JP2002145087A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP2002145087A
JP2002145087A JP2000343758A JP2000343758A JP2002145087A JP 2002145087 A JP2002145087 A JP 2002145087A JP 2000343758 A JP2000343758 A JP 2000343758A JP 2000343758 A JP2000343758 A JP 2000343758A JP 2002145087 A JP2002145087 A JP 2002145087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
steering
power steering
steering device
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000343758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3909206B2 (ja
Inventor
Takehiro Itou
丈寛 伊藤
Tadaharu Yokota
忠治 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2000343758A priority Critical patent/JP3909206B2/ja
Publication of JP2002145087A publication Critical patent/JP2002145087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3909206B2 publication Critical patent/JP3909206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可逆式ポンプを用いたパワーステアリング装置
において、パワーステアリング装置の故障時においては
油圧パワーシリンダの作動をフリー状態とすることによ
り、操舵フィーリングの悪化を防止して少なくともマニ
ュアルステアリング状態を確保することができるパワー
ステアリング装置の提供。 【解決手段】油圧パワーシリンダ2の両圧力室2a、2
bに連通された両吐出側連通路7a、7b相互間をバイ
パスするバイパス流路6と、バイパス流路6の途中に介
装された電磁弁5と、パワーステアリング装置の故障状
態を検出する異常監視回路14と、異常監視回路14で
パワーステアリング装置の故障が検出された時は、電磁
弁5を開くフェイルセーフ制御手段(異常監視回路1
4、電磁弁駆動回路15)と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パワーステアリ
ング装置に関し、特に、油圧パワーシリンダにより操舵
補助力を発生させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種のパワーステアリング装
置としては、例えば、実開平5−44758号公報(従
来例1)、および、特開昭59−118560号公報
(従来例2)に記載されたものが開示されている。即
ち、従来例1のパワーステアリング装置は、図5に示す
ように、ポンプ101を電動モータ102で駆動し、こ
のポンプ101によって加圧された油圧をパワーシリン
ダ103の両圧力室にコントロールバルブ104を介し
て選択的に供給することにより、操舵補助力を発生させ
る構造となっている。
【0003】また、従来例2のパワーステアリング装置
は、図6に示すように、駆動軸に連結された流体ポンプ
(可逆式ポンプ)201と、この流体ポンプ201の一
対の吐出口と操舵機構に組み付けたパワーシリンダ20
2の両圧力室とをそれぞれ接続する一対の流体圧管路2
03、203と、この両流体圧管路203、203間に
介装され、操舵軸204の回転方向に応じた回転方向信
号を発生する検出手段205から方向信号が出力されな
い間(直進走行時)はパワーシリンダ202の両圧力室
間を互いに連通させるバイパス用電磁切換弁206とを
備えた構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
例1、2のパワーステアリング装置にあっては、以下に
述べるような問題点があった。即ち、従来例1のパワー
ステアリング装置にあっては、上述のように、操舵時に
おいては、パワーシリンダ103の加圧側圧力室に油圧
を供給する一方、減圧側圧力室の油をリザーバに排出す
ることになるため、パワーシリンダ103内の油圧を保
つためには電動モータ102によりポンプ101を常時
駆動させておく必要があり、従って、消費電力が多くな
ると共に、電動モータ102およびポンプ101の耐用
年数を低下させることになる。
【0005】これに対し、従来例2のパワーステアリン
グ装置にあっては、上述のように、流体ポンプとして可
逆式ポンプ201を用い、この可逆式ポンプ201の一
対の吐出口とパワーシリンダ202の両圧力室をそれぞ
れ両流体圧管路203、203で接続させて閉回路を構
成させることにより、操舵トルクが必要な時(操舵時)
だけ電動モータを駆動させればよいため、電動モータの
消費電力を低減させることができるようになるという利
点があるが、電動モータや可逆式ポンプ201が故障す
ると、操舵時においては、バイパス用電磁切換弁206
がパワーシリンダ202の両圧力室間を互い閉塞する方
向に切り換えられ、パワーシリンダ202と可逆式ポン
プ201との間に形成される油圧回路が閉回路を形成し
た状態となるため、操舵時においては、閉回路によるパ
ワーシリンダ202の油圧抵抗に抗して操舵操作を行わ
なければならないため、操舵フィーリングが悪化する。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、可逆式ポンプを用いたパワーステアリ
ング装置において、パワーステアリング装置の故障時に
おいては油圧パワーシリンダの作動をフリー状態とする
ことにより、操舵フィーリングの悪化を防止して少なく
ともマニュアルステアリング状態を確保することができ
るパワーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために、本発明請求項1記載のパワーステアリング装置
は、操舵機構に連係された操舵軸と、前記操舵機構の操
舵力を補助する油圧パワーシリンダと、該油圧パワーシ
リンダの両圧力室に対しそれぞれ連通路を介して油圧を
供給する一対の吐出口を備えた可逆式ポンプと、該可逆
式ポンプを駆動する電動機と、前記操舵軸の回転方向を
検出する操舵方向検出手段と、前記操舵軸に作用する操
舵力を検出する操舵力検出手段と、該操舵方向検出手段
で検出された操舵軸の回転方向信号および前記操舵力検
出手段で検出された操舵力信号に基づき前記電動機に対
し駆動信号を出力する電動機制御手段と、を備えたパワ
ーステアリング装置において、前記油圧パワーシリンダ
の両圧力室相互間または両連通路相互間をバイパスする
バイパス流路と、該バイパス流路の途中に介装された開
閉弁と、前記パワーステアリング装置の故障状態を検出
する故障検出手段と、該故障検出手段でパワーステアリ
ング装置の故障が検出された時は、前記開閉弁を開くフ
ェイルセーフ制御手段と、が備えられている手段とし
た。
【0008】請求項2記載のパワーステアリング装置
は、請求項1記載のパワーステアリング装置において、
前記故障検出手段が、前記電動機の回転数を検出する電
動機回転数検出手段を含み、前記電動機制御手段による
電動機が駆動状態でありかつ前記電動機回転数検出手段
で検出された電動機の回転数が所定未満である時は前記
電動機もしくは可逆式ポンプの故障であると判断するよ
うに構成されている手段とした。
【0009】請求項3記載のパワーステアリング装置
は、請求項2記載のパワーステアリング装置において、
前記電動機回転数検出手段が、前記電動機に流れる電流
値と、電動機にかかる電圧値または前記電動機制御手段
から出力される指令電圧値によって電動機の回転数を検
出するように構成されている手段とした。
【0010】請求項4記載のパワーステアリング装置
は、請求項2または3に記載のパワーステアリング装置
において、前記電動機回転検出手段が、前記電動機の回
転数を検出する回転数センサで構成されている手段とし
た。
【0011】請求項5記載のパワーステアリング装置
は、請求項1〜4のいずれかに記載のパワーステアリン
グ装置において、前記故障検出手段で前記パワーステア
リング装置の故障状態が検出された時は、前記フェイル
セーフ制御手段において前記開閉弁を開くと共に前記電
動機への電源供給を停止させるように構成されている手
段とした。
【0012】請求項6記載のパワーステアリング装置
は、請求項1〜5のいずれかに記載のパワーステアリン
グ装置において、前記開閉弁が電磁弁で構成されている
手段とした。
【0013】
【作用】 この発明請求項1記載のパワーステアリング
装置では、上述のように構成されるため、故障検出手段
でパワーステアリング装置の故障状態が検出されると、
フェイルセーフ制御手段において、油圧パワーシリンダ
の両圧力室相互間または両連通路相互間をバイパスする
バイパス流路の途中に介装された開閉弁を開く制御が行
われるもので、これにより、油圧パワーシリンダにおけ
る両圧力の作動油がバイパス流路を経由して互いに自由
に行き来可能となるため、油圧パワーシリンダの作動が
フリー状態となり、従って、少なくともマニュアルステ
アリング状態を確保することができるようになる。
【0014】請求項2記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、電動機が駆動状態でありかつ電動機
回転数検出手段で検出された電動機の回転数が所定未満
である時は電動機もしくは可逆式ポンプの故障であると
判断するようにしたことで、圧力センサで検出された油
圧パワーシリンダ内圧により故障を検出する場合に比
べ、コストの低減化およびシステムの簡略化が図れるよ
うになる。また、電動機の回転状態から故障検出を行う
ことにより、迅速な故障検出が可能となる。
【0015】請求項3記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、電動機に流れる電流値と、電動機に
かかる電圧値または電動機制御手段から出力される指令
電圧値によって電動機の回転数を検出するようにしたこ
とで、回転数センサを用いる場合に比べ、コストの低減
化が図れる。
【0016】請求項4記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、回転数センサを用いることにより、
電動機とは完全に独立した回路で故障検出が行われるこ
とになり、これにより、電動機の故障に伴う影響を回避
できるようになる。
【0017】請求項5記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、パワーステアリング装置の故障状態
が検出された時は、フェイルセーフ制御手段において開
閉弁を開くと共に電動機への電源供給を停止させるよう
にしたことで、電動機の消費電力を削減できると共に、
回転不能状態の電動機に無理な負担をかけることを回避
できるため、電動機の保護にもなる。
【0018】請求項6記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、開閉弁が電磁弁で構成されること
で、故障検出手段で故障が検出された場合には電気信号
により電磁弁が瞬時に開弁するため、運転者が閉回路に
よる油圧抵抗に抗して操舵しなければならない時間を短
くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。まず、本発明の実施の形態の
構成を図1に基づいて説明する。
【0020】図1は、発明の実施の形態のパワーステア
リング装置の正常時の状態を示す全体の概略構成図であ
り、この図において、SWはステアリングホイール、L
はラック、Pはピニオン、Mは電動モータ(電動機)、
Tはリザーバタンク、TSはトルクセンサ、ECUはコ
ントロールユニット、1は操舵軸、2は油圧パワーシリ
ンダ、3はギヤポンプ(可逆式ポンプ)、4は電磁弁
(開閉弁)、5、5は逆止弁を示す。なお、前記コント
ロールユニットECU内には図3に示すように、トルク
センサ信号処理回路11、電動モータ制御演算回路(電
動機制御手段)12、電動モータ駆動回路13、異常監
視回路(故障検出手段)14、および電磁弁駆動回路1
5が組み込まれている。なお、前記異常監視回路14と
電磁弁駆動回路15で請求の範囲のフェイルセーフ制御
手段を構成している。
【0021】即ち、図1に示すように、ステアリングホ
イールSWを手動で回転させると、その回転が操舵軸1
を介しラックL&ピニオンPによりラックLの直線運動
に変換され、これにより、図示を省略した左右の前輪の
向きを変更(操舵)することができる。そして、ラック
Lに連係された油圧パワーシリンダ2により、前記手動
による操舵力の補助が行われるようになっている。
【0022】また、前記油圧パワーシリンダ2は、手動
による操舵力および操舵方向を検出するトルクセンサ
(操舵力検出手段、操舵方向検出手段)TSからの信号
に基づき、車載のコントロールユニットECUに組み込
まれた電動モータ制御演算回路12および電動モータ駆
動回路13による電動機Mの正逆回転駆動制御により、
ギヤポンプ3の駆動制御が行われ、これにより、油圧パ
ワーシリンダ2の両圧力室2a、2bに供給される油圧
が制御されて、手動による操舵力および操舵方向に応じ
た操舵力補助制御が行われる。
【0023】さらに詳述すると、前記ギヤポンプ3は、
電動モータMの正逆回転の切り換えにより、正逆回転駆
動されるもので、正回転時および逆回転時にそれぞれ発
生する加圧油を吐出する一対の吐出口3a、3bを備え
ている。そして、この吐出口3a、3bがそれぞれ吐出
側連通路7a、7bを介して油圧パワーシリンダ2の各
圧力室2a、2bに接続されている。一方、ギヤポンプ
3の吸入口3cには吸入側連通路8を介してリザーバタ
ンクTに接続されている。
【0024】また、前記各吐出側連通路7a、7bとリ
ザーバタンクTとの間が油補給路9a、9bにより接続
され、両油補給路9a、9bにはリザーバタンクTから
吐出側連通路7a、7b方向への油の補給のみを可能と
する状態で逆止弁5、5が介装されている。
【0025】前記両吐出側連通路7a、7b相互間がバ
イパス流路6により接続され、このバイパス流路6の途
中には該バイパス流路6を開閉する電磁弁4が介装され
ている。そして、この電磁弁4は、前記コントロールユ
ニットECUに設けられた異常監視回路14および電磁
弁駆動回路15によりその開閉制御が行われるようにな
っている。
【0026】次に、前記コントロールユニットECUの
制御作動のうち、主に異常監視回路14および電磁弁駆
動回路15におけるフェイルセーフ制御作動の内容を、
図4のフローチャートにより説明する
【0027】まず、ステップ101では、トルクセンサ
からの操舵力信号を読み込んだ後、ステップ102に進
む。このステップ102では、操舵力が所定のしきい値
A以上であるか否かを判定することにより操舵操作状態
であるか否を判定し、NO(直進状態)である時は、ス
テップ101に戻り、電動モータMを停止状態に維持す
る。また、YES(操舵状態)である時は、ステップ1
03〜107に進む。
【0028】ステップ103では、電磁弁4に通電して
開弁させ、ステップ104では、電動モータ回転指令目
標電流の演算を行い、ステップ105では、指令電圧の
演算を行い、ステップ106では、電動モータMに流れ
る電流値および電動モータMにかかる電圧値(または前
記ステップ105で演算された指令電圧値)を読み込
み、ステップ107では、次式により電動モータMの回
転数N[rpm]を演算する。 N=(V−L(di/dt)−IR)/ke N:電動モータMの回転数[rpm] V:電動モータMにかかる電圧値[v] L:インダクタンス[H] I:電動モータMに流れる電流値[A] R:電動モータMの巻線抵抗[Ω] ke:電動モータMの逆起電圧定数[V/rpm]
【0029】続くステップ108では、前記ステップ1
07で演算された電動モータMの回転数が0であるか否
かを判定することにより、パワーステアリング装置のう
ち電動モータMもしくはギヤポンプ3に異常(故障)が
発生していると判定し、NO(電動モータMおよびギヤ
ポンプ3が回転=パワーステアリング装置が正常に作動
している状態)である時は、ステップ113に進み、前
記ステップ105で演算された指令電圧値に基づいて電
動モータMを駆動させ、また、YES(電動モータMの
回転数が0=異常発生状態)である時は、ステップ10
9に進む。
【0030】このステップ109では、異常発生状態の
誤検出防止のために、電動モータMの回転数0の状態が
B時間継続したか否かを判定し、NOである時は、ステ
ップ113に進み、前記ステップ105で演算された指
令電圧値に基づいて電動モータMを駆動させ、また、Y
ES(B時間継続)である時は、ステップ110に進ん
でパワーステアリング装置の異常判断を行い、続くステ
ップ111では電磁弁4に対する通電を解除して開弁さ
せることにより、両吐出側連通路7a、7bおよびバイ
パス流路6を介して油圧パワーシリンダ2の両圧力室2
a、2b相互間を連通状態とし、続くステップ112で
は、電動モータMへの電源を遮断し、これで一回の制御
フローを終了する。
【0031】次に、この発明の実施の形態の作用・効果
を説明する。 [I] 非操舵時(直進走行時) 操舵操作が行われていない直進走行状態においては、パ
ワーステアリング装置が正常に作動しているか否かに係
らず、電動モータ制御演算回路12における指令電圧演
算(ステップ104〜)は行われず、電動モータMの駆
動は停止状態に維持される。なお、電磁弁4への通電は
解除(開弁)された状態となっていて、バイパス流路6
は開かれた状態となっている。
【0032】[II] 操舵時 (イ)パワーステアリング装置の正常作動時 操舵操作が行われていて、異常監視回路14(ステップ
103〜107)においてパワーステアリング装置の異
常状態が検出されない正常時は、図1に示すように、電
磁弁4は通電状態となっていて、バイパス流路6は閉じ
られた状態となっており、この状態で電動モータ駆動回
路13から電動モータMに指令電圧値を出力してギヤポ
ンプ3を駆動させることにより、操舵操作に応じた操舵
補助力を発生させる。
【0033】(ロ)パワーステアリング装置の異常発生
時 操舵操作が行われていて、異常監視回路14(ステップ
103〜107)においてパワーステアリング装置の異
常状態が検出された時は、図2に示すように、電磁弁駆
動回路15から電磁弁4への通電を解除して開弁させる
ことにより、両吐出側連通路7a、7bおよびバイパス
流路6を介して油圧パワーシリンダ2の両圧力室2a、
2b相互間を連通状態とするもので、これにより、油圧
パワーシリンダ2の作動がフリー状態となると同時に、
電動モータMへの電源を遮断する処理が行われる。
【0034】従って、パワーステアリング装置の異常発
生(故障)時においても、操舵フィーリングの悪化を防
止して少なくともマニュアルステアリング状態を確保す
ることができるようになるという効果が得られる。ま
た、電動モータMの消費電力を削減できると共に、回転
不能状態の電動モータMに無理な負担をかけることを回
避できるため、電動モータMの保護にもつながる。
【0035】また、電動モータMが駆動状態でありかつ
電動モータMの回転数が0である時は電動モータMもし
くはギヤポンプ3の故障であると判断するようにしたこ
とで、圧力センサで検出された油圧パワーシリンダ内圧
により故障を検出する場合に比べ、コストの低減化およ
びシステムの簡略化が図れるようになると共に、電動モ
ータMの回転状態から故障検出を行うことにより、迅速
な故障検出が可能となる。
【0036】また、電動モータMに流れる電流値と、電
動モータMにかかる電圧値または電動モータ駆動回路1
3から出力される指令電圧値によって電動モータMの回
転数を検出するようにしたことで、回転数センサを用い
る場合に比べ、コストの低減化が図れようになる。
【0037】また、パワーステアリング装置の異常状態
が検出された時は、異常監視回路14および電磁弁駆動
回路15において電磁弁4を開くと共に電動モータMへ
の電源供給を停止させるようにしたことで、電動モータ
Mの消費電力を削減できると共に、回転不能状態の電動
モータMに無理な負担をかけることを回避できるため、
電動機の保護にもつながる。
【0038】また、バイパス流路6を開閉する開閉弁が
電磁弁4で構成されることで、異常監視回路14でで異
常が検出された場合には電気信号により電磁弁4が瞬時
に開弁するため、運転者が閉回路による油圧抵抗に抗し
て操舵しなければならない時間を短くすることができる
ようになる。
【0039】また、非通電状態で開弁する常開の電磁弁
4を用いたことで、コントロールユニットECUが故障
して電磁弁4に電気信号を供給できない状態となった非
常事態においても、少なくとも、マニュアルステアリン
グ状態を確保することができるようになる。また、車両
の直進走行時には電磁弁4への通電を解除するようにし
たことで、消費電力の削減を図ることができるようにな
る。
【0040】以上発明の実施の形態を図面により説明し
たが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
ける設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0041】例えば、発明の実施の形態では、バイパス
流路6を両吐出側連通路7a、7b相互間に接続させた
が、油圧パワーシリンダ2の両圧力室2a、2b相互間
に直接接続させるようにしてもよい。
【0042】また、発明の実施の形態では、電動モータ
Mの回転数が0の時にのみ異常状態と判定するようにし
たが、回転数が所定値以下の時に異常状態と判定するよ
うにしてもよい。
【0043】また、発明の実施の形態では、電動機回転
数検出手段として、電動モータMに流れる電流値と、電
動モータMにかかる電圧値または電動モータ駆動回路1
3から出力される指令電圧値によって電動モータMの回
転数を検出する手段としたが、回転数センサを用いるこ
とにより、電動モータMとは完全に独立した回路で故障
検出が行われることになり、これにより、電動モータM
の故障に伴う影響を回避できるようになる。
【0044】また、発明の実施の形態では、非通電状態
で開弁する常開の電磁弁4を用いたが、常閉の電磁弁を
用いることも可能である。
【0045】
【発明の効果】 以上説明してきたように本発明請求項
1記載のパワーステアリング装置では、上述のように、
油圧パワーシリンダの両圧力室相互間または両連通路相
互間をバイパスするバイパス流路と、該バイパス流路の
途中に介装された開閉弁と、パワーステアリング装置の
故障状態を検出する故障検出手段と、該故障検出手段で
パワーステアリング装置の故障が検出された時は、開閉
弁を開くフェイルセーフ制御手段と、が備えられている
手段としたことで、パワーステアリング装置の故障には
油圧パワーシリンダにおける両圧力の作動油がバイパス
流路を経由して互いに自由に行き来可能となって、油圧
パワーシリンダの作動がフリー状態となり、従って、操
舵フィーリングの悪化を防止して少なくともマニュアル
ステアリング状態を確保することができるようになると
いう効果が得られる。
【0046】請求項2記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、前記故障検出手段が、電動機の回転
数を検出する電動機回転数検出手段を含み、電動機制御
手段による電動機が駆動状態でありかつ前記電動機回転
数検出手段で検出された電動機の回転数が所定未満であ
る時は電動機もしくは可逆式ポンプの故障であると判断
するように構成されている手段としたことで、圧力セン
サで検出された油圧パワーシリンダ内圧により故障を検
出する場合に比べ、コストの低減化およびシステムの簡
略化が図れるようになる。また、電動機の回転状態から
故障検出を行うことにより、迅速な故障検出が可能とな
る。
【0047】請求項3記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、前記電動機回転数検出手段が、電動
機に流れる電流値と、電動機にかかる電圧値または前記
電動機制御手段から出力される指令電圧値によって電動
機の回転数を検出するように構成されている手段とした
ことで、回転数センサを用いる場合に比べ、コストの低
減化が図れるようになる。
【0048】請求項4記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、前記電動機回転検出手段が、電動機
の回転数を検出する回転数センサで構成されている手段
としたことで、電動機とは完全に独立した回路で故障検
出が行われることになり、これにより、電動機の故障に
伴う影響を回避できるようになる。
【0049】請求項5記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、前記故障検出手段でパワーステアリ
ング装置の故障状態が検出された時は、フェイルセーフ
制御手段において開閉弁を開くと共に電動機への電源供
給を停止させるように構成されている手段としたこと
で、電動機の消費電力を削減できると共に、回転不能状
態の電動機に無理な負担をかけることを回避できるた
め、電動機の保護にもなる。
【0050】請求項6記載のパワーステアリング装置
は、上述のように、前記開閉弁が電磁弁で構成されてい
る手段としたことで、故障検出手段で故障が検出された
場合には電気信号により電磁弁が瞬時に開弁するため、
運転者が閉回路による油圧抵抗に抗して操舵しなければ
ならない時間を短くすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態のパワーステアリング装置の
正常時の状態を示す全体の概略構成図である。
【図2】発明の実施の形態のパワーステアリング装置の
故障時の状態を示す全体の概略構成図である。
【図3】発明の実施の形態のパワーステアリング装置に
おける制御内容を示すブロック図である。
【図4】発明の実施の形態のパワーステアリング装置に
おけるフェイルセーフ制御の内容を示すフローチャート
である。
【図5】従来例1のパワーステアリング装置を示す全体
の概略構成図である。
【図6】従来例2のパワーステアリング装置を示す全体
の概略構成図である。
【符号の説明】
ECU コントロールユニット L ラック M 電動モータ(電動機) P ピニオン SW ステアリングホイール T リザーバタンク TS トルクセンサ(操舵方向検出手段・操舵力検出手
段) 1 操力軸 2 油力パワーシリンダ 2a 圧力室 2b 圧力室 3 ギヤポンプ(可逆式ポンプ) 3a 吐出口 3b 吐出口 3c 吸入口 4 電磁弁(開閉弁) 5 逆止弁 6 バイパス流路 7a 吐出側連通路(連通路) 7b 吐出側連通路(連通路) 8 吸入側連通路 9a 油補給路 9b 油補給路 11 トルクセンサ信号処理回路 12 電動モータ制御演算回路(電動機制御手段) 13 電動モータ駆動回路 14 異常監視回路(フェイルセーフ制御手段) 15 電磁弁駆動回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵機構に連係された操舵軸と、 前記操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダ
    と、 該油圧パワーシリンダの両圧力室に対しそれぞれ連通路
    を介して油圧を供給する一対の吐出口を備えた可逆式ポ
    ンプと、 該可逆式ポンプを駆動する電動機と、 前記操舵軸の回転方向を検出する操舵方向検出手段と、 前記操舵軸に作用する操舵力を検出する操舵力検出手段
    と、 該操舵方向検出手段で検出された操舵軸の回転方向信号
    および前記操舵力検出手段で検出された操舵力信号に基
    づき前記電動機に対し駆動信号を出力する電動機制御手
    段と、を備えたパワーステアリング装置において、 前記油圧パワーシリンダの両圧力室相互間または両連通
    路相互間をバイパスするバイパス流路と、 該バイパス流路の途中に介装された開閉弁と、 前記パワーステアリング装置の故障状態を検出する故障
    検出手段と、 該故障検出手段でパワーステアリング装置の故障が検出
    された時は、前記開閉弁を開くフェイルセーフ制御手段
    と、が備えられていることを特徴とするパワーステアリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記故障検出手段が、前記電動機の回転
    数を検出する電動機回転数検出手段を含み、 前記電動機制御手段による電動機が駆動状態でありかつ
    前記電動機回転数検出手段で検出された電動機の回転数
    が所定未満である時は前記電動機もしくは可逆式ポンプ
    の故障であると判断するように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記電動機回転数検出手段が、前記電動
    機に流れる電流値と、電動機にかかる電圧値または前記
    電動機制御手段から出力される指令電圧値によって電動
    機の回転数を検出するように構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載のパワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記電動機回転検出手段が、前記電動機
    の回転数を検出する回転数センサで構成されていること
    を特徴とする請求項2または3に記載のパワーステアリ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 前記故障検出手段で前記パワーステアリ
    ング装置の故障状態が検出された時は、前記フェイルセ
    ーフ制御手段において前記開閉弁を開くと共に前記電動
    機への電源供給を停止させるように構成されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワース
    テアリング装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉弁が電磁弁で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパワー
    ステアリング装置。
JP2000343758A 2000-11-10 2000-11-10 パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP3909206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000343758A JP3909206B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000343758A JP3909206B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002145087A true JP2002145087A (ja) 2002-05-22
JP3909206B2 JP3909206B2 (ja) 2007-04-25

Family

ID=18818077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000343758A Expired - Fee Related JP3909206B2 (ja) 2000-11-10 2000-11-10 パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3909206B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978859B2 (en) 2003-09-18 2005-12-27 Hitachi, Ltd. Power steering system
JP2006062464A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Nissan Motor Co Ltd パワーステアリング装置
US7044262B2 (en) 2003-04-04 2006-05-16 Hitachi, Ltd. Power steering system
JP2006168705A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Hitachi Ltd モータ制御装置、パワーステアリング装置および制動力制御装置
US7155906B2 (en) 2004-03-08 2007-01-02 Hitachi, Ltd. Power steering system
JP2007062586A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd パワーステアリング装置
JP2007099038A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Hitachi Ltd パワーステアリング装置
US7210554B2 (en) 2003-09-16 2007-05-01 Hitachi Ltd. Power steering system
US7213676B2 (en) 2004-03-08 2007-05-08 Hitachi, Ltd. Power steering system
US7387186B2 (en) 2004-10-15 2008-06-17 Hitachi, Ltd. Power steering apparatus
JP2008254707A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Jtekt Corp パワーステアリング装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101530715B1 (ko) * 2008-12-19 2015-06-22 두산인프라코어 주식회사 비상조향/전기조향 통합 펌프를 이용한 휠로더의 조향 장치

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1307073C (zh) * 2003-04-04 2007-03-28 株式会社日立制作所 动力转向系统
US7044262B2 (en) 2003-04-04 2006-05-16 Hitachi, Ltd. Power steering system
DE102004044728B4 (de) * 2003-09-16 2008-06-12 Hitachi, Ltd. Servolenksystem
US7210554B2 (en) 2003-09-16 2007-05-01 Hitachi Ltd. Power steering system
US6978859B2 (en) 2003-09-18 2005-12-27 Hitachi, Ltd. Power steering system
US7155906B2 (en) 2004-03-08 2007-01-02 Hitachi, Ltd. Power steering system
US7213676B2 (en) 2004-03-08 2007-05-08 Hitachi, Ltd. Power steering system
CN100375696C (zh) * 2004-03-08 2008-03-19 株式会社日立制作所 动力转向装置
DE102005010063B4 (de) * 2004-03-08 2011-08-18 Hitachi, Ltd. Servolenkungssystem
JP2006062464A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Nissan Motor Co Ltd パワーステアリング装置
JP4506354B2 (ja) * 2004-08-25 2010-07-21 日産自動車株式会社 パワーステアリング装置
US7387186B2 (en) 2004-10-15 2008-06-17 Hitachi, Ltd. Power steering apparatus
DE102005049223B4 (de) * 2004-10-15 2011-11-24 Hitachi, Ltd. Hilfskraftlenkungsvorrichtung
JP2006168705A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Hitachi Ltd モータ制御装置、パワーステアリング装置および制動力制御装置
JP4615405B2 (ja) * 2004-11-22 2011-01-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置、パワーステアリング装置および制動力制御装置
JP2007062586A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd パワーステアリング装置
JP2007099038A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Hitachi Ltd パワーステアリング装置
JP2008254707A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Jtekt Corp パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3909206B2 (ja) 2007-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4373238B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2004306712A (ja) パワーステアリング装置
JP3909206B2 (ja) パワーステアリング装置
US7210554B2 (en) Power steering system
US8813902B2 (en) Hydraulic power steering system
US20040188169A1 (en) Apparatus for controlling a power-assisted steering gear in response to vehicle speed
JP2008260329A (ja) 動力舵取装置
JP4639146B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2006232271A (ja) 減じられた監視手間を有するアクティブな液圧式ステアリング
JP2001001918A (ja) 油圧式パワーステアリング装置
JP4215662B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2004306721A (ja) パワーステアリング装置
JP4315881B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3412642B2 (ja) 自動車の操舵制御装置
KR100230051B1 (ko) 자동 조향장치
JP4378094B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH11245831A (ja) 油圧式動力舵取装置
EP1582437A1 (en) Apparatus for controlling a power-assisted steering gear in response to vehicle speed
JP4188786B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3748401B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4378099B2 (ja) パワーステアリング装置
JPS62218283A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2007313911A (ja) パワーステアリング装置
JPH111171A (ja) 油圧式自走車両の緊急油圧操舵装置
JPS62199568A (ja) 切換弁を備えた車両の4輪操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041112

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050831

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees