JP2002145127A - 低車高型キャビン付きトラクタ - Google Patents

低車高型キャビン付きトラクタ

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JP2002145127A
JP2002145127A JP2001218099A JP2001218099A JP2002145127A JP 2002145127 A JP2002145127 A JP 2002145127A JP 2001218099 A JP2001218099 A JP 2001218099A JP 2001218099 A JP2001218099 A JP 2001218099A JP 2002145127 A JP2002145127 A JP 2002145127A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウスへの乗り入れが可能であるとともに、
快適に運転することができる低車高型のキャビン付きト
ラクタを提供する。 【解決手段】 エアコン付きのキャビンを備えたトラク
タであって、エンジン21、クラッチハウジング21
c、ミッションケースMをこの順に連結してトラクタ本
機の機体を構成し、前記クラッチハウジング21cの上
方に位置させてエアコンユニット63を配置するととも
に、ミッションケースMの後部上面に作業装置昇降用の
リフトシリンダ18を起立姿勢で装着し、エアコンユニ
ット63がキャビン内の前部に位置し、リフトシリンダ
18がキャビン外の後方に位置するようにキャビン3を
配備するとともに、キャビン内の後部に備えた運転座席
32をミッションケースMの後部上面に接近して配置し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタやバック
ホウ、或いはコンバイン等の作業機の空調装置に係り、
詳しくは、メンテナンス性を良好としながらも空調装置
をコンパクトに装備できるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】作業機の空調装置としては、実開昭64
−16903号公報に示されるように、キャビン内部の
天井部分に空調ユニットを配備したものや、特開平7−
47832号公報に示されるように、車体前部のボンネ
ット内部におけるエンジンの上側に空調ユニットを配置
したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記前者の従来技術で
は、空調対象となる運転部の真上に空調ユニットが配置
されるので、効率良く空調でき、かつ、キャビン内の居
住空間を狭めることが少ないという利点があるととも
に、前記後者の技術では、空調ユニットを動力源の間近
に配置できて作動効率に優れるとともに、機械装置類を
ボンネットに集約配置できる点も好ましいものである。
【0004】しかしながら、前記前者の従来技術では、
空調ユニット分はキャビン高さが高くなるので、重い空
調ユニットが高い位置にあることから重心位置が高くな
るとともに、ハウスや果樹園用の低床型トラクタ等の比
較的高さ制約の厳しい作業機や小型機種には不向きであ
る。又、前記後者の従来技術では、空調ユニットの殆ど
がボンネットに内装されているので、ボンネット高さが
通常よりも高くなって前方視界の妨げとなり易いもので
あり(特に、背の小さい操縦者の場合)、やはり、前述
した高さ制約の厳しい作業機や小型機種には不向きであ
る。
【0005】本発明の目的は、低床型トラクタ等の全高
を低く抑える作業機に好適となるように、主に高さ方向
でコンパクトに空調装置を搭載させる点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、作
業機の空調装置において、熱交換器と送風機を備えた空
調ユニットを、運転部を覆うキャビン内におけるフロン
トパネル部分に配備するとともに、空調ユニットに対す
る外気導入部をキャビン外に配備してあることを特徴と
する。
【0007】第2発明は、第1発明において、フロント
パネルの前方に隣接して配置されるボンネット内に、外
気導入部を配備してあることを特徴とする。
【0008】第3発明は、第2発明において、ボンネッ
トを、車体に固定されたボンネット下部と、ボンネット
下部に対して揺動開閉自在なボンネット上部とで構成
し、このボンネット上部に外気導入部を設けてあること
を特徴とする。
【0009】第4発明は、第3発明において、外気導入
部における外気吸入口を、ボンネット上部を揺動開閉す
るための枢支部の近傍に配置してあることを特徴とす
る。
【0010】第5発明は、第3又は第4発明において、
外気吸入口と外気導入部におけるボンネット下部に固定
される部分、又は空調ユニットとを、可撓性を有したパ
イプ部材で接続連結してあることを特徴とする。
【0011】第6発明は、第1〜第5発明において、空
調ユニットにおける送風機の近傍に、キャビン内に開口
する内気導入部を配備してあることを特徴とする。
【0012】〔作用〕請求項1の構成によれば、熱交換
器と送風機を備えた空調ユニットを空調対象であるキャ
ビン内におけるフロントパネル部分に配備し、外気導入
部をキャビン外に配備したので、空調ユニットをボンネ
ットに内装する手段に比べて、ボンネットを嵩低いもの
にできるとともに効率の良い空調ができるようになる。
又、空調装置をキャビン天井部に装備する手段に比べ
て、運転部の高さ及び重心位置を低くすることができ
る。つまり、空調効率の点で空調対象の近傍に置くべき
空調ユニットはキャビン内に、そして、空調効率には影
響の少ない外気導入部はキャビン外に夫々配置すること
により、良好な空調機能を得ながらもキャビンが必要以
上に嵩高くならないように構成できている。
【0013】請求項2の構成によれば、ボンネットの内
部空間を用いて、空調ユニットの近くに外気導入部が配
置できるので、ボンネット高さが高くならないように、
かつ、外気導入部がキャビンから張り出るといったこと
がないようにしながら、ボンネット内空間の有効利用を
図ることが可能になる。
【0014】請求項3の構成によれば、ボンネット下部
に対して揺動開閉自在なボンネット上部に外気導入部を
設けたので、ボンネット上部を開けばそれに伴って外気
導入部も開かれる状態にでき、例えばエアフィルタの掃
除や交換といったメンテナンス作業が行い易くなる。
【0015】請求項4の構成によれば、外気導入部の外
気吸入口を、ボンネット上部の枢支部近傍に配置したの
で、外気吸入部本体、又は空調ユニット側のエア通路等
の固定側の外気通路と外気吸入口とのボンネット開閉に
伴う相対移動距離を少なくでき、閉めたときの通路の外
部との遮断精度を良好にできるとか、ゴムパイプ等の伸
縮自在な通路で接続させる場合の融通長さが小で済むよ
うになる。
【0016】請求項5の構成によれば、外気導入部と空
調ユニットとを、可撓性を有したパイプ部材で接続連結
したので、ボンネット上部の開閉に拘わらずに、外気通
路を外部と遮断することができるようになる。これは、
ボンネット上部を閉じたときにだけ外部と遮断された外
気通路が構成されるようにする手段に比べて、ゴミや埃
等の異物侵入おそれが少ない点で好都合である。
【0017】請求項6の構成によれば、空調ユニットに
おける送風機の近傍に、キャビン内に開口する内気導入
部を配備したので、キャビン内部の空気を使うことで、
外気を取込んで空調するに比べて効率良く暖房又は冷房
できるようになるとともに、送風機の近傍から効率良く
内気を取り入れることも可能になる。
【0018】〔効果〕請求項1〜6に記載の作業機の空
調装置では、空調ユニットはキャビン内のフロントパネ
ル部分に、かつ、外気導入部はキャビン外に夫々機能別
に分けて配置することにより、効率良く空調作動できる
ようにしながら、運転部の高さを低く抑えることが可能
になり、低床型機種等に好適なものにできた。
【0019】請求項2〜5に記載の作業機の空調装置で
は、外気導入部をボンネット内に配置することにより、
ボンネット高さを低く抑えながらも、ボンネット内空間
の有効利用が図れ、低床型トラクタ等に有効となる等、
集約配置によるコンパクト化が図れるようにできた。
【0020】請求項3〜5に記載の作業機の空調装置で
は、揺動開閉される側であるボンネット上部に外気導入
部を配置することにより、特別な工夫やスペースを設け
ることなく簡単で便利に外気導入部のメンテナンスが行
える利点がある。
【0021】請求項4に記載の作業機の空調装置では、
外気吸入口を開閉枢支部の近くにおいてボンネット上部
に設けることにより、可動側の外気吸入口と固定側の外
気通路とのボンネット閉じに伴う連通接続精度に優れる
とか、その連通接続部材が小さく廉価なもので良いとい
った利点がある。
【0022】請求項5に記載の作業機の空調装置では、
開閉自在なボンネット上部に外気吸入口を設けながら、
空調ユニットへの埃等の異物吸い込みが無いようにで
き、装置としての信頼性や耐久性を向上させることがで
きた。
【0023】請求項6に記載の作業機の空調装置では、
効率良くキャビン内空調が行える内気導入構造を、その
取入れ効率も良い状態で実現することができた。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1、図2にキャビン付きの低
床型トラクタが示され、1は前輪、2は後輪、3はキャ
ビン、4は運転部、5はボンネット、6は耕耘ロータ
リ、7は昇降リンク機構、Mはミッションケース、21
はエンジンである。車体前部のエンジン21のクラッチ
ハウジング部分21cと車体後部のミッションケースM
前端部とは、箱状の連結フレーム29で連結一体化され
ており、所謂モノボディ構造の車体フレームとしてあ
る。
【0025】図1、図8に示すように、リンク機構7は
3点リンク機構であり、車体Bの後部に、耕耘ロータリ
連結用の左右一対のロアーリンク8を連結するととも
に、ロアーリンク8の後端に装着した耕耘ロータリ6の
ロアーリンク8との枢支連結点周りでの揺動を規制する
ためのトップリンク9を連結し、前記左右のロアーリン
ク8のそれぞれの対応するものにリフトロッド10を介
して連結する左右一対のリフトアーム11を上下揺動自
在に連結して構成されている。左右のリフトアーム11
を一体上下揺動駆動する単動型油圧式のリフトシリンダ
18を、ミッションケースMの上側に一体的に設けてあ
る。
【0026】次に、燃料タンクT及びその取付構造につ
いて説明する。図9〜図12に示すように、左右の後輪
フェンダ30,31の左右間でミッションケースMの上
方に運転座席32を配置し、運転座席32とミッション
ケースMとの間に配置されて、運転座席側部分とミッシ
ョンケースM側部分とを仕切るシートフロア33を、運
転座席32の着座部32Aの底面32a及び背凭れ部3
2Bの背面32bに沿う側面視略L字形状に形成して設
けてある。
【0027】そして、シートフロア33の下に、側面視
においてシートフロア33の裏面に沿う略L字形状の面
mを有した左右に薄い偏平な燃料タンクTを、その右側
面34が右後輪フェンダ31の内側面31aに沿う状態
で配置してある。
【0028】燃料タンクTは、大別して、運転座席32
の下方に位置するタンク下部Taと、運転座席32の後
方に位置するタンク上部Tbとから構成されており、側
面視において、タンク下部Taの上面35(=面m)が
着座部32Aの底面32aに沿い、タンク上部Tbの前
面36(=面m)が背凭れ部32Bの背面32bに沿っ
ている。燃料タンクTは、ミッションケースM、及びこ
れの後端部に立設されたリフトシリンダ18、リフトア
ーム11及びその移動軌跡、シートフロア33、右後輪
フェンダ31等の機械装置類との干渉を避けながら極力
タンク容量を大きくするため、複雑に入り込んだ形状を
している。
【0029】つまり、タンク下部Taの上部とタンク上
部Tbの前部に架けて、シートフロア33とミッション
ケースM並びにリフトシリンダ18との上下間に入り込
むように左方に突出した側方膨出部37aや、タンク上
部Tbの後部において、リフトアーム11との干渉を避
けるべく右方に削られた側状凹入部37b等が形成され
ている。その結果、燃料タンクTの左右両横側面34,
37のうちの車体左右中心側の左横側面37は、概略、
後方に行くほどに車体左右方向で外方に寄る形状に形成
されている。又、側面視において燃料タンクTは、後車
軸38の前後に跨がる状態で配置されている。燃料が満
充填された状態では、燃料タンクTの重心が、後車軸3
8軸心Pよりも前側に存在するよう構成すれば好都合で
ある
【0030】燃料タンクTは、左右の板金製タンク部材
39,40を溶接一体化して成る左右合わせ構造であ
り、その溶着箇所であるフランジ部41を、右後輪フェ
ンダ31の内側面31aに固定された後2箇所の取付け
ステー42、及びシートフロア33に固定された3箇所
の取付けステー43の計5箇所にボルト止めしてある。
シートフロア33は、左右の後輪フェンダ30,31の
内側に固着された左板フランジ部(図示せず)と右板フ
ランジ部31fとに亘って架設して状態でボルト止めさ
れている。つまり、シートフロア33と右後輪フェンダ
31と燃料タンクTとが、互いに補強部材となるように
一体化されており、これら三者の支持強度を相互に高め
るようにしてある。
【0031】燃料タンクTには、タンク下部Taの前下
に形成された下方膨出部44に配備された燃料送出口4
5と、タンク上部Tbの後部上端に備えた燃料供給口4
6の前方に配備された燃料還元口47、及び、タンク内
の燃料残量を検出する残量計48が備えてある。残量計
48は、タンク上部Tbの下部に、後方からの着脱操作
が自在に装備されたポテンショメータ48aと、その揺
動アーム48b先端に取付けられたフロート48c等か
ら成る一般的なものであり、フロート48cはタンク下
部Taの上部からタンク上部Tbの上下中間位置に亘っ
て揺動移動するように設定してある。燃料供給口46に
はキャップ46aが装備されている。
【0032】運転座席32の左側には、主変速レバー6
1と副変速レバー62等の操作レバーRを配置してあ
り、燃料タンクTは運転座席32の右側に配備されてい
る。この燃料タンクTと操作レバーRの左右振り分け配
置により、操作レバーRの連動機構(図示せず)を運転
座席32の左下方位置に無理なく配置することと、燃料
タンクTの容量確保との両立を図ってある。
【0033】次に、空調装置Aについて説明する。図2
〜図7に示すように、ボンネット5内におけるラジエー
タ51の前面側に配備される冷媒用のコンデンサ52、
エンジン21で駆動される冷媒圧縮用のコンプレッサー
53等で成る室外機Aaと、キャビン3の主にフロント
パネル54内に配置される室内機Abとでキャビン3内
を冷暖房及び除湿可能な空調装置Aを構成してある。室
内機Abは、ボンネット5内部の後端部上部に配置され
る外気導入部55と、キャビン3内におけるフロントパ
ネル54部分に配置される空調ユニット63とで構成さ
れている。
【0034】図2に示すように、ボンネット5を、車体
に固定されたボンネット下部5Aと、ボンネット下部に
対して揺動開閉自在なボンネット上部5Bとで構成し、
このボンネット上部5Bに外気導入部55を設けてあ
る。ボンネット5と運転部4とを仕切るための略下向き
U字状の機枠64を車体フレームから立設してあり、ボ
ンネット上部5Bは、その後端部の左右向きの枢支点Z
回りで機枠64に支承してある。外気導入部55は、ボ
ンネット上部5Bの天井面に形成された通し孔5bを貫
通して配備された外気吸入口65と、これに続くエアフ
ィルタ部66とで構成され、これらをボンネット下部5
A側に取付けてある。
【0035】ボンネット上部5Bには、通し孔5bを覆
う状態の吸気カバー72を備えてある。すなわち、図4
に示すように、ボンネット上部を左右に横断する略下向
きコ字状の板金材で吸気カバー72が構成され、左右の
側面に複数の吸気用スリット73を形成してあり、ボン
ネット上部5bの外面と吸気カバー72の内面とで形成
される吸入路74を通してボンネット5の左右から外気
を取入れるものであり、上向きの外気吸気口65に雨
露、ゴミやホコリ等が極力入らないようにしてある。
【0036】すなわち、下ケース67Aと上ケース67
Bとで構成されるケーシング67に空気濾過用のエレメ
ント68を装備してエアフィルタ部66が構成されると
ともに、上ケース67Bから上方突出する円筒状部分6
7bで外気吸入口65が形成されている。下ケース67
Aには、取り込んだ外気を空調ユニット63に連通する
ための横向き通路67aが一体形成されており、その終
端の接続口は後向きの三角形状に形成されている。
【0037】尚、通し孔5bと円筒状部分67bとは、
ゴムシール等を介して相対上下移動自在に嵌合されてお
り、ボンネット上部5Bを閉じることで吸気用スリット
73から外気を取り込む状態になり、ボンネット上部5
Bを持ち上げて開いた状態では、円筒状部分67bと通
し孔5bとが分離している。
【0038】図2、図3に示すように、空調ユニット6
3は、外気導入部55からの外気を吸引して吹出す送風
機56と、冷却用の熱交換器(エバポレータ)57、暖
房用の熱交換器58、吹出し口59等から構成されてい
る。送風機56は、ハンドル支持部71の左横に配置さ
れたケーシング60に横断流ファン69を内装して構成
されており、図示しないが、横向き通路67aからの外
気を連通路75を介して吸引する換気状態と、吸気グリ
ル(請求項6の内気導入部の一例)70からキャビン3
の内気を吸引する循環状態とが切換自在に構成されてい
る。
【0039】尚、操縦ハンドル77を支承するハンドル
支持部71は、車体フレームから立設されるとともに、
ボンネット5と運転部4とを仕切るべく機枠64に張設
される隔壁78にも相対固定されており、これら隔壁7
8とハンドル支持部71との支持強度を互いに補強する
ようにしてある。
【0040】冷却用の熱交換器57が下となる状態で、
これと暖房用の熱交換器58とを横臥姿勢で上下に重ね
て、送風機56の上方で、かつ、側面視でボンネット5
内に張出た状態で機枠64の前後に跨がらせて配置して
ある。従って、送風機56から吹き上げられてくる風
を、これら熱交換器57,58を通過することで冷却又
は加熱、或いは除湿した状態で吹出し口59からキャビ
ン3内に供給するようになるのである。
【0041】本トラクタでは、従来では燃料タンクが置
かれていた箇所に空調装置Aの一部(外気導入部55)
を配置してあることから、燃料タンクTを左右の後輪
2,2間で運転座席32下方及び後方となる車体後部に
搭載するものである。これにより、複雑な形状となって
も狭い空間に押し込み配置することで、空調装置Aを装
備しながらキャビン3の高さ、及び運転座席32を低い
位置として、ハウスや果樹園等に好適な低床型トラクタ
を構成することに成功している。
【0042】〔別実施形態〕図13に示すように、ボン
ネット上部5Bに、外気吸入口65とエレメント68と
を備えた外気導入部55を装備し、この揺動移動側とな
る外気導入部55と空調ユニット63の連通路75とを
蛇腹ホース(請求項5に言う可撓性を有したパイプ部材
の一例)76で連通接続させる構造としても良い。この
構造では、ボンネット上部5Bを開閉しても、外気導入
部55と空調ユニット63との間で開放する箇所が生じ
ないので、よりクリーンな外気を取込めるとともに、空
調ユニット63が汚れ難い点で好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図
【図2】空調装置を示す車体前部の側面図
【図3】空調装置を示す平面図
【図4】外気導入部の構造を示す断面背面図
【図5】外気導入部の構造を示す要部の断面側面図
【図6】操縦ハンドルの支持構造を示す側面図
【図7】ハンドルポストと隔壁とを示す背面図
【図8】リンク機構の構造を示す側面図
【図9】トラクタ後部の背面図
【図10】燃料タンク部分を示す側面図
【図11】燃料タンク部分を示す背面図
【図12】燃料タンク部分を示す平面図
【図13】外気導入部の別構造を示す側面図
【符号の説明】
3 キャビン 5 ボンネット 18 リフトシリンダ 21 エンジン 21c クラッチハウジング 32 運転座席 55 外気導入部 63 エアコンユニット 73 外気取入れ口 M ミッションケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 33/06 B60K 15/02 B E02F 9/16 B62D 33/06 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアコン付きのキャビンを備えたトラク
    タであって、 エンジン、クラッチハウジング、ミッションメースをこ
    の順に連結してトラクタ本機の機体を構成し、前記クラ
    ッチハウジングの上方に位置させてエアコンユニットを
    配置するとともに、前記ミッションメースの後部上面に
    作業装置昇降用のリフトシリンダを起立姿勢で装着し、 前記エアコンユニットがキャビン内の前部に位置し、前
    記リフトシリンダがキャビン外の後方に位置するように
    キャビンを配備するとともに、キャビン内の後部に備え
    た運転座席をミッションメースの後部上面に接近して配
    置してあることを特徴とする低車高型キャビン付きトラ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記エアコンユニットの外気導入部をキ
    ャビン前方のボンネットにおける後部に設けてあること
    を特徴とする請求項1記載の低車高型キャビン付きトラ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記外気導入部における外気取入れ口を
    前記ボンネットの横側方に設けてあることを特徴とする
    請求項2記載の低車高型キャビン付きトラクタ。
  4. 【請求項4】 前記キャビンの高さの半分の高さ位置
    を、キャビンの前方に位置するボンネットの高さ位置よ
    りも下方に位置設定してあることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の低車高型キャビン付きトラ
    クタ。
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US6752228B2 (en) * 2001-07-19 2004-06-22 Kubota Corporation Tractor with a cab
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