JP3412642B2 - 自動車の操舵制御装置 - Google Patents

自動車の操舵制御装置

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JP3412642B2
JP3412642B2 JP27829493A JP27829493A JP3412642B2 JP 3412642 B2 JP3412642 B2 JP 3412642B2 JP 27829493 A JP27829493 A JP 27829493A JP 27829493 A JP27829493 A JP 27829493A JP 3412642 B2 JP3412642 B2 JP 3412642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングの操作力
をアシストするパワーステアリング機構と、車両の走行
状況に応じた操舵を自動的に行う自動操舵機構とを有す
る自動車の操舵制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−205505号
公報に示されるように、ステアリング装置のステアリン
グロッドに設けられたパワーシリンダと、このパワーシ
リンダに対する油圧の給排を行うスプールバルブとを有
するパワーステアリング機構によってステアリングホイ
ールの操作力をアシストするように構成された自動車の
操舵制御装置において、上記スプールバルブの両端部に
臨むように一対の油圧室を形成するとともに、この油圧
室に対するパイロット圧を供給する自動操舵用バルブを
設けることにより、上記スプールバルブのスプールをそ
の軸方向に駆動して自動車の走行状況に対応した自動操
舵運転を行うようにしたものが知られている。また、上
記スプールバルブに代えてロータリバルブをパワーステ
アリング機構に設けることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように自動操舵
運転時に、パワーステアリング機構を構成するロータリ
バルブ等を介してパワーシリンダに対する作動油の給排
制御を実行するように構成した場合には、ステアリング
ホイールの操作力に応じた適度のアシスト力を付与する
機能と、自動車の走行状況に対応した適正な角度に舵角
を設定する機能とを両立させることが困難であるという
問題がある。
【0004】すなわち、上記ロータリバルブは、ステア
リングホイールの操作力に応じてパワーシリンダに供給
される作動油の圧力を制御する圧力制御バルブからなっ
ており、このようなロータリバルブをコントローラから
出力される制御信号に応じてステアリング機構の作動位
置を所定位置に設定する位置制御バルブとして利用する
ようにした構成によると、バルブの構造が複雑になると
ともに、上記作動油の圧力制御と、パワーシリンダの作
動位置制御との両方を迅速かつ正確に実行することが困
難であるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成でパワーシリンダに供給
される作動油の圧力制御と、パワーシリンダの作動位置
制御とを迅速かつ正確に実行することができる自動車の
操舵制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ステアリングホイールの操作力をアシストするパワース
テアリング機構と、車両の走行状況に応じた操舵を自動
的に行う自動操舵機構と、上記パワーステアリング機構
もしくは自動操舵機構から供給される作動油によってス
テアリングシャフトを駆動するパワーシリンダとを備え
た自動車用の操舵装置であって、上記パワーシリンダに
供給される作動油の圧力を制御するパワーステアリング
機構の圧力制御バルブと、パワーシリンダの作動位置を
制御する自動操舵機構の位置制御バルブとを並列に設け
るとともに、上記パワーステアリング機構の圧力制御バ
ルブに対する作動油の供給状態と、自動操舵機構の位置
制御バルブに対する作動油の供給状態とを切り替える切
替バルブを設け、かつパワーステアリング機構の圧力制
御バルブと、パワーシリンダとを接続する作動油の給排
ラインに、複数の開閉バルブを並列に設け、自動操舵運
転時に上記開閉バルブを閉止状態とするように構成した
ものである。
【0007】請求項2に係る発明は、ステアリングホイ
ールの操作力をアシストするパワーステアリング機構
と、車両の走行状況に応じた操舵を自動的に行う自動操
舵機構と、上記パワーステアリング機構もしくは自動操
舵機構から供給される作動油によってステアリングシャ
フトを駆動するパワーシリンダとを備えた自動車用の操
舵装置であって、上記パワーシリンダに供給される作動
油の圧力を制御するパワーステアリング機構の圧力制御
バルブと、パワーシリンダの作動位置を制御する自動操
舵機構の位置制御バルブとを並列に設けるとともに、油
圧源からパワーステアリング機構の圧力制御バルブおよ
び自動操舵機構の位置制御バルブに対して作動油を供給
する作動油の供給ラインと、上記圧力制御バルブおよび
位置制御バルブから導出された作動油を排出する作動油
の排出ラインとを設け、上記パワーステアリング機構に
対する作動油の供給状態と、自動操舵機構の位置制御バ
ルブに対する作動油の供給状態とを選択的に切り替える
切替バルブを上記作動油の供給ラインに設けるととも
に、上記作動油の排出ラインを常時開放状態に維持する
ように構成したものである。
【0008】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2に記載の自動車の操舵制御装置であって、中立位置
においてパワーシリンダに対する作動油の流れを解放す
る圧力制御バルブをパワーステアリング機構に設けると
ともに、中立位置においてパワーシリンダに対する作動
油の流れを遮断する位置制御バルブを自動操舵機構に設
けたものである。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、自動操舵機
構の作動時には、位置制御バルブに対する作動油の供給
が行われるように、切替バルブの切替位置が選択される
ことにより、上記位置制御バルブによってパワーシリン
ダの作動位置が制御されることになる。また、上記自動
操舵機構の非作動時には、パワーステアリング機構の圧
力制御バルブに対する作動油の供給が行われるように切
替バルブの切替位置が選択されることにより、上記圧力
制御バルブによってパワーシリンダに供給される作動油
の圧力が制御されることになる。また、自動操舵機構の
作動時に、 パワーステアリング機構の給排ラインが開閉
バルブによって遮断されるため、パワーシリンダから排
出された作動油が上記パワーステアリング機構の圧力制
御バルブに導出されることが防止されるとともに、複数
設けられた開閉バルブのうちの一つに故障が生じた場合
においても、他の開閉バルブによってパワーステアリン
グ機構の給排ラインが必要に応じて開放または遮断され
る。
【0010】上記請求項記載の発明によれば、作動油
の供給ラインに設けられた切替バルブの作動に応じ、上
記パワーステアリング機構の圧力制御バルブおよび自動
操舵機構の位置制御バルブに対する作動油の供給状態が
適正に制御されるとともに、上記切替バルブの作動時に
おいても排出ラインによる作動油の排出機能が維持され
ることになる。
【0011】上記請求項記載の発明によれば、パワー
ステアリング機構の圧力制御バルブおよび自動操舵機構
の位置制御バルブが中立位置にセットされる通常時に
は、自動操舵機構の作動が停止されてパワーステアリン
グ機構による操舵力のアシスト作用が得られることにな
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る自動車の操舵制御装置の
実施例を示している。この操舵制御装置は、ステアリン
グ装置を構成するステアリングロッド1と、このステア
リングロッド1をその軸方向に摺動変位させるパワーシ
リンダ2と、このパワーシリンダ2に供給される作動油
の圧力を制御して上記ステアリングロッド1に付与され
る操舵アシスト力を制御するパワーステアリング機構3
と、上記パワーシリンダ2に供給される作動油の流量を
制御してステアリングロッド1の作動位置を制御する自
動操舵機構4と、ステアリングホイールの操舵角度を検
出する舵角センサ43とが設けられている。
【0013】上記パワーシリンダ2は、ステアリングロ
ッド1に外嵌されたシリンダ本体5と、上記ステアリン
グロッド1に固着されてシリンダ本体5の内部を左右の
油圧室6,7に区画するピストン8とを有している。そ
して、例えば上記シリンダ本体5の右方の油圧室7に作
動油が供給されると、左方の油圧室6内の作動油が外部
に導出されてステアリングロッド1が左方に摺動するよ
うになっている。
【0014】また、上記パワーステアリング機構3は、
図外のエンジンによって駆動される油圧ポンプ9と、こ
の油圧ポンプ9の吐出口に接続された作動油の供給ライ
ン10と、この供給ライン10上に設けられた温度計1
1、オイルフィルター12および切替バルブ13と、上
記供給ライン10に供給された作動油の圧力を制御する
圧力制御バルブ14と、この圧力制御バルブ14と上記
パワーシリンダ2の両油圧室6,7とを接続する作動油
の給排ライン15,16と、上記圧力制御バルブ14と
リザーブタンク17とを接続する作動油の排出ライン1
8と、この排出ライン18上に設けられたオイルクーラ
19とを有している。
【0015】そして上記油圧ポンプ9から切替バルブ1
3および供給ライン10を介して上記圧力制御バルブ1
4に供給された作動油が、この圧力制御バルブ14によ
って圧力制御された後に、上記両給排ライン15,16
の何れか一方を介してパワーシリンダ2に供給される。
また、このパワーシリンダ2から導出された作動油が、
両給排ライン15,16の他方から上記圧力制御バルブ
14を介してリザーブタンク17内に排出されるように
なっている。なお、上記油圧ポンプ9から供給ライン1
0に吐出された作動油は、その温度が上記温度計11に
よって計測され、この計測結果に応じて上記オイルクー
ラ19が作動することにより、上記作動油が所定温度に
冷却されるように構成されている。
【0016】上記圧力制御バルブ14は、図2ないし図
4に示すように、ステアリングシャフトからなる入力軸
20に直結されたロータ21と、ウォームシャフトから
なる出力軸22に連結されるとともに、上記ロータ21
に外嵌されたスリーブ23と、上記作動油の供給ライン
10、給排ライン15,16および排出ライン18の接
続口10a,15a,16a,18aが形成されたバル
ブケース24とを有するロータリバルブからなってい
る。そしてステアリングホイールの操作力に応じて上記
入力軸20と出力軸22とを連結するトーションバー2
5に捩じれ変形が生じ、上記ロータ21とスリーブ23
との間に相対角変化が生じるこにより、作動油の供給
方向の切り替えと圧力制御とが実行されるように構成さ
れている。
【0017】すなわち、ステアリングホイールが所定の
操作位置に保持されて上記スリーブ23が図3に示す中
立位置にある場合には、上記両給排ライン15,16の
接続口15a,15aがスリーブ23の外周面に形成さ
れた凹部23aを介して互いに連通した状態となるとと
もに、上記供給ライン10の接続口10aと、排出ライ
ン18の接続口18aとが相連通した状態となるように
設定されている。これによって上記中立位置において
は、パワーシリンダ2の両油圧室6,7が上記両給排ラ
イン15,16を介して互いに接続され、上記両油圧室
6,7間の作動油の流れが許容されることになる。ま
た、上記供給ライン10を介して圧力制御バルブ14に
供給された作動油が、排出ライン18を介してリザーブ
タンク17に戻されるようになっている。
【0018】また、ステアリングホイールが操作されて
上記ロータ21とスリーブ23との間に相対角変化が生
じると、例えば図4に示すように、上記供給ライン10
の接続口10aがスリーブ23の凹部23aを介して一
方の給排ライン16の接続口16aに連通するととも
に、上記排出ライン18の接続口18aがスリーブ23
の凹部23aを介して他方の給排ライン15の接続口1
5aに連通した状態となる。
【0019】上記操作位置においては、供給ライン10
から上記圧力制御バルブ14および給排ライン16を介
してパワーシリンダ2の右方の油圧室7内に作動油が供
給されるとともに、左方の油圧室6内の作動油が上記給
排ライン15および圧力制御バルブ14を介して排出ラ
イン18に導出される。これによって上記ピストン8お
よびステアリングロッド1が図の左側に付勢されて操舵
アシスト力が得られることになる。
【0020】上記の例と逆方向にステアリングホイール
が操作されると、供給ライン10から上記圧力制御バル
ブ14および給排ライン15を介してパワーシリンダ2
の左方の油圧室6内に作動油が供給されるとともに、右
方の油圧室7内の作動油が上記給排ライン16および圧
力制御バルブ14を介して排出ライン18に導出され
る。これによって上記ステアリングロッド1を図の右側
に付勢する操舵アシスト力が得られることになる。
【0021】そして、上記ステアリングホイールの操作
量が変化してロータ21とスリーブ23との相対角変化
量が増減すると、スリーブ23の凹部23aを介して連
通する上記供給ライン10と、給排ライン15,16の
一方との連通面積が変化して上記作動油の供給圧力が調
節される。また、同様にして上記排出ライン18と、給
排ライン15,16の他方との連通面積が変化して上記
作動油の排出抵抗が調節される。この結果、ステアリン
グホイールの操作状態に対応した操舵アシスト力が得ら
れることになる。
【0022】また、上記給排ライン15,16上には、
図1に示すように、両給排ライン15,16を同時に開
閉する一対の開閉バルブ26,27が並列に設置されて
いる。上記両開閉バルブ26,27は、通常時に開放状
態となって上記両給排ライン15,16と、圧力制御バ
ルブ14とを導通させ、後述する自動操舵機構3の作動
時に、上記開閉バルブ26,27が閉止状態となって上
記パワーシリンダ2の油圧室6,7から導出された作動
油が上記圧力制御バルブ14に導出されるのを阻止する
ように構成されている。
【0023】上記自動操舵機構3は、一端部が上記切替
バルブ13に接続された作動油の供給ライン28と、こ
の供給ライン28に導入された作動油の流量および流通
経路を制御して上記パワーシリンダ2の作動位置を制御
する位置制御バルブ29と、この位置制御バルブ29と
上記パワーステアリング機構2の給排ライン15,16
とを連結する連結ライン30,31と、上記位置制御バ
ルブ29とパワーステアリング機構2の排出ライン18
とを連結する排出ライン32とを有している。
【0024】そして自動操舵運転時には、上記切替バル
ブ13が図の左方に駆動されてこの切替バルブ13から
供給ライン28に作動油が導入され、この作動油が位置
制御バルブ29から上記両連結ライン30,31および
両給排ライン15,16の何れか一方を介してパワーシ
リンダ2に導入されるとともに、このパワーシリンダ2
から導出された作動油が、両給排ライン15,16およ
び両連結ライン30,31の他方から上記位置制御バル
ブ29および排出ライン32,18を介してリザーブタ
ンク17内に排出されるようになっている。
【0025】また、上記両連結ライン30,31には、
上記パワーシリンダ2から導出された作動油の位置制御
バルブ29への流入を阻止するチェックバルブ33と、
このチェックバルブ33をバイパスするバイパスライン
34とがそれぞれ設けられ、このバイパスライン34に
は、上記パワーシリンダ2から導出された作動油の位置
制御バルブ29への流入を許容するチェックバルブ35
と、オイルフィルタ36とが設けられている。これによ
って上記パワーシリンダ2から導出された作動油が位置
制御バルブ29に供給される際には、必ずオイルフィル
タ36を通過するように構成されている。
【0026】上記位置制御バルブ29は、図5および図
6に示すように、上記供給ライン28、両連結ライン3
0,31および上記排出ライン32の接続口28a,3
0a,31a,32aが形成されたバルブ本体37と、
このバルブ本体37内に摺動自在に設置されたスプール
38と、このスプール38を中立位置に付勢するコイル
スプリング39,39と、上記スプール38を摺動変位
させる比例ソレノイド40,40とを有している。上記
スプール38が中立位置に保持された通常時には、上記
各接続口28a,30a,31a,32aがスプール3
8によって閉止されて上記パワーシリンダ2に対する作
動油の供給および上記リザーブタンク17に対する作動
油の排出が遮断されるようになっている。
【0027】そして、後述のコントローラから出力され
る制御信号に応じて上記比例ソレノイド40が作動し、
図6に示すように、上記スプール38が一方に摺動する
と、このスプール38に形成された段部38aを介して
上記両連結ライン30,31の接続口30a,31aの
一方が、供給ライン28の接続口28aに連通するとと
もに、上記接続口30a,31aの他方が、バルブ本体
37に形成された連通孔41を介して排出ライン32の
接続口32aに連通した状態となって上記パワーシリン
ダ2に対する作動油の供給および排出が行われることに
なる。
【0028】また、上記スプール38の摺動方向を逆転
させることにより、上記供給ライン28および排出ライ
ン32に連通する連結ライン30,31が変化し、これ
に応じてパワーシリンダ2に対する作動油の流れが反転
する。さらに、上記比例ソレノイド40によってスプー
ル38の摺動量が制御されることにより、上記供給ライ
ン28と、連通ライン30,31の一方との連通面積が
変化してパワーシリンダ2に対する作動油の供給流量が
調節されるとともに、上記排出ライン32と、連通ライ
ン30,31の他方との連通面積が変化して上記リザー
ブタンク17に対する作動油の排出流量が調節されるよ
うに構成されている。
【0029】このようにして上記パワーシリンダ2の油
圧室6,7に対する作動の供給方向および流量が調節さ
れてパワーシリンダ2の作動位置、つまりピストン8の
変位位置が制御されることにより、走行路の境界線部と
一定距離を維持しつつ走行する等の自動操舵運転が行わ
れることになる。なお、この自動操舵運転時に、ステア
リングホイールが操作された場合には、手動操作に応じ
てステアリング機構に付与される操舵力により、上記自
動操舵機構4の駆動力に抗して転舵が行われることにな
る。
【0030】上記切替バルブ13は、コントローラから
出力される制御信号に応じ、パワーステアリング機構3
の供給ライン10を連通状態とするとともに、自動操舵
機構4の供給ライン28を遮断状態とするパワーステア
リング作動位置と、上記パワーステアリング機構3の供
給ライン10を遮断状態とするとともに、自動操舵機構
4の供給ライン28を連通状態とする自動操舵運転位置
とに選択的に切替制御されるように構成されている。
【0031】図7は、上記自動操舵機構4の制御を実行
する制御部を示している。この制御部には、マイクロコ
ンピュータを有する制御ユニット42と、ステアリング
ホイールの操舵角度を検出する舵角センサ43と、車速
を検出する車速センサ44と、方向指示器の作動状態を
検出する指示器センサ45と、白線等からなる走行路の
境界線部と車体との距離を検出する距離センサ46と、
自動操舵運転を行うことを選択するマニュアルスイッチ
47とが設けられている。
【0032】そして上記マニアルスイッチ47がON状
態で、しかも車両が走行ラインから逸脱する可能性が高
い時に、上記切替バルブ13を自動操舵運転位置に切り
替える切替信号と、上記パワーステアリング機構3の開
閉バルブ26,27を閉止状態とする制御信号と、車体
から上記境界線部までの距離を一定にするように上記自
動操舵機構4の位置制御バルブ29を作動させる制御信
号と、ブザー等からなる警報器48を作動させる指令信
号とが制御ユニット42から出力されるように構成され
ている。
【0033】上記制御ユニット42によって実行される
自動操舵運転の制御動作を図8に示すフローチャートに
基づいて説明する。上記制御動作がスタートすると、ま
ずステップS1において、マニュアルスイッチ47がO
N状態であるか否かを判定する。この判定結果がNOで
ある場合には、自動操舵制御の必要がないのでそのまま
リターンする。
【0034】上記ステップS1でYES判定された場合
には、ステップS2において、上記各センサ43,4
4,46の出力信号に基づいて現在の車速V0、走行路
の境界線部までの距離Lおよび舵角θhを読み込んだ
後、ステップ3において、上記舵角θhを微分すること
により、操舵速度dθhを算出する。
【0035】次にステップS4において、上記指示器セ
ンサ45の出力信号に基づいて方向指示器がOFF状態
であるか否かを判定する。この判定結果がNOとなって
方向指示器が作動状態にあることが確認された場合に
は、運転者が自動操舵運転を望んでいない状態であるこ
とが明確なため、ステップ6において、自動操舵運転の
制御状態を解除する。この結果、運転者によるステアリ
ングホイールの操作に応じ、パワーステアリング機構3
のアシスト力が得られる通常の運転状態となる。
【0036】また、上記ステップS4でYESと判定さ
れた場合には、ステップS5において、舵角θh、操舵
速度dθhをパラメータとして設定されたマップに基づ
いて車両の運転状態が所定領域にあるか否かを判定す
る。すなわち、舵角θhおよび操舵速度dθhが予め設
定されたしきい値以上の運転状態にあるか否かが判定さ
れる。上記ステップS5でYESと判定されて車両が上
記所定領域の運転状態にあることが確認された場合に
は、方向指示器がON状態でなくても、何らかの原因で
運転者が走行路を逸脱しようとする意思が明確であると
考えられるので、ステップS6に進み、自動操舵運転を
解除する。
【0037】上記ステップS5でNOと判定されて車両
の運転状態が上記所定領域にないことが確認された場合
には、ステップS7において、車体から走行路の境界線
部までの距離Lが、予め設定された第1しきい値L1よ
りも小さいか否かが判定される。この判定結果がYES
である場合には、車両が走行路を逸脱する可能性が高い
ため、ステップS8において、警報器48をON状態と
する制御信号を出力した後、ステップS9において、車
体から走行路の境界線部までの距離Lが、上記第1しき
い値L1よりも小さな値に設定された第2しきい値L2
よりも小さいか否かが判定される。
【0038】上記ステップS9でYESと判定されて車
体から上記境界線部までの距離Lが上記第2基準値L2
よりも小さいことが確認された場合には、上記距離Lを
確保するように自動操舵運転を実行する制御信号が自動
操舵機構4に出力される。すなわち、上記作動油の供給
ライン10に設けられた切替バルブ13を自動操舵機構
4側に切り替えるとともに、パワーステアリング機構3
の開閉バルブ26,27をそれぞれ閉止状態とした後、
車両の走行状況に対応させて上記位置制御バルブ29の
比例ソレノイド40を作動させることにより、上記距離
Lを一定値に維持するように車両の転舵状態を制御す
る。
【0039】なお、上記ステップS6あるいはステップ
S9における判定結果がNOである場合には、それぞれ
上記ステップS1にリターンする。
【0040】このようにパワーステアリング機構3の圧
力制御バルブ14と、自動操舵機構4の位置制御バルブ
29とを並列に設け、通常時には、油圧ポンプ9から吐
出された作動油を上記圧力制御バルブ14側に供給する
ように、切替バルブ13によって作動油の流路を規制す
るように構成したため、上記圧力制御バルブ14によっ
てパワーシリンダ2に供給される作動油の圧力を適正に
制御し、運転状態に適合した操舵アシスト力を得ること
ができる。
【0041】また、自動操舵運転時には、上記油圧ポン
プ9から吐出された作動油を上記自動操舵機構4の位置
制御バルブ29側に供給するように、切替バルブ13に
よって作動油の流路を切り替えることにより、上記位置
制御バルブ29によってパワーシリンダ2に供給される
作動油の流量および供給経路を迅速に変化させて走行状
態に適合した自動操舵運転を実行することができる。
【0042】また、上記位置制御バルブ14が中立位置
にある場合に作動油の流路を閉止することにより、上記
パワーシリンダ2に対する作動油の流れを遮断するよう
に構成した場合には、油圧経路が自動操舵機構4側に設
定された状態で切替バルブ13の作動が不能となる等の
フェイル時に、上記自動操舵機構4からパワーシリンダ
2に作動油が供給されることに起因してステアリングホ
イールの操作が妨げられたり、上記パワーステアリング
機構3からパワーシリンダ2に供給されるべき作動油
が、上記給排ライン30,31を通ってリザーブタンク
17側に逆流する等の事態が生じるのを確実に防止する
ことができる。
【0043】さらに、切替バルブ13の作動が不良とな
ってパワーステアリング機構3に作動油が供給されなく
ても、上記のように圧力制御バルブ14が中立位置にあ
る場合に作動油の流路を連通させることにより、上記パ
ワーシリンダ2に対する作動油の流れを許容するように
構成した場合には、手動によるステアリング操作時に、
パワーシリンダ2の油圧室6,7内に充填された作動油
が上記ステアリング操作の抵抗となることが防止され、
軽い力でステアリングホイールの操作を行うことができ
る。
【0044】また、上記パワーステアリング機構3の圧
力制御バルブ14と、パワーシリンダ2とを接続する作
動油の給排ライン15,16に、開閉バルブ26,27
を設け、自動操舵運転時に上記開閉バルブ26,27を
閉止状態とするように構成した場合には、上記自動操舵
運転時にパワーシリンダ2から導出された作動油が上記
圧力制御バルブ14に供給されて自動操舵運転状態が損
なわれるという事態の発生を確実に防止することができ
る。
【0045】なお、上記圧力制御バルブ14とリザーブ
タンク17とを接続する排出ライン18に開閉バルブを
設けることにより、上記自動操舵運転状態が損なわれな
いように構成することもできるが、この場合には、パワ
ーシリンダ2から導出された作動油が上記圧力制御バル
ブ14に供給されてこの圧力制御バルブ14のシール性
が損なわれる可能性があるため、上記構成を採用するこ
とが望ましい。
【0046】また、上記のように給排ライン15に一対
の開閉バルブ26,27を並列に設けた構成によると、
一方の開閉バルブ26,27に故障が生じてその作動が
不能となった場合においても、パワーステアリング機構
3によるアシスト力を発揮させる通常運転時に上記圧力
制御バルブ14による作動油の圧力制御機能が損なわれ
るのを確実に防止することができる。
【0047】また、上記のように作動油の供給ライン1
0,28の分岐部に切替バルブ13を設けたため、上記
圧力制御バルブ14もしくは位置制御バルブ29の非作
動時に、これらに作動油が供給されてそのシール性が損
なわれるのを効果的に防止することができる。さらに、
上記作動油の排出ライン18,32を常時開放状態とし
てリザーブタンク17に連通させるように構成したた
め、上記切替バルブ13の切替操作時等においても、上
記排出ライン18,32からリザーブタンク17に排出
される作動油の流れが妨げられることがなく、これによ
って油圧回路に設けられた各バルブに不要な油圧が作用
することを防止し、その耐久性が低下することを効果的
に抑制することができる。
【0048】なお、作動油の供給ライン10,28の分
岐部に設けられた切替バルブ13省略し、上記圧力制
御バルブ14および位置制御バルブ29の両方に常時作
動油を供給するように構成してもよい。そして、自動操
舵機構4を作動させる必要のない通常時には、位置制御
バルブ29によって自動操舵機構4を介した作動油の流
れを遮断し、自動操舵運転時には、上記開閉バルブ2
6,27および排出ライン18上の圧力制御バルブ14
から排出ライン32との分岐部との間に設けられた開閉
バルブ等によってパワーステアリング機構3を介した作
動油の流れを遮断するようにした構造としてもよい。
【0049】また、上記実施例では、パワーステアリン
グ機構3の圧力制御バルブ14としてロータリバルブを
用いているが、これに代えてスプールバルブタイプ等の
従来周知の制御バルブを用いてもよい。さらに、上記比
例ソレノイド40によって駆動されるように構成された
自動操舵機構4の位置制御バルブ29に代え、パイロッ
ト油圧によって駆動される制御バルブ等を使用した構造
としてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、パワー
ステアリング機構の圧力制御バルブと、自動操舵機構の
位置制御バルブとを並列に設けるとともに、上記圧力制
御バルブに対する作動油の供給状態と、上記位置制御バ
ルブに対する作動油の供給状態とを切り替える切替バル
ブを設けたため、通常時に、上記圧力制御バルブによっ
てパワーシリンダに供給される作動油の圧力を適正に制
御し、運転状態に適合した操舵アシスト力を得ることが
できるとともに、自動操舵運転時に、上記位置制御バル
ブによってパワーシリンダに供給される作動油の流量お
よび流通経路を迅速に変化させて車両の走行状況に適合
した自動操舵運転を実行することができる。また、上記
パワーステアリング機構の圧力制御バルブと、パワーシ
リンダとを接続する作動油の給排ラインに、複数の開閉
バルブを並列に設け、自動操舵運転時に上記開閉バルブ
を閉止状態とするように構成したため、上記自動操舵運
転時にパワーシリンダから導出された作動油が上記圧力
制御バルブに供給されて自動操舵運転状態が損なわれる
という事態の発生を確実に防止できるとともに、一方の
開閉バルブに故障が生じてその作動が不能となった場合
においても、パワーステアリング機構によるアシスト力
を発揮させる通常運転時に、上記圧力制御バルブによる
作動油の圧力制御機能が損なわれるという事態の発生を
確実に防止できるという利点がある
【0051】また、油圧源からパワーステアリング機構
の圧力制御バルブおよび自動操舵機構の位置制御バルブ
に対して作動油を供給する作動油の供給ラインに、上記
切替バルブを設けるとともに、上記圧力制御バルブおよ
び位置制御バルブから導出された作動油を排出する作動
油の排出ラインを常時開放状態に維持するようにした構
成によると、上記圧力制御バルブもしくは位置制御バル
ブの非作動時に、これらに作動油が供給されてそのシー
ル性が損なわれるのを効果的に防止することができると
ともに、上記切替バルブの切替操作時に、上記排出ライ
ンから排出される作動油の流れが妨げられることがな
い。したがって、油圧回路に設けられた各バルブに不要
な油圧が作用することを確実に防止し、その耐久性の低
下を効果的に抑制することができる。
【0052】さらに、上記圧力制御バルブの中立位置お
いて、パワーシリンダに対する作動油の流れを許容する
ように構成した場合には、手動によるステアリング操作
時に、パワーシリンダ内の作動油が上記ステアリング操
作の抵抗となることを防止し、軽い力でステアリングホ
イールを操作することができる。さらに、上記位置制御
バルブの中立位置において、パワーシリンダに対する作
動油の流れを遮断するように構成した場合には、フェイ
ル時に、上記自動操舵機構からパワーシリンダに作動油
が供給されて手動によるステアリング操作が妨げられた
り、上記パワーステアリング機構からパワーシリンダに
供給されるべき作動油が排出ライン側に逆流する等の事
態が生じるのを確実に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の操舵制御装置の実施例を
示す油圧回路図である。
【図2】上記油圧回路に設けられた圧力制御バルブの具
体構造を示す縦断面図である。
【図3】上記圧力制御バルブの横断面図である。
【図4】上記圧力制御バルブの作動状態を示す横断面図
である。
【図5】上記油圧回路に設けられた位置制御バルブの具
体構造を示す断面図である。
【図6】上記位置制御バルブの作動状態を示す作動状態
を示す断面図である。
【図7】上記油圧回路の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図8】上記操舵制御装置の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ステアリングロッド 2 パワーシリンダ 3 パワーステアリング機構 4 自動操舵機構 9 油圧ポンプ(油圧源) 10,28 供給ライン 13 切替バルブ 14 圧力制御バルブ 15,16 給排ライン 18,32 排出ライン 26,27 開閉バルブ 29 位置制御バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの操作力をアシス
    トするパワーステアリング機構と、車両の走行状況に応
    じた操舵を自動的に行う自動操舵機構と、上記パワース
    テアリング機構もしくは自動操舵機構から供給される作
    動油によってステアリングシャフトを駆動するパワーシ
    リンダとを備えた自動車用の操舵装置であって、上記パ
    ワーシリンダに供給される作動油の圧力を制御するパワ
    ーステアリング機構の圧力制御バルブと、パワーシリン
    ダの作動位置を制御する自動操舵機構の位置制御バルブ
    とを並列に設けるとともに、上記パワーステアリング機
    構の圧力制御バルブに対する作動油の供給状態と、自動
    操舵機構の位置制御バルブに対する作動油の供給状態と
    を切り替える切替バルブを設け、かつパワーステアリン
    グ機構の圧力制御バルブと、パワーシリンダとを接続す
    る作動油の給排ラインに、複数の開閉バルブを並列に設
    け、自動操舵運転時に上記開閉バルブを閉止状態とする
    ように構成したことを特徴とする自動車の操舵制御装
    置。
  2. 【請求項2】 ステアリングホイールの操作力をアシス
    トするパワーステアリング機構と、車両の走行状況に応
    じた操舵を自動的に行う自動操舵機構と、上記パワース
    テアリング機構もしくは自動操舵機構から供給される作
    動油によってステアリングシャフトを駆動するパワーシ
    リンダとを備えた自動車用の操舵装置であって、上記パ
    ワーシリンダに供給される作動油の圧力を制御するパワ
    ーステアリング機構の圧力制御バルブと、パワーシリン
    ダの作動位置を制御する自動操舵機構の位置制御バルブ
    とを並列に設けるとともに、油圧源からパワーステアリ
    ング機構の圧力制御バルブおよび自動操舵機構の位置制
    御バルブに対して作動油を供給する作動油の供給ライン
    と、上記圧力制御バルブおよび位置制御バルブから導出
    された作動油を排出する作動油の排出ラインとを設け、
    上記パワーステアリング機構に対する作動油の供給状態
    と、自動操舵機構の位置制御バルブに対する作動油の供
    給状態とを選択的に切り替える切替バルブを上記作動油
    の供給ラインに設けるとともに、上記作動油の排出ライ
    ンを常時開放状態に維持するように構成したことを特徴
    とする自動車の操舵制御装置。
  3. 【請求項3】 中立位置においてパワーシリンダに対す
    る作動油の流れを解放する圧力制御バルブをパワーステ
    アリング機構に設けるとともに、中立位置においてパワ
    ーシリンダに対する作動油の流れを遮断する位置制御バ
    ルブを自動操舵機構に設けたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の自動車の操舵制御装置。
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