | 2018-06-22 | 2018-10-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼線用線材および鋼線 |
JP2021161443A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 日本製鉄株式会社 | 線材及び鋼線 |
JP7173410B1 (ja) * | 2021-06-08 | 2022-11-16 | 住友電気工業株式会社 | 鋼線およびばね |
WO2022259606A1 (ja) * | 2021-06-08 | 2022-12-15 | 住友電気工業株式会社 | 鋼線およびばね |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4248790B2 (ja) * | 2002-02-06 | 2009-04-02 | 株式会社神戸製鋼所 | メカニカルデスケーリング性に優れた鋼線材およびその製造方法 |
KR20040083545A (ko) * | 2002-04-02 | 2004-10-02 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 피로강도 및 내 새그성이 우수한 경인발스프링용 강선 및경인발스프링 |
JP4088220B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2008-05-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 伸線前の熱処理が省略可能な伸線加工性に優れた熱間圧延線材 |
MXPA05009322A (es) * | 2003-03-01 | 2006-02-22 | Charles T Brackett | Perno para cable. |
JP3983218B2 (ja) * | 2003-10-23 | 2007-09-26 | 株式会社神戸製鋼所 | 延性に優れた極細高炭素鋼線およびその製造方法 |
JP2005206853A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Kobe Steel Ltd | 伸線加工性に優れた高炭素鋼線材およびその製造方法 |
KR100851083B1 (ko) | 2004-11-30 | 2008-08-08 | 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 | 고강도 스프링용 강 및 강선 |
US8019988B2 (en) * | 2005-08-22 | 2011-09-13 | The State Of Oregon Acting By And Through The State Board Of Higher Education On Behalf Of The University Of Oregon | Security protocols for hybrid peer-to-peer file sharing networks |
US8734599B2 (en) * | 2006-10-11 | 2014-05-27 | Posco | Steel wire rod for high strength and high toughness spring having excellent cold workability, method for producing the same and method for producing spring by using the same |
BRPI0903902B1 (pt) | 2008-03-25 | 2017-06-06 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | arame de aço de alta resistência e seu método de produção |
KR101289104B1 (ko) * | 2011-11-08 | 2013-07-23 | 주식회사 포스코 | 선재, 강선 및 강선의 제조 방법 |
KR101316198B1 (ko) * | 2011-11-15 | 2013-10-08 | 주식회사 포스코 | 고연성 선재, 강재 및 그 제조방법 |
CN103805861B (zh) | 2014-02-11 | 2016-06-01 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种高碳钢线材及其制备方法 |
CN105624564B (zh) * | 2016-01-05 | 2017-10-27 | 江阴兴澄特种钢铁有限公司 | 一种精细钢帘线拉拔加工性能优的高碳钢线材及制造方法 |
USD942104S1 (en) | 2019-12-23 | 2022-01-25 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Shoe care machine |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3900347A (en) | 1974-08-27 | 1975-08-19 | Armco Steel Corp | Cold-drawn, straightened and stress relieved steel wire for prestressed concrete and method for production thereof |
JPS6320419A (ja) * | 1986-07-15 | 1988-01-28 | Kawasaki Steel Corp | 迅速球状化処理の可能な低合金鋼線材およびその製造方法 |
JPH03240919A (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 伸線用鋼線材の製造方法 |
EP0493807B1 (en) | 1990-12-28 | 1996-01-31 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Steel cord for reinforcement of rubber articles, made from steel wires with high strength and high toughness, and process for manufacturing the same |
JP2926195B2 (ja) * | 1991-02-06 | 1999-07-28 | 新日本製鐵株式会社 | 伸線加工性に優れた高炭素鋼線の製造方法 |
JP3300932B2 (ja) | 1992-04-24 | 2002-07-08 | 新日本製鐵株式会社 | 高張力鋼線の製造方法 |
JP3237305B2 (ja) | 1992-06-04 | 2001-12-10 | 住友金属工業株式会社 | 高強度・高延性鋼線用高炭素鋼線材 |
JP2500786B2 (ja) | 1992-11-16 | 1996-05-29 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱間圧延鋼線材、極細鋼線および撚鋼線、並びに極細鋼線の製造法 |
JP3387149B2 (ja) * | 1993-05-13 | 2003-03-17 | 住友金属工業株式会社 | 伸線強化高強度鋼線用線材およびその製造方法 |
JP3384204B2 (ja) * | 1994-08-31 | 2003-03-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 高強度高靭・延性鋼線およびその製造方法 |
JPH08283867A (ja) * | 1995-04-15 | 1996-10-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 伸線用過共析鋼線材の製造方法 |
JP3429155B2 (ja) | 1996-09-02 | 2003-07-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 高強度高靭性鋼線及びその製造方法 |
CA2209469A1 (en) * | 1996-09-16 | 1998-03-16 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Process for producing patented steel wire |
JP3599551B2 (ja) * | 1998-01-09 | 2004-12-08 | 株式会社神戸製鋼所 | 生引き性に優れた線材 |
JP3429178B2 (ja) | 1998-01-12 | 2003-07-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 捻回特性に優れた鋼線と伸線加工用鋼材及びその製造方法 |
JPH11315349A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-16 | Kobe Steel Ltd | 耐遅れ破壊性に優れた高強度線材およびその製造方法並びに高強度ボルト |
JP3435112B2 (ja) * | 1999-04-06 | 2003-08-11 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐縦割れ性に優れた高炭素鋼線、高炭素鋼線用鋼材およびその製造方法 |
-
2000
- 2000-11-06 JP JP2000338021A patent/JP3737354B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-10-08 EP EP01402594A patent/EP1203829B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-10-08 DE DE60130087T patent/DE60130087T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-10-09 US US09/971,700 patent/US6645319B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-10-11 KR KR10-2001-0062651A patent/KR100432481B1/ko active IP Right Grant
- 2001-10-25 CN CN01136661A patent/CN1128240C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011058035A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 硬引き線 |
WO2011125447A1 (ja) | 2010-04-01 | 2011-10-13 | 株式会社神戸製鋼所 | 伸線加工性および伸線後の疲労特性に優れた高炭素鋼線材 |
US9121080B2 (en) | 2010-04-01 | 2015-09-01 | Kobe Steel, Ltd. | High-carbon steel wire excellent in wire drawability and fatigue property after wiredrawing |
CN109576448A (zh) * | 2014-07-01 | 2019-04-05 | 株式会社神户制钢所 | 钢丝用线材和钢丝 |
WO2016002413A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼線用線材および鋼線 |
JP2016014168A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼線用線材および鋼線 |
US10329646B2 (en) | 2014-08-15 | 2019-06-25 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Steel wire for drawing |
KR20170028427A (ko) | 2014-08-15 | 2017-03-13 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 신선 가공용 강선 |
JP2016056438A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼線材及び鋼線材の製造方法 |
JPWO2016088803A1 (ja) * | 2014-12-05 | 2017-10-05 | 新日鐵住金株式会社 | 伸線加工性に優れる高炭素鋼線材 |
WO2016088803A1 (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-09 | 新日鐵住金株式会社 | 伸線加工性に優れる高炭素鋼線材 |
JP2018162523A (ja) * | 2018-06-22 | 2018-10-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 鋼線用線材および鋼線 |
JP2021161443A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 日本製鉄株式会社 | 線材及び鋼線 |
JP7440758B2 (ja) | 2020-03-30 | 2024-02-29 | 日本製鉄株式会社 | 線材及び鋼線 |
JP7173410B1 (ja) * | 2021-06-08 | 2022-11-16 | 住友電気工業株式会社 | 鋼線およびばね |
WO2022259606A1 (ja) * | 2021-06-08 | 2022-12-15 | 住友電気工業株式会社 | 鋼線およびばね |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1354271A (zh) | 2002-06-19 |
US20020084003A1 (en) | 2002-07-04 |
DE60130087T2 (de) | 2008-05-15 |
EP1203829B1 (en) | 2007-08-22 |
US6645319B2 (en) | 2003-11-11 |
EP1203829A2 (en) | 2002-05-08 |
EP1203829A3 (en) | 2005-05-11 |
KR20020035433A (ko) | 2002-05-11 |
JP3737354B2 (ja) | 2006-01-18 |
KR100432481B1 (ko) | 2004-05-22 |
DE60130087D1 (de) | 2007-10-04 |
CN1128240C (zh) | 2003-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002146479A (ja) | 捻回特性に優れた伸線加工用線材およびその製造方法 | |
JP4423254B2 (ja) | コイリング性と耐水素脆化特性に優れた高強度ばね鋼線 | |
JP5257082B2 (ja) | 低温焼鈍後の冷間鍛造性に優れた鋼線材及びその製造方法並びに冷間鍛造性に優れた鋼線材の製造方法 | |
JP2842579B2 (ja) | 疲労強度の優れた高強度ばね用鋼 | |
JP5195009B2 (ja) | 焼鈍後の冷間鍛造性に優れた鋼線材及びその製造方法 | |
JP2003105485A (ja) | 耐水素疲労破壊特性に優れた高強度ばね用鋼およびその製造方法 | |
JPH11315349A (ja) | 耐遅れ破壊性に優れた高強度線材およびその製造方法並びに高強度ボルト | |
JP2002097551A (ja) | 耐水素疲労特性の優れた高強度ばね用鋼およびその製造方法 | |
EP3115478B1 (en) | High-carbon steel wire having superior wire drawing properties and method for producing same | |
JP2010229469A (ja) | 冷間加工特性に優れる高強度線材及びその製造方法 | |
JP2001220650A (ja) | 鋼線、ばね及びそれらの製造方法 | |
JP2001294981A (ja) | 耐遅れ破壊性と鍛造性および/または首下靭性に優れた高強度線材並びにその製造方法 | |
JP4867638B2 (ja) | 耐遅れ破壊特性および耐腐食性に優れた高強度ボルト | |
JP3737323B2 (ja) | 球状化後の冷間鍛造性に優れた鋼線材・棒鋼およびその製造方法 | |
JP2000309849A (ja) | 鋼線材、鋼線及びその製造方法 | |
JP2004011002A (ja) | 伸線加工用の素線及び線 | |
JP2002180201A (ja) | 疲労強度および延性に優れた硬引き線用鋼材および硬引き伸線材 | |
JP2000119806A (ja) | 冷間加工性に優れた鋼線材およびその製造方法 | |
JP3975110B2 (ja) | 鋼線およびその製造方法ならびにばね | |
JP2002146480A (ja) | 冷間加工性に優れた線材・棒鋼およびその製造方法 | |
JP2006219718A (ja) | 耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルト用鋼及び高強度ボルト | |
EP0707089B1 (en) | High-carbon steel wire or steel therefor excellent in workability in wire drawing and process for producing the same | |
JP2003231919A (ja) | ステンレス鋼線の製造方法 | |
JP6682863B2 (ja) | 高炭素鋼線材および高炭素鋼線 | |
JPH11270531A (ja) | 遅れ破壊特性の優れた高強度ボルトおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3737354 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101104 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131104 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |