JP2002145533A - ホース繰り出し巻き取り装置 - Google Patents

ホース繰り出し巻き取り装置

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JP2002145533A
JP2002145533A JP2000347147A JP2000347147A JP2002145533A JP 2002145533 A JP2002145533 A JP 2002145533A JP 2000347147 A JP2000347147 A JP 2000347147A JP 2000347147 A JP2000347147 A JP 2000347147A JP 2002145533 A JP2002145533 A JP 2002145533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで且つ操作性も良い、ホース繰り
出し巻き取り装置を提供する。 【解決手段】 ホース巻き取り駆動軸18とホースリー
ル13との間の駆動系に介装されたクラッチ20と、前
記ホース巻き取り駆動軸18を制動するブレーキ21
と、を操作するための単一の操作部材22、を備えてい
る。該単一の操作部材22を、前記クラッチ20がつな
がり且つ前記ブレーキ21がかかった状態のホースリー
ル固定操作位置NPからホース巻き取り操作位置LPへ
と操作すると、前記ブレーキ21が解除され、前記ホー
ス巻き取り駆動軸18の作動によって、前記ホースリー
ル13がホース巻き取り方向へと回転駆動される。一
方、前記単一の操作部材22を、ホース繰り出し操作位
置RPへと操作すると、前記クラッチ20が切れるの
で、前記ホースリール13が遊転可能となり、ホース3
の引き出しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホース繰り出し巻
き取り装置に関するものであり、特に、走行式液体散布
機にアタッチメントとして搭載して補助散布用ホースの
繰り出し巻き取り装置として用いて好適な、ホース繰り
出し巻き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ブーム式液体散布機等の走行式
液体散布機においては、ノズルブーム等を用いて行う広
範囲への散布に適する通常散布用の配管の他に、手持式
ノズルにつながる補助散布用の配管をも備えておくと、
走行機体が入り込めないような狭小な圃場でも散布を行
うことができるほか、変形圃場等においてもその隅々に
まで液体散布が行えて、好適である。
【0003】そこで、従来、例えば、手持式補助ノズル
と、前記走行機体に搭載されたタンク内の散布液を前記
手持式補助ノズルへと送り出すためのホースの巻き取り
リールと、を前記走行機体に搭載したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補助散
布用の前記従来のホースリールは、ホースの繰り出しも
巻き取りも人力で行う人力式のものであり、作業者の疲
労が大きい等の問題がある。
【0005】そこで、省力化のため、前記ホースリール
を動力駆動式にせしめるとしても、前記走行機体に搭載
して補助的に使用するものである関係上、コンパクトな
ものが望ましいほか、操作性も良いことが要求される。
【0006】本発明は、前記の如き事情に鑑みてなされ
たもので、コンパクトで且つ操作性も良い、ホース繰り
出し巻き取り装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るホース繰り出し巻き取り装置は、ホー
ス巻き取り駆動軸とホースリールとの間の駆動系に介装
されたクラッチと、前記ホース巻き取り駆動軸を制動す
るブレーキと、前記クラッチ及び前記ブレーキを操作す
るための単一の操作部材であって、前記クラッチがつな
がり且つ前記ブレーキがかかった状態のホースリール固
定操作位置からホース巻き取り操作位置へと操作するこ
とにより前記ブレーキを解除せしめ、前記ホースリール
固定操作位置からホース繰り出し操作位置へと操作する
ことにより前記クラッチを切断せしめる単一の操作部材
と、を備えたものである(請求項1)。
【0008】前記ホース繰り出し巻き取り装置におい
て、前記単一の操作部材が前記ホースリール固定操作位
置にある時には、前記クラッチがつながり、且つ前記ブ
レーキによって前記ホースリール駆動軸が制動されてい
る。したがって、前記ホースリールは回転不能である。
【0009】ここで、前記単一の操作部材を、前記ホー
スリール固定操作位置から前記ホース巻き取り操作位置
へと操作すると、前記ブレーキが解除されるので、前記
ホース巻き取り駆動軸が回転可能となり、該ホース巻き
取り駆動軸の作動によって、前記ホースリールがホース
巻き取り方向へと回転駆動される。
【0010】一方、前記単一の操作部材を、前記ホース
リール固定操作位置から前記ホース繰り出し操作位置へ
と操作すると、前記クラッチが切れるので、前記ホース
リールがホース繰り出し方向へと遊転可能となり、前記
ホースリールに巻き付けられたホースの引き出しが可能
となる。
【0011】以上のように、本発明によれば、前記単一
の操作部材で前記クラッチと前記ブレーキの操作が行わ
れるので、操作性が良いほか、前記クラッチと前記ブレ
ーキのそれぞれに対応して操作部材を設ける場合に比べ
て、その全体をコンパクトにせしめることができる。こ
のため、例えば、走行式液体散布機に補助散布用のアタ
ッチメントとして搭載する場合等に、特に好適である。
【0012】前記ホース繰り出し巻き取り装置におい
て、前記単一の操作部材を、前記ホース巻き取り駆動軸
の作動を制御するための操作部材をも兼ねるものとせし
め、前記単一の操作部材の前記ホース巻き取り操作位置
への操作によって、前記ホース巻き取り駆動軸が始動さ
れるようにせしめることもできる(請求項2)。このよ
うにすれば、前記ホース巻き取り駆動軸を始動せしめる
ために別の操作をする必要がなくなるので、操作性が一
層良好となり、好適である。
【0013】また、前記ホース繰り出し巻き取り装置
を、アタッチメントとして前記走行式液体散布機に搭載
せしめる場合、例えば、該走行式液体散布機側に備えら
れた動力取り出し軸(PTO軸)を前記ホース巻き取り
駆動軸に連結し、該走行式液体散布機側からの駆動力で
前記ホースリールを巻き取り方向に回転駆動させるよう
にせしめることもできる。
【0014】これに対し、前記ホース巻き取り駆動軸
を、電動モータの出力軸とせしめれば(請求項3)、前
記走行式液体散布機側の動力源への接続作業が容易とな
るので、前記走行式液体散布機への取付性が良くなるほ
か、他の原動機を有する構成とした場合に比べて、前記
ホース繰り出し巻き取り装置全体の大きさをよりコンパ
クトにせしめることができ、なお一層好適である。
【0015】さらに、前記ホース巻き取り駆動軸と前記
単一の操作部材とが、前記ホースリールを回転自在に支
持するホースリール支持フレームに支持されたものとせ
しめれば(請求項4)、前記ホース繰り出し巻き取り装
置の全体としてのまとまりが良くなり、よりコンパクト
にもなるので、その取り扱い性が良好となる。よって、
例えば、前記走行式液体散布機への取付作業等も容易と
なり、好適である。
【0016】本発明の他の実施の形態に係るホース繰り
出し巻き取り装置として、前記単一の操作部材が、揺動
操作レバーであり、該揺動操作レバーを常時互いに逆方
向へ付勢することによって該揺動操作レバーを前記ホー
スリール固定操作位置に保持する一対の揺動操作レバー
付勢手段を備え、前記クラッチと前記ブレーキのそれぞ
れを、前記揺動操作レバーが前記ホースリール固定操作
位置にある時に前記クラッチがつながり且つ前記ブレー
キがかかった状態となるように前記一対の揺動操作レバ
ー付勢手段のそれぞれに作動上連結したものとせしめる
こともできる(請求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な一実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態に係るホー
ス繰り出し巻き取り装置を搭載した走行式液体散布機の
一例としてのブーム式散布機の平面図、図2は、図1に
おけるホース繰り出し巻き取り装置のA矢視要部拡大
図、図3は、図2のホース繰り出し巻き取り装置の一操
作状態(ホース巻き取り操作状態)を示す図、図4は、
図2のホース繰り出し巻き取り装置の他の操作状態(ホ
ース繰り出し操作状態)を示す図、図5は、図2のホー
ス繰り出し巻き取り装置の操作部の斜視要部拡大図であ
る。
【0019】図1に示すように、本実施の形態に係るホ
ース繰り出し巻き取り装置1は、例えば、走行式液体散
布機の一例としての農用ブーム式散布機2に、補助散布
用ホース3の繰り出し巻き取り装置として搭載して使用
される。
【0020】前記ブーム式散布機2は、それ自体周知の
もので、運転席4を有する乗用式走行機体5の前部に折
り畳み式ブーム装置6を備えている。該ブーム装置6
は、その下面の長さ方向に沿ってノズル管7を備えてい
て、該ノズル管7には、その長さ方向に沿って、通常散
布用の多数の噴霧ノズル8が配設されている。前記走行
機体5に搭載された散布液タンク9内の散布液は、同じ
く前記走行機体5に搭載された高圧プランジャ式等のポ
ンプ10で、前記噴霧ノズル8へと圧送される。したが
って、前記ブーム装置6を、前記走行機体5の進行方向
に向かって左右方向外方へ展張して走行しながら噴霧を
行うことにより、栽培植物に対し、防除液や液体肥料等
の散布液を、一度に幅広に散布することができる。
【0021】図1の例では、前記ホース繰り出し巻き取
り装置1を、前記走行機体5の最後部に取り付けてい
る。前記ホース繰り出し巻き取り装置1によって繰り出
し及び巻き取りされる前記補助散布用ホース3の一端部
3aには、開閉コック11を有する補助散布用の手持式
ノズルランス12が接続されている。また、図示しては
いないが、前記ホース3の他端部は、前記ブーム装置6
を用いて行う通常散布と、前記手持式ノズルランス12
を用いて行う補助散布と、を切り換える切換コックを介
して、前記ポンプ10の吐出口に連通している。作業者
は、前記切換コックを操作して前記ポンプ10から吐出
される散布液の液圧回路を切り換え、前記ホース繰り出
し巻き取り装置1から前記ホース3を引き出すことによ
り、例えば、前記ブーム式散布機2が入り込めないよう
な狭小な圃場や変形圃場等でも、前記手持式ノズルラン
ス12を用いて散布を行うことができる。
【0022】前記ホース繰り出し巻き取り装置1は、ホ
ースリール13と、該ホースリール13を回動自在に支
持するホースリール支持フレーム14と、該ホースリー
ル支持フレーム14に支持されるとともに前記ホースリ
ール13をホース巻き取り方向に回転駆動するホース巻
き取り駆動源としての電動モータ15と、を備えてい
る。そして、前記ホース繰り出し巻き取り装置1は、前
記ホースリール支持フレーム14をボルト16等の適宜
の固着手段で前記走行機体5に着脱自在に固着すること
により、前記ブーム式散布機2に取り付けられている。
前記電動モータ15は、電源への図示しない接続部を、
前記走行機体5に設けられた電気回路に接続され、前記
走行機体5に搭載されたバッテリ17等の電源から直流
電力を供給されて、回転する。
【0023】本実施の形態のものの如く、ホース巻き取
り駆動源として電動モータを用いると、前記走行機体5
側の動力源(電源)への接続を容易に行うことができる
ので、アタッチメントとしての前記ホース繰り出し巻き
取り装置1の前記ブーム式散布機2に対する取付性及び
取り外し性が良好となり、好適である。
【0024】図2及び図5を参照して説明すると、前記
ホース繰り出し巻き取り装置1は、ホース巻き取り駆動
軸となる前記モータの出力軸18と、前記ホースリール
13の回転軸19と、の間の駆動系に介装されたクラッ
チ20と、前記モータ出力軸18を制動するブレーキ2
1と、前記クラッチ20及び前記ブレーキ21を操作す
るための単一の操作部材としてのクラッチ・ブレーキ操
作レバー22と、を備えている。
【0025】本実施の形態では、前記クラッチ20とし
て、ベルトテンション式クラッチを採用し、前記ブレー
キ21として、ベルト式ブレーキを採用している。図2
に示すように、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22
は、一対の操作レバー付勢手段(29−33,30−3
5)で常時互いに逆方向L−Rへ付勢されることによっ
て、前記クラッチ20がつながり且つ前記ブレーキ21
がかかった状態の、中立なホースリール固定操作位置N
Pに保持されている。そして、前記クラッチ・ブレーキ
操作レバー22を、前記ホースリール固定操作位置NP
からホース巻き取り操作位置LPへと操作すると、前記
ブレーキ21が解除され(図3参照)、一方、前記クラ
ッチ・ブレーキ操作レバー22を、前記ホースリール固
定操作位置NPから前記ホースリール巻き取り操作位置
LPとは反対方向のホース繰り出し操作位置RPへと操
作すると、前記クラッチ20が断たれるようになってい
る(図4参照)。
【0026】本実施の形態では、図5に示すように、前
記クラッチ・ブレーキ操作レバー22は、前記モータ1
5を支持するモータ取付板23に固着された操作レバー
枢支軸24に、相対回動自在に取着されている。前記モ
ータ取付板23は、前記ホースリール支持フレーム14
に固着されたモータ支持台25上に立設されている。前
記クラッチ・ブレーキ操作レバー22は、前記ホースリ
ール支持フレーム14と一体の適宜の固定部(図示せ
ず)に支持された操作レバー案内板26の案内溝27に
沿って、前記操作レバー枢支軸24を中心として、図2
乃至図5で見て左右方向L−Rに揺動操作される。
【0027】前記モータ取付板23には、前記操作レバ
ー枢支軸24と同様に、アーム枢支軸28も固着されて
いる。該アーム枢支軸28は、図2に明瞭に示すよう
に、前記操作レバー枢支軸24の真下に位置していて、
前記操作レバー枢支軸24と互いに平行に延びている。
前記アーム枢支軸28には、いずれも前記クラッチ・ブ
レーキ操作レバー22とは互いに異なる平面内で回動す
るクラッチアーム29とブレーキアーム30とが、相対
回動自在に取着されている。
【0028】前記クラッチアーム29の揺動先端部に
は、クラッチベルト20aとともに前記ベルトテンショ
ン式クラッチ20を形成するテンションプーリ20bが
回動自在に軸支されている。前記クラッチベルト20a
は、前記ホース3を適度の速度で巻き取れるように減速
機15a(図5参照)で所定回転数に減速される前記モ
ータ15の前記モータ出力軸18に固着されたホースリ
ール駆動プーリ31と、前記ホースリール回転軸19に
固着された従動プーリ32と、の間に緩く巻き掛けられ
ていて、その外側から係合するとともにクラッチアーム
付勢手段としての引張ばね33で前記クラッチベルト2
0aの内方へと常時付勢された前記テンションプーリ2
0bによって、所定の張力を付与されている。前記クラ
ッチアーム引張ばね(コイルスプリング)33とともに
前記一対の操作レバー付勢手段の内の一方を形成する前
記クラッチアーム29は、前記アーム枢支軸28を中心
として、前記クラッチベルト20aに張力を付与する方
向、すなわち、図2で見て半時計回り方向に常時付勢さ
れている。
【0029】一方、前記ブレーキアーム30の揺動一端
部30aには、前記ベルト式ブレーキ21を形成するブ
レーキベルト21aの一端部21asが止着されてい
る。前記ブレーキベルト21aは、前記ホースリール駆
動プーリ31と共に前記モータ出力軸18に固着された
ブレーキプーリ34に巻き掛けられて、その他端部21
aeを、前記ホースリール支持フレーム14と一体の適
宜の固定部14aに対して止着されている。前記ブレー
キアーム30は、ブレーキアーム付勢手段としての引張
ばね(コイルスプリング)35で、前記アーム枢支軸2
8を中心として、前記ブレーキベルト21aに張力を付
与する方向、すなわち、図2で見て時計回り方向に常時
付勢されている。前記ブレーキアーム引張ばね35は、
前記ブレーキアーム30ともに、前記一対の操作レバー
付勢手段の内の他方を形成している。
【0030】前記クラッチアーム29と前記クラッチ・
ブレーキ操作レバー22との間、及び、前記ブレーキア
ーム30と前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22との
間には、互いに当接して前記クラッチ・ブレーキ操作レ
バー22を前記ホースリール固定操作位置(中立位置)
NPに保持せしめる当接部(39−38,40−41)
が、それぞれ対にして介装されている。
【0031】本実施の形態では、図5に示すように、前
記クラッチ・ブレーキ操作レバー22の基端平板部36
に、前記アーム枢支軸28と互いに平行に延びる突出部
37を形成し、該突出部37の先端部に、操作レバー保
持位置調節部材を兼ねるボルト38を、前記操作レバー
側当接部として、突出量調節自在にねじ結合せしめてい
る。前記ボルト38は、図2で見て前記操作レバー枢支
軸24及び前記アーム枢支軸28の右側で、前記クラッ
チアーム側当接部としての前記クラッチアーム29の上
縁部39に当接している。既に述べたように、前記クラ
ッチアーム29は、前記クラッチアーム引張ばね33
で、図2で見て半時計回り方向に常時回動付勢されてい
るので、前記クラッチアーム29が、前記ボルト38を
介して、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22を、図
2で見て半時計回り方向Lに常時回動付勢していること
になる。
【0032】一方、前記ブレーキアーム30には、ブレ
ーキアーム側当接部として、前記操作レバー枢支軸24
と互いに平行に延びるピン40を固着している。該ピン
40は、図2で見て前記操作レバー枢支軸24及び前記
アーム枢支軸28の左側で、前記操作レバー側当接部と
しての、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22の前記
基端平板部36の下縁部41に当接している。既に述べ
たように、前記ブレーキアーム30は、前記ブレーキア
ーム引張ばね35で、図2で見て時計回り方向に常時回
動付勢されているので、前記ブレーキアーム30が、前
記ピン40を介して、前記クラッチ・ブレーキ操作レバ
ー22を、図2で見て時計回り方向Rに回動付勢してい
ることになる。
【0033】そして、前記クラッチ・ブレーキ操作レバ
ー22は、前記クラッチレバー29と前記ブレーキレバ
ー30とによる前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22
の互いに逆方向L−Rへの回動付勢力が互いに釣り合う
ことにより、中立の前記ホースリール固定操作位置NP
に保持されている。
【0034】本実施の形態では、前記クラッチ・ブレー
キ操作レバー22が、前記モータ15の作動を制御する
ための操作部材をも兼ねている。すなわち、図2で見
て、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22の揺動基端
部22aの左側には、前記モータ15の制御部材として
の押しボタン式ON−OFFスイッチ42が配設されて
いる。該モータ制御スイッチ42は、OFFの状態が維
持されるように常時付勢されていて、前記クラッチ・ブ
レーキ操作レバー22を、前記ホースリール固定操作位
置NPから、図2で見て左側の前記ホースリール巻き取
り操作位置LPへと揺動操作することにより、前記クラ
ッチ・ブレーキ操作レバー22に押されてONになる。
前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22に加えていた揺
動操作力を弱めると、該クラッチ・ブレーキ操作レバー
22は前記ホースリール固定操作位置NPへと戻され、
前記モータ制御スイッチ42は、自動的にOFFとな
る。
【0035】以上の構成において、前記クラッチ・ブレ
ーキ操作レバー22は、常時は、前記クラッチレバー2
9と前記ブレーキレバー30とによる前記クラッチ・ブ
レーキ操作レバー22の互いに逆方向L−Rへの回動付
勢力が互いに釣り合うことにより、図2に示す前記ホー
スリール固定操作位置NPに保持されている。前記クラ
ッチ・ブレーキ操作レバー22が、前記ホースリール固
定操作位置NPにある時には、前記クラッチアーム引張
ばね33によって、前記テンションプーリ20bを介し
て前記クラッチベルト20aに所定の張力が付与され
て、前記クラッチ20がつながるとともに、前記ブレー
キアーム引張ばね35によって前記ブレーキベルト21
aに制動用張力が付与されて、前記ブレーキ21が作動
している。このため、前記ホースリール13は回動不能
であり、前記ホース3の前記一端部3a側を引っ張って
も、前記ホース3が繰り出されることはないので、移動
時や散布作業時に、前記ホース3が緩んでからまったり
する不都合は生じない。
【0036】次に、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー
22を、前記ホースリール固定操作位置NPから、図3
に示す前記ホース巻き取り操作位置LPへと左方Lへ揺
動操作すると、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22
の前記基端平板部36が、前記ピン40を介して、前記
ブレーキアーム30を、前記ブレーキアーム引張ばね3
5の引張付勢力に抗して、前記アーム枢支軸28を中心
として、図3で見て半時計回り方向に回動せしめる。こ
のため、前記ブレーキアーム30に接続された前記ブレ
ーキベルト21aが前記ブレーキプーリ34から緩ん
で、前記ブレーキ21が解除される。そして、該ブレー
キ21の解除と同時か、あるいはブレーキ解除の直後
に、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22の前記揺動
基端部22aが前記モータ制御スイッチ42に当接し
て、該モータ制御スイッチ42がONになり、前記モー
タ15が作動する。これにより、前記ホースリール13
が、ホース巻き取り方向Bへと回転駆動される。
【0037】本実施の形態では、前記ホースリール13
による前記ホース3の自動巻き取りは、作業者が、前記
クラッチ・ブレーキ操作レバー22を前記ホース巻き取
り操作位置LPに保持している間だけ継続する。そし
て、前記作業者が、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー
22を解放すると、前記ブレーキアーム引張ばね35の
付勢力によって、前記ブレーキアーム30を介して、前
記クラッチ・ブレーキ操作レバー22が自動的に中立の
前記ホースリール固定操作位置NPへと戻されることに
よって、前記ホースリール13による前記ホース3の巻
き取りが停止する。
【0038】逆に、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー
22を、前記ホースリール固定操作位置NPから、図4
に示す前記ホース繰り出し操作位置RPへと右方Rへ揺
動操作すると、前記モータ制御スイッチ42はOFF状
態のまま、前記クラッチ・ブレーキ操作レバー22が、
前記ボルト38を介して、前記クラッチアーム22を、
前記クラッチアーム引張ばね33の付勢力に抗して、前
記アーム枢支軸28を中心として、図4で見て時計回り
方向に回動せしめる。このため、前記テンションプーリ
20bで張力を付与されていた前記クラッチベルト20
aが緩んで、前記クラッチ20が断たれ、前記ホースリ
ール13が遊転可能となり、作業者が前記ホース3の前
記一端部3a側を引っ張ることにより、前記ホース3を
容易に繰り出すことができる。
【0039】なお、本実施の形態では、図4及び図5に
示す如く、前記作業者が前記クラッチ・ブレーキ操作レ
バー22から手を離しても該操作レバー22が前記ホー
ス繰り出し操作位置RPに留まるように、前記操作レバ
ー案内板26に、前記案内溝27と連続するレバー保持
用凹部27aを形成している。このため、前記ホース3
の繰り出し作業を一人の作業者で行うことも可能とな
り、好適である。
【0040】また、図示してはいないが、前記ホースリ
ール支持フレーム14に、前記ホース3の巻き取り位置
を前記ホースリール13のホース巻き取り幅の範囲で自
動的に往復動せしめる、農用ホースリール装置等の分野
でそれ自体周知の、ホース自動整列巻き取り機構を設け
ると、前記ホース3が、前記ホースリール13のホース
巻き取り全幅にわたって偏りなく巻き取られるので、一
層好適である。
【0041】さらに、前記クラッチ・ブレーキ操作レバ
ー22を、電動式等のアクチュエータで揺動駆動自在と
せしめ、該アクチュエータの作動をラジコン等で遠隔操
作可能とせしめることもできる。このようにすれば、前
記ホース繰り出し巻き取り装置1を遠隔操作できるの
で、作業者が一人でも、円滑に補助散布作業を行うこと
ができて、なお一層好適である。
【0042】さらにまた、本実施の形態では、構成の簡
素化のため、前記モータ出力軸18上に、前記ホースリ
ール駆動プーリ31を直接固着しているが、前記モータ
出力軸18を、前記ホースリール駆動プーリ31の回転
軸とは別体に形成し、これらを互いに分離可能に連結し
た構成とせしめれば、前記ホースリール繰り出し巻き取
り装置1から前記モータ15を取り外すことにより、例
えば、前記ブーム式散布機2の動力取り出し軸(PTO
軸)や前記ブーム式散布機2に搭載したモータ等から前
記ホースリール13の回転駆動力を取り入れる、外部動
力取り込み式の装置に容易に変更できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るホース繰り出し巻
き取り装置を搭載した走行式液体散布機の一例としての
ブーム式散布機の平面図である。
【図2】図1におけるホース繰り出し巻き取り装置のA
矢視要部拡大図である。
【図3】図2のホース繰り出し巻き取り装置の一操作状
態(ホース巻き取り操作状態)を示す図である。
【図4】図2のホース繰り出し巻き取り装置の他の操作
状態(ホース繰り出し操作状態)を示す図である。
【図5】図2のホース繰り出し巻き取り装置の操作部の
斜視要部拡大図である。
【符号の説明】
13 ホースリール 14 ホースリール支持フレーム 15 電動モータ 18 ホース巻き取り駆動軸(出力軸) 20 クラッチ 21 ブレーキ 22 単一の操作部材(揺動操作レバー、クラッチ・
ブレーキ操作レバー) 29−33 揺動操作レバー付勢手段 (29 クラッチアーム 33 クラッチアーム引
張ばね) 30−35 揺動操作レバー付勢手段 (30 ブレーキアーム 35 ブレーキアーム引
張ばね) L−R 逆方向 LP ホース巻き取り操作位置 NP ホースリール固定操作位置 RP ホース繰り出し操作位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上林 健太 東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式 会社共立内 Fターム(参考) 3F068 AA06 BA07 DA05 EA07 FA06 GA13 HA03 HA07 HB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース巻き取り駆動軸(18)とホース
    リール(13)との間の駆動系に介装されたクラッチ
    (20)と、前記ホース巻き取り駆動軸(18)を制動
    するブレーキ(21)と、前記クラッチ(20)及び前
    記ブレーキ(21)を操作するための単一の操作部材で
    あって、前記クラッチ(20)がつながり且つ前記ブレ
    ーキ(21)がかかった状態のホースリール固定操作位
    置(NP)からホース巻き取り操作位置(LP)へと操
    作することにより前記ブレーキ(21)を解除せしめ、
    前記ホースリール固定操作位置(NP)からホース繰り
    出し操作位置(RP)へと操作することにより前記クラ
    ッチ(20)を切断せしめる単一の操作部材(22)
    と、を備えてなる、ホース繰り出し巻き取り装置。
  2. 【請求項2】 前記単一の操作部材(22)は、前記ホ
    ース巻き取り駆動軸(18)の作動を制御するための操
    作部材をも兼ね、前記ホース巻き取り操作位置(LP)
    への操作によって前記ホース巻き取り駆動軸(18)を
    始動せしめるものである、請求項1に記載のホース繰り
    出し巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 前記ホース巻き取り駆動軸が、電動モー
    タ(15)の出力軸(18)である、請求項1または2
    に記載のホース繰り出し巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記ホース巻き取り駆動軸(18)と前
    記単一の操作部材(22)とが、前記ホースリール(1
    3)を回転自在に支持するホースリール支持フレーム
    (14)に支持されてなる、請求項1,2または3に記
    載のホース繰り出し巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 前記単一の操作部材が、揺動操作レバー
    (22)であり、該揺動操作レバー(22)を常時互い
    に逆方向(L−R)へ付勢することによって該揺動操作
    レバー(22)を前記ホースリール固定操作位置(N
    P)に保持する一対の揺動操作レバー付勢手段(29−
    33,30−35)を備え、前記クラッチ(20)と前
    記ブレーキ(21)のそれぞれを、前記揺動操作レバー
    (22)が前記ホースリール固定操作位置(NP)にあ
    る時に前記クラッチ(20)がつながり且つ前記ブレー
    キ(21)がかかった状態となるように前記一対の揺動
    操作レバー付勢手段(29−33,30−35)のそれ
    ぞれに作動上連結してなる、請求項1,2,3または4
    に記載のホース繰り出し巻き取り装置。
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