JP2002146236A - 黒色顔料及びその製造方法 - Google Patents
黒色顔料及びその製造方法Info
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Abstract
ラスチック用途に好適であり、黒色度に優れ、飽和磁化
が低く、かつ分散や混練等の物理的作用による黒色度の
劣化がない黒色顔料及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 粒状硫酸バリウム表面にマグネタイトを
被覆、又はマグネタイト微粒子を固着させたことを特徴
とする黒色顔料。その製造方法は、粒状硫酸バリウムス
ラリーに、鉄塩水溶液と水酸化アルカリとを中和混合
し、温度50〜100℃、pH5〜13の範囲で酸化す
る。
Description
キ用、トナー用、ゴム・プラスチック用途に好適な黒色
顔料及びその製造方法に関する。
用、インキ用、トナー用、ゴム・プラスチック用等に用
いられる黒色顔料は、黒色度、色相、着色力、隠蔽力等
の特性に優れ、かつ安価であることが求められており、
カーボンブラックやマグネタイトを始めとする酸化鉄系
顔料、その他複合酸化物顔料が用途に応じて利用されて
いる。
能化、高品質化の要求はとどまるところがなく、例え
ば、上記カーボンブラックにおいては、環境問題や人体
に与える影響等により、使用が差し控えられている。一
方、マグネタイトを始めとする酸化鉄系顔料において
は、カーボンブラックのような問題は少ないものの、飽
和磁化が高いため、非磁性用トナー等の用途に用いるの
には適さない。
性の無機フィラーの表面に黒色度の高い物質を被覆させ
たり、固着させたりすることが考えられ、このことに関
して特開2000−265154号公報等が提案されて
いる。
黒酸化鉄等を被覆した板状硫酸バリウムについて開示さ
れており、このものは化粧用の有色紫外線吸収組成物と
して好ましい旨の記載がある。しかし、かかる物質は板
状であるがゆえの配向性に起因して、光反射性に優れて
いることから、紫外線吸収組成物としての有用性はある
ものの、樹脂との混練後、粉砕した際に樹脂から顔料が
板状面に沿って剥がれ、遊離するおそれがあり、特にト
ナー用途の黒色顔料としては不向きである。
には、黒色トナー用黒色複合非磁性粒子粉末についての
開示があり、鉄系化合物表面にオルガノシラン系化合物
を被覆し、さらにカーボンブラック微粒子を付着させる
技術についての記載があるが、このものは黒色度に優れ
るものの、上記したように、鉄系化合物表面にオルガノ
シラン系化合物を被覆するものであり、また有害性のあ
るカーボンブラックを用いている。
フィラー表面に配した複合材料においては、粒子表面の
黒色顔料の構成成分が表面から剥離、離脱しないことも
重要である。その理由としては、いくら黒色度改善がな
されても、塗料化や樹脂混練中に黒色顔料成分が剥離、
離脱してしまっては、フィラーの色が出てしまい被塗装
物や被着色物の色味を悪くしてしまうからである。
飽和磁化の低い黒色顔料が好ましいことはいうまでもな
い。
ンキ用、トナー用、ゴム・プラスチック用途に好適であ
り、黒色度に優れ、飽和磁化が低く、かつ分散や混練等
の物理的作用による黒色度の劣化がない黒色顔料及びそ
の製造方法を提供することにある。
黒色度の向上及び飽和磁化低下といった改善にとどまら
ず、高い黒色度を発現するフィラー表面に存在する鉄酸
化物の剥離防止を改善する上で重要な、フィラー選定と
表面被覆方法について鋭意検討を行った。
ムを用い、マグネタイト表面被覆時のpH、温度等を調
整することにより、マグネタイトと粒状硫酸バリウムが
静電エネルギーによって引き付け合い、粒子成長するこ
とでマグネタイトの剥離が著しく改善できることを見出
し、本発明を完成させた。
ウム表面にマグネタイトを被覆、又はマグネタイト微粒
子を固着させることを特徴とする。
状硫酸バリウムスラリーに、鉄塩水溶液と水酸化アルカ
リとを中和混合し、温度50〜100℃、pH5〜13
の範囲で酸化することを特徴とする。
製造方法の実施の形態を説明する。
硫酸バリウム表面にマグネタイトを被覆、又はマグネタ
イト微粒子を固着させることを特徴とする。
ウムは、粒状であることが重要である。この理由は、上
述したように、例えば板状の硫酸バリウムにおける樹脂
との混練後、粉砕した際に樹脂から顔料が板状面に沿っ
て剥がれ、遊離する現象を防ぐことができる上、板状面
での重なるような凝集がなく、分散性にも優れるからで
ある。
状、八面体状、多面体状、不定形状等であり、針状、板
状等を除いたものである。
タイト成分が被覆されているか、マグネタイト微粒子が
固着していることが重要である。
黒色度を有し、カーボンブラックのような有害性も少な
く、湿式酸化法で粒状硫酸バリウム表面に形成すること
が容易であるので好適である。なお、黒色度を向上させ
る目的で、銅、マンガン、アルミニウム、コバルト、ク
ロム等の成分を適宜複合酸化物の形態でマグネタイト中
に存在させることも有用である。
の存在形態は、微粒子を固着させた状態でも良いが、よ
り強固に層状に被覆された状態が好ましい。
イト、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化カルシウム、酸化鉄、酸化スズ、酸化アンチモ
ン、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭
酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、タル
ク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイ
ト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイ
ト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化
アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラ
ック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉
末、チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン鉛、アルミニ
ウムボレート、硫化モリブテン、硫化亜鉛、炭化ケイ
素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、スラグ繊維の中より
選ばれる少なくとも1種又は2種以上を単独の芯材とし
て、もしくはどちらか一方を他方の表面に被覆、又は固
着したものを芯材として用いても相応の特性を導き出す
ことが可能であるが、本発明者らは、芯材表面にマグネ
タイトを被覆、又はマグネタイト微粒子を固着させた際
の耐剥離性において、硫酸バリウムが芯材として最も優
れていることを知見した。この理由は定かではないが、
硫酸バリウムの等電点はマグネタイトに対し、特定のp
Hにおいて、より逆の電位を示す。このことに起因し
て、芯材である硫酸バリウムにマグネタイトが静電的に
引きつけられ、被覆又は固着が強固になっていることが
考えられる。
る被覆又は固着微粒子剥離試験後の色差計によるL値が
35以下であることが好ましく、より好ましくは30以
下、最も好ましく25以下である。このL値が35を超
える場合には、硫酸バリウム粒子からのマグネタイトの
被覆や固着微粒子が剥離して、色相の点で劣るものであ
る。
は、粒状硫酸バリウム表面の存在量に応じて黒色度を改
善する効果がある。その含有量は、黒色顔料中、10質
量%以上、好ましくは15質量%以上、より好ましくは
20質量%以上である。また粒状硫酸バリウムは、黒色
度を改善する効果はないものの、芯材として使用するこ
とにより飽和磁化の低下が達成され、その含有量が多い
ほど飽和磁化は低下するという利点がある。粒状硫酸バ
リウム含有量は、黒色顔料中、40質量%以上、好まし
くは45質量%以上、より好ましくは50質量%以上で
ある。
とは相反する効果をもたらし、総合的に望まれる黒色顔
料中のマグネタイト含有量は、10〜60質量%、より
好ましくは15〜55質量%、さらに好ましくは20〜
50質量%である。
とが好ましく、低飽和磁化とは、具体的には外部磁場7
96kA/mにおける飽和磁化(σs)が40Am2 /
kg以下の実質的に磁化レベルがマグネタイト粒子単体
より低く、かつマグネタイトの黒味を保持し、また真比
重がマグネタイト単味より小さい特徴を示すものであ
る。このような黒色顔料であれば、非磁性用トナー等の
用途に用いるのに好適である。
(JIS K5101−1991に準拠した粉体の黒色
度測定)が30以下であることが好ましく、25以下で
あるとより好ましい。このL値が30を超える場合、黒
色顔料としての黒味が劣るため、好ましくない。
均粒径(フェレ径)が0.001〜0.5μmであるこ
とが好ましく、0.005〜0.3μmであることがよ
り好ましく、このような平均粒径を有する黒色顔料であ
れば、各種用途いずれにおいても好適な黒色度や着色力
を被塗装物や被着色物にもたらすことができる。
て述べる。本発明の黒色顔料は、粒状硫酸バリウムとマ
グネタイト微粉末をホイール型混練機やらいかい機に投
入し、圧縮、せん断、及びへらなでを行い、粒状硫酸バ
リウム表面にマグネタイト微粒子を固着させても製造で
きるが、ここではより好ましい粒状硫酸バリウム表面に
マグネタイト被覆を行う方法についてその詳細を述べ
る。
バリウムスラリーに、鉄塩水溶液と水酸化アルカリとを
中和混合し、温度50〜100℃、pH5〜13の範囲
で酸化することを特徴とする。
性塩、もしくは金属鉄や鉄酸化物を酸で溶解させたもの
等が使用できる。また、水酸化アルカリは、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸ナトリウ
ム等の強塩基、弱塩基にもかかわらず、中和作用を有す
るものであれば特に限定されることはない。
る。この分散スラリーに、最終的に黒色顔料が目的とす
る粒状硫酸バリウムとマグネタイトの比率となるよう
に、予め鉄塩の濃度を調整した水溶液と水酸化アルカリ
とを温度50〜100℃、pH5〜13を維持しながら
添加し、酸化反応を行う。この酸化反応は、酸化含有ガ
スで反応させても、過酸化水素水、硝酸塩等の各種酸化
剤を使用しても良い。
保持することは重要であり、温度が50℃未満の場合に
は、反応が進行しなかったり、マグネタイト以外の鉄系
化合物が生成してしまうため、得られる黒色顔料の特性
に悪影響を及ぼす。温度が100℃を超える場合には、
コスト上不経済である。
保持することも重要である。反応時のpHは、硫酸バリ
ウム表面のマグネタイト被覆に大きな影響を及ぼす。反
応pHは、硫酸バリウムの等電点pHとマグネタイトの
等電点pHの間に設定することが望まれる。上記pH域
では、硫酸バリウムとマグネタイトの表面が逆の電位を
持つため両者が静電的に強く付着して表面を覆うことが
でき、その上にマグネタイトが成長し、硫酸バリウムか
らの剥離のない強固なマグネタイト被覆を有する黒色顔
料が製造できる。pHが5未満の場合には、反応の進行
が進まないのみならず、マグネタイト以外の鉄系化合物
が生成してしまう。pHが13を超える場合には、特性
上の影響は少ないものの、コスト上不経済である。
具体的な方法を次に述べる。まず、磁性を制御するため
の具体的な方法としては、例えばマグネタイト被覆量を
少なくすれば磁性の弱い黒色顔料を得やすく、多くすれ
ば磁性の強い黒色顔料を得やすい。また、黒色度を制御
するための具体的な方法としては、例えばマグネタイト
被覆量を多くすれば黒色度の高い黒色顔料を得やすく、
少なくすれば黒色度の低い黒色顔料を得やすい。従っ
て、用途に応じてマグネタイト被覆量を調整すれば良
い。
タイトよりも真比重の小さな粒状硫酸バリウムを用いて
いるので、マグネタイト単味と比較して、得られる黒色
顔料は比重が小さくなり、トナー、塗料、樹脂中への添
加重量が少なくてすむという利点を有する。
する。
を温度50℃、5.6Lの水に投入、撹拌し、溶解し
た。一方、平均粒径47nmの粒状硫酸バリウム100
0gを温度85℃、100Lの水に投入、撹拌し、水分
散スラリーを得た。また、別途500g/Lの水酸化ナ
トリウム水溶液を用意した。
ながら、上記硫酸鉄塩水溶液を徐々に添加すると共に、
空気を導入し酸化反応を行った。その際、液温は80〜
85℃を保持し、上記水酸化ナトリウム水溶液を添加す
ることでpH7〜8を保持した。所定の硫酸鉄を添加し
終わった後、更に10分間酸化反応を行った。
洗浄、濾過、乾燥、粉砕を行い、粒状硫酸バリウム表面
にマグネタイトが被覆された黒色顔料を得た。
法で諸特性を評価した。結果を表1に示す。また、粒状
硫酸バリウム表面にマグネタイト被覆する前後の黒色顔
料の粒子形状を示す走査型顕微鏡写真(×2万倍)を図
1及び図2にそれぞれ示す。さらに、強分散をかけた後
の黒色顔料の粒子形状を示す顕微鏡写真(×2万倍)を
図3に示す。
の値から計算によりマグネタイト含有量を求めた。 (3)磁気特性 東英工業社製振動試料型磁力計VSM−P7を使用し、
外部磁場796kA/mと79.6kA/mにて測定し
た。 (4)強分散前の黒色度(L値) 試料2.0gにヒマシ油1.4ccを加え、フーバー式
マーラーで練り込む。この練り込んだサンプル2.0g
にラッカー7.5gを加え、さらに練り込んだ後、これ
をミラーコート紙上に4milのアプリケーターを用い
て塗布し、乾燥後、色差計(東京電色社製、カラーアナ
ライザーTC−1800型)にて、黒色度(L値)を測
定した。 (5)強分散後の黒色度(L値) 試料濃度75g/lの水分散スラリーをホモジナイザー
H−LL(国産エンジニアリング製)を用いて5パス通
液し、強分散処理を行った後、処理スラリーを濾過、乾
燥し、強分散処理粉末を得た。この粉末を用いて上記
(4)と同様の方法で黒色度(L値)を測定した。
バリウムの平均粒径及び添加する硫酸第一鉄投入量を変
更した以外は、実施例1と同様の方法で粒状硫酸バリウ
ム表面にマグネタイトが被覆された黒色顔料を得た。得
られた黒色顔料について、実施例1と同様に諸特性を評
価した。結果を表1に示す。
バリウム10kgと平均粒径25nmの粒状マグネタイ
ト微粒子粉末(比表面積39.8m2 /g、飽和磁化7
9.1Am2 /kg(796kA/m時)、L値19.
0)7kgとを、サンドミルMPUV−2(松本鋳造鉄
工所製)に投入して、線荷重60kg/cm下で60分
間混合して黒色顔料を得た。
ウムスラリーを用いないこと以外は、実施例1と同様の
方法でマグネタイト粉末を得た。得られたマグネタイト
粉末について、実施例1と同様に諸特性を評価した。結
果を表1に示す。
実施例1と同様に諸特性を評価した。結果を表1に示
す。
が十分に低く、黒色度に優れ、かつ飽和磁化が比較例1
に示すマグネタイト粉末に比べ低いことが分かる。
粒径が大きい硫酸バリウム粒子にマグネタイトを被覆し
ている。この場合には、比表面積が実施例1よりも小さ
く、マグネタイト層の厚みが増加し、L値が低く、より
黒色度が優れていた。これに対し、実施例4は、実施例
1に比べ、粒径が小さい硫酸バリウム粒子にマグネタイ
トを被覆している。この場合には、比表面積が実施例1
よりも大きく、マグネタイト層の厚みが減少し、飽和磁
化が低かった。
ム粒子を用い、マグネタイト被覆量を増加させたことに
より、L値が充分低く、最も黒色度が優れていた。一
方、実施例6は、実施例1と同様の硫酸バリウム粒子を
用い、マグネタイト被覆量を減少させたことにより、飽
和磁化が充分に低かった。
粒子を硫酸バリウム表面に固着させたものであり、強分
散後のL値がやや高いものの、黒色度、飽和磁化が共に
充分に実用的なレベルの特性を示した。
用途に応じて黒色度や飽和磁化を調整することができ
る。
ウム粒子表面にマグネタイト被覆層が成長もしくは析出
し、粒径が著しく大きくなっていることが分かる。
もL値に殆ど変化がなく低い値を示し、黒色度は充分に
優れており、マグネタイト被覆の剥離が殆どないことが
推測される。
いては、黒色度評価の際の塗料作成時、走査型電子顕微
鏡(×2万倍)にて観察を行った結果、マグネタイトの
硫酸バリウム粒子からの剥離が認められないことを確認
した。さらに、ホモジナイザーを用いて強分散をかけた
後、同様の走査型電子顕微鏡にて観察を行ったが、図3
に示したようにマグネタイトの剥離はなかった。
では、L値が低く、黒色度は充分に優れているが、飽和
磁化が非常に高く、非磁性材料用途には不向きである。
一方、比較例2の硫酸バリウム粉末では、非磁性だが、
測色するまでもなく白色であった。
り、かつ硫酸バリウムを芯材として用いることにより、
マグネタイト粉末に比べて飽和磁化が低く、かつ分散や
混練等の物理的作用による粒子表面に存在するマグネタ
イトの剥離が少ない。また、粒状粒子であることから、
塗料用、インキ用、トナー用、ゴム・プラスチック用の
黒色顔料として好適である。特に、カーボンブラック代
替の非磁性トナー用黒色顔料や高温混練を要するエンジ
ニアリングプラスチックスの着色用黒色顔料に好適であ
る。
ト被覆前の黒色顔料の粒子形状を示す走査型顕微鏡写真
(×2万倍)である。
ト被覆後の黒色顔料の粒子形状を示す顕微鏡写真(×2
万倍)である。
の黒色顔料の粒子形状を示す顕微鏡写真(×2万倍)で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 粒状硫酸バリウム表面に、マグネタイト
を被覆、又はマグネタイト微粒子を固着させたことを特
徴とする黒色顔料。 - 【請求項2】 ホモジナイザーによる被覆又は固着微粒
子剥離試験後の色差計によるL値が35以下である請求
項1記載の黒色顔料。 - 【請求項3】 上記粒状硫酸バリウム表面の被覆マグネ
タイト、又は固着マグネタイト微粒子の含有量が、黒色
顔料中、10〜60重量%である請求項1又は2記載の
黒色顔料。 - 【請求項4】 外部磁場796kA/m時の飽和磁化
(σs)が40Am2/kg以下である請求項1〜3の
いずれかに記載の黒色顔料。 - 【請求項5】 色差計によるL値が30以下である請求
項1〜4のいずれかに記載の黒色顔料。 - 【請求項6】 粒状硫酸バリウムスラリーに、鉄塩水溶
液と水酸化アルカリとを中和混合し、50〜100℃、
pH5〜13の範囲で酸化することを特徴とする黒色顔
料の製造方法。
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